多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→老後の資金がありません!


老後の資金がありません!

11/10鑑賞

 久しぶりに面白い邦画を見たなって感じです。
 終活が気になっている方も、親がそろそろ後期高齢者に入るという方も、そうでない
方も、いずれくる「老後の過ごし方」のために肩の力を抜いてご覧になっては。

 主人公の篤子が熱心に見ているのは高級ブランド店の10万近くするバッグでした。
 いいなーと思ったものの値段を見てとんでもないと思った様子。
 よくわかります。
 たくさん買い物した様子のご夫人が出てきて、それを見送る店員二人。
 この店員面白いなー。芸人さんですよね。
 篤子がいつも使ってるバッグは底が擦り切れて穴があいてるような状態でした。
 そんなとこにテレビから老後の資金はいまや4000万は必要、という音声が。
 少し前は3500万円だと思ってたけどあがりましたか。
 
 そんな中緊急事態が。
 篤子の旦那さんである章の父が危篤だという知らせが入ったのです。
 章の妹、志津子は葬式の話を章にしてきました。
 まあ葬式の準備は仕方ないからいいとして、全額章に負担して欲しいとかムチャクチャ
言い出す志津子。
 今まで介護の世話とか全部自分らがしてたんだから葬式の費用くらいは出してくれ、と
いうわけです。
 あーそれだと仕方ないかなと思ったけど、くそ分厚い家計簿出してくるのがなんとも…。
 さらに、章の母である芳乃も、夫婦で営んでいた和菓子屋の名に恥じない立派な
葬式をしてくれと言います。
 はぁー…田舎とかこういうのあるからねえ。
 資金とかの問題より見栄を優先する。悪い習慣だと思います。
 本当に重要なのは送り出す人らの気持ちですから。
 大きな葬式して金の心配しなきゃならんような事態になるんだったら故人だって、
身の丈にあったものでいいと思うでしょうね。

 葬儀社はもう手配してあるという志津子でしたが…。
 最期、章の父は、牡丹餅は3つは食えない、と言い残して亡くなりました。
 ここだけ聞くとギャグのように思えるけど実はこの言葉深い意味があったのだ、と
後でわかります。

 葬式ですが、芳乃によると夫には店やってたこともあって大勢友人いるから、香典で
何とかまかなえるとのことらしい。
 甘いよ。
 死ぬような年齢になった人の友人が全員元気で葬儀に参列できるかってのを考えた
方がいい。

 ここで篤子、貯金額を章と話し合ってます。
 現時点で700万くらいらしい。
 章は2000万くらいあるかと思ったとか言ってます。
 住宅ローン返しながらそんな貯金額あるわけねーだろ。
 なんかこの旦那さんボケてるというか、大事なとこが抜けてる感じなんだよねー。
 重要なことは全部奥さん任せだし。
 言っちゃ悪いけど典型的な、家庭にかかわらない夫って感じ。

 葬儀屋で篤子は出来るだけ安い葬儀をしようとしますが、他の皆さんそれなりのものを
選択いただいております、とひたすら高いプランを薦められます。
 いいですか。
 こういう葬儀社に頼んじゃいかんよ。
 誰だって身内が亡くなった時には気が動転しているものです。
 それを狙って(この映画では違うけど)、標準的なコースはこちらです、とか、皆さんこちらを
選択しておられますと高いコースを薦めてくる葬儀社はろくでもないです。
 故人はどうして欲しかったのか、送る方はどうしたいのか、そしてまず予算がどれくらいなのか、
それをちゃんと聞いてあったプランを薦めてくれる葬儀社が一番です。
 今は家族葬とか密葬もあるしね。
 
 そしてこの映画でも出てきましたけど、どうせ燃やす棺に10万もかけなくていいんですよ。
 それだったらその分花を豪華にとかよそに回したほうがいい。
 祭壇も高いものになっちゃったしねー。
 120万て。
 香典で採算とれるとかそそのかされちゃってるからなあ。
 最低何人くるのか、それで採算とれるラインにした方がいいですよ。
 最高何人、で採算考えたらダメ。採算とかアレな話ですが赤字何百万とか笑えないので。
 葬儀屋の方も、有名な和菓子店だったから一番大きなホールを押さえてるとか言ってるしねえ。

