多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→DEATH NOTE the Last name


DEATH NOTE
the Last name

最大の疑問なのですが、デスノートってひらがなとかカタカナで書いたら意味ないんか?
なんで皆律儀に漢字で書き込んでんだ。

11/6鑑賞

 まず最初にどーしても言いたい。
 Lファン、「ああやっぱりね」という悲しみから一転喜びへ、と思う間もなく再び悲しみのどん底へ
突き落とされるって感じです。というより一度浮上した分これは立ち直れませんでしたよ、しばらく。
 マジ泣きしそうでした。
 L、せっかくだからあなただけは生きて欲しかったです。ニアが生き残ったように。
 でも、原作での無念を晴らしてくれてありがとう、という気持ちもあります。

 さて始まり始まり。

 ……………いきなり鬼太郎きたぁぁぁぁぁぁ!
 って予告かビックリさせやがって。
 キミがいきなり「この事件の謎はボクが解きます!Lに変わって!」とか言ったらどうしようかと
思ったよ。
 いやー右半分が銀髪で左目を覆う髪が茶髪。お前は何がしたいんだウェンツ。

 えっと最初はジェラスといいましたっけ、あの死神。あれがミサを見ているシーンからですね。
そう、前回のミサがノートを手にするシーン。
 ってお前もナナメにノートへ名前書くのかよ!しかも日本語だよこの人!どんだけキラに
優しい設計なんだよ。
 でもってOPが前回のエンディング曲、ダニーカリフォルニアですよ!かっこいいのですよ!
それにのってあらすじ説明ですから。
 …で、ダニーカリフォルニアってどういう意味なんでしょうね。歌詞を見るとなんか生い立ちみたいな
感じだったけど。

 しおりたんの葬式です。葬式ですけどなんかあっさりというか、これ以降、しおりのしの字も
出てきません。さすがオリジナルキャラというかちょっと流石に気の毒…(笑)。

 んでまたキラの殺人の話をやってんですけど、なんつーか…。
 殺された被害者の弟というのがテレビに出ていて「天国のおねぇちゃんがボクの誕生日に、
キラに頼んでくれたのだと思います」とか言ってんだけど。こぇーよ、そんなこと本気で思ってる
ガキがいたら。つーか大人が言わせてる感満々で気分悪い。でもこういうこと、マスコミなら
本気でやらせそうだよなぁ。

 月、Lのとこにやってきました。(ちなみにワタリ運転の車、ライン踏みながら走ってますが…
もう少し真ん中を走って下さい…)
 えっと…私財を投じて作ったのはまあいいとしてですね。
 壁に「L」のあのロゴが刻まれているのですが…なんだこのデザインは。エルって絶対
ワイミーズハウスで「持ち物には名前を書きましょうね」って言われて書いてたんだろうな。
素直に従ったわけではなく、単に所有権を示す意味で。で、ニアとかメロには「名前がかいて
ないということは私にとられてもしょうがないということです」とかいいながら菓子とったりして
そう。
 というわけでエルにはデザインセンスがない、ということがよくわかりました。

 ここ、地下のB4に降りていってますがボタンが上の分は5個、地下は5個だったので、地下
側のボタンの一番上が1Fと考えると、地下B4まで、地上は6Fってことになるんでしょうか?
1Fのボタン2つあっても意味ないしねぇ。

 さて本部ではLがチェスしてましたよ。将棋とかでも一人将棋とかありますが、チェスって
コマがわかりにくいから見ていて全然わからんし、そもそもルールが将棋より難しいから
わからん。あと、この映画に出てきたチェスが劇場グッズで1万円超で販売されています
けど、つい最近似たような品を200円クレーンゲームの景品で見かけたのですが気のせい
でしょうか。
 ここでのLのお菓子。
・ポッキーの太いのみたいなの。
・お煎餅
・パイ(アップルパイかな?)
・ターキッシュ・ディライトに似たようなお菓子
・茶色のマシュマロ?のようなもの。推定の大きさ2cm角



 で、そのチェスを勝手にコマ進めはじめて難なくLの相手をしている月君。
 えっと…バリバリLにとられまくってますけど、コマ。
 と思ったら月もLのをとってた。え、これそういうゲームだっけ…?ものすごい勢いで
月がコマ進めるから、ものすごい勢いで盤上からコマがなくなっていくのですが。
(正しくは王のコマをとるゲームです。とったコマの数ではありませぬ)
 それでいて一人で熱くなる松田を「まあまあ」と止める月。おお、月が止める側に回る
とは、成長しましたねぇ…。
 そんでチェックメイトされてやんの、L。いやーさすがはヒカルの碁の次回作。対戦が
早い早い。(まったくもって何の関係もありませんが)
 このシーンで「で、ボクがキラだと証明された時は…?」という時にLが「残念ですが
死刑です」オメー、その目で白目むくんじゃない、怖いから(笑)。
 その後あっしまったという風にチェス盤を見て(チェックメイトといわれたあと)、お見事です
というのはちょっとかわいい。
 
 ちなみにこのシーン。よく見ているとLが続けて2手うったっぽいシーンがあります。
セリフとしては、Lが監視カメラを仕掛けたと言い、月が少しびっくりしたような演技をして
「そんな違法捜査…父は許したんですか?」のところかな。
 ただ、カットというかいろんな方向から撮影しているから、カット割りで撮影したその間に、
交互に打つようにしたつもりが間違えてLが2手続けてうったようになった可能性はあるかも。


