多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→るろうに剣心 京都大火編


るろうに剣心
京都大火編

8/5鑑賞

 人気作なのと夏休みだからめっちゃ人多かった…つかれた…(笑)。

 今回も面白かったけど一つだけ残念な点が。
 蒼紫が剣心を狙う理由がちょっと強引だなって思いました。
 自分こそが最強だから剣心倒して最強を御庭番衆の墓前にそなえるっていう。
 対決エピソードカットされてるからしょうがないんだけど、もうちょっとなんとかならんかったのか…。
 あ、もう一つ。
 志々雄が、倒幕後刀を置かなかったから殺された、剣心は刀を置いたから殺されなかった、
ではなくてここは原作通りに、剣心が先にやめてて、志々雄が後を継いで、倒幕ののち不要に
なったから殺されそうになった、の方が明治政府のクズっぷりが浮き出て良かったと思うんだけど。
 命じられた以外の暗殺も勝手にしてたからっていうのはわかるけど、同じ戦争に出ていて殺され
なかった剣心と殺された志々雄の違いがちょいわかりにくい。だから原作のように活動時期を
ずらした方がよりわかりやすかったかと。

 さてさて。
 兵庫県、摂津のとある鉱山にて。
 警察隊がやってきてるので何かと思ったら、ここに志々雄一派が潜んでいるという情報を
つかんだらしい。
 一さんが士気取ってますけどお前ここではタバコやめろ。
 閉山されてるとは思うけど元鉱山だからなんのガスが充満してるかわからんのに。
 あと投げ捨てるのもやめれ。油とか仕掛けられとったらどうするつもりじゃい!
 爆発とかも起きてるし。
 んで案の定警察官が次々殺されていくわけですわ。
 シルエットからしてこれ安慈かなあ。
 一さん、いきなり志々雄と対峙。
 警察官が吊るされてて、次々火の海に落とされていくけど、別に一さんはいちいち助けに
いくタイプの人ではないので、志々雄何がしたかったんだ、としか…。
 それと坊さんが読経してて怖い。
 わざわざ集めたんかよ。
 なにこの中二病丸出しの仕掛け。
 志々雄君ちょっとはずかしいですよ。
 しかも志々雄出てきて挑発したわりに、部下と一さん戦わせてその間に坊主らも火の海に
落として自分はさっさと引き上げていくという。
 こっちへこねーかと誘う志々雄。
 ずかずか歩いてく一さん。
 いやそういう意味じゃなくて。(そういう意味じゃないの多分わかってるから!)
 
 その頃剣心は、大衆演劇と言えばいいのかな、それ見てて、抜刀斉もどきが出てきたの
面白がって見てました。
 んで道場に戻ってくるわけですけども、警察総監の川路さんがきた。
 大久保利通が呼んでるって。
 左之なんかはだれか知らないから呑気なもんだなぁ。
 
 大久保は剣心とは知り合いなわけですからざっくりとしたもので、志々雄が暗躍しはじめたと
話す。
 つか左之うるさいからちょっと黙っててくれ。
 誰か、食べ物を。
 とりあえず食べ物やっておきゃ黙ってるから。
 で、剣心が戦っていた鳥羽伏見の戦いにて、実は志々雄も参加していた。
 あの戦いで剣心は刀を置き、去ったけれども、志々雄はそうではなかったために殺されたと。
 ここがおかしいんだよなぁ。
 すでに剣心はもう人斬りをやめていて、志々雄が後をついでいて不要になったから、というのなら
わかるけど、前作でここに剣心もいて一さんと戦ったことにしちゃったから、ここでつじつま合わせ
しないといけなくなったんでしょうねぇ…。
 ところが志々雄は脅威の生命力でもって生き延び、武器商人やらなんやら抱え込んで、ひそかに
勢力を拡大していった。
 つーかこのずるずる張ってくるシーン、貞子なみの怖さでトラウマになるわ!
 今志々雄は明治政府の転覆を企んでいる、と。
 左之はこの話を聞いて、自分らの都合で人斬りさせておいて、用がなくなったら始末し、それが
復活したからって剣心引っ張りだすのか、とメチャクチャ怒ってる。
 確かにその通りでしょうな。
 んでミッチーこと大久保利通は、一週間やるから考えてよ、といいました。
 5/14に返事待ってるから、と。

