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テルマエ・ロマエII

5/14鑑賞

 全体的に面白くはあったけど、なんかちょっとラストあたり蛇足だったというか。
 でも面白い映画でした。

 さて平和が訪れたローマ帝国ではハドリアヌスが他国に領土を返還し、新たに国境を作る
などして、それなりに落ち着いた日々でした。
 ただ元老院はそれが面白くなく、戦争して領土拡大すべきだ、みたいなことを訴え、民衆を
煽りたてていた。
 戦争すれば金になるからですな。
 武器商人とかから賄賂もらったりとかあるからね。
 で、コロッセオでグラディエーターといういわゆる、戦うための連中が殺し合いをやってるわけですよ。
民衆の楽しみとしてはいいのかも知れんが、あまり良い傾向ではないですわな。
 そこにルシウスがやってきて、むごいなと顔をしかめているわけですが、そこで彼は、遥か
北方にいるはずのケイオニウスが女をはべらせているのを目撃する。
 声をかけるけど彼はルシウスのことを覚えていないようで、さらにケツさわっていった。
 ルシウスは、女だけでは飽き足らず、男にも興味を…!とか言ってますがはてさて。
 さて、アントニヌスが言うには、ここのグラディエーターのための風呂場を何とかしてくれと。
 疲弊やけがをいやすための風呂を作って欲しいそうです。
 ムチャ言うなぁ。
 それで中に入ってたらまた現代に飛びまして。
 ルシウスもなれたものだから物怖じはしないんだけど、たまたま力士が入浴中で外に
つまみ出されました。
 外では相撲をやっていて、わけもわからず鑑賞しているルシウス。
 つーかなんでお前そんないい席にふっつーに紛れ込んでんだよ!
 この場に真美いるんだけどどうやら、風呂漫画はモノにならなかったようで、取材記者みたいな
ことして食いつないでるようですよ。
 ま、チャンスがあればと諦めてないとこは立派だと思う。
 で、彼女はルシウスを見つけて声をかけようとするけどルシウスは、相撲を見て傷つけ
あわない戦闘にいたく感動していたのでそれどころではなかった。
 土俵をずんずん上がってくの面白かった。座布団が飛んでくるのにも、石投げるより
安全だ!とか驚いてたし。
 そうして風呂にまたやってくると力士がいっぱいいるんだけど、足つぼマッサージのやつ
見て驚いて、それに乗ってすごいリアクションしてるとか、マッサージ機にすごいリアクション
してるとかなかなか笑えます。
 マッサージ機は奴隷頑張ってるなあとか言ってるし。
 で、彼はバスクリンにも驚き、こうやって薬草成分を入れたらグラディエーターの癒しにも
なると気づきます。

 自分の時代に戻ってきたルシウス、早速制作に取り掛かる。
 時間もないのでサクッと出来るとこはいいですな。
 つーか!
 奴隷のマッサージ機がリアルに人間椅子じゃねーか!
 あとなんか温泉街再現してんだろうけど変で面白い。うまいこと雰囲気出してるなぁ。
 それと、力士見習って、頭にマゲを…と思わせてズッキーニ。うーん。力士の頭のマゲを
ズッキーニと言ってたとこからして、髪の毛をゆっているという発想はなかったようですな。
 そういうわけでグラディエーターの戦いでも、民衆が投げるのは座布団に変わってて笑った。
 
 そして今度は皇帝ハドリアヌスからの依頼が。
 ローマが平和になって、子供が増えたのはいいのだけれど、大人がゆっくり風呂に入れ
なくなってしまった。
 そこで、子供のための風呂場を作って欲しいと。
 あれっ前作なんかなかったっけかなあ。
 まあいいや。
 子供がいる風呂場で考えていたら、子供に蹴られてドボンですよ。

 あ、今回もルシウスが流されていく間、歌ってるおっさんがいるのですが、このおっさんにも
ドラマがあるのが面白い。
 子供と波打ち際で遊んでいたら出番がきて、あわてて水着の上に服着て歌いだすの面白い。

