多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→スキャナー 記憶のカケラをよむ男


スキャナ→ 記憶のカケラをよむ男

5/9鑑賞

 最初のあたりはもどかしく話が進んでいくのでつまんないなあ、とちょっと思ってたんですけど、
だんだんとそのテンポが速くなっていって、面白いなあという感じでした。
 仙石というキャラが非常に特殊なので、そのキャラになじんでいく時間、そして、話が進まない
もどかしい思いは亜美の感情移入にもつながり、悪くない進め方だったと思います。
 なんていうかこういう風に、無理なく、そして「うっわそうくるかよ」という展開を持ってくる映画は
久しぶりに見たなと。
 コナンとかしんちゃんとかズートピアに押されて目立ってないですが(失礼)、割と良い映画だと思います。
 レンタルで見るのならば冒頭からお見逃しなく。
 伏線は最初から張られていたりしますよ。
 
 女の子がベッドで眠っていて、目を覚ますと別荘みたいな感じでした。
 医療従事者がいて、一瞬サイレントヒルみたいな雰囲気でびびる。
 こういう演出は怖くていいですなあ。
 で、その女の子は目の前の広場で遊んでいる子供たち4人を窓越しに見ていた。
 すると、ボールがたまたま転がってきて、四葉のペンダントを首から下げた女の子と見つめ合うん
ですね。
 映像はそこで終わった。

 そのあと、四葉のペンダントをかけてる女性が出てくることから、さっきの映像から10年くらい
経過してるのかなという感じです。
 その女性は雪絵。これ音楽大学の人なのかな。あまり詳しいプロフィール出てこなかったけど。
 女の子のピアノレッスンをしていました。
 こちらの女の子は亜美。
 雪絵が自分にかける期待に対して応えきれないでいるようです。
 気持ちはわかる。
 雪絵は亜美に、爪の手入れをしながらあなたには才能がある、と言うのですが…。
 亜美は、「なぜ才能があるからといってやらないといけないのか」と。

 雪絵がその夜自転車で帰宅していると、うずくまっている女性がいた。
 ので声をかけるとつかみ合いに。
 これ貞子じゃないの。番宣で。(なんでだよ)

 場所変わって町内会のお祭りですが。
 ここで、町内の人をディスってすべりまくったあげく、舞台から引きずりおろされた芸人が。
 彼の名は丸山。
 見てのとおり粗暴で下品で口が悪い。あと借金があってヤーさんに脅されてるっぽい。
 それを亜美が見てました。
 
 事務所に戻った丸山、社長から解雇通知受けてた。
 ざまあ。
 と、ここで亜美が入ってきて、仕事を依頼したいという。
 笑わせる方ではなくて、丸山にマイティーズというコンビとしての仕事を依頼したいと。
 自分のピアノの先生つまり雪絵が大ファンだったというのです。
 昔思念を読み取る芸をしていたらしい。

 ここで過去の様子が挿入されて、マイティーズの芸を見に来ていたカップルから指輪を預かり、
丸山の相方、仙石が思念を読み取るということをするのですが…。
 ここで回想終わっちゃったから、読み取った内容はやらないのかよ!と思ったんだけど、少し後で
出てきます。
 わざと気になる終わり方してるのは面白いねぇ。
 なおここ収録の時に、野村萬斎さんの挙動が不審すぎて、エキストラが笑ってしまい、
大変だったみたいです。
 
 で。
 力を貸してほしいという亜美に、あいつは逃げたという丸山。
 ところが、ギャラは30万用意できますと言われて社長が「仕事引き受けます!」と言ったのは笑った。
 高畑さんこういう役うまいなあ。(真田丸の真田薫役の人)
 てか亜美、中学生くらいかと思ってたら高校3年生って言われてびっくりしたわ。
 
 マイティーズが解散した理由。
 それは、やらせではなく本当に仙石が思念を読めてしまうところにあった。
 カップルから預かった指輪から、夜景の見えるレストランでプロポーズされた、というのを読み取った
まではよかった。
 しかし実は、別の女性にプロポーズし、振られた指輪を使い回していた、というのを読み取ってしまい、
カップルは言い争って場を飛び出していってしまった。
 他の客はこれも仕込みだと思ってるからゲラゲラ笑ってたけど、仙石はそういう、人の汚い部分を
見ることになるから、すっかり嫌気がさしてしまったんでしょうね。
 