 坊さんの読経が途中から今回の葬儀でかかった費用の読み上げになってるの笑ったなあ。
 戒名も80万とかアホですか。そんなもん自分でつけたらよろしい。仏門に入ってるわけじゃ
ないんだから。
 戒名は自分でつけても問題ないんですよ本当に。法律で決まってるわけではないので。
 また、文字数に応じて坊さんに渡す額も変わってきます。
 80万だったら真ん中くらいの価格帯ですね。
 遺影も12万て…。最近ではもう、事前に家族ととった写真をそのまま使うところも増えて
きましたからね。それでいいんじゃないでしょうか。
 さらに、大きな会場にしたのに参列者はほぼおらず。
 篤子はここでやっと、大往生するような年齢の友人だったら、施設に入ってたり死んでたりで
来るわけ無いということに気づきます。
 というわけで389万円の赤字。チーン…。
 葬式なんか見栄張ってもどうしようもないですよ。結婚式は慶事だから盛大にやってもいいけどね。
 いやほんと葬式を軽く見るわけではないですけどもどんな親だって、死んだ自分のために
使うよりは、生きている子供達のために少しでも多く使って欲しいと思うんじゃないかなと。

 篤子はヨガ教室で友人のサツキに不満を漏らします。
 サツキも親を亡くしているのですが、葬式はつつましくという遺言で30万以下で済んだらしいです。
 いい親御さんですねえ。
 
 そんな中篤子はパート先の店長から呼ばれた。
 正社員になれるのだろうかとワクワクしていくとなんと契約終了で解雇。
 これはきつい…!
 現時点で預金額は310万。これ以上何かあったらピンチです。
 で、息子の勇人は今日もブタもやし鍋?と文句言ってますが。
 もやしと豚肉ですか。おいしそうな鍋ですね。
 これはちょっと作ってみたいなあ。いいじゃないですか。
 そんな中、娘のまゆみが、彼氏と結婚するという爆弾発言を。
 しかもその相手が売れないバンドマンの琢磨。
 あきれすぎて何も言えない章。
 笑うわー。
 まあ怒鳴りつけて修羅場になるよりはいいけど。
 なおコミケで知り合ったらしいです。
 どういう接点だよ(笑)。二人とも行くようには見えないんだけど。
 ちなみに年収150万だそうです。まあ年収あるだけマシなクラスですね。
 親は大手餃子チェーンらしいです。
 なるほど、親が金持ちだから好き勝手できてるパターンですねこれ。
 で、琢磨の親の意向で派手な結婚式をやりたいらしいのですが、篤子はそんな
金はないと言います。
 そうですねー。
 あと、じいさん亡くなったばかりだから喪に服しなさいよ。
 本来なら喪中は一年間、結婚式とかの慶事をすべきではないんですけどね。
 こういう風習廃れてきてはいるけども、まだ気にする人も多いですから。

 ともあれ。
 向こうの親が指定した結婚式会場が、歌舞伎役者とか野球選手が結婚式するような
高級な場所で驚く篤子。
 この説明セリフはわかりやすくて助かる。
 さて大変なことになってまいりましたね。
 まゆみはさっさと二人で暮らすといって軽トラにすごい荷物積んで出て行ってしまいました。
 それでどっと実感がきたようで泣き崩れる章。
 男親ってこういうもんですよね。
 この作品、家族の形がリアルで面白いなと思います。
 ほんとにどこにでもいる家族って感じで。

 ヨガ教室では、ストレスを解き放つポーズみたいなのやってたんだけど、篤子がパーフェクトって
褒められてたの笑いました。
 相当ストレスたまってんな…。
 サツキと結婚式の費用を話している篤子。
 折半でも300万かかるらしいです。
 大変だ…。
 ここのシーン、帰りながら話すシーンなんだけど、マットをたたむゴムを篤子が落として、拾って
話を続けてたけどミスって落としたんですかね。脚本にあるとは思えないし。
 多分そのまま続行してOKテイクになったんでしょうね。

