多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち


ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

2/14鑑賞

 うーん……面白いことは面白いんだけどちょっとわかりづらい点が。
 隠れている子らは同じ一日を「リセット」して生きているということはわかったんだけど、
ループ地点はなんの意味があったんだろう。
 移動する必要が出た時とか、新たに保護する子供を受け入れる地点なのかな。
 そして外からループポイントに入り、隠れ住んでいるところに行けるってことなのか。
 んでループポイントによって、「繰り返す1日」は年代が違うってことでいいのかな。
 ラスト見てたらそうでないと、彼は戻れないもんねえ。
 そこらがちょいわかりにくかったなあ。

 さて。
 冒頭の始まりがいかにもおどろおどろしいです。
 目が真っ黒な人が出てきたり、真っ白な人が出てきたりするので、ホラー嫌いな人は
ちょっと注意した方が。
 この冒頭写真に伏線がいっぱい散りばめられてるのは、この監督さんらしい仕上がりですね。
 あちこちの国の名が出てきます。

 と、ここまでのおどろおどろしさが嘘のように「ようこそフロリダへ!」って始まったの
すっごい笑った。
 毎日同じ日々すごすのめんどいなー退屈でつまらない、とか言ってる主人公、ジェイクが
スーパーでバイトしてる。
 ポジションとしてはクラスでも目立たない、さえない子でちょい悪質なからかいをうけがち、
といった、アメリカ映画ではよくある設定です。
 あれだ、日本のラノベで、チート主人公設定と同じくらいよくある設定。(ラノベに謝れ)
 
 そんなある日彼は、祖父エイブから電話で、ここには絶対来るなと言われる。
 銃をしまっていた引き出しの鍵がないというエイブにジェイクは、危ないから父さんが
預かってるんだよと伝える。
 この父とジェイクは、奇妙なことを言うエイブを認知症だと思ってました。
 あー…ジェイクはともかく父親は、典型的な「人の話を聞かない」奴だねえ。
 ダメだねえ。
 たまにはこういう人が主役になって奇妙な世界を経験させられると面白いんだけどねって
それはドクターストレンジか。

 ちょっと心配になったジェイクは、バイト先の店長に車を出してもらいエイブのところへ。
 途中変な霧が出たと思ったら人が立っていて、あわててよける店長。
 惜しい、この時轢いておけば…!(したらあと2時間この映画は何をすれば)
 で、エイブの家に行くと門灯はついているけど中には人の気配がない。
 入ってみれば室内は荒らされており、ジェイクは店長を呼びます。
 かっこいいと思ったのはこの店長、車の銃を取ってくる!とサッと行動したこと。
 つか警察も呼べよ。
 ジェイクはジェイクで待ってろと言われたのに森の中にずんずん入っていくしさぁ。
 あれなの、君ら人の話を聞かないの趣味なの。

 その山の中でジェイクは祖父が倒れているのを見つける。
 祖父は血まみれのフォークを手に握っており、助け起こすと目はくりぬかれていた。
 この時祖父は、ケインホルム島へいけ、エマーソンを見つけろ、1943年9月3日の
ループへ行け、そうすればハヤブサがすべて教えてくれる、言ったとおりにしろと言う。
 もっと前に話すべきだったと。
 そうしてエイブは息を引き取ります。
 目玉とられたくらいで死ぬわけねーよとか突っ込んだらいけないと思うので、多分
命も取られて食べられてしまうんだろうということにしておこう。

 と、ジェイクは人の気配を感じて振り向くと、そこにはすごい姿のモンスターが。
 ここでちょうどかけつけてきた店長が豪快に銃をぶっ放す。
 後で考えたら物理攻撃はモンスターに効くようなので、これは正解だったということ
ですね。