 ルシウスが今度出てきたのは、ウォータースライダーみたいなとこ。
 なんか銀魂に出てきたプールみたいな感じだなあ。
 ヅラに蹴られそう。(ヅラじゃない、桂だ)
 ルシウス、流れるプールを見てこれだ!と立ち上がるんだけど、素っ裸だったもんだから、
キャーって言いながらすべって降りてきた女性客が別の意味で「キャー!!」って言っててめっちゃ
笑いました。
 それで、監視役の人から渡されたタオルを身につけて、ルシウス上にいってみると、結構高くて
躊躇する。迷っていたら、子供に背中押されて落ちていったの笑った。ムチャするなぁ。
 でも面白かったらしいです。
 またマミが声かけてきたけど、夢中なので聞いてないルシウス。
 マミはここの施設の名を湯〜とぴあと伝えるけど、ルシウス、ユートピアと勘違い。
 ま、もともとそのユートピアの方からきてますし…。
 そうしてガキに吹っ飛ばされてルシウス、自分の世界に戻ってきました。
 そういうわけでウォータースライダーを見事再現したルシウス。
 彼の記憶力もすごいが、仕上げる技師もすげぇわ。
 でも奴隷が大変そう…。

 ハドリアヌスは、コロッセオがどんどん残酷なものになっていて、またあの軍国主義に
なりそうだと心配していました。
 平和のための風呂がいると。
 つまり、ここに温泉郷作れってことですかい。
 ムチャ言うなぁ…。
 それをこっそり聞いてた元老院のメンバー、このローマをまた戦争に駆り立てるには
ルシウスが邪魔だと考える。
 
 理想郷建設に取り掛かったルシウスのもとに、アントニヌスがケイオニウスからの書状を
持ってきた。
 要するに北の地が寒くて風呂ないし、兵士の指揮も下がってるからなんかしてくれと。
 ルシウスはいやこの前もどってきてませんでした?私の尻で…いや目で確認しましたって
言うけど、アントニヌスは彼には男色の趣味はないぞと言う。
 女癖の悪さしか思い出せない、というルシウス。
 まあそらそうでしょうよ。
 ともあれケイオニウスを何とかしなければと考えるルシウス。
 井戸に座って考えていたんだけど、丸太抱えて歩いてた人がドリフなみのコントやらかして
くれて、ゴンッて丸太が当たってルシウス、井戸に落ちました。
 強引だ!
 もはや風呂関係ねぇ!

 その頃マミは山奥に取材へきてたんだけど、その後ろに何風呂って言えばいいのかな、
木桶風呂の風呂があるわけですよ。
 ルシウスそこにやってきた。
 んで、この仕組みを見ていたく感心する。
 こういうのは、風呂好きの日本ならではの発想かも知れませんね。
 この桶だって接着剤とか使ってるわけじゃない、木を組み合わせてたがで固定してるだけ
ですもん。
(慣用句の、たがが外れるはここから。たがが外れると、桶としての機能を為さなくなる)
 マミに取材を受けてたじいさんが戻ってくると、ルシウスが木桶を分解して熱心に調べて
いて、じいさんがめっちゃ怒るの笑った。
 つかそのあと、桶戻して風呂にしてるんだけど、これ戻せたルシウスがすげぇよ。
(普通は職人でないと戻すのは難しい)
 じいさんは上機嫌で与作歌ってるんだけど、ルシウスはそれをきいて、癒し効果がます
歌なのだと勘違い。
 ヘイヘイホーとか一緒に歌ってみたりしてるの面白いなぁ。
 そうしてるうちに桶が破裂して、ルシウス戻りました。
 まあそうなるだろうとは思ってたけど。

 この木桶風呂を作ってケイオニウスに送ったルシウスのところに、丁寧な礼状が届いて、
ルシウスはいたく感激。
 まあその末尾に「美女10人くらい派遣してくれたら嬉しいな」ってかいてあったのは無視してました。

 と、そんな彼の前に山賊が現れるんだけど、ルシウス、なんかあったかい水蒸気が地面から出てるのに
気付いて、そこを掘れとか言い出して、従う山賊とかが緊張感なくて良い。
 ルシウスを襲う話はどうなったんだ。
 まあ、この下に宝があると言われたから、無職の彼らにとっては殺すよりそっちの方が
いいやってことになったんでしょうが…。
 そうすると湯が沸いてきて、ルシウスいきなり入り出した。
 このテルマエこそが宝だと。
 
 そういうわけでまたまたルシウス、現代にやってきますが、そこはくさつの湯で、湯ねりっつーん
だっけ、あれしてるとこに出てきたもんだから、あっついですわな。
 源泉何度あるんだっけここ。
 飛び出たルシウスはここの湯が、いろいろ通路を通って流している間に適度な温度にされて
いることを知る。
 湯ねりも理解したようですな。
 展開早いね!
 出店とかもあるし。
 このあとマミがやってたもぐらたたき見て、奴隷が頑張ってる!と言うのも面白い。
 んで、マジックショーで人体切断を見てる間に寝てしまったルシウスなんですが。
 おっさんに肩叩かれて目を覚ますと、人体切断やってた女性が無事に出てきたので、
「なんと平たい顔族は不死身人間も作っていたのか!」と。
 あーうん、これいかん方向に誤解したね!
 