 話を聞いた薫らも当然怒る。
 恵さんなんか、自分が取引の材料にされてると知って余計に怒った。
 かっけぇなあ。
 私この恵さん、役に合ってると思うんですけどねえ。
 
 そして時間は過ぎ、5/14のこと。
 大久保利通が乗った馬車に走り寄る影一つ。
 お待たせしました、るろうに剣心で「あざとかわいい」を担当、瀬田宗次郎くん!(コラ)
 冗談です。
 宗次郎が馬車にやすやす飛び乗って、大久保利通に、「オメ抜刀斉雇うみたいだけど
ムダだから。日本は俺もらうから」という志々雄の伝言を伝えました。
 ……これ死ぬ人に伝言伝えても、生きてる人に伝えないと意味ないですよ志々雄君。
 あれ、思ったよりアホの子だぞこいつ。
 これだから後でまた宗次郎が剣心に伝言伝えないといけなくなってんだろうが。

 何も知らない剣心は洗濯してて、よし真っ白とか満足してたけど、さすがに左之が
蹴るシーンはなかった。しょうがないかぁ。
 あれ原作で面白くて好きだったんですけど。
 まあともあれ剣心は、京都にはいかないって断ってくるわ、と出かけていきます。
あんなことが起きているとも知らずに。

 大久保の馬車を待ち受けていたやからがいて、暗殺しようと馬車をあけてみたらもう
とっくに大久保は殺されていた。
 死体に刀を突きたてて自分らがしたことにしてるようですが。
 やってきた剣心はこれを見て驚く。
 したら後ろから宗次郎が、「いやあれ自分のしたことだから。計画利用させてもらった」
ってわざわざ言ってった。二度手間だなぁ。

 川路は怒り狂ってますが、ここへさらに、警察官の死体が送り付けられてきて騒ぎに。
 冒頭のやつかな?
 わざわざ遺体搬送してくれたんだぁ。(そうではなくて)
 家族の遺体に取りすがって泣く人達を見て剣心は、自分が人きりだった時代、切った
相手の体にすがって泣く巴の姿を思い出します。
 このあたりは前作を見てください。←
 もうお前しかいない、という川路。
 一さんもやってきて、これから日本の迷走が始まる、奴らはその隙を必ずついてくる、
京都で待ってると言って去って行きました。
 え、待ってんの?
 一緒に行こうよ。(無理)

 薫に会った剣心は、京都に行く、と言って別れていきました。
 ここのシーン、薫は顔を映さず後ろ姿だけで演技してもらった方が、より情緒が出て
良かったように思います。
 どんな表情をしているか、はあえて出さない的な。
 まあ個人的な感想ですけども。

 あと剣心が着物を置きっぱなしにしていったのはなんか意味あるんかなぁ。
 京都で着るかと思ったら着ないし…なんかなぁ。
 剣心といえばあの着物なんで…。

 さて左之とかが荒れていたら、蒼紫君が、抜刀斉探してるとかいってやってきた。
 あんた手当たり次第に聞いてどうするんだよっていうかどういうさまよい方してんだよ。
 まず頬に十字傷があんだから、店とかで聞き込みしなよ。
 なんでそんな行き当たりばったりなんだよ蒼紫様!
 御庭番衆泣くわ!
 左之はムシャクシャしてたこともあってこのケンカを買ってますけど。
 ご覧ください。
 アホの子二人が出会うと手がつけられないという例です!
 恵がたまたま通りかかって止めて、蒼紫様「抜刀斉はどこだ!」とか言うんだけど、
恵が「私は通りすがりの医者よ」って言ったので去って行きました。
 この映画の蒼紫様はアホの子仕様なんですか?

