多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→文豪ストレイドッグス DEAD APPLE


文豪ストレイドッグス
DEAD APPLE

7/9鑑賞

 えーと。
 冒頭からいきなりあわただしくてびっくりしたんだけど、ヨコハマの裏社会で史上最悪の88日間と言われた
龍頭抗争の終結前夜のこと。

 何がきっかけだったんか知らないけどすごいですね。
 あと織田作出てきた。
 この時一般人の女の子を保護してます。
 これがのちに安吾の部下になってる女の子なのかな?
 なんかそれっぽい感じではあったけどよくわからなかった。
 というかとにかく展開が早いんですわこれ。
 重要な部分が会話で明かされたりするし。まあしゃーないけどね。展開早い分面白くはあったし。

 調べてみたら、辻村は外伝に登場するキャラみたいです。
 読んでないと厳しいなこれ。
 でも読んでたら嬉しい展開なんでしょうな。(あとの中也との会話とか)
 
 で。
 その織田作に太宰が逃げろと連絡してくる。
 それと入れ替わりに中也がきました。
 かっこいいわーバイク。
 ビルの上にバイクで上がるのも異能があるからすいすいですね。便利だねぇ…。
 太宰の「敵の射程範囲に入ったから弾受けて死んでね。雷に打たれて死ねば面白かった」も
容赦ないな。
 太宰捕まってたのはわざとか。
 5分の遅刻とか言ってるくらいだしね。
 遅れたせいで3発余計に殴られたとか細かいな意外に。
 敵が多く現れても中也に「やっちゃってー」とか言って働かないし。
 気付いて中也!
 それ共闘じゃない、キミ一人だけ働かされてる!

 奥まった場所にやってくると澁澤いた。
 そもそも中也がきたのは捕まったマフィアの仲間6人を助けるためだったんだけど、それは
澁澤によって殺されていた。
 ここ特に説明ないからわかりづらかったんだけど、そもそも澁澤は闘争を終わらせるために
投入されていたのであって、彼はそんなことどうでもよく、己の欲望のままに動き、マフィアも
敵も関係なくいたずらに殺した、という理解でいいんですかね。
 キミの友人は自殺した、というけどもこれは能力発動だろうし…。
 あと宝石を火にくべてますがお前は何をしてるんだもったいない…。
 占いかよ。お前のは当たるのかよ。
 ここで中也の汚濁炸裂ですよ。
 この後澁澤がどうなったかは不明。
 その様子をフョードルが見てました。
 このクソ暑い時によくそんなロシア仕立てのコートきてるな…あとキミ名前言いづらい。
 なんかもう銀河鉄道に乗りそうな格好だな。(それメーテルや)

 このあとOPでキャラの紹介でるの面白いけど一部雑(笑)。
 中島敦の「主人公」に太宰の「包帯無駄遣い装置」も笑ったけど、谷崎の「妹と同棲中」っておかしいだろ!
 マフィアの方は芥川の「人虎と死闘を繰り広げた」はいいにしても、中也の「素敵帽子」、
森鴎外のロリコン、安吾の「睡眠不足」ううーん…。
 安吾、太宰より年上なのかー。
 
 闘争から6年後。
 敦はヨコヒマの墓地にきてた。
 太宰が墓にもたれかかってて、無言で手をあわせる敦が良かった。
 素直ないい子だもんねもともとは。
 そこは織田作の墓でした。
ここの会話
敦「太宰さんが墓参りしてるの初めてみました」
太宰「そんな風に見えるかい?」
敦「見えます」
っていうのが良かった。
 他の人だったら墓にもたれかかるなって怒るところを敦は本心を見抜いた感じなんだろうなって。
 ここでちょっぴり過去の回想が入り、初めて文スト見る人にも優しい設計。
 「お前にとっては正義も悪も大差ないだろうが、正義の側で人を救う方が幾分か素敵だ」
 太宰が敦に対していろいろごまかすような言い方をするんだけど、それ微妙に演じ分けてるの
面白いなと思います。
 きっとセリフで表すならカタカナになってそうな。