 さてあまり盛り上がらないさくらTV祭り。(これ、声からして田中真弓さん…?)
 ここに、キラから送られてきたというテープが流され始めます。
 原作にもあった、第2のキラの予告ですね。
 それを見た皆は、「悪人は殺されて当然」みたいなことを言います。
 それは、人の本音としてはあると思います。
 けれどもあえて奇麗事を言うならば、人を勝手に裁く権利など誰にもなく、ましてやキラは
単なる大量殺人犯でしかない。それを正義というのは傲慢だと思います。
 テレビを見ていて第2の存在が現れたと悟った月は結構内心焦ってるみたいですが、
ここでお約束、Lがイスから転げ落ちたのはかわいかったです。ワタリがとっさに受け止めて
ましたけど、メチャクチャかわいいです。
 でも流石は転がってもL、すぐに、顔を見るだけでこのキラは殺せると気づきました。
 何故なら、放送をやめさせようとTVのモニター前に駆けつけた模木がその場で倒れて
死んだからなんですね。あわててかけつけた制服警察官も。
 このあたりはまー原作どおりといった感じ。
 ちなみに、画面に映っていた「http://www.sakura-tv.co.jp/」にアクセスしてみましたが
存在しないアドレスみたいですね。

 さてここで模木が死んだとき、Lの手元がアップになります。イスの背もたれをギューッと
握りしめ、悔しそうなL。
 以前のLならば「あ、死んだ」くらいだったと思うのですよ。
 インタビューで松山さんがおっしゃっていたのですが、前編で、モニターを見るのに疲れて
眠ってしまったLに、ぱぱりんが毛布をそっとかけてあげるシーンがある。その時にLはそっと
目をあけてぱぱりんを見るのですが彼はあの時「どうしてこの人はこんなことをするのだろう…」
と、行動が理解できなかったみたいなんですね。
 つまり、家族の愛情を知らずに育ってしまったLは、捜査で動く人間をコマとしか思ってない
ところがあり、そんな中でぱぱりんの「父親としての愛情」が自分にも向けられていることに
戸惑い、理解しようとしつつ、信頼を深めていくみたいな。
 その証拠に、ぱぱりんに(串刺しにした)ドーナツを渡していると。なるほど、あの場面には
そういう意味が…!ってその場面、毛布より前じゃないですか?(収録の時では反対だった
からかも…/笑)
 ともあれ、ぱぱりんらと捜査するにあたり、少しずつLは「人間の愛・無償の愛」というものを
知っていき、彼らを信用するに至ったのかもしれません。そうなると最後自分の名を書いてまでの
捜査や、ぱぱりんに言ったセリフが理解できます。
 Lはそういう意味では、彼らと捜査できて幸せだったかも知れません。
 閑話休題。


 そんでぱぱりんが車で突っ込んでくるのはいいんだけど…いいんだけど…。
 おっさんおっさん!あんた実の娘ひき殺しそうになっとるがな!
 そう、現場にはさゆちゃんがいたんですよ!
 それをカメラが映すものだからミサミサが殺しそうになっていたのですが、さゆちゃんが
「人殺し!」と叫んだことで、強盗に一家を皆殺しにされた過去が蘇ってさゆりんは殺さずに
済んだと。
 ただちょっと思ったんですけど、もしもここでさゆりんが殺されていたという選択もあり
かなぁと。そうしたら、第2のキラと対決になっていたでしょうね。そういうのも面白そうでは
あるけど、簡単に決着つきそうですしね。
 あとぱぱりん、勢い良く突っ込みすぎて、ドアがモニターの柱にぶつかって半分しか
あかなかったんですけど。もうちょっと考えようよぱぱ…。配線も撃ったらあかんがな!
工具くらいもってこい!
 これいくら刑事局長といえども謹慎ものでは。ものすごい気分いいくらい発砲しまくって
ますよこの人。
 あとここのシーンでちょっと気になったのですが、数回画面に血しぶきのようなものが
映ります。ほんの数コマ程度。これは意図的に入っているものでしょうか?ちょっと
気になりました。

 にしてもミサミサは堂々と楽屋でノート使っておりますねぇ。ここでLがさくらTVの
全面封鎖を言い出して持ち物検査を行ったら一発アウトだったでしょうね。
 ここでミサは偶然に、駆けつけてきた月を発見、そこから住所とか割り出しますよ。
ここの行動力はすごいというか。出会いをどうすんのかなと思っていたけどこれは
すんなりいっていてよかったですね。少なくとも原作の不自然さはなかったかなーと
いう感じ。
 ただ逆に、月がLに頼まれてニセキラを演じて声明を出すというのがなくなって残念。
あそこの「Lは殺していいが、は省いていただかないと私が死にます」「ははは、好きなように
してくれよ」というエピソード好きだったんですけど。
 そりと殴り合いとかがないのも残念。「1回は1回です」、欲しかったなぁーっ。

 …………はーい、巻き戻し。
 あの…模木さん、ミサの死神の目を通して見えていた寿命が、662×××だったかな?
それくらいの6桁でした。
 で、パパりんも6けた(ちょっとよく見えなかったのですが)。で、さゆちゃんが…11213と
5桁なのですが………!!!!
 それと、メットを投げ捨ててさくらテレビに入っていくパハりん。こ、後頭部がうすっ…(以下自粛)。


 捜査本部では亡くなった模木さんの写真が飾られ、ゴマ団子やらなにやらが備えられて
おります。その中で今回の事件に関して話し合うぱぱりんや月たち…ってちょっと待って
ちょっと待って!
 あんたらの後ろでそなえてある団子に手を伸ばして食ってる奴がいるぞ!
 エルー!!!!お前何しとんねん!死人にそなえたもんまでモギュモギュ食うなや!
 ってワンカットのシーンでこの人全部食べきりましたよ…。ちょっと松山さんの胃袋が
心配です。
 第2のキラが現れて、キラの自作自演ではないか?そんな頭の悪そうなことキラが
するはずもないと会話している時のLのお菓子。
・丸い玉みたいなお菓子。砂糖菓子か何かかな?推定の大きさ1cm前後

