多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→相棒−劇場版III− 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ


相棒−劇場版III−
巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ

5/7鑑賞

 これは……やっちゃいましたね……。
 こんなに政治色濃かったっけ?って感じでした。
 あと、右京さんのキャラがえらいキャピキャピしてて戸惑ったんだけど、こんな風でしたっけ?

 物語は鳳凰島というところから。
 なんか水面からぼこぼこ人が出てきて気持ち悪い。
 何かの訓練してるみたいですね。
 でも爆発が起きたりとか割と本格的っていうか過激で危ない。
 この後、良い攻撃方法を伝授しようとか言ってて、シャベルで戦闘してたけど、シャベルは
武器として使うの結構いいらしいよ。
 この時、岩代という人が、戦闘に加わるように言われたんだけど、なんか全然やる気ない
っぽい感じだった。
 こういうのって自分で志願してやってくるものだろうから、何かを探りにきたのかなぁ?という
感じはこの時点でしますね。

 そういうわけでこれらは一連の訓練であり、体験が出来るみたいで、それを終えた一般人の
人らは八丈島に戻る、と。

 そんな中、その鳳凰島で事件が起きました。
 馬房の中で男が死んでいる。
 それを迷惑そうに見る馬。(おいやめろ)
 しかも現場検証のため外に出された。
 馬にとってはとんだ迷惑ですな。
 んで八丈島から刑事がやってきました。
 どうやら、馬に蹴られて死んだらしいです。
 死んでいたのはあのやる気のなかった岩代。
 うーんでも、馬のこと知らなさそうじゃないし、うかつに近寄るかなぁ。

 一方右京さんは、甲斐君と登庁。
 甲斐が、馬に蹴られて人が死んだみたいですよーという記事を見せてくるから何かと
思ったら、先日イギリスから帰る時に台湾によって競馬楽しんだくらい、右京さんは馬が
好きなんだそうです。
 イギリスってあのXdayのやつか。
 あれはなかなか面白かったんだけどなあ…。
 んで二人が匿名係にやってくると、神戸さんがいた。
 馬で蹴られて死んだ人のことについて話があってきたらしい。

 なんでも鳳凰島には、民兵が住んでいるみたいなんだけども、その島で非合法兵器を
作っているという噂があると。
 それで公安部の監視対象になっているのだそうです。
 訓練兵を募集してはいるけど、三泊四日という短い期間だから、調べもなかなか進まない
らしいです。なるほど、今までに何人か潜り込ませてそうだな。
 ただ、警察があまりいって、正体がバレるとややこしいことになると。
 なんでも、国防の意識を持つのはいいことだ、みたいな感じで、自衛隊とか防衛省は彼らを
応援してるし、何よりメンバーは陸自OBなのだとか。
 あーそりゃー下手につつくとややこしいことになりますな。
 ここでメンバーがずらずらっと出てきますが、紹介が早すぎて覚えきれない。
 まあ、覚えておくべきなのはリーダーの~室、唯一の女性、高野くらいですかね。
 そして死んでいた岩代。彼は即応予備自衛官でした。普段は会社員で呼び出されたら
自衛隊として働くってやつね。
 そして、若狭という社長がいて、岩代はその会社で働いていた。
 鳳凰島は若狭の会社が所有するものだそうです。
 なぜ若狭がこういうことをしているかというと、昔防衛大学を出たんだけど、自衛隊に
入らなかったから、なんか国防に関わるようなことをしているらしい。
 あと、栗山というのが今の防衛大臣。
 栗山も、民兵支持の立場らしいです。
 そういうわけで神戸としては、2人が興味示して(勝手に)いってくれたら嬉しいなあー、
あ、念のため飛行機のチケットおいときますね!ってことで去って行きました。
 ムチャブリすぎるな。
 でもこれは次長の指示だそうです。
 次長としては、命令で行かせたとなると最終的な責任が警察に回ってくるから面倒
だけど、特命係が興味を示して勝手にいったということにしておけば、自衛隊にも申し開きが
しやすい、ということらしい。
 こいつかなりの策士だなあ。
 官房長も食えない人だったけど。

