多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→黒執事 Book of the Atlantic


黒執事
Book of the Atlantic

1/25鑑賞

 実は私、原作を7巻までしか読んでない…(汗)。
 気付けば23巻くらいまでいってたのでびっくりしました。
 そのため若干突っ込みがアレなとこありますがご容赦くださいませ。
 ていうか登場人物半分以上わからなかった(笑)。

 セバスチャンとシエル、スネークは豪華客船の旅に出ようとしていました。
 てかもう雰囲気がまんま、タイタニックやなあ。
 それはともかくとして、もう一人メガネっ子が船にギリギリ乗り込んでいて、あーなんとなく
死神っぽい感じやなあと思ったら本当に死神だった(笑)。

 シエルはこの旅は気が乗らない様子。
 なんか依頼がらみらしいです。
 死者を蘇生させようとしているフリーメイソンのうわさがあり、ある病院で何かやってるらしいん
だけど、その証拠がつかめていない。
 また、大量に奴隷を購入したという話もあり、非合法な人体実験が繰り返されている可能性が
あるということで、シエルに調査の命が下ったと。
 てか劉の出番こんだけか…。
 そのフリーメイソンはなんでそんなことをしているかというと、要するに永遠の命を得ようって
のとかわらんですな。
 その集会が客船の中であるから、紛れ込むためにこうして乗っているらしいです。
 ただ、一つシエルが気になったのは、婚約者であるリジーが家族旅行でその船に乗り込んで
いることでした。
 つまり見つかるといろんな意味で面倒になるということか…。
 リジーはシエルと出会って喜んでるんだけど、リジーの家族がすっげぇにらんでるから、
あれ…シエルって嫌われてたっけ?と思ったら、リジー兄は確かに「かわいい妹を!」って
感じだったんだけど、リジーのパパはシエルめっちゃお気に入りで笑った。
 母は厳しいけどシエルのことは気に入ってるようですね。
 あ、それとセバスのことは髪型が気に入らないんでしたね。
 スネークとともにオールバックにさせられていて笑った。

 19日の夜に集会があるということで、セバスチャンはそれまでゆっくりすごしては、と
シエルに提案するのですが…。
 それと、女王の名代でWチャールズも乗り込んできていました。
 
 そして2日後。
 19日の夜。
 …はやっ。
 パーティが催されてるけど、シエルはあまり好きではないらしいです。
 で、空のグラスを持っていく客を発見。
 セバスチャンによると、集会に参加する客はそれをもって、ある場所に入っていくのだとか。
 シエルとセバス、変装していくんだけど、フリーメイソンには挨拶があって、これが出来ないと
ばれてしまうということで、セバスチャンからそれを聞いてショック受けるシエルが笑える。
 てーかこれ完全に受け狙いだろって内容ではあったな確かに。
 CMで見た時は何かと思ったけど、これだったか…。
 フェニーックス!とかポーズとっててめっちゃ笑ったわ。
 二度とやらないというシエル。
 セバスチャンは割とノリノリだったな。
 シエルの姿にめっちゃ笑ってましたけど。
 あと、葬儀屋もきてました。
 まあ確かに内容が内容なだけにね…。
 ドルイットという、ちょっとぶっとんでる人もいました。
 原作未読だけど残念なイケメンというか、狂言回しの役っぽいな。
 シエルは参加について尋ねられ、お父さんを治してもらえると聞きました、ととっさに
言ってたのへセバスチャンが「お父さん?」と言ってたけど、もしかしてセバスがその設定?
違うか。

 そんな中、リアンという医者が、死者をよみがえらせることに成功したと発表を始める。
 っていうかフェニーックス!またここでもやるのかよ。
 で、電気を通すと死体がよみがえったわけですが。
 まあこれで普通によみがえるはずがないですわな。よみがえったら医者と葬儀屋の商売
あがったりだ。
 というか、この死者の体がツギハギだったことに何の説明もなかったわけだが。
 目を隠していたのはグロくなりすぎないようにするためかなあ?

