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美女と野獣

5/26鑑賞

 定番ものですが良かったと思います。
 公開されてかなり経過してから見に行ったけど人多かったー。

 冒頭ディズニー城のてっぺんに飾ってあるやつがなんか変わってた。
 変わってたけど何だったかメモするの忘れた。
 馬だったかな??

 昔々、フランスに美しい王子がいました。
 美しいと言われてるけど、化粧濃すぎてきれいなのかどうなのかわからんことになってる
状態がすごすぎる。
 彼は美しいものが好きで、きれいな人、美しい調度品をそろえて悦に入っていたわけですが
あるとき、1人の老婆が雨宿りをお願いしに来た。
 お礼としてバラをもっていたそうです。
 ところが王子は一笑に付して取り合おうとしなかった。

 というわけで王子はその老婆に変身していた美しい魔女の呪いを受け野獣にされてしまい、
使用人らはすべて家具とか調度品に姿を変えられてしまったのでした。
 魔女は、この魔法のバラの花びらがすべて落ちるまでに王子が、愛し愛されることを学べば
呪いは説かれると告げます。
 このあたり、日本の昔話にもある展開ですなあ。
 試練が課されて、乗り越えられた者にはすばらしい未来を、手抜きをしたりズルをしたものには
罰をってのがね。
 信賞必罰と言いますか。

 魔女は村の人達からも彼らの記憶を消してしまった。
 それからかなりの月日が流れました。
 つーかこれ、かなりの月日が流れたっていうから、50年位経過してたのかと思ったんだけど
そうでもなかった。
 せいぜい5、6年なんかな。
 ラストの雰囲気からすると。
 ベルと父が城を知らなかったのは越してきたからでしょうね。

 その城があるとも皆忘れてしまった村では、ベルという女の子が歌うたいながら登場します。
 つーか朝8時て遅すぎるだろいろいろと。
 まあいいや。
 
 ここですごいなと思ったのは、エマ・ワトソンさんが、ハーマイオニーをまったく感じさせない
堂々とした演技だったこと。
 最初っから、ハーマイオニーっていうのを忘れて、ベル、という役柄で見ることができたのは
すごいと思いました。
 まあセリフの言い方クセとかは残ってたけどあれは本人のクセだろうからしゃーない。

 この村では、ベルは変人として有名らしい。
 本を読んでいるからか。
 この時代だと女性は勉強をする必要がなく、読み書きをする必要もないって感じだったからねえ。
女は家で家事をするもの、勉強するなんて恥ずかしい事、みたいな。
 でもそれだったら子供に物語の読み聞かせとかどうすんだって思うけど、そういうのもないのかな。
 口で伝えていったのかな。絵本読むとかじゃなく。

 そんなことも気にしないベルでしたが。
 ガストンというタチの悪い男が、ベルを妻にしたいと狙ってんですね。
 騎士というか元兵士なのかな。
 まあろくでもない男ですわ。
 童話にはよくあるピエロ役ですね。
 いけすかない。
 村の女性らはガストンがイケメンだと思ってるようだけど。
 このあたり、この物語のテーマにもそってますね。
 いくら外側が美しくても心が醜ければ意味がないっての。

 皆が歌ってる時に一瞬動き止めて、また動き出しながら歌うってシーンあるんだけど
大変そうだなあ。

 ガストン、ベルを夕食に誘いましたが断られました。
 おとといおいで。

 ベルの父親は手先が器用でオルゴールを作って生計を立てている感じでした。
 すごいな。
 父親はベルに対して、変わった女性が昔いたんだけどとても魅力的な人だったよ、村の人間も皆
彼女のマネをするようになったと母親の話をする。
 いいですね。
 そんで父親はあるとき、オルゴールを届けに村を出て行きます。
 ベルはお土産に一輪のバラが欲しいという。
 いつもそれをお願いしているようです。
 つまりベルがバラをお土産に頼むような子じゃなくて、饅頭をとか言う子だったらこの物語
普通に父親帰ってきて終わりだったんかな。(魔女の呪いが饅頭が腐るまで、になります)

