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ゲゲゲの鬼太郎

5/10鑑賞

 銀髪でハーフの鬼太郎って大丈夫なんかいなと思ってましたが、これがなかなか
いける。つか21世紀の鬼太郎ってこんな感じかぁーと妙に納得しました。
 むしろ鬼太郎がかっこよすぎなんじゃないかと(笑)。いやあ原作の鬼太郎なんて
典型的日本人体型ですからねぇ。

 さてさて。
 物語は森の中から。
 ガキ3人が歩いてんですが、それにしちゃあえれぇ深い森だな。ヘタすると迷いますぜ。
 つかこんなとこ子供達だけで来ちゃいけませんて。

 一方。
 あのよランドとかいう、もうタイミング悪いというかまさに鬼太郎というか、乗ったが最後
あの世につれていかれそうなテーマパークを作ろうとする方も方ですが、まあその反対
運動を住民がしてるわけですよ。
 したら工事現場で石が落下して人がケガしちゃったと。その石にもっともらしくキツネの
絵が書いてあるのですが…。これ狐塚とかじゃないの?

 子供は妖怪ポストを探してたみたいなんですね。妖怪ポストってこんな入り組んだところに
あるんだっけ…。手紙入れるのも命がけだなおい。絶対今に「遭難したので助けて」って
手紙入るぞ。
 その帰り道、子供の後ろからペトペトとついてくるものが…。
 こりゃあベトベトさんじゃきー。
 振り向いても誰もいないのに足音がするって時は、道を横によけて「ベトベトさん、先に
お越し」っていやいなくなるとされています。ちなみに柴田亜美先生は酔っ払って帰宅してる
途中これに出会ったので陽気にそう言って振り向いたところ、下半身を露出してた男だった
ことがあるらしいです。べとべとさんじゃなくてぶらぶらさんやんけってそこの銀さんが
言ってました。

 OPの歌を歌ってるのは小池くんだそうです。ラーメン大好き小池さん?(違う)

 で、妖怪ポストに入った手紙を化けガラスが持っていって鬼太郎の家へ。しっかし効率
悪い郵便屋さんだのうおい。配達速度は早いけども。
 鬼太郎ハウスは原作みたく地上と家をハシゴでつなぐのではなくて、途中なんてーの
踊り場みたいなのが出来てます。確かにこれ、バリアフリーどころの話じゃねーな。踏み
外したら下まで一直線だし。
 手紙を受け取ったのは猫娘。おお、これはなかなか適役じゃないでしょうか。まあ
年齢的に娘と言っていいものかはさておきかわいらしくてイメージピッタリだと思います。
 チッ…やっぱりあのスカートは年齢的にまずいのか、下にアンダーはいてますね。
まあいいんだけどさ。

 一方。
 なんかの大邸宅。日本庭園の庭か。うらやましいのう。って犬でけっ!犬っ!定春?(違)
 おえらいさんでしょうな、小指立てながら携帯で電話中。アホか、お偉いさんなら家の
電話使えや!(意味不明)
 庭から屋敷内に戻ってくると、寝転んでいた人間があわてて姿勢をただし…ってネズミ
男かよ!お前いくつ出された饅頭食ってんだよ!遠慮ねーな。
 話から察するに、先のテーマパークの開発というか住民追い出しみたいなのの指示を
やってんのがネズミ男か。
「妖怪!?そんなもんがいたら連れてきて欲しいもんだ」とボヤく男に「もうここにいます」
とボソッというネズミ男笑える。
 しっかし演技うめーというかまんまのネズミ男だなこりゃ。
 そんで彼はどうしてここにいるかというと、工事に反対する連中を追い出すのに必要
といって金をたかるため。10万無心してやがる。
 ってかこの男もネズミ男のヒゲ気にならんのかよおい。明らかにおかしいだろ。