 太宰がこの時墓参りしてたのは、これからのことについて特別な思いがあったから
なんだろうね。

 さて探偵社では。
 世界各国で発生する濃霧についての話がなされていました。
 突然発生し、晴れたと思ったら異能力者がそこで自殺しているというもの。
 各地で発生してるけど、どう見ても自殺と言い切るにはおかしな状態ですね。
 ちなみに太宰は会議サボってるので国木田怒ってるんですが。
 乱歩は敦の「新しい自殺方法を試したくてと言ってました」という発言を聞いたあと、
そーかといったあと金庫取り出してお菓子を入れ出した。
 彼は超推理で太宰が何をしようとしているか理解したんでしょうね。
 さすがです。
 しかし金庫に入れるとはなあ…。
 で、本題としては、ヨコハマにこの濃霧の犯人が潜入しているようだ、という情報があり
その人物は澁澤だということです。
 敦、彼の名に反応しているけども、ここではまだわからない。
 澁澤はコレクターと呼ばれてる模様。え、お前29歳なの?
 つーかここの顔のアップ、目がハートになってましたけど。光の入れ方の関係で。
 まあいいや。
 こいつを捕まえるのが探偵社の仕事です。

 まずは異能特務科のエージェントに会おうとする国木田と谷崎ですが。
 こんな夜中に会うのかよ…いいけど。
 いくとエージェントは殺されていた。
 そこにはナイフを刺した林檎が置かれていました。

 一方ルパンというバー。
 太宰が一人で酒飲んでました。
 織田作の分も置いてたから今日は命日か何かなのかな、と思ったんだけど、太宰に
とってはある作戦決行の為の景気づけというか、そういうようなものなのかな。
 昔太宰は織田作に、林檎自殺の話をしていました。
 織田作は聞かれてシンデレラかな?と。
 太宰が、それ白雪姫なって言ってるの面白かった。
 ただ太宰にしてみれば、織田作の思ってもみない発想もまた面白かったんじゃないかな。
 太宰は白雪は自殺したのかも知れないという。
 母親が毒を差し出したことについて、あるいは世の中に絶望して、と。
 そこまで深読みしだしたら面倒だな。
 それで、林檎自殺させる異能力者にあった、という太宰は、それがはやったら素敵だと
思わないか?とか言ってます。
 本心からそんなこと思ってないクセにな。

 そんで「君の言う事は正しい、人を救うのは素敵だ」と言ったあとカプセルを口の中に
入れて出ていく太宰。
 これ、最後で意味わかるけど、普通はこういうカプセル、徐々に溶けていきますから…。
 彼が去ったテーブルにはナイフの刺さった林檎が置かれていました。
 お前これどうすんだよ。ちゃんとむいていきなさい。
(林檎はスタッフが後でおいしく…)

 出たら安吾がいたけど、澁澤をここに呼び込んだのはあなたですねって太宰に言ってる。
 ここで濃霧が発生ですよ。
 まあ多分太宰はある計画をもって澁澤を呼んだのだろうね。
 よく考えたらなんで安吾だけ下の名前で呼ばれてるんだろう…。

 敦は幻を見ていました。
 遠くに見えている扉、出て行けと罵る施設の人。
 それで飛び起きると鏡花ちゃんが心配していた。
 つか押し入れで寝てるのかい敦君。
 それと起きた時の体の位置がおかしいというか。
 なんで壁際に寄ってるの?
 飛び起きたら普通、布団の真ん中くらいの位置にいるもんじゃないの?
 いや私が細かいだけかも知れんけど。
 最近別のアニメでもこういう描写があって気になったもんで。

 鏡花は窓の外に濃霧が発生していることを知らせ、携帯が通じないので探偵社に行くという。
 かっこいい女の子だねえ。
 ちなみに敦メチャクチャおびえてて笑える。
 町の中では、車があちこちで事故っていて、誰一人いませんでした。
 これって濃霧の間はただの人間は消失してるってことなのかな?
 おびただしい血の跡は死んだ異能者ってことだったのかなあ。

