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寄生獣 完結編

5/10鑑賞

 なんかこれ、ネオ寄生獣とかも実写化しそうだよなあ、とちょっと思った。
 今回の話は濃くて悪くはなかったけど不満が2つほど。

 1つ。
 田宮玲子が赤ちゃんを新一に渡す時、原作では新一があまりにおびえてて(何をされるか
わからない・警察の銃撃がすごい)田宮はどうすれば赤ちゃんを受け取ってくれるかと考え、
新一の母親の顔になる。
 それで渡すんですね。
 ここは、田宮がつまり人間を完全に理解したということじゃないかなと思うんですよ。
 広川に「子を殺された人間は怖いぞ」みたいなこと言ってたけど、それはあくまでも今まで
学習した結果であり、ここは本当に自分の経験として理解した、みたいなシーンだと思うので。
 だからぜひそこは再現して欲しかったです。
 大体新一の後ろから警察が撃つとかアングル的におかしすぎるから。

 もう1つは、後藤から逃げた後里美と会うのはよくても、やってきてるのにのんきにいちゃいちゃ
してる場合かと。つかやたらここのシーンが長くてうんざりした。サービスシーンのつもりなんですかね。
 一晩待ってた後藤さんお疲れ様ですって感じですよ。

 それ以外のとこは面白かったです。

 さてとある殺人犯が警察に連れてこられた。
 彼の名は浦上。
 パラサイトと人間を見分ける能力を持っている、Lを残念にしたような感じの男です。(ひどい)
 そんでこいつの前に殺人の容疑者が連れてこられるけど浦上は皆パラサイトじゃないという。
 ところが新一が出た時にちょっと様子が変わるんですね。
 ただ、よく見たけど違うって。
 この時に目を付けられたんですかね。
 ちなみに浦上はパラサイトが人間を捕食してるとこも見てたらしい。
 で、自分がしてることと変わらんと。
 どうですかねー。
 食うために殺すのと、楽しむために殺すのはまったく別物だと思うけど。

 そんで平間は、パラサイトを見つけては殺してるやつがいる、新一の近くで起きてるのは
偶然じゃない、みたいなこと言ってる。
 まあこの映画時間制限あるからしゃーないんだけど、当然原作だともっと丁寧に描かれて
います。かといって映画の進行が悪いわけじゃないけどね。

 この後新一はパラサイトを一体倒してるけど、もっと早くきてれば助けてあげられた、と
言うのは構わんですが、不用意に死体が転がってる現場に立ち入ると犯人扱いされると
思うんですけども。
 新一がパラサイトを殺すのは、殺しておけばそれだけ捕食される人間が少なくなるという
理由からのようです。それはわかるんだけど…。
 そして田宮だって共存の道を探してるんだからそこをもう少しうまくやれないもんかなと。
 ま、確かに人間が殺されてるのを看過するわけにはいかないでしょうけども。
 なんせ他のパラサイトはこのまま人間を食っていけば自分らが駆逐されるってのに
気付いてないから。
 で、この二人をこっそり見てるやつがいた。
 里美の病室にいた新一を撮影してた倉森ですな。

 さて市役所ですが、パラサイトの要塞になってました。市役所に寄生…これがホントの寄生生物!(黙れ)
 そりゃ普通の人間も勤めてるんだろうけど怖いなここ。
 それでみんなは、新一が仲間を狩っているということで殺すべきというけど、田宮は一時的な
ものだ、ほっておけ、観察していた方がメリットがある、というのでした。
 あれは我々の希望だと。
 田宮がもっとちゃんと説明してればよかったんだろうけど、仲間という意識が希薄だからなあ。
 赤ちゃん泣き出して、田宮は「黙れ」と言って黙らせたけど、それで簡単に静かになったら
楽でしょうな…。

 んで歩道をランニングしてる男、三木がいたけど、ヤクザの事務所入って皆殺しにしてた。
 カメラとかこういうとこは大体あるから面倒なことになるだけなのに…。
 そのあと後藤は市役所でピアノ弾いてた。
 「全身の」トレーニングにはいいらしいよ!
 ここの広川との会話で、三木はすなわち後藤であることがにおわされています。
 具体的に何かなのは後でわかる。
 で、後藤は新一を殺すべきといい、広川は田宮の意見を伝える。
 自分たちが観察するとばれるから、人間をうまく操って調べさせてるらしい。
 それがあの倉森か…。
 この後倉森と田宮会ってたけど、ここは田宮学習能力すげーなと思いましたね。
 で、倉森はこの情報は発表した方がいいというけど田宮はうまいこと、自分の教え子
だから待って、あなたとのことも考えたいし、と丸め込むのでありました。
 そりゃ倉森大ハッスルしますよね。
 こうかはばつぐんだ!
 ちなみに倉森は奥さんを早くに亡くしてから女の子を男手ひとつで育てているようですが、
この女の子が絶賛反抗期のようだ!
 