 ジェイクはこのあと精神科に連れていかれた。
 何も信じない親のせいで…。
 エイブの死は野犬の仕業として片付けられたようです。
 
 エイブは昔からジェイクにいろんな物語を話してくれたようなのだけど、主人公は
エイブ自身で、ちゃんと写真もあった。
 ミス・ペレグリンという所長さんのいる施設にいた時のこと、不思議な子供達が
いたこと、いろんな能力をもっていたことなど。
 ペレグリンは鳥に変身できるそうです。
 で、この不思議な子供達は力持ちだったり、体内にハチを飼っていたり、宙に浮く子
だったり…。
 あ、あの、ちょっといいですか。
 男性に抱えられた女の子が岩を持ち上げていて、それはすごいと思うんですけども、
何がすごいって、その重量を軽々と持ち上げている男性の方がすごくんいスか。
 あれ、スルーかな…。
(後でわかったけど、この男性も怪力だったようなので問題なしの模様)

 エイブは両親に島へ送られ、この施設で過ごしていたようです。
 なるほど、その頃からラスボスらは動いていたとみるべきかな。
 でも両親が送ったのはエイブの身を守るためだった模様。
 その頃はその島の存在が知られていたってことかな。
 施設の存在自体は皆知ってるわけだもんねえ。
 
 その時の話とかいろいろジェイクにして、ジェイクは楽しみに聞いていたけど、ジェイクの親らは
よく思わなかったみたいでした。
 自分の息子らが信じてくれないって大変だなあ。
 まあ散々変なこと言われて迷惑かけられた、くらいにしか思ってないのかも知れないけど。
 ジェイクはその後誕生日を迎え、おばさんから、エイブから預かっていたという本をもらう。
 そこにはエマーソン全集って書いてあって、なんでこのタイトルなのかよくわからんけどともかく、
これから見つける世界へみたいなメッセージがありました。
 ケルン島というとこにいけと。
 そしてペレグリンを訪ねろと。

 で、両親がジェイクのかかってる精神科医に見せて、まあ気分転換にいった方がいいんじゃない
ってことになって、うんざりしている母親はおいて、父親とともに島へ出かけることにらなります。
 この島は1915年、オーガスタという船が沈没したことでも有名らしい。
 ホテルは1軒、島民は92人の小さな島です。
 島に行く途中ハヤブサが飛んでいて、ジェイクはエイブから、ペレグリンはハヤブサに変化できると
聞いていたので冗談交じりに「こんちは!自分エイブの孫ッス!よろしくっス!(CV:黄瀬涼太)」と
言うけど、父親にドン引きされた。
 冗談もわかんねーのか。
 まあ実際本物のペレグリンだったんだけどね。
 
 施設を見てみたいジェイクですが、父親一人では行動させたくないのか、裏手にいた、あまり
よろしくない感じの若者らに声かけて、金渡して一緒にいかせてた。
 ああー、こういう風にしちゃうこと自体、やはり、エイブに父親らが困らせられていたのではなくて、
この親そのものが問題ある人なんだなあ。
 エイブのこともジェイクのことも、こうだって決めたらもう聞く耳を持たない、否定しかしないタイプの
人なんだなあ。嫌いだわこういうタイプ。
 でもって、素行のよくない若者らに施設に案内してもらうことになるんだけど、近道だとか
言われて泥に足突っ込むハメになるしさあ。
 完全に悪意あるじゃん。
 とりあえずジェイクは一人で施設をみにいったけど、そこはもう崩れ落ちた廃墟となっていました。
 ホテルに戻って主人にジェイクは、ここは何があったのかと聞く。
 1943年の9月3日にドイツ軍の爆撃を受けて施設の皆は死んだらしいです。
 びっくりするジェイク。
 エイブはショックだから言わなかったんだろう、と父親は言ってたけど真実は…?

