多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→決算!忠臣蔵


決算!忠臣蔵

11/25鑑賞

 うーん……まあ面白いけども、これテレビで放送されたら「面白くない」って言われるだろうな。
 前半30分くらいは動きがないので退屈に感じるかも知れません。
 ただそれがあってこそ後半が生きてくるので、テレビで「途中から見てもわかるだろう」くらいで
いるとつまらないかなと。
 映画だからこそ最初から最後まで見れるけども、そこまで面白いってわけじゃないとは言っておきます。
 あ、あちこちで解説が出るのは親切でありがたいですね。

 そばが当時一杯16文だったので、現在の貨幣価値に換算して480円。
 つまり1文=30円。
 この映画ではこれを元に貨幣の価値を換算します、と説明が出ます。
 これとてもいいやり方だと思う。
 当時の物価を今の貨幣価値に正しく換算するのってとても難しいです。
 米の価値がよく使われたりするんですが、それをすると端物の値段がとても高い計算に
なってしまったりすることもあり。
 あれですよ、どんな地図も正しく世界を表示できないのと同じだと思っておけば。
 だからこの映画ではそばを基準にします、と但し書きが出たわけです。
 前置き長くてすみません。

 カンカンと半鐘が鳴る中、大石が走ってきて、そばを食べていた連中に火元はどこか
尋ねるが、連中はポカーン。
 なんとこれ、浅野内匠頭による火事の演習だった。
 それはいいけど…家屋取り壊してまでやることかね…住んでる人らには迷惑だな。
 で、やりすぎではといさめる大石ですけど逆に浅野内匠頭に「江戸一の火消しと言われた
赤穂だからこんくらいやらんと」「こんな太平の世でも戦を忘れたら終わり」と言いくるめられてた。
 もともとこの人(大石)流されやすい人なんかな…。
 そして10年後、浅野内匠頭は吉良を切りつけて切腹と相成りました。
 この映画面白いのは、忠臣蔵にとって一番不可欠ともいえる吉良がまったく出てこずに
終わるとこなんだなあ。

 そんで赤穂藩は取り潰しとなり、仕えていた人たちは全員浪人に。
 会社が倒産していきなり無職ってわけです。
 ここら説明でるから分かりやすいですよ。
 さらに、城や皆が住んでいた屋敷も引き渡すことになるのですが皆は、吉良が何も
咎を負わずのうのうとしているのはおかしい、と激怒。
 そらそうですわ。
 かくなる上は篭城して引渡しに抵抗しよう、と皆言います。
 さらにはそれをどこで聞きつけたのか浪人どもが、わしらも加勢するとやってきた。
 この手のはタダメシが目的であまり力にならんことも多いですからな。
 
 ただ穏便派もいて、浅野内匠頭の弟を立ててお家再興を目指そうではないかという人たちもいる。
 けれども再興がなったとして録は大幅に減らされるでしょうから、これだけの武士をそのまま召抱える
こともまた難しいでしょうね。
(このあたりは引越し大名(レビュー見てね)が分かりやすいです。引越しによって領地が減らされる→臣下をリストラ)
 部下達を前に大石、どうしよっかなって感じだったけどこの人がまあ、「俺は殿の声が聞こえるなあ、
お前達、火消しの浅野屋と呼ばれてるんだから、はよこの火も消してみいと言ってるで」と。
 んで自分は親類が来てるってことでそこに会いにいってんだけど、親類としては大騒ぎして
欲しくないわけです。
(連座で責任を問われるから)
 吉良の沙汰についてはおいおい下るだろう、なんもなかったらうちも文句言ってやるから
まあちょっと皆をいさめておいて、というわけです。
 完全にうまいこと丸め込まれているやんか。
 