 ~室は若狭に電話をかけて、岩代の両親が、八丈島に運んだ岩代の遺体を引き取りに来ると
告げていました。
 私物は後で実家に送ると。

 そういうわけで結局島にやってきた右京さんと甲斐。
 甲斐は携帯がつながらないとか騒いでる。
 ~室は、衛星携帯をここでは使ってると言います。
 ネットもあるらしい。
 つーか、この後ジープに乗り込むんだけど、ここのシーン実はすごいんですよ。
 普通役者さんが車に乗り込んで発進するという時、危険なので、乗り込んだシーンを
ワンカットとして映し、車が動き出すシーンはまた別のカットで撮って、俳優さんではなく
別の人を載せて発進というやり方をすることが多いです。
 でもここはふっつーに乗り込んで発進したからすごいなと思って。
 最近はこういうの増えてるんですかね?まあいいや。

 さて島の中の訓練場についた二人。
 右京さんは、岩代の死体を発見したという因幡に話を聞いてる。
 馬房の中にやってくると、何か落ちているのを発見した。
 それは、ベルトを固定するベルトとおしでした。
 なぜこんなところに、と言う右京に~室が、それは私のだという。
 なんでこんなところに落ちたんでしょうね?

 また、もう一つの馬房を覗くとそこは使ってないらしく何もないんだけど、馬糞があると
右京さん指摘。
 ~室は、死体が発見された時にいったんこの馬のヤマトを移したんだという。
 その時フンをしたんだろう、と。
 つーか右京さん、馬が好きだからってテンション上がりすぎです。
 まあこの時点である発見をしていたのだけれど。

 その後、蹄鉄が並べてあるのを見てウキウキしてる右京さん。
 ある程度たまったら処分するという~室に、幸運を呼ぶグッズなんですよとか
言ってるけど、そりゃ興味ない人は興味ないだろうて…。
 
 ちなみに岩代は、三泊四日の訓練と違って一月の長期訓練で入ってたらしい。
 ~室としてはスポンサーに頼まれたから嫌とも言えず、みたいな状況で。
 つーかヤマトくんがなんか落ち着きないんだけど。どうした。
 その岩代ですが、この頃、両親が遺体と直面していて、若狭は遺体の運搬費用とか
その他、全部自分が出すとか言ってた。
 これは絶対何かあって岩代を潜入させていた、と見るべきでしょうな…。
 このあたり右京さんはもう目をつけてそうだけども。

 防衛省の方では、鳳凰島で兵器が、しかも生物兵器が作られているらしいという
疑念について、一度きちんと上陸して調べてみねばって話が出てるけど、今警察が
いる、その警察と鉢合わせをするのはまずいし、事件化されても困る、と。
 何かしてきそうだなあ。

 さて鳳凰島。
 右京さんが、海に石投げたりしててめっちゃ可愛いんだけど。
 何してんだよ。
 甲斐曰く、なんか考えごとをしてるらしいです。
 高野がいぶかしむのもある意味仕方ないなこれ。
 右京さん、すたすたともどってきて、馬糞が気になります、と言い出した。
 一度踏まれた跡があると。
 高野は、~室の言うとおり、岩代の死体が発見されてうつした時にフンをしたの
だろう、というけど右京さんは、以前に一度そちらにヤマトが移されていた時にフンを
し、その後岩代の死体が発見されてもう一度移された時に踏まれた、と考えられなくも
ないとか言い出した。
 なるほど。
 そして若狭が島にやってきて、右京さんらに会うことになるんだけど、右京さんは
会議室(というのかな?)の壁に飾ってある写真にすごい興味を示してて、若狭ガン無視
なのめっちゃ笑った。
 右京さん、ちょっと落ち着いて!
 しかも甲斐が促したんで戻ってきたんだけど、今度はステッキが沢山ある!とか
言い出したし。(~室は足が悪いのでステッキをついてる)
 今~室が使ってるステッキは皆からの贈り物なのでこれを主に使ってるらしいです。
 うん、右京さん思い出して!
 若狭さん律儀に待ってくれてる!!!!