 翌朝ジェイクは、昨日の若者と一緒に出掛けるとウソをついて、またあの施設を訪ねた。
 まあそうなるでしょうなあ。
 中をうろうろ探検していると、人影があって、ビックリして逃げ出したジェイクは転倒して気絶した。
 おめーはよ…。
 彼は人影が「エイブ?」と呼びかけていたのを聞きました。
 で、目が覚めると子供たちが沢山いて、皆死んだはずだろ、いや僕が死んだのか、とか
言い出してるエイブ。(彼らのことは写真で見て名前も知っていた)
 大丈夫か、混乱してるぞお前。
 精神安定剤と書いてある棍棒もってこようか?
 今からループするらしいんですが、その後洞窟を飛び出したジェイク、そのまま突っ走って
ホテルに入って二階に上がっていこうとするも、主人に止められてしまった。
 そんな中いきなり皿とかジョッキが飛び散り始めて、その中を彼は子供らに連れ出され、
馬車に乗って走ります。
 なおジェイク、僕の力すごいでしょ!と自慢しまくるも、あれは透明人間のミラードが助けた
ものでした。
 つーかジェイク恥ずかしいぞ…。
 パッと飛び出すのも危ないだろ。
 そういうわけで施設にやってきたジェイク。
 ループの中はいつも同じ日だと聞かされます。
 そこにはペレグリンがいました。
 パイプふかしていてかっこいいのはいいけど、その後一度もパイプくわえてるシーンが
出てこないという…。
 1巻で消えた銀さんのゴーグルみたいな。

 ペレグリンはエイブは死んだのねという。
 もし生きていれば孫をよこすと連絡したはずだから、と。
 すごい推理力ですな。
 ここでジェイクがどうやって亡くなったかを話していればなあ…。
 このあともちょくちょくこいつのまどろっこしい行動にうぜぇぇぇえってなったりするので、
そこはまあ諦めて下さい。
 
 この後のシーンでは子供たちが順番に出てきてというか、能力が名前と紹介されます。
まあ覚えなくても特に支障はないです。
 ここは安全なので世間から隠れて暮らしているというペレグリン。
 彼女自身はインブリンという異能者らしい。鳥に変身できるのと時を戻せる能力者ですね。
 あのう、ここには文豪さんは…。(文豪ストレイドッグスの異能とは違うから!)
 彼女が安全な日を探し、その日を永遠にループさせることで子供たちはそのまま生き
続けられるというわけです。
 逆に言えば時が進んでしまえば死ぬってことだね。
 一日二日なら問題ないだろうけど、そのまま進んで行ってしまえば。
 例えばループから外に出て過ごしてしまうとかさ。
 ただ今回は後でわかるんだけど、ちょっと急いで作ったループのため、爆撃受ける日
みたいなリセット忘れたらやばいループになってる模様。
 
 ペレグリンがぬいぐるみでケンカしてる双子に、ぬいぐるみを二つに裂いてあげていた
けどいいのかそれで。半分しかないじゃん!こええわ!

 あと、ジェイクを助け出す時に、火をつけたりして派手にやったから警察きたらしい。
 笑える。
 ちなみにこの時代はホテルではなく、パブのようです。
 
 エマがリスを巣に戻すといってて、ジェイクが見てるとリスが木から落ちてきた。
 なるほど、一日を繰り返すからどこで何が起きるかももう把握してるってことなんですね。
 それでエマは靴を脱いで浮き上がります。
 今までロープ引っ張っていたのはエイブの役目だったらしい。
 彼がいなくなってからは誰がやってたんだという疑問があるわけだが…。
 
 夕食に招かれたジェイク。
 イーノックに会ってと言われて会ってます。(やきもち役の子)
 彼は降霊術を使って心臓のようなものを入れると、人形とかを動かせる能力をもって
いました。ただ死者に入れたからといって生前のようになるというわけではないみたいですね。
 
 エイブは他のループをあちこち旅していたようです。
 なんでだろう。
 今後の役に立つかもと思ったのかな。
 ジェイクを守るためにいろいろ調べていたのかも知れませんね。
 子供たちは閉じられた空間にいるから、ジェイクに未来のことを聞きたがるけど、ペレグリンは
そういうのは禁止と言った。
 未来に興味を持てば見に行こうとして、誤って取り残されて死んでしまう可能性もあるもんね。
 それとイーノックは早く出て行って欲しい模様。
 嫉妬深いのはわかるけど、別にこいつの思い人(オリーヴ、手から火を出せる)にちょっかい
出したわけでなし、うぜーな。
 