 この時のLのセリフ。
「キラが複数いるように自作自演、してたということですかライトくんはどう思います?」
 面白い切り方してるなぁと思いました。独特のL節ですね。

 そんでそこにさくらTVの、全社員名簿やらあの日出入りしていた人間のデータを
持ってきて調べることになるんですが…。おーい、また画面隅でLがイスでぐるぐる
回ってますよ…。そんなに回るのが好きなら縛り付けてずっと回したろかこいつ。
(一応、Lたんが大好きです)
 この時のLのお菓子
・かまぼこのように見えるすあま


 まあLがぐるぐる回っている間にですね、ミサは月のことを突き止めて会いに行くわけ
ですよ。ちやみに夜神家の台所用洗剤はジョイ!緑茶成分入り スポンジの除菌ができる
ジョイです。
 んでまあこのあたりも原作そのままです。ただちょっとシーン的に長くてだらけ
ちゃったかなぁーって感じで。
 ってか月も学習したのか前編よりは窓のブラインド閉め気味です(笑)。
 月の部屋の本棚にあって、見ていてわかったもの。
・AERAシリーズ
・Newtonシリーズ
・法律に関する本、事典
・3億円事件のドキュメント本かな?ハードカバー
・フランス語事典
・あと、背表紙がオレンジ色の小説本が5、6冊くらい。調べておきます。

 ここで最後月とミサが抱き合っていいシーンのはずなのに、2匹の死神が興味深そうに
じーっと覗き込んでいたのは笑えました。死神だから感動とかないんだろうけど、もうちょっと
気ィきかせてやれよ、みたいな…。

 月クンマジメに大学にいってるんですが。みょーな音に振り返るとそこにLが。いやあの
あんた、授業受けたの…?時間的にそうだよね、そこにいるということは。この暇人め。
 で、素顔晒して大丈夫なのか、というキラ様のご心配に、おめんを出してみせます。
 ひょっとこか…。
 Lのことだから狙ってアン●ンマンくらい持ってくるかと思ったけど、流石に版権上無理が
あったみたいですね。

 つーか。
 え、これ、一応マジメな映画ですよね?
 このバカ、ひょっとこのおめんかぶって月と並んで歩いてるんですけど…。もう呆れて
言葉もない月がメチャクチャ笑えます。ここ、デスノートで唯一笑えるシーンかも知れません。
 想像して見てください。大学内を歩いていて向こうから、かっこいい男と猫背でひょっとこの
面かぶった人が歩いてきたら。私なら迷うことなくハリセンでなぎ倒します。

 ミサミサがひょこんと、やってきたんですけど。
 やばい、Lがアホだ。ものすごくアホだ。
 まあ演技なんでしょうけど、「月くん、うらやましいです、アイドルと付き合えるなんて」と。
ミサミサの手を握って歌聴いてますとか言うんスよ。私もLたんと握手したいわー!(そっちかよ)
 そんでまあミサミサに気づいた人にLあっけなくどけられるのですが…。
 そう、この時Lはミサの携帯電話をすりとっていたのでした。
 あっ、ちょっと待ってちょっと待って。
 L。
 ちょっときなさい。
 キミ、ミサにあげたチュッパチャプス、包み紙ついてなかったですよね…。
 ………………ポケットに、そのまんましまってませんでしたか……………?


 勝利をかみしめつつ月は電話をかけるのですが、当然出るのはL。
 「もしもし…?」と言った後同時に振り返る二人にまたもや笑えます。ええい、このシーンで
時が止まればいいのに!すごいかわいいLが。

 月、短縮33でミサを呼び出し電話を耳に当てる。
 立ち去りかけていたL、ハッピースィーツのテーマが鳴り出したのに気づいてポケットから
携帯電話を出す。
L「もしもし…?」
 月の表情、勝ち誇ったものから一瞬戸惑い、声の主に思い当たったという風な顔になり
「何がもしもしだ…!」サイコー。

 そんで今度は本当にLの携帯に電話がかかってきて、ミサが拘束されたことを月は知るの
ですよ。
 ってかLの携帯っていいなぁ。欲しいなぁ。どこのでしょうね。今度店頭で見てみよう。
(現ソフトバンクの702NKと判明)
 それからここで映画ならではの解釈が出来ます。
 大体のところで、ミサを第2のキラと絞り込んでいたL。それとは別に、近いうちに月と
第2のキラが接触するであろうと大学へ乗り込んできた。そこへミサが現われ、恋人といった。
 そこで多分Lの頭脳はフル回転したと思うのですよ。
 詩織が死んでからまもないのに、ミサが恋人であることを許している。ということは、そばに
おいておく必要があるか、もしくはおかなければならない理由がある。つまり、彼女が
第2のキラである可能性は非常に高い、と。それでいて例の電話の件です。ほぼ確信
したのではないでしょうか?

 重要な追記
 上ではこのように推理していましたが、また映画を見た際に重要なことをLが言っていたのが
わかりました。
月「で、どうしてここにきたんだ?」
L「実は今日、この近くで大捕り物があるんです」
 この直後ミサが現れています。
 恐らくLの「ヘブンズドア聞いてます!」というセリフからしても、、数日前くらいには
ミサが第2のキラであることを突き止め周辺情報を手に入れていたのでしょう。
 その上で、「あっミサミサだ!」ととりまきにした人たちも、Lが仕込んでいた人間の
可能性があります。携帯電話を掏り取るためにね。
 大捕り物があるんですよ、このセリフ聞き流してしまっていたのは悔しい!


