多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→すずめの戸締まり


すずめの戸締まり

12/5鑑賞

 面白かったですよ。
 ただ、ダイジンの行動につじつまが合わないとかそういう感はあったけど、もとは災厄を
封じる要石、神であるというのならその気まぐれも理解できるというものです。
 そもそも神というのは理不尽なものだからね。
 結末があって、そこに向かわせるための手段を選ばないのが神。
 だからまあそういうことなんだろうなと。
 それよりびっくりしたのはすずめの行動力すごすぎてやばい。
 最近の女子高生ってこうなのって感じ。
 そもそも最初からして、あなたが扉を開けっ放しにしたせいで…という気持ちがなくもなかった(笑)。
 ま、物語の始まりにはそういうのが必要なんでしょう。
 景色がとても美しくてびっくりしました。これが新海監督の真骨頂ってやつなんですね。

 かがみの孤城のCMは良かったですよ。
 スマホつけると目立つからやめてねっての取り入れてきてましたね。(最近問題になってた)
 
 幼少期のすずめが歩いていた場所。
 最初はどこかわからなかったけど、のちにわかってゾッとした。
 子供が迷い込んだらどんだけ恐怖だったかと思う。
 てかここでメモに「つなみ?」「3.11?」って書いてたわ。
 わからなくても物語の展開ですずめがどういう状況で生きてきたかっていうのは
わかります。

 さまようすずめの元に誰か女性がきました。
 おかあさん?と声をかけるすずめ。
 そこで目が覚めた。
 今のすずめは叔母さんのたまきとの二人暮らし。
 自転車で元気に登校…と思ったら、このあたりに扉はない?と聞いてきたイケメンと
すれ違って、「近くに倒産して無人になったリゾートがある」って言うんだけど、その男性があまりにも
イケメンだったので引き返して追いかけていくという。
 この謎の行動力は何なんだ。

 山の中にある廃墟に入っていくとイケメンの姿はなく、引き返そうとしたすずめは屋根の抜けた
ドームの中に扉があるのを発見する。
 その扉を開いたすずめは向こうに広がる景色を見て迷うことなく飛び込むんだけど、
くぐりぬけたら元の場所。
 いやいやいやいやいや。
 まず扉開けて何かあったらどうすんのって思うし迷うことなく飛び込むとか何をどうやったら
そんなことできるんだよすげーな。
 夢に出てきた場所だから心当たりあったんでしょうけどそれにしてもすごすぎるよ。
 心の中でツッコミまくりだったよ。

 下がったところで何かにぶつかったのでためらうことなく引き抜くすずめ。
 いやもうあのさ…うん…。
 で、その石は見る見る間にネコになり、手から抜けて逃げていった。
 そしてすずめは扉を開けっ放しにしたまま帰るのでした。
 あけたものはちゃんと閉めようよさすがに…。
 
 物語の始まりとして必要なのはわかるんだけど、あんまりこういう、ずけずけと禁足地
みたいなところに入ったあげく、興味本位で封印を壊してそのままにして帰るキャラ、
みたいなのは好きではないです。
 巻き込まれ型ならともかくね…。

 学校にきたすずめは友達とご飯を食べようとする。
 そこに地震速報が。
 外を見たすずめは自分が入った場所から赤黒いものが空にあがっているものを
目撃するもそれは誰にも見えず。
 彼女はまたあわてて駆けつけます。
 往復する体力やばい。これが10代か…。

 廃墟に駆けつけたすずめは、さっき出会ったイケメンが必死に扉を閉めようとして
いるのを目撃。その扉からその赤黒いものは噴出していた。
 あ、ここのシーン、廃墟にすずめが入る前には「立ち入り禁止」のガードが道に
あったのに二度目に駆けつけた時にはそれが横によけられていたの何か伏線かと
思ったんだけど違うんだね。

 あれこれいいながら突っ立ってるすずめうざいなー。
 で、イケメンはすずめをかばって怪我をしながらも何とか扉を閉めようとして、
ようやくすずめも手伝って一緒に扉を閉め、イケメンが鍵をかけることに成功。
 この時すずめは大勢の声を聞きます。それが何かは後でわかる。

 イケメンはなぜみみず(あの赤黒いやつ)が見えたのか、要石をどこにやったのかと
すずめに尋ねる。
 あの要石がこの扉を封じていたのだと。
 うん、この人がさっき引き抜きました!