 その、声かけてきたおっさんは前回も声をかけてきた館野。
 腐ってたドブロク飲ませたおっちゃんですわ…。
 今回はビール飲ませてくれた。
 これは大丈夫そうだな。
 言葉通じないから、身振り手振りでなんか通じてはいるんだけど、ルシウスがうまさに
感動してるのが面白い。
 そのあとラーメン出てきて、これも感動中。
 さらに、餃子が出てきてもっともっと感激。
 つか確かにビール、ラーメン、餃子の組み合わせはたまらんよなぁ。
 うまさのあまりルシウスが、一つ餃子を持って帰ろうとするのが良かったです。
 しかも、館野がお金を置いていってくれたんだけど、何で払えばいいかわからんから、
光り輝く5円玉で払おうとして怒られるとことか。面白い。

 マミが見つけてくれて二人は外へ。
 ここで、しゃべる言葉が日本語に変わります。
 面白いなぁ。
 ルシウスは、自分が今まで作ってきたものは、現代のモノマネばかりで、何一つ自分らしい
ものが作れていない、という悩みを彼女に打ち明ける。
 マミは、混浴に入ろうと提案。
 なんでそんな提案になるのかよくわかんないけど、マミはなんかはっちゃけたとこあるから
まあいっか!
 ちなみにローマではハドリアヌスが禁止しているそうです。
 風紀が乱れるかららしい。
 
 結局混浴に入ったルシウスは景色に感動するんだけど、風紀の乱れがないことにも感心。
まあ変なことしたらつまみ出されるからなぁ。
 それと、女性が多いので目のやり場に困ってて、最終的に男性客を見ることにしたら、なんか
ルシウスの視線にホホ染めはじめたのは笑いました。キモい。
 で、ルシウスは後ろの客にくぎ付け。
 松島トモ子さんとクマ。
 …このネタわかる人いるのかな…。若い人らで…。
 解説しときますと、松島さんという人は以前、動物レポートでライオンとかヒョウに襲われて瀕死の
重傷を負ってる方で、ご本人も結構それをネタにしてこられてるので、それで出演となったんだと
思います。

 そしてルシウス、戻って来たけど、山賊が風呂に入ってまったりしてたのは笑った。
 なんだかんだいいつつ結局入ったんじゃん。
 で、ルシウスはお前たちの仕事を見つけたぞ、と叫ぶ。
 それは、建設途中の温泉郷に彼らを雇い、いろいろな店を出すことでした。ラーメン屋とか、
女性がいる店とかそういうの。
 大繁盛ですな。
 あと湯ねり用の板も用意されてて面白かった。
 今はつかわねーだろ今は。まだ源泉出てないんだから!
 モグラたたきとか卓球は再現されてた。
 でもマジックのマネゴトはやめなさい!
 やられてる人死ぬから!

 ただ、こういう設備が整っても源泉はまだ出てこないので、一心不乱に働くネシウス。
 ハドリアヌスに混浴の件一応言ってみたけどダメだった。
 そこに、ケイオニウスのいる北方で、疫病が発生、彼もまた感染してしまったというはなしが
飛び込んできます。さらにハドリアヌスもそのショックで倒れてしまったと。
 これは大変ですな。
 ルシウスはなやみながらも温泉発掘作業をしていると、なんとぎっくり腰に。
 石をそういう体制で持ち上げるのは危ないって…。

 とかやってたら、歌う人もぎっくり腰になってて笑った。
 なんでお前までなってんだよ!
 一方マミの方は、なんか玉ねぎを隠してて何してんのかと思ったら、泣いたらルシウスが戻って
しまうから、出来るだけ長くいて欲しいから隠してたみたいで。
 こいつアホなんかな…。
 あと、ローマの本で、古代ローマには男色があったとかいうのを調べてもらってて、こないだ混浴で
ルシウスが男を見てたのを「やっぱり…」とかさらに誤解深めてた。 
 それと彼女は、ケイオニウスが北方で疫病にかかり命を落とす、ということを知ります。
 つかこれ、わざわざ向こうの言葉で書いてあるけど、日本語で書いてあるもの探せば楽なのに。
後の伏線になるのがちょっと見え見え。
 この疫病とは結核でした。
 あー感染力強いからやっかいだなぁ。