 よみがえった女性はまず親を襲って食い殺し、逃げ惑う人々に襲いかかったので
ありました。
 
 一方あの死神メガネ君ですが、ロナルドというチャラ男でした。
 死神界の黄瀬涼太か…。(黄瀬風評被害!)
 酒場で飲んでて女の子に、明日もここでって言われていたけど、生きて会えたらねって
言ってたから、死ぬこと知ってたんだろうなあ。
 
 シエルはセバスチャンに命令して死体を殺そうとするけど、ナイフで刺されたくらいでは
死ななかった。
 セバスチャンが、私には理解しかねる存在ですって言ってたけど悪魔だったらお前
むしろそれ得意分野じゃないのか。
 まあいいや。
 ここにロナルドが登場して、頭をつぶさないとダメだよ、とデスサイズの芝刈り機で
殺してました。
 …効率悪そうだな、そのデスサイズはよ。
 ロナルド、手帳を確認して、やっぱこの人死んでるわって言ってる。
 2週間前に魂を刈ったはずなのに動いてると。
 お役所仕事だからミスあったんじゃないのか。(やめなさい)
 セバスチャンに先輩がお世話になったとか言ってるけど、それはアレか、あの赤い
やつか。…シャアか!←違う!
 先輩の受け売りだから「セバスちゃん」なのか…。
 ロナルドは、魂を刈ったはずの死体が動いている理由は、さっきの医者、リアンに
聞くしかないか、って言ってるけど、芝刈り機動かしながらしゃべるな。
 SEでセリフ聞き取れんわ。
 要するに、悪魔が乗船していると、魂を取られているのを回収課が隠ぺいしていると
疑われ、仕事が増えるからセバスチャンをここでやっとこうと。
 先輩が倒せないものをなんで自分が倒せると思うんだ。
 これだからチャラ男は。
 シエル、ほっといて先に行きました。
 
 シエルは貨物庫にくるも、現れたのはリジー。
 シエルをおってきたとか言ってますが、この子はなんというか、危機感が足りなさ
すぎるというか…。
 私失礼ながら原作7巻までしか読んでないので、迷惑ばっかかけるこの子、
あんま好きじゃなかったんですよ。
 でもこの映画見て、なんて強くてかわいい子だろうって変わりました。
 いやーこういう子好きだわ。
 ともあれ。
 スネークもやってきてて何かと思ったら、こっそり運び込んでいたヘビにご飯を
あげていたらしいです。
 …あれ待てよ。
 最後、蛇どうやって脱出した?
 泳いで逃げたのかな…。

 シエルらが話をしていたら、後ろからゾンビが。
 さっきのとは違うと驚くシエル。
 そらそうだ。
 さっきのは女性。
 これ男性やろが。
 どうみても違うわ!
 見ればここは棺でいっぱいでした。
 それが全部動きだすんですよ。
 さっきの女性ゾンビと違って電気ショックも与えてないのになんで動くんですかね、
とか突っ込んじゃダメなんだなきっと。
 これは扉を封印して溶接しないとダメな感じじゃねーかよ!
 今までのゾンビ映画で、船で襲われるのあったかなあ。
 あるんだろうけど私が見たことないだけだな。
 それはいいとして、セバスチャンと戦ってたロナルド、そろそろ時間だーと勝手にいっちゃい
ました。
 デスサイズに乗っていくのかよ!
 セグウェイかよ!
 ちょっとそれ売ってくれよ!!!!
 セバスチャンもすっかり毒気を抜かれた様子。

 シエルらの方はゾンビに囲まれて大変なことに。
 しかもこいつら、木箱の上に乗ったら安心かと思いきや、その木箱破壊してんですよ。
 なんでそんなとこだけ頭いいんだよ!
 おかしすぎるだろ。
 シエルがリジーに、お前だけは助けるって言っててカッコ良かったです。
 スネークのことは助けてくれないってことか…←。