 その頃剣心は東海道の小田原あたりにいました。
 ここのセット…、超高速!参勤交代で使ったとこかな?
 十三人の刺客のセットだそうです。蒼紫役の伊勢谷さんは懐かしいだろうけどここでは
出てこないな…。
 ここにも志々雄の手下はいて、ちゃんと志々雄に「今剣心小田原にいます」って報告してた。
 見張ってる奴も大変だな…。
 志々雄はこの報告を受けて、例の村を通るな、とか言ってる。
 
 その剣心ですが、刀を女に盗まれそうになってドタバタやってて、このままルート外れて
志々雄の言う村通らなかったらどうするつもりだったんだろう…。
 ともあれ、女はうまく逃げたつもりだったけど、剣心がことごとく先回りしてたのは笑えましたね。
しかもサクッと取り戻してて面白かった。
 女の名は操。
 路銀がなくなったからこうしてるみたいだけど、よく考えたらなんでウロチョロしてるのか
まったく明かされなかったな…。(原作ではちゃんと書かれている)
 この騒ぎの最中に二人は、助けを求めてきた子に遭遇。
 子の名は栄次。サイコメトラー?(それ映児)
 いってみたら血まみれのお兄さんが倒れていて、彼は自分が警察官であること、連絡が
途絶えた故郷を不審に思い戻ってみたら、志々雄に乗っ取られていて、栄次を連れて逃げて
きたことをつげて息絶えました。
 その村に行く三人。
 ここのシーンですね。
 木に栄次の両親がつられてるシーンがあるんですよ。
 それを剣心らが見てるシーン。
 ここ注目です。
 剣心の袴がやぶれて白い布地が見えてるという。
 次のシーンでは直ってたのはいいけどここのカットはそのままやったのかな。
 角度的に鞘が白く光って見えてたんならあれだけど。

 半鐘がなって志々雄の部下が出て来たけど、剣心はこれをあっさり撃破。
 かっこよかったです。
 操、剣心の強さにあんぐりなのはいいけど、栄次を頼むって言われたんだからしっかり
守ってあげて!存在忘れとる!

 全員をのしたあと、弔ってあげるでござる、とおろそうとしたら今度は、村の人らが
出てきて、それおろしたら自分らがどんな目にあうかわからないからやっちゃなんね、とか
言い出した。
 勝手な奴らだな。
 無視してロープを切る剣心ですが、さっと、ローブを持って一気に落ちないよう支えてあげる
優しさが良いですねー。
 ここに宗次郎が拍手しながらやってくるんだけど、倒れてるエキストラが、もがいてるフリして
道あけてたのちょっと笑いました。
 わざと宗次郎が踏んでいく演出でもよかったと思うけど、それはさすがにできなかったんだろうなぁ。

 宗次郎は、志々雄さんがお待ちです、とやってきた。
 貼りつけたような笑顔だなぁ。
 ここのシーン、神木さんはくるっと回った時にその笑顔をやめて真顔になる、という演技をしてた
そうですが、残念ながらカメラには映ってなかったとか。
 でもそういう細かいこだわり、かっこいいと思います。
 
 この、志々雄の屋敷は大河ドラマの清盛の屋敷かな。違うかな。なんか雰囲気的に似てた。
 まあ屋敷なんて似たようなもんだしね。
 剣心、お前が志々雄真実か、と言ったら「くんをつけろよ無礼な先輩だな」という志々雄。
 いやお前後輩なんだから何言ってんだ。
 この村の温泉が体にいいから乗っ取ったということらしいですけど、なんかもう、力で押しのけて
自分のものにしてるあたり、モンスターズの名もなき男を彷彿とさせるなぁ。まあ中の人同じ
なんですけども。
 ここで志々雄は戦おうとせず、宗次郎に虎徹を渡して相手をさせる。
 この殺陣は壮絶な迫力あったなぁ。
 剣心が郎党を一方的に叩きのめすのと違い、宗次郎は相当な実力の持ち主だから
すごい斬りあいになるわけで。
 志々雄は、京都で待っててやるから出直せといって去って行った。
 皆なんだかんだいって京都で待っててくれるんだぁ…。←