 高校では里美があの事件現場に花を供えてて、新一がやってくるわけですが。
 忘れることも必要じゃないかな、と言った新一に里美ブチ切れ。
 うぜぇ……。
 新一だって母親殺されたりして大変なのに、自分だけが不幸かのような里美うぜぇ…。
 映画には出てこなかったけど、加奈ちゃんって子は好きだったなぁ。
 不良っ子だったんですけどね。パラサイトを見分ける能力を持ってたために、新一と
パラサイトを間違えてしまって、捕食現場を見て殺されてしまったんですが。でもまっすぐな
気持ちの子でよかったと思う。
 里美はいちいち「新一君だよね」とか「新一君じゃなかった」とか「私の知ってる新一君だ」
とかうざいなーと感じてしまったので。
 
 この後新一は自分を尾行していた倉森と接触、ミギーとともに映像を見て消去してくれと言う。
 ミギーが、自分写真写り悪いとか言ってて笑った。そこはフォトショでどうにでもなるから!(無理!)
 ここで倉森、君のことは公表されるべき、研究材料になるべきとか言うわけですよ。
 それは失礼だろ。
 実験体になれってバカなんかなと。
 あんたは自分の子がちょっと普通の子と違うから実験させて下さいって言われて、わかりましたって
差し出せるんですか。そういうことだと思いますよ。
 新一は、自分の母を殺したのは警察官のパラサイトだったと言う。
 それで誰から自分のことを聞いたかというと、やはり田宮なわけですよ。
 新一納得。
 で、彼女こそ知能の高い寄生生物ですよ、というけど倉森は信じない。

 そういうわけで手っ取り早く新一は田宮に会いにいった。
 田宮が、部屋に来ればコーヒーでも入れてあげるわよって言ってたけど、新一せっかくだから
上り込めばよかったのに!(やめろ)
 ただ新一は田宮のことを否定するようなことばっかり言うからおかしいなと思ってたんですよ。
 田宮は、人間以外のものも食べられるようにさせているから待て、とか言ったりしてるんですけどね。
 それで新一の身の安全は保障するとも。
 ここちょっと面白いなと思ったのが、新一が「化け物の言うことなんか信じられるか」と言った時に
田宮が「人間の言うことは信じられるのか?」と返してて、うまいなあと思いました。
 そういうわけで帰っていく新一ですが実は、通信機を通して全部倉森に聞かせていたわけですよ。
 新一は、そういうわけだから早く逃げた方がいい、と告げる。
 ここで倉森がさっさと逃げていれば父子ともども助かったのでしょうが、残念なことに倉森は、
寄生生物の怖さを目の当たりにしてないから、恐怖感より騙された、絶対一泡吹かせてやる、
みたいな思いが強かったのかも知れない。
 この後倉持はなんと、広川にインタビューと称して会いに行き、盗聴器を仕掛けて帰るのですが、
そこはしっかり見抜かれていた。
 素人め…。
 それで、もう始末した方がいいという話になってしまうわけですよ。
 せっかく新一が警告してくれたのにね。
 しかも広川、田宮に言う必要ない、と秘書らに始末を任せる。
 ここで相談していたら…。

 新一の方は里美と一緒に帰ってたけど、敵の接近ということであわてて離れる。
 敵は5人とか言われてあわてる新一。
 なるほど、そういうことか。
 新一が「安全を保障するんじゃないのか田宮!」って言ってたの笑いました。

 一方で倉持の方はテレビ局にパラサイトの情報を売ろうとしてたのですが…。
 タバコが切れたのでコンビニへ。
 ついでに子供に買い物頼まれて、そんでもってプレゼントでもとオモチャ屋に。
 これが彼の運命を分けたのかも知れません。
 彼が戻ってきた時アパートからは火が出ていて、子供は殺されていた。
 つか現場にたやすく入れるとか。