 ミサが拘束されて、そこでなんかミサのけなげさに松田が「こんどCD買おう」って言って
怒られてます。また松田か。
 このミサの拘束時に重要なノートのルールが語られています。「死神は所有者のそばを
離れられない」と。だからこの時点ではレムと一切コンタクトとれない。ピンチの月。
 ミサ拘束初日のLのお菓子
・たいやき(多分黒あん)
 ←しかも画面隅でちょこっと泳がせて遊んでる。
 シーンとしてはミサが映り、「監禁2日目」と出たすぐ後。ガラスにも映ってます。
 そこ!たいやきフヨフヨしない!

 それでミサにノートの所有権を放棄させたレムがやってきて、月にミサを救うことを
要請するわけです。ここからいざ、月の大きな計画が動き始めるのです。

 監禁5日目のLの手元。
・なみなみと注がれたコーヒー(紅茶?)が、カップを傾けているのにまったく動いてない

ここだけニセモノを使ったのはどうしてでしょう?


 大雑把なところは原作そのままなので省きますが、月が新たなキラに選んだのが
高田清美。映画では単なるニュースキャスターとして描かれています。キラ信奉者という
のは変わってないですけどね。
 あと役どころがヨツバでいう火口というのはちょっと気の毒な気もするが…。
 部屋の中で無意味に太ももを出してサービスカットをする彼女はちょっと病気だと思います。

 それから話の中で必要だからとはいえ、ミサが本来知るはずだった、人間に恋をすると
死神は(結果として)死ぬというのを月が知るのはなんか不思議な感じですね。もちろん映画
の方では欠かせない伏線なのですが。

 そんで例の監禁が始まりましたよ。
 始まったのはいいんだけどね。
 監禁何日目とか出るたびにLがもの食ってんですけど。
 団子の串刺し(団子三兄弟どころの数ではない)作ってるから何かと思ったら、みたらし
ソースのビンに直接ドボンとつけて食ってた。うぇぇぇぇ…胸焼けが…。

 監禁14日目前後のLのお菓子
・黄な粉のかかったワラビもちにタレをさらにかける
・もみじ饅頭
・こんぺいとう?



 ここで月の計画は、原作よりもうちょっと単純になっています。
 一度名前を書き込むと13日以内に続けて書き込まないと死ぬ、という新しいルールを
付け加えました。
 そうしてレムに、13日経過ののちに新たなキラにノートを渡すように頼みました。
 そんできっかり13日後から高田により殺害が開始。
 一旦はキラの殺害がやんでいたことで月への疑惑を深めていたLも、また新たに
裁きが開始されたということ、それが月やミサの知らない情報であったということから、
彼らはキラではないという結論を出さざるを得なくなります。
「キラである記憶が移り第3のキラが出てきたので、二人が記憶を失ったのならつじつまは
あいます」

 監禁終了時、月が点滴受けている時のLのお菓子
・手元が見えないのですが、小瓶に入った…おかき?食べている音がそれ系でした。
球体で、ちょっとデコボコあるいびつな形。色などはまったく映らないのでわからず。

 高田がテレビでしゃべっている時のヤサグレモードLのお菓子
・積み上げたガムシロップのうちの一つを飲んでる…


 それで月もノートの所有を放棄しているわけですから記憶のない白月クンとなって
捜査を開始、でもこれがあっという間に高田にたどり着くんですね。はやっ。
しかし、「キラの能力は移るのでは?」と推理したLもいいとこいってましたね。
 ここらあたりは流石月といおうか…。新たなキラのデータを解析して、似てはいるが
以前とは違うということ、さくらTVの報道で殺された人間が多いことから、一気に高田
だとわかるんですよ。すごいですよ。
 ここでは、やる気をなくして角砂糖食ってた(口いっぱいにほおばってましたよ、この人)
Lに対して月が高田がキラだという証拠を示すわけですが…決定打が出た時にLが
親指立ててグッ!ってやるんですが、それでも口からようかん(ういろう?)を放しませんでした。
よし月、後ろからLの後頭部をはたくんだ。十中八九、吐き出す。(いいのかそれで)
 
 月が前のキラと今のキラ(高田)の違いに気づいた時のやや欝Lのお菓子
・角砂糖(すでに口の中に一杯入っているのにさらに2個追加)
 大きさ推定1.5cm四方。紅茶用の角砂糖かな?
 ついでにセリフ
「どうだ竜崎、やる気出たか?」「はい月君ありがとうございますでこの違いはなんですか?」



 ただ、このままでは逮捕出来ない。彼女のマンションにカメラとかを仕掛けて映像は
とったけど、殺人の記録をメモしていただけだとしらばっくれることも出来てしまう。

 高田の部屋にカメラとか仕掛けた時のLのお菓子
・餡蜜かな…?あんこたっぷりって感じでした


 監視映像から高田=キラが確定した時の「やった!」と親指突き出したLのお菓子
・ういろう
 一口かじってきれいに歯形がついていたものをがっぽりくわえての親指たて。嬉しかった
んでしょうねー。




 ならばと、月はキラをあぶりだす策を提案するわけです。
 私はこれ、結果として更に自分がキラであるヒントをLに与えてしまったと思うんですけどね。
 まあいいや。
 高田にある人間が接触してきて、デスノートで人が殺せるという証拠を持っていると
脅すわけです。名前と顔を見たので、テレビ出演しているのを知って殺そうとするけど
偽名と気づく。そこで死神の目の取引を。この時テレビの後ろが大写しになります。つまり
高田の部屋に流れているのはニセ映像ということに…。
 あとはあの火口の時と同じ。慌てた高田が生放送出演しているその人間を殺そうと
向かいます。
(ここ、何テレビっていったか聞こえないけど、さくらテレビじゃなかったんですね…)

 高田をひっかけている時のLのお菓子
・多分おかき。それとスティック状のお菓子。プリッツにしては少し太いか…?