 さて場面変わりましてあるアパートの一室。
 それを外から見ながらビール飲んでる男。指輪を眺めつつ、「売るしかないか…」と言って
おります。フッフッフおっさん。その指輪をいくらで買ったかしりませんが、宝石ほど
売買で値段違うものはありやせんぜ。店頭で100万で並んでいたとしても、売る時には
10万だったりする、それが宝石!…まあ細工がよかったりレアなものならもっと高い
ですけどもね。万が一の時の財産とするにゃあ向きませんや。(親子で受け継ぐってのは
アリだと思いますが。うちも受け継いでるのとかあるし)
 にしてもまきのつくし、貧乏姿にあってるというか板についているというか…。なんですか、
彼女にはもう貧乏な役しかこないってか(それ普通に失礼だから)。
 ここは父子過程で、つくしこと実花ちゃんが親代わり。実花と書いて「じっか」と読み、
キツネと関わりあう人なら知ってますがね…(キツネ違いですそれ)。
 ともあれ今夜はカレーライスか…。ええのう。
 んで弟の方の健太とかいうガキは、ゲタの音がするとか言って飛び出していくわけだ。
お前はあれか、宇宙からのメッセージでも受け取ったのか。
 ってアパートの入り口、そこにネズミ男がいるぅぅぅぅ!
 にしてもこの実花と健太の部屋に、モヤットボール?と突っ込みたくなるような植木が
あるのが気になるのですが。どういうチョイスだそれ。

 ネズミ男は何をしていたのかというと、この団地やばいですよって、追い出し作戦を
してたとこなんですな。
 で、連れてきた妖怪に声をかけて脅すわけか。
 お父さんがベランダでタバコ吸ってると「風、よけましょう」って手が。
 お父さぁぁぁぁぁん!普通にお礼いってる場合じゃないから!現れたのはぬっぺふほふ。
つかこの発音しにくい名前考えた奴出て来い。(水木御大ですがな)
 中も中でべとべとさんが現れて大騒ぎ。一家はねずみ男のくさい息をくらって倒れて
いたお母さんを連れて逃げようとしますが駐車場で囲まれます。これは地味に嫌な
囲まれ方ですね。
 そこに現れたのが鬼太郎!
「何やってんだお前ら」と呆れた様子で声かけ。
 ってかお前チャンチャンコはいいとしてシャツはサテン生地かおい。いいもん着てやがるな。
 首謀者がネズミ男とわかったところで時給500円の妖怪ども退散。
 鬼太郎も「またネズミ男か。どうりでバイト代安いわけだ」と言ってるのが笑える。
 影から見ていたネズミ男も「髪切ろバカ」って悪態つきながらスタコラサッサ。

 駆け寄ってきたのは健太。だからお前はほんと夜チョロチョロすんなっての。しかも
いきなり「鬼太郎」と呼び捨て。これには鬼太郎も「呼び捨てにすんな」って突っ込んでます。
 しかし実花には敬語。お前は何をしたいんだ。
 でも鬼太郎が思わず敬語で謝ってしまうほど実花の迫力はすごかったようで。
 …まあ普通に考えてだ。
 夜ゲタで半ズボンで片目隠した銀髪の男がいたらあんまり係わり合いになりたくない
よなぁ。でも「こんな時間まで小学生を連れまわさないで下さい」って、出て行ったの
お前だよな健太。実花怒る相手違う。しかし勢いで「すいません」って謝ってるし鬼太郎。

 計画失敗して虫の居所が悪いネズミ男は稲荷神社にやってきました。拍手打って
へーこくなお前。ご神体の祭られてるとこに入るな。おい、寝るな。油揚げが干からびて
いてそーとー機嫌悪い。ちなみにサラッと流されていますが、この油揚げ、実は伏線
だったりします。
 ところが寝転がった瞬間板がひっくり返って地下へネズミ男落下。そりゃあもう面白い
ほど落下。
 へをこきつつ文句言ってるネズミ男はそこに祭られていた石を発見、持ち去ってしまい
ましたよオイ。

 で、この石を持ち込んだがたった5000円にしかならないと。夜光るんだよとか言って
みてもダメ。いやネズミ男よ、そんなとこじゃなく、もっと石を専門に扱ってるとこにいけば
いいんじゃないだろうか…。
 仕方がないので5000円持ってネズミ男は立ち去りましたが、やっぱり足元を見られて
いたようで、店主は「珍しい石が手に入った」と大喜び。そいつぁいけねーな店主。そんな
あこぎな商売しちゃあ…。
 天罰てきめんとはよく言ったもので、忘れ去られていましたが実花と健太の父親が
宝石を売ろうとやってきておりまして、石に魅入られて持ち去ってしまったのでありました。