 そんな中、虎の影のようなものが現れる。
 2人は異能力を発動しようとするけど発動しなかった。
 え…異能●●!とか叫ばないといけないの?それはちょっと…。
 濃霧の中では力が使えないと知り、鏡花さっさと敦連れて逃げます。
 強いわー。
 そこで出会ったのは国木田。
 彼は自分の異能力に襲われたという。
 一瞬どうやって?と思ったけど手帳にかいたものを実物化できるんだったっけね。
 自殺の原因は自分の異能に襲われたからだ、と国木田は説明。
 確かにねえ。
 鏡花、車を調達してきて2人とともに逃げます。
 頭いいから自分らの異能が来ること理解したのさすがですわ。
 探偵社にたどり着くとひどい有様で、何があったんだろうと思うんだけども、国木田は
そのまま社長室にいき、異能特務科と通信をする。
 すごいハイテク装置があったもんだ。
 通信によって分かったのは
・今回の濃霧は以前と違い大規模なもの
・外部と完全に遮断されている
・人間は消失していて、存在しているのは異能力者だけ
・異能力が分離して持ち主を殺そうとする
ということでした。
 んで澁澤の居場所は判明したので、新たな任務として澁澤を排除して欲しいという安吾。
 方法は問わない、と。
 さらに、太宰が澁澤のところにいる、そのため異能の無効化が出来ないのがやっかいだと
いうことですな。
 まあ確かに太宰いたらすぐ終わっちゃうしこの映画…。
 国木田の能力が探偵社にやってきたので国木田は、負傷してる自分がいては邪魔になると
判断、ここで食いとめるかわりに二人には先にいけといいます。
 かっこいいですなあ。
 敦は、自分の異能に勝てるわけがないというけども国木田は、戦う意思があるかどうかだって。
 確かにそれはあるかもですね。
 敦と皆とは異能に対する考え方がまだ違ってんじゃないかなと。
 探偵社には銃もたくさんあって、さすが「武装」探偵社だなって思いました。
 
 安吾は安吾でとある異能能力者に「教授メガネに借りを返せ」と伝えろと部下に指令。
 お前どういうあだ名つけられてんだよ…!
 A5158とは誰のことでしょうね。

 敦は国木田のことを心配しているけど鏡花は最優先事項は澁澤の排除だ、と。
 それで彼はずっと、とにかく捕まえれば太宰さんがあとは何とかしてくれるみたいなことを
言ってるわけですよ。
 なんかなあ。
 鏡花も多分それについては言いたいことあったと思うけど言わないのは優しいと思った。
 芥川だったらズケズケ言うだろうなあ。

 んで澁澤らのいる塔。
 これ下からだるま落としの要領でハンマーでたたいたら落ちてきそうだなあ少しずつ。
 それはいいとして、わざわざ太宰、服白いのに着替えてるんですね。
 澁澤はあれなの、おそろいの衣装でないとやる気出ない人なの?
 澁澤は自分が望むある異能力を手に入れるためあちこちで異能力者を殺しその能力を
奪っており、このヨコハマにも現れたというわけです。
 太宰と話してるけどもう内容がお互いに中二病かよって感じだわ。
 で、フョードルがきた。
 この人の場合は完全に悪意で動いてるから信頼しない方がいいな。
 澁澤は自分が制御できると思ってるみたいだけど。
 あのさ。
 一人くるごとにリンゴにナイフささないといけないの?ナイフはタイムカード代わりなの?

 つーかみんな衣装は白だけど着込んでるから暑苦しい!見ていて暑苦しい!
 太宰は澁澤に、彼は裏切る可能性が高いよというけど澁澤は、私の予想を超えた者は
いないと言います。
 そういうフラグを建てるから…。

 あと、誰が生き残っても異能力者は全員死ぬとフョードルがドヤってるけど、太宰が生き残った
場合その可能性なくなるじゃん。

 鏡花は太宰に、自分の異能力・夜叉白雪を味方と思ったことはないと言います。
 しかし鏡花強い子だなあ。
 夜叉白雪に襲われたと判断したらパッと車飛び降りるし。
 そんで戦い始めた二人に敦は銃を向けようとするけど、安全装置外すの忘れていたり
アタフタ。
 ギルドとの戦いを切り抜けた子とは思えないくらい、映画の敦はちょっとアレな性格に
設定されてるのは残念だったな。
 と、ここで芥川が夜叉に体当たり!
 すごい!
 …と思ったけど吹っ飛ばされただけか。
 体張って鏡花助けたのかと。
 彼もまた、自身の羅生門と戦って……これ亜人ですやん完全に…。
 まあともかくそういうことになっていました。
 3人はそれぞれの異能に囲まれてピンチ…になるかと思いきや、虎が羅生門と
ケンカはじめてて笑った。
 異能ですらそれかよ!
 キミら本当に異能になってさえライバルかよ。
 で、鏡花はマフィアが使える通路があるはず、いってと敦に。
 自分は夜叉白雪と戦ってるけど、必ず追いつくからって。
 