 「死神」「目の取引?」と戸惑っている時のLのお菓子
・水あめをだらーんとなめなめ(ワタリが何故かジッと見る)


 ここで原作どおり白バイに止められるシーンがあるんですけど。
 途中の、車を止める場面での白バイは本職の方でしょうか?いやなんとなく動きが
本職っぽかったものですから。それで、近くで映すシーンだけ入れ替わったかなーと。
 ちょっと気になりました。

 それで、高田を取り押さえてノートを全員触るのはいいんだけど。ここは月も叫び声を
あげておくべきだったなーと思ったんですが。
 ここで原作にはない展開が。ノートは一時的とはいえ高田に所有権が移っているので
このまま月がノートを手放すと記憶が消えてしまいます。そのため月は時計に仕込んだ
デスノートの紙片で高田を殺すんですね。それで所有権が月に移って、記憶消えずと。
 月の「勝った…!」という邪悪な笑みがすごいです。ま、勝ったと安心するのは早い
ですよ、と。白いジャケットだったのが、光を少し落としてあてて、黒い月に変わった様子を
演出していて面白いです。
パパりん「名前を書いてどうするんだ」
高田「名前を書くだけよ」
パパりん「だから書いてどうするんだ!」
高田「試してみれば。アハハハハハハ!」

 ちなみにここでは皆がヘルメットなのに対しLだけあのひょっとこ面。よっぽど気に入った
んでしょうかねぇ…。

 高田確保時のLのお菓子
・大きなロリポップ。しかも上が少しかじられてる。Lがかじった…?
 でもってここでも月に言った「あなたは有罪、死刑です」というのを白目むきながら言って
ます。お前はそれが気に入ったんか。


 ここでは、ミサの方のデスノートが押収されています。
 月のは埋めています。
 それを、容疑が晴れて開放されたミサが掘り出しに行くのです。ノートの所有権云々に
ついては原作のあのややこしいのは省かれており、ミサがノートを放棄し、高田に渡り、
それを月が自分のものにした、とだけ映画では説明されています。

 記憶を取り戻した時、ノートを埋めるシーンでまた一つノートに関する重要なルールが。
「使ったことのないノートを触っても、デスノートに関する記憶は戻る。ただし所有権が
なければ、戻っているのは触っている間。ちなみにその記憶が戻っている間に前の所有者を
殺せば所有権が移る」
 なるほど、原作とは違い、これでリュークのノートを触ってもミサの記憶が戻るわけですね。
そこでミサは所有権を宣言したし。

 記憶が戻った後レムがいきなり大演説を始めるのですが、これは事前に月と打ち合わせ
でもしてあったのでしょうか?「記憶を取り戻したら必ず第3のキラを殺すから、全員の注意を
ひきつけておいてくれ」とでも頼んだかな。

 ミサが掘り出しにいくのにランプを使っていたのは、なんか小道具の演出がきいていて
いいなって感じでした。
 ちなみにノートが入っていた入れ物にはAの文字とともにリンゴのイラストが。小憎らしい
演出ですな。

 そうして高田が死んだのに裁きが再開。
 明らかに不自然なこの展開に、あのLが気がつかないわけがありません。
 ちなみに月、記憶を取り戻したからか黒いジャケット着まくりです(笑)

L「このノートには、月君監禁以前に殺された犯罪者の名前はありませんでした」
捜査本部の人間「所有権が移った段階でキラは死んでるんじゃないか?」
L「死神、今の所有者は?」
レム「答えられない」
 ここでわかるのは月は第三者がノートを調べる可能性も考えてしっかり
自分が書き込んだ部分は処分していたということですね。逆に言えばそれによって、
(以前の)キラは死んだとは断定できない、という推理をLにさせてしまったということに。

 解決策について喧々囂々の時のLのお菓子
・白玉ぜんざい…?かな
・黄な粉もち


 それと記憶を取り戻す前までは月、「死神のノートだ」「殺人ノートだ」と言ってますけど
実はここのシーンでうっかり「このデスノートは…」と言ってるんですね。
 ノートのタイトルは死神の言葉で書かれているからわからないはずなのに…。
 推理小説で言えば犯人がやらかした大きなミスになると思うし、あのLのこと。恐らく
何も言ってませんが「おや?」と思ったんではないかなと勝手に推測。
 また、ミサは開放されるけど、僕は捜査を続けたいといった月をジッと見ているL。でも
彼がLを見ようとするとスッと目をそらす。Lは人の目を見て話すということをあまりしない
んでしょうね。
 点滴を受けている時に月が話していてもLの目は空を泳いだまま。逆に「死刑です!」
と言ったり、高田を割り出した時親指を立ててみせたLはしっかり目を合わせていました。

 ここでLは、13日ルール検証のために死刑囚二人を使って実験を持ちかけます。
 彼の提案はこうです。
 死刑囚Aに、Bの名前を書かせ、死ぬか見張る。そうして、13日間今度はAを見張る。
そうして二人とも死ねばこのノートが本物であると立証できると。
 が、パパりんは「相変わらず人の命を粗末に考える男だな」と一蹴。余裕のある月は「他に
方法は?」と尋ねます。押し黙るL。