 宗次郎の縮地、ケンケンパーなのはちょっとどうかと思う(笑)。
 志々雄は、剣の速度は互角であっても、人を殺すことを何とも思わないのと、そうでないの
とでは差が出るという。
 ただそれでも、守るものがある剣はまた違うと思うんですよね。
 今の剣心にはそこまでの覚悟が足りてないけど。
 だからこそ逆刃刀は折れた。
 まあ虎徹もボロボロなわけなんですが。
 宗次郎は去って行きました。

 剣心、出てくると村人らが志々雄の配下を縛り上げて、手を下そうとしてる。
 特に栄次にやらせようとしてるあたりずっこいなぁ。
 剣心はそれを止め、この手を汚しても亡くなった者は喜ばない、死んだ者が望むのは
生きている者の幸福だ、お前が大人になった時、志々雄のように力で人をしいたげる
大人になるな、村人のように暴力におびえて何もできない大人になるな、兄上のような
大人になれ、と声をかける。
 さすがですねぇ。

 一方志々雄の方は虎徹を受け取って「ばっかおめぇこれもうボロボロじゃねーか」的な
ことになってた。
 あと宗次郎は虎徹ってなんですかって感じだった。
 志々雄は宗次郎に、一つ頼まれてくれという。
 こういう言い方するの珍しいですね、志々雄が。
 対等って風に思ってんだろうな。
 ともあれ、弁償以外ならっていう宗次郎に志々雄は、十本刀を集めろと言います。
 宗次郎のことだから、「10本ほど刀を集めればいいんですね!?」というかと思ったけど
さすがにそこまでアレではなかったようだ。(当たり前)

 その頃薫らですが、恵がさっさと京都に行けって言ってた。
 あと剣心の体はガタがきてる、とも。
 おおこれは人誅編があった時のためのフラグですな。
 それと左之に傷薬を渡してあげてたけど左之が、これはお前が剣心に渡せって薫に
託すのも良かったなあ。
 
 そして京都。
 昼間から舞妓が歩いてんだけど…どういうことだ。
 ともかく、剣心がやってくると操が見つけたー!とかいって強引に自分とこの宿屋に
引っ張ってった。
 葵屋。
 しかもいきなり抜刀斉って言っちゃった。
 皆雰囲気ががらっと変わる。
 つーか蒼紫様が探してた人よって、そこまでもう話いっちゃうんかーい。
 爺さんはもう事情知ってるみたいで、京都に10年ぶりに帰ってくるからには何か
あったんでしょう、みたいな。
 ここで、蒼紫がなぜ剣心を狙うのかざっくり語られます。
 幕府の隠密をやってた御庭番衆は、戦う機会がないまま維新の時口封じのため
殺されたとのこと。…いや戦うって情報収集が主なんだから戦っちゃダメだろ。
 蒼紫は新政府の要職にとか言われてたけどそれを捨てて仲間を助けようとするも、
仲間は蒼紫を庇って死亡、その墓前に彼は、最強と言われた剣心と戦う機会が
なかったから、これを倒して最強の称号を備える、という中二病設定で剣心を狙う
ようになっちゃった。
 ううーん。
 それで修羅の道に落ちた、と爺は言います。
 操は蒼紫がそうなってるとはしらんで慕ってるんだってさ。
 …なんでそれで蒼紫さまよってんの。剣心の居場所誰も教えてくんなかったのか。
 しかもいつの間にか京都にもどってきてるし。
 さまよってんなー…。