 ここで若狭は右京に、防衛大を出ていながら任官を拒否したことの罪滅ぼしとして
この島を買い、こういう風なことをさせているという話をする。
 まあそれはともかくとして、夜も遅くなったので右京らは宿泊設備があるとこに通される
んだけど、先に入った右京さんがさりげなく脇によけて、高野を中に入れているのも
いいですなぁ。
 この映画、中身はアレなんだけど、そういうさりげないシーンがやっぱ自然でいいなと
思います。

 それで右京は、どうやらこれは事故ではなさそうだ、と言う。
 殺しでしょうと。
 この後右京は因幡に発見時の様子を聞きに行くけれど、彼は、発見した時点で
岩代は助からなかった、と言う。
 発見したのは、岩代はヤマトのことが好きでよくいってたから、探してた時に馬房へ
いったらしいです。
 あと、叱るために探してたと。
 訓練に身が入ってなかったんだって。
 なるほど。
 この後食事になるんだけど、右京の様子がおかしいので何かと思ったら、話を切り出す
タイミングを待ってたらしい。
 右京さんは皆に、蹄鉄が1つなくなってたんだけど誰か知りませんか、幸運のお守りと
して持ってませんか、と聞くけど誰も名乗り出なかった。
 
 さて栗山ですが、警察があの島にいってるそうじゃないか、みたいな抗議を次長に
してるけど、次長はしれっと、あの二人が勝手にーとか言ってる。
 あと甲斐はこの次長の息子らしいです。
 バカ息子め…。
 まあともかく、じゃああの二人を連れ戻しますわ、と言った次長。
 そこで白羽の矢が立ったのが、捜査一課の三馬鹿…もとい、伊丹らでした。
 彼らが適任とか言ってる次長。
 実は、本当に連れ戻して欲しいわけではなく、「ミイラ取りがミイラになる」という展開を
次長は望んでいたようです。
 あれですわ、カリオストロ城の「あールパンを追っててとんでもないものを見つけてしまった。
どうしよう」的な。(わからん)

 さて、どうして岩代は訓練に身が入ってなかったのか。
 それは、女にうつつを抜かしていたからだと皆は証言する。
 女って一人しかいないですやん。
 そうして右京さんらが戻ってくると、部屋の中に高野がいた。
 こぇぇよおい。

 実は自分が蹄鉄をもっていたんです、という高野。
 あの場では恥ずかしくて言い出せなかったと。
 それを右京さん確認してて、わかりましたと戻しました。
 ただ、岩城があなたのことを好きになって訓練に身が入らなかったのは本当ですか?と
聞いたけど、それには答えなかった。
 絶対何かあるよなあ…。

 で、甲斐が~室に衛星電話を借りていたから、「ひょっとしてこれは、何か重要なことを連絡…!」
と思ったら、あの小料理屋で、恋人の悦子さんにハッピーバースディの歌を歌ってた。
 しかもそれを右京さんに聞かれているという羞恥プレイ。
 これは恥ずかしい!!!
 高遠さんがんばれ!(うん、それもう完全に違うドラマだから)
 そんなのたうっている甲斐をしり目に右京さんは米沢に電話。
 指紋を調べて欲しいと頼みます。
 …来てもらうのかよ…。
 あと、課長にも電話するんだけど、課長が忙しいと渋ってると、じゃあいいです、みたいな
感じで、右京さんはうまく人を操ってるなぁと思いました。
 そうして右京さんは、岩代の実家に行って欲しいみたいなことを頼んだのでありました。

 さて。
 米沢が飛行機に乗り込んでいると、先に伊丹らが乗り込んでいた。
 あ、とか言いつつお互い無視してるの笑える。
 こういうシーン好きだなぁ。
 
 栗山らの方は、~室のことについて、もし兵器が発見されてテロリスト集団ということになったら、
過去何度か彼らのことを絶賛している栗山の立場もまずいことになる、という話が。
 要するにそうならないようにすればいいっていうわけか。
 
