多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜


しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE
超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜

8/9鑑賞

 タイトル長いんよ…どうした。
 あと心配していたのが、CGに違和感ないかなということだったのですが、いざ始まったら
全然気にならず話に集中していました。
 面白かったです。
 ひとつ気になったのは、しんちゃんとある人物が、イジメっ子らとケンカするシーンが
ちょっと長すぎたこと。CGな分妙にリアルだし、そこまで暴力シーンいるかなと思いました。
割と怖いというか、しんちゃんが殴られたりしてボロボロになっていくのがしつこすぎて
嫌だなと思いました。
 子供への暴力表現としてちょっとやりすぎじゃないですかね…。
 
 流れてたCMで、屋根裏のロジャーって作品、2022年夏公開って出てたけどこれは一体…。

 超能力研究所というところから物語は始まります。
 池袋教授と深谷ネギコの二人が驚く中、流れ星二つが地球に落ちてきていることがわかる。
 その頃しんちゃんはといえば久しぶりのブラジャー仮面ですな。
 今回の映画はまんま原作テイストにもどってますね。服もそうだし。
 いいんじゃないかな。
 あ、ブラジャー仮面じゃなくてブラジャーマスクマンになってた。
 時代にあわせてるんですね。
 みさえから逃げる様子はさすがCGなめらかでした。
 しんちゃん、キックボードに乗りながらコンビニスイーツ食べるとか余裕ですなあ。
 
 道端でティッシュ配りをしている青年、非理谷充 。
 名前はまんま非リア充から取られてるわけか。
 誰もティッシュ見向きもしないんですね。私だったらごそっともらっていくのに。
 ヒロシはすごいんですよ。普通にさっと3つくらいもらってたから。
 この直後突き飛ばされた充にも手をかそうとしてるし、さらっとやさしさがわかりますね。
 ただ充はその手を跳ね除けたけど。
 いるんだよなあ、ちゃんと人の親切を受け取ればいいのにそれを自分から拒否しておいて
自分は不幸だ、誰からも見捨てられてるって言っちゃうやつ。

 充には心の支えであるアイドルがいて、一緒にごはん食べたり家に送ってったりしたと
いうのが自慢でした。それオプションで金はらってやるやつでは…。
 ところがそのアイドルが結婚、引退を発表。
 めっちゃ荒れてます。
 さらに悪いことに、逃走中の強盗犯人がたまたま充と同じ服装をしていたことで彼は
見回りの警察官に疑いをかけられ逃亡。
 ま、ここらは気の毒だと思うけどさあ…。

 ヒロシは部下の川口とともに焼き鳥屋へ。
 っていうかこんな道端に席展開してるとこあるんだ。初めて見た。
 女性店員に鼻の下を伸ばしていると、逃亡してきた充がやってきて、いきなりヒロシの
焼き鳥食べちゃうんですよね。
 これはひどい…。
 充は路地に追い詰められて、持ってた焼き鳥の串が武器とみなされてしまい(ウルヴァリン
じゃないんだから…)警察が銃を構える。

 しんちゃんの方は、シロの餌がなくてみさえがちょっとコンビニいってくると外出。
 窓あけたままいくんかーいとちょっと思ったけどその時に明るい光の流れ星がしんちゃんを
直撃。
 充のほうは黒くトゲトゲしい光が直撃。
 頭が痛いという充と、おしりが熱いというしんちゃん。
 対比が面白かった。
 しんちゃんが帰宅した時にひまわりとケンカするシーンがあるんだけど、そこで
げんこつをみさえにくらってて、グリグリするのかなと思ったら振り回す表現になってました。
でも原作のネタをそのままやってくれたのはちょっとうれしかったな。

 翌日は運動会のようです。
 しんちゃん、超能力が使えるようになって目玉焼きを浮かせて試してた。
 運動会でも大活躍です。
 こういう時CGは映えますねえ。
 てか日曜のアニマックスでも斉木楠雄で体育祭やってたなあ。こっちは超能力がうまく
調整できなくなったがゆえのすごい展開だったけど。
 しんちゃんのおかげでひまわり組はぶっちぎりの一位でした。点数表示二桁では足りなくなって
紙が張られてたの面白い。