 ベルは洗濯してたんだけど、その間に、村の女の子に本を読み聞かせていたら村人の反感
買ってました。
 なんでこんなことでいちいち目くじら立てるんだろう。
 そんなベルの話を聞きつけてガストンが慰めつついいとこ見せようとやってくるんですが、
拒否してるベルに対して強引に迫ったあげく、畑もズカズカ踏み荒らして入ってきて、マジで
こいつ人から嫌われる典型やな…と思った。
 ベルと結婚したら途端に興味なくなるんだろうね。
 ベル、想像もつかない冒険をしたい、と願ってます。
 そんなフラグ立てるから…。

 ベルの父は森の中で豪快に道に迷ってました。
 おい、今まで何度もあちこちいったんじゃないのかお前。
 目の前の木に落雷が起き、新たな道が出来たのでそちらに行く父。
 もしかしたらこれも魔女が仕掛けたことなんかも知れんなあ。
 で、そちらの道を行くと6月だというのに雪が降ってくる。
 ああ、温暖化による異常気象がこんなところにも…。(違うよ!?)
 さらに絶滅したはずのニホンオオカミが!(普通のオオカミです)
 荷車はひっくり返ったものの父は、賢い馬のおかげで何とか走り抜け、森の中の城に
たどり着きました。
 水と干し草があったのでさっさと食べだす馬。
 まあ頑張ったしね、キミ…。
 で、父は城の中に「ごめんくさいおじゃまくさい」と言いながら入っていく。(父が吉本芸人に!)
 応答はなかったものの、暖炉には火がともり、父、冷えた体を温めています。
 さらに、食事とかも用意されていたのでさっそくありつく父ですが。
 ティーカップがしゃべったので逃げ出してました。
 …そうなりますよね…。
 
 父、あわてて外に出るんですが、そーいやバラをお土産にするんだったと思い出して
庭でバラをとっていた。
 いやいやいやいや!
 まず荷物そのままにして逃げてきててお土産もクソもねーだろ!
 ここ、心の中でめっちゃ突っ込んだんですけど。
 
 このバラを摘み取った時、父は何者かに襲われます。
 つーかまあ野獣王子なんですけどね。
 そういうわけで馬だけが戻ってくる状態。
 オオカミには襲われなかったのか…。
 で、村に戻ったかと思いきや、ベルに「父は?何があったの」と言われてまた城に
とってかえしですよ。
 馬が一番の功労者じゃねーかよ!
 こき使いすぎだよ!
 …オオカミは?
 このあたりからしても、オオカミは魔女がわざとけしかけたんかなって気もしますね。

 城の中に入ったベル。
 父の声がするのに気付いて、燭台をつかんでそちらに向かう。
 この燭台も魔女の呪いを受けた使用人の1人でした。
 まあ知らないからしゃーないですよね…。
 そこには牢屋に入れられた父がいました。
 でもって野獣が出てきた。
 野獣はベルに、お前の父はバラを盗んだ盗人だと言います。
 そりゃ父だって誰かいたら、バラもらってもいいですか、くらいは言っただろうに…。
 確かに他人様の庭に咲いてるものをとっていく行為はいかんですが。
 ベルは、自分がバラを欲しいと言ったのだから罰するなら自分を、と言いますが、
永遠の投獄だと言われ、父はベルに村に帰るよう言う。
 最後の別れを野獣が許してくれたので、ベルは牢獄の中に入って父と話し合うんだけど、
父は、自分のことを忘れて幸せに生きて欲しいと言います。
 いいお父さんだよなあ。
 もちろん世の中の親というものはこういう状況になったら迷わず同じことをすると思うけども。
 野獣が、この扉は閉じたら二度と開かないと言っていたので、ベルは父をつき飛ばし、自分が
中に入って扉を閉めました。
 父はそのまま野獣に引きずられて外へ。
 …階段を、足引きずって下りてるように見えたんですが…頭強打してそうなんですが…。
 
 と、ベルのいる牢獄に、あの燭台がやってきて、扉が二度と開かないと言ったのは
主が大げさに言っただけ、部屋に案内しますと。
 彼らは、ベルこそが呪いを解く女性であるかも知れないと思っていたので、もてなそうと
したのでした。
 でもベル、びびって燭台を鍋か何かで殴ったんですが。
 ひでーな。
 これ人間だと下手すりゃ死んでたぞ!
 