 そんなマミのとこに父親が、またルシウスがきたと知らせに来る。
 今回は本当に忙しいのぅ。
 ルシウスが倒れてて疫病が…と言ってるので彼女は、ルシウスも疫病にかかったと勘違い
しますが、こいつはぎっくり腰なだけだから!
 ルシウスが目覚めると、鍼とかお灸やってもらってて、マミの父親が、浪越先生のとこで
勉強したっつーて指圧もやってんですよ。
 面白いな。
 その指圧をしてもらったら今度はお通じがよくなってトイレに駆け込むんだけど、女子トイレに
駆け込んだからここで何かあるのかと思ったら特になかった。
 これで一ネタあれば面白かったのに。
 ともかく、そこでルシウスは、一度経験してるウォシュレットを体験するんだけど、性能が
アップしてて、脱臭機能があるとか、フレグランスが出るとか面白かった。あとボタン間違えて
ビデの方押してて、そこではない、と言ってるのとか。
 TOTOの渾身の機能プレゼンって感じで面白かった。
 ともあれ回復したルシウス、寿司食ってんだけど、わさびで涙目になってた。
 また毒を盛られた!って思ってて、ルシウスが戻っちゃう!とあわてたマミとともに風呂に
落ちて、二人はルシウスの時代へ。
 まあ大体そうなるんじゃないかなと思ってた!

 ちなみに歌ってるおじさん、前回奥さんとケンカしてるっぽかったんだけど、今回奥さんと
子供に去られてました。
 どうなるんだこれ。
 つーか歌これ口パクになってないかおい。(今更)
 
 ルシウスの世界にやってきたマミは。
 ルシウスは温泉郷を見せてマミの世界のマネゴトというけども、彼女は褒めています。
 こういうとこは彼女のいいとこですね。
 あー何となく誰かに似てると思ったら、鬼灯の冷徹の茄子に似てる。
 ぽやーとしてるとこ。いい意味で、ですよ。
 で、彼女はケイオニウスが風呂に入って部下とともにヘイヘイホーと唱えてるとこを目撃するの
だけれど、彼が疫病にかかってる状態で入浴するのはよくない、彼を隔離して感染を防いだ方が
いいと警告しますが、聞き入れてもらえない。
 そらそうだよなぁ。
 アントニヌスも大層怒って、立ち去れとか言ったし。
 そうしているうちにやはり、職人の間にも疫病の感染者が出て、彼等はマミの言ったことが
正しかったことを知る。ケイオニウスも容体が悪化したようです。
 でもどうにもならんやろ。
 アントノヌスとルシウスは、あんなに果敢な戦士だったのに、女癖は悪かったが、あんなに
兵をよくまとめてきたのに、女癖は悪かったが、っていちいち言っててお前らしつこいよ!って
思った。
 どんだけ女癖が悪かったの印象に残ってんだよ!女癖悪かったけどさ!
 ルシウスも、彼ほど女癖が悪い男はいなかった、とか言ってる。
 お前らケイオニウスが復帰したら牢屋行きな。

 ネシウスはケイオニウスに会いにいきます。
 すると彼は、自分の最期の頼みだ、これをある女に届けて欲しいと手紙を出してくるのですが。
 10分後。
 まだやってた。
 どんだけの女に手紙託すつもりだよ!つーかそれだけ手紙かける元気あるなら大丈夫だろお前!
 それでケイオニウスは、死ぬ前に一目兄に会いたいとか言い出した。
 男にしか興味がなく、後継者が作れないので去ったらしい。
 行方不明だったんだけど、最近コロッセオで見たものがいると。
 そこでルシウス、以前にコロッセオでケイオニウスに会ったことを思い出すのですよ。
 あいつだな。
 だからルシウスを知らなかったのも無理はない。
 で、マミは兄を探しに行こうと言い出します。
 
 そのコロッセオではますます戦いが過激になっていて、グラディエーターが、戦うことに
嫌気がさしているのがわかる。
 民衆のヒートアップとは反対に、もう戦うことが嫌でたまらない感じってのがうまく出てましたね。
 
