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ナイト ミュージアム
エジプト王の秘密

3/24鑑賞

 前作の2が思っていたほどじゃなかったけど。
 3はやっぱりよかった。
 最終章というだけあって、ラストはちょっと残念な終わり方だったなーと思ったのだけど、
多分あの後館長によって、良い解決策が提案されたのだ、と信じたいです。

 そしてテディ役のジョンさんが亡くなったのですが、見てて目に力がないっていうか
ああこれはもうこの時結構うつ病が進行してたんじゃないかなぁ、と。
 ともあれこの作品は本当によかったのでぜひ見ていただきたい。

 時はさかのぼって1938年。
 アクメンラーの墓調査隊が発掘調査をしていて、CJという少年は父親がそのリーダーだった
わけですが、たまたま砂漠を歩いていたら底が抜けて遺跡の中へ。
 ここが父親が20年かけて探していた場所でした。
 つーか歩いただけで底が抜けるならもっと早く見つかってそうなもんだけど。
 現地の人が「持ち出せば死が訪れる」と警告するんだけど、CJの父親はおかまいなしに
装飾品を持ち出してしまう。
 その時にあの石版も持ち出されたんですな。
 …欠けてるんだけど。
 壁に埋め込まれてた時は欠けてなかったのに。
 歴史的にだいじなものをそんな乱暴に取り出すのってちょっとどうかと思いますが。

 さてラリーが勤める自然史博物館では。
 プラネタリウムがオープンしていました。
 すげぇ。
 しかし冒頭だけでこれから後の話にはまったく出てこないぞ!←

 たくさんの著名人を招いてショーみたいなのをやるわけですが。
 ラリーは石版の力で皆を動かしてビックリさせようとするんですよ。
 これはいいアイディアですね。
 ところがここでアクメンラーが、石版が変色していると言ってくる。
 石版の秘密は父だけが知っており、公開していないので自分は知らない、というんですね。
 でもラリーは後で調べよう、今はショーの方が大事、と言う。

 それとジェドとオクタヴィウスが猫の動画見て笑ってて、なんつーか、えらい現代になじんでるなと
思いました。
 8年だっけ、それくらい経過してんだから当たり前か。
 しかもオクタヴィウスがコメント書き込むぞーってやってて、このあたり見ていて楽しかった。
 こういうばかばかしさが好き。
 アイスのバーで装置作ってるし。
 ラリーがあきれていると、テディがやってきて、原始人の新入りを早く見てみろとか言い出し。
 いってみたらなんと、ラリーそっくりの原始人だった。
 ラーとか名前決まっちゃった上に、パパ?とか言われて笑った。
 館長が新しく人形を入れる時に、ラリーにわざと似せて発注したらしいですね。
 ここのやり取りの時に後ろ、ダチョウが覗きにくるけど、そーっと逃げていくの面白かった。

 そういうわけでショーが始まり、テディがまずは口上。
 ゲストからしたら、コスプレした人だと思ってるわけですな。
 そのあとプラネタリウムの星座群がぶわーっときて、これ誰だっけ狩人だとオリオン?名前
忘れちゃったけど、それの演出もバッチリ決まりまして。
 デクスターの芸もバッチリ決まってやったね!となっていたところ、石版の変色が進み、みんなの
様子がおかしくなり、ショーはメチャクチャに。
 せっかくいい感じにいってたのにね。
 レクシーも大暴れして大変なことに。
 そういうわけでゲストは皆逃げ出し騒ぎになり、ラリーによる反省会ですよ。
 でも皆はやったことを覚えてないって言うんですね。
 あとラーがいい感じにウザくて笑える。
 AEDでビリビリして遊ぶな!

 さらに館長も、この騒ぎのせいで自分はクビになるとラリーに電話。
 ぐったりですな。
 ラリーが帰宅したら息子は自宅で大騒ぎだし。
 よくこれで近所から苦情こなかったな…。
 息子のニッキーは大学に行かないで好きなことをやりたいとか言い出した。
 なんていうか、若いころにはそういうのは何度かあると思うんですよ。
 自分の可能性を探したいとかなんとか。
 それは結構なことだけど、せめて大学くらいは出ておかないとのちのち苦労するぞ、と
ラリーは言いたいけどうまくそれが伝わらない。
 やればできるって根拠なく思えるのは若い奴の特権だけど、大体それは失敗するからなあ。
 特にニッキーの場合、無計画というのが一番よろしくない。