 お店の中に入って行く芥川。
 包丁をとって後ろにめっちゃ振りかぶったあと壁に突き刺してたけど、お前今ついでに
敦も攻撃しなかった?
 で、扉が開きます。
 エレベーターか。
 鏡花ちゃんもやってきた。
 地下の通路なので霧もここまでは入ってこれないらしい。
 あの濃霧は「龍の吐息」って言われてるらしいですよ。
 ドラゴンブレスっていうとかっこいいけどくさそうだよね!←

 芥川は鏡花を、今なら暗殺術で自分殺せるぞと挑発してますがそもそも鏡花ちゃんは
そんな気持ちないと思うねえ。
 敦が怒ってたけど三角関係かよ…。
 芥川は異能を倒せばその力は自分に戻る、と言ってます。
 もしくは澁澤殺すのが方法だって。
 敦は、探偵社は殺さないんだもんねーとか言ってますが鏡花は違う考えのようですね。
 芥川は、太宰が敵につく前なら殺さずにとらえることもできただろうが、と。
 敦は太宰が裏切るわけはないというも、芥川に、かつてマフィアも裏切ったと言われたら
反論できませんわな。それはいいけどケンカするなお前ら。
 乱歩とか鴎外は太宰の策をある程度読んでいたけど、芥川はまだその域に達して
なさそうですね。

 そんで地下通路についた3人ですが(ええずっとエレベーターの中の会話でした)、敦は
一緒にはいけないという。
 じゃなんで一緒に降りてきたんよ。お前はずっとエレベーターの中にいるつもりか。
 上に戻れば異能が待ち構えてるわけだし。
 鏡花は行くことを選択します。
 情報を持ってるのは芥川だし、能力が戻れば彼は戦力になるって。
 ここで気付くのは、鏡花は敦にはそれを言ってないということなんですね。
 能力が戻ったら戦力になるってことを。
 それはつまり、敦が自分の能力を受け入れられないということを理解しているからでは
ないか、と思いました。
 実際太宰さんに頼りすぎだしなあ今の敦は。
 ギルド編のような感じがないのは残念。
 
 あ、それと澁澤らの方ですが。
 林檎の上におかれていた髑髏なくなった。
 どうしたのかな。
 あと、澁澤のコレクションルーム。
 うっわ趣味悪。
 ドラコニアとか言うてるけど。
 世界各国の異能力者を殺して手に入れた能力がここにあるみたいですね。
 澁澤はフョードルから買った情報をもとに異能力者を探し当て殺して手に入れた
みたいだけど、フョードルは情報を手に入れたことについて自らをネズミと称し、
ネズミはどこにでもいるからと答える。
 これに対して太宰がニャーと猫のマネをしたのが面白いですね。
 フョードルも狩る対象であるって意味なんだろうなと。

 澁澤はひとつの特別な場所に置かれるべき異能が必要と言います。
 誰だよそれ。
 彼はここに置くのは太宰の異能だと思ってたのでしょう。
 記憶をなくしていたから。

 さてさて。
 芥川ですが鏡花に、その母親の携帯は大事にしているようだなと声をかけ、敦は
そんな話聞いてないとショックを受けてる。
 たったそれくらいの情報がなんだよ。
 一緒にいた時間全然違いますやん。
 お前は元彼に嫉妬する今カレかよ。
 
 澁澤の方は、私の理解が及ばぬ人間は私自身だとか言ってます。
 その空白の向こうを見たいとか。
 太宰とも、自分の異能力に勝てる人間はいると思うのかい、とか話してるし。
 顔ちけーよ。
 そういうこと言うからフラグになんだよ。

 芥川の方は羅生門と対決してました。
 めっちゃ強いし身体能力あるし、もしかしてゴホゴホ咳していたのは羅生門の副作用
みたいなものだったのかな。
 布が届かない範囲から攻撃すればいいみたいなこと言ってて自分が策にはまってんじゃ
ねーよ!
 溶解炉に落としてやったと思ったら、普通にあがってきたし。
 ただその溶解炉からあがってきた時に足が固まったので、体内に手りゅう弾押し込んで
額の宝石ぶち割ってなんとか取り戻してました。
 やっぱ強いわこの子。
 でもピンチになってたのに「狙い通り」って恥ずかしいからやめなさい。
 お前はそこにいろ、と一体化した後言ってたけど、やっぱこの異能にも意思はあるのかな。