 で、伊丹らですが、上陸を断られたらしいんだけど強引に向かっちゃったよ。
 さすが。
 若狭の方は、岩代の死が殺人である可能性を聞かされて、~室に信じていいんだな、とか
言ってたけど、~室は、信じるものはすくわれるって言ってて、それは「救われる」なのか
「掬われる」なのかどっちだよ、ってちょっと思った。
 なんか絶対隠し事してるよなぁ。
 
 あと伊丹ら強引に乗り込んできたんだけど、米沢も同じ扱い受けてて笑った。
 まあ右京さんがやってきて、約一名は自分が呼んだと言ってましたけど。
 伊丹らは、自分は密命を受けてきているというんだけど、米沢に関してはカモフラで
呼ばれたと思ったとひどいこと言ってた。
 んで米沢に電話かかってきたから何かと思ったら、右京さんが頼んでいた衛星電話を
ちゃんと持ってきたらしい。
 そして電話の相手は課長で、岩代の両親によると、自分から志願してではなくて、会社の
命令で訓練に参加すると言ってたことがわかりました。
 なるほど。
 この後右京さんは米沢とともに、蹄鉄の指紋を調べることに。
 と、ある蹄鉄で米沢は何かを見つけました。
 探し求めていたのはこれです、と。
 右京さん、これで謎が解けたと満足げなのですが。
 そんな中、彼等は自衛隊に襲われる。
 これ自衛隊の服装だから自衛隊でいいんだよね。
 つかもう動きが民兵のソレと比較にならんもんなあ。
 麻酔薬で眠らされた一同、あっという間に東京に戻されました。
 いいなぁ、片道の交通費浮いたやん!(そういう問題ではない)
 そして~室以下も、別の部隊に制圧された。
 なるほど、何か自衛隊が動くのに警察の存在は邪魔ってことですか。
 放置されて、伊丹とか死ぬかと思った!って言ってて面白かった。
 で、自衛隊は「ご協力ありがとうございました」って帰っていって、そこに課長らが
無事かっ?ってやってくる。
 防衛省からここで解放したよって連絡があったらしい。
 右京さんは事態に気付いたようですな。
 つまり、今のは陸自の特殊部隊で、「訓練」として右京さんらをあの島からここへ
連れ戻したのだと。
 こんなことが出来るのはお偉いさんでないと無理でしょうねえ。
 そして、別の訓練があの島であってもおかしくないと気づいた右京さん。
 神戸の車に二人乗ってるんだけど、神戸はあの島にあるのは天然痘ウィルスで
あると考えられる、と言ってくる。
 自衛隊では、天然痘ワクチンを常備していて、そのために株があるんだけど、それが
密かに盗まれていたことが分かったのだそうです。
 なるほど、それが出来るのは~室らしかいないですね。
 自衛隊はその盗まれたということが明るみになるのを恐れている。
 だから、兵器がなければないでいいけど、あれば秘密裏に処分するつもりってことか。
 それでさっきの「訓練」のような強引な手段に打って出たわけですね。
 神戸、航空隊に連絡しておきましたから、とさすがバディだっただけあって察しが良い。
 右京さんらが島にすぐ戻ろうとするのを察してましたな。
 んで右京さん、伊丹にある頼みをします。

 さて島の方では、兵器どこにあるみたいな話になってました。
 兵器があれば破壊してきれいにし、警察があとでやってきても調べられないように
するってことか。
 あ、それと、若狭が島にいたので彼も監視下に置かれちゃってるわけですけども、
~室が生物兵器はあると言ったので、裏切られた…みたいな感じになってました。
 なんか彼だけがまともな人間に見えてきたなぁ。

 それで、その隠し場所に向かう途中で、吊り橋の一部が落ちて、高野らが一部乱闘に
なるんだけれど、いくらシャベルで戦えるといっても相手は現役だからなぁ。
 ただし、隙をついて~室がリーダーを人質に取った。
 ああこうなるともう負けですね。
 ま、ぬるいのはお前らの方だといったところで、兵器のある場所に案内してやるという~室。
 どうでもいいけど拘束解く時、ナイフがモロにリーダーの顔に当たりましたけどこれ。
 このシーン撮り直した方が良かったんじゃ…。

 右京さんらは戻ってきました!
 さっき島にいて、あっという間に東京に戻されて、またすぐに島!
 めまぐるしいね!