 今仙石はマンションの管理人をしているらしい。
 亜美が訪ねていくんだけど、丸山が隠れていたのはちょっと笑いました。
 険悪な感じでコンビ解消してるからいろいろ、お互いにアレなんだろうねぇ。
 
 亜美は、雪絵を探して欲しいこと、マイティーズの大ファンだったことを話し、手がかりになりそうな
ものを持ってきたという。
 読み取りたくない仙石は適当に、不倫旅行してるね、とか言うけど亜美は、雪絵はそんな人では
ない、と言い切った。
 仙石はどれだけ善人ヅラしていても人というものは醜いものだ、と取り合わない。
 亜美は、ピアノのコンクールで優勝すると約束したのだから、雪絵が自分から消えることはない、と
言って帰って行きました。
 まあここまで人間不信こじらせたら無理だろうなあ。
 丸山もかえっていったけど。

 ここの仙石のキャラが強烈でいいですねぇ。
 大丈夫かっていうくらいすごいキャラで。
 それがだんだん後半につれてなじんでくるというか、ほぐれてくるのがいい。

 仙石、二人が帰った後を入念に掃除していて、手袋を外したところでたまたま、亜美が出して忘れて
いった爪やすりを拾った。
 そこから見えてきたのは、雪絵の優しい人柄でした。
 思念は嘘をつかないだけに、彼には雪絵が心底、亜美を励ましているのだとわかったんじゃないでしょうか。
 ところがどっこい彼は、思念を読み取ると夜眠れなくなるらしい。
 ああ、精神に作用するから強烈なのかねえ。
 
 というわけで仙石、ちょっとだけ調べてみると出てくるんだけど。
 夏なのに冬みたいな服装で出てきて笑った。
 思念を読み取ってしまうかららしいんだけど、現場にたどり着く前に熱中症でぶっ倒れそう!
 一行は雪絵が消えたところにやってくるんだけど、ここで仙石が読み取ったのは、トラックに轢かれた母猫の
思念でした。
 うん、それも確かに大事だけど!
 強い気持ちが残ってるのはわかるけど!
 アスファルトに触って「アチチ!」とやるのもお約束で良かったですね。

 このあと、チャリからの思念を読み取りにきました。
 うん、最初からそうした方がよかったんじゃないかな。
 あと、サドルを触ってるけどどちらかというと、ハンドル触った方が読みやすいような…いいけど…。
 これ完全に変態ですわ…。
 この様子を見ていた忍という女性がいました。
 雪絵の友人のようです。
 彼女はマイティーズのことも知ってて、雪絵に「あれインチキでしょ」と言ったことがあるらしい。
 そうしたら雪絵は怒ったと。
 マイティーズの芸は本物だと信じていたそうでした。

 この自転車から読み取れたのは、雪絵が髪の毛の長い女に襲われたこと、注射針で何か薬を注入
されたということでした。
 あと、車のナンバーも見えたらしい。
 その話を大学内かな、してるんだけど、後ろに石膏ボーイズがいるのが気になって気になって。
(こっちの石膏ボーイズは動きませんから!)
 美術系の人に絵を描いてもらってたんですか。
 亜美は仙石が読み取った絵を警察にもってってみる、というのですが…。
 ま、相手にされませんでした。
 それで、警視庁の捜査一課に送ってみては、と丸山が言い出した。
 亜美に、どこにあるのかと言われて、警視庁だというのは笑った。
 そりゃそうだけど!
 そういうわけで亜美、女の絵を警視庁に送ったっぽいんですが…。
 届いた手紙整理をしていたのが、佐々部という刑事でした。
 たまたまそれを見た捜査一課の連中が色めき立つ。
 ここのシーン後で考えると、佐々部が封筒をあけたとこへたまたま上司が通りがかって
良かったのかも知れない。

 というわけで丸山、仙石いきなり警視庁に連れてこられた。
 なんでも、連続誘拐殺人が起きていて、それの目撃証言などがこの絵と酷似していたようなのですが、
この情報をどうやって手に入れた、というわけです。
 科学捜査だから思念を見たと言われてもって感じなんだろうなあ。
 確かに証拠にならんですしね。
 雪絵の話についても、死んだ扱いする警察に対し仙石が、彼女はまだ死んでない、と言うのは
良かったです。
 読み取った思念では、死んだ風ではなかったと。
 ただ結局確認しただけで帰されてしまったので、自分らで調べるしかなくなったわけですね。
 丸山は、先に殺されていた二人の遺留品から犯人を読み取れるかもと考える。
 ただし一人目のところでは丸山、同僚といって上り込もうとして叩き出されてた。
 こんなガラの悪い同僚がいてたまるか!
 二人目の犠牲者のとこには仙石がいって、「思念を読み取らせて」といったらなんとすんなりOK出たん
ですよ。
 遺族としては、犯人が捕まるなら何にでもすがりたいというとこなんでしょうね。
 ところが、遺留品というか証拠品。
 当然血にまみれた服になりますよね…これは仙石でなくてもドン引きするわ…。
 一応仙石、勇気を出して読み取ったんですが。
 倉庫が見えた、場所も大体わかると。
 すごい悲鳴だったなあ。ちなみにこれ、外にも響き渡って、撮影スタッフがあわてて周りの人に撮影だと
説明したみたいです。よく通る声も大変だ…。

 これ警察に通報してもダメなんですかね、匿名で。
 丸山が場所わかるというので二人で乗り込むわけですけども。
 倉庫の思念を読みとる仙石。
「どうしてこなかったの、エリカと約束したでしょ」と言っている女の子の姿が。
 あの冒頭に出てきた4人に言ってるっぼいですね。
 それを車の中で話していたら、後ろトラックが…。
 シートベルトしちゃったので降りられなくて慌てる仙石。
 ああ、この人車に乗り込んだら真っ先にシートベルトしめるタイプですね。わかります。
 というか仙石人生あきらめるの早すぎ!
 海にドボンしたけど何とか脱出したようで。
 ただし倉庫は爆破され、犯人はあの白い車で逃げていった。

 警察、病院にやってきまして。
 丸山は軽いけがで済んだらしいけど、仙石はまだ寝てるらしい。
 丸山はやってきた亜美に、仙石が言っていたエリカという名について尋ねるも、亜美は
知らなかった。
 警察は野田が佐々部に、何か有力な情報があれば取り込めとか言ってましたが…。

 社長が亜美に、仙石は自分自身の記憶を持ってないと話しました。
 11歳の頃町をさまよっていたのを警察に保護されたらしい。
 その後、政治家の家に養子として引き取られたけど、そこで思念を読み取って、この夫婦が
自分を必要として引き取ったわけではないこと、ただの選挙パフォーマンスだったことを知り、
折り合いも悪くなって家を出て、仕事も転々としていたようです。
 その中でも彼は清掃員の仕事で、忘れられていたものの思念を読み取って、その
人の家に届けるみたいなことをしていたらしい。
 で、たまたま時計を社長のとこに届けにきたのをきっかけに芸人の道に入ったみたいですね。
 でもあの芸で売り出すのはなあ…。
 仙石が傷ついただけじゃ、と思うんだけどね。

 丸山はこれ以上自分らに出来ることはないから、と亜美に手を引くという話をしていました。

 それからしばらくして亜美のとこに目を覚ました仙石がやってきた。
 明日がコンクールらしいです。
 亜美は雪絵の思念を自分からも読み取って欲しいというけど仙石は、生きているものからは
無理、意思が邪魔をする、人の記憶は嘘をつくと言います。
 これ後から考えたらすごい伏線だったな…。
 仙石は実は、爪やすりを返しにきたのですが、もう一度あずからせて、と帰って行きました。
 彼はあの爆破された倉庫にきて、もう一度思念を読み取ろうとしたのです。
 爪やすりがあったのは多分、雪絵だけの思念を読み取ろうとしたからかも知れない。

 雪絵は監禁されていて、ボールを持った女の子がいる。
 これが多分エリカでしょう。
 約束通り遊ぼう、と言ってくる。
 カスミ高原の森で約束したでしょう、と。
 あと一人は誰?と問いかけてくる女の子。

 仙石は、雪絵はまだ生きている、殺された記憶がないと確信します。
 ただ、あの時の4人を探していて残り一人は誰なのか。
 それがわからないから雪絵を殺さない。
 仙石は佐々部に会い、自分が見た事の話をする。
 佐々部はネットで、かすみ高原というのを見つけていた。
 さらにその掲示板にエリカらしき人間が「4人を探している」という内容を書き込んでいることも
見つけたと。
 1月に返事をしたのがヒラノ、最初の犠牲者で、音楽教室の合宿でいったことがある、と返事していた
らしいです。
 そこから3人がわかったんだろうね。
 3人の共通点はこれだと。
 さらに佐々部、当時の名簿を手に入れたというのです。
 仕事早すぎるなこいつ…。
 この中に4人目がいるはずです、知っている名前はないですか、という佐々部。
 仙石は忍の名を見つけた。
 それで話を聞きに行くけど、彼女は合宿にはいってないという。
 体調を崩してキャンセルしたから、合宿名簿の抹消が間に合わなかったんでしょう、と言うわけです。
 ただ、じゃあ4人目が誰なのかは忍も知らなかった。

 佐々部は実際にこの高原にいきましょう、と提案。
 なんでも、高原の別荘に木戸エリカという人物が住んでいた記録があったそうです。
 亜美はコンクールに臨んでいました。

 高原にいくと、警察官がいた。
 無人になってるから連絡を受けて鍵を預かってたみたいですね。
 この警察官、役者さんの名前は梶原善さんというのですが、古畑任三郎シリーズでもよく出演されて
ました。名わき役ですな。
 てか12年前にいつの間にか家族も消えていたということだけど、12年前に廃屋になったにしては
ボロくしすぎだな…いいけどさ。
 中に入るとほこりがすごすぎて、佐々部が口おおってたハンカチをパッととる仙石がおもしろかった。
 図々しいなお前!
 
 思念を読み取る仙石。
 てかエリカの書いた絵が怖いな。
 こんな絵になるかな…まあいいや。
 仙石が思念を読み取ると、ベッドで目を覚ました女の子が窓の外を見ていると、4人で遊んでいる子がいる。
その中で「亜美」と呼ばれていた子がいた。
 つまり、亜美が4人目だと気付く仙石。
 彼女は合宿に来たのではなく、雪絵についてきたんだ、ということですね。
 だから名簿には名前はなかった。
 エリカのその後を聞くと警察官は、エリカはここで病死しているという。
 10歳の時だそうです。
 では犯人は?
 仙石は、エリカの強い念に取りつかれた人では…と言うのですが。
 
 一方警視庁の方では、エリカの名前の書き込みからIPが割れ、容疑者確保に動いていた。
 つまり忍が亜美を狙っているのではということらしいですが。
 あわてる仙石。
 すべった拍子にエリカの書いたイラストに触れ、何かを読み取りました。

 目をさました仙石、忍を拘束し、亜美も無事とい知らせを受けたんだけど、失神する前に見た、
林の中をさまよっているような映像が気になった。
 誰の思念だこれは、というセリフかっこよかったなあ。
 丸山と合流した仙石、もう一度高原近くの自分が見た思念をたどって山の中へやってきた。
 そこには思念の通り、捨てられた袋が。
 その中には雪絵の死体がありました。
 犯人は何らかの理由によって雪絵を行かしておく必要がなくなった、それで殺されたのだ、と
知った仙石は強いショックを受ける。
 しかしここで雪絵の最後の思念を読み取ったのです。
 この演出良かったなあなんか。
 雪絵が目を覚まして(死者なので仙石の幻想)、仙石の背広の胸あたりを強く押さえるのです。
 そこには、佐々部からうばったハンカチがあった。
 そのハンカチから思念を読み取ると、犯人が雪絵の死体を抱えて移動している時に、それで
汗をぬぐった形跡があった。
 つまり犯人は…。

 警察では野田が、誰かがこのIPアドレスをすり替えて、忍の仕業に見せかけたようです、
という報告を受けていました。
 それができる人間とは。

 ここの逆転劇はびっくりしました。
 まさかそうくるか、みたいな。
 完全に騙されました。この時点で時間が20分くらい余ってるからおかしいと思ったんだ。←

 亜美が目を覚ますと、どっかの部屋の中だった。
 コンクールの後彼女は誰かに拉致され、連れてこられていたのです。
 どうして約束を破ったの、と問いかけてくるエリカ。
 と、この幻想で初めて男の子が登場します。
 エリカの兄でした。
 
 エリカは4人と遊ぶ約束をしてボールを預かっていた。
 ところが翌日は雨で4人は当然やってこなかった。
 エリカはこっそり別荘を抜け出し、ボールを届けに行くも、雨で体温を奪われて弱ってしまった。
 大体はだしで出ることがおかしいだろっていう。
 まあこのあたりが、トリックというかこの後の展開を見破るヒントかなって。
 
 エリカはずっと待っていたんだよ、と亜美に言う佐々部。
 なんでこなかったの、と。
 
 ここにやっと丸山と仙石駆けつけてきました。
 雪絵の最後の思念をたどってやってきたらしいです。
 場所を移動することになった時雪絵は手がかりになりそうな場所を見ていた。
 それはもしかしたら、自分が拉致された時に亜美が、マイティーズを頼るかも知れない、だったら
出来るだけ多く手がかりは見ておいた方がいい、という気持ちだったのかも知れませんが。
(これは深読みしすぎかなあとも思うんだけど)
 
 雪絵は4人目は誰かと言われても決して明かさず、わざと、突きつけられたナイフを自分に
突き立てて命を絶ったらしいです。
 すごいですね。 
 最後まで亜美をかばって死んだ。
 そこで手詰まりになった佐々部は、仙石を頼ることにしたわけか。
 で、4人目が亜美とわかったから雪絵を殺し、拉致に向かった。
 
 佐々部はエリカの兄でした。
 でも両親からは疎まれ、エリカが死んだのちも、おまえが死ねばよかったのにみたいなことを
言われたと。
 のちに親類である警察官僚のとこに引き取られ、警察官になるも、あの4人への復讐心は
消えなかった。
 逆恨みじゃないかと思うんだけどねえ。
 
 亜美に、なんでこなかったという佐々部だけど。
 エリカのことを覚えているはずがない、と仙石が言い出した。
 というかボールに残ったエリカの思念を読み取ったのですが。
 
 実は約束をしたというのはエリカの嘘だった。
 ボールはたまたま木にひっかかり、4人が引き上げた後落ちてきたので、エリカが手に
いれたもの。
 約束もしていなくて、4人とも最初から遊んでいない、だから4人が約束と言われても覚えて
いないのは当たり前だと。
 エリカのついた嘘を、佐々部はエリカが実体験した記憶としてすり替えてしまっていたんですね。
 映画途中で仙石がいった、「人には意思がある、人の記憶は嘘をつく」というやつです。
 佐々部の記憶では4人が約束をしてそれを果たさなかったということになっている。
 エリカは最初から一人だった。
 嘘の記憶で4人逆恨みした挙句3人殺した佐々部の立場って…。
 仙石は、エリカは死期を悟っていた、死ぬ前に本当に遊びたかったのは兄である君だと
伝える。
 
 と、ここで警察がなだれ込んでくるわけですが、佐々部は胸を撃って自殺をはかる。
 てかこのまま死なれたら、勘違いで殺された3人の遺族もたまらんよなあと思うんだけど。
 ただ、自分が親から必要とされなかったこと、エリカのために尽くすことで自分の存在意義を
見出そうとしたこと、そこから、4人を殺せばいいんだという考えに至った、身勝手な犯人としては
こうして罪を償いもせずさっさと死ぬというのは、いかにもらしいエンドなのかなと思いました。

 仙石は最後に、エリカの思念を佐々部に見せていました。
 佐々部は幸せな気持ちで死んでいけただろうけどさぁ。

 まあそういうわけで事件は解決しまして。
 マイティーズの復活を狙う社長のもくろみをよそに、仙石と丸山、忍はホールを借り切って
亜美のピアノを聞いてた。
 事件解決して、雪絵のためにここを貸し切ったらしいです。
 ギャラとんだとか言ってましたけど、1時間貸し切るくらいなら30万もかからんだろう。(シッ)

 このあと、ペンダントを落としたという女の子の話が出てきます。
 名前は雪絵。
 彼女の母親の形見だったようです。
 それを清掃員をしていた頃の仙石が拾い、思念を読み取って家へ帰しにきた。
 雪絵は話をすることは出来なかったけど姿は見た。
 のちにマイティーズを見て、その人だと確信した。
 だから、仙石の能力を信じていたんですね。

 人はすべて汚い、きれいごとを言っていても本心はどうかわからない、そんなことを思って
いた仙石も、雪絵の優しさに触れて少し変わったみたいです。
 爪やすりをよく使ってたけど、雪絵を好きになったのもあるけど何となく、母親として慕う
ような雰囲気でもあった気がする。
 仙石がマンション屋上で雪絵に、「ありがとう」と言ってたのが、なんか淡々とした終わり方で
いいなあと思いました。

 スタッフロールに釘宮って名字の人がいたのが気になりました。(感動台無しだ!)



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→スキャナー 記憶のカケラをよむ男