 んで部下のとこに戻ってきたら、勝手に勘違いした皆があだ討ちですね、みたいなこと言い出してたよ。
 菅谷という人が、山鹿素行(軍学者)の教えを持ち出してぜひあだ討ちをというのですよ。
 ただその雰囲気の中、経理担当の人らがなんだこれと言ってきた。
 城の中の武具が売り払われてると。
 それは、みんなの退職金を少しでも多くするためにと家老がやったことでした。
 まあそれは仕方ないことだと思うけどね。
 納得いかない皆に対して経理の人らが、篭城すると、その後城を明け渡したとしてもらえる退職金
めっちゃ少なくなるよと言ってるの面白い。
 篭城すると27万円。
 そのまま明け渡せば180万円。それに給料一年分つく。
 めっちゃ心揺れるだろそりゃ。
 そんで家老が、家の再興を考えることも立派な戦だと皆を説き伏せるのでした。
 
 大石の息子は、あだ討ちはしないのかよって感じですが、大石は別にーって感じ。
 そんで奥さんが大石一人は、皆に多く退職金がいくようにと自分自身退職金を受け取らなかった、
立派と褒めます。
 ただし、愛人に渡す手切れ金は必要だからもってけよと。
 ああーピシャッとやられてますね。
 ここで大石萎縮するのかと思いきや、もうひとつ(小判の山を)もらおうかと奥さんに言っていて、
「また愛人作ったんか」と怒られてるの笑った。

 さて城を明け渡すにしても残務処理がまだまだあります。
 すると出るわ出るわ未払い金。
 ツケの分がまだまだ。
 大石、出したってーといい加減ですな。
 
 そこにやってきたのが堀部安兵衛。
 大石にあだうちしないのかと言ってきた。
 うちません、いけません、やめてくださいとしめる大石笑える。
 やりとりを見ていた大石の息子をはじめとする部下の子らは堀部に自分等もあだうちしたい
気持ちは同じです、と言います。

 大石はといえば、経理の矢頭にお金まだあるやーんとか言ってた。
 でも矢頭はメチャクチャ怒るんですよ。
 有り金全部使うのではなくて、いざという時のため、家再興のための金はプールしておく
べきだって。
 矢頭の言い分が正しいと思うんですよね。
 武士はあればあるだけ使ってしまう人らが多いから。

 ほいで、大石は屋敷明け渡した武士らがお世話になっている寺の祐海和尚から、江戸の寺の住職と
懇意にしていて、その住職が綱吉の寵愛を受けているからうまいこと言えば家の再興も
出来るでしょうと言われ、この和尚が江戸に行くための資金を出すわけですよ。
 
 このあと大石と矢頭は幼馴染の仲であることが分かります。
 しかし大石は年収6900万円、矢頭は185万とかなり差はありますなあ。
 ここの会話では、江戸にお家再興のお願いしにいく旅費の話だと思うんだけど、矢頭は
武士は使い方を知らんからあればあるだけ使う、と文句を言ってるわけです。
 吉良の件に関しても、賄賂が好きなのを知ってるから、なんとか赤穂藩をとりなして
もらおうと賄賂用の金を持たせて送り出したのにあんなことになってる、と文句。
 まあそれは浅野がそういうこと嫌いだったから人選を誤ったとしか思わないんだけど。

 大石は、浅野の妻である瑤泉院が嫁入りした時に持ってきた5000両に目をつけます。
 塩の商人に貸し付けたらこれが赤穂の塩といわれるくらいになり儲かってるらしいんだけど、
その貸しつけた5000両を返してこないと。
 家取り潰しになったから返さないらしいけど、それはおかしい気もしますが…。
 
 その商人の家にいくと、城明け渡しの時におしかけてきた浪人が雇われていた。
 こっちの用心棒になったかー。
 まあ商人の方が儲けてますからな。
 そんで大石が行くと、討ち入りもせんやつらがとバカにされる。
 大石、討ち入りくらいやったるわと答えてる。
 この人はほんとにまー…口ばっかりその場しのぎばっかりで仕方のない人ですなー。
 そしたら浪人の一人が反応した。
 彼の名は不破。
 浅野の不況をかって一旦クビになって浪人してたけど、赤穂藩に恩義を感じているので、
討ち入りするならと反応したわけです。
 ちなみにここ、一触即発になった浪人と大石の後ろで、「脇差かして、刀持ってきてない」と
あわてていた大高めっちゃ笑った。
 この人役に立たないように見えてなかなか大事な役どころなんだなあ。
 そんなこんながありまして大石、金返せといいまくってます。