 まあセバスチャンがやってきて助けてくれるんですけどね。
 英国紳士たるもの、そうでなくてはって言ってて。
 このあとセバスチャンが思い切りグシャー!て感じでやっつけてて、まあグロはグロでした。
 シエルはそれを見ながら、セバスチャンと契約した日のことを思い出していました。
 セバスチャン、終わりましたと声かけるけど、さすがに血まみれだったね。
 返り血なしとはいかんかったかぁ。
 上品にしろとかシエル言ってたけど、どうも死体がいい感じに腐っていたようなので
結構つぶれやすかった模様。なるほど。
 あとリアンいました。
 お前よく殺されなかったな!
 逆にびっくりだわ!
 リアンは、この船には貨物庫はもう一つあって、そっちの方にはこの10倍の死体が
詰んであるとか愉快なことをぬかしやがりました。
 …おい、誰かこいつを船首につるしてゾンビ集めろ。

 その頃、先行の船から警告がきたということで通信室は操舵室に事態を知らせに
いこうとするのですが、ゾンビがあふれかえっていてやられた。
 …普通貨物庫って、泥棒に入られないように警備いたりとか鍵かかってたりしないのか。
どうやってそこから出てきたとかないのかよ…。
 まあいいや。
 それと画面分割で、船のあちこちでこの様子、みたいな感じに映ったけど、かなり画像
使い回しがありましたが…うーん。
 シエルはリジー、スネークとともに逃げることを選択。自分はセバスチャンの足手まといに
なるからという判断、さすがです。
  リアンは、ゾンビをおとなしくさせる装置が自分の部屋にあるとかいってます。
 あんのかよ。
 っていうか絶対嘘だろそれ。
 あとゾンビ作った理由語られてたっけ?見落としてたらすみません。
 真犯人が作らせた理由は語られてたけども。
 そそのかされたってだけにすんのかな?

 一方、リジーの家族はさすが剣の達人ですねえ。
 ゾンビ相手に引かず。
 セバスチャンがきて、頭を破壊して下さいと伝える。
 シエルとリジーは別行動と聞いて、あの二人なら問題ないって言ってるのもすごい。
 シエルはたった13歳なのにこれだけ信用してもらえるということは、それだけ実力が
あると思ってもらえてるってことだもんねえ。
 でも後になって思えば、リジーのことがあったからかもしれない(笑)。

 セバスチャンは家族に避難を促すけど、英国貴族たるもの、この危機を見過ごせないと
言われてしまいました。
 まあこの人らなら大丈夫でしょう。
 セバスチャンも早々に諦めていて笑った。

 ロナルドの方はあちこち見て回ってて、酒場であった子が死んでるのを見て「ほらね、
生きて会えなかったでしょ」と。
 あと、これからが本番とか言ってた。
 まだ大量に死ぬっぽいですね。
 
 マストの上の見張りが、氷山を発見して汽笛鳴らして知らせるも、操舵室全滅でした。
 この時代だと自動走行とかないんだろうなあ。
 今でも船の自動走行あるか知りませんが。
 どう見てもタイタニックコースだよねえ。
 と思ってたら、あの赤い死神きた!
 …誰でしたっけ。
 あーそうだそうだ、これでも変態DEATH☆のグレル。(変態じゃねーよ死神だよ間違ってないけど)
 
 セバスチャンの方は氷山にぶつかった衝撃をパッと調べにいったらしく、水中から上がってきた。
悪魔だとそういう手が取れるんだなあ。
 操縦士は全滅ですねえと冷静に調べていて、ゾンビ襲ってきてもパリーン!とガラス突き破る
勢いで放りだしてるし。
 まさかあんなギャグマンガ的なやり方をこの作品で見られるとは…!
 一方グレルとロナルドは……タイタニックのあのポーズやってた。
 チェェェェェェンジ!
 死神をチェェェェェンジ!!!
 護廷十三番隊の誰かでお願いします!!!!(BLEACH)
 もうそのまま落ちとけばいいのに…。