 このあとなぜか上映会とかいうのになって、ホレースという子が自分の能力で自分の見た
夢を投影。なんでも、予知になる部分もあるようです。
 エマとジェイクがその中でいい感じになっていたので、皆がニヨニヨしてるのが笑った。
 キスしかけたところでペレグリンがやめさせたんだけど、この後の展開ああなるとは思わなくて
面白かったなあ。
 それとこの子は洋服にこだわるおしゃれさんらしい。かわいいねえ。

 そろそろ帰らなければというジェイクに、皆はリセットまでいてよという。
 皆が外に出ると、なんとドイツ軍の飛行機が飛んできてミサイル落とし始めるんだけど、
ここでペレグリンが時を戻して2日の夜にしてしまうのです。
 すごい。
 …マスクつけたの何か意味あったかな。
 まあいいけど。

 帰ることになってジェイクは、エマが夕食前胸にさしてくれたバラと、たまたまそこにあった
ペレグリンへの手紙を勝手に持って帰った。
 お前そんなことしてもいいのか…。
 ペレグリンは気付いたらしくて、送り出した後真顔になってました。
 
 ループから出る時にジェイクは、彼女らがここを出て暮すとその堆積されていた分の年を
とって死んでしまうことを知ります。
 1943年→2016年ということなんで骨も残りませんね。
 ジェイクはまた明日来るといって出て行きます。
 出ると父親がすっげ探したとかいってきた。
 ジェイクは、あの若者らと遊んでいた…というのですが、その途中島民に呼び止められて
いってみたら、羊が死んでるんですよ。
 ここ、ずっと遠いアングルで映してるから何が起きてるかさっぱりわからん。
 近くで映すとグロすぎるからってのはわかるけど、せめて、羊が倒れているとわかるように
して欲しいわ。
 なんかがいっぱい転がってるな、としかわからんかった。
 あとここでは出せなかったかも知れないけど、目玉くりぬかれてる様子とかもさぁ…。
 それで島民はあの若者らのいたずらかと思って疑っていたんだけど(そこに若者いた)、
ジェイクと父が通りかかったから何かしらないかと呼びとめたわけだ。
 でも、父はなんも知らんから、ジェイクはこの若者らと一緒だったよと言い、若者は金もらって
ないから今日一緒にいるわけねーよバーカといい、嘘がばれてしまいました。
 あーあ。
 というわけで父親激怒して、明日から島を出る日までずっと一緒に行動しろ、というわけです。
 こういう束縛がますますジェイクをおかしくしていくのがなんでわからんかなあ。

 ジェイクはペレグリンのとこから盗んできた手紙を読んでいます。
 それはエイブからで、バロンがブラックプールにいる、新しいループに隠れてという内容でした。
 それが2016年1月の日付だった。
 
 朝目を覚ますと、エマにもらった花が枯れるどころかあっという間になってました。
 まあそういうことさね。
 
 父親は鳥観察が趣味で本を出そうとしていて、すっごい張り切って浜辺に行くんですが、
したらキャンプしている人間がいる。
 父親は、バカが鳥の営巣地でキャンプしているぞというけど、その主が聞いていたようで、
営巣地はこの先だと言ってくる。
 ジョンという人でした。
 この人も鳥の写真集出すって。
 こいつあからさまに怪しいと思ったなあ。
 突然出てきたあたりさあ。
 で、父親、観察するのかと思ったらホテルに戻ってきて1階で飲んでる。
 高級カメラとか見て、豪華な写真集出されたらこっちはかなわないからとやる気なくした
らしい。
 ジェイクにはあれこれ言うけどさ、この父親もろくでもないもんだと思うよ。
 毎日だらだら過ごすための理由探してるだけじゃん。
 これでよくジェイクの精神がどうのいえたもんだな。
 と、ここにホテルの主人が、自分のおじきを見てないかとやってきた。
 ホテルにきた時につれていた、車椅子の人だな。
 見当たらないって。
 ジェイク探そうとするも、父親は出るなと言い。
 父親が酔っぱらって眠り込んだ隙にジェイクは窓から逃げ出します。
 洞窟に行くジェイク。
 ペレに会いに行くと、ケガをした鳥の手当てをしていた。
 その鳥はペレグリンと同じくインブリンであり(インプリンは女性のみさして言うらしい)、
ミス・アヴォセットという名だそうです。
 