 と、そこにピンピンしてるケイオニウスがやってきて、そばに元老院もいる。
 ルシウスはこいつが兄だと気づいた。
 この兄の方はとても好戦的で、ローマの領土を拡大すべきって考えだから、元老院が
擁立したんでしょうね。
 ルシウスらは、この者はケイオニウスではないというけれども、証明する手立てがないから
信用してもらえない。
 マミがあれこれ言ったことで「この女は魔女だ、とらえよ」とか言われちゃったし。
 あのさぁ、もっとこう、考えてから行動しようよ…。

 悩んでたルシウス、雷に打たれて現代へ。
 もはや風呂関係ねぇぇぇぇ!!!
 現代にやってきたルシウスは、浪越さんがいるのを見て、ハドリアヌスもこれで直せるかも!と
無理やり連れてくる。
 それを引きとめようとした力士ともども一緒に。
 つかここの描写がさ、トイレに力士人形流してる描写なんだけどさ、この手抜き感はちょっとひどく
ないですか…。トイレって…。
 
 そういうわけでハドリアヌスは何とかなりそうですが、ルシウスはマミのとこにやってくる。
 マミはちょうどローマの歴史の本を読んでいて、ルシウスがこの温泉郷を作った3ヶ月後、
別の地で温泉を作っていて落石事故で死ぬことを知る。
 で、やってきたルシウスに自分の命を心配して、と言うけどルシウスは気にしない。そらそうだ。
 そこにグラディエーターがきて、マミを牢から出してくれるんですよ。
 彼らが戦いはやめるべき、風呂で平和が得られるみたいな主張をちゃんと聞いてたらしい。
 こういうのはいいですねぇ。

 さて朝。
 当然処刑されるはずのマミが出てこないので民衆は怒ってる。
 そこにケイオニウスの兄がやってきて、マミはルシウスと逃げた、強いローマを取り戻したものは
我に続け、と民衆を煽る。
 それで民衆は武器をもってわーっと走り出すわけですよ。
 騒ぎを聞きつけたケイオニウス、ローマに危機が訪れていることを知ります。
 そのルシウスらは温泉開発を急いでたんだけど、そこに軍勢がやってきた。
 ところがどっこい、本物のケイオニウスが現れたことと、ルシウスが、ケイオニウスの兄がはべらせて
いた女どもに「こいつに言い寄られたものはいるか」と叫んだら女が誰も名乗り出なかったことから、
兄がニセモノだとわかるんですね。
 そういう確認方法が!
 つか周りも、あのケイオニウスが手を出さないはずがないとか言ってて、次期皇帝に割とひどいなと
思いました(笑)。
 そういうわけで元老院の陰謀は暴かれた。
 ケイオニウスも、兄の前に一歩も引かず、兄をとらえるよう命じる。
 それと山賊も、元老院に金をやると言われてルシウスを殺そうとしたことをバラしてた。
 なるほど、こいつらの計画でしたか。

 と、そこで温泉がわき出るんですよ。
 ぶわーっと。
 さながらベスビオス火山の噴火のようだったな…。
 やったのはこちらの世界にきたのに出番なくてどこいったかと思ってた力士と、あのグラディエーターでした。
 なるほど。
 そうして湧き出た湯はルシウスが作ったとこを流れて、適温になって町へ流れ込んできました。
 ここに理想郷が完成したわけですな。
 なんか歴史も変わりそうですね。
 ここ、ハドリアヌスの演説に皆が喜ぶシーンで一人、マミがビクッとしてたんだけどなんだったんだろう…。

 ともあれ。
 マミはルシウスに、次の風呂を作りにいくとこで死ぬと告げるけど、ルシウスは風呂作りで死ぬなら
本望だという。
 で。
 あーだこーだ話をした後マミは涙を流して現代に戻っていくんだけど。
 …本忘れて帰ってね?

 現代に戻ったマミは漫画を成功させて、テルマエロマエが映画化に。
 それでキャスティングをどうこう言ってる時に、ルシウスがまた風呂から現れて、その男はニセモノだ
とか本を掲げながら言ってた。

 あ、それとあの歌のおっさんですが、無事家族は戻ってきました。

 どういうメタ話のオチなんだよこれは。
 まあいいけど。
 エンドロールはいきなり与作ぶっこまれてくるので面白かったです。
 ニホンザルだけではなくてカピバラとかトラの入浴も映して欲しかったなぁ。

 それと、このラストでわかるのは、歴史変わってルシウスは死なないってことじゃないですかね。
 ケイオニウスも回復してそうです。



 


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