 朝ラリーは博物館の資料室にやってきて、石版に関する資料を探す。
 事務員が、ただの警備員が資料に興味あるのとか言っててちょっとムカついたけど、石版を
発掘した関係者に対して貴重な証言をしてくれた。
 なんとあのCJは少し前までこの博物館の警備員をしていて、石版のことを知っていたと。
 しかもそれ、セシルですよ。
 1で出てきた。
 あいつかよ…。
 今は3人そろって老人ホームでのんびり暮らしているらしい。
 しかも、ものを盗んで騒ぎになって刑務所に送られたけど、ラリーが出してあげたようです。
 優しいな。

 最初はもう石版に興味がないと言っていたセシルも、石版が変色していると聞くと真面目な
顔になる。
 こういうのいいね。
 セシルはあの時現地人が言っていた「死が訪れる」というのは、「世界の終わり」を示している
のだと思ってたけど、ラリーの言葉を聞いて、石版の力が失われる、魔法の終わりだと気付いた。
 で、アクメンラーは今ニューヨークの博物館にいるけど、その両親はイギリスの大英博物館にあると。
 そういうわけでラリーは一計を案じる。
 それは館長に、アクメンラーと石版の修復を大英博物館に依頼してもらうということでした。
 館長は最初応じないけど、ラリーの熱心な態度に、大英博物館へ電話かけてくれるんですね。
 もう解雇されちゃってるけど向こうは知らないからって。
 うまいですね。
 確かに前も、人がこなくなった博物館に人を呼び戻してくれたのはラリーだし(1作目)、館長と
しては賭けてみよう、みたいなのがあったかも知れません。
 てか一度夜来させて見せてあげればいいのに。

 さて、ラリーはニッキーとともにロンドンへ。
 ニッキーは実は学生生活を一年休んでスペインでDJやりたいとか言い出した。
 スペイン語は話せないけど音楽に言葉はいらないとか。
 あーダメだこれ、挫折するパターンだわ。
 ラリーは正面切って反対はしなかったけど、大学にはいった方がいいと言う。
 ニッキーは、ラリーだって高卒だよというけどラリーは、自分はその分20年間苦労してきた、と説明。
 まあそういうことですわな。
 父親が高卒でうまくいってるように見えても、それはきちんと努力してきたからで、ニッキーみたく
なんも決まってないけどうまくいくはず、で成功するほど甘くないからなあ。
 
 さて大英博物館にやってきましたラリー。
 警備員のティリーに書類を渡すんだけど、このティリーがめっちゃうざい。
 仕事に不満あるのわかったけど頼むから早く書類確認してくれよっていう。
 で、ティリーは確認するといって館長に電話をかけるけど、館長はちゃんと証言してくれたんですね。
 「そこの君、明のツボを触るな」とかいかにもなアリバイ工作しながら。
 でも実際は公園でぼーっとしていた。
 この館長も復職できるといいんですが。

 さてアクメンラーの棺を大英博物館内に運び込みまして。
 ラリーたちは一旦去る。
 んで彼が石版でよみがえったところで中に入れてもらうんだけど。
 なんと、いつものメンバー勢揃いしてた。
 いつの間に棺の中に入ったんだよおい。
 てーか棺デカすぎるだろ!
 きたメンバーは、アクメンラーのほかにテディ、サカジャウィア、フン族のアッティラ、デクスター、
ジェドとオクタヴィウス、そしてラー。
 お前何しにきたんだよ…。
 ラリー、ラーはダメだと思ったので、扉を抑えててもらうよう指示。
 ここのやりとりがドリフみたいでめっちゃ笑った。
 しかもラー、自分こそがラリーの息子みたいな感じでニッキーに敵対心燃やしてるし。

 さて目的はエジプトコーナーにいき、アクメンラーの父にあって石版の秘密を聞くことです。
 石版を持っている以上、ここの展示物も動き出すから大変らしい。
 ………アクメンラーの人形だけエジプトコーナーに引きずっていって、そこで石版戻して生き返らせたら
話早かったんでは?(そこ突っ込んだらおしまいです)

