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名探偵コナン
業火の向日葵(ごうかのひまわり)

4/29鑑賞

 なんか気が付いたらしんちゃんとコナン、両方とも植物のタイトルですね。
 狙ったのかな。

 えーと今回は、コナンの基本に立ち戻った感じで面白かったんじゃないかなとは思いました。
KIDの活躍多くて私としては嬉しい。
 ただ今までのコナン映画を期待していった人にはがっかりな内容だったのでは。
 脱出もショボいといったらあれだけど、ほとんど何もしてないし、何よりだらだらと話が
続いていつの間にか解決って感じだしねえ。
 多分来年がその分派手になると思います。キールとバーボンが…。

 それから、しんちゃんのウソ予告は毎回のことだけど、コナンでやるとなんだかなって思うので
やめといたほうが。
 前に黒の組織に正体がばれたという予告してたら夢の話だったし、今回も崩れる洞窟の中で
KIDと直接対決みたいな予告しておいて全然違うし。

 あ、映画泥棒がコナンバージョンだったのは面白かったです。
 来年は黒の組織で作ってくれ。(死人出るからやめろ)

 ニューヨークで、ゴッホのひまわりのオークション開かれています。
 昔バブルの頃に、ある保険会社が58億円で落札して話題になりましたな。
 当時の58億だから今はもう少し価値上がってると思いますが。
 あの時は海外から、日本は海外の名作を買いあさっていい気になってるとか言われた
ものですなあ…。
 ともあれ。
 今回のひまわりは、鈴木財閥の次郎吉おじさんが3億ドルで落札しました。
 すげえ…。
 金に糸目をつけないとはまさにこのことですね。
 んでこの会場にKIDも潜入してたわけで。
 
 一方コナンらは日本で、このオークションをたまたま見ていた。
 実はこの絵は第二次世界大戦で焼失したと思われていたようなのですが、フランスの
アルルで見つかったらしいです。
 見つけたのは東という人。
 で、当時の時代と同じキャンバスで書かれていたので本物と鑑定されたようです。

 まあ同じキャンバス、同じ絵具だから本物とは限らなかったりするんですけどね。
 腕のいい贋作師になるとそういうのそろえてきたりするから。
 そこまでやるなら普通に本物売買したらとも思うんだけどね。コスト的に。
 ここで次郎吉と園子記者会見してるけど、この後ろにある、stones.comって検索してみたら
イギリスのサイトみたい。ローリングストーンズ?まあいいけど。
 ともあれそういうことで次郎吉は展覧会をやると発表します。
 日本でひまわりの絵を集めてやるって。
 私これ聞いた時に、ひまわりなら何でもいいのかと思ったんだけど、ゴッホのひまわりを
所有してるとこから借りてって意味だった。
 まあ確かに普通のひまわりの絵展示されても困るな…。
 
 その展示会のために7人のスペシャリストによって絵を守ってもらうそうです。
 6人しか出てきてないけど、残り一人は日本にいて、よりによって毛利探偵らしい。
 まあ次郎吉おじさんにしてみたら、キッドキラーのコナンがもれなくついてくるから、
という魂胆らしいですが。

 あここの7人のうち、チャーリーはニューヨーク市警の人らしいです。
 ニホンゴ、おじょーずですね!(コラ)
 この会見の場にKIDのカードが届くんですね。
 園子が喜んでて本当にこの人節操ないなと…。

 てかKIDどうやってニューヨークにきたん?
 偽造パスポートと変装かな。
 ま、そうしないとばれるよなあ。

 KIDは派手に暴れまわって結局逃走するんですね。
 テレビで見ていたコナンも意図がつかめず混乱。
 確かにこれはそうだろうなあ。
 あと、逃走する時に警察官らが撃つぞって言ってたけど、普通アメリカだと、相手が
銃持ってたら警告なしに撃ったりします。(そうしないと自分がやられるから)
 フィクションでよかったのー、KIDさんよー。(メタ発言やめようぜ!)
 