 勝海舟と西郷隆盛の会談で江戸城は無血開城したけれど、それがなかったら剣心と
蒼紫は戦っていたかも知れないそうです。
 このあたりのくだりは「幕末高校生」を見てね!(あれじゃわかんねーだろ)
 つか冗談であっちのレビューに、「るろうに剣心 京都大火編に続く!」って書いたけど
まさか本当につながったとは(笑)。
 
 んで爺は、御庭番衆の情報網健在だから何かあったら気軽に言ってちょ、と言う。
 剣心はそれで、この逆刃刀を作った、新井赤空を探して欲しい、と頼みます。
 
 この後剣心は、一さんがいる料亭へ。
 皆くつろいでるフリだけしてたのかぁ。
 店員さんいなくなるとサッと地図広げだしたし。
 つか一さんの着物もかっこよかったですよ。
 ただ欲を言うならここで、店員さんと「藤田五郎」として話をする一さんも見たかったなぁ。
温和な感じの。

 皆は、軍を動かしたらと言うけど、今この状態で海外に、弱体化している日本の、内乱を
見せるわけにはいかないと。
 政治家も腰抜けしか残らんかったからなぁ…。

 志々雄のとこには張がきてた。
 髪の毛の高さ足りんぞー!
 彼は剣心が、逆刃刀を求めて新井赤空の行方を捜していると知り、俄然興味を持った様子。
 でも志々雄がニヤニヤしてるので何かと思ったら、新井赤空は故人になっていたらしい。
 
 その新井赤空の墓前にきていた剣心。
 明治三年に死んだのかぁ。
 じゃあ剣心がるろうにになって割とすぐだったんですね。
 この後剣心が振り向くのですが、ここから回想につなげるこの演出はすごく良かったと思う。
 過去の剣心に新井赤空は一振りの刀を渡し、これで剣客やってみな、と。
 それが折れた時にまだ戯言を言い続けられるなら俺んとこにこい、と在りし日の新井赤空は
言ったわけですね。
 それからのことを考えたら多分、最初から剣心のことを信じて真打を作ってたんだろうな、と。

 んで剣心は新井赤空の息子、青空のとこを訪ねていった。
 …赤空よ、お前息子に名前つけるの安直すぎねーか…。
 まあいいや。
 刀を打って欲しいという剣心ですが青空は、今の世にはそぐわないし、自分はやってないと
断る。
 この後張が乗り込んできて、子供のいおりをさらっていってしまいます。
 彼は、新井赤空が残したという最後の一振りを求めてやってきたのでした。
 剣心はそんなこととは知らず、町で見つけた風車を買って、いおりにやろうと戻ってきたん
ですけども。
 これ戻ってきたから良かったけど、そのまま去ってたらどうなってたことやら。
 で、いおりがさらわれたと知りり、神社に駆けつける。
 神様もえらい迷惑だな…。変なゴロツキがきたかと思ったら、さむらいがきて戦いおっぱじめるん
だし。
 これ壊された費用誰に請求すればいいんだよっていうか志々雄に請求書送ったげなさい!
 
 ここの途中に薫のシーンが入ってくるんだけど、途中で入れずにもう少し何とかして
欲しかったけど…タイミング的に仕方ないか。
 剣心は張に、自分は新時代のため多くの人を斬ってきて、それはもう取り返しのつかない
過去だが、こうして幸せな家庭で子が生きる時代がきた、この子は新時代の申し子、命をかけて
守る、と告げる。
 剣心がいおりのために戦ってくれているのを見た青空は、引き換えし、父の最後の一振りを
持って来る。
 それを剣心に渡すんですな。
 かっけぇ。
 私は原作の、いおりの隣をすり抜けて神社の中に奉納されてる刀を取りに行くって展開が
好きだったんだけど、さすがに神様に失礼過ぎるか。セット組むのも大変だし…。
 まあ今こうして神社壊してるから多分張に対して絶賛神罰カウント中だとは思うんですが。
 