 そんな中今度は章から、会社がつぶれたという電話が。
 驚く篤子。
 しかも背後から電車の踏み切りの音が聞こえてきて、彼が申し訳なさから自殺するのではと
あせった篤子、今夜はあなたの好きなおでんだから帰ってきてね、というのが良かったなあ。
 その章はあんまり悲壮感なくてアイス食って、あたりがでたこと喜んでましたが。
 まあこういう夫でよかったのかもしれない。
 
 夫婦そろって50過ぎて失業してしまった二人。
 篤子はヨガ教室をやめるといいますが章は月5000円程度なんだからいきなよ、と。
 いい旦那さんですね。
 しかも安いし。
 と、そんなとこにまゆみがやってきた。
 帰省したのかと思ったら、食料とかがさがさもってってましたよ。
 さすがにこれは…。
 あ、ここで映ったポット、うちで使ってるのと同じだ…!(そこはどうでもいい)
 勇人がまゆみにさすがに(頻繁に実家にたかるのは)贅沢じゃないかって注意してるのは良かったですね。
 
 篤子はコンビニバイトを始めましたがなかなかうまくいきません。
 まあ始めたばかりだとそんなもんだよ。
 コンビニバイトってほんとに大変ですもんね。
 ここから篤子の節約生活が始まります。
 できた奥さんだなあ。
 でも月の支出80万て。
 何をどうしたらそんなに出て行くの…。
 
 篤子は章に、いつも義母の芳乃にしていた月9万の仕送りはもう無理だと志津子に言って
欲しい、と言います。が、章がハッキリしないので自分が連絡すると。
 わかるわかる。
 こういうとこ男はダメなんだよね。
 いや差別で言ってるわけではありません。
 私の周りを見ててもこういうのって、「いやお前から言ってくれよ」って奥さん任せにする
旦那さんが多いなって。そこまで見栄張りたいのかなって思うんですけど。
 で、さっそく志津子夫婦がすっとんできた。
 篤子は自分達が失業したことを話し、もう仕送りは出来ないといいます。
 志津子は失業保険出るでしょとか言ってるけど、それだって生活に回さないといけないから
無理だよ。
 月9万て少なくなす額ですよ。
 しかも長男なんだからとか言い出してきた。
 話の流れで篤子は、だったら自分らが芳乃を引き取るから、今度は変わりにそっちが
月9万の仕送りをしてくれと言い出します。
 そうだね、それがいいね。

 ここのシーン、篤子がティッシュとってと章にいった時に、章が志津子にティッシュを渡そうと
するんだけど、篤子が叩いて自分が受け取るっていうやりとり。
 アドリブなんだそうです。
 面白いですね。
 あと、章と志津子の夫が意味もなくティッシュとって丸めて、ポッケに入れてたりしたのも
なにげないしぐさですがとてもリアリティある。

 なお芳乃が入っていたケアマンション、入室で数千万かかったらしいですが、15年住んでて
ペイできてるから戻ってこないらしい。まあそりゃ仕方ないか。
 あとお茶とかご飯もこれしかダメってのがあるらしいけど、篤子は、うちにくるならうちに
したがってもらうと。
 そりゃそうだ。
 同居でモメるのってここなんですよねえ…。

 さっそくやってきた芳乃。
 荷物がスーツケース一つだったので身軽だなと思ってたら…。
 引越しトラック2台きたよ…。
 てか骨董品全部売りなさいよ。全部とは言わないけどさ。
 まあその人にしたら宝だから売れないのはわかるんだけども…。
 まゆみが出てったからまゆみの部屋を使えますね。
 芳乃が通帳を渡してきて、年金が6万ほど振り込まれるから良かったら使ってといいます。
 それを篤子「そんな、おか…ありがとうございます」と、断わるのかと思ったら受け取るのは
笑いました。
 辞退する理由ないもんね。
 これで24万の月収入になるとか言ってます。
 仕送り9万と月6万の年金、差額は失業保険かな。あれもずっともらえるわけではない
ですけどね。