 えと最初に通ったとこで石像が動いていたんだけど、しゃべれないから無言で動いていて、ここは
サイレントヒルみたいでなんかちょっと怖かった。
 と、ここでトリケラトプスの骨がやってきたー!
 ラリーは落ち着いて、レクシーで慣れてるから、と嫌がる牛の角をとり(首の剥製が展示してあって、
その下に角だかなんかが展示されていた)、トリケラトプスに投げるんですが。
 こいつ噛み砕きやがった!
 おかしくね!?
 草食恐竜なのにレクシーより凶暴とかおかしくね!?
 テディが別の案があるって恐る恐るいってて、皆逃げだしたの笑えた。
 ここで颯爽と現れたのが円卓の騎士の一人、ランスロットです。
 彼を出してくるとはなかなかですな。
 トランプの11、ジャックのモデルになった人物です。
 で、彼はトリケラトプス相手に一歩も引かず、これを退けた。
 つーかグーパンチ笑えたし、トリケラトプスの反応がまんま犬で面白かった。
 このあとランスにテディが、元大統領のルーズベルトだ、と名乗るけどランス、握手しながら
「意味わからん」って言っててめっちゃ笑いました。明るすぎや!
 あとラリーのことも、道化師にそっくりだとバカにして笑ってるし。
 明るさがうぜぇな…。
 えと、ここらのランスのエピソードをちょっと知っておくとよりこの映画が楽しめるので、
「円卓の騎士 ランスロット」で検索でもして、彼の物語をざっと知っておくと面白いかと思います。

 ランス、自分が先導すると頼もしいことを言ってくれます。
 ところがここで問題発覚。
 ジェドとオクタヴィウスがいなくなっていた。
 アッティラの帽子に隠れていたんだけど、どこかで落ちたらしい。
 一同探すと、通風口にオクタヴィウスのマントがひっかかっていた。
 このままでは彼らが危ない(空調きいてるからそこら貼り付けになって干からびる)と考えたラリー、
空調装置を切った。
 つか吸い込まれていく最中に二人のうちどっちかが鉄人28号とか言った字幕出てたけど、何が
いいたかったのかさっぱり。いや確かにアメリカだと鉄人28号は「Gigantor」の名称だけどそれじゃないでしょ。
 デカ男!って言う意味じゃないの。(Gigantor)
 つまり、ラリー助けてくれ、って言う。
 
 落ちていったあと、空調装置に貼り付けになってた二人だけど、ここであの、毎回登場する引きの
シーン。
 めっちゃ笑った。
 わあーと叫んでる二人と、遠くからダクトが交互に写されてすごいシュール。
 ここで、手を握ってくれとオクタヴィウスだっけ、言うんだけど、その直後に空調切られたから忘れろ、といってるし。
 面白いなあこの二人。
 この後どうするかですが、ラリーはデクスターにニッキーのスマホを括り付けてダクトの中を探してもらう
という作戦に出る。
 ちなみにランスはこの様子をバカにしていた。
 宝を探すのが大事だろ、的な。
 サルより宝、って。
 それでラリーは、宝と言えば石版だと言う。
 そんな簡単にばらすなよ…。
 まあ何を説明してもランスの、ラリーたちへの評価が覆りそうにないので、アクメンラーとテディは
残念な男だ、と言ってましたが。

 ジェドとオクタヴィウスですが、何とか助かったけど出るには通気口から飛び降りないといけないなーって
言ってた。
 そこに何者かの影が見えたのであわてて飛び降りる二人。
 もう少し待ってたらデクスターと出会えたのに…。
 彼らが降り立ったのはローマの町でした。
 あっ…嫌な予感しかしない…。(展示される、歴史的に有名なローマの町といえば2つしかない。
コロッセオとあと一つ)
 で、オクタヴィウスは展示物の名前を読む。
 イペンポ。
 うん、おまえさんそれ逆に読んでるから!
 向こうから石像が何か言ってるけど彼らには聞こえないし、町の人たちが逃げ出してるのを見て
笑う二人。
 バカだ…。
 
 一方でラリーの方ですが、ガルーダが現れた。
 うわ、ちっこくてかわいいな。
 ガルーダというのはインド神話に出てくる神の鳥であり、ヴィシュヌ神の乗り物です。
 日本に入ってきてカルラ天となり仏教と習合しています。
 松江フォーゲルパークのトロピカルエイビアリー入り口に飾ってある鳥の置物がガルーダです。
 閑話休題。