 ところが考えを変えたか、ぱぱりんはこのデスノートが本物である証明をすべく、アメリカへ
旅立つことになりました。
 命を粗末にするような話ですが、この先大量の殺人を防ぐためにはこの手しかないと、
ぱぱりんも納得したわけです。
 この時から「ミスリード」は始まっていたようですね…。誰にかって?それはお楽しみ。

 アメリカ行きの話をしている時のLのお菓子
・恐らくカフェオレ(カフェオレボールであまりコーヒーを飲む人はいないと思うのですよ…)
・パステルカラーの丸いお菓子。何であるかは不明
・地図でルート説明の時に金平糖が目標物として置かれる


 ジェラルミンケースにノートをしまい、それをロック。で、手錠で持ち手と手首をつないで
ぱぱりん出発。あの…トイレはどうなさるおつもりで…。

 何故か捜査本部はLと月だけになりました。
 ここにミサも連れてくるそうです。
 そうしてLは月に、ミサがやはりキラであると語るわけです。あの13日ルールがどうしても
信用できないとかなんとか。
「恐らく私の本名も監禁などで忘れてしまったのでしょう」「女は忘れるのが特技だからな」

 この時のLの微笑みについてですが。
 かなりネタバレになってしまいますが、監視をやめますと月に宣言して実はLは監視を
やめていなかった(ある推理から)。そしてミサがLの名前を思い出せず「思い出せないよ!」
と悩んでいたことも知っていた可能性が高い。だからこその「ニヤリ」だと思うのですが。

 そうしてLは、ミサが自分に会い、名を書き込む時に取り押さえましょうと提案。
 また、自分の鼓動がもしも止まった時はぱぱりんに、アメリカへは行かずノートを燃やして
くれと頼んである、とも。ねえその測定器、Lを殺した後月が指にはめるとどうなりますか。
 レムはやってきたミサを見て寿命が短くなっていることに気づくのです。
 自分たちが月に、完全にハメられていたことに…。
 「ミサの寿命がまた減っている…!」
 レムの言葉にLが「寿命が?どういう意味です?」と聞くのですが月が慌ててさえぎりましたよ。
そうしてレムがどこかへ立ち去るのを見ているL。彼はもしや…と思ったかも知れません。

 誰もいない部屋へ移り、「夜神月…死神をも殺すとは…」とつぶやき、レムはある名前を
書き込んで灰となって消え去ります。ノートさえも燃やして。



 ここから完全ネタバレですので注意をば。 ネタバレを見ずにまとめに飛ぶ方はここをクリック















 エレベーターが開いた途端ワタリが倒れ、そうして月の見守る中、Lさえも…。ここは
原作と同じですが、原作のようにさすがに「が…ま…」とは言わなかった、L。
「夜神月、やはりお前がキラ…!私はまちがっ…」
 Lの鼓動が完全に停止したのを確認して、月はレムを見に行くわけです。
 でもここの月は原作より邪悪。「お前の名前くらい知りたかったよ、バカ」って言うんですよ。

 そうして邪魔者を排除した二人は堂々会えるわけですが。
 ここでちょっと違和感がいくつか。
 まず、ぱぱりんがアメリカに行く手はず云々ですが、捜査本部全員が行くのにも関わらず、
手はずを整えたとかいうワタリがミサミサのお迎えに行ってしまっているということ。
 そうして、あの用心深いLがまったく誰も残さなかったこと。
 また、ここがあのLの作った本部であるということ。
 これらから私は、実は何人かはここに残っていて、この後のやり取りをも録音したり見たり
しているのではないのかと思っていたんですが。
 あと、いくら誰もいないからって、監視されている可能性もある場所であけっぴろげに
話す月もかなり無用心だなと思いましたよ。ここのシーンは流石にラストに向かってちょっと
強引だったのではと…。

 ともあれすっかり安心した月とミサはもう遠慮なくベラベラしゃべりまくってですね、しかも
父親までも殺そうと。
 原作の月はそこまでひどくなかったけどなあ…。
 なんつーか、悪人度は映画の方が上ですね。恋人を殺したり父親を殺そうとしたり。
 結末とかから考えても確かに、テレビ向きに作り直してあるなぁって感じでした。少なくとも
原作第1部のキラは、FBIとかLを殺したけれども、それでも後は本当に悪人だけ裁いて
ましたから。

 父親、デスノートに書かれた行動に従い戻ってきましたが…手に手錠ないですやん。
 ここでもう、ノートはないなぁって思いましたね。



 そう。Lは死んでなかった。

 さて「私は間違っ…」とLが息を引き取った(ように見えた)シーンを振り返ってみましょう。
Lがうつ伏せに倒れた時、指のセンサーがずれているのに気がつきます。コードも指から
手の甲を通り服の中へ入っていたはずが、大きくコードが出ています。つまり、ワタリの
鼓動が停止したことをモニターで知ったLはとっさに芝居をしつつ、うつ伏せになって隠しながら
センサーを外したのです。


 ミサが持っていたデスノートはワタリがすり替えていたニセモノでした。あのジェバンニが
やってくれました、というセリフを思い出しました。
「月君、友達になれなくて残念です」
「竜崎、お前どうして…」
月、テーブルのノートをみやる。
「偽物か…!ミサ、裏切ったか!」
「違うよ!私が月を裏切るわけないじゃん。あなたがどんな人でも愛してる」
階段を下りてくるL。その手にはデスノートが。
「弥海砂は裏切っていません。切り札が死神だったとは予想外でしたが、これが本物。
弥海砂が掘り出したデスノート。そしてこれが、あなたが知りたがった私の本名です」
 Lが開いて見せた本物のノートには、Lの本名とともにこう書かれていました。
「L Lawliet
 心不全
 23日後に安らかな眠りの中死亡」と。