 食事も口にあうかと思ったら芳乃は、皆で食べるから美味しいといいます。
 良かったですね。
 ただお茶は吹いてた。口にあわないらしい。
 うーん。
 篤子がヨガ教室にいってくるというので芳乃は、夕飯は自分が作る、と言います。
 嫌な予感しかしねえよ…。

 案の定芳乃はノリノリでカードでお買い物。
 あかんやつですねこれ。
 自宅に戻ると豪華なすき焼きが。
 勇人は喜んでたべていますが、篤子は嫌な予感がしてゴミ箱を確認。 
 そこには24000円の値札がついたパッケージが。
 そりゃ呆然としますよね…可哀想に。

 年金をもらってるからと下ろそうとしたらそこには残高がほとんどない。
 さらには芳乃が篤子に、自分の口座に金がなくてカード引き落とせないってきてるから
10万振り込んでおいてとか言ってます。
 いや自分が使える額で買い物せーよババア。(口が悪いですよ)
 私だったら知らんフリして入れないですけどね。
 夫婦そろって失業してんだからそんな金ないわ。

 ヨガ教室でサツキ相手に愚痴をこぼす篤子。
 そこに新しいメンバーとして芳乃が加わりました。
 安らげる場がなくなってしまいましたね。
 しかも芳乃はヨガもうまくて先生からベタ褒め状態。
 教室が終わって帰ろうとすると、先生とお茶することになったから、と芳乃が篤子とさつきを
誘ってくるのですが…。
 そこは高級店でした。
 茶が5000円近くするような。
 さらに芳乃、自分が誘ったんだから自分が払います、と先生に言ってる。
 だからー。
 自分で支払えない額を払うとか言うもんじゃないですよ。

 琢磨の親が結納にやってきました。
 結納金は100万円。
 今の後藤家にはありがたい額ですね…!
 またあのバッグを見に寄った篤子。
 店員に声かけられて、見てるだけですーと店を後に。
 気持ちわかるなあ。
 篤子は天馬ハウジングというとこのCMを見て章に、仕事のことを天馬に聞いてみてはと
いいますが、温厚な章が珍しく声をあらげて、あいつには絶対相談しないと言う。
 ここで、二人の関係が大体わかりますね。
 かたや大成功した起業家、かたや失業してしまった中年、といったとこでしょうか。
 
 そんな中自宅に電話が。
 芳乃が取ると「オレオレ」とか言ってきます。
 オレオレ詐欺ですね。
 ここ、芳乃が騙されてしまう!?とハラハラしたのですが、芳乃は勇人に連絡を取って
ちゃんと確認してました。
 勇人は心配してすぐ戻るといいます。
 ここまではよかったのですが…。
 自宅に警察がやってきました。
 オレオレ詐欺の電話がありませんでしたか、と言う。
 芳乃は騙されたフリ作戦に協力して欲しい、と言われて協力することにします。
 ここで結納金の100万を持ち出した芳乃。
 なんでこんなことするかなあ。
 自分の金じゃないのに。
 騙されたフリなんだから最初から新聞の束でも入れておけばいいんだよ。
 これで実際に騙された人いますからね。
 警察が家にきて騙されたフリ作戦を提案してきた時はおかしいと思ってください。
自分から警察署にいって詐欺の相談をしたならともかくね。

 そういうわけでまんまとニセ警察官に100万円を騙し取られた芳乃。
 篤子も事情を知って愕然とします。
 そりゃ腹立たしいなと思いますよ。
 だって姑が自分の娘のための結納金を勝手に持ち出して、全部失ってるわけだからね。
 普通だったらここで家たたき出されても文句言えないわ。
 篤子は意を決して実家を訪ねました。
 ところが。
 両親は念願だったサーフボード屋やってて、そのために銀行から金借りてて金がないから
いくばくか金を融通してくれ、とたかってくる始末。
 いやたかってくるって言ったらダメだな。
 まあそういうわけで全然アテには出来ない。
 篤子が、この二人絶対私より長生きするわって言ってたの笑った。