 澁澤氏。早速キミのフラグ回収されましたよ。

 そんでもって鏡花と敦ですが。
 敦は、自分の異能に勝てる人はいないよとまだウジウジ。
 鏡花はピンチになりながらも戦っていて、敦がブロックで夜叉の刀防いでた。
 さすがに鏡花ちゃんは助けるんだな敦。
 そこに、鏡花の携帯が着信する。
 ありえない着信でした。
 鏡花は母の言葉を思い出します。
 皆のために(異能を)使いたいんでしょって。
 それで鏡花は最後の反撃で夜叉白雪の宝石を砕き、能力を取り戻す。
 敦も夜叉の刀で虎の宝石を砕くのですが…。
 彼の能力は戻らなかった。

 一方安吾の方ですが、お怒りの中也さんがいらっしゃいました。
 電話一本で呼び出されたとかで。
 蕎麦屋の出前かよ。
 そりゃ怒るわ。
 お前の方こそ俺に借りがあるはずだと言ってます。
 つまり普通に呼び出したんじゃこないからああいう呼び出し方したのかな。
 中也は6年前のことを話しはじめました。

 そんでそんで。
 敦ですがまーだ、太宰を助ければとか言ってますよ。
 芥川も咳しながら合流してきた。
 しかしまだそんなこと言ってる敦に『愚者め!』と怒鳴る。
 敦はそこにあの施設長の幻を見てしまった。
 鏡花も、自分と芥川でいくからあなたはそこに、と言うんですね。
 優しいなあ。
 あと、母のことだまっててごめん、とも。
 夜叉を本当は嫌いたくなかったんだって。
 まあお母さんに言われたことがあったから、信用できなくても嫌えないみたいな
葛藤があったんだろうね。
 敦に話したら慰めの言葉はくれるだろうけど、それは自分のためにはならない、と
鏡花は考えたのではないでしょうか。

 中也ですが。
 ここで6年前の龍頭抗争に澁澤を投入したのは異能特務科であることが判明します。
 つーても安吾そのころいたっけ?
 ともあれ、政府としては抗争制圧のため澁澤を投入したはずが、彼が好き放題
やらかしたので結果的に抗争は収まったけど被害は悪化した、的な。
 それでも彼は国家規模の異能力者であったために、処分することは出来なかった。
あのあと各国で好き放題やらかしても尻拭いしてきた、というわけです。
 そりゃ怒るわ。
 中也は今回事件解決の依頼を受ける代わりに報酬はてめぇの命だとか言ってる。
 つーかなんで中也は異能がなくならなかったんだろう?
 ボス命令(あとでわかる)でどっか地下に隠れていたんですかね。
 もちろん指示したのは太宰だろうけど。

 太宰とフョードルが二人で話をしています。
 ここ要するに、異能の力を一つにまとめてそれを消し去ればすべてが終わるという
ことらしいけど、当然フョードルとしては今まで自分がやってきたことを無効にするような
ことをするわけがない。
 太宰が一つにまとめた異能を消し去ろうとした時、彼を後ろから刺したのが澁澤でした。
 つまり、澁澤とフョードルは最初から組んでいた。
 太宰を刺したナイフは遅行性の毒みたいです。面倒くさいな。
 そんで太宰の異能を「これが目的だったんだよ」とばかりに取り出した澁澤ですが。
 驚くべきことに、彼の異能は澁澤の探し求めたものではなかった。
 
 敦の方はまだウジウジしていた。
 というか幻覚を見ていた。
 この能力と決別して生きていけ、その扉をあけてしまえば二度ともとには戻れない
という施設長の警告。
 しかし、そこにたどり着けたなら鍵はかかっていない、と施設長は言って姿を消します。

 んで澁澤の方ですが、ぐだぐだ言ってるフョードルにのどかっきられてました。
 空白の行間は僕が埋めて差し上げる、と。
 やっぱりこいつも裏切るんじゃねーかよ。
 それが死ですと言うフョードル。
 澁澤は、この感覚を自分は知っている、と言います。
 その時澁澤の中で記憶の扉が開きだした。

 昔。
 澁澤は子供を使って異能解析していた。
 といってもひどいもので、無理に苦痛を与えて異能を取り出すというようなものだった。
 どうみても敦なんだけどこれは、施設に来る前なんかな。
 いや院長云々の話が出てたから、やるだけやらせたのかな。それでえらいことになった
から厳しくしつけたんでしょうね。
 