 すずめはイケメンを自宅に連れてきてケガの手当てをします。
 市内はみみずが起こした大きな地震の被害があちこち。
 彼は草太というらしい。
 すずめの部屋には足がひとつなくなった子供用の椅子がありました。
 なぜかそこに座る草太。
 何をしてんだね。
 すずめの手当てが手馴れているのは、なくなった母が看護師だったかららしい。
 いろいろ教えてたのかな。
 みみずというのは日本列島の地下をうごめく巨大なもので、さっきのはただ閉じ込めた
だけであり、要石の封印をきちんと施さないといけないらしい。
 扉からみみずが出てくるのを防ぐのが、閉じ師として草太の役目だそうです。
 そこに猫がやってきた。
 正体を知らないすずめはエサをやってた。
 煮干をあげてたけど、これは塩分きつすぎるのであまりお勧めはしないです。
 で。
 すずめがかわいい、飼いたいみたいなのをいったら、みすぼらしい姿からふっくらした
ネコになった。
 あーなるほど、契約みたいなもんですね。
 そのネコはすずめ好きといい、草太は嫌いと言った。
 その瞬間草太の姿は消えてしまった。
 さっきまで座ってた椅子にされたんだな。
 
 草太は椅子の姿のままネコを追いかけ、すずめはあわてて転がった鍵を拾って追いかける。
 うーんシュールな絵だ。
 すずめは地震が心配で戻ってきたというたまきと鉢合わせるも、それを振り切って追いかけて
いく。
 ネコ走る。
 早い。
 イスこけた。走る。
 道ゆく人が写真とるのもわかるわ。
 しかもネコ、フェリー乗りやがった。
 すずめどうするのかと思ったらためらうことなく乗り込んだよ。
 金もってんなー…。
 というわけで強制的に旅が始まりました。
 支度もなにもあったもんじゃないけど、すずめわりとアウトドア向きな人かも知れないですね。
着の身着のままで気にした様子もないし。
 ちなみにネコは別の船にのって逃げた。
 フェリーは四国に向かっているようです。
 九州から四国…すごい。
 たまきは心配してるけどすずめはごまかした。
 確かにこれは説明しても納得してもらえそうにない。
 草太はネコにのろわれたようだといっている。
 あれは要石だと。
 つまりすずめがあれを自由にしたために草太が呪われたらしい。
 自分が扉にかけつけるのがおくれたせいだという草太、いい人だ。
 
 草太はあのネコを捕まえて要石として戻して、自分は扉を封じるからすずめは家に
帰ったほうがいいよ、という。
 いや椅子がどうやって…。

 すずめはノートを黒色で塗りつぶしている幼少期の夢を見ていた。
 なんか大変だったんだな…。

 ちなみに草太の寝相は悪いらしい。
 あと起こしても起きない。

 すずめはSNSでネコがあちこち移動してるのを知ります。
 ダイジンなんて名前がつけられてそれが広まってるらしい。
 すずめは、行こうとする草太を拾い上げて自分が持って歩き出した。
 走る椅子も広まってるからこのままだと捕まってしまう、と考えたらしい。
 こっからすずめの行動力がいい方になっていくのでそれはまあ良かったと思います。
 たまにいるんですよ。
 ずっといらいらさせられるキャラとか。
 ああいうのは見ていてきついので…。

 坂道を上がっていたら、追い越したバイクからみかんが転がってきて。
 草太の機転によりそこにあったネットですずめナイスキャッチ。
 バイクの少女、チカはすごい感謝してます。
 愛媛のっみかんはっ日本一!(そういう歌があるんですよ)
 と、ここですずめ、山から噴出すみみずに気づいて走っていく。
 それを追いかけてきたチカ、バイクに乗せてくれるんですね。
 …みかんの箱は置いてきたと?(シッ)
 土砂崩れで廃墟になった学校と一帯があると聞いたすずめ、山の中に入っていく。
 草太は危険だ、自分が閉じるって言ってるけどだからイスでどうやって閉じるんだよ。
よしんば閉じられても鍵閉められないだろ。
 てか数年前に土砂崩れが起きて学校ダメになって、その周辺の住宅もダメになって
それがそのままになってる現実もなかなか怖いんですが。