 章は章でハロワにいって何かいい仕事ないか訪ねるけど、職員に現実が見えてない、と
言われるのでした。
 まあ確かにこの旦那さんはちょっとのんきすぎる。

 工事現場で働き始めた章ですが、なれない仕事に怒鳴られてしまう。 同僚のおっさんが
飲みに誘ってくれるわけですが、つれられて帰宅した先が豪邸で驚く章。
 と思ったらここはシェアハウスだったのでした。
 しかもいい人らばかり。
 そんな中、シングルマザーのレイナが声をかけてきてくれて章はシェアハウスのこととか
いろいろ聞いています。
 確かに誰かが子供さんの相手してくれるなら働きやすいというのはありますね。
 シェアハウスが合う、合わないはありますけど。
 気に入って話し込んでいて目を覚ました章。
 朝だったことにびっくりします。
 朝飯もご馳走になって、レイナが出るというのでついでに一緒に出た章ですか。
 なんとその現場をたまたまバスで通りかかった篤子が目撃してしまう。
 不倫かと思いますよね。
 章から事情を聞いてシェアハウスを訪れた篤子。
 雰囲気がよくて気に入ったようですね。
 まあ寮生活とか慣れてる人にはいいんでしょうね、シェアハウス。
 逆にいえばシェアハウスなれてる人は年取って施設に入るのもあまり抵抗ないかも
しれない。
 
 ある時篤子はサツキから自宅でのお茶に誘われます。
 芳乃も。
 実はサツキの父親が頑固者で、実の親なのにソリがあわなくてたびたび出て行ってしまうの
だけれども、今度年金受給の確認で市の職員が来るというのにふらっと出て行ったきり
帰ってくるアテもなく、このままでは、親が死んだのに生きたことにしていて不正受給していた
のではないかと疑われてしまうから、80代くらいのおじいさんがいないか確認したいとの
ことでした。
 まあこれ映画だから誇張されてますけど、職員が来るときにたまたま家にいなかったからって
即死亡ってされることはないですよ。そんなことしたら大問題ですからね。
 ただ、本当に、親が死んだのに生きてることにして不正に年金受け取ってる一部の人間が
いるのも事実です。

 サツキは、年金額は共済年金300万なのでこれがなくなると痛い、何とか協力してくれないかといい
芳乃は、1割の30万を謝礼として要求するかわりに任せておけと。
 こういうの不正ですからね、やっちゃダメですよ!
 てかやってる最中に帰宅しそうだなーとか思ってたんですが…(笑)。

 芳乃は自分がおじいちゃんに変装してみせます。
 これはなかなか…!
 篤子も、私も男役で宝塚入ろうかって思ったんですよーって言って芳乃にあなたは無理って
言われてるの笑いました。
 ご存知かとは思いますが篤子役の天海祐希さんは元宝塚歌劇団月組トップスターです。
 
 さてトランシーバをセットしていよいよですが…。
 やっきてた職員が三谷さんで笑った。
 何しとんのや…!
 しかも名演というか怪演というか面白い。
 ここのやりとりは実際みたほうがいいです。面白い。
 芳乃がトランシーバであれこれ言われて思わず「うるさい!」と言ってしまったのも面白かった。
 と、順調にいきかけてたとこになんと本物のサツキの父親が帰宅。
 やっぱりな…。
 現場は大混乱に。
 ただ一つ思ったのですが、ここでのやり取りで篤子が「うちには老後の資金がないんです!」て
叫ぶのはいらなかったかな…と。
 CMで使うためだろうとは思うんですけどね。
 ちょっと不自然すぎたな。

 てかサツキの父親、激昂したとはいえ刀振り回すのはさすがに事件なのでは。

 命からがら逃げ出した篤子と芳乃。
 いろいろありましたがこれで二人のわだかまりも消えたのかなと思いました。

 志津子夫妻がやってきましたよ。
 芳乃の姿を見てなんだか若返ったようと言ってます。
 まあストレスないからさあ…。
 あと章が職探しに本気になったようですね。

 そんな中芳乃が倒れ入院することに。
 狭心症だそうです。
 医者からはニトロの薬をロケットペンダントタイプのピルケースに入れて持ち歩くように言われています。
 なんか…アポトキシン4869みたい…。
 芳乃は、これでいつぽっくりいってもおかしくない身なのだと思い知った、生前葬をすると
言い出しました。
 義父の葬儀でえらい目にあった篤子は費用を出せといわれても困るといいます。
 芳乃は自分でやると言いましたが…。
 もう篤子のバッグもほつれて今にもダメになりそうな感じですね。 
 大変だなあ。
 預金も280万に減ってました。
 一応調べてみる篤子。
 生前葬90万だって。
 うーん。