 ヒロシとみさえは大喜びで、外でごはんでもってなるのですが、自宅で手巻き寿司となりました。
 ヒロシ文句いってるけどこれだけネタそろえるの大変だし十分豪華ですよ。
 と一家和気藹々してたら、池袋とネギコがあがりこんでて笑った。
 施錠しなさいよ!
 彼らは超能力を研究しているKECSと名乗り、しんちゃんには超能力があると説明する。
 ここで池袋とネギコが名乗ったとき、ヒロシとしんちゃんも肩書きとともに名乗ってみさえに
肩書きで張り合うなって言われてるの笑った。面白い。

 なんでも昔ノストラダムスの隣に住んでいたとかいうヌスットラダマスとかいうやつが
予言したのが、今回の超能力を与える流れ星の存在で、しんちゃんはそれをあびた可能性が
あるのだという。
 たまたまついたニュースでは逃亡犯の話をやってたんだけどヒロシはその人物に心当たりが
あった。
 充でした。
 しんちゃんが超能力を使って見せたことで池袋の話を受け入れたヒロシとみさえは彼らの
基地へいくことに。
 
 充は自分を裏切ったアイドルが彼氏とデートしようとしているのに腹を立て車を壊していました。
そんな復讐したってむなしいだけなのになあ。

 しんちゃんは念動力のほかにも超能力が使えるはずと言われて瞬間移動を試してるんだけど、
ネギコの胸に移動してるのが笑える。
 欲望に忠実ですな。
 この時、ネギコがしてるアクセサリーにひまわりが興味を示していて、アクセが少し浮いていたのが
伏線でしょうね。

 そのころ偶然ふたば幼稚園を訪れた充は、子供らの相手をしていた吉永先生にアイドルの姿を
重ね、なんと幼稚園に立てこもってしまう。
 …しんちゃんなんで幼稚園いってないんだこれ。まあいいや。
 壁に貼ってあった子供たちの夢の絵を馬鹿にする充ですがしんちゃんの絵には興味を示した。
真っ白だったから。
 夢は持つもんじゃない、こいつはわかってるという充。
 マサオ君が、あれは真っ白なご飯だって言ってました。しんちゃんらしいな。

 幼稚園で立てこもりが起きたことを知った池袋らはそちらに向かうのですが、車めっちゃ
遅かった。
 走ったほうが速いということでいくけどすでに警察が取り囲み中には入れない。
 
 幼稚園の中では風間君らが、吉永先生に犯人の興味を引かせてその間に犯人を取り押さえる
とか言ってるけど子供の力じゃどう考えても無理なんだから脱出すればよかったのに…。
 君らは少年探偵団でもなければ心は大人の名探偵でもないんだ!
 やってきたしんちゃんはパトカーの上で遊んでいたけど、作戦失敗して吉永先生とかネネちゃんが
ふりまわされてるのを見て遊びと勘違い、中に瞬間移動してった。
 しんちゃんは充にふりまわされてもめっちゃ楽しんでる風でしたな。
 放り出されてもズボン取りに戻ってて笑った。
 そうこうしてる間に催涙弾が撃ち込まれるわけですが充は逃亡。
 …子供いるのに催涙弾って……。
 しんちゃんはうんちしたくなったとトイレにいってました。
 そこは飛ばないのかよ…と冷静に突っ込むヒロシ笑うわ。

 池袋は、逃げた充も問題だが、彼を悪用しようとする組織の存在も心配だという。
 その名はヌスットラダマス2世。
 勝手にヌスットラダマスの子孫を名乗ってるらしい。
 案の定彼は充に接触していました。
 アホだなー充。アイドルのピンチを作って自分で助けるマッチポンプやれば見直してもらえた
かも知れないのに。

 ヌスットラダマス2世は充を組織につれてきて、彼の負のパワーを利用し、さらなる悪を
目覚めさせようとする。

 池袋は秘密兵器がある場所にしんちゃんらを連れてきた。
 そこにはカンタムロボが。
 しんちゃんテンションマックスですわ。わかる。
 てか今回はアクション仮面ないのかって思うかも知れませんが確か原作では、カンタムのほうが
先に出てきて、しんちゃんこっちのほうがお気に入りだったんだよなあ。うろ覚えなので間違って
いたらすみませんけど。

 ただこのカンタムは動力がなくて超能力で動かす仕様になっていた。
 今のしんちゃんではまだ動かせないみたいです。
 そこでフカキョンの「キミノヒトミニコイシテル」って曲を池袋が流します。
 超能力との相性がいいらしい。
 ノリノリなしんちゃんが踊るとカンタムも踊りだすのいいですね。面白い。

 夕食の時間ということで自宅で手巻き寿司を食べているしんちゃんらですが。
 ここでなんていうか現代社会の問題みたいな話を池袋とヒロシがしているのが興味深いです。
 自分らの頃は働けば働くほど幸せになれると思ってた、でも今はと。
 と、池袋にヌスットラダマス2世から着信が。
 高校時代の親友らしい。
 何してんだお前らは。
 充がモンスターになってしまった、というのでした。
 そのモンスターが、デスノートのレム(実写版)みたいで微妙に気持ち悪い。
 逃げ惑うヌスットラダマス2世の前にさっそうと現れたのが、車ハコ乗りしてフカキョンの曲を
流してる池袋と野原一家。
 そしてやってくるカンタムロボ。

「見せてもらおうか、連邦軍の性能とやらを」
 うん充氏よそれ本家だね。(さすがにモビルスーツは言ってなかった気がする)

 充はヒロシに対して自分を見下したといってるけどそんなこと全然してないのに。
 むしろ助けようとしてくれてたのにひどいやつだな。
 心がひねくれてしまうと、他人の親切心からの行動も見下されていると感じるようになって
しまうのかも知れませんね。

 ここでしんちゃんと充の戦いが始まるんだけどここらはまだよかったんだよね。
 しんちゃんがガレキで手巻きを作って攻撃とかしてて、それを充が返す、力の差があって
全然かなわんみたいな戦いではあるんだけど。
 あとしんちゃんがヒロシをミサイルに使っててそれはひどすぎて笑った。
 扱い雑だし。
 よくも愛する父ちゃんを!って言ってるけどミサイルにしたのしんちゃんだよ。
 ここらは原作のブラックユーモアが出ていて面白いんだけど、今のしんちゃんしか知らない
人にはドン引きかも知れないなあ…

 ラジカセが充の攻撃の材料にされてしまったことでカンタムが動かせなくなるんだけど、
みさえが歌を歌いだした。
 これはひでえ。
 ジャイアンとどっこいじゃないですか。
 まあそのおかげでカンタム動くんだけどもう少し動力が足りない。
 ここでひまわりですよ。
 池袋らはひまもまた、あの星の光を浴びていたのだと気づきました。
 カンタムバンチで吹っ飛んだ充でしたが…。

 池袋はあの予言にはまだ続きがあると言い出した。
 ここでかー!
 モンスターはさらに力を増して目覚めるというのです。
 さらに、白い光を浴びた者を飲み込んで最後の力を得ると。
 全力でやばい案件じゃねーか!
 もっと早く言え。

 ここでガレキを集めてよみがえったモンスターはしんちゃんらを吸収しようとする。
 車に乗って逃げる一行。
 ネギコがみんなを乗せて自分は最後に乗り込むのが良かった。
 ここの逃げるシーンはなかなか面白いです。
 なおこの車もローンが終わってないそうで。
 38回ローンて家よりも多いローンじゃないか!
 あと傷がつくと下取り査定に響くんだよとか言ってる。
 今なら、ビッグモーターに持っていけば高く買い取ってくれるんじゃないですか。(シッ)
 車がジェットコースターレールの上においつめられピンチの中、ネギコがしんちゃんに、
瞬間移動してって言うけどしんちゃんがネギコの胸に移動してて笑う。車ごとって言わなきゃ。
 そうして車は安全な地面に移動!
 …敵の前ですがな。
 車から一同脱出するも、しんちゃんとひまわりが吸収されそうに。
 懸命に助けようとするヒロシですが、しんちゃんとひまわりがつかまってた自身のズボンが
吸収されてった。
 そしてついにしんちゃんとひまわりも…ってなる中、しんちゃんはひまわりを渦の外にはじき出した。
みさえがナイスキャッチしてます。
 ここの表情はさすがお兄ちゃんって感じでよかったなあ。
 
 真っ暗闇の中しんちゃんは、泣いている男の子を見つけた。
 さみしい、いつも一人。親は仕事でいないと。
 しんちゃんはソファに座る彼の周りを歩き回るけど、カンタムの時間だとテレビをつけて
テレビ見始めた。
 彼、みつるくんもカンタムのことは好きだという。
 しんちゃんもカンタムロボのおぱんつ見せてます。
 食卓にあったお弁当やお菓子の中からたくさんお菓子をとってきたしんちゃん。
 二人で食べるとおいしいよと言う。
 するといきなりみつるくんが消えた。

 次のシーンは運動会。
 皆がたま入れをする中、みつるくんは見てるだけだった。
 しんちゃんはなんでやらないのかと声をかけます。
 どうせダメだから。自分ががんばっても何も変わらないから。
 しんちゃんはじゃあといってみつるくんと一緒にたま入れを見てた。
 でも見てるだけはつまらないといいます。
 自分が応援するからやろうよって。
 最初こそ入らなかったものの何度かトライするうち、みつるくんの投げた球はゴールに入った。
 
 次は小学生になったみつる君でした。
 いじめっ子に絡まれているところをしんちゃんは助けた。
 屁で撃退してましたね。
 みつる君はしんちゃんと拳をこつんとあわせてました。
 
 次は充の家。
 家族で手巻き寿司だったけど様子がおかしい。
 外に出てきた充にしんちゃんは声をかけます。
 親が離婚するから最後に家族らしいことをしようと手巻き寿司だったようです。
 そりゃひねくれるわ。
 これは親が悪い。
 しんちゃんは、お寿司は裏切らないよ!と声をかけます。
 オラだってと。
 そこにまた小学校のころ充をいじめてた連中がやってきた。
 今だったらもう即警察呼べよって感じだけど。

 しんちゃんはオラの仲間をいじめるなと向かってく。
 勇気ありますね。
 これ中学生か高校生くらいだもんね。
 しんちゃんすごいな。

 外ではしんちゃんを心配するみさえらの前でひまわりが目からビームを出して怪物の
中を透視。すごいな勝手に能力目覚めてる。
 しんちゃんと充がいじめっ子にやられてる様子を見て心配するみさえ。
 そりゃそうだよね母親として。
 ヒロシや池袋はがんばれと応援してる。
 みさえもがんばれと応援を始めた。
 ここでひまわりが眠くなったのか知らないけど力尽きてネギコが抱きとめてました。
 
 怪物が苦しみ始めて池袋は、予言の続きがあって二つの毒玉が怪物を倒すのに必要だと
言い出した。
 つまりヒロシの靴下かあ。
 これヒロシとみさえが投げるシーン面白くて笑いました。
 こういうとこが好きなんだよね。

 この靴下が、いじめっ子相手に苦戦していたしんちゃんと充の下に届く。
 コレを使って彼らは見事いじめっ子を倒したのでした。

 しんちゃん出てきましたよ!傷だらけでよくがんばったなあ。
 怪物は自壊していき充が残った。
 怪物倒したのがくさい靴下かあって感じだけどネギコは、これは家族の幸せのため
働き続けた結晶ですよという。
 いいこと言うね。
 目を覚ました充は何も覚えていなかった。
 ヒロシに対してひどい態度をとり、焼き鳥を食べたことは覚えてたようだけど。
 
 池袋は、彼のような人間に必要なのは一人でも理解してくれる人だといってます。
 そうですねえ。
 ヌスットラダマス2世は逃げてったけどヘリ爆発してた。

 しんちゃんたちの未来はお先真っ暗なのでしょうか。
 そんなことはないですね。
 ただ、充に対してあまりがんばってというのもどうかなとは思ったけどね。
 充だって彼なりに一生懸命がんばってきたのだから、これ以上がんばれと
安易に言われてもとは思った。
 がんばれという言葉は時として残酷ですからね。

 野原家で手巻き寿司パーティが再開されます。
 これからどうやってがんばればいいのかという充にヒロシは言います。
 君はこれから誰かを幸せにしようと思ってがんばればいいんだと。
 それは家庭のためにがんばっているヒロシだからこそ言える言葉かも知れません。
 
 EDはマンガになってて面白かったですね。
 車なんとか直したっぽいし。幼稚園にも挨拶にいったりして。
 充、池袋のとこで働いたらいいんじゃないかねえ。
 
 てかこの雰囲気でもしかして映画これで最後なのでは…と危惧していましたが
無事来年も制作発表されて良かったです。
 来年は恐竜ものっぽい。

 全体的にCGは全然気になりませんでした。
 どちらかというと子供たちへの将来に向けてのメッセージがすごいなと思いました。
 まさに「君たちはどう生きるか」だと思いましたよ。
 なんで急にCGで作ったのかと思ったんだけど、原作テイストがうまく出ていていいなと
思います。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