多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→THE FIRST SLAM DUNK


THE FIRST SLAM DUNK

12/14鑑賞

 面白かったです。
 声優交代がどうの言われてたけど、失礼ながら私は草尾さん演じる花道はちょっと
あわないなーと思っていて、もっと低い声のほうがいいと思っていたので、今回の
声優陣は悪くないなと思いました。
 ただ今回リョータがフィユーチャーされてるのは意外だった。
 完全に花道と流川、脇役でしたね。
 ちょっとそれが不満だったかな。
 私は流川と花道のコンビが好きだったんで。
 あと感想で黒バスネタが多いのでご了承ください。

 舞台は沖縄から。
 リョータの子供時代でした。
 父親が早くに亡くなったんだね。
 落ち込む母親に対してリョータの兄、ソウタはこれからは自分がこの家のキャプテンになると宣言。
 ソウタはバスケをやっていて結構強くて7番背負ってたみたいですね。
 でもリョータは秘密の隠れ家でソウタが泣いているのを見た。
 そりゃ当時小学6年?中1じゃないと思うんだけど、そんな子が気丈にしてても悲しいものは
悲しいと思います。
 そしてリョータはソウタからバスケの指導を受けていた。
 兄弟そろってバスケ好きなのはいいですね。
 リョータに対してソウタは、ピンチの時でもめいっぱい平気なフリをする、それが大事と
教えてくれる。
 これ伏線になってそう、と思ってたけどやっぱりかっこいいところで出てきてうれしかった。
 スラムダンクもやっぱり王道パターンあるからうれしいですね。

 もう一度リョータがソウタと1on1やろうとした時、ソウタの友達がやってきて、釣りに行く
約束だったといってしまう。
 リョータは腹を立て、バカ兄、二度と帰ってくんな!!と怒鳴る。
 皮肉にもそれが最後の言葉になってしまったんですね。
 この後の展開でソウタが死んだことがわかります。

 そして映像は現在に。
 赤と黒のリストバンドを手にはめたリョータ。
 てかリスバン2つはめてると邪魔じゃない?1
 まあ右手につけたら感覚鈍りそうだから、なんでしょうけど。
 黒子のバスケの黒子は両手につけてたね。

 湘北の皆が下書きからキャラになって出てくるOPいいですね。
 ここで対戦相手が山王だとわかります。
 確か原作だと最後に戦った相手だっけ。
 ファーストってタイトルについてるってことは続編作るつもりなのかな。
 そうなったら多分テレビアニメフルリメイクになるのかなと思うのですが。
 てか山王見て思ったんだけど私これ一人除いてキャラの見分けつかないわ。
 かろうじて番号メモっておいたけど(笑)。

 というわけで試合始まったけど、流れがスムーズでいいですね。
 フルCGなんだっけ。
 動きぬるぬる動きすぎてアニメに慣れてると気持ち悪い部分もありますが、すぐなれると
思います。
 ぜんぜん気にならなかったし、CGだから出来る動きとかもよかった。
 緩急あるし。

 てか旧ルールでやるんですね。前半後半言ってるから何かと思ったら。
 応援団が、三井の友達とか花道の友達とかきてて山王の応援はすごいって比較されてるの
笑うわ。ハイキューでもありましたね。白鳥沢とか稲荷崎とか。
 あと花道がヘイヘイってボールほしがってるけどリョータに邪魔って言われてるの笑う。
 この作品はキャラがセリフを言う時途中途中で試合の流れが止まらないのがいい。
 ちゃんとプレイしながらセリフって斬新ですね。
 もちろん長いセリフのとこはとまったりスローになるとこもあるんだけど、試合の流れを
ほぼ邪魔しないように考えられててこの見せ方はすごい。
 おかげで見ている方は、試合のスピード感を失わずにいられる。
 途中途中で挟まるエピソードも、そこまで邪魔だなあとは思いませんでしたね。

 三井の3Pシュートがきれいに入るのは気持ちがいい。
 けどこの人体力が低いんじゃなかったっけ。
 いつも後半バテてた記憶が。
 リョータは彩子さんに、手に書いてもらったメッセージを見ながら試合してる。
 何が書かれてるかは後半で。