 そして生前葬が行われました。
 ド派手だったけど芳乃もちゃんと考えていたようで
・会場→ヨガ教室
・食事、花→皆さんに持ち寄ってもらう
 というものでした。
 これはいいですね!
 飾りつけとかも、費用は出して、得意な方にやってもらったんでしょうね。
 盛り上がる会場。
 ただし篤子は自分は出ないといったとおりコンビニで働いていました。
 もうすっかり手馴れてますね。
 
 ところが帰宅した篤子は洗面所にピルケースが置いてあるのに気づく。
 顔を洗う際にでも外して忘れたのかもしれませんね。
 あわてて篤子は家を飛び出します。
 ここで同時に会場の芳乃が具合悪そうになって、皆は気づかず歌で盛り上がってた
からヒヤヒヤしてたらなんと。
 芳乃は、シャボン玉銃を持ってた女の子のために撃たれたフリをしてあげてた
のでした。紛らわしい!

 篤子は会場に駆けつけて隠れて様子をうかがうも、元気な芳乃の様子に安心します。
 そこで隠れて話を聞いていると芳乃は、一番感謝したかったのは篤子に、というのでした。
 いい姑さんになりましたね。
 実は夫が死んだ時あまりにも悲しくて死んでしまおうかと思った。けれどそこに救いの手を
差し伸べてくれたのが、家に引き取るといってくれた篤子だったと。
 でも感謝の気持ちを面と向かって言うのは恥ずかしいという芳乃。
 と、篤子見つかってしまいます。
 まあ皆受けいれてくれてよかったよね。
 なんとあのピルケース、かわいいデザインのものに入れ替えていたのでした。
 そうして盛り上がるのですが…まだ終わりじゃないんだなあ。
 てっきりここで終わるかと思った。

 後日、志津子が自分らが芳乃を引き取りたいといってきたのでした。
 ただし、仕送りはもうしなくていいと。
 志津子もいろいろあって心を入れ替えたんですかね。
 そういうわけで芳乃は去るのですが。
 その前に芳乃は篤子に10万円を渡します。
 生活費として渡すのではなく、篤子自身のために使って欲しいと。
 そして言いました。
 人間、ワガママに生きたほうが勝ちよ、と。
 そうですね。

 章は天馬と会いました。
 実は天馬も章のことをずっと気にしていたと言います。
 会社を飛び出して事業を立ち上げる時に章も誘おうかと思っていたが、章には家庭があり
自分は独身で失うものもなかった、章の人生を背負うだけの勇気がなかったのだと。
 まあそれはそうですね。
 帰宅した章は篤子に、仕事が決まったことを告げます。
 そして勇人も就職が決まったと。めでたいですね。
 しかも負担をかけないように会社の寮に入るといいます。
 えらいなあ。
 まああの姉見たらね…。

 篤子は前々から欲しかったあのバッグをついに買いました。
 ああ気持ちわかるなあ。
 さらに和菓子作ってた。
 二人は自宅を売却し、住宅ローンもそれで返済し新しいシェアハウスに入ったのでした。
 すごい。
 ここで、義父の最後の言葉の意味がわかります。
 牡丹餅は3つも食えないというのは、いくら好きなものでも美味しく感じるのは2個まで、
つまり、ほどほどが良いという意味なのだと。
 人生の格言みたいなもんですね。

 EDはメイキングがちらっとあるので面白かったです。
 シェアハウスに住むことをどうとらえるかは人それぞれだけど、こんな風に人生幸せに
過ごせていけたら一番いいですね。
 


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