 コナンは、KIDは宝石しか狙わない、奴は本物か、と考える。
 原作85巻であれだけの策を披露したコナンが、こんな単純な選択しか思いつかない
わけないと思うので、多分これからいろいろ推理していくんだろうと思います。
 このあと、工藤新一が現れて、帰国する園子らの飛行機に乗り込むわけですが。
 ま、KIDの変装だろうな。
 第三者の可能性はないだろうなと思って。
 ここに現れる必然性がないし。
 この展開から考えられることとしては、KIDは何か第三者と対立してて、それを妨害
するためにちょろちょろしてんのかなーと。
 
 ここでいつものOPになるわけですが、なんかだんだんコナンの正体広まっていってる
気がするのですが。
 大丈夫か工藤新一。

 飛行機に乗り込んだKIDだけど、チャーリーはさすがに、すぐに信用はせず、顔引っ張って
確かめてた。
 つーか顔立ちが似てる可能性もあるから髪型がヅラかも確かめた方がよかったのでは…。
 まあそれしたらここでこの映画終わってましたけど。
 でもKIDの地の言葉が出てて、よくもまあばれなかったもんだなと。
 この飛行機が、展覧会宣伝のために派手にペイントされてて、すごいなーと思いました。

 空港では一同が飛行機の到着を待ってるけど、園子が蘭に新一がいることを伝えようと
電話する。
 それでコナンは、新一、つまりKIDが乗り込んでいたことに気付く。
 ここで飛行機、いきなり格納庫のドアが爆発であいて、荷物が吸い出された。
 ゴッホのひまわりが大変なことになってますよ?
 KIDが取りに行ってたので、あーKIDの狙いは絵をとることではなくて絵を守ることなんだなあ、
とこのあたりで思ったり。
 飛行機の方は危ない感じながらもギリで降り立ったんだけど。
 コナンの目の前ギリギリに止まってて、お前なんで逃げないんだよって思った。
 これで突っ込んでたら「名探偵コナン ご声援ありがとうございました」ってなってたぞ!
 つーかデスノートのスピンオフ映画思い出したわ。Lたんがとめるやつ。

 一方でKIDの方は変装を解いてひまわり確保。
 それを知ったコナンはKIDを追いかけていくんだけど、彼はひまわりを置いてあっさり
逃亡してました。
 ひまわりめっさ汚れとるぅぅぅぅぅ!!!!
 
 蘭の方は新一が飛行機からいなくなったと聞いて心配してたんだけど、コナンが「今
KID追ってる」と応答したことで安心して泣き崩れてた。
 うん、蘭ちゃん、映画始まって30分しかたってないから安心するのはまだ早い。←

 ひまわりは汚れただけで傷とかはなく無事でした。
 ただチャーリーは、ここまでしてる以上KIDというのは人殺しもいとわないひどい奴だと
いう印象を持ったようです。
 まあそうなっちゃうな。
 それと、ひまわりが早く発見されてよかった、あのまま炎天下に放置されてたら
やばかった、とスペシャリストのメンバーがいってると、その中のなつみという人が
変な顔見せたんですよ。
 なんかあるなこいつ。

 そういうわけでひまわりは次郎吉の誇る金庫に収容されます。
 ところがここで別の問題が。
 今回このような騒ぎが起きたことで、各国のひまわりを持っている美術館が日本への
貸し出しを渋るようになってしまった。
 そうなると、展覧会が開催できなくなっちゃうわけですね。
 そういうわけでスペシャリストの会議が開かれるのですが…。
 毛利のおっちゃん、テレビ見たいからでないらしい。ふざけんな。

 コナンらはガキどもと一緒に美術館に行くらしい。
 これがあの本当にゴッホの絵を落札したとこの美術館ですね。
 なんとか損保…忘れた…。
 この、コナンが出た直後に毛利探偵、手紙を開封していたらKIDのカードが入っていることに
気付くんですね。
 コナンもう1分残ってたらねー残念だったねー。

