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クレヨンしんちゃん 
伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!

4/18鑑賞

 今回はサンバ!サンバ!ですよ。サンバといえばブラジル!
 もともとは奴隷階級とされていた黒人から伝わった音楽で、それが伝統音楽と融合して
現在のようなものになったらしいです。
 と、どうでもいい話はさておき。

 今回は冒頭からいきなり事件ですよ。酔っ払いが路地にフラフラと迷い込むと、シャキッと
した姿で現れてサッサッサッと歩いていくですよ!
 ドリフの志村けんがやったコントみたいですな。
 で、とある飲み屋では幼稚園の先生方が今度のお遊戯会の踊りで大モメ。まつざか先生は
サンバがいいといい、よしなが先生、上尾先生は今までどおりかすかべ音頭がいいといい。
 つーか酔ってるとはいえ、人目の中踊れるまつざかさんも確かにたいしたもんですな…。
おばちゃんに「これあげるから」といわれてコンニャクを渡されました。
 ここ、本当に何気ないシーンなのですが、実はかなりの伏線があるのです。映画を見終わって
思い返して「ああなるほど!」とニヤリ。今年のクレしんはやりますなぁ。

 で、もうぐでんぐでんに酔っ払いまくりのまつざか先生。上尾先生に抱えられて帰って行きました。
つーかよしなが先生!夜道の一人歩きは危ないっスよ!
 そして、電車が通り過ぎた後、なにかを見たよしなが先生の悲鳴が響き渡りました。
 ここはなかなか怖かったですよ。ホラー映画なみの悲鳴だな。観客に子供がいたんですが、
結構ビックリしてた(笑)。

 …番組冒頭からウ●コの話かよ、しんちゃん…。おもいっきり踏ん張ってますよ。いいのか
この映画(笑)。いきなり踏ん張りから始まる映画もそうそうないだろうな。
 で、やたらハイテンションなよしなが先生。ウン●連呼しまくり。すげぇ。
 みればニセモノというのは観客にはハッキリわかるのですが、しっかしこのテンションは
引くなぁ(笑)。
 で。
 えーとオニギリ頭が怯えてます。あ、マサオ君だ(名前くらい覚えてやれよ)。
 なんかあのすおとめあいちゃんの様子がおかしいとか。
 今まではドSだったのが今はMになっちゃったと。(もっとマシな説明しろや)
 こらーこえー。これ何ていうプレイ?


 只今、不適切な表現がありましたことをお詫びいたします。


 さて。
 子供達の悩みはさておき、園長室に不審な影が。
 よしなが先生が園長先生を呼び出し…。
 まつざか先生、人がかわったみたいって言ってるけど人が変ったというより何かが
切れた感じのような気が。

 えーと風間君、魔法少女もえPとかいうのを見てますよ。ここにまで萌えがきたか。
はさておき、風間君のママの様子が尋常じゃありません。ローストチキンにするはずの
チキンをぶった切り。いやいやその包丁じゃ刃が欠けるから!骨までスパッといくなんて
どんな万能包丁だ。まな板まで切れちゃうやつですかね。キレてないデスヨ…。
(使いどころ違う)

 ニュースでなんか小さな町のサンタモナカ?だかしらんけど、毎日サンバで盛り上がって
るらしい。あーでもこれ、女性が踊ってるのみるのは楽しいけど、男だとちょっと見苦し…
いや、あんまり楽しくないですよねぇ…。ラテン系のおっさんはちょっと…イケメンなら
いいけど。
 でもサンバって腰をやりそう。レイザーラモンの踊りとどっちがつらいでしょうねぇ。縦に
動かすか横に動かすかの違いって感じもしますけど。

 さてさて。
 たまたま落ちていた画鋲をよしなが先生が踏んだことから、風間君はよしなが先生の
異変に気づきました。ニセモノは画鋲を踏んでも痛がらない。
 やばくなった風間君を助けたのはやっぱりしんちゃん。って幼稚園でもウ●コしてんの
かよ!すごいな。

 さてネネちゃん達の間ではあるうわさでもちきり。
 「自分とソックリのニセモノがいる」というもの。いつの間にか摩り替わっているというもの。
 あーいいですねぇ、ニセモノ。私がもう一人いたら仕事手伝わせてイベント雑務もやらせて
多少はゆっくりできるなぁ。はっはっは…。どうぞすりかわってくだせぇ。ゆっくりできまさぁ。
(キミは何か現状に不満でもあるのか)
 ひろしは「メシ作ってくれればニセモノでもいい」といい、みさえは「給料さえ運んでくれれば
ニセモノでもいい」といい。結局似たもの夫婦というか、いい夫婦ですね。
 つか今回は風間君のマザコンっぷりがものすごーくものすごーく強調されている気がします…。

 野原一家、おっきなデパートにやってきました。すげぇ。都会のデパートってのぁこんなに
でかいんですかねぇ。そこにあこがれるぅ!そこにしびれるぅ!(待て待て)
 その中で、何かを数えている、「ツンデレ」のジャージをきたおねいさん。…あんた、何を
いきなり流行にのって…。まあいいや、しんちゃん曰く「シンデレラ」のそのおねいさんは目つきも
鋭く何かを探している様子ですが…?
 声をかけまくるしんちゃんに、ニコニコとみさえがやってきました。ありゃん?なんか全部
買ってくれるとか言ってるぞ。
 …まあこういう時は何も気がつかないフリをして全部買わせて、その後ダッシュで商品持って
逃げるのが正しいセオリーだな。(誘拐犯にエサで釣られて誘拐されるタイプ)
 気づいたおねいさんがニセモノみさえをぶっ飛ばしてしんちゃん救出。うお!このニセモノ
こぇぇぇ!腕はぐでんぐでんに伸びるし、関節がないかのような動き。これはなかなかに
怖いですよ。ただのニセモノじゃねぇ。…ってこれ始末されて花火になっちゃうのかよ!
どういう始末の仕方だよ!たーまやー!お金欲しいお金欲しいお金欲しい!(それ流れ星
見たときの対応)
 どうでもいいけど流れ星見たら3回唱えたら願い事叶うっていうけど、絶対間に合わない
よなぁ。時よとまれ。

 ともかく、異変に気づいた野原一家はデパートを脱出。
 ひろしは用心しつつ会社へ。確かに「変だ」と思っても「偽者がいるから会社休みます」って
言ったら「うんうん、今日といわず明日もあさっても休んでいいよ」といわれるのが現状です
しね。
 しんちゃんはしんちゃんでこういう時は張り切って幼稚園へ行く準備。さすがマイペース。
 ブリーチのエンディングで「マイペース」って歌がありましたけど、あれなかなかいい曲ですよ。
関係ねぇし…。

 幼稚園ではしんちゃんがにせものの話を。
 草むらに落ちていたのはかすかべ音頭のカセットテープ。今時カセットテープか。
 それが何故落ちてるのでしょうか…?
 ためしにしんちゃんがラジカセのスイッチ入れたらその場にいた2/3の人間が踊りだした。
すげぇ!
 ここのシーンの踊りがすごい面白いんですよ。なんつーか、おかしい。ニセモノが沢山
いて怖いシーンのはずなのに皆とりあえず踊ってるって感じで。
 で、お約束どおりにせもののよしなが先生とかがまつざか先生を襲おうとするんだけど
そこはしんちゃん。また音楽をかけてにせものの計画実行を中断。かけたりとめたりして
メチャクチャ笑える。さすがしんちゃん。この状況を全然気にしてねぇ。
 さすがにおかしいと気がついたまつざか先生が、しんちゃん達を連れて逃げようとするの
ですが、上尾先生のアホが未練たらたらですよ。あいちゃんのお付の黒磯にひかれて
残ってやられちゃいます。いいんじゃないですか、自分で残ろうとする人間なんて捨てて
おけば。
 と思っていたらさすがまつざか先生。見捨てて逃げることにしました。そりゃそうですよ、
たった一人のためにまともな人間が犠牲になることはない。

 ところがどっこい、踊りながらでもニセモノが妨害。しんちゃん達の逃げ場がなくなった
ところをすかさずまつざか先生がタックル。自分の身を犠牲にしてしんちゃん達を助けます。
 流石は幼稚園の先生。
 普段は「おーっほっほっほ、我らがバラ組が一番よ」とか「なにそのダサいかっこ」とか
言っててもちゃんと子供達を守ってくれるんですねぇ。

 一方ひろし。部下の川口までもがにせものになっていることに気づいて愕然。
 どうでもいいですけどこの川口さんの声優さん。昔「サムライ・トルーパー」というアニメの
伊達征士役をしていました。本当にどうでもいいな…。
 そういうわけで声を聞くのはちょっと嬉しいです。
 そんなひろしをニセモノ達が見逃すはずもなく。
 駅についたら大ピンチ。
 でもさすがはひろし。地の利を生かして逃げること逃げること。
 かっけぇー!

 ひろしが家にたどり着くと、ニセモノのひろしがしんちゃんと入浴中。あわててひろしは
ニセモノを追い払いますが、そこへ現れたのは敵達。
 こうなったら篭城と、シロに「こい!」と叫ぶんですが、何故かシロは威嚇を。
 ニセモノじゃないかとみさえに言われてあわてるひろしですが実はなんと、入浴していた
しんちゃんもニセモノ。これはすごい。これは私考えもしませんでした。片方がニセモノだと
分かるともう片方は疑わないっていう心理があるのですが、まさにそれをつかれた感じ。
これは面白かった。
 ここでシロがいち早く見抜いてちんちんかいかいをやって見せて、リアクションしない
しんちゃんを見ることでひろし達も気づく、っていうのは芸が細かい。
 で、そこへ突っ込んできたのがあのおねいさん。しんちゃんと途中で出会い乗せて来た
模様。で、一家を救いそのまま公園へ。
 家族がニセモノだと知りやってきていたネネちゃん、ボーちゃん、マサオ君を助けて、
かすかべを脱出しようとしますがどこも封鎖されていて絶体絶命。
 「かすかべ市封鎖できました!」状態だな…。
 ここで敵を撃退する時にひろしの足の臭さがまたも活躍したのがなんか面白かった。
敵が素直に「くさっ!」とか言ってたし。

 かすかべ山で敵に襲われて、おねいさんことジャッキーは何とか脱出したものの全員
とっ捕まってしまいました。うーん残念。
 ここで連れて行かれるのに、しんちゃんだけ足もってブラブラぶら下げられてるし。
…最後まで抵抗したんでしょうねぇ(笑)。

 敵のアジトでは、なにやら大掛かりな機械が。これはコンニャクを使ってニセモノ
クローンを作るものらしいです。そう、コンニャク。
 バイオテクノロジーでコンニャクからコンニャククローンを作っていたというわけ。
その原料はかすかべ山のこんにゃく畑かららしいです。国産かよ!(そこに突っ込むのかよ)

 敵のアジトでやられそうになった一家ですが、そこに颯爽と乗り込んできたのが
ジャッキー率いるSRI。シロの活躍が光るですよ!
 このリーダーの声はセイン・カミュさんですよ。いい声しとるわー。

 で。ジャッキーは、敵のリーダーアミーゴスズキとサンバ対決。えっ何で!?普通
戦って勝つとかじゃないの!?いやあ別にいいんだけどさ…。
 くじけそうになったジャッキーをしんちゃんが励まして、かすかべ音頭もまじって、
ついのっちゃったアミーゴの負け。
 ここの脱出する時の、敵を倒す様子がいつもの劇画調になってて好きです。面白い。
でも最後皆扉に激突…おいおい。誰か止まれよ。

 ジャッキーを敵が撃つシーンがあるのですが、それを救ったのは道に落ちていたサンバ
ホイッスル。ジャッキーの父が大切に持っていたもの。それを胸に入れていたから助かった
のです。ええ話やなぁ。
 あと、サンバはお便秘とダイエットにきくみたいです。さっそく明日から…おどらねぇよ!
 それと、ひろしに向かって動揺させるためにアミーゴスズキが「よく頑張った、のはらひろしの
ニセモノ」というシーンがあるんですけど、ちゃんと信じてるみさえやひまわり、しんちゃんが
好きです。「もうやめて。信じてるから」みたいなこと言っててやっぱこの家族は無敵
だなぁと思いました。
 寄生獣ってマンガがありまして、田宮という女性(だったかな)の母親が田宮を訪ねてきた
時に「あなた誰?」というシーンがあります。既にこの時寄生獣が田宮を乗っ取っていたわけ
ですが、どれだけそっくりに化けていても親子の絆がそれを見抜くみたいなシーンで、結構
好きです。あれをふと思い出しました。
 
 まあ今回はとても軽いノリの映画という感じでしたけど、嫌いじゃないですね。何より、
さりげない伏線だとか、ホラー映画真っ青の演出(悲鳴とかドロドロ効果音とか)はなかなか
すごいなと思いました。
 エンディング曲もあっていて良かったし、楽しい映画に仕上がりました。
 やっぱりクレしん映画は、真面目なのとおバカだけなのが交互にくるのが楽しいかも。
 あと音もすごい凝っててよかったですね。何サラウンドっていうのが知らないけど、後ろから
聞こえてくる!?と錯覚した部分もあったりしたし。

 サンバのリズムでレッツアミーゴ!ちなみに女性の場合はアミーガです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!