 草太が扉を閉められないでいる中、すずめが走ってきた。
 転んでドロまみれになるのはちょっと面白かった。一筋縄ではいかない感じで。
 そこで初めてすずめは戸締りを手伝うのです。
 ここにいた人の思いを浮かべると鍵穴が出てくるらしい。
 なるほど、大勢の声が聞こえたのはそういうことなんですね。
 草太に「死ぬのが怖くないのか」といわれたすずめ、「怖くない」と答える。
 最初は単に若さゆえの無謀かと思ったんだけど、すずめが生きてきた環境を思うと、
「怖くない」と言い切ってしまえるだけの体験をしたんだなあ…って思いました。

 扉を閉めたすずめと草太。
 よかったですね。
 閉めた後に雨が降る演出も良いと思います。
 確か神様関係は雨がぱらぱら降ると聞いたことが…これどこで聞いたんだっけ。忘れちゃった。
 そこにあのネコがやってきて、後ろ戸はまた開くよといって走り去っていった。
 
 たまきの方は同じ職場の稔からすずめがフェリーに乗り込んでいたこと、その行き先からして
愛媛にいるっぽいことを知って驚く。
 まあ保護者としたら心配だろうけど、こんだけ行動力ある子なら結構無事だろうとは思った。
 
 夜、すずめはチカの家に泊まってました。
 民宿を経営してるらしい。
 料理が豪華でおいしそうだなあって思いました。
 素敵な民宿ですね。
 あとたまきからのめっちゃ長文のメッセージにすずめが引いてたのは笑った。
 確かにすごい量だった(笑)。
 
 チカはすずめのことはあまり詮索せず、大事なことしてるんだねって言ってました。
 で、草太が起きないのでキスしたら目覚めるかもみたいなことやろうとしてたのは笑った。
 
 ダイジンが神戸に向かっていると知ったすずめ、行こうとするとチカが服と椅子を入れる用の
バッグくれた。
 いい子やなあ。
 ヒッチハイクしようとしても車は止まらず、バスは6時間後。
 バスを待ってる間にすずめは草太に、なぜ椅子が3本足なのかはわからない。椅子を
なくしたことがあって、見つけたらかけていたという。
 幼少期の記憶があまりないんだっけ。
 そういう話をしていたら黄色い車が止まった。
 それは、今から神戸に帰る車だったのでした。
 後部座席にはお子様二人。
 草太をじいーと見てるの笑う。
 こういう風に、すずめの旅が導かれていること自体、神の意思を感じます。
 こうでなけれればならない何かを。

 車の運転手はルミさんといってスナックのママさん。
 帰宅途中に山の上に閉園になった遊園地があると教えてくれた。
 あそこも何かありそうだな。
 で、ルミが店を切り盛りしてる間に子供の世話をすることになったすずめ。
 草太も手伝ってました。
 その間にたまきはいろいろ行く先を調べていたんだけど、すずめの電子マネー決済の
記録を見たら神戸にいることがわかった。
 てか稔、飲酒運転じゃね?違うのかな。
 ともあれたまきは追いかけることにしたようです。
 
 すずめは店が繁盛して手が足りないからと借り出された。
 そういえば民宿も繁盛してたな。
 やっぱりこれ神様の意思が働いてるんだろうな…。
 すずめにかかわったというか助けた人へのお礼みたいなのだとすればつじつま合うし。
 すずめはお店の中を見て、ダイジンがいるのに気づく。
 しかし周りの人にはそれが人間に見えているらしい。
 彼女は外に出たダイジンの後を追います。
 草太も外から呼んだ。
 その時あの閉園になった遊園地からみみず出現。
 草太はダイジンを捕まえるといい、すずめはその間にみみずが出ている観覧車の扉を閉める
ことになるもここで、電源が入ったらしくて観覧車が回り始めてしまう。
 閉園になったのになんで電気きてるんですかね…。
 すずめは扉を閉めようと悪戦苦闘するうち、中の世界に取り込まれてしまうんですね。
 幼少期の記憶があるからなのか、そこにある人を探しているからなのかはわからないけど。
 一方草太はダイジンから、役目はお前に移したと言われていた。
 草太はすずめが取り込まれそうになってるのに気づき、駆けつけ引き止める。
 祝詞を唱えて目を覚まさせるのは面白いですね。
 で、扉は何とか閉められて、同時に電気も切れてあとは惰性で降りていくのを待つだけか。
 すごい展開ですね。
 草太は後ろ戸の中に何を見ていたのか、とすずめに聞きます。
 聞いた内容からそれは「常世」だという。
 要するにあの世ですね。
 死者がいく場所で、みみずのすみかだと。
 
 すずめ、レミのとこに戻ってきました。
 深夜1時半だったので怒られてる。
 このあと夜食を食べてるんだけど、焼きうどんにすずめの家ではポテトサラダを入れるって
言ってたの、草太も聞いて引いてたの笑った。
 確かに具として入れるのは初めて聞いた。

 草太は、教師になる夢があると語ります。
 ここで初めて彼が大学生だったと知って驚くすずめ。
 戸締り自体は続けないといけないけどそれだけでは生活していけないからと。
 当たり前ですね。
 大事な仕事は人から見えないほうがいい、という言葉もなんかすごい納得したというか。
 
 しかし草太はすずめに語らなかったことがあった。
 もう自分自身侵食されていて人に戻ることはかなわないのではないか、という気持ち。
 ダイジンにも言われてましたね。
 凍り付いていきそうな草太を起こしてくれたのはすずめでした。
 てか完全にキスしてましたよね。
 今俺に何かした?と聞かれてはぐらかすすずめは笑った。
 そしてダイジンは東京に向かっていることが判明。
 あと、たまきへの連絡を忘れてて面倒に思う気持ち、わかるわー。

 まず草太のアパートに向かった二人。
 てか飲み物あちこち出しっぱなしになってないかこれ。
 あと後ろ戸のことを熱心に調べていた形跡も。
 ダンボールをとろうとして草太を踏み台にしてとって、その後「踏んでもいい?」って
聞くすずめ笑うわ。草太も乗る前に聞けよっていってたし。
 そこには資料が入っていて、要石は東と西にあることがわかる。
 西のはもう抜けてしまっていますね。
 もうひとつは東京にあるけど、その場所が調べてもわからないなしい。
 巨大な後ろ戸で、過去には関東大震災を起こしたこともあるらしい。
 ダイジンはその後ろ戸をあけようとしているのだと。
 場所がわからないので入院している祖父に聞くしかない、祖父を失望させたくなかった
という草太。
 気持ちはわかる。
 と、そこに人がやってきた。
 芹沢だという草太。
 適当にごまかしてっていってるけど。
 すずめは芹沢と会って、昨日が教員試験の二次試験だったこと、草太が会場に現れなかった
から心配してやってきたことを知ります。
 自分のせいで草太の夢が消えてしまったことにさすがにショックを受けたすずめ。
 教員試験は毎年あるとはいえ、これは痛いよなあ。
 芹沢は、あいつは自分の扱いは雑なんだよという。
 そこに地震のアラームが。
 飛び出していくすずめと草太。
 そこにはダイジンが。
 てか車道飛び出したら危ない…。

 草太はダイジンに要石に戻るよう呼びかけるも、「お前まだわかってないの」と逆に言われた。
 この後草太は大きな地震アラートがきたことについて二つ目の要石が抜けたのだと言う。
 みみずの全身が出てくると。
 ソウタが飛び出していって、すずめもついていくのすごいな。
 ためらいなく飛んだよこの子。
 そういうところはすごいなと思います。
 
 二人の前に現れたダイジンは、みみずがこのまま待ちに落ちたら今からたくさんの人が死ぬという。
 でもダイジンは要石じゃない。
 要石は草太だと。
 草太はすずめに要石の役割が自分に移っていたとすずめにいう。
「これで終わりか、こんなところで…」
 なんかすごく草太かわいそうだなと思いました。
 
 すずめにはもう草太を要石としてみみずに突き刺すしか選択肢は残されてなかった。
 みみずは消失し、落下するすずめを守ったのは意外にもダイジンだった。
 ここらがね、ずっと見ていったらそういうことなのかな、とわかる部分はあるんだけども。

 すずめは夢を見ていた。
 幼い頃母が自分のためにあの椅子を作ってくれた。
 
 目を覚ますと目の前に後ろ戸が開いていた。
 常世の山に草太が突き刺さっているのが見えたけれど、すずめにはたどり着けなかった。
 そこにダイジンがきて、草太はもう人じゃないと言う。
 すずめが大嫌いと言ったことでダイジンがやせこけたネコになったけど、契約破棄されたってこと
なのかなあ。
 でもすずめにはダイジンを傷つけることはできなかった。
 優しさかもしれない。
 すずめは絶対に助けに行くと決意します。
 まずは草太の祖父を訪ねた。
 すごい行動力ですね。
 草太はしくじったんだなってバレてるのもあれだけど。
 
 祖父は草太は何十年もかけて要石になっていく、自分らには届かないという。
 草太のことは忘れろと。
 すずめは、生きるか死ぬかなんてただの運、草太のいない世界が怖いといいます。
 どこにそんなにほれ込む流れありましたかね…いやいいけどさ…。
 そんな気迫に負けたのか祖父は、人が生きて入れる後ろ戸は生涯にひとつだけ、と言う。
 あなたは入ったのなら何を見たのだと。
 それは幼い頃常世に迷い込んで死んだ母に会ったすずめの体験でした。
 その後ろ戸を探すことだと祖父は言います。

 その祖父のところにダイジンが現れていたけど祖父は頼みますって言ってたからやっぱり、
神が動いているって理解してるんじゃないかなあ。

 すずめは草太のアパートにやってきて身支度を整え、行く決意を固めます。
 そこに芹沢がやってきた。
 芹沢は自分も草太を探しているから俺が連れて行く、と断言。
 そこにたまきがやってきていろいろめんどくさいことになったあと、ダイジンもやってきて
この4人で旅スタートになりました。
 どういう流れやねん。
 ダイジンは寝てたからたぶん力を消耗してるのがあるんだろうな。

 ちなみに東京から片道7時間の模様。きっつ…。ガソリン代くらいはたまきさん出してあげて
欲しい。
 
 すずめが母をなくした時たまきが引き取ったんだけど、ある時すずめが行方不明になった
ことがあった。
 発見した時すずめは、足が1本なくなった椅子とともに寝ていたようです。
 なるほどその時に常世の扉くぐったんだろうね。

 たまきはこっそり東京に戻ってとかいってる。
 そんなん言われてもなあ。
 芹沢は草太を探しにきてるんだから。
 この道のりでだんだんと、東日本大震災の被災地に向かっていることがわかってくると
思います。
 すずめの体験もおそらく被災体験だろうとわかるかと。

 地震が起きてすずめは車を降りて丘を駆け上がる。
 ダイジンもついてきた。
 すずめはダイジンに要石は誰にでもなれるのかと聞いてた。
 おそらく彼女からしたら草太の代わりに自分が要石として日本を守るんだ、みたいな
気持ちになってたかも知れないね。
 芹沢がやってきてタバコすいながら、きれいな場所だねと言ってる。
 ここに前何があったか知ってたらそんなセリフは出ないんだけどね。
 残酷だよね。
 ここのシーンはすごいと思います。
 ほんの数秒のやりとりで、被災者とそうでない人の意識の違いを描写してるんだから。
 被災者には忌まわしい景色を、被災地と知らない人は「きれいな場所」という皮肉。

 雨が降ってきたので芹沢、オープンカーの屋根出そうとするけど運転席まで出なかった。
 壊れてるのかよ。
 SAに寄ったわけですが。
 
 ここでたまきとすずめは言い争いになった。
 心配するたまきの気持ちもわからないではないし、自分の目的があって移動してるのだから
邪魔されたくないすずめの気持ちもわかる。
 てか目的地にいくのについてきたくせしてここで帰るよっていうのはあまりにもひどすぎ
ませんかたまきさん。

 たまきの怒りというか不満というか今まで溜め込んできたものが爆発したところで、左大臣って
のが現れた。猫なんですけど。
 たまきは倒れこんでしまう。
 何やってんだか。
 ダイジンと左大臣は知り合い…っていうか要石か。
 ダイジンがまたしゃべったので驚いた芹沢、運転ミスって車が路肩に落ちた。
 さらにこのタイミングで屋根しまるの笑うわ。
「あ、直った。」じゃないんだよ!

 目的地まであと20キロ。
 すずめは行くという。
 それを追いかけたのが路肩にあったチャリを拾ってやってきたたまきでした。
 二人はこの道すがらで仲直りします。
 良かった良かった。

 たどり着いたのはすずめの家があった場所でした。
 津波で流されたのだろうね。
 残っていたのは土台だけ。
 てか上から見ると井戸あった感じなんだけど。
 記憶を頼りに埋めた箱を掘り出すすずめ。
 そこには絵日記が入っていました。
 津波にあったのにきれいですね。
 その絵日記は3.11を境に真っ黒に塗りつぶされていた。
 すずめはわらにもすがる思いでページをめくる。
 すると、自分が常世にいったと思われる絵日記があったのでした。
 これ書いたあとここに埋めたの?
 たまきに引き取られる前に?
 引き取られる前にそこまで書いてて埋めたってことなのかな。

 さておき、ダイジンとともにすずめが戸を探し歩いていくと。
 草に埋もれてはいたけど扉があったのです。
 すずめはダイジンが今まで後ろ戸に案内してくれていたことに気づいた。
 ありがとうといわれて元気になるダイジン。
 良かったね。
 そうしてダイジンと左大臣、すずめは扉の向こうに飛び込んだ。
 そこは常世。
 左大臣が大きくなってみみずと戦うの良かったなあ。
 草太を見つけて走っていくすずめ。
 危険なところをダイジンが守るのもかっこいい。
 あとこの光景を見て、映画「コンスタンティン」の地獄みたいだなと思いました。
 日本も海外もだけど、地獄に業火が出てくるのは面白い。
 火がケガレを清めるというのは昔から共通の考え方なんですかね。
 あとこの一帯は東日本大震災で被災した風景なんですね。
 その土地の記憶みたいなのがあるのかな、常世には。

 草太のもとに駆けつけすずめは自分が要石になると言う。
 草太を引き抜こうとするのをダイジンも手伝うんですね。
 多分、みみずを封印しなおすのにこのすずめの体験が必要だったのかなと思います。
 すずめは草太の記憶に触れる。
 すずめと出会って、扉を閉めたり各地を旅してきた思い出。
 凍り付いていた草太にすずめの声は確かに届いたのです。
 ようやく草太は元の姿に戻れた。
 ダイジンはすずめの子にはなれなかったといい、元の要石に戻っていました。
 なんか悲しいなあ。
 草太はもう一度声を聞いてもらう、と言い出した。
 あの日、いつものように「行ってきます」「行ってらっしゃい」で始まった朝。
 左大臣が走ってきて、次の瞬間要石になってた。
 二人はそれぞれ「お返しします」という言葉とともにみみずに刺します。
 あの…現世で要石で封じてたのではなく?
 常世でやっていいの?
 この感動のシーンで突っ込んで申し訳ないんですけど。
 まあいいか!

 そうしてみみずは消え、何もない緑の世界に戻りました。
 そこにすずめは幼い頃の自分を見た。
 母親を探して歩く自分の姿を。
 すずめは悟ります。
 あの時自分が出会ったのは死んだ母ではなく、自分自身だったのだと。
 こういうのSFっぽくていいな。
 あるいはハリポタのハリーが自分自身を救うやつ。(アズカバン)
 小さいすずめは自分の母親の説明を始める。
 すずめは本当はもうわかっていたという。
 もう母親には生きて会えないことを、ですね。
 小さいすずめにすずめはあの椅子を託します。
 今は悲しくてもちゃんと大きくなるからと。
 未来なんて怖くない。
 私はすずめの明日だよ。

 そうして小さなすずめは扉から帰っていった。
 すずめも草太とともに戻ってきました。
 すずめは、自分が生きていくのに大事なものはずっと前にもらっていた、といいます。
「行ってきます」
 そうして彼女は扉を閉めた。

 草太はここから、後ろ戸が開いた場所があるかも知れないから戸締りしながらいったん
東京に帰るといいます。
 要石で封じたのにまだ開くんかい。
 草太はすずめに「会いに行く」といいました。

 すずめも戻りながらルミさんにあったりチカにあったりとか良かったです。
 そうして季節は進んで。
 冬だと思うんだけど。
 すずめは看護師になる道を目指していました。
 ある朝、坂を下りてきたすずめのところに草太が会いにきたのでした。

 
 全体的に細かなところ投げっぱなしの感はあるけど、それは見た人間がそれぞれ
考えて納得すればいいのかなあと思います。
 私としてはダイジンは決してすずめを振り回していたのではなくて、封印を再度施すためには
すずめの力が必要で、草太の自覚が必要で、そして自分の力のチャージみたいなもの(すずめと
触れ合う)が必要で、こうなったのかなーって感じですね。
 神様は時に強引だから。



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