 このガルーダ神が、みんなが通ろうとするのを止めてくるんですな。
 私は最初敵というか何かあるのかと思ったんですが。
 さすが神鳥、そうではなくて危険を知らせてくれていた。
 ラリーたちが通ろうとした先には相柳がいた。
 こっちは中国神話に出てくる龍。人間の頭を9つ持つらしい。
 この作品ではちゃんと龍の顔だったけど人間の顔だったら不気味すぎて泣くわ!
 ラリーたちは静かに通ろうとするけど、石版の力がまた失われたことにより、みんなの様子がおかしく
なって、結局相柳が目覚めてしまい、バトルに。
 ここのシーンはランスがかっこよかった。
 あと、ラリーもちゃんと警棒兼ライトで戦ってたし。
 向こうは確かこういうライトなんですよね。警棒としても使える、みたいな。
 日本でもあると思うけど。
 やっとこさ倒したのですが、携帯壊れてしまってデクスターの位置を確認できなくなってしまった。
 でもラリーが、ラーがAED使ってたの思い出して、AEDで相柳を撃退するのはよかったです。
 …これ戻すの大変そう…。

 そしてジェドとオクタヴィウス。
 お前ちゃんと読んだのか?とか言い出すジェド。
 なんかおかしいって気付いたんでしょうね。
 それて二人やっと、ポンペイであると気付いた。
 さすがの二人も知ってたようですな。
 ベスビィオス火山の噴火によって一夜で埋もれた悲劇の町。
 追いつめられた時にキモサベとか出てきて笑った。
 ローンレンジャー見たっぽいなこの人ら。
 そこにデクスターが助けに…きてくれたけど二人をサッと拾い上げてくれれば済むだろ!
 おしっこかけんな!
 この後二人は気を取り直して、デクスターの持ってるスマホでラリーに無事を知らせようと、写メ
取るんだけど、ラリーの方は携帯壊れてたから届かなかった、と。残念。

 この後ラリーは、石版の方を優先することにし、エジプトの展示室へ。
 アクメンラー、数千年ぶりの両親との再会に感激って感じでちょっと良かった。
 後ろのアヌビスもきちっと敬礼してて良かったし。
 そんでアクメンラーは石版に異変が起きていることを告げるけど、秘密は明かせないと
王は言う。
 うぜえな。
 あとユダヤの話はいいから!
 アクメンラーも、もう4000年たってるからいいでしょ、と言うと王は、彼が誕生した時のことを
話し始めました。
 つまり、アクメンラーの誕生は両親にとっては何にも代えがたい奇跡だった。
 だから神官に銘じてこの石版を作らせ、死後ののちも死者をよみがえらせて会えるように
したらしいです。
 その際に月の神の神殿で作ったと。
 つまり、石版には月の光が必要であり、博物館内に展示されていた石版はその力を失いつつ
あった、ということだったのでした。
 月光に当てればいいのかよ!
 楽勝だな!
 ここでますます石版の力がなくなり、息子の異常を感じた父はラリーに、石版を月光にあてる
よう命じる。
 ところがここでランスが石版を取った。
 アーサー王が探していた聖杯はこれかと。
 お前よく見ろよ。どう見ても違うだろ。
 残念なイケメンはこれだから…。
 それでランスは逃走してしまうのですが。
 だまし絵の中で石版取り合いするのはかっこよかったし、石版より落下しかけたテディを助け
ようとするラリーに対して、テディが自ら手を放して落下していくのも良かった。
 まあだまし絵だから上から落っこちてきたんだけど。
 
 えーこのころようやくティリーが目を覚ましまして、博物館内の異変に気付く。
 ラリーらはようやくジェドとオクタヴィウスと合流、事態を話します。
 ちなみにランスが元気よく動けるのは、今夜命を与えられたばかりだからで、夜明けがくると
死んでしまうらしい。
 ここでラリー、ランスが馬にのって外に逃げていくのを発見したんだけど、現れたティリーが
邪魔をする。
 うぜぇ…。
 んでラリーとラーは警備員の宿泊施設みたいなとこに閉じ込められてしまいました。
 役に立たねえ…!
 ここはしばらく二人のコントをお楽しみください。

 この後ティリーはアッティラ達とも遭遇するけど、彼女の武器のハンマーは、アッティラ頭が固いので
通用しなかった。
 ということで警備室に閉じ込められるティリー。
 一方ラリーの方ですが、ラーがドアのガラスやぶってかぎあけることに成功。
 もっと早く気付こうぜ!
 この後ラリーはラーに、ティリーを出さないよう見張っててくれと頼みます。
 ラーが少し成長してて、任せられると確信してるのがいいですね。
 この後ティリーとラーの関係の変化にご注目。