 ペレグリンに手紙のことを話すジェイク。
 勝手に読まないでと怒られた。
 そらそうだ。
 むしろ何のためにそんなことしたんだか。
 ジェイクは祖父が危険な奴らと会っていたのなら警察に話すと言う。
 ペレグリンはここで初めて、エイブの死が何かあったのかと気付く。
 これジェイクのせいだよなあ。
 子供らは、イーノックとかが、まあ話したら怖がってどっかいっちゃうからなーとか
ニヨニヨしてて、こいつちょっとグーパンチしてもいいですかねと思ったんだけど。
 彼は、最後の子供を紹介するという。
 ヴィクターという子でした。
 降霊術で起き上がらせてるけど、その目は目玉がなかった。
 バケモノの襲撃で殺されてしまい、リセットされてるから死体は腐らずに安置されてる
みたいです。
 
 ペレグリンが散歩の時間だというので子供ら皆でかけるんだけど、エマはヴィクターの
死について禁止されているから話せないと言った。
 でもジェイクは、エイブが死んだ夜、変な男を見たんだと言う。
 つーかこいつコソコソ話してないで、ペレグリンに言えばいいのに。
 いちいち話がまどろっこしいんだよなあ。
 写真を見たらわかる?とエマが聞くのでジェイク、彼女に連れられてついていくと、
彼女いきなり海に飛び込みました。
 鉛の靴を履いたまま飛び込んでる、とびっくりして飛び込むジェイクですが。
 むしろ自分は潜れてませんやん…。
 エマが空気の層をジェイクの頭に作ってくれて呼吸ができるようになり、二人は海底へ。
そこには沈んだ船がありました。
 最初の方で出てくるあの船ですな。
 で、部屋に入って空気で水を出すと、彼女はかくしていた箱を出してくる。
 エイブから言われて預かっていたものだそうです。
 その中には各国を旅してエイブが見つけたループの印、それと、白い目の人間の写真が
何枚か。
 その中の一枚をジェイクはこいつだといった。
 それはバロンでした。
 お前あの一瞬でよく覚えたな…すごいわ…。
 エマによると、バロンらは悪い異能者であり、エイブはそいつらを倒すのに命をかけて
いたそうでした。
 なるほど。
 ところがあるとき連中はループを襲い、そこに隠れていた子の目を食った。
 それでエイブは狩りをやめた。
 すべてはジェイクを守るためでした。
 エマは、あなたも私の仲間よと言うけどジェイク、自分には能力がないという。
 でも、能力がないとループには入れないそうです。
 
 あと、別のものを見せるというエマ。
 ヴィクターを殺した奴が来るとか言ってます。
 ペレグリンはそいつを殺そうとしていると。
 えーと?
 つまり、ヴィクターはループする日の前に殺されたってことですか。
 じゃあ殺される前に戻して一日リセットするわけにはいかないのかな。
 そういう疑問があるんだけど…。
 ヴィクターが殺される前の日まで時間を戻して、その日を永遠に繰り返すのは。
 さすがに殺された人まではどうにもならないってことなんですかね。
 あと、そのリセットしている日でも、誰か殺された場合、時が戻ってもその人は
殺されたままで戻りはしない、ってことなのかな。
 ペレグリンの力が及ぶのはあくまでも、リセットの時点で生きている者のみって
ことかな。

 ともあれ、エマとジェイクがこそっと覗いていると、草原に白い人型のようなものが書かれて
いて、そこに向かってボウガンを向けるペレグリンが。
 ジェイクは崖から祖父が殺された時に現れた、手足ながいうじゅるうじゅるが現れたのを見て
危ない!と身を乗り出すも、邪魔するなとエマに阻止される。
 ペレグリンは見事、このモンスターを仕留めました。
 描かれてる人型の通りに倒れたな。
 これは多分示したのはエイブでしょうねえ。能力的に。
 ペレグリンは見えてない。現れる時間に従ってボウガン撃ってるだけと。
 