 一方。
 台所担当の方々。
 飲食に金かかるねと言ってたけど、36人分で2万円と言われて「やすっ」とビックリしてた。
 伊達に今までやりくりしてたわけではないですね。
 すごいね。
 大石が金取替えしてきたのはいいけど(それでもほんの一部い)、金フトコロに入れようと
してたのは笑った。ここらアドリブっぽいなー。
 現時点で予算790両、9491万円となりました。

 瑤泉院はお金取り返したのすごいねと言ってるのですが、大石が取り返したと聞いて
びっくり。
 信用ないんかー。
 そしてその頃江戸では生類憐みの令が出て町民は戦々恐々と暮らしていた。
 そんな中、赤穂の武士は熱い目で見られていました。
 討ち入りするんだろうなーと思われていたからです。
 そこへ吉良がお上から言われて江戸の隅っこに引っ越すらしいという話が入り、
江戸にいた赤穂の連中は「討ち入りをしろと言ってるようなものではないか」と色めき立つ。
 そんな話を聞いた大石は、江戸の連中が何かすると和尚の苦労が水の泡だ、とりあえず
おとなしくさせないといけない、と考え江戸に使いをやるわけです。
 まあこれがまた莫大な金かかりますっていうか旅費300万超えてるのおかしいやろが!
 13泊で往復で331万てどんな金の使い方だ。
 んで最初に説得にいったやつは、討ち入る側になってしまった。
 洗脳されてんじゃねーぞ!
 次に、討ち入りなんか興味もないやつがいった方がいい、ということになったのですが、
これもダメ。
 まるで国譲りをオオクニヌシへ伝えにいったアメノホヒがオオクニヌシ側についてしまった
時のようだ…!

 結局大石らがいくことになったんですが。
 江戸で妾つくるつもりか、みたいな嫁の目が怖い!
 江戸では浪人が退職金全部使い果たして食うにも困ってた。
 だから勘定方に武士は金の計算できんとバカにされるんだよ…。
 大石は皆に、来年の3月と期限を切った。
 皆討ち入りか、と思いきや「殿の命日にもっかいあつまろ」と。
 ただの供養やないかーい!
 そういうわけで浪人らに900万、当面の生活資金として手渡しました。
 一方大石は大石で芸者遊び…アホが。
 そんなことをしていればとある方の耳に入りますわな。
 瑤泉院が大石を呼びつけました。
 自分の金はどう使ってるのだと。
 瑤泉院としては浅野の弔いに金使えやと言いたかったらしい。
 山買って供養塔立てて云々というわけですな。
 ものすごい金いるな。
 1518万円かかるらしいです。
 そんで大石、江戸の浪人に呼ばれてきてみれば。
 あばら家を購入したといわれるんですね。 
 ここを自分等の拠点にしますと。
 そんで、渡した900万ここの購入費に使いやがった。
 アホかよ…。

 現時点で藩(取り潰されたけど)の資金、残り5429万。
 
 不破が大石の屋敷を外で見張っていると誰かきた。
 それは矢頭らでした。
 江戸での金の使い道見てびっくりしてる。
 この人らに金渡したらあかんと。
 そら矢頭が危機感持つのも当然ですね。
 大石らは金がわいてでてくるものと思ってるような使い方だもん。
 
 そして奥さんが妊娠し、実家で生むことになります。
 これには矢頭も歩いていかんで駕籠使えばいいのにと言ってる。
 確かに。
 この人何でもかんでも使うなって言うんじゃなくて、肝心なところではちゃんと使えって
考えの方なんでしょうね。
 心配だからやっぱり途中までついていく、という大石にもう一度「だから駕籠使えば
いいのに」って言う矢頭面白かったなあ。