 燭台や時計らは、この城は自由にどこへでもいけます、西の塔以外は、と伝える。
 そんなん言うたら行きたくなりますやんか。
 「西の塔は野獣の寝室だから絶対に近づくな」くらい言っておけばよかったのに。
 まあともかくそういうことで、みんなのもてなしに心が少しは落ち着いたのかベル、皆
生きてるの?と言ってヘアブラシに話しかけるのだけど、ヘアブラシはヘアブラシだった。
 ベルは心に10のダメージを負った!

 ガストンは酒場で飲んだくれてて、友人のル・フゥに褒められていい気持ち。
 腹立つなこいつら。
 歌はまあ面白かったけど最後盛り上がるところで、「その名はGAST…もう一つTだっけ?
つづりがわかんないよ」ってル・フゥが言ってたのめっちゃ笑った。
 で、ひとしきり称賛されたところで、ベルの父が入ってきて助けを求める。
 娘を魔物から助け出して欲しい、という彼にガストン、二つ返事で引き受けました。
 いやに調子いいなと思ってたら案の定、皆の前でいいとこ見せたかったらしい。
 はあ…こいつがオオカミの餌食になってたら良かった。

 その頃野獣は、食事の用意がされているとこにきたんだけど、なんでベルの席も用意
されてんだよと怒ってた。
 ううーん…。
 呪いをかけられて少しは引きこもりらしくなるかと思ってたけど、傲慢さが出てきてるなこいつ。
 すごいどうでもいいけど、今の時代だったら逆に外に出なくてもネット通販あれば暮らして
いけるから、ものすごい確率で引きこもり堪能しそうだよね、野獣。
 
 使用人らは荒れる野獣に、父が盗人だったからといって子もそうだと決めつけてはいけない、と
諭し、夕食をともにするよう呼びにいきましょう、と言う。
 ていうか野獣に対する使用人のダメ出しがひどい!
 で、ベルはベルで囚人扱いしてたのに晩餐には誘うの、と。
 そういうわけで売り言葉に買い言葉、ケンカ別れとなりました。
 まあ最初からトントン拍子にいってたらつまらんだろうし、野獣の気持ちにつけ込むような
女の子だったらアレだし。

 野獣はバラを見に来ました。
 今のところ7、8枚はある感じだけどなあ。
 一枚の花びらが散るごとに、城のどっかが崩れ落ちて、使用人らは動きにくくなるらしい。
 大変ですね。
 その頃ベルのところには、ポット夫人がきた。
 ティーポットにされた人ね。
 ベルはドレスをつないで逃げ出すためのロープを作ってたんですね。
 夫人はそれに気づいたけど、咎めるようなことはしなかった。
 彼女は、無理やり野獣とくっつけようとしてもダメってことを理解してたんだと思う。
 夫人はベルに、逃げるにしてもなんか食べないとね、って感じで食事に誘います。
 ここから皆の準備が始まるのはいいんだけど、歌が始まって、料理出てくるもベル一切
食べられないという状態に。
 お前ら何がしたいんだよ。早く食べさせてあげなよ…。
 最終的に「どうぞ召し上がって」と歌でしめたわりにテーブルには何もないという。
 嫌がらせか。
 
 彼らが使用人だとは知らないベルは、あなた方も囚人なの?と聞く。
 皆は、野獣は悪い人ではない、と話す。
 で、食事をおえて(食べるシーンなかったけど)部屋に戻る最中、ベルは隙をついて
西の塔へ行きます。
 行くなと言われたのになんで行くんだよ。
 そこには、引き裂かれた肖像画があり、バルコニーにはガラスケースに入れられたバラが。
 それに触れようとした時野獣がやってきて、ベルを怒鳴りつけるんですね。
 彼にしてみたらこれ壊されたらたまったもんじゃないから、思わず怒鳴りつけてしまう気持ちはわかる。