 新一らの方はやってきた三木を見てミギーが仰天。
 頭と両手両足に寄生してるから5人だ、というんですな。
 でも狙いが不正確だとミギーは気付いた。
 統制がうまく取れてないのだと。
 それで頭を落とした新一ですが…。
 とどめを刺そうとしたら女性の集団がやってきたので逃げた。
 バカですか?そのままトドメ刺してから逃げるのに数秒もかかんないのに。
 もったいないことをしましたね。
 この後三木は右手に戻り、代わりに右手が頭に。それが後藤でした。
 なるほど。
 出番のない左手と両足のパラサイトが…。←

 家に帰ることも出来なくなった新一、さてどうなりますことやら。

 田宮の方は倉森のことを知り、広川に怒っていた。
 パラサイトらは理解してないから、倉森を探し出して殺せばいい、みたいなのんきなことを
言ってるけど田宮は、人間は自分より大切な他者を持つ、それを奪われた時の怒りは
狂気へと向かうと説明。
 倉森は昨日とはまったく違う存在になっていると。
 確かにそういう復讐って人間を変えますからね。

 私たちが認識しなければならないことは、人間は自分の頭以外にもう一つの巨大な脳を
持っている。

 つまり団結することができるということですね。
 それはパラサイトの仲間同士集まって攻撃とはくらべものにならないくらいの強さを
発揮する。
 それを広川の秘書らは下手につついて倉森にやらかしてしまったと。
 
 この後田宮さん、自宅にて子供をあやしてて。
 倉森がやってた、いないいないバアをやって子供が笑うんですね。
 その時田宮は自分が自然に笑っているのに気付いた。
 なんつーか驚きだったでしょうね。
 で、すぐに戻ると出て行った。
 田宮のとこに秘書以下3人刺客がきたわけですよ。
 田宮いらないから殺そうって思ったんだろうね。
 バカですね。
 あっさりこれらを殺した田宮ですが、このアイディア面白かった。
 多分ミギーの戦い方から生み出したのかなと思ったんですが。
 ところが、帰宅すると赤ちゃんいなくなってた。
 倉森が連れ出したらしい。
 鍵かけないから…パラサイトは…。
 田宮、よっぽど手ごわいじゃないか、と感心した様子でした。

 倉森さん動物園に赤ちゃんつれていました。
 警察の方でも事情聴取していた倉森がいなくなったということで、携帯のGPSで位置
探れないんですかね。
 まあ平間が電話かけて、通話してる間に場所割り出したようですけど。
 
 里美が新一の家にやってくると、田宮が出てくるとこだった。
 つかお前、接触したのがこいつだったからいいけど、他のやつだったら危なかったぞ。
 新一も里美に一言家に近づくな、くらい言っておけよ…。
 田宮は里美に聞くけど、彼女も居場所を知らないという。
 そこに田宮へ倉森から電話がかかってきて、動物園にいるということを伝えて切れる。
 田宮は里美から新一の携帯番号を聞き、自分がかけた。
 新一、里見からのは出ないのに非通知には出るのか…いいけど…。
 田宮は、新一を襲わせたのは自分ではないと話をして、動物園に来い、渡したいものが
ある、と告げて自分はタクシーに乗っていってしまいました。
 これ里美聞いたんじゃ…と思ったらやっぱり会話聞いてたし。
 これだけ里美、パラサイトがいる現場にちょくちょく来てるのに、パラサイトにはまったく
襲われず、人間に襲われるってのもすごいなと思うんだけど。

 ともあれ役所の方に警察が一斉にきたから何かと思ったら。
 SATみたいですよ。
 なんで唐突に?って思った。
 ここ説明不十分じゃないですか?
 多分倉森が新一から得た情報(市役所が寄生生物の寄生場所に)をもとに駆け付けたんかなと
思ったんですけども。
 ここの展開はうまくて好きですね。
 猟銃を持った男が現れた、という前提で今いる人らを細かくわけて避難させる。
 その際にX線装置の前を通させ、頭の透過がおかしい者については別の場所に誘導し
撃ち殺すと。
 ついでにその銃声で皆は猟銃持った男が本当にいると思い込んでくれるからありがたいですな。