 敦の方は扉をあけようとしてます。
 あ、押す扉かと思ったけど引っ張る扉なんだそれ。(どうでもいいよ)

 そして澁澤は思い出した。
 敦は思い出した。
 敦から異能の結晶を取り出す寸前、自分の命を守ろうと、生きたいと願った敦は
人虎となり、澁澤に爪を立てたことを。
 澁澤が追い求めていたのは敦の異能だった。
 すべての異能を導くものだと思った。

 だから敦は澁澤の名を聞いた時に反応してたんですね。
 あの時澁澤は死んだ。
 しかし彼の異能が形を作り、澁澤自身として異能を求めるようになった。
 異能だから澁澤としての記憶がないのも当たり前で、彼は理想の異能を求めている
つもりで実は、自分自身の異能を収めるべき部屋を管理していたわけです。
 このあたりフョードルが説明しているけど、そんで彼は何をしたかったんだろう…?
 ここで澁澤の異能を暴走させるフョードル。
 あたり一体霧ですごいことに。
 太宰の体はなんか浮き上がって飛んでいったけど…。ケガ治ってるんですけど…。

 フョードルがこの霧の影響を受けないのは、彼の異能は分離しても彼と行動を共に
していたからの模様。
 なんだそれ汚いやんか。
 この部屋にいたら影響うけないとかじゃないの?
 僕は罪、僕は罰とかそんなヤンマーの天気予報の「僕の名前はヤン坊、僕の名前はマー坊」
みたいなのはどうでもいいよ。ご都合主義すぎるよ!
 澁澤の異能は龍になって特異点となり、濃霧は外に広がりを始めました。
 もう完全にドラゴンボールの神龍じゃんこれ。

 中也、ヘリで龍の上空へ。
 安吾は、まだ報酬を受け取ってないですよねというけど中也は返す。
 6年前下っ端だったお前の意見なんか聞き入れられなかったんだろう、と。
 安吾は澁澤の投入を止めた方だったんでしょうね。
 中也に声をかけてきた辻村へ彼は、あん時のお嬢かとか言ってるけど、外伝で
接触あったのかな?(未読)
 死にますよ、と言われて「そんなの帰っていい理由にならない」という中也。
 そのあと、「帰っていい時なんてのはな、ねえんだよ」って。
 かっこいいですねー。

 安吾、汚濁は制御できない、太宰がいない今、彼を止められるものはいないと言う。
 つまり死ぬまで止まらないから彼ももう覚悟はしてるんだなってことです。
 でもなんか太宰とか叫んでたし、意識はそこそこあるような気もする。
 龍もなんやかんやで倒したし、今回頑張ったのは中也ですね。
 その後漂ってた太宰をブン殴ってたの笑った。
 おかげで太宰は口の中に入れていたカプセルが割れ、意識を取り戻した。
 つまりこれは解毒剤だった。
 彼はここまで読んでいたというわけです。
 デスノートのLといい勝負しそうだなあ。
 意識を取り戻した太宰は中也の汚濁をとき、二人は地上へ。
 ただしまだ霧は消えてないから動くわけにはいかない。
 中也ももう動けないつーてダウンしてました。
 太宰、ここまでは読んでいたが、さてどうなるか、という感じです。

 あれ?
 澁澤死んだと思ったらまたなんかフョードルがやってるよ。
 澁澤の髑髏が(テーブルに飾られていたのが実はコーティングされていた彼の
髑髏だった)人の形をなし、フョードルに与えられた異能の宝石で人の形になった。
 己の異能にあらがい、打ち勝つ生命の輝きを見せてくれとか言い出した。
 キモッ。
 つーか龍とかまた復活したりとか、戦隊シリーズで倒されてもでかくなる敵とかじゃ
ないんだからさぁ、フョードルがさんよぉ…。
 
 このまま拡大している霧のせいで地球がおおわれるとあって、イギリスの異能力
団体かな、トップのアガサクリスティーがヨコハマを焼き尽くすべく異能力者を派遣した
とか安吾に連絡してきます。
 こういう時だけ動きはぇぇなお前ら。
 ただ、ヨコハマが焼き尽くされるまであと30分、といいつつ、この後時間に対しての
言及はなくて、倒した!→引き上げていった!なので、緊迫感に欠けたかなとは
思いました。
 