 その頃。
 町人らからヒソヒソ言われることに我慢ならなくなったらしい堀部以下決起はやる
やつらは、討ち入りまーすって手紙を赤穂へ送りつけてました。
 皆はどうすんだって感じだけど大石は、吉良が隠居するという話を聞いてビックリした。
 隠居してしまったらあだ討ちしても意味がないですからな。
 しかも親類筋は、ちゃんと吉良の沙汰に文句を言うといってくれてたのに何もしなかった。
 そら話が違う言いますわ。
 吉良が処罰うけると思ってたからこそ、お家再興のことを和尚に頼んだりしてたわけですしね。
 
 江戸の浪人ども、大石は奥さんと離縁したらしい、いよいよ討ち入りのようだとか言ってる。
 お前等…。
 説得しにきた人が悪かったなこれ。
 吉田って家老なんですけどね。
 大石の行動を深読みしちゃった。
 大石は単に、和尚にお家再興頼んでるし、今あだ討ちとかされたら困るし、とにかく静かに
しておいてとお金渡したつもりだったのに、吉田は「あだ討ちは今ではないからまっとれ」みたいに
受け取っちゃったのかな。
 あ、離縁の意味はここで吉田が説明してくれるので、なんで討ち入りに離縁?って方も
分かりやすいかと思います。

 てかこいつらも場所考えればいいのに、飯屋の上で話をしていたもんだから、こっそり
これを聞いていた給仕の女が皆に「やっぱり討ち入りだって」と大声で言っちゃってる。
 それを聞いた怪しい武士数人があわてたように出て行きました。
 あーあ。
 警戒ゆっるいなマジ…。

 んで大石の方は不破から、お前見張られているぞということを聞くわけです。
(多分江戸の騒動は知らない)
 で、討ち入ることなんてしないんだから信用してもらうにはどうしたらいいかなーと考えたあげく、
廓に通いまくればいいんじゃないか、という話に。
 大石めっちゃ嬉しそうに言ってるけど自腹だからな。
 
 現時点で藩のお金、3588万円。
 だいぶん減りましたね…。
 
 そういうわけで見張りをごまかすための大石の廓通いが始まったのですが、子供にはこれが
ただの女遊びにしか見えない。
 大石の息子が奥さんに言いつけて面倒なことに。
 さらにその間にも浪人の生活費やらなにやらいろいろ金は出て行きます。
 誰か稼ぐやつおらんのかよ…働いたら負けなんかよ。
 
 大石の息子が大石に遊んでいることを咎めにきたのだけれども、彼は逆に、自分の子が生まれたと
聞いて大喜び。
 で、遊んでいることについては、討ち入りだと思われないための芝居だといって聞かせるも
このバカ息子、討ち入りをごまかすための芝居なんですね!と大声で言いやがった。
 と同時に大石、和尚がやってくるのを見つけた。
 懇意の寺にいってるはずの和尚がここで廓遊びしてるのはおかしいですわな。
 問い詰めると江戸にはいってないと言われた。
 ここ一番肝心なとこなのにボソボソ言われて何言ってるかわかんなかったよ。
 広島に預けたとかいってたから浅野の息子の話かな?
 つまり、親類は討ち入りされても面倒だし、お家再興なんか無理だからってことで、浅野の息子を
親類(広島)預かりとし、赤穂藩再興ははなからさせる気がなかった、そんで和尚も大石からもらった
金で女遊びをしていた、こういう解釈でいいですかね。

 話を聞いて激怒した大石、飛び出していきます。
 丁度その頃下では不破が、討ち入りをするなら自分等もと押しかけてきた、大石息子らを
はじめとする連中の対応に手を焼いていたけど、大石はそれどころではなかった。
 自分を騙していた家老らがいるはずと思ったんでしょうね。
 駕籠に乗っていく大石をあわててみんな追いかけます。
 様子を見ていた矢頭も仕方ないな…って感じで自分も行くから駕籠用意して、と言うのでした。
 