 シエルら、なぜかボイラー室にいた。
 なんでだよ。
 甲板にいけよ。
 閉鎖空間でゾンビに襲われる方があぶねーわ。
 で、浸水してきて皆避難するんだけど、リジーが飛ばされてぐったり。
 締まる扉の向こうに取り残されそうになり、シエル残りました。
 男らしい!
 さすが!
 スネークがすばやくヘビ一匹を通風口に回してくれました。案内させると。
 助かるぅ!
 でもこの隙にリアン逃げた。
 あのクソ医者が!
 こういうのに限って悪運強いんだよねえ。

 シエルですが、ボイラー室の上にダクトがあるのを確認。
 そっから逃げることにします。
 てかリジーのドレス、歩きにくそう…と思ってたらやはり、シエル、脱げと言った。
 でもリジーが、シエルの前ではかわいい姿でいたいのとか言ってて、これサバイバル
マンガだったらしばき倒されるところだ!って思ってましたが、シエルが背中から
服やぶいてました。
 おいおいおいシエルなんてことすんだよ!
 前から破けよ!(エロ親父かよ)
 というわけでシエルが叱り、リジー、シエルの上着をきて脱出することに。
 っていうか本当イチャイチャしてる間に水位やばいから早く逃げようね。

 船の他の皆さんらは、救命ボートを下ろそうしていました。
 そんな中暴走馬車が。
 おいおいおい、こんな船の狭い中走れるのかよ、と思っていたら、Wチャールズ
きました。
 っていうかあの、一瞬過ぎてわからなかったんだけど、この馬車はなんだったの。
 単に暴走しただけ?
 ゾンビの方じゃないってこと?
 Wチャールズは、乗客が死ぬと女王陛下の憂いが増える、ここは自分たちにまかせて
ボートを下ろせと言います。
 かっこいいな。
 というかなんか二次元アイドルグループにいそうな格好だな。(失礼)
 
 セバスチャンの方は、グレルと遭遇してうんざりですよ。
 運命って言われて「いや偶然DEATH」とうんざり顔。(そこは「偶然です」でいいだろ)
 大変ですなあ。
 一応シエルらとも合流できたんだけどね。
 リジーに「(こいつは)ただの変態です。変態が伝染しますのでお下がりください」って
言ってたのめっちゃ笑った。
 てかバトルの最中でグレルが壁を斬ったもんだから浸水して、グレル流されて
やんの。ざまあ。
 シエルはリジーとともに逃げようとして水の中の家具に足を取られて転んだ。
 その隙にリジーがゾンビに襲われるんですね。
 ここがCMのあれかー。
 シエルの前では最後までかわいい姿でいたかった、というやつ。
 セバスも間に合わないというすごい状況か。
 ゾンビに囲まれてどうするんだろうと思ってたけどなんと。
 リジー、めっちゃ強かった。
 こういう展開大好きですね。
 かわいい姿でいたかったってこれかよ。
 実は前に、シエルはリジーの母から剣術の稽古をうけていて「強い女性は怖い」と
言ったのだそうです。
 それでリジーは剣の天才的な才能があったんだけど、シエルの前では守られる女の子で
いたいと思ったと。
 小さいころフェンシングで勝ってたのをWチャールズも見てたらしい。
 
 ところが、シエルがあんな目に遭い(親が殺された)戻ってきた時にリジーは、自分が
成長していることに気付いた。
 1歳年上なんだっけ。
 だから、かかとの高い靴を履いて、一生懸命頑張ってるシエルを見て、他の女の子らが
ヒールのある靴を履いている中、わざとぺたんこ靴を履いていたようです。
 でもそれはかわいい女の子でいようっていうだけではなくて、何かあった時にシエルを
守れるようにでもあった。
 この決意ができるって本当にいい子だなと思います。
 リジーの両親のように、何かあったらお互いに背を預けて、人を守れるようになるんだろう
なあと思う。
 いやーこの映画で一番のビックリでしたねこれは。
 
