多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→関ヶ原


関ヶ原

9/5鑑賞

 んーと。
 まあ最初から期待してなかったんだけど、やっぱりそんなに面白いってわけじゃなかったです。
もちろんじっくりと、関ヶ原までの流れを追っていたのは面白かったけど、関ヶ原の戦いを中心に
もってきてなくて、こちらはそれが見たかったのになーと。
 いつもそれですよ。
 関ヶ原をじっくりえがいた、という割に描いてない作品ばっかり。

 2つほど難点を。
 まずなんといっても長い。2時間半かけて、関ヶ原の戦いの前フリをやったようなもので、
戦いそのものに関しては描写が少なかったと思う。
 あと、皆が早口で時代劇言葉話すから何言ってるかさっぱりわからない。
 がなりながら言われるから、まったく聞き取れなかったです。
 地名とか武将の名前とか難しいの多いから、ゆっくり話して欲しいのに、なぜかみんなえらい
早口だったから、何の話をしているのかわからないのが多々あった。
 映像早回ししてるの?って何度も確認したわ。
 時代劇映画で字幕欲しいと思ったのは初めてだよ…。
 失礼ながら、見ている方の中に高齢者も多く見かけられたので、そういう方々があの超スピードの
会話についていけたのか疑問です。
 
 えー冒頭いきなり司馬遼太郎さんの子供時代の語りから始まった。
 だからー、こういうのはいらないんじゃないの。
 話に入って行こうとするのに作家さんの話をそのままエピソードとして持ってくるの、興ざめだから
やめて欲しい。(司馬さんがダメというのではなく、映画の作り方の問題でね)
 ともあれこの寺から物語は始まります。
 って、史実じゃない三献茶の話か。
 まあいいけど。
 相手を気遣い茶を出す三成に感心した秀吉は、住職に言って三成を召し上げることにします。
 しかしこれ、撮影とはいえ飲む秀吉も大変だな。
 ちゃんと飲み干してるから。

 このあと関ヶ原で、三成が倒れていたお地蔵さんを小さな祠に戻してあげてた。

 1588年。
 大坂城がつくられております。
 秀吉の見学してる場所が怖すぎる。
 石垣のはじっことか絶対そんなのいきたくないわ。

 そして1595年。
 こっからすでに皆さん早口で話すのでご注意ください。
 家康がどかどかと入ってきて、周りの人が「服くらい着替えろ」と言ってる様子。
 家康は、この方が急いで駆け付けた感でるからみたいな感じで、そのまま秀吉の会議に参加。
 三成は家康のことを「服も着替えないで失礼なやつ」と言っておりますな。
 まあ三成の言い分も正しいけど、家康のは確実に、好感度あげていく方法だよねとはちょっと
思った。
 恋愛RPGでツンデレな子の攻略法的な。(何の話をしているんだ)
 
 会議は秀次の話でした。
 あー知ってる知ってる。真田丸で見たから知ってる。
 三成としては、秀次が謀反した後に駒姫(嫁さん)がやってきたんだから、駒姫関係ないじゃん
助けてやってということらしいんだけど、秀吉は聞き入れませんでした。
 この頃もう秀吉もおかしくなりはじめてて、大粛清やってた頃だからねえ。
 秀次のさらし首を前に、一同連座で粛清されていく中、一人の女の子がいきなり立ち回り始めた。
 それを見ながら去っていく男がおり。
 三成としてはどっちも気になる、どっちを対応しようか、みたいにちょっと迷ってたの面白かった。
 で、わかりにくいんだけど、この女の子を失神させて人に引き渡したあと、三成は立ち去っていった
男性を追いかけます。
 ここ、三成の走り方うまくてさすがと感心した。
 それで彼は竹林の中で竹を切っている男性に追いつきます。
 どうした、かぐや姫でも探してるのか。(この切り方だったら死んでる!)