 カードの内容は、最初の模写をもらうというものでした。
 
 一方会議の方はレイクロックといって、鍾乳洞を使っての美術館らしいのですが。
 これ完全に構造危ないですやん。
 なんでこんなとこに作るかね。
 完全に崩れる展開だろ。(オチをばらさない!)
 ここに毛利探偵からの連絡が来るんだけど、メンバーは、KIDの狙いはここにあるひまわり
ではないという。
 さすが皆ゴッホに詳しいからすぐ見抜いたな。
 KIDが狙っているのは日本にあるひまわり。
 あの美術館のやつかよ。
 
 その美術館では元太らが騒ぎまくってて、本当にこいつらマナーってものを知らないなって
いうか小学1年だからしょうがないけどうっとうしいなと。
 ここで、ひまわりをじっと眺めているおばあさんがいるんですね。
 そのおばあさんは灰原さんに、あなたは別のことに興味があるみたいね、という。
 で、毎日このひまわりを見に来ていることを話し、見ているだけじゃ後悔するわよ、人は
失って初めて大事なものに気付く、と灰原さんに言うのでした。

 さてKIDカードの予告の説明がなされますが、難しいので要するに、ゴッホ自身による最初の
模写はこのひまわり、と思っておかれると良いかと。
 それでみんなは、このひまわりを安全な場所に移した方がいい、と館長の方へ話をする。
 この絵を移動している最中に、ふたの内側にKIDカードがついてるのにコナン気付いた。
 つかなつみ、はがすのに素手で触るなよ。
 そのカードには「ひまわりは受け取った」と書いてあるんですね。
 そんで皆はもうこのひまわりはすでにニセモノか!?とあわてる。
 コナンは、時間守らないはずはないって感じだけど、チャーリーは、KIDは極悪人だから盗む
ためにはなんでもするだろうって言ってる。
 つまり、夜と見せかけて先に盗んでおくとかね。
 そんな、ルパンじゃあるまいしー。(ルパンも守るっての)
 なつみが鑑定するけど、ここじゃよくわからんから、自分の工房に持ち込まないとわからない、と。
 
 と、ここで警備員がいきなり「このカードはトラップです」とカードをチャーリーの胸ポケットに
押し込んで逃げてった。
 お前がKIDかよ!
 この逃げるシーン、KIDは煙幕使うんだけど、お尻から煙出てるみたいだったよ…。

 ま、これで一応予告通り夜に盗んだことになるのですが…。
 カードには、100億で譲るとか書いてあった。
 私思ったんですが、ここはおかしくないか?って感じでしたね。
 ある目的のためにKIDは一旦絵を奪ったわけだけど、その代わりに金を要求してくるって
いうのがね。
 この展開はちょっと、らしくないなと。

 次郎吉が100億円を用意してあげるからその代り、絵を取り戻したら展覧会に絵を譲って
欲しい、と館長に言う。
 館長も、絵が戻ってくるならお安い御用だって感じで。
 さらに、各国の美術館にも交渉してねって言われて館長それ引き受けました。
 うまい交渉ですな。
 あと館長は、その代わり、美術展に一人招待したい人がいるという。
 それはあの、毎日ひまわりを見に来ているおばあさんでした。
 何か事情があるんだろうなあ。
 私の見たいひまわりは本当はこれじゃないって言ってたし。