 リジーはゾンビを倒したあと、グレルにも向かっていくけど、それはセバスチャンが止めた。
さすがに人間ではかなわないだろうしね。
 ロナルドは決められた仕事以外しないだろうけど、グレルは平気で、手帳にのってない
人間も殺しそうだし。
 セバスチャンはレディにお手間をかけさせて申し訳ありません、ここからは私が、と言ってて
かっこよかったです。
 まあ結局、動く死体を調べるってことになって死神どもは去るのですが。
 リジーが勢いのまままシエルをおぶうって言っててかわいかった。
 そのあと、安心して泣きだしてるのもかわいかったです。
 シエルに嫌われたって泣いてるのはやっぱ女の子だなあと。
 で、シエルが「好き」って言うハメになって、セバスチャンがすごい笑い転げてました。
 ブフッって感じになってて面白かった。

 さて救命ボートで皆の脱出が始まっていて、シエルは自分の代わりにスネークを載せて
ほしいという。
 自分はまだ仕事が終わってないと。 
 リジーが騒いだのでセバスチャンが素早く眠らせてました。
 こっから先はさすがに無理だもんなあ。
 というわけでリジー一家は脱出できたので、一つ懸念が減りましたね。
 
 さてリアンですが。
 死神にとっつかまって、ゾンビを停止させる装置があると部屋に案内させられるも、いくと
なくなってた。
 見ればドルイットが運び出してたんですよ。
 何してんだよお前。
 葬儀屋もいた。
 逃げようとしたら手伝わされたーとか言ってる。
 うーん。
 ドルイットは起動はまだまだだよ、キャストがそろわないとね!と言っててこれだけでも
イラッとするんですが、この騒ぎに便乗して、私の帝国を作るんだと言ってて、誰かこいつ
撃ち殺してくれと思いました。
 もう船沈むから好きにしろよ。
 セバスチャンもイラッとしたらしく、「あいつ殺してもよろしいですか」って言ってたの笑った。
シエルは「手がかりが必要だ」と止めてたけど。
 そんな間にもゾンビがわらわらと湧いてまいりました。
 早く装置を作動してゾンビを止めろというシエル。
 するとドルイット、「私はカイザーだよ!」とか言い出してて。
「やっぱり今すぐ殺そう」ってシエルが言っててめっちゃ笑った。

 グレルとかロナルドもイラッとしてるらしく、ゾンビを倒しながら早く装置作動させろよ、とか
思ってんだけど、あのフェニックスのポーズをしないとダメとか言い出しやがって。
 しぶしぶ皆やるんですよ。
 その後4人とも「やっぱり殺そう」って言ってて、皆の心が一つになった瞬間!みたいな
感じですっごい笑った。
 このマンガキャラ崩壊すごいけど大丈夫か…。
 ところが装置を発動させるも動かない。
 横で葬儀屋めっちゃわろとるんだけど。
 しかも、グレルがドルイット殺そうとすると、死神が卒塔婆で阻む。
 いやいやいやいや!
 お前なんで英国のやつなのに卒塔婆なんだよ。
 おかしいだろ!
 全然あってねーよ!
 
 ここで葬儀屋の目が見えるんだけどセバスチャン、目が見えていなかったので気付かな
かったとか言い出した。
 葬儀屋の正体は死神だったのです。
 ああ、まあ便利なんじゃないですか。(反応薄い!)
 つまりこいつがリアンをそそのかしてゾンビを作り出したわけですな。
 暇人だなお前。
 報酬はフェニックスポーズで十分支払ってもらったから話すけど、と結構ひどい事言ってるぞこいつ。
 まあ要するに死神が魂を刈ったら生者は死者となるんだけど、このレコード(いわゆる走馬灯)に
死んだあともフィルムつけて編集したらどうなるだろうと思ったようです。
 そうしたら魂ないはずなのに肉体が動き出した、と。
 でも魂をもとめて生者の体を切り開くゾンビになったらしいです。
 他人の魂を自分のものにできるわけがないからずっとさまよい続けることになる。
 葬儀屋は、こちらの方が美しいという。
 このゾンビを欲しがる人間もいると。
 趣味悪いとしか言いようがないですけどね。
 ネクロフィリアなんぞ。
 葬儀屋はこの客船に、ゾンビと生者を同数放り込んで、どうなるか実験したかったと。
 死神の資格自体ははく奪されているから、こんなムチャやらかしても問題ないらしい。
てかグレルら、魂回収にくる時にこういうの気付かないもんなんかね。
 不自然に死体が出ることに。
 まあ当然死神としてはルール違反ってことで取り締まることになるわな。
 グレルがいこうとするとセバスチャンに思い切りけられてて笑った。
 こっちも女王に真実を報告する義務があるから連れていかれたら困ると。
 でも女王も困るだろ。
 元死神、現葬儀屋のこいつがゾンビ作りました、って言われてもさ。
 というわけで、死神とシエルらは真っ向対立ということに。
 ここで面白かったのは、グレルが「遠慮しないわよ」と言ったのに対してセバスチャンが
「あなたの辞書に遠慮という単語が存在したのが一番の驚きです」って言ってて、
こいつら余裕あんな…と思いました。