 彼は島左近。
 うわー登場から大迫力ですなあ。
 この島左近好きだな私。
 三成は、彼をどうしてもスカウトしたかったらしく、ボクと契約して魔法少女になってよ 部下に
なってよ、と言うのですが、左近は秀吉嫌いだから、と取り合わない。
 それをついていって、彼がねぐらにしてるのか立ち寄る場所なのか知らんけど、森の中の
粗末な小屋にやってきた三成、熱心に説きます。
 左近は三成の悪評をいろいろ言うけど、噂で三成がやったことになってるのがほとんどのよう
ですね。
 で、秀次に謀反の心はなかった、と三成がきちんと言ったことで、左近はちゃんと話を聞く
気持ちになったようです。

 あとここで唐突に秀吉とねね、茶々の話が挿入されてきます。
(作品中ではねねは北政所と言われてる)
 秀吉とねねはたいそう仲が良かったけど、秀吉は茶々にご執心だったと。
 それでねねが関ヶ原の前に福島とか加藤に三成を滅ぼせ的なこと言ってたけど、もし
家康を滅ぼせと言っていたなら歴史は変わっただろう、と。
 ここに入れてくる必要あったかなあ。
 まあともかくそういうわけで島左近が仲間になった!チャラリラ〜。

 この後三成の屋敷で、あの助けられた女の子が目を覚まします。
 三成に刃物を向けるも、これから役に立って欲しいと言われて士官することになった。
 つーか自分を犬だと思って下さいと言ってるけど、忍びがそんなこと言うかねえ。
 自分の仕事に誇り持ってる人間が、そんな卑下するのってなんかなー。
 ちょっと感覚違うような気がする。
 だってほかの伊賀の者は誇り持って仕事してたし、自分をそんなに卑下しなかったし。
 
 このあと島左近が三成に仕えることになったという話を柳生の人らと話してんだけど、
これはなんなん。
 天井に頭ぶつけそうな椅子みたいなのに乗ってるけど。
 話を聞かれるのを防止するってこと?
 何の罰ゲームかと思ったよ。
 ちなみに柳生の息子らは徳川に仕えるみたいです。
 血を絶やさないためのことなんだろうな。
 真田もこれはやってたし、珍しくないんだろうね。

 それから3年後の1598年。
 島左近が三成をたしなめていた。
 三成が杖を落として家康がひろってくれたらしいんだけど、それに対して知らんふりしたと。
 左近は、相手が嫌いな奴であればなおさら、丁寧にお礼を言えというんですね。
 確かにその通りだと思う。
 この映画で面白いなと思ったのはこの三成の生き様がよくわかったとこかな。
 勉強できるんだけど人付き合いは下手ってのがよくわかった。
 
 家康の方は、豊臣家を内部分裂させるという話をしていました。
 これがうまくいっちゃうんだよなあ。
 まあ秀吉側のプレーンがもうちょっといたらなとは思う。
 粛清でまともな人いなくなったからなあ。

 えー小早川秀秋が、朝鮮出兵の際に突っ込んでいったことが三成に責められているん
ですね。
 もし人質になったらどうすんだと。
 でも家康はすごい勇気だと褒める。
 三成は、逃げる敵を後ろから追いかけるのは武士の主義に反すると反論。
 で、秀吉は小早川に転封を命じるのですな。
 そりゃ小早川としたらショックだよなあ。
 手柄あげろと言われ、頑張ったら叱責されてこの有様じゃ。
 まあすでに秀吉がもうアレなんだけど。
 てか椅子にだらーんと座ってるからドリフのコントかと思った。
 あの演出はどうなの。
 ともあれ、皆が去ったあと家康だけはわざとらしく残っていて、小早川を励ますわけですよ。
 そして、「あなたの活躍を聞いた時秀吉もねねも喜んだ。しかしそこに、秀頼の存在が
脅かされるとそそのかした者がいる、それが三成だ」と告げ口。
 そりゃー小早川も騙されますわなあ。
 人は誰しも落ち込んでいる時には耳さわりの良い言葉だけを受け入れたがるものですよ。
 この人三成の働きを見てきたんじゃないかと思うんだけどねえ。