 エマは見えるのねとジェイクに確認。
 あれはホローというモンスターらしいんだけど、エイブにだけは見えていたって。
 つまりジェイクが子供のころ、なんだかでエイブ、見えることを知ったんでしょうね。だから
島に行けといったんでしょう。
 これがジェイクの能力ってことですね。
 ペレグリンにすべてを話すジェイク。
 エイブは、あなたには普通の子ども生活を送らせたかった、18歳の誕生日に話すつもりだったと
ペレグリンは言います。
 で、異能者の話をしてくれた。
 要するに、ループすることで異能者らは隠れて生き延びていたんだけど、それに飽きたやつが
出てきたと。
 普通に生きればよかったんだけど、永遠の命を手に入れたいと考えた。
 そこで、インブリンの力を使って時を戻す能力を自分らに使うことで永遠の命を手に入れようと
したと。
 バカだなあこいつら。
 最新医学が整う時代までループで待って、その時に研究してもらえばよかったのに。
 まあそんなわけで、素人が考えるやり方ですから、インブリンの能力を抽出したエキスを体に
注入するという実験は大失敗、皆ホローになっちゃったというわけですか。
 ところがバロンはここで、数年で人間に戻れる方法を見つけた。
 それは、異能者の目を食べることでした。
 そうすると人間に戻れると。
 だから、ループを襲っては子供たちの目を取って食べていたというわけですか。
 しかも数が必要らしい。
 バロンは人の姿に戻れた。
 一定の量を食べると人間に戻れるので、バロンは仲間の半数くらいを元に戻したそうです。
自分ひとりだけでやるかと思ったら案外ちゃんとやってんだな。
 ここのシーングロいのでご注意を。
 つーか君らマグロの目玉でも食べたらどうかね。でかいしDHAたっぷりだぞ。(役に立たない)
 
 ミス・アヴォセットが目を覚ましたので話を聞くと、彼女のループも襲われて子供たちが
犠牲になったらしい。
 しかもあいつらは、また同じ実験をやろうとしているらしい。
 インプリンを沢山集めればいいんじゃないか、みたいな。
 バカなん?
 で、ジェイクはここで羊が襲われていたことを思い出し、もう島に来ているのかもとか
いいます。
 思い出すのおせぇ!
 ペレグリンはここのループを閉じて移動することを提案します。
 でも、このループを閉じたらもうジェイクは二度と皆と会えない。
 …ああ、どっかの街でループを作ったとしてもジェイクに知らせる手段がないからか。

 子供たちは、ホローはあなたしか見えないから助けて、と言うも、ジェイク、自分は
祖父とか違うから、と断るのでした。
 というわけで帰るのですが。
 
 また父親が探してたぞとやってきて、ジェイクがいくと、あのホテル主人のおじきが
死体で発見されるんですね。
 しかも目をくりぬかれて。
 これ異能者だったから…?
 ジェイクあわてて洞窟に走っていく。(途中滑ってたのはマジで滑ったのですかね)
 忙しいな。
 追いかけようと息切れした父親に代わって、ジョンが追いかけていくのですが…。
 
 こいつがバロンでした。
 しかもあの精神科医もこいつだった。
 エイブにループの場所聞き出そうとしたが失敗したので、ジェイクを監視していたらしい。
 あれほどエマが、ループに入るときには誰かいないか慎重にって言ってたのに、
ジェイクおかまいなしで出入りしてたもんなあ。
 
 そういうわけでペレグリンのとこにたどり着いたバロン。
 ペレグリンはジェイクが人質になっているので、子供たちをまず応接室に入れさせ、
その後ミス・アヴォセットが隠れているのを確認し(バロンはそれを知らない)、
自分がハヤブサになってバロンに捕まるかわりにジェイクを放すことを要求します。
 バロンとしてはもはや子供たちはどうでもよく(まだ人間に戻れてないホローが
異能者である子を襲って目玉を食べるのはどうでもいい)、インブリンを集めたい
わけですから、ペレグリンを捕まえて持っていくことを優先させたんだろうね。

 この後かかってきた電話にエマが「今日はあなたが出て」とジェイクをいかせる。
 それは若いエイブからでした。
 9/3にエイブは入隊した軍から電話かけていたようでした。(少し前にペレグリンが電話に
出るシーンもある)
 世界一のおじいちゃんだ、と言ってたけどそれ言ってどうすんだお前…。
 まあでも時を経てエイブがこの時を思い出すとしたら理解したかも知れないけど。

 子供たちは残ってホローを迎え撃ちます。
 なんで来るとわかったのか知らないけど、バロンが始末させるために送り込んだと
思ったかもしんないね。
 ちなみにミス・アヴォセットは「安全確保が大事よ、ムチャしないで」とか言ってる間に一瞬でやられた。
 ええ…。
 子供たちは、ホローが見えるジェイクが攻撃しつつ、屋根裏に逃げ、植物を成長させる
能力を持ったフィオナが庭の木の枝を伸ばして皆で脱出。
 最後エマが、靴を脱いで飛んで、ジェイクと脱出はかっこよかったな。靴手に持ってたけど
重量的には変わらないと思うんですが、それでも飛べるんだね。(シッ)
 ホローは、その時やってきたドイツ軍の爆撃に巻き込まれて死んだ。
 それは良かったのですが、もう時をリセットする人間がいなくなってしまった。
 すぐには死ななくても時が動き出したのでやばいわけです。
 …はっ、ディオを探してスタンドを使ってもらえばッ!(無理ッ)

 バロンはペレグリンをブラックブール(ミス・アヴォセットのループ場所、バロンが装置を
作っている)に連れて行った、自分たちも行こう、とジェイクが提案。
 しかし船がない。
 あの船でいくとジェイク。
 そうです、あの沈んでいたやつです。
 つーか沈んだからにはどっか穴あいてんじゃないのか。これ大丈夫なのか。
 ここらはまあご都合主義ではあるけど、子供らの能力使えば動かすことは可能ですな。
 
 こっからがちょっとややこしくて理解しづらかったんだけど。
 ブラックプールのループポイントは、ミス・アヴォセットが2016年の1月に作っていたという
理解でいいのかな。(それをエイブが調べあげていた)
 ジェイクからは半年前の過去となるようです。それくらいなら問題ないけど、子供たちに
とっては一日すごすとやばいわけですな。一気に時が進んでしまうから。
 だから、ループにたどり着いて、2016年の世界にいって、ことを解決したら急いで
そのループからまた1943年に戻らないといけないわけか。
 でもそこからまた一日をリセットして過ごすためにはインブリンの存在が不可欠、と。
 こういう感じでいいんですかね。

 エマはジェイクに、このままバロンを倒せばエイブは殺されないことになるから、あなたも
元の世界に戻れば(半年は時間戻ってしまうけど)普通の時間に戻れるとか言ってます。
 半年前やったらその時間のジェイクも存在しているのでは…消えたことになるのかな?
 それとも別世界ということになるのかな。
 いいけど。
 ここで二人いい雰囲気になってキスしようとしたら(ホレースの予知夢のとこ)子供たちがばーんと
やってきて阻止されたの笑った。
 確かにあの夢最後まで出てなかったもんなあ。

 さて。
 ともかくホローを何とかしなければということでジェイク作戦を建てます。
 最初はもどかしかったけど、俄然頼もしくなっててありがたい。
 まずはループポイントから2016年に。
 外、遊園地で騒がしかった。1943年の時点ではさびれた港みたいな感じでした。
 ブラックタワーの中に入ると、バロンと数人の白い目のやつらがいて、ホローは4人。
 ここでエマがうまいこと挑発して、白目のやつ2人とホロー4人を外に連れ出す。
 で、ループのある場所は遊園地みたいなとこなんだけど、ここでうまいこと子供らが
絵具とか投げつけたりしてホローの存在を誰もに見られるようにするんですよ。
 さらに、イーノックが船の中の白骨を生き返らせて戦わせる。
 このあたりはさすが、夢があって面白いと思います。
 チャリチョコ、スィーニートッド、アリスの世界観と似てるなと。
 あと騒ぎが起きてるから一般人もパニックになりますわな。
 ホローを倒し、作戦2だとジェイクが言うと、皆が「ペレグリンを助け出すのね!」というけど
それ作戦3だった。
 ええい。
 バロンを倒すらしいです。