 芥川と鏡花は澁澤最終形態と対峙中。
 しかし強い。
 
 一方で森鴎外と福沢センセですよ。
 ここ面白かったわ。
 エリスとは戦いづらい鴎外と、全然ピンときてないっぽい福沢センセと。
 互いに敵を変えて一閃!なのがかっこいい。
 背中合わせで会話してたし。
 でもどうしろとお互いに何も言うでもなく、すっと敵を変えて倒すのいいわあ。
 エリスのナースかわいかったな。鴎外の医者に対してのイメージなんだろうね。
 ちなみに鴎外さんはメスを投げつけたあと銃使いました。さすが。
 エリス戻ってきてかわいかったです。
 鴎外もかわいくなってた。
 福沢センセ、いずれにしろ妖に思えるがな、ってエリスのこと言って帰っていった。

 あとこの映画見るとエリスが森鴎外の異能だってわかるようになってるけど、それは
いいんですかね。
 アニメではまだやってなかったような…。まあいいか。

 敦まだ悩んでるけど、虎は昔自分を助けてくれた、ということに気付く。
 澁澤の時の話ですかね。
 「なぜならお前は、僕の生きようとする力だから」
 そういうわけで敦は虎に、ボヤボヤしているとおいて行くぞ、来い!と声をかけました。

 やっと真打登場ですね。
 澁澤最終形態が「龍虎とはよくいったものだ」とか感心してるけど、あんま最近言わないような気がする。
 ここで挿入歌流れるのかっこいいですね。
 芥川とかもサポートしてていい感じでした。
 でも、「やつがれに命じるな!」って怒ってて笑った。
 芥川が作り出したドームの中で戦う敦と澁澤なんだけど、澁澤の発言がドMかよって感じで
気持ち悪かった。
 敦から異能を取りだし、見せろという澁澤。
 はい、見たでしょ。返してね。(オイ)
 澁澤はそれを、最高の異能力だ、と手にしようとする。
 けれども敦は、それは僕自身だ、と反抗し、その手に結晶を握りしめた。

 澁澤すべて理解したと言います。
 ここに現れた理由、太宰の言葉の意味、敦が自分を救済する天使だったと。
 お前眼科いけよ。

 濃霧、ギリギリ消失しました。
 良かったですねー。
 芥川さっさと帰っていくのかわいい。
 おま…太宰さんに会えるかもしれないのに!
 中也に出会ったけどそのまま帰って行こうとするので、手をかせって中也が声かけてた。
 あ、太宰さんやっぱ帰ってたわ。ごめん芥川。
 中也ほっぽって帰るのはいつものことですね。
 太宰なら無事だぞって芥川に言う中也優しい。
 
 乱歩は金庫からお菓子を取り出して食べてました。
 自分に異能力がないのは理解してるっぽい発言でしたね。
 異能力者でない僕がここに戻ったってことは解決したんだろう、みたいなこと言ってたし。
(普通の人は消えてるから)
 皆の前では認めないけど自分自身はちゃんと認めてんだなあ。

 太宰と会った敦は、この町を救おうとしたんですよね、と声をかける。
 私がそんないい人間に見える?という太宰ですが、敦は見えますけど、と。
 皆が太宰が敵のとこにいったといっては騒ぎ、それが作戦だとわかってても信用しきれない
部分がある中で、敦だけは純粋に太宰を信じている、そういうことなんでしょうね。
 太宰だけでなく鏡花もビックリしてたのはちょっと笑いました。
 
 敦は澁澤を自分が殺したということ、そのまま忘れることもできるけど、皆と生きていく
方がいい、と言います。
 その方が素敵だと思うからって。
 織田作も言ってましたね。
 太宰はどんな気持ちでそれを聞いたんだろうと思います。
 澁澤の救済もしようとしてたから、救おうとして動いたのが今回の結果なんでしょうね。

 安吾の方は後始末に徹夜4日目とか。
 誰もおらんの他に…。

 中也の方は鴎外と話していて。
 鴎外はやはり太宰の目的に気付いてたようですね。
 そんで中也が必要と判断し、露払いというか前座として使った形になったけど。
 彼もまあ命令なら仕事ですからって感じだった。
 大変だねえ。
 フィヨードルはこの町で探し物をしてるっぽいことが分かります。
 それが次の話に繋がっていくんだろうね。

 そして映画は敦と鏡花が依頼に出るとこで終わります。
 こういう風にきれいに終わる映画久しぶりだったのでなかなか良かったです。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→文豪ストレイドッグス DEAD APPLE