 ランスを追って外に行くラリーたちだけど、公園の石像のライオンが動き出してて、ジェドとオクタヴィウが
動画の通りネコは光を追うとアドバイス、ライトで遊ばせるのはなんかほのぼのしてて良かった。
 この後ランスがどこにいったか、ですがラリーは心当たりがあった。
 ちょうど劇場でキャメロットという舞台をやってるとこがあったんですな。
(円卓の騎士に登場する都の名前)
 一足早く先についたランスは役者相手にメチャクチャなことしてる。
 つーか!
 ヒュー・ジャックマンさんじゃないですか!
 こんなんツメでやっちゃってくださいよ!(ウルヴァリンかよ)
 と突っ込もうと思っていたのですが本人がネタでやりやがった(笑)。
 ここは知ってたらニヤリとできますね。
 
 ラリーたちの方はバスに乗ってやってきてたんだけど、なんか異様な感じで面白かった。
 ジェドとオクタヴィウスが見てるちびっこに写真とっていいぞ、とか。

 さてラリーたちが劇場に入ってくると、ランスは松明をもって屋上に逃げた。
 ここ、ラリーが行きかけてジャックマンに、顔も性格もいいねって言っていくの笑った。
 何やってんだよお前らはよ。
 
 で、ランス。
 ロウだからこいつ、松明で鼻がとけちゃってんですよ。ブラーン。
 ますます残念なイケメンに…。
 
 ところがここで石版の力が尽きはじめ、仲間が次々倒れてしまう。
 ジェドとオクタヴィウスが、手をつなごうと言ってて今度こそ二人、手をつなぐのはよかったですね。
 デクスターも死に、ラリーの様子を見てランスは初めて気づいたのです。
 大切なのは宝ではなく、サルと友人の命であったと。
 そして石版のピースを元に戻し、月の光をかざす。
 すると彼らはみるみる元気な姿になって甦ったのです。
 ここのシーンはじーんとしました。良かった。
 あとランス、鼻直したけどまだちょっと変だった。
 しかし誰も突っ込めない雰囲気!

 テディはラリーに、石版とアクメンラーはここに置いておこう、と話す。
 そうなれば自分たちは二度と動けなくなるけれども、4000年の時を経て再会した親子を
離れ離れにしたくないみたいなんですね。
 いやそれは、館長に話つけてたびたびここに来るようにしたら…ダメなんですかね。
 王は石版の力が戻ったことに感激して、ラリーに立派な墓を作って立派なミイラにするみたいな
こと言ってるけど、それは多分あまりうれしくないな。

 あとラーのくだりは面白かったです。
 そしてラリーはティリーに、明日からは最高な仕事になるよ、と告げて去っていったのでした。

 そうして博物館に戻ってきて。
 ラリーはそれぞれと別れを告げる。
 石版がないとただの博物館だもんな。
 アッティラが英語覚えて友達と言ってくれたり、デクスターと最後の別れをしたり。
 そしてテディも息子は立派にやるさ、と言ってくれる。
 親の役目は終わったんだと。
 感慨深いものがありますね。
 そしてさらばじゃ、と剣を抜くのですが。
 また脅かしやがった!!!!(1と同じ)
 
 それから3年後のことでした。
 自然史博物館で、大英博物館展示が行われていた。
 ティリーも同行してやってきたようです。
 館長が彼女を出迎えてくれるんだけど、3年前あのあとラリーが責任とってやめたことで
館長は復職できたらしい。
 それはいいけどさびしいな。
 まあラリーにしても、動かない彼らを相手に警備するのはさびしくてたまらなかったんじゃ
ないかなと思う。
 で、ティリーは館長に渡すよう頼まれた、と石版を渡す。
 館長は何のことやらって感じで指示された通りに石版を動かすのですが。

 彼は初めて知りました。
 ラリーの言っていた意味を。

 ティリーもラーと再会できてよかったですね。
 これで石版が実は二つあったとかで両方にぎやかになればうれしいんだけどな。
 その騒ぎをラリーは外から楽しげに見ていました。
 ここ、最後ラリーが中に入っていくオチの方が私は良かったと思うんですが。
 歓声がひときわ大きくなる、みたいなね。

 最後、ロビンのほかに名前が出たから誰かと思ったら、ガス役(老人の一人、車いすに乗って
出てきた人)の方も亡くなっておられたんですね。
 ご冥福をお祈りします。
 次回作がもうできないのは残念だけれども、やっぱりエジプト王によって石版の力は二つに
分けられ、自然史博物館も大英博物館も夜ごと大騒ぎになってくれたらいいな、と思うのです。
 この映画は本当に最高。



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