 ベルは城を出ていくと言います。
 …父親の代わりにここに残ったという設定は…。
 というわけで馬に乗って出ていくんですが。
 あれ、馬は家に返してもらってなかったの?
 ひどくないスかおい。
 んで森の中でオオカミに襲われるベル。
 このあたり、ハリーポッターに出てきそうな森だったなあ雰囲気が。
 馬も襲われて絶対絶命になった時に現れたのが!
 そうです、魔法使いハリー……ではなくてですね、野獣でした。
 野獣はオオカミを退けるも、自分も攻撃受けてやられてました。
 あ、結構強いかと思ったらそうでもなかった。
 ベル、見捨てていこうとするも、やっぱ優しい子ですから見捨てることができずに、彼を
助け、馬に乗せて城に引き返します。
 ここで馬、素直に乗せてあげてるのに、後では野獣におびえてるのなんでだ…。
 まあともかく、もしここでベルが野獣を見捨てていたら、魔法使いは道を閉じたんじゃ
ないかなあと思いました。
 ベルが二度とこの城に戻ってこないように。

 一方父とガストンらは森にやってきてました。
 夜来るのかよ。
 一刻も早くって気持ちはわかるけど松明もなしでか。
 ところが父がやってくると、目印になったはずの、落雷で避けた木が元通りになっていた。
魔女がガストンを入れたくなかったんかなあ。
 それとも呪いによるものなのか。
 ガストン、もういいから村に戻ろう、どうせベルいるんだろ、と引き返そうとする。 
 父は信じないならなぜきたと怒るもガストン、ベルと結婚したかったからだと。
 すがすがしいほどのクズだなこいつ。
 というわけでガストン、怒りにまかせ父を殴り倒し、あまつさえ証拠隠滅のために
父を木の根元に縛り付け、オオカミにでも食われろと放置していってしまう。
 バカだな呪いの城周辺にオオカミは出るんだからここで食われるわけなかろ。(シッ)

 一方野獣ですが、ベル一応手当してあげてんだけど、お前が逃げたせいだろって言われて
たのは笑った。
 まあ反論せずに、少し休んでと言ったのは面白かったけど。
 ここでベルは時計や燭台が野獣に仕える身であること、彼とともに呪いを受けた身であることを
知ります。
 母が早くに亡くなり、優しかった子を好き放題傲慢な子に育ててしまったのは王だからと。
 寂しさを、物与えることでごまかし続けるとまあ、こういう風になりますからねえ。
 必要だったのは父と子の対話だったんじゃないかな。
 ベル、多分この話を聞いて、自分の身に置き換えて考えたんだと思う。
 自分の場合は母がいなくても父が大切に育ててくれたから、まっとうに育ってこれた、
野獣はそうじゃなかったんだ、という風に思ったんじゃないですかね。

 つーかこのあと使用人が寝るのはいいとして、カップも布団に入って寝るのかよ。なんでだよ。

 朝。
 ベルは野獣の看病をしつつ、あのバラの花びらが最後の一枚まで散ってしまうと、皆の呪いは
解けなくなると知ります。
 空気読めない時計が、呪いを解く方法があると言おうとしたけど、他の皆は言わない。
 優しいですね。
 それを知ってしまったらベルが自分の意に添わなくてもやろうとすると思ったんじゃないかなあ。

 その頃父は何とか助かってました。
 まあオオカミのテリトリーじゃないし。
 彼を助けたのは、村人にバカにされていた物乞い、アガットさんでした。
 この人も村人から忌み嫌われているけど優しい人なんだろうね。
 ベルも特に邪険にはしてなかったし。
 メンフクロウいたのかわいかった。
 さすが魔女。ハッピーバードを連れていますな。
(魔女はこういった、何かの象徴を連れていることが多い)
 あっ…ここでネタ晴らししちゃったけど、まあどうせわかることだしいいよね。wikiにも思い切り
ネタ晴らしされてたしな!(キャスト紹介のとこで)

 目を覚ました野獣はベルと、シェイクスピアの話で盛り上がっていた。
 まあ野獣は王子だからそういう教養は身についているでしょう。
 ベルも、自分の知識を共有できる人がいて嬉しいんだろうなあ。
 で、野獣は書庫に彼女を案内する。
 うわあ、工藤家の書庫みたいやぁー!(名探偵コナン)
 つーかこういう家に住みたい!一階が書庫の家!
 補強工事しとかないと家が本の重みで沈みそう。

 もうベルも目がキラキラしてて気持ちわかるわあーて思いました。
 ずっと本だけ読んで暮らしたい…。
 だんだん2人打ち解けてきて良かったです。
 庭を二人で歩いてても、景色が違って見える、とか野獣言ってるし。
 んで、ベルの馬を野獣触ろうとして、馬おびえてるけど、ベルが教えてゆっくり触ると
触らせてくれた。
 このあとベルがいたずらに雪を野獣に投げるんですが。
 野獣もやり返して…おい、あかんて!それ雪玉というより雪だるまの胴側だろうが!
 ベルひっくりかえったし。
 あぶねえわ!
 