 チャーリーは銃を手に入れてもらっていたんだけど。
 日本だから問題になりますよ。
 あとマークって誰だよおい。

 KIDが指定したホテルだけど、マスコミにKIDが情報を流したらしく、続々と集まってきてた。
 それとチャーリーは一応コナンの洞察力は買ってるらしくて、バカにするわけでもなく、
ちゃんと意見聞いてるのは優秀な捜査官だなと思いました。
 で、コナンあることに気付く。
 館長が金の受け渡し場所としている部屋の気圧が上がっていることに。
 てかこれ、空調操作は機械室からできないのか?って思ったんですが。
 その頃、部屋の外で爆弾がさく裂して、紙幣が外に吸い出されるわけですよ。
 金もったいなさすぎだろ。
 返してやれよ…。
 で、KIDが姿を現してそのまんま逃げたと。
 何がしたいんだよ。
 絵画は戻してたけども。
 ここのシーンはほんっとワケわかんなかった。
 マスコミには自分が狙ってるのは2番目(落札されたひまわり)と5番目(今回盗難にあったひまわり)
だとアピールしてたらしいけど、こういう返し方の意味がわからない。
 まあ次郎吉としては絵が戻ってきたのなら金は構わんということでしたが…。
 KIDはいたずらに、金を無駄遣いさせるような人ではないと思ったんですが。

 で、次郎吉は記者会見で、こうして2度も絵を守りきったのだから安心してひまわりを貸して
欲しいみたいなことを呼びかけ、展覧会が開催に向けて進行していくことに。

 美術館の展示方法としては、各階に1枚ずつゴッホのひまわりを展示しておいて、一番下に
皆が移動したらそこで7枚を集めて見られる形にするらしいです。
 各階でそのひまわりだけ見たい人もいるんじゃ…。
 防犯システムはバッチリのようですが。
 なんか盗難システムとかは停電しても自家発電で作動するとか言ってるけど、機械仕掛けって
結局、大本壊されたら何の役にも立たないからなあ。
 
 というわけでチケットはものすごい倍率高いらしいけど、博士は当たったらしいよ。
 ま、博士はどうでもいいので。
 しかもチケットゆずってとかいう元太らが図々しくてうざい。
 お前ら最初から園子に頼みにいけや。

 チケット、園子が蘭と新一の分も頼んでました。
 先に言ってしまいますが、KIDはこのチケットを使って新一として侵入したと思うんだけど、
どこで盗んだんだろう…。
 ともあれ、運搬にあたりコナンはチャーリーに、拳銃を使うつもりなら忘れないで、簡単に奪って
いい命はないんだ、と警告。
 ちなみに特に出番はなかった。

 このあと次郎吉にKIDからのお届け物と称して危険な薬品が届いたけど、これは本物の
KIDがやったんじゃないだろうなあ…。
 つーかKIDはカードを偽造されてもすぐわかるようにした方がいいような気が。

 その夜屋敷で、警備員の一人がある人の部屋に入って、パソコンのデータをコピーしていました。
 テレピン油のデータがあった。
 あー…よく燃えるねー…。
 このパソコンは注意して見ていると、飛行機のシーンでヒントがあります。

 展覧会開催されました。
 ガキどもが一番のりかよ。
 モニタールームで毛利のおっちゃん、新一が来てるのに気付いた。
 コナンはここにいるからKIDでしょうね。
 あと、あのあばあさんが来てたんですが。
 警備員の後藤って人がモニター見て泣いてるんですよ。
 だからもしかしてこのおばあさんの過去に関係ある人なんかなーと思った。

 通路にはひまわりが植えられています。
 でもにおいがついてて、園子はにおいつけるって言ってたかなーと。
 ここで園子、新一に気付くんだけど、彼はKIDカードを落として姿を消した。
 園子、カードに気付きます。
 そのカードにはこう書いてあった。
 14人=(11人+1人)+2人
 15人=(11人+1人)+2人+1人
 皆はキリストの12使徒とテオ、ゴーギャン、15人はそれにゴッホを加えてのことだと指摘。
 すげえな…。
 で、キリストの12使徒といえば一人裏切り者がいたから、このメンバーの中に裏切り者が
いるとKIDは指摘してるんだろうな、ということになるんですが。
 要するにKIDのほかにひまわりを狙ってる人間がいるってことさね。
 次郎吉は展覧会中止を選択。
 もともと初日は何が起きるかわからないから、知り合いしか招待してないらしい。
 さすがやり手だな。
 
 そういうわけで隔壁を閉じてKID閉じ込め作戦となる。
 サーバールームの警備が手薄だから狙うとしたらここかも、と考えたチャーリー、
うまいことひっかけた。
 無線聞いてたKID、サーバー室にいたし。
 ところがどっこい、二人がキャッキャ追いかけっこ(おい)してる間に、本物の犯人が
ここに忍び込んで、機械に油流し込んでぶっ壊しやがった。
 だからー…簡単に忍び込めて簡単に扉があくサーバーってセキュリティザルじゃん。
 建物自体を強固にしても、心臓部の警備がなってないってどういうことなんよ。
 
 その頃皆は、スペシャリストの経歴を洗いなおしていて、東の経歴がおかしいとか
言ってる。
 双子の兄がいて不審死してると。
 したらいきなり東が、自分が殺したとか言い出したんですよ。
 あっさり告白した!

 実は第二次世界大戦で焼失したと思われていたゴッホのひまわり(史実では焼失)は、
東の祖父が命をかけて火の中から取り出したものだったのでした。
 それを、その屋敷の娘さんに託し、祖父は亡くなったらしいけど。
 生きてるオチかと思ったのに…。
 ともあれその後GHQに取り上げられないように隠した。
 でもそのあと行方がわかんなくなって父が探し続け、自分らの代になってアルルで
見つけた。
 ところが東の兄は、日本に持ち帰らずフランスにおいておくべき、と言い出した。
 それで車の中でトラブルになって、もみ合ううちに銃が暴発と。
 いやまて、なんで銃持ってんだよっていう。
 兄はひまわり畑の中で死に、逃げろと言われた東は逃げて絵を持ち帰った。
 何がしたかったんだこの兄弟は。
 展覧会が終わったら東は出頭するつもりだったらしいですが。
 でも、ひまわりの絵に関していろいろやってたのは東じゃないと。
 確かにそういうことする理由がないわな。

 と、ここで火事発生ですよ。
 消火システムも壊されて役に立たないというすばらしいセキュリティ!
 コナン、何かに気づきました。
 さあ皆さん残り30分、ここで言うのは何ですが、特に盛り上がりません!←
 あ、いや、KIDの活躍はかっこよかったようん。

 ひまわりの絵は緊急脱出させるんだけど、コナンは避難する途中、2番目と5番目の
ひまわりが脱出になってないことに気付いていた。
 それでこっそり行くんですな。
 したら、新一がそれを何とか脱出させようとしていた。
 新一というかKIDだけど。

 蘭はコナンがいないのに気付きます。

 で、5番目のひまわりはなんとかなったんだけど、2番目は脱出ポットに食い込ませて
あるポールがもう全然外れない。
 二人で焦ってる時に蘭登場ですよ。
 二人の顔が笑える。
 でもすぐ立ち直って蘭に頼みます。
 ……コンクリートを素手で破壊する女子高校生…ねえわ………。
 まあそれで何とかなったんだけど。
 崩れてきたコンクリから蘭をかばう新一。というかKID。
 コナンがもやもやしてたの笑える。
 で、なんかぶっ壊れて水が流れ込んできて、3人どっかに流れ出ていた。
 通路かな。
 ここでコナンは、KIDが犯人の計画を知っていて、ひまわりを守っていたことを指摘する。
 その犯人とは、通路にひまわりを植えようと言い出した奴だと。
 上から油を通路にそって流せば、まんま火の通路になるってことでしょうな。
 なかなか動かなかったのは共犯者がいる可能性を考えてたと。

 KIDとしてはいざ盗んだ後に脱出口は用意してあったんだけど、蘭とコナンを連れて
逃げられる浮力はない。
 逃げ道を探してくるからその間に犯人を捕まえろというKID。
 でどうするのかと思ったらコナンは通信機で皆に犯人ばらすっていう、すごい地味な
展開だった。
 うーん…。
 てかKIDも新一のままで探し回ってりゃいいのに。
 kIDの格好で崩れていく鍾乳洞内探し回ってたらマントひっかかって危ないだろっていう。