 彼らが会議室とかに来ると誰もいない。
 そこにあった地図を重ねて、今まで訓練で訪れてない箇所を発見した二人はそこに
兵器があると確信し、そちらへ向かいます。
 キーのない車のエンジンをかけたことについて甲斐が、こういうことよくやるんですか
みたいなこと聞いてて、右京さんしれっと、知ってはいたけど実践は初めてと言うの
良かったなあ。
 そりゃやる必要ないですもんね。
 で、途中からもう道がなくて行けないので歩いて行くことに。

 ~室らの方は生物兵器を見せてたけど、まあ結局は爆発することになりますわなー。
 ………天然痘って感染力強いから下手に爆発させるのまずいんじゃ…。
 ウィルスを撤去して爆発かと思ったら残したまま爆発させてたもんね。
 ここらの描写ちょっとおかしくないですか?
 んで爆発が起きて、たどり着いた右京さん、怒ってます。
 そこに伊丹から電話があり、栗山に確認が取れた、という。
 何の確認でしょうな。

 右京は会議室にもどってきて、岩代の事件は殺人だと断定。
 米沢が鑑定した蹄鉄を取りだし、これから指紋が出たという。
 高野は、お守りにするために持って帰ろうと選んでた時に触ったから、私の指紋が
出てもおかしくないですよというけど右京さんは、自分の指紋が出たんですよ、と話す。
 つまり、最初うきうきして蹄鉄を見ていた時にも触ってなくて、唯一蹄鉄に触る機会が
あったとすれば、高野の持ってた蹄鉄を確認した時だけだと。
 だから、高野が持ってきて「実は私が隠し持ってました」と見せた蹄鉄は、残っていた
19個の蹄鉄の一つを急いで持ってきたものであり、最初から一つなかった蹄鉄では
ない、と右京さんは証明したわけです。
 行方不明になっているのは後ろ足用の蹄鉄、高野が持ってきたのは前足用の
蹄鉄だったと。
 なるほど。
 なぜそんなことをしたか。
 ~室が岩城を殺したことを高野は知っていたからだ、と言う右京。
 岩代はスパイとして若狭の命令でここに潜入していて、兵器とか調べていたんでしょうな。
 それを栗山が認めたと。
 つまり、自衛隊も兵器があることを調べたいけどうまくいかないから、若狭を通して岩代に
頼んでいたということですか。
 ただ本物の自衛官じゃないから、訓練もやる気出さないし、ハニトラにひっかかったと。
 岩代……。
 そのハニトラっつーのは高野のことでした。
 岩代が怪しいとにらんでいた~室が、高野に命じて彼に近づかせ、いろいろ探らせて
いたというのです。
 で、自分がスパイならここにもスパイがいるかも知れないと考えなかった岩代はまんまと
はまって高野にペラペラしゃべったと。
 若狭さん…これ完全な人選ミスじゃないですかね。

 ともあれ、岩代がスパイだとわかり、~室は事故に見せかけて殺そうとした。
 それで蹄鉄を武器に使ったと。
 ただ、蹄鉄をもって殴っただけでは威力にかけるので、ステッキの持ち手に蹄鉄を
溶接し、それを振り回すことで威力を得た。
 なるほどねぇ。
 右京さんが確認すると確かに、~室が持ってるステッキの持ち手には溶接をはがした
後が。
 最初来て馬房とか見て歩いてる時にさりげなく、溶接用のマスクのカット入ってましたもんね。
 右京さんもそれを見てた。