 リョータのシュートが阻止された時、花道の顔面にあたってシュート入るのは笑った。
 天才とか言ってるし。
 ここまで流川ぜんぜん活躍してないどころか完全に空気だけどこの人も体力ないから
温存してるのかなあ。
 
 敵の監督も、動きの早いスパイク決めるような選手はいないなあ、といってたんだけど
ここで流川が活躍した。うれしいですねー。
 花道が敵に「ちゃんとやれ」って言うの笑うわ。
 
 兄が亡くなってからリョータはバスケの試合に出ていた。
 でも心無い人がやっぱり兄のようにはいかないな、兄は実力あったのにと言ってて、
ほんとこういうとこ聞こえる場所で言っちゃう人間ってどういう神経してるんだって思う。
 父親が亡くなって、ほどなく兄もなくなって、それでもリョータたちは懸命に生きてきただろうに。
 妹が、死んでない、遠い島で一人暮らしてるって言ってたのはけなげだった。
 まだ遺体は見つかってないんですね。
 リョータは対戦相手がいった、兄と対戦したことがあるがお前はたいしたことない、の言葉に
動揺して負傷し、引っ込められてしまう。
 帰宅したリョータの母は、ソウタの遺品を全部処分しようとするんですね。
 リョータは抵抗するも母はこの家から引っ越すつもりでした。
 これ両方の気持ちがわかるだけにつらい。
 死んだ人の遺品をいつまでも持っていたら思い出していてつらい気持ちもあるし(大往生とかなら
ともかく)、そして兄の思い出を残しておきたいから処分なんてしてほしくないリョータの気持ちもわかる。
 つらいですよね。
 
 兄のリストバンドだけは死守したリョータ。
 それからずっとつけてるんですね。
 
 さてリョータに2枚ガードがついてなかなかボールが抜けなくなってますな。
 てか花道ぜんぜん活躍してないな。

 転校した学校でリョータは生意気だと目をつけられていきなり暴力沙汰ですよ。
 てかこのスラムダンクやたら暴力沙汰多かったけど普通に警察沙汰だと思うんだよねこれ。
 友達同士のイザコザじゃすまないでしょ。
 ま、部に所属してて(この時はまだだけど)傷害沙汰起こしたら試合出れなくなるからって
気持ちはわかるんだけど、やたら暴力多くてそれはあまり好きじゃなかった。

 団地内でバスケの練習すればうるさいといわれ、バスケコートにやってきて一人で練習していた
リョータ。
 そこにある少年がやってきて、リョータにバスケの指導をしてくれた。
 3Pシュートうまいな。
 一人でやってたらもったいないよ、といってくれた少年は、みっちゃんと友人に呼ばれていってしまった。
 この2つのヒントからこの少年が三井だとわかります。
 まだグレる前か…。

 さて試合に戻ってきて。
 向こうの監督は、20点差つけようか、そうしたら相手の心折れるからといってる。
 バカにしてんのかな。
 そんなんで心折れたらここまでやってきてないんだよ湘北は。
 てか黒子のバスケだと20点差とかよくあった気がするから、たった20点?とか思っちゃったよ。

 てかこの後花道がしれっと、リョーちんこって言ったの笑う。
 それはダメでしょ、こをつけるんじゃない(笑)。
 安西先生が、向こうは点差つけて心折ろうってつもりなんだろうね、心折れないけどねって言うの
よかった。
 わかってらっしゃる。
 そしてリョータに、ここはキミの舞台ですよと言うのです。
 いいですね。
 そして彩子が手に何か書いてくれた。

 こっからまた試合の流れが速くて、見ていて楽しいです。
 ただ、湘北手も足も出ないまま20点差。
 みんなもバテてるし。
 花道がたまたまボール取れてニヤリって感じなんだけど、ダブルドリブルやらかした。
 やると思ったわ…。
 
 昔の練習においてまだリョータが1年でゴリが2年だった頃。
 ゴリは厳しく後輩を指導していた。
 3年はそこまでじゃなかった感じなんですね。
 あとリョータは後ろ手でパス出してた。
 これはかっこいいのもあるけど、敵を欺けると。
 まさか味方も取れないとは思わなかった、とリョータ、ゴリをあおってるけども、山王の試合では
成功させてたから練習のたまものでしょうね。
 比較して申し訳ないけど黒子君はよく後ろ手でパスしてたなあ。