 ただ、バラの方は順調に(?)花びらが散っていって、せいぜいあと数日というところまで
期限が迫っていた。
 それでも使用人は何も言わず見守ってていいなと思いましたね。
 
 野獣はベルに、魔女の贈り物はもう一つあるといい、望む場所に行けると伝えます。
 どうやら、手を置いた人の記憶を読み取ってその場所に行けるらしい。
 本当にいけるわけではなくて、仮想現実って感じなのかな。
 ベルが望んだのは、まだ自分の記憶がほとんどない頃、母親と父親とで住んでいた
場所でした。
 なぜ父は母のことを話さないのか、そこに何かヒントはないのかって思ったのかな。
 野獣はそこに、医者のマスクがあることに気付く。
 母が死んだのは疫病だと。
 さすが王子、よく知ってますな。
 ベルも野獣の言葉で真相を知ります。
 母は自分の病気をベルに移さないため父と彼女を遠ざけたのでした。
 多分父もそれがつらくてベルにあまり言わなかったんだろうな。

 戻ってきて野獣は父を盗人と言ってすまなかったとあやまります。
 こんなにやさしい父親が自分のための盗みをするはずがない、と気付いたんだろうね。

 さて、ガストンですが酒場に立ち寄ったらベルの父がいた。
 酒場の人間はガストンに冷たい目を向けるんだけどガストンは、自分と父どちらを
信じるんだと言い出したよ。
 つーか村の人も、ガストンのガサツな性格を知ってるだろうに、なんでこういう時だけ
騙されるんだよ。
 父は、アガットに聞けというけれども、ガストンは、こんな汚い女の言うことを誰が信じるんだと。
 ル・フゥも自分の身がかわいいから真実は言わない。 
 ひどいな。
 ガストンは口封じのために父を精神病院に閉じ込めようとする。

 そんなことになってるとは知らない城の方では、使用人が野獣に、ベルをダンスに誘って
告白しては、みたいなこと言ってた。
 野獣は、ベルが自分を愛してくれるはずはないと言ってる。
 まあベルと会って優しさを知って、思いやり、謙虚な心を学んでくれたのは良かったんですが。
 ベルは使用人のおかけで綺麗なドレスを身にまとい、二人は華麗なダンスを踊ります。
 で、父が踊り方を教えてくれたの、というベルに、父に会いたいか?と聞いた野獣、魔法の鏡で
父がどうしているかを見せてくれるのですが。
 ベルが見たのは、今まさに連行されようとしている父の姿でした。
 父の事を心配する彼女に野獣は、行くがいいと送り出す。
 一刻も早くいけと。
 そして鏡も持たせてくれます。
 自分の姿が見られるからと。うん、いやそれは…。
 
 使用人らは残念がるけど、これこそが野獣が愛を知ったということなんじゃないかな。
 好きな人のやりたいことをさせてあげるために、呪いのことは言わずに送り出してあげるのがさ。
 つーかベルさん、そのドレスでいくんですか。
 身動きしづらそう…。
 そしてまた馬こき使われるのか…。

 野獣は使用人らにすまない、と詫びます。
 われわれの時間は終わると。
 真実を知るのが遅すぎたと。
 ベルが戻ってきても間に合わないって思ったんだろうなあ。

 このあと野獣の歌うパートがあるんですが、それはいいとして、この城、高いところの
通路に柵がないから見てて怖くて、歌聞くどころじゃなかったわ。
 景色リアルすぎてこえーよ…。
 歌なんだっけ、なんかともに過ごす夢みようとかなんか言ってた気がするけど、柵の
ないドアとか落ちそうでヒヤヒヤしてたわ。