 それと、どうやって顔面を殴ったか。
 右京さんは自分の手帳をわざと落として甲斐に拾ってとか言うけど、甲斐は拾わない。
 てめぇ。
 でも、~室が落としたら拾いますよね、と言われて甲斐は、確かに~室なら拾います、と。
 どうでもいいけど甲斐君がずっと中腰なので早く何とかしてあげてください。

 だからあの時馬はもう片方のとこに移しておいて、そこに岩代を呼び出し、本をやると
投げ渡した。その時にベルトとおしは落ちたっぽい。
 んで岩代が拾い上げた時に顔面を殴って殺し、その後ヤマトを戻して、鞭を打って
暴れさせ、岩代の死体を蹴らせて跡もつけた。
 ヤマト可哀想…。
 
 そういうわけで~室と、彼を庇った高野は警察に連れて行かれることになるの
ですが。
 ~室は残ったメンバーに、いずれまた戻ってくる、すべては元のままだ、と言う。
 この後右京さんは、一つ引っ掛かってるというんですね。
 あの~室の言葉です。
 戻ってくることはできても、生物兵器が破壊された以上、すべてが元のままだなんて
ことはありえない。
 もし兵器の一部が島から持ち出されていたとしたら?
 ということで右京さんは、島にやってきた時にすれ違った車のことを思い出します。
 ~室は、亡くなった岩代の私物を送るんだと言ってたけど、あれに紛れて兵器が
持ち出されていたとしたら?
 宛名をでたらめに書いていたら、しばらく配送センターに留め置きされた後、差出人に
連絡が入って、希望すれば返送されてくる。
 それを狙ったのではないかと。
 つまり~室は、岩代がいた時点で、近いうちに自衛隊が強硬手段に出てくることを
予測していたのではないかと思います。
 だからこういうことをしていたのではないかと。
 岩代のことがなくても定期的に荷物を出していれば、いつ爆破されても一部の生物兵器が
戻ってきますからなぁ。
 
 右京さん、急いで八丈島の刑事に連絡して荷物調べてもらうんだけど、業者が分かって、
別の業者に電話かけてた桂浜が「用事済んだ」って電話切ってるの笑った。
 で、伊丹らも連絡を受けて急行。
 つーか数台のパトカーに囲まれても止まらずそのまま走り続ける宅配業者って何なんだよ。
 箱を探したらマジで天然痘ウィルスが見つかって皆退避。
 探し方が荒っぽかったのに、見つかったからって退避しても意味なかろう!
 ともあれそんな感じで、~室のたくらみは右京さんによって完全阻止されたのでありました。

 このことが新聞にすっぱ抜かれて陸自は面目丸つぶれ。
 右京さんらは皆が訓練から戻ってくるのを待って、生物兵器製造、所持の罪は
償ってもらいますよ、と言ってました。
 
 この後次長にこれ防衛省の人かな、天然痘の株が盗まれた時点で公表すべきといったん
だけどダメだった、みたいなこと言ってて。
 次長は、自浄作用が働かないのはどこもだねぇ、とか言ってた。
 なんですかねぇ…。

 この後右京さんと甲斐は拘置所の~室に会いにいって話をしているけど、ハッキリいって
この部分はいらないと思った。
 どういう思想をもっていたところで、違法行為をすれば正当化されないなと思いました。
 つか~室のやり方が「ウルトラレッド」って漫画があるんだけど、あれに似てるなと思った。
 えーと、ジャンプの方じゃなくてチャンピオン連載の漫画の方。
 あと具体的には言われて無いけど、アメリカdisってますね。
 でもこの主張はわからんでもない。
 何かあった時に友達は助けてくれないよってのは。
 だからといって武器をもって武装していいとも思わないけどね。

 うーん、なんか終わり方がイマイチだったなぁ…。
 もっとこう、楽しい相棒が見たいです。
 前回の、犯人の写真を撮るために上の階からジャンプした右京さんとかめっちゃ笑ったんだけど。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→相棒−劇場版III− 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