 …あれ?
 なんか変なのが暴れ回ってるって思ったらこれキツネ?キツネ?犬じゃなくて?
コーンとか言うからキツネか。わかんねーよ。こんな顔の丸いキツネがおるか!
 えー…ネズミ男が盗んだ石というのは妖怪石といって、長い間天狐一族が天狗より
預かり保管しておりまして、それを盗まれたと、空狐というナンバー2のやつが怒り
狂ってるわけですな。いや盗まれたと怒る前に、誰も見張ってなかったのが一番の
問題だと思うのですが。

 その、盗まれたという話は鬼太郎のところにも伝わり、ニンテンドーDSで遊んでいた
ネズミ男はこれを盗み聞き。
 ここで鬼太郎ファミリーが全員出てきますが、うんまあなかなかいいんじゃないでしょうか。
 しっかし砂かけ婆は大変だな…体中に砂くっつけてないといけないから…。

 この盗まれた妖怪石と言うのは怨念が宿っている石でもあり、人間が手にすると
扱いきれないしろものだとか。今までにも歴史上の人間が手にして死んでいったと。
ここの説明の絵、ムダにリアルでこぇーよ。
 聞いていたネズミ男はあの店主に担がれたことに気づいて怒り心頭。
 鬼太郎も気が進まない様子で石を探すことになるのですが、猫娘に「俺の親父を
お父さんって呼ぶな」っていってるし。じゃなんて呼べばいいんだよ!名前自体が目玉の
親父だろうがよ!お前はアホか!

 珍宝堂に乗り込んだネズミ男。店主と警察官に息吹きかけて大暴れ。「うわ臭い!」
とかいう警察官メチャ面白い。
 で、その石を持って逃げたとかいうお父さんは健太に会って石を託していました。
いやいやいやそんな危険なもんを子供に預からすな。
 昔マルサの女って映画がありまして、あれで脱税の証拠を子供の鞄に隠して
いたりとか、保険の証書を隠していたりみたいなエピソードがあるのですが、それは
親としてしちゃなんねーべ。子供に犯罪の片棒を(自覚がないとはいえ)担がすな。
 子供に持たせていいのは夢と希望と防犯ブザーだ。
 っとにダメな親だなおい。

 で、男同士の約束とかやったあとお父さん、パトカーに連行。いや子供が立ち去って
からにしなさいよ。普通はわからないようにするもんだ。どんなダメ刑事だお前ら。
 これ狐が化けてるかと思ったけど違ったようですね。

 ネズミ男はそば屋で豪遊中。いいな。私も天そば食ってみてーよ。海老天がちゃんと
衣の先まで身が入ってるやつね。
 お会計を済ませて出て行く客がいるのですが、店主との会話が面白い。
「味落ちたな」
「なんだとこのヤロー」
 エキストラなのにこの会話。何ムダなとこに力入れてんだよ脚本家。笑ってたら
ネズミ男見るの忘れてたよ。
 ネズミ男はネズミ男で「天ざるの上!」とか頼むんですがこれまた店主が「上ってツラか」
と。おいおもしれーなこの店主。
 そこに駆けつけた鬼太郎、ネズミ男が口にくわえてたエビを投げるのですが、
受け止めたのは店主。って竹中直人だよ。なるほどね。
 鬼太郎の追求を流しつつネズミ男は「こいつにザルそば」とか言うのですが「なんで
俺がザルなんだよ」と鬼太郎うまく流されてるー!

 鬼太郎は健太に会いに行きますが、何かしょんぼりした感じ。
 実花もやってきて「うちのことはほっといて下さい!」と。
 うすうす、父親があの妖怪石を盗んだと気づいた鬼太郎でした。
 でもここの「考えてみたらお前のねーちゃんひどくねーか」って真面目に聞いてる
鬼太郎笑えます。こないだ言葉で負けたのはキミ。

 二人が帰宅するとアパートに家宅捜索が入っていました。
 管理人がカギあけたみたいなのですが…。
 あれ…こんなことしていいんだっけか…?いくらお札があっても家族の同意なしに
やっていいんだっけ?
 確かこれは明らかな違法捜索にあたるはずですが。
 ま、本編とは関係ないことだからいいにしても、現実でこんなことやったらまず間違いなく
始末書もんです。つか人権無視だし。