 家康は、転封をゆっくりやるようにと勧める。
 一人ずつ、外様大名からちまちま移動させて時間稼げと。

 前田利家の屋敷では、秀吉に忠誠を誓うという誓約書みたいなのを皆で書いて
提出することになってんだけど、三成は、利家と家康の誓約書ねーぢゃんと怒る。
したら、この二人の誓紙は秀吉の棺に入れることになってると。
 三成、それじゃ内容が確認できないと怒るけど、利家がたしなめたからそれ以上の追及は
できなかった。
 この人、いつも正面突破だから余計に立場悪くなるんだろうなあ。
 
 三成に召し抱えられたくのいちの初芽は忍者同士で集まって情報交換中。
 その中で、家康は忍びの動向に結構気を付けてるという情報が。
 なるほどねー。
 うまく情報収集を使ったから天下統一できたってのはあると思うわ。
 三成はそういう情報戦が下手だったね。
 この作品の家康は性格的に好きにはなれんけど、実際の家康もこうだったのかなと思わせる
くらいには説得力あると思います。
 うまい立ち回りがね。

 島左近と初芽は、なんか家康の会合?みたいなとこにいってました。
 ここらも全然何言ってるかわかんないからなんでいったのかサッパリなんだけど。
 今の時点ではっきり敵対してるわけじゃないから、いっても問題にならなかったんだろうなと
いうのはわかる。
 初芽が持ってるのは備前長船だそうです。
 …確か松江城にあったのも備前長船だったような…。まあたくさん作られましたからね。
 それはともかく、この集まりがひどい。
 皆酒飲んで大騒ぎしてて、お寺なんだけど、坊主が静かにして欲しいというのを聞き入れない。
 と、ここに家康がかけつけてきて、めっちゃ怒るんですよ。
 ケンカとか口論をしないという誓文書いたやろがお前ら何しとんじゃコラァって感じで。
 で、一人たりとも生きて返さんとか憤っていたところに、騒いでた一人が「許して下さい」と
泣きつき、皆謝って終わるという、どう見ても茶番っぽい感じでした。
 こういう騒ぎ起こして家康への信頼を高めていく、みたいなことしてんのかねえ。
 「家康は秀吉が見てないようなとこでも、ちゃんとルール守ってる」みたいな感じで。

 そして1598年8月18日。
 秀吉が亡くなりました。
 三成は秀吉の死はここにいる人間だけにしか知らせるな、家康にも隠せという。
 朝鮮出兵の人間を全員撤退させるまで洩れてはならんと。
 遺骸は密葬するという三成。
 真田丸では塩漬けにされてたんだっけかな。
 あれも確か歴史的には嘘ではないと思うんだけど。
 江戸時代でもよくおこなわれていたのですが、遺体を塩漬けにするというのはありました。
 旅先で死んでしまった人を国元に送る場合と重罪人の死体を保存する場合。
 罪人とかが牢中で自害したり、拷問の際に死んでしまったようなケースでも、刑の申し渡しを
するまでは生きているものとして扱うという、今の時代から見たら実にくだらない理由で、塩漬けに
されていたというのがあります。
 確か…大塩平八郎も2年近く塩漬けにされてたんじゃないっけな。
 それで、その塩漬けにされた遺体をはりつけにして、槍でつくっていうんだからとんだ道化ですよね。

 話がそれましたが、テキパキと指示を下していた三成が、秀吉の遺骸が運び出されていく
とこで泣いていて、秀吉のことを不幸な人だと思った、というくだりちょっとしんみりした。
 あと、秀吉が最後にもってた手まりのヒモで髷を結ってました。多分そうだと思うけど
違ってたらすみません。

 さて。
 ここら辺から、加藤清正、福島正則らと、三成の確執がどんどん際立ってきます。
 家康も一緒にいて、あーだこーだと。
 で、いきなり打ち込むよりは、朝鮮出兵の失態に対する弾劾状をかけ、と家康はけしかける
わけです。
 このあたりは軍師官兵衛の流れがわかりやすいかなあ。
 弾劾状の相手は小西にしておけという家康。
 この話は忍者を通じて三成の耳に入り、それならばと三成は自分らが先に弾劾状を作って
提出させた。
 家康は話を聞いて、「あれれー?おかしいぞー? おや、うちにもちょうど小西さんあての
弾劾状出てますけど?あれ?持ってくるのわすれちった」と、取りに戻る風をよそおい、
あわてて部下に用意させてます。
 まさか話が筒抜けだったとは思わず、まだ用意できてなかったからあわてたんですな。
 これは珍しい家康の失敗ですね。
 ここ面白かったのが、部下の井伊直政(今の大河ドラマ見てないのでいじれません。ごめん)に
申し付けるんだけど、「直政」と家康が呼んだので直政、戻ってきてあらたまろうとしたら「走れ」
って言われてあわてて走っていくとこ。
 笑いました。
 
 このころ家康には優秀な忍びがついていて、茶道を教え、そういうの大好きな大名を
次々取り込んでいた。
 今だったらインスタ映え〜とか言いながら大名との付き合いを広めていったのかな。
 ともあれ、このままでは大名が家康についてしまう、危機を感じた三成は一計を案じ、
秀頼に大坂へ来てもらうことにします。
 そうなったらほとんどの大名は秀頼について大坂へ来ることになるし、家康は秀吉の
遺言があるから伏見城から離れられないので、切り離すことができると。
 そういうわけで1599年、前田利家が後見人となり秀頼は大坂城へ。
 家康は伏見城へ。
 やったね!一国一城の主だよ!
 つーか座ろうとして豪快に後ろに転がったの笑った。
 あとなんかえっらい腹回りが増えられましたというか…。
 サウナみたいなとこに入ってたの、どこの落ち武者が首晒されてるのかと思ったわ。
 ここであのくのいちに家康は、阿茶という名をやっています。
 ほう、真田丸に繋がりましたな。(原作的に、作られたのは真田丸が後になるけど)

 えーと。
 このあとこの阿茶は、赤耳という、同じ伊賀の忍者を捕まえる。
 こやつが初芽に情報をもらしたというわけですね。
 しかしこの赤耳の立ち位置がわからんかったなあ。
 この後、初芽を始末せにゃまずいつーて手にかけるんだけど、そのあとしれっと三成の
下についてるし。
 だったらなんで徳川の屋敷に堂々といたんだって思うんですが。
 このあたりがわかりにくい。

 初芽、ちょっと旅に出てくるわって感じで立つのですが、いきなり三成が、追いかけて
いって無事に戻ってこいとか言い出すんですよ。
 自分には妻子いるから無理だけど、平和になったら一緒に旅に出ようねって。
 ここはフラグも気になったけど違和感しかなかった。
 こういう感情を三成がいきなり持つかなって。
 なんかなあ。

 このあと初芽は、赤耳らに襲われてがけ下に転落してました。
 まあ生きてるだろうなとは思ってたけど。
 赤耳は何がしたかったんだ。
 事情を話して始末したことにして、初芽にしばらく隠れてるように言えばよかったのに。
 このあと徳川には戻らないんだしさあ。
 
 1599年3月3日。
 前田利家がお亡くなりに。
 これで家康はやりたい放題ですな。
 例の、加藤らが三成の屋敷に押しかけてくる騒動が起きます。
 三成は、初芽が戻らんのが気になるとか言ってる。
 そんなこと言ってる場合か。
 三成、逃げる前に一人会いたい奴がいるとか言ってます。
 それは直江兼続でした。
 この兼続もなかなか面白いキャラだったなあ。
 二人であれこれ話してるんだけど、いろんな置物を大名に例えてるのはいいとしても、大坂だか
伏見だか、ロウソクが5、6本まとめてボボォ…と燃えてるの怖かったよ。あぶねーよ。
 あと赤耳がいた。
 この人は上杉にもともと仕えてたらしい。
 なんなんだよマジで…立ち位置わからんわ。
 それで三成は、今自分が死ぬのは誰だと思うか、という話を左近としていて、わざと家康の
屋敷にかくまってもらうことにしたのでした。
 家康への呼び方でさっそく文句言ってるあたり、三成本当に正直すぎるんだな…。
 家康もこれまで我慢してきたんだからーとか言ってる。
 我慢選手権で頑張ってましたもんね。(by殿といっしょ)
 そういうわけで家康、明日佐和山に三成送り届けたるわーと言ってました。
 三成を佐和山にいかせるなと言ってた本人が送り届けるハメになる。
 皮肉な結末ですな。

 そして1600年。
 いきなり初芽が人買いに買われてますがな。
 ここらのくだりサッパリわからん。
 記憶をなくしてるのかと思えばそうでもないし、これほどの忍者であればすぐに戻ることも
できたろうに。
 何がしたかったんだ…。

 佐和山城では三成が馬に乗りながら流鏑馬かな?槍を俵に突き刺してるけど全部落ちてる
のが笑える。
 そこ、SE入れないで!

 家康をどうするか、という軍議で大谷吉継、あと毛利の安国寺がおるけど、三成は、今
家康を倒したとしても家康が毛利に変わるだけだと言う。
 でも大谷は、毛利の方がマシだと言うんですね。
 そらそうだ。
 毛利は天下統一なんて考えてない。
 あくまでも自分の領地が大事な人だから。
 三成は本格的に家康を討つための策を考え始めます。
 ますますこのシーン、何言ってるかさっぱりわからない。
 これほどまでに聞き取れない映画も珍しいな。

 そんな中、細川の屋敷が燃え上がりました。
 これが歴史にも有名な、「俺の嫁さん人質に取られるくらいなら自害させるわ」という
ヤンデレ忠興のガラシャ自害強要事件です。
 自害つーてもキリスト教だから自害できないので部下にやらせたんだけどね。
 あ、真田丸ではきりがなぜか居合わせたやつですわ。重いとか失礼なこと言ってたの。
 あれマジで台無しだったなあ…。
 ともあれ、その騒ぎを知った三成はあわてて大坂城にやってきて、まず城下の見回り
とかをやめるようにと担当者に伝えた。
 左近にたしなめられて言い直してたけど、要するに、大名の妻子が逃げるなら逃げる
ようにさせなさい、ガラシャの悲劇を起こしたいわけじゃないから、逃げられるようにして
欲しい、とお願いしたわけです。
 
 ねねは小早川に、西軍のフリをしとればいいよ、三成の血を残すことは大事だけど、
三成は負けた方がいいと言ってました。
 ただこの時代負けるってことは死を意味していたので、小早川も迷っただろうなあ。
 
 そして戦の前に毛利軍とかきたけど、山に登ってますよ?
 あれ、この人らって関ヶ原の戦い出てきてたっけ?
 いやこの映画の中で戦場にいたかな?と思って。
 まあいいや。
 
 さてと。
 関ヶ原ですよ。
 三成は、直接家康がくることないだろうと思ってたとこに家康がきたんであわててる
状態です。
 家康は大きな寺にいて、戦が始まったのを見てる。
 つかふとってる割に軽快に走ったな。
 握り飯を食べながら、ご飯粒飛ばす勢いで話してたの面白かった。
 
 途中真田の上田城の話が出てきました。
 大谷吉継は、小早川が裏切った時の対策を考えておきたいと言う。
 三成は裏切りはないとか言ってる。
 あんた本当に人の心に疎いよな…。
 何ごとも正直に言えば人はついてくるってもんじゃないぞ。
 そんなだから大谷吉継に、関ヶ原の前に「お前人望ないからこの戦負けるぞ」って
ズバッと言われるんや。(史実)
 家康はホロ作ってました。
 …楽しそうで何よりやな…。
 これなんでこんなもの作るのと思ってたんだけど、弾避けなんですね。
 余計目立つと思うんですが。
 狙い撃ちされそう。
 のちに馬印になるのもわかる気がする。(危なくて前線にもってけないから)

 決戦の場は関ヶ原じゃーとなったところで。
 三成、小早川にのろしの合図でうってでてねーと念押ししてます。
 ここの、太鼓叩いてた人らなんだったんだろう…。

 初芽ですけど、他の女らとともにあの地蔵のとこにきた時点で、人買いを殺し
ロープほどいて逃げました。
 何がしたかったんだこの人。
 最初から逃げてればよかったのに。
 人が多いからなかなか逃げ出せないってことだったんかな。

 赤耳は、家康の首を狙ってみたいということで、徳川に忍び込むことにした模様。
 確かに今の方が隙はありそうだしな。
 島津は自分らで勝手にやるそうです。
 もう西軍最初からぐだぐだじゃないですかー。

 そういうわけで戦いが始まりましたよ。
 東軍の黒田勢もいます。
 昔はこっち側だったのにね、三成…。(それ中の人の話や)
 三成の陣で大砲撃ってるけど、この時代この距離で飛ぶのかな…。
 島津が動かんので三成が直談判にいくのに、ボウガンのようなものを次々撃ちながら
敵の中突進していきましたが、これもどうなん?みたいな。
 左近は左近で撃たれて死んだかと思ってたけど生きてた。
 良かった。
 島津は、俺ら好きにやっからということで動かなかった。
 まあそうなるわな。
 
 家康の方は望遠鏡手に入ったとキャッキャしながら見てたら、赤耳に襲われそうに
なって、お前も忍者ならもっと奇襲しろよと思うのですが、最終的に阿茶がかばって
やられてた。
 この人もよくわからんのよなあ。
 恋愛関係にあったような描かれ方ではないし、地位を求めて仕えてた感じでもないし。
 それとも恋愛関係だったということでいいのかな。

 小早川の本陣に、島左近の息子がやってくるんだけど、なんかいきなり攻撃されたよ?
 小早川はどっちにつこうか迷ってるけど、部下は家康につく気満々だったから、やばいと
思って殺そうとしたのかな。
 んで小早川は、三成につくと言ったんだけど部下が、徳川につく、豊臣を討てとふれまわって
しまった。
 これはひどい…。
 そういうわけで小早川の部隊は大谷吉継の軍とあたることになりました。
 大谷吉継は逃げた先で自刃。
 三成、左近に逃げろと言われて仕方なく逃げました。
 負傷兵の手当するとこにいた女性が敵軍に襲われてたのを助けたのはかっこよかったな。

 このあと逃げた女性は山の中で初芽と遭遇。一緒に逃げることに。
 皮肉なもんだなあ。
 島左近らは、大砲の打ち手(朝鮮から連れてきた人)が爆薬に火をつけてどーんって
感じでした。うーん。

 家康は戦場を見に来て、あの地蔵を元の位置に戻してやってました。
 また倒れたのか。
 災難続きだなこの地蔵さん。
 
 このあと三成は、領地に逃げて、農民がかくまってくれたのですが、このまま自分が
逃げたらこの農民が一家全員殺されると考え、「三成を見つけた」と届け出るように言った。
 偉いなあ。
 
 で、家康の屋敷の門においとかれた三成ですが、小早川は謝ってました。
 そのあと家康は三成と対面したらしいけど二人とも無言だったと。
 あのさ。
 小早川と三成のシーンなんであんなに静かだったの。
 小早川が裏切ったことで一気に形成崩れたんだから罵らんとおかしい気がする。
 それに確か真田丸でも言ってたけど、小早川は裏切ったことで三成に恨まれまくって、
気がふれて2年後に亡くなったんでしょ。
 だからこそ、あんなさわやかな別れ方はどうかと思うわ。

 磔にされるために三成が運ばれている最中、彼は道にいた初芽と会った。
 この瞬間思い残すことはなくなったんでしょうね。
 これぞ正義の勝利と言って終わるんですが、そういう〆方はちょっと。
 初芽が最後に出てきてっていうのがなあ。
 
 うーん。
 原作は読んではおりませんが、映画として魅力を生かし切れてない気がします。
 なんかもったいないなと思いました。
 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→関ヶ原