 L、自分で自分の名を書いてしまったのですね…。キラによって殺されないために。
 ノートを逆手に取ったルールです。先に書いたものが有効になると。
 後はもう第2部の最後そのままです。
 っていうかあれか!?ノートには皆ナナメにかかなきゃいけないというルールでも
あんのかコラ。なんでみんなナナメに書くんだよ。見るとき頭ナナメにしないといけない
でしょ!(そういう問題ではない)

「先にこうして名前を書いておけば少なくとも私はデスノートでは殺せません」
「いつすりかえた」
「私が裁いた人間はちゃんと死んだわ!」
 つまりからくりとして、掘り起こす時から既にミサは監視されており、裁きを始めて
一日目はそのまま監視。その映像でミサをキラと断定し、後はワタリがノートをすりかえ、
捜査本部にニセのニュースを流していたのだと。

 ただ、月があんまり見苦しくなかったのはよかったかな。
「そうだよ、ボクがキラだよ。そして新世界の神だ」
「違います。あなたはただの人殺し。そしてこのノートは史上最悪の殺人兵器」
「L、部屋に引きこもってるお前にはわからないんだよ。善人が悪人の犠牲になってる
リアルを知らないんだよ。無価値な人間、抹殺しなければならない人間はゴミの様にいる。
もう法律では救えない世の中になってるんだよ!」
 それに対してぱぱりんが言った、「法律は完全ではない。作った人間が完全ではない
からだ。しかし正しくあろうとした人間の努力の積み重ねが法律だ!」という言葉はよかったなー。

 ちなみにドクンっという音から計算してみると、月は大体40秒で死んでいます。よくもまあ
あの間にあれだけのセリフをしゃべったものです。お疲れ様です。


 こうして月は死に、Lはわずか23日ではありますが生き残りました。
 けれど「残念なのはワタリ。私の最後の失敗です」と言っていたように、彼は生き残った
としても勝ったとは思っていなかったでしょう。あまりにも犠牲は大きすぎました。


 最後の日。
 Lは板チョコをかじり、チェスのコマを動かしながらぱぱりんにこう言います。
「私は親というものを知りません。けれど夜神さん、あなたは立派な父親だと感じました」と。
 でもね、多分あなたにとってもいい父親代わりになったと思うのですよ。
 初めてここでLが、本当に心からの笑顔を見せたような気がします。
 最後ぱぱりんは彼に敬礼をして立ち去っていきました。
 そうして静かにLは旅立っていったのです。ワタリがお茶を入れて待っている天国へ。

 Lは「そろそろ時間です」と言ったときから計算しまして、大体40〜45秒で息を
引き取っています。こちらは結構計測時間があいまいなのでばらつきがでるかも。
 つかLは40秒関係ないんだっけか。
 月にしても、この40秒への細やかなこだわりは大したものだと思います。


 原作の無念を映画で晴らした感じなのはよかったです。
 けれどもせっかくなのだから、Lには生きていて欲しかった。ノートのルールをさらに
逆手にとって、国内で捕まっている外国人死刑囚にでもノートの切れ端を渡し、「私の
名前をアルファベットで書いてください」といって間違わせればよかったんですよ。4回
間違わせれば死ななくなるんだから。そう、これは故意ではないからLは死なない。
 もしくは、デスノートで操れる死の時間が23日以内とあり、病死の場合で24日以上
かかる場合は適切な時期に死ぬとあるのだから、80歳の時にもっとも苦しまない病気で
安らかに死亡って書いたらダメなんですかね…。
 まあ後半の案はともかくとして。
 Lなら考え付くと思ったんですけど。残念です。
 もっと自分の命に執着して欲しかった。あっさりと「月クンがなかなか尻尾を出さない
ので、私は自分の命をあきらめました」って言って欲しくなかった。

 けれど昔かのシャーロック・ホームズはあの強敵モリアーティ博士に言いました。
「君を破滅させるためならば、公共の利益のためならば、ボクは喜んでこの命を投げ出そう」
 Lもやっぱり名探偵だった、ということなのでしょう。









 まとめ

 というわけで、確かに原作にはない展開で私としては大喜びでした。でもやっぱり
最後は悲しかった。
 Lという名探偵が命を賭して守ってくれた明日を、誰もが気がつかずに生きていく
のでしょう。
 一年後、月の誕生日は祝ってもらえても、忘れ去られているLがちょっとかわいそう
ではありました。ところでぱぱりん電車の改札口から出てきてたけど、警察自主退職っス
かね。しかもものすごい老け込んでた。白髪も増えてた。

 流石にこの映画、2度3度と見るのはつらいな…。ただ大学でのLたんはすごく
かわいかったのでDVDでたらそこだけ何度も見直したいです。
 松山ケンイチさんの好演、大変素晴らしかったです。セリフの変なところの切り方
とかLらしさが出ていて良かったし。多分、彼以外のLは考えられないでしょう。

 パンフ見たら、「これはLの最後の事件です。ということはそれ以前にも彼は活躍
していたわけで…」とある。つまりあのBB事件映画化を臭わせるものでしょうか?
 それはそれでうれしいのですが。
 
 でですね。
 この映画を見に行く前の日に、不思議な夢を見ました(笑)。
 まったく見たことのない映画館で後ろのほうに私が座って映画を見ていると、途中で
Lの格好をした松山さんが入ってくるんですね。Lではなく素面の松山さんという感じ
でした。それが右ナナメ後ろに座ってこっそり映画を見てた。
 それで映画が終わった後に、これまた見知らぬ喫茶店で、松山さんとわたくしと、
ミサ役の子と何故か原作のままの月(藤原さんではなかった)とで、映画デスノートの
演技について話をするという、なんとも奇妙な話でした。
 というか向かい合って座っている、足をちゃんと下ろしたLが怖かったです(笑)。
 なんでこんな夢見たんだろ…。時間も喫茶店の時計を見ましたが、16時半前後
くらいだった。「あーもうこんな時間」とか思ったのを覚えてる。それで、「2回目の
上映始まっちゃったな」って私がいって3人に「もう一度見る気だったの!?」と
突っ込まれた。
 うーむ。

 
 まあ映画のラストは不満ありありーですが、一矢報いたということでよしということに
しておきます。
 全体的にあの複雑な話をよくもまあここまでまとめあげたと思うし。
 Lたん大好きだー!実写のLたんも大好きですよー!とりあえずもし会うことがあったら
イスを絶対回してやる。
 あとエンディング曲もよかったです。日本語訳がついてましたけど、なんていうのかな、
静かな迫力があるっていうか。
 エンディングに出てくるキャラ名が、デスノロゴと普通のとに別れています。これは
デスノに触った人と触ってない人かな。こういう小さな細工もいいですね。
 小細工はオフィシャルムービーガイドにもあって、2はカバー下がLと月です。Lかわいい。

 あととりあえず覚えてる、Lが食べていたお菓子を。
 チュッパチャプス(ミサにも一つあげてた)、だんご、みたらしだんご、練乳かけカキ氷、
ロリポップ(でかいやつ)、クレープ(自分で具を載せてた)、角砂糖、ようかん(ういろう?)、
ガムシロップ(飲んでましたよこの人)、こんぺーとー、板チョコ、バーアイス、なんか豆菓子
みたいなもの、たいやき、水あめ、えーっとわらびもちも…かな?
 覚えてるのはこれくらい。とりあえず、松山さんに胃薬を送って差し上げたいところです。
 あと思い出したら書き込みます。絶対コンプリしてやる。本人も自分でいろいろチョイス
したとおっしゃっていたので、全部記録しときたいんですよ。
 それくらいが私に出来る、松山さんへの好演に対するお礼です。(ありがた迷惑…)


 There is only one success−to be able to spend you life in your own way.
                                      ―Christopher Morley

 世界が彼を忘れても一人の父親は決して彼を忘れない。
 His name is "L=Lawliet".



 Snowの日本語訳(劇場で流れていたもの)

 ※うろ覚えなので間違いが多々あると思います。不明なところは独訳したり別の解釈を
持ってきている部分もあります。ご容赦を。
 ※この訳掲載はあくまでも歌から映画イメージ等を考察するものであり、著作権侵害を目的と
する引用はしていません。

 生まれてからずっと 捜し求めていたものを
 決めるときがきたようだ。

 一人でいたならもっとわかるはず。
 でも今は誰かにもいて欲しい。

 海や空へと続く道から
 自分たちのことを信じて。

 手を広げるから ここにきておくれ
 命なんてささげよう
 僕のコトバを聞いて
 きみのぶんも
 僕のコトバを聞いて

 いつになったら分かるのか。
 再び満ち足りることなんてありえないだろうと。
 死を前にして いつ見えてくる
 心を知りたいだけ。

 こんなところで死ねないよ。
 まだすることがあるのに。
 死を前にして何が欲しい
 心を知りたいだけ。

 僕のコトバを聞いて
 もう一度戻って
 僕のコトバを見て

 見つめるほどわからなくなる。
 あきらめてしまいたくなる。
 
 不思議な世界を深く覆っていく。
 それは雪のように白い。

 あやふやな世の中にわかれていって
 どこにも行き場がない。

 不思議な世界を深く覆っていく。
 それは雪のように白い。

 走っても足跡が消されたら
 どこにも行き場がない。

 友達のために心を変えても
 道はすべて壊れたよ

 君が望むなら
 僕がそれを鳴らそう
 君の歌を聞きたい

 海や空へと続く道から
 自分たちのことを信じて。
 
 手を広げるから ここにきておくれ
 命なんてささげよう

 僕のコトバを聞いて
 きみのぶんも
 僕のコトバを聞いて

 見つめるほどわからなくなる。
 あきらめてしまいたくなる。

 不思議な世界を深く覆っていく。
 それは雪のように白い。


 あやふやな世の中にわかれていって
 どこにも行き場がない。


 不思議な世界を深く覆っていく。
 それは雪のように白い。

 走っても足跡が消されたら
 どこにも行き場がない。


 見つめるほどわからなくなる。
 あきらめてしまいたくなる。


 訳ここまで。
 大分勝手にやったのもあります。また足を運んできちんと確認したいと思います。
 ただこうして改めて見返すと、「デスノートの世界」を極めて抽象的に現したという感じがします。
キラとしての危うい綱渡りの心情とかよく出てるとは思いますが…。
 まだまだデスノートの世界は奥が深いなと思いますね。


※L再起動告知※
 スタッフロールがすべて出終わった後。
 モニター画面が映り、大きくLの字が。
 ”L再起動”
 主演 松山ケンイチ
 2007年撮影開始。
 L、その謎が明らかになる。
 え?今までどれだけ甘いもの食べてきたかとかですか?(多分違う)



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ映画の感想レビュー→DEATH NOTE the Last name