 3人を相手にしてひかない葬儀屋強いな…。
 つーかさ。
 あのちょっといいですか。
 ドルイットどこいった。
 それと、ゾンビわらわらきてたのになんで襲ってこないの。
 これ突っ込んだらあかんとこ?

 ロナルド、メガネとんで見えないって言ってたけど死神全員目が悪いの?
 ダテメガネもいるかと思ってたんだけど。
(死神は全員メガネかけてるらしいので←だから葬儀屋が死神だと皆気付かなかった)
 「メガネメガネ」をこのマンガでやんのかよ。
 
 グレルはそんな中、切れる卒塔婆と切れない卒塔婆があることに気付く。
 葬儀屋がもってた一本の卒塔婆、それこそが彼のデスサイズだったんですね。
 いや、卒塔婆じゃなくて本当はまさに死神の鎌といわんばかりのものだったんだけど。
 本来死神をやめたらはく奪されるものなんだけど、こっそり持ち出してきたらしい。
 なんでこいつ、死神業界から追われてないんだろ…。
 護廷十三隊とか追っ手でこないのか?(こねーわ)
 つーかなんでこいつこんなに強いんだろ。
 映画では明かされなかったけど原作ではそろそろ明かされてるのかな?
 あと、音楽がすごいかっこいいですね。
 ゴシックというかなんていうんだっけ。そういう感じの。

 セバスチャンの方はこっそり機会をうかがっていたんだけど敵もさるもの。
 シエルを人質にとった。
 そのシエルが放り出されて、セバスチャンは助けに向かう。
 葬儀屋はそれを読んでいたから、セバスチャンを鎌で刺したわけですが。
 やっぱこういう時はさすがの悪魔もなんの策も無くシエルを助けにいくんだなあ、と
ちょっと思いました。
 あと、悪魔にも走馬灯あんのかよ…びっくりしたわ。

 ここで過去が語られるわけですが。
 私ここ面白いなと思ったのは、シエルもセバスチャンも最初から何でもできたわけじゃ
なかったんだなというところ。
 シエルもべったりセバスチャンに頼り切るわけではなく、貴族としてのプライドを持ってる
のはいいなと思いました。
 契約を交わした後、シエルはセバスチャンの出した食事がまずいから人間のように作れと
いい、セバスチャンはシエルの作法がなってないから厳しく教えてくといい。
 お互いになんかギクシャクというか、まだ不慣れな距離がおもしろいなと思いました。
 屋敷をあっという間に生活できるようにしたのはさすがセバスチャンだと思いましたけどね。
てか契約した直後、屋敷の場所がわからないとシエル言ったの笑える。
 なんでだよ!
 あとセバスチャンというのが犬の名前だったと聞いてむかついてるセバスチャンも
人間らしくて面白かった。

 3つの誓いについては省くとして。
 寝る時にホットミルク持って来てもらって、はちみつもあったんだけどシエルが、前の
使用人には虫歯になるからと止められた、と言えばセバスチャン、「明日からはそのように
致します」と言ったり。
 侵入者をやるのにセバスチャンにうるさいと怒ったり。
 でもそんなことがなくてもシエルは毎晩たびたびうなされて目を覚ましていたようでした。
 
 月日が経過するうち、二人ともだんだんこなせるようになってきて。
 シエルは女王から呼ばれ、爵位をもらいました。
 ファントムハイヴ家は復興することができたのです。
 ここちょっとアンが出てきた。
 でもシエルはこれで満足してなかった。
 復讐を果たすためにここに戻ってきたのだと。
 まあセバスチャンもそんな彼だからこそ気に入った部分もあったでしょう。

 というわけで回想終わり。
 こんなことでセバスチャン死なないから、シエルを助けまして。
 船の浸水もひどくなってきて、リアンはここで転落死してスーパーひとしくんボッシュートです。
 ロナルドが、セバスチャン弱ってるからやっちゃおー、弱い者いじめのようで気が
引けるけど、と言ってたけど、シエルが「うちの執事をなめるなよ」って言っててカッコ良かった。
 ロナルドめっちゃ殴られてた。
 このあとグレルも葬儀屋に歯が立たず、そんなこんなで船が沈み始めたので脱出せんと
あかんわけですよ。
 このどさくさに偶然シエルは葬儀屋のペンダントをつかんだ。
 葬儀屋は、それ大事にもっててねと消えていきました。
 ということはまた来るってことか…うんざり。

 シエルはセバスチャンのおかげで、浮き輪に捕まって投げ飛ばされて、ボートに乗れる
んだけど、セバスチャンはそのまま船と沈んでた。
 まあこれは力いっぱい投げるためには必要なことかな、とかいらんこと考えてたんだけど。
どうせ助かると思ってたし。
 ところがどっこい。
 ゾンビめっちゃ湧いてきた。
 この水温でも死者だから動けるって…。
 ゾンビだから泳げるっていうのある意味突き抜けてるな。
 まあセバスチャンが一晩でやってくれました、なんですけどね。(byデスノート)
 シエルが、自分らが逃げたらこいつらはリジーに向かうかも知れないと冷静な判断を
下したの、すごいと思いました。
 なるほど。

 リジーらも救命ボートに乗っててゾンビの叫び声を聞き、それとは知らず「生きている人が
いるかもしれない」と言うけれどもWチャールズが、ゾンビに襲われたらどうしようもない、と
止めた。
 良かったぁぁぁぁ!!!

 セバスチャン、さすがに疲れた模様。
 デスサイズの一撃が効いてるようです。
 まあ頑張ったなあ。
 シエルは、この遺髪入れを持っていればまた葬儀屋と会うだろうとか言ってます。
 会いたくないだろもう。
 ってかそれ遺髪入れかよ。
 ただのペンダントかと。
 そうしてたら貨物船がきました。
 救助してもらえそうです。

 セバスチャンが見苦しい姿を見せてすみませんと謝るのへシエルが、執事がそんな様子で
いられたら困る、屋敷に戻ったらよく休め、今日はよくやったと褒めてて良かったと思いました。
悪魔だから隙を見せたらやばいってのはわかるけど、もう少しシエルが優しくしてあげても
いいのになあと思っていたので。
 セバスチャンが、シエルが優しすぎて、「やめて下さい。この後嵐なんてごめんです」と
言ってたんだけど、本当にラスト、嵐になったらそれはそれで面白かったのになぁ、と
僕は思いました。(作文!?)

 えー海を漂っていたグレルはウィリアムに回収されました。
 よかった!
 産廃を海に垂れ流されても困るもんね!
 
 シエルらも救助されてリジーと再会してました。
 それはいいけど皆、デッキにいたら体冷えるよってのは突っ込んだらあかんのでしょうか。

 黒執事久しぶりに見たけどやっぱり面白いですね。
 原作読もうと思って一時間かけて腐海を探したら13巻だけなかった。
 絶対買ってるはずなんだけどもう探せない(笑)。
 あと全部そろったの奇跡的ですが。
 とりあえず13巻買ってくる。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→黒執事 Book of the Atlantic