 さて。
 ガストンですが、ベルを嫁にくれたら許してあげるよとか言ってて父、お前と結婚させる
ことは絶対にない、と拒否。
 さすがですね。
 と、そこにベル戻ってきました。
 早いな。
 自分は野獣のところにいただけだ、と言うベルは証拠として鏡の野獣を見せます。
 それがまずかった。
 ガストンはベルを自分のものにするために、彼女らは呪いをかけられて野獣に洗脳
されている、野獣を殲滅せよと村人をそそのかし、ベルまでも病院いきの檻の中に
閉じ込めてしまう。
 つーか村人なんでガストンの言うことをここまで盲目的に信じるんだ。
 まあベルが変人だからか。
 
 しかも今回はなぜか村人ら、あっさり森を抜けて城に到達するし、オオカミは出て
こないし…どうなってんだこれ。
 
 ベルは父に、野獣が返してくれたと伝え、母が持っていたお守りのようなものを見せます。
 母のことを知ったと言われて理解する父、さすが頭いいですな。
 で、早く出ないと、錠前をあけるには長くてとがったものが…って言ってたら、ベルが
ピン持ってた。
 踊るために髪飾りやらいろいろ持ってたのが良かったですね。

 城の方では村人相手に使用人らがなかなか奮闘してました。
 いいですね。
 ここ面白いです。
 そしてベルはまた馬で城へ…馬休ませてあげて!この映画で一番頑張ってるの馬ァ!
 
 三流銃士と言われた男が(三銃士のパロだと思われる)洋服ダンスに服着せられて
女装させられてるのですが、一人まんざらでもなさそうだったのちょっと笑った。
 こういうユーモアがあるのはディズニーならではですね。
 あとなんかポット夫人は知り合いが村人にいたっぽいし。
 でも落ちた時にル・フゥが助けてあげてました。
 自分を見捨てていくようなガストンにほとほと愛想がつきたらしい。
 良かった。

 てかピアノの方。
 鍵盤飛ばすなよお前。
 どうすんだよそれ…。

 村人が使用人にやられまくって大変な中、アガットがふっつーに入ってきてました。
 誰にも気づかれてないのはやっぱ魔女だからなんだろうな。

 このあとガストンが野獣と対決してんですが。
 ベルがギリ間に合ったよ。
 で、ベルを助けてガストンを落とそうとする野獣だけど、ここは思いとどまった。
 ところがこのガストンが卑怯な奴だから、隠し持ってた銃で撃つわけですよ。
 まあその後崩れ落ちた通路とともに落ちていったからざまあなんだけど。

 この時バラの最後の花びらも散り、野獣はベルに、最後一目会いたかったと告げて
息を引き取ります。
 使用人らもどんどん固まってただの家具になってしまう。
 ポット夫人が、息子(ティーカップ)を探していたけど、ついに会えずポットになってしまうの
可哀想だったな。
 その息子は落ちかけるけど、コート掛けが最後の力でポットの横に置いてくれてた。
 燭台と時計も、一緒に働けて光栄だったと言い、動かなくなります。

 ベルは野獣に自分の思いを伝えます。
 その瞬間、バラに奇跡が起きました。
 アガットも驚いた顔をしてたけど、奇跡が起きると思ってなかったのかな。
 愛し愛されることを学べば解ける呪いだったんだからそんな驚かなくても。

 というわけで、野獣は王子の姿になって目を覚まし、調度品たちはそれぞれ人間の姿に戻ります。
調度品でしか見てなかったからすごい違和感あるわー。
 城も元の姿に戻り、村人らはそこに城があった記憶を取り戻した。
 …てか使用人らの化粧ケバいな。
 魔法にかかった時のままなのか。
 使用人、家族と再会して喜んでるけど、そもそも呪いかかったのそんなに前じゃなかったってことかい。

 そういうわけで城にはにぎやかな声が戻り、野獣こと王子とベルは幸せに暮らしたのでありました。
 EDもなかなか良かったですね。
 一つ、家具の皆が出てきて野獣が出てきて城のドアが閉まるよりは、逆だった方がいいような気もしたな。
もちろん皆の姿が戻っていくという展開で。

 話そのものは知ってるけど、やっぱり何度見てもいい作品というのはあるなあ、と思いました。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→美女と野獣