 地上では、ひまわりが1枚ないと騒いでいるんだけど、コナンが新一の声で、5枚目の
ひまわりは守った、と報告する。
 で、犯人の正体はわかったと。
 犯人の狙いは、2枚のひまわりを燃やす事だった。
 KIDはその狙いに気付き、ニューヨークの会場ではわざと正体を現して警備を厳しくした。
 日本へ輸送される時にも、爆弾に気付いてなんとか守ったと。
 でもって、あの美術館にも、毛利探偵にカードを出すことで警戒させ、犯人に手を出しにくくした。
 ここで犯人が、自分の手元において破壊しようとするのを防ぐため、工房に持ち帰って鑑定と
言い出した時に正体を現して、盗んだと書いてあるカードは偽物、自分が本物と示してみせた。
 
 つまり、犯人はなつみであるということですね。
 確かな証拠はパソコンの中の犯行計画らしいですよ。
 コナンはどこでそれ確認したんだ。
 KIDの手下っつかじーさんは確認してたけどさ。
 ともあれ、KIDがことごとく邪魔したことでなつみの計画はうまくいかなかった。だからここで
燃やしてしまおうとしたけど、それも失敗に終わった。

 ただ計画的に下手したらなつみも死んでたとこがあるけど、なんでと言われてなつみは、
それほどゴッホを愛してた、2枚目と5枚目は贋作ですやんとか言い出すわけですよ。
 でもコナンは、これは本物と証明されたと言う。
 5枚目のやつは、ゴーギャンとキャンパス用の布を分け合って書かれたのがわかってると。
 2枚目のは命かけて守られたわけだしね。
 あと、ゴッホを守れるなら死んだ方がマシとか言いながらも、着陸直前の爆発だったり、
今回も確実に逃げられるようにしてたり、結局覚悟が甘い、とコナン指摘。
 そらそうですわな。

 そこにKIDが戻ってきて、ここ崩れそうでやばいという。
 コナンは、蘭一人抱えてなら飛べるのかって言ってて、まあいいやつだなとは思った。
 子供の体だからこそ逃げ道はある、という風に思ってんだろうなと。
 つーか本当にもろい構造だなここ…。
 展覧会の最中に崩壊起きなくてよかったよ。

 そういうわけでKIDは失神していた蘭を連れてなんとか飛んで逃げる。
 コナンはというと、ひまわりを脱出させたポットから出るのが目的だったらしく、うまいなと
思ったけどここも崩壊してて割とピンチだった。
 ま、なんかあーだこーだしてたら水が流れてきてその勢いで出られたんですけど。
 ひっかかってた2枚目のひまわりとね。
 このあたりがなんつーか、別にハラハラしないなっていうか。
 沈みかかったけどボール膨らませるやつで浮いて助かった。
 ひまわりが浮いてきて、コナンが浮いてくる、そして毛利のおっちゃんが助けに飛び込む、
という順番だったのですが、ひまわりも大事だから誰か取りにいけよとはちょっと思った。
 
 コナンが無事だったのを見届けてKIDは去ろうとするけど、そこにチャーリーがいた。
 でも彼は、KIDが本当に、人殺しとか人を傷つけることをしないこと、ひまわりを守る
ために自分の評判が悪くなろうとも気にせずふるまったことを知り、KIDに対する認識を
改めるんですね。
 さらに、2番目の絵を守った東の祖父から、絵を受け取ったおじょーさんに片思いしてた、
KIDと一緒にいるじいちゃんから依頼を受けて今回動いてたこともわかった。
 このあたりはいいなーと思いました。
 
 さて、博士ですがチケット、KIDに盗まれたらしいですよ。
 まあ展覧会中止になったからどうにもなんないけど。

 というわけで全体見てみるとやっぱ物足りないなという感じはしますが、もともと推理作品
だもんなあ。
 派手なアクションよりはこういう系が正統派なのかもしんないです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)