 刀を受け取った剣心の構えが変わるのすごかったなぁ。
 ここは多分いろいろ逡巡してるとこなんだろうと思う。
 まあ刀を持った剣心にとって張なんぞ敵ではなかったわけですけども。
 これで人きりに戻ってしまった、という思いが剣心にはあったのかも知れない。
 けれど弥彦が(薫と駆けつけてました)見て、死んでないよ、それ逆刃刀だよって言ってて、
お前結構冷静だなと思いました。
 赤空は信じてたんでしょうね。
 渡した刀が折れてもなお、剣心はあまっちょろい戯言を言ってる奴だろうと。

 その後青空によって、神様に奉納する刀は2振り打つのが通例で、出来の良い方を
奉納し、もう片方は誰かにあげるのだ、というのが分かる。
 赤空はそれを剣心にくれたんでしょう。
 ということは神様に奉納したものも、また戻ってきたらあげるつもりだったんでしょうね。
 
 剣心は宿で刀を入れ替えていて、刀身に刻まれた、子に恨まれんとも孫の世の為という
句に気付く。
 ここに薫がやってきて、怒ってる?と聞くのですが、「半分。もう半分はホッとした」という
剣心の言葉良かったです。
 もう半分は優しさで出来ていますと言い出したらどうしようかと思ったが。(それバファリンや)
 
 志々雄の方は十本刀がそろったということで、いよいよ京都大火を実行にうつすーとか
言ってました。
 久しぶりに出てきた一さんは、張から京都大火の計画を聞きだしていた。
 過去、池田屋事件では新撰組が防いだけどなっていう一さん、ちょっと得意げで面白かった。
 大火は明日、11時59分に決行とのこと。
 そこなんで12時にしないんだよ中途半端だろうが志々雄。

 葵屋でも情報を手に入れていて、京都の町の人々に知らせに回ります。
 あと忍び装束に着替えるのかっこよかった。
 この宿泊まりに来た人どうしてんのかな…。
 街中全部閉店しまくってたけど。 
 剣心の方も着物かえてたけど、それはいいけどあのトレードマークは着ないのか。
 薫が京都に持ってきたとかなら良かったけど。
 帰ってからあの着物を着る、という方向にエピソード生かすのかな。
 この京都に来た剣心はもう穏やかな心ではいられない、的な感じであえてあの
着物を着ない、みたいな。
 
 というわけで最後の見せ場が始まりますよ。
 警官隊が町の外れに控えていて、一さんと剣心は待機してんだけど、この二人は
余裕綽々って感じなのがかっこよかった。もちろんピリピリはしてんだろうけども、それが
表だって出てないというか。
 宗次郎の方はなんか頼まれてたらしくて、手土産忘れんじゃねーぞって志々雄に言われてた。
 こいつ本当に饅頭とか買ってこなければいいけど…。
 
 戦いが始まるとここはもうかっこいい、の一言ですね。
 あと火をつけようとした連中を叩きのめすのはいいけどちゃんと消火しとけよ。
 そこここに火だね落ちっぱなしやぞ。
 
 一さんと剣心も出撃って感じなんだけど、一さんはもう切り捨てるだけだからさばさばしてて
面白いですね。
 剣心は不殺だからアクションメイン。なんか言い方おかしいけどそんな感じです。
 動きが正反対なので面白い。
 
 そして薫ちゃんら頑張ってるけど、ぶちのめすだけじゃなくてマジで火消して!
 落ちたままマジ怖い!
 弥彦のすべりこみアクション良かったですねぇ。
 それと操の動きもものすごく良い。
 ものすごく良いんだけど、何言ってるかサッパリわかんない。
 アクションしながらしゃべるシーンは、抜きで後で声入れて欲しいです。
 臨場感優先するのはわかるけど、何しゃべってるかわかんないと、話についていけない
部分あるので…。
 それと左之もちゃっかりきてたんですが、暴れる過程で向こう岸渡ろうとして川に落ちてたの
めっちゃ笑った。しかも「やりやがったな!」とか。
 お前それ完全に自分のせいだから。