 一方倉森の方はやってきた田宮に、お前を殺すのは難しそうだが子供なら殺せるとか
言ってた。
 それはお前自分自身が、娘殺したパラサイトと同じになるってことだぞ。
 気持ちはわからんでもないけど、田宮がやらせたわけでもないし。
 忠告聞いて逃げてれば生きていられたのに。
 んで新一がやってきて、倉森さんダメーとか言うてるけど、さっさと今のうちに子供取り上げて
おけば、野次馬とか集まってきて騒ぎにならなかったのに…。
 田宮も倉森を殺すまではしなかったと思うので。
 
 あと市役所の方はパニックが起きてて、警察は移動式スキャナ用意しろと言ってるから何かと
思ったら、浦上だった。
 こりゃうまい呼び方考えたもんですねってやかましいわ。

 あと新一のとこに里美も駆けつけてきたし。
 あのすいませんがホント邪魔なんで帰ってもらえますか。
 
 田宮があまり私たちをいじめるな、と言うんですね。
 か弱い生き物だと。
 確かに生殖能力もない、寄生しなければ生きていけない、一代限りで死ぬ生物ってのは
進化の面で言えばとても弱い存在だと思う。
 まああとの演説はいいとして。
 警察もやっとこさ来ました。
 ここの構図が残念だったのは、カメラワークを考えてのことなんでしょうが、警察がいて、その前に
新一がいて、倉森をはさんで田宮という感じなので、このまま警察が発砲すると新一にガスガス
当たってしまうという。
 なんでこんな立ち位置にした?って感じです。
 もうちょっと何とかならなかったのか。

 ともあれ倉森が挑発しまくって、子供を落とそうとしたので結局田宮は倉森を突き刺して子供を
助けた。
 倉森は人間が人間の子を殺すわけないだろ、と言って落ちて死にました。
 ここのシーン見てたら「いや虐待して殺してる親もいるだろ」って意見あるかも知れないけど、
もともとそういうことをする親が異常なのであって、親というのは自分の命を賭してでも子を守る
存在だと思います。

 この後だけど、警察が拳銃を出してるんだけど。
 新一このままだとめっちゃ撃たれる場所にいますよ?
「お兄ちゃんどいてそいつ殺せない!」(古い)
 
 その頃広川らは大演説してて、結局殺されるわけだけども浦上は、そいつは人間だと言う。
 皆も人間だと知り驚く。
 その後ろに後藤がやってきてて、広川は田宮が面白がって仲間に入れていたというんですね。
よく食われなかったな…。
 広川の演説で、人間は寄生虫だ、いや虫ではないな、けだもの、寄生獣だってドヤ顔で
言ってたけど、お前それ言いたかっただけちゃうんかと。

 この後SATは後藤によって全滅ですよ。
 まあ並の人間がかなう相手じゃないからなあ。
 あと浦上がこっそり逃げてた。
 どうなってんだよここの包囲網はー。

 田宮の方は警察に撃たれながらも新一に必死で赤ちゃんを渡す。髪の毛でガードしてて
ここで田宮の母性が現れているわけです。
 だから欲を言うなら新一の母親の顔になって欲しかったんですが。
 田宮は、こないだ人間の真似をして笑ってみた、なかなか気分が良かったと言って死んで
いきました。
 で、里見がやってきて新一に抱きつくのはいいけど赤ちゃんつぶれるから!

 この後がわからんのだけど、市役所の一掃作戦が失敗したというのはともかくとして、
その危険な現場になんで新一も一緒にいってるのかっていう。
 もしかして自分が倒してやろうっていう自負があったんですかね。
 そこにあらわたのが後藤でミギーは完全な力の差を思い知って逃げた方がいい、と警告。
 ここ平間死んだのかな。わかんないけど。

 森の中でミギーだけが木の上で待ってて、新一が隠れて襲うという手でしたが、
やはり後藤には通用せず。
 ミギーは新一だけなら生き延びられると自分の身を犠牲にして逃がした。
 これもまた、他のパラサイトにはない感情ですよね。