 で。
 バロンらはというと、椅子に座って仲間戻ってくるの待ってた。(バロンはたってた)
 ここシュールで面白いなあ。
 こっちもこっちで子供たちとの戦いが始まります。
 バロンがやっかいなのはわかるけど、女の敵と戦った時の双子がもーかっこよくて惚れそうだった。
なるほど、それであのマスクか!と。
 オリーヴがピンチだったのですが、イーノックが頑張った。
 これは良かったなあ。
 
 ジェイクはインブリンが閉じ込められてる檻にやって来たけど、ずっとガシャガシャやってるだけで
そばの斧でこじあけるとか、機械ぶっ壊してあけるとか、そういう発想はなかったのかなと。
 まあ機械みたいなの操作して開けてたけどさ。
 もう少し合理的にいこうぜ…。
 と、バロンがやってきまして。
 なんもしらんと駆けつけたエマ、イーノックに対して(こいつらも大概危機感ないと思うんですが)、
バロンはわざとジェイクに化けてみせた。
 あれぇ…どうやっても目の色はごまかせないからコンタクト入れてるって話は?
 あの一瞬で両目にコンタクト入れたの?ジェイクはそれ黙って見てたの??
 突っ込みどころ満載ですが。
 ここでジェイク、自分が本物だと証明するために、中に入ってきていたホローの場所を示して
みせた。(海に突き落とされたやつ。這い上がって戻ってきた模様)
 ホローは変身していたバロンを、気付かず襲って目を奪って食べるんですな。
 暴れるとなんでも目をとって食べるとか言ってたけど、それで羊とかおじさん襲われたのは
わかるんですが、よく遊園地で人を襲わなかったもんだな…。
 このホローはジェイクが倒しました。
 今までボウガン外しまくってたけど最後の最後は当たるというご都合主義です。
 ま、あの近さで外したらあかんしな…。

 そういうわけでループは閉じることに。
 皆は1943年に帰らないといけません。
 そうしてループから過去に戻った子供達は船に乗り込み、中に入らなかったジェイクは少し考えたあと、
エイブのとこへチャリでいきました。
 祖父は話を聞くと本をくれた。
 中には各国の紙幣がはさまってた。
 日本の1万円札出てきたからビックリしたわ。
 エイブは、エマのとこに行けと言う。
 あの船に戻るんだと。
 ジェイク、わかったみたいですね。
 すごいな。
 走ってきたジェイク、出航前の沈没船に乗り込み、エマと再会しました。
 まあエイブもこれで殺されないし、離れても安心だしね。
 
 ここあえて説明されてなかったけど、エイブによってループの場所と、何年でループして
いるかはわかるからたどっていったってことなんかな。
 …最初から1943年に近いループ探していけばよかったんじゃ?
 そこまでの旅費をもってさ。
 順を追っていくというのがいまいちわからんかったんだけど。
 東京に移動して、そっからら1942年にループ、ネイビー(海兵)に入り、ここにたどり着いたと
エマに言うジェイク。
 つまり整理しますと。
 カリフォルニア→東京(場所移動のループポイント)
 東京→1942年(時間移動のループポイント)
 1942年の海兵隊にジェイク入隊、43年のブラックプールまでは普通に船か何かでやってきて
彼女らを待ち、船に乗り込んだ
 こういうことですかね??

 もう一つの説としては、1943年より前のループポイントが閉じられてしまっていたので、
カリフォルニアである程度過去に戻る→東京のループポイントが復活する(2016年時点では
閉じていた場所)→東京から1942年に戻る、といった感じなのかな。

 まあ最後もやっとするけど、大体この世界観としては面白かったです。
 父親あれからどうしたんでしょうね(笑)。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち