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ブラックダリア

10/18鑑賞

 これは言い切ってしまおう。
 こんなもん、レンタルDVDが出て、旧作になって、5本で1000円とかどれでも100円
レベルになってから見ても十分です。っつーか金が惜しい。
 見てる人間なめてんのかってくらい酷い映画っスね。

 まず結論から先に言いますと、実際の事件関係ないですやん。あと世界一有名な死体
というくだりも出てこないし、誰もその死体を「ブラックダリア」って呼んでないんですけど。
 それはギャグで言っているのか…!?という、某クロマティ校のセリフまんまな映画でした。

 えー…。
 映画が始まる前のCMで、マリーアントワネットというのをやっていましたけど、これは
なかなか面白かったです。栄光と滅亡までやるっぽかったのですが、ゼイタクな宮殿とか
豪華絢爛!って感じで、そのセットとかを見るだけでも楽しそうだった。
 フォン・フェルゼンがいい男でしたなー(笑)。

 んで本編。
 なんかメキシコ人と水兵の乱闘が始まった。ああ、時代が古いと思ったら昔の話
ですもんね、これ。今なら暴動なんて力ずくでおさめてしまうし。
 そんなことはどうでもいいんですけど、乱闘をおさめに出動したはずのロス市警がやんやの
喝采おくってはやし立てていたのはちょっとだけ笑った。
 そんで主役のブランチャードとブライカードという人が登場します。
 この二人ややこしい名前で、わたくし最後まで覚えられますん。ハッハー!
 なのでメモには「カードとブラ」って書いてあった。余計にわからんとゆーに!
 まあ映画の中でも普通に人物をニックネームで呼ぶシーンとかが出てくるので、
知ってないとかなり混乱すると思います。どんだけ登場人物おんねん、って。
 これが難しいところですね。
 もう一人の登場人物、ケイという女性がリーを呼んでたのもニックネームだったような…。
ともあれ、話中で当然のように出てくる「ベティ」という名前は、今回殺されて「世界一有名な
死体」になったエリザベス・ショートのニックネームであり、親しい人達はそう呼んでいます。

 さてこのリー・ブランチャードことミスターファイア、バッキー・ブライカードことミスターアイスは、
ボクシングで戦う仲間みたいなんで、上から八百長試合を持ちかけられてそれをうまいこと
こなしたおかげで、出世とお金をもらうわけですよ。
 まるでどっかの亀田選手みたいな話ですね…ゲフゲフンッ。

 あれ?
 このバッキーって、スーパーマンの主役の人?えらい似てますけど。
 プロフィール見てみたら違う人でした。がくり。えらい似てましたが。眉毛とかマユゲとかまゆげ
とか。(お前はどこで人を見分けてんだ)
 でもシャンプー台のむこうに、に出てた人なのねん。
 いやーずっと、スーパーマンが、と思いながら見てました。頭頂部、髪の分け目あたりが
そろそろヤバイお年頃。(なんて失礼なことを)
 
 このバッキー君、かなり正義感強そうですけど、それでも八百長試合を受け入れたのは、
父親にお金が必要だったからみたいですね。
 どうも痴呆が入っているみたいで、介護をつきっきりでしてやれないから老人ホームに入れる
必要があったとかで。
 大変ですよねぇ。でもそうやってお金が必要だからといって、例えば裏で汚いことやったりとか
しないのは立派だと思います。ほら、いるじゃないですか。ギャンブルにはまって首が回らなく
なってあれこれ犯罪に走るトンデモ警察官とか…それよりはいいですね。
 
 それでめでたく栄転して、特捜課という、言い換えれば警視庁捜査一課のような花形部署に
いったのはいいんですが、ここがまあ忙しいところで。
 なんかピストルで人を殴って殺した?とかいう、「お前ピストルは正しく使えよ」みたいな事件を
扱ったりとかして忙しいそうです。
 そんで二人は、ナッシュという凶悪殺人犯を追うことになったのですけども、その張り込み中に
タレコミ屋のフィッチが何者かに撃たれて死亡。
 でも私このシーン、見張り役の人がこっち向いて撃ってきたからてっきり、リーが殺害したもの
だとばかり思ってましたけど。なんか違うみたいなこと言っててよくわからん。
 撃ち合いを一通りやった後、その裏手で殺人の死体発見。
 これが有名だとかいう、真っ二つの事件。
 手口としては、切り裂きジャックを思わせるような死体ですね。
 つかこれでもかってくらい死体を映しまくってて、ちょっと気持ち悪かった。別に死体見にきた
んじゃなくて、解ける過程を見に来たんだから死体はいいよ、もう…。

 ただここで、二人が張り込みをしている時に、そのビルの裏口で丁度死体が発見される場所に
おいて、女性が「助けて!助けて!」と走る車を止めようとして、その車は走り去ってしまうという
シーンがあったのですが、あれは何か関係あったんでしょうか…?意味わからんです。
 しかし逆に、フィッチが殺される前に言っていた言葉は非常に、後に関係してくる言葉なので
覚えておくといいかもです。かなりさらりと流されるように言ってますけど。

 その頃バッキーは、リーの家でケイが風呂場の戸を開けっ放しにして洗濯か何かしているのを
見るわけですよ。開けっぴろげにしてる方も方なら、じっくり見てる方も方だ。
 で、バッキーはケイの左後ろの腰あたりに、「B・D」と掘ってあるのを見つけます。
 もうすぐ釈放されるというボビー・ディヴィットにつけられたもので、ケイは昔ボビーと関係があり
それをリーが助けて今のような関係になったということで。ああややこしい。

 そんでリーは怪しげな薬を飲んでなんかハッスルハッスルして事件捜査中だし…。
この人ののめりこみぶりって言ったら、「こいつぅ」とつっこみを入れるつもりで鼻をさした指が
思い余って鼻の穴にのめりこんだというくらいですよ。(それのめりこんだといわない)
 
 一方聞き込みであやしいバーを回っていたバッキーだかベッキーだかバッキー木場は、
怪しい女マデリンと出会います。彼女の住所氏名を持っていたマッチに書きとめておいて、
彼は独自に話を聞くわけですよ。
 ここに、パンフにエリザベスそっくりの女と書いてあるけど、全然そうだと思わなくてむしろ
ケイがそっくりだと思ってたよ。なんかもう「それで?」って感じ。
 にしてもマデリン、流石は正しい車の乗り方知ってますねぇ…。
(スカートやドレス、着物である場合、着崩れしたりするのを防ぐために最初お尻を乗っけた
後に両足をそろえて乗り込む。こうするとぱんつ見えたり見苦しくすそがはだけたりしませぬ)
 
 そのマデリンからローナとベティ(エリザベス)の話を聞きだしたバッキー。
 彼はなんとも都合のいいことにたまたま行った市民広場みたいなところでローナを見つけ、
これを逮捕。押収した8ミリフィルム?かな、それでさらなるベティの手がかりを…ってこれ
AVですやん!
 こんなもん警察で堂々と、しかも試写会みたいにして見るな!(笑)

 っていうか映画の中で起きた地震、何か意味ありますのん?

 そんでまあタバコの火をくれというリーにバッキーはマッチを投げ渡して、自分は自分の
捜査へ。
 ここで「あっ」と思ったんですけど。
 あのマッチにはマデリンの情報が書かれているわけで。
 そうなるとリーは行ってしまうんじゃないですか?
 私はここ、バッキーは知っていてわざと投げたのかと思ってましたよ。
 少し前に、事件にのめりこみすぎだとリーをたしなめていたので、それのフォローの
つもりかと。
 天然だったみたいですね。彼はこのこと、最期になってようやく思い出しますから。

 にしてもマデリンの家族、全員あたまおかしいわー。

 この映画でもう一つの舞台?ともいえるモーテルは、ヒッチコックの「サイコ」に登場する
ような雰囲気がありますねぇ。絶対何か起こりそう、みたいな。
 そんで寝物語にベッキーはマデリンが、ベティが自分に似ていると聞いて興味を持った
というような話を聞きます。
 そういうのはどうでもいいんですけど、すっかり存在を忘れていた(恐らく見ていた観客も)
ナッシュが今頃になって強盗殺人をやらかし、銃撃戦のあげくに死んだか何かして、人生
強制終了になったのはまあいいのですが、子供にまで犠牲者が出てしまい。
 今度こそバッキーは怒ってリーをバッキバキに。(山田くーん!氷河さんの座布団全部
もってっちゃいなさい!)
 リーは「ほら、壁を殴って反省したよ」とか言うんですけどアホか己は。

 ここから話がかなりややこしくなってきます。少なくとも映画を見た限りでは殆ど理解
できませんでした。

 まず、ケイからバッキーはリーの妹が殺されて未解決になったということから、ベティの
殺人事件に対するリーの異常なまでの執着は、それとこれを重ね合わせていたからだと
理解します。

 そうしてちょっとばかり反省した彼は、情報屋モリーのところにいって話を聞いていたら、
デイヴィットが釈放されたばかりなのにも関わらずヤクの取引をすると聞いてリーが飛んでいった
と聞かされ、あわてて後を追うわけです。
 ところがどっこいデイヴィットは「勘弁してくらさいよー」とバッキーから逃走をはかったものの
何者かによって殺害。つーかその場所にバッキーとリーがいて、バッキーの行動は一部始終
観客が見てたから、誰が犯人かといえば明白なんですけど。
 まあそれはおいといて、上から見下ろしているリーの背後になんかいるのを見てバッキーは
急いで声をかけるんですけど間に合わず。
 リーはその男と取っ組み合いになっている時に、さらに別の人間に襲われて死亡。
最初に襲った男と一緒に落下しました。
 で、バッキーも何者かに殴られて死亡と。

 ここでモリーが、バッキーを殴ったのは自分の部下で、不審者だと思ったから殴って
しまった、リーの死体はあのベティの死と結び付けられて騒がれても困るので火葬にすると
説明するんですよ。なしてそんな説明するのか知りませんが。リーは職務中に不審者と
もみあって殉職じゃダメなんですかねぇ?
 一人の警察官の死が闇に葬られるとは。怖いですなぁー。
 リーの死にショックを受けつつもバッキーは、彼に貸していた今は無人となったアパートに
行くのですが…そこはもう、今ならリーを迷わずストーカーとして逮捕したくなるくらい、写真で
埋め尽くされていました。あれだ、よく漫画とかで登場するストーカーの部屋みたいな。
 お前、人から借りてる部屋なのによくそんなこと出来るな、リー。

 ともあれ、一応ケイを独り占めできることになったバッキーはほくほくで、「風呂場のタイル
直しといて」というのにも鼻歌まじりに応じちゃう状態。っつか切ったという血を洗い流して
から修理せいよ…無頓着なアメリカ人め!
 いやいや本当マジメな話、血液は雑菌の宝庫ですからお勧めしませんよ。きちんと洗おう!

 ふと、そのタイルの下からバッキーは大金を見つけちゃうわけですよ。
 ケイに詰め寄ると、昔デイヴィットを逮捕した時にリーがドサマギで銀行強盗のお金を横領
しちゃってたみたいなんですね。どうしてそんなことするんだか…。
 それをあのフィッチに脅されており、あの張り込みと称して始末するということに至ったようなの
でした。ここで初めてフィッチの言葉「刑事を一人脅している(からお金に不自由してない)」という
セリフが生きてくるわけですね。
 親友からもケイからも裏切られ、一人かやの外だったことにショックを受けた、実は結構
打たれ弱いバッキーはマデリンの元へ。ところがどっこいケイは駆けつけてきていて、自分の
ことを棚にあげてバッキーを罵ったあと立ち去りました。あーはいはい。

 傷心のまま、また捜査に戻ったバッキーはふと、ベティが殺される前に撮影していたAVの
背景と、昔3人で見た「笑う男」という映画の背景がまるで同じことに気づきました。
 そんでマデリンの父親が映画制作に関わっていることを思い出し、もしやと思って向かうと
やっぱりそこの撮影現場のところに証拠があったわけです。
 そんでですね。
 えーと、マデリンは、父親の親友ジョージィと、マデリンの母親との間に出来た子供だった
わけです。いわゆる不倫の子と。それを知った父親は激怒してジョージィの顔をズタズタに
してしまうわけですが、それにヒントを得て「笑う男」はできたと。
 ただジョージィはすでに頭おかしくなっていたみたいで、ベティをあのようにしたらしいと。
もちろんそこにはマデリンの母親も犯行に加わったと。
 事件はそういう、しょーもないというか、真相を知ってしまえばごくありふれた動機によって
行われたのでした…。なんじゃい。
 更にバッキーは、マッチから、リーがすでにこれらのことを突き止めていたのではないかと
思いあたるわけですよ。すでに遅いけど。
 となると、リーを襲ったあの人物は…?
 ということで、「みんなしんじゃえ」とばかりに最後までグダグダで、結局バッキーとケイは
幸せになったのでした。

 劇中で流れていた「イン・ザ・ムード」だけが救いですよ…。好きな曲だから。
 で、なんじゃいこの映画は。



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