 まあこれだけ大騒ぎしたら見張りとかもわかりますわな。
 大石に追っ手がかかった。
 つーか本当にお前等(赤穂藩)全員アホかよ…って感じですけども。
 駕籠は待ち伏せされてやられるわけですよ。
 後からやってきた大高らが思わず大声をあけてた。
 気持ちはわかる。
 不破はだーっと走って切り込んでいきます。やはりかっこいいな。
 ついてきたバカ息子どもは追っ手に切りかかられて右往左往するばかり。
 ほんっとしょーもな。
 ろくに戦えないなら討ち入りにいくとか軽々しく言うなよ。
 もう少し戦えるのかと思ったらとんだ腰抜けだわ。

 で。
 このあと普通に大石出てきたからびっくりしたわ。
 屋敷に乗り込んでた。
 そこには親類と奥野がいました。奥野だと思ったけど間違ってたらすみません。
(人が多すぎて誰が誰やら)
 彼らは家が再興できるわけがない、幕府が儲かる赤穂の地を今さら手放すわけが
ない、ということで大石らをおとなしくさせておこうとしていたみたいですね。
 大石は、肩身が狭いのはお前等じゃなくて赤穂の浪人らのほうだ、どんな思いで
彼らがおとなしく思っているのか、と激しく問い詰めます。
 そのさなか、不破らがあわててやってきた。
 あの駕籠の中は矢頭だったのです。
 大石が早すぎて見張りが間違えたのでしょうね。
 
 矢頭は討ち入るつもりなら大事にお金を使わないと、と言って息絶えました。
 自分のせいだとか息子等が言ってるがお前等はどうでもいい。
 大石、どこのもんやと激昂。
 不破が「奥の人に聞いてもらえます?」とさらっと言ったのかっこよかったな。
 つまりはお前等親類筋だろうといいたいんでしょうね。
 大石は息子に、奥さんに言え、本当の離縁だ、と言う。
 縁を切ると。
 不破には連中を集めろと。
 台所預かりの人も、皆にいいものを安く食わしてやってくれと言われ自信持って頷いてます。
 心強い。
 
 大石は大垣藩に向かっていいます。
 よう見とけ。
 赤穂の浪人度もがすることを。

 というわけで。
 皆を集めて大石は討ち入りの話を伝えます。
 ところが。
 ちょっと計画がやばいことがわかった。
 殿の三回忌、来年3/14に討ち入りしようとすると、藩の今ある金が足りないというわけですね。
 今召抱えてる人が多すぎる。
 そういうわけでリストラをすることにします。
 不破も息子らに、お前等ろくな働きが出来てないんだからいらんと言ってた。
 そらそうや。
 と、話を聞きつけた堀部らがはせ参じました。
 はせ参じなくていいのよ!金がないんだよ!
 
 増える連中を無視してる大石笑った。
 で、浜田がリストラする相手を説得するハメに。
 まあでも口八丁手八丁とはよく言ったものでうまいこと説得してますな。
 討ち入りは家族も連座させられることにになってたので、リストラ対象になった浪人に、かわいい奥さんや
子供も一緒に打ち首やでーといってあきらめさせたわけです。
 メンツは潰してないから何とかなるわけかな。
 あともう一人説得してた人。
 ピー音すごくて何言ってるかわからんけどお前も大概やな。

 そういうわけで20人まで絞り込みました。
 まだしつこい子供たちに関してはくじ引きで参加する人決めてた。
 半分は脱落というわけです。
 ただしこの残った子らは戦場に出なくても関係者として罪を問われることになるので、確かに
貧乏くじではあるわけです。
 でもしゃーないよな。
 実際役に立たんのだから。
 不破がちょっととりなしてあげてたのがいいなと思いました。
 
 お金のこり1638万円。
 旅費ひとり36万円。
 皆江戸に向かうんだけど、一人ひとり全員に36万円って出るのめちゃくちゃ笑える。
 銀魂かよ。
 そして大高もいかないといいつつ結局自腹でやってきた。えらいね。
 皆は旅費安く済んだねと言ってる中、大石が『片道の代金だからだ』。
 なるほどー…。