 で、ゴミ処理場の倉庫みたいなとこに入った新一ですが。
 後藤追ってくるかもとか思わなかったんかな?
 心配した里美から電話がかかってきて、なんと里美やってくるんですよ。
 え…これ後藤きたら里美殺されるパターンやん…なんでそんな危険なとこに呼ぶのって
いうか、ともあれ出会ったんならそこから脱出すればいいのになんでここにとどまるの?
みたいな。
 ちょっとここ展開的に無理あったなー。
 気持ちはわかるけど。
 そんで特にドキドキもしない二人のサービスシーンがあったあと、新一が朝起きると
右腕にミギーの細胞が残っているのに気付く。
 つまり後藤には場所バレバレだったわけですね。
 後藤さん一晩待っててくれたんでしょうか…?
 で、逃げる新一だけどもうそこに後藤が迫っていたので、わざと自分がひきつけて
里美を逃がす。
 里美も逃げればいいのに実は見守っていたという。
 馬鹿ですか。…バカなんですか。

 こうしてゴミ捨て場の決戦が始まります。
 …はっ!これはハイキュー!!の烏野vs音駒!(そんなきれいなもんじゃないから!)
 後藤とのバトルはかなり劣勢だったけど、隙を見て鉄棒を刺した新一。
 そのあと後藤が、自分たちはこの種を食い殺せと命令がきた、それは人間自身からだ
とかわけわからんこと言い出した。
 人間増えすぎたらやばいから人間が殺すよう命じたとかなんとか。
 病院いかはった方がいいですよ後藤さん。

 と、ここで新一が一撃をくらうかと思いきや、ミギーが防いでいた。
 後藤の中に取り込まれていたものの、自我を保っており、こうして新一のところに戻って
くるついでに神経をいくつか引きちぎってきたらしい。
 しかも、新一が突き刺したさっきの棒は放射能物質を多分に含んでおり、後藤の中の
パラサイトらが体の危機を感じて逃げ出したわけですよ。
 ああ、放射能に汚染されたらやばいのはこいつらも一緒なんですね。
 ここの伏線は、新一が逃げ込んだ時に、放射能物質持ち込み反対という看板が
出ているので覚えてたらなるほどってわかります。
 廃棄場になってたわけですね。
 原作では確か破傷風菌だったっけ…まあそれが今風に変えられてるのは皮肉な話ですね。

 そうして後藤は破裂して大変な状態になったわけだけども、新一は田宮の「私達をいじめるな」
という言葉を思い出し、とどめは刺さずに帰ろうとする。
 しかし里美が見てたので引き返してきて、自分の大切なものを守るためにって、ごめんな、
お前らは何にも悪くないと言いながら後藤の体を火の中に投げ込むのでした。
 ここのシーンもちょっと長くてダレたから、田宮の言葉を思い出して殺すのをやめようとするけど、
その時見守っていた里美と目があい、殺すことにした、でいいんじゃないの。
 つかこれ後藤気付いてたら人質に取られてたよなあ絶対…。

 それからしばらくして。
 新一にミギーは、鉄棒を新一が素手で触ったことで、彼の体も細胞が傷ついていた、それを
修復するにあたり自分の体を維持するのが難しくなったと言うんですな。
 どういう原理かよくわかんないけど。
 それで永い眠りにつくことにした、と言って右手に戻ってしまうのでした。
 ところがどっこいこれでは終わらない。
 里美とデートして、田宮の子に会いにいってそのあとでコーヒーを新一が買って来てる間に
浦上が里美をさらっていってしまうのです。
 警察何してんだよ。逃したままかよ。
 そんで屋上で浦上を殴ると同時に突き落とされた里美を助けようとするけど、右手は里美の
手をつかめなかった。
 ここでなんでだよとか回想なげーよ。つーかむしろ回想いらねーよ邪魔。
 ここはスピーディな展開が欲しかった。
 回想じゃなくて、犬の話から、ミギーが現れる展開でよかったじゃんっていう。
 現れたミギーは、なぜ知らない子犬が轢かれて悲しいのか、それは人間が違う種の
苦しみを感じ取れるからだと説明。
 で、疲れるから自分で持ちなと。
 多分ミギーはアドレナリンが急上昇したのを感知して目覚めたのかなぁ、と思ったり。
 新一が我に返るとしっかりと里美の手を握っていました。
 この後二人は、殴り飛ばした浦上の存在を忘れて屋上でイチャコラしていたのでありました。

 EDの映像はなかなか面白かったです。
 エンドロールが上から降りてくるのも斬新でよかった。 

 


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