 このあと、リョータに目をつける不良になった三井のシーンが出てきます。
 バスケ部入ってても出てこなくなった時期ですね。
 三井なんでグレたか忘れちゃったな。
(続編とかで詳しくやるでしょうけど)
 そんで、三井はこっそり湘北の試合を見に来ていた。
 3年にとっては引退試合だったけどあっさり負けてますね湘北。
 3年はぜんぜん勝つことに対して前向きじゃないのか。
 しかもロッカーでリョータに、夏までもたない(退部するだろ)みたいなの言ってる。
 ゴリはリョータを褒めるんですね。
 こいつはちゃんとやる気あるって。
 
 試合では木暮が花道と交代してました。
 安西はまだあきらめてないからだと言う。
 あきらめたらそこで試合終了ですよ。
 おお、ここであの名セリフ出た!

 安西は流川がなかなかシュート決められないとこや、リバウンドを山王が制しているのを
見て、ここで花道がリバウンドを取ったらどうなるか、と説明。
 相手は速攻が出来なく二里、入るはずだったシュートが入らずマイナス2点、そしてこっちが
ゴールを決められたら2点、合計で4点の働きをすることになると。
 うまい教え方ですね。
 ここで他の1年が、念を花道に託すとかいってて。
 軽い、花道との握手会みたくなってたよ。
 あと安西先生をタプタプするんじゃありません花道君。
 俺を出せとか言ってるし。

 そして戻ってきた花道。
 何をするかと思ったらいきなりゴリにかんちょーかましてる。
 さらに関係者のテーブルに乗って、山王は俺が倒すとかマイクでいったし。
 観客席で興味なさそうにずっとゲームしてた男の子がびっくりして顔をあげる演出いいですね。
 ゴリにめちゃくちゃ怒られた花道ですが、「これで俺たちは勝つしかなくなった」って言われて
皆がハッとしてるのがいい。
 心のどこかで彼らは、王者山王にかなわない、かなわないのは仕方ないって思ってた部分が
あるんじゃないでしょうか。
 バスケの常識は俺には通用しない、俺は素人だからなって花道が言うのよかった。
 今は36-60か。
 ひっくり返せない点差ではないですね。
 花道は鬼滅の刃の伊之助タイプですね。
 がむしゃらだけどまっすぐでムードメーカーでもある。
 決して心折れない。
 そういうとこ好きです。

 花道、相手のユニフォーム引っ張って動きを止めてリバウンドとった。
 そしてゴール。
 もちろんファウルだけど、審判が見えてないから判定されず。
 もう一度、シャツひっぱるフリして相手が警戒したとこを前に回ってリバウンドとってまたゴール。
 勢いづくよねえ。
 ただ安西先生もわかってて、この2本はとらせてもらったようなものって言ってる。
 でも安西先生が花道を投入したのは、リバウンド取ることだけが目的ではなかった。
 
 花道のジャンプ力すごいですね。
 高さでいえば黒バスの火神くんと同じくらいか。
 ただ、どこのシーンか忘れたけどドフリーでレイアップシュートはずしてるのは笑った。
 安西先生も頭抱えてたし。
 こういうところは黒子君と同じですね。
 ゴリにボールがわたってシュートしようとした時、山王が押してきてオフェンスチャージ取られた。
 体制を崩したゴリは倒れて頭を打ったようですが。
 この時、立ち上がらなければ楽だよっていう悪魔のささやき出るのわかるわ。
 そうなるよね。
 でもゴリはそれを拒否した。
 三井が手を引っ張って立ち上がらせようとして一緒にコケてて、花道とリョータでゴリを起こして
たのは笑いました。
 三井がゴリの隣にすっ転ぶのシュールだったわ。
 まあでも三井もうあかん状態になってますが。
 でも案外こういう時の方がゾーン入れるよね。

 と思ったけど三井やばかった。
 山王に「俺は誰だ俺の名前を言ってみろ」とか言ってるし。
 キミは日向、クラッチタイムに入ると3P決めてくるキャプテンだよ!(同じ3P選手だけどそれ黒バスや)
 三井はシュートを決めつつ、俺を使えとリョータに言ってました。
 
 で、リョータと三井がケンカするシーン。
 ケンカっていうかほぼ一方的にボコってるし。
 こんなん完全に警察沙汰でしょ。傷害だし。
 まあフィクションにこういうの野暮だと思うけどさ、人に怪我負わせて平気なのって人格的に
やばいよ真面目に。
 このあとリョータは原付でスピード出して走って事故。
 沖縄が見えたって言ってたからやっぱり彼は彼なりに、ソウタの死とかこれまでのこととか
抱えてる思いがあったんだと思います。
 目が覚めたら病院でした。
 母親や妹からしたら怖かっただろうな…また家族が減るのかって。
 
 なんか三井グレてるけどリョータの育ってきた環境思ったら、リョータのほうが壮絶だよね。
 よくここまで心折れないで生きてきたと思うよ。
 兄と比べられ、それでもへこたれずにバスケやってきて、そんで生意気だって一方的に
しめられてさあ。
 しかも三井はまだバスケに未練あってウロウロしてて安西先生が奥さんとともにランニング
してるの見かけたりしてるし。

 リョータは沖縄に一人やってきてました。
 ケガ直ったから半年後くらい?時間軸どうなってんのこれ。
 まあいいけど。
 で、あの秘密の隠れ家にやってきた。
 そこはいろんな人がいろんなものを置きまくってた場所になってるんだけど、兄の遺品を
引っ張り出したリョータは、へこんだバスケットボール、そして兄がよく読んでいたバスケ雑誌を
発見する。 
 それは王者山王が特集されていた本でした。ずっと勝ち続けてきてたのか。すごいな。
 で、ソウタは当時、山王に入るよりは倒すほうを選んだ。
 雑誌の表紙に、山王に勝つ、と書き込んでました。
 その雑誌が残っていた。
 そしてリストバンドも。こっちはボロボロになってたから、部屋にのこってたやつの片割れなのかな。
 そうして初めてリョータは泣いた。
 今までずっと抱え込んでいた気持ちだったのかなと思います。
 父が亡くなってソウタが亡くなって、自分が支えなきゃみたいに突っ張ってきた部分が
あったんじゃないかと。
 リョータはその日から練習に対して前向きになったんでしょうね。
 どっかナメてたのをやめて一心不乱に始めて、それでレギュラー勝ち取ってるんだからすごいよね。
 
 三井も髪の毛短くしてバスケ部に戻ってきた。
 原作のあのケンカはばっさりカットなんですね。
 続編でやるのかもね。

 リョータに対して彩子が励まそうとして、神奈川ナンバー1、でもない…2でもない…と悩むの
笑ったわ。
 でも、苦しくなったら何かする動作を決めておくといいよ、手のひら見るとかってアドバイスは
いいですね。
 ここで彩子が何を書いたかがわかる。
 リョータの手のひらには「No.1ガード」と書かれていました。

 リョータが相手からファウルされたのでフリースローが与えられたのだけど、花道が入るように
念を送ってるのいいな。
 注目する場所のわきでもキャラが何かやってるのっていいなと思います。
 棒立ちで動かないアニメも(仕方ないけど)多いからね。

 さあ追い上げてきて10点差に。
 さすがの山王もあせってきましたね。
 と、花道にガードついた。
 今までの雰囲気を作ってきたのが花道だと気づいたっぽいですね。
 あと花道、流川に寝てんのかキツネって言ってた。
 なんか一郎っぽくていいぞ!(ヒプマイの)
 流川は相手からもそんなもんかって言われてるから確かにここまであまり活躍してないんだよね。
 山王はやられたらやりかえす、3倍返しだって言ってる。
 そこは倍返しにしとけよ。(半沢ドラマ高校生じゃ見てないでしょ)

 山王の9番、深津がめちゃくちゃうまい。
 流川が翻弄されてる。
 この深津は神社に参拝して、俺に必要な経験をくださいってお願いしてた。
 なるほど、その願い、神様確かに聞き届けてくれたようですね。

 山王側はとにかくあの花道を飛ばせたらダメだということで、ディフェンスで飛ばせない方向に
してきた模様。
 だんだん脅威に気づいてきたようですね。
 あと点差もだんだん開いてきた。
 試合の前、会場にて張られてたポスター、山王が映ってるの見てリョータと流川、悔しがる顔
見たいって言ってたのにねえ。
 もう観客も完全に終わった気で、次の試合相手どことか言ってるし。

 それとちょっと気になったのが、流川の顔がアゴとがりすぎ。
 もう少し何とかならないのかね。

 ゴリがゴール決めて、安西先生がグッ!てやって、木暮君がびっくりしてるの笑ったなあ。
 流川がバテてる三井にパスするのいいですね。
 そんなタマじゃねーよなって言うのも。
 三井も三井でちゃんとシュート決めたし。
 ここで10点差に戻した。
 
 この後ボールが出そうになって、取りにいった花道がテーブルに突っ込むんですね。
 ああこれかあ。
 流川が、いい仕事したぜ、ヘタなりにって言ったら起きたけど。
 ケガしてるでしょうに…。
 こういう時ってアドレナリンドバドバだから骨折してても痛みをすぐに感じなかったりするけど、
ビキってなってたから花道かなりやばい状態ですよね。
 ただ観客はだんだんとのってきたようで、みんな気づけば湘北を応援していた。
 確かに毎回勝ってる山王より、こうやっていい勝負してるほうを応援したくなるのわかる。
 観衆を味方につけるって大事。
 
 ボールを持ったリョータ、フゥーて息を吐いてる。
 ピンチの時でもめいっぱい平気なフリをする、ソウタが言ってましたね。
 ここで生きるのがすきです。
 流川も相手に「ひとつ忘れてるぜ」って自分もシュート決めてみせるし。
 ようやく流川も動き出したって感じかな。
 ただ彩子は花道の不調に気づいてた。
 選手生命にかかわるといってます。
 あと三井は腕もうあがらんとか言ってたけどリョータはパス出しますねって。
 まあそうだよね。
 安西はみんながそれぞれ担ってきた役割を褒め、送り出します。
 てかゴリがみんなにありがとうよって言ったら皆がざわざわするの笑う。
 
 試合前日、リョータの誕生日だったっぽい。
 ソウタとも誕生日同じで、いつも一緒に祝っていたのだとか。
 それは兄がいなくなってからも同じようにやってきたんだね。
 ソウタが生きてたら20歳、と妹があまりにも軽く言ってるけど、幼すぎてソウタが
いなくなった悲しみってのがあまりなかったのかな。
 妹は、ソウタや家族の写真飾ろうよと提案してました。

 母はその夜、ソウタの試合のビデオを見ていた。
 そりゃ子供の死を簡単に乗り越えられる親なんていないもんね…。
 リョータは母あてに手紙を残して試合にいっていた。
 それは、今まで迷惑をかけてきたことへの謝罪と、バスケを続けさせてくれたことへの
感謝だった。
 バスケをしているリョータを見ているとソウタを思い出してつらいはずなのに母はバスケを
やめろとは言わなかった。それだけでありがたいよね。
 リョータ自身も何度も挫折から立ち上がってきてるのすごいわ。
 17歳になったリョータが、父を亡くしたあの日の母を抱きしめる絵もなんかすごかった。
 なんだろうなあ、兄を超えたって気持ちなのかな。

 ここでリョータが反撃に出る時に、母と彩子の「行け、リョータ」ってのが重なるのも
いいし、主題歌が流れ出すのもかっこいいと思う。
 ただこのあとまた点差開いて失速するから、かっこいい盛り上がりがしぼんだっていうか
もったいなかったなとはちょっと思いました。
 
 このあと花道が倒れてしまって、木暮君が代わりに出ることに。
 花道はこれで自分は終わりなのか、と考えてる。
 晴子を好きになってバスケ入部したこと、練習いっぱいしてきたこと、いろんな相手と戦ってきた
こと、思い出だけど新しく書き下ろされてるのかな、このシーン。
 いいね。
 ゴリはシュートきめまして、なんと点差は5点差に。
 花道、選手交代だって出ようとしてみんなに止められてた。
 安西は交代を取り消し、ケガをしていることに気づいていたけど気づかないフリをしたとわびる。
 もう少しで一生後悔するところだったと。
 確かに花道はここで俺が出ないとって気持ちだろうけど、今の一瞬はよくてもこの先長い
人生を後悔することになるかも、と思ったら安西先生は躊躇しますよね。

 花道、安西先生をタプタプしてる。
 俺は今なんだよって。
 出なかったら後悔するのが今、なんでしょうね。
 流川が、そこにいると目障りだ、出るなら出ろドアホウって言うのも良かった。
 ただ花道君。
 あいて、「やまおう」じゃなくて「さんのう」なのでは。
 なんかいちごのブランドみたいやん。(それ「あまおう」)
 皆は円陣くんで話してた。
 リョータが掛け声かけるようゴリに言われてるのいいね。
 ゲームしてた子もすっかり夢中になってた。
 
 リョータと流川が中心になってて花道がパスしたあと転んでも誰も振り返らない、
すごいな。
 三井のシュートを山王がプッシング判定とられて、フリースローきめていよいよ同点に。
 ただ山王も負けてない。
 
 フラフラだった花道からとったボールでシュートしようとして、花道が「返せ」って言う
シーン。
 すごく良かった。
 文章であらわすの難しいんだけど「返せ!」とか「返せー」とかじゃなくて。
「返せ。」なんですよ。
 木村昴さんの演技がすごい。

 流川がシュート失敗したけど花道が突っ込んでボール取り返して、流川もう一度シュートで
入った。
 もっとがんばれ流川。
 目線あったあと、フンッて感じなのは面白いけど。
 きみらはハイキューの日向と影山か。

 山王たまらずタイムとろうとするんだけど、花道がフラフラだからいけそうと思ったんで
しょうね、取りやめた。
 残りわずかなところで山王がシュート、逆転してしまう。
 山王が勝利を確信した時、花道だけが走っていた。
 ここめっちゃ動き早いんですよ。
 しかも無音。
 緊張状態の演出がすごい。
 メモとるのに音出ないようヒヤヒヤだったよ。すみっこの席だったけど。
 スローモーションとハイスピードの緩急もすごい。

 流川がシュートしようとするも戻ってきた山王に阻まれる中。
 彼は見つけた。
 ドフリーでパスを待つ花道を。
 ここで花道が静かにシュート。
 誰が想像したでしょう。
 数ヶ月前にバスケを始めたばかりのド素人がブザービーターきめるなんて。

 この後流川と花道がタッチするのいいなあ。
 まあその直後にフン!てやってるけど。
 あんたらさあ。
 よかったね。

 このあとリョータの家族のエピソードがちょっと入ります。
 ソウタのリストバンド持ってたことをはじめて母に明かすリョータ。
 妹がリョータを海に引っ張り込んでるのかわいかったけど君たち、洗濯するの
お母さんやからね…?(砂じゃりじゃり・海水ベタベタ)

 山王の深津は泣いてた。
 神様に参拝したこと思い出してるけど、神様は忠実に願いをかなえてくれただけで何も
悪くないですよ。
 悪いのは驕っていた自分でしょう。

 それから何年後か。
 MBSでいいのかな、チームでまた敵同士として対戦する深津とリョータの姿が。
 これ山王戦を知ってるっぽい人がわくわくした顔で見てたの良かったな。
 そうかリョータは海外に行くんだねえ。
 びっくりです。国内で戦うのかと思ってたから。
 ま、向こうのほうが実力主義だもんね。身長よりも。

 リョータの家のテーブルには家族写真とソウタの写真が飾られてました。

 と全体見て思ったんだけど今回リョータの話だったから、3部作だと仮定して、2作目は
ゴリ、三井、木暮、3作目は花道と流川の話みたいになるのかなとちょっと思いました。
 過去の試合のリメイクも兼ねて。
 ただ、三井のあの体育館での暴力シーンは子供心にものすごくいやだった記憶しかないから、
続編あるとしたら普通に試合だけ見たいな、と思います。
 仙道出てくるやつとか。

 主題歌めちゃくちゃかっこよかった。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→THE FIRST SLAM DUNK