 …江戸にいって皆が住むとこにあてはある、と言ってた大石ですが、いざいってみたら
あの900万円で買った屋敷、燃えてるんですけど。
 火事だそうです。
 さらにはこの阿呆ども、手入れを人任せにして、それが終わって住む矢先の火事だったと
いうことで、それまでの家賃がえらい額になってました。
 なんでお前等バラバラに住むんだよ。
 ひとつの長屋を借り上げろよ!
 490万がここで出て行きました。
 あと、生活苦で刀を売った人もいたり、メシを皆外で食ってるのでその金かかったりものすごい
出費ですな。
 さらに、吉良はたびたび上杉の屋敷へ出かけていて、屋敷にいる日取りも不明だとか。
 ただ茶会がある日はちゃんと帰ってきて屋敷にいるらしい。
 ここで大高の出番ですね。
 サッと茶人の帽子かぶるのいいなあ。

 皆は討ち入りのリハを話し合っています。
 討ち入るとしてドラやらなんかがいるとかでこまめに金が出て行くの笑えるな。
 そして衣装ですよ。
 新調するとめっちゃ赤字。
 勘定方がハラハラしていると、火消しの装束を使おうと大石思いついた。
 大量に作ってとってあるはずだと。
 何とかなりましたね。
 それで時代劇ドラマだとあの衣装なんだなって納得いきましたね。
 次に戦い方です。
 敵一人に対してこちらは3人でいこう、確実に敵を倒すためだ、というのですが。
 ここで、鎖帷子だの手甲だの足甲だのの話が出て、皆が装備しないとという話になる。
 めっちゃ金消えたしもはやマイナスじゃないか。
 不破は、命捨てる覚悟で討ち入りするんだからそんなんいらんだろとあきれています。
 大石はもうなんか燃え尽きちゃってるな。
 勘定方の人が右下に出てるマイナスの金額を手で隠すのめっちゃ笑った。
 
 と、大高が戻ってきましたよ。
 在宅の日がわかった、14日だと。しかも今月。
 皆は意外に早いなといいますが大高はこの日がいいと主張。
 殿の月命日であることにはかわりないし何より、3回忌だと相手も警戒している、さらに
今月討ち入れば3か月分の食費が浮くと。
 藩のお金がすごい勢いでプラスに戻ったー!
 というわけで大石は皆に、家賃今月分きちっと払っておけと命令します。
 あとを濁さぬようにと。
 
 んで大石、瑤泉院へ会いに行くけれどもあってもらえませんでした。
 彼女は大石が妾のために金を使い込んだと信じて疑ってないみたいですね。
 お金をなにに使ったかの目録をおつきの人に渡して帰っていく大石。
 瑤泉院はろくでもないことに金使ったんだろう、と帳簿見てるけど、それどころか
金を使い果たし、マイナス100両になっていたことにビックリ。
 ところが、目録の下から包みが。
 開けてみたら100両入ってました。
 大石、借りた金はなくなったけどマイナス分はちゃんと返したんですね。
 ここのシーンカメラめちゃくちゃ揺れてるんだけどそれはどうにかして欲しかった。

 そして大石らは無事討ち入りを果たし、切腹の沙汰が下ったというのは有名な話。
 残った息子らも連座で島流しにあったのですが、瑤泉院の働きかけによって数年で
戻ってこれることになりました。
 あの100両では足りない、と瑤泉院文句言ってましたね。

 最後、大石が私の墓の斜め前で高いびきで寝てるのが気に食わない、と瑤泉院が
語るのが面白いなあ。
 人の金をなんや思てんねん、とか。

 ラストシーンは大石らがそばを食っていて、32文という価格に「たっか!」とビックリ
しています。
 どこでもそばは16文だと思ってたと。
 なるほど。
 討ち入りの前にもそばを食べたという話も残ってるんですっけ。

 こんな感じで話の流れとしては少し微妙ですが、まあ忠臣蔵好きならいいかも知れないですね。
 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→決算!忠臣蔵