 一方爺の方は、戻ってきた蒼紫と対決。
 お前いつもタイミング遅いのな、蒼紫。
 いさめる爺に、俺の幕末はまだ終わってないという蒼紫。
 ああ、確かに来年の大河ドラマ、吉田松陰役で出ますもんね。終わってないね!(ちげぇ)
 
 薫は戦ってる葵屋の人らに、殺しちゃダメとか言ってるけど、それ自分が貫くのは
いいけど人にも強制するのってどうなのかな。
 一さんなんかばっさばっさ殺して進んでるし。
 なかなか人にも強いるのは難しいと思うよ、と。ちょっと気になったので。

 剣心、志々雄を見かけて追ってく。
 冷静に考えろよ、一人でのこのこ来るわけないだろうが…って思ってたら集団志々雄来た。
 こぇぇぇよ!!!!
 一人でくるわけないだろうと思ってたけどこれはこれで来すぎだよ!
 つーかこのコスプレちまちま用意したのかよ!
 志々雄努力家すぎるだろ!
 突っ込む箇所が多すぎておっつかねぇよ!

 この後爺と蒼紫の戦いは、蒼紫の勝利で決着するんですが、何も知らずに、蒼紫様が
戻って来たー!とやってきた操はショックを受ける。
 あと爺の倒れ方、オーバーリアクションすぎるだろ…。

 左之は剣心と再会するんだけど、そこに一がきて、画面の外で左之が「オメーもいたのか」
って言ってたのが面白かった。
 で、剣心は、志々雄の計画にしては杜撰すぎる、と考える。
 そんな剣心の知らぬ間に薫、宗次郎によってさらわれました。
 途中宗次郎が走らせる馬とすれ違い、薫がさらわれたことに気付いた剣心は、馬に乗って
追いかけていく。
 そんな彼の前に、鉄の戦艦が立ちはだかるんですな。
 これはやっぱ原作通りの展開欲しかったなぁ…。
 ちょっと不満です。
 まあ後編の方であの展開あるかなとは期待してますが。
 すごい手間暇かけて作った戦艦をドヤ顔でご披露したら、あっちゅう間に剣心に沈められて
激おこの志々雄、みたいな。

 まあともかく、志々雄はこれは、戦いのさなか一人逃げ戻った徳川慶喜をマネしてるのだ
らしいですが、ことごとくマネしかせんなー。
 皮肉でやってるつもりなんだろうけども。
 戦艦に乗り込んだ剣心。
 志々雄(本物)は、とらわれの薫に「安心するでござるよ」と声をかける剣心に、キモいから
そのござるってやめろ、と言う。
 失礼なのだよお前。何なのだよお前。(黒子のバスケ、緑間君怒りの抗議をお届けいたしました。)
 しかも志々雄、最初剣心が乗り込んできた時、十本刀を牽制したクセに、剣心が決着を
つけようとか言っってきたら十本刀全員で剣心の相手させるとか、もうちょっと落ち着けよ、的な。
 
 このあと由美さんと方治が薫を海に落としたので、剣心はそれを追って飛び込むわけですが。
 勝負もクソもなってないわけで。
 志々雄結局何がしたかったん。

 この後薫を見失ったまま、浜に打ち上げられた剣心。
 それを助けたのは、もちろんこの人、比古清十郎でした。
 あってる…よね、比古で…多分…。
 あんちゃ〜ん。
 …あれっそのあんちゃん出てるなこれ…。

 というわけで、伝説の最期編に続く!

 ところで、宗次郎がのちのKOFのクリスのモデルになってた、ってのは初めて知りました。
 あと志々雄のラバー衣装すっげぇ大変だったらしい藤原さん。
 それであのアクションすんだからさすがだなあ。
 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→るろうに剣心 京都大火編