 ともあれ、ピンチの状況にかけつけたのは、なんかよーわからん親戚のおっさん。
 かっこよく警察を退けました。くっそうちょっとカッコイイとか思っちゃったよ。
 でまあこのおっちゃんが助けてくれたわけですよ。

 鬼太郎は猫娘とともに地下のディスコにきています。何このかっこいいディスコ。いや
最近はクラブですか。
 ろくろ首が真ん中で踊ってんだが…。
 鬼太郎にモーションかけてたら猫娘がやってきたので「あらごめんなさい」とか言ってるけど
それをナチュラルに否定する鬼太郎。ひでーなおい。

 一方戻って実花ちゃんたち。
 ここでおっさんが「したっけ」と言ってますが、これ北海道の方言じゃないか?お前宇都宮
がどうのっつってたよな。なんじゃそら。
 どう考えてもこのおっさんの方言は変だな。いろんな言葉が混じってる。
 にしても中華料理うまそうだな。ええいこの映画はやたら食い物出てきやがって!
 どっかのグルメ番組かこんちくしょう!ムダに腹が減る!
 このおっさんは健太や実花が本当に父親から何も預かっていないのか、確認をしたい
みたいです。怪しいな…。

 それを見張っていたネズミ男。こちらも怪しい男たちに教われました。あの集団スミスみたいな。
 服を剥ぎ取られたけど下にモモヒキとかはいていたのは、流石にハダカはまずいからだろう
な、ネズミ男。(原作だとこの1枚とかはいてなく、脱ぐとカビだらけのハダカになる)

 ボーッとしている鬼太郎に目玉の親父は「(好きになる相手は)人間だけはいかんぞ。早く
死ぬからな」と説教。あそうか、鬼太郎の母親って幽霊族だっけか。親父さんが幽霊族なのは
知ってたけど母親は人間かと思っておりました。こりゃ失敬。
 ま、親父さんの気持ちはわかりますな。それも親心でさぁ。
 
 一方いよいよ出番の少ないお父さんは事情聴取を受けているのですがなんと吐血。
おいおい狐の呪いか何かか?

 ボロボロになったネズミ男が鬼太郎のところにやってきて、妖怪石を持っているのは
健太に間違いない、というわけですな。化け狐がべーったり張り付いてると。ああ、
やっぱあのおっさんは狐か…。結構いいキャラだけどな。石取り戻してからもいて
欲しいタイプですな。
 ともかく鬼太郎は彼らがピンチと知り、一反もめんを呼びます。
 おいおい柳沢かよ声。飛んでる最中「ウーウーウー!」とかうるさそうだな…。

 一方健太。
 おっさんが一生懸命ご機嫌とりしてますがなびく様子なく。
 バカだな健太。怪しいと思うならなついてるフリくらいしとけばいいのに。
 つっぱねるもんだから正体現しやがったよ、空狐が。

 実花の学校にやってきた鬼太郎は、授業中に彼女を連れ出します。ありえねぇ…(笑)。
 事情を鬼太郎が説明するのですが実花「全然意味わかんない」ってゆとりかコラ。
お前はゆとり脳かおい。

 健太を探す二人は、お父さんが働いていたという工場を見つけ、まさに大ピンチの
健太の前に現れるわけですよ!
 猫娘もかけつけてきてそこから脱出。一瞬だけパゲになる鬼太郎が見所です。
ってかこの映画の鬼太郎は左目がないという設定にはしてないんですね。いろいろと
規制にひっかかるんだろうなぁ…。

 妖怪の森に逃げてきた実花らですが、衝撃の事実が。警察病院からで、父が亡くなった
ことを知らされるのです。あまりの結果に実花は健太に告げることをためらうのです。
 そりゃそうだ。
 しかも勢いあまって「お父さんもうすぐ帰って来るって」とか言ってるし。
 そりゃ帰っては来るけど…違う形で。

 実花を励ますために鬼太郎は自分の話をしますが信じてもらえません。で、目玉の親父が
現れて実花、すげぇ悲鳴。なんなんだよお前は。何がしたいんだコラ。

 で、妖怪石の手がかりを逃した空狐大暴れ。
 しかも天狗ポリスに被害届出すって。
 いや…別に鬼太郎が盗んだわけじゃないじゃん…。

 砂かけのばーさんへ。
 人間に、砂をまぶしたおにぎりを出すのは辞めてください。

 そんなほのぼのしてる鬼太郎ハウスに突然の銃撃が。
 おいこら天狗ポリス。お前らは立てこもってるわけでもない相手の家にいきなり発砲
してから「出て来い」とかいうのかコノヤロー。人間だったら大問題だぞコノヤロー。
 召喚状は鬼太郎に対するもので、容疑は妖怪石を盗んだというもの。
 おいこら証拠も下調べもせずにいきなり発砲して召喚状かコラ。
 しかも裁判はやっ!即日裁判かよ!そういうのだけムダに早いな。
 んでまぁ裁判にかけられるわけですが、ネズミ男が偽証をして鬼太郎大ピンチ。
 いやあのさ…ポリグラフとか、嘘をついていたら赤く光る石とかないんかいここには。
 これじゃ陥れた者勝ちじゃねーかよ。
 あとギャルがいたよ。ヤマンバだから妖怪ってか?

 で、黙っていられなくなった目玉の親父は、人間が盗み出したこと、その人間は
もう死んでいることをつげ、鬼太郎の代わりにかまゆでになることを申し出て騒ぎの間に
鬼太郎を逃がすんですな。
 なるほどさっきから砂かけ婆が狂ったかと思ってたら化けガラスを呼んでいたのか…。
 しっかし中村獅童さんよ、裁判で裁かれなきゃならんのはあなたでは…ゲフゲフンッ。

 ともあれ、石のありかを父が死んだことを聞かされてなお、はかねークソガキの健太に
対し鬼太郎は、父親にあわせたらいいのかってことであの世に向かうことにします。
 で、輪入道に頼んでSL列車でGOですよ。
 ってか健太のせいで騒ぎどんどん大きくなってんじゃん。どんだけ災いを呼ぶんだよ。

 あの世に向かう途中でたいした緊張感なく実花と鬼太郎がツーショットで写メってた
とか、こなき爺がいきなり屋根に上って「こわーい、なんでワシはのぼってしもうたん
じゃー」とほざいてたとか、ハリセンで突っ込みたいところはいろいろあるのですが、
ついてきた空狐らと最後の決戦ですよコラ。

 ここはまあ天狐においしいとこもってかれたなという感じで。子狐に戻された空狐が
かわいかったです。よしそれを飼ってやるからよこせ。
 妖怪石を大天狗に返していいという代わりに天狐は一つ条件を出します。「これは
人間と仲の良い鬼太郎だから言うのですが…。最近全国の稲荷神社にそなえられる
あぶらあげが少ないのです。我々はあれが大好物なのです」と。
 よっしゃぁぁぁ!明日からあぶらあげ祭りですぜ!

 ちなみにどうして狐というと油揚げなのかといいますと、もともと狐の好物は、ネズミを
あげたものとされていました。つかネズミあげなんて自然界にないだろテメーと突っ込み
たい気分満々なのですが、それでまあ、稲荷を奉ったところに豆腐のあげ、つまり油揚げが
そなえられるようになったらしいです。だから油揚げを使った寿司は「おいなりさん」。
 さてさて本当に狐さんが油揚げで満足しているかは疑問ですが(笑)。


 こうして無事あの世につきまして、「この中から父を見つけ出さないと」みたいなこと
言ってたわりに瞬速で見つけたりとかいろいろありましたが。
 ま、お涙頂戴の展開がありまして。
 いいんだけどさ…健太の鼻水はちょっと…何度も何度も画面で映さないで欲しかった…。
ってか拭くか涙にしてくれよ…直視に耐えないよここ。鼻水が気になって気になって。
 ともあれ、いきなりキャッチボールだとかいって父に妖怪石を投げつける健太は
どうかと思います。お前それひどいやろ。大人でも当たり所悪かったら痛いねんぞ。
ボールくらい用意してこいやコラ。ってかそもそもそういう怖い石をボールにするんじゃ
ありません。
 で、妖怪石を受け止めた父。いきなし消えました。まあそういう展開だろうなとは
思っていたが…。

 ま、あとはご想像の通り。
 最後に目玉の親父は妖怪モノワスレを呼びます。
 人間達から、鬼太郎の記憶を消すために。

 わざわざ宅配便伝票に「ゲゲゲの森 目玉の親父」と書くやつも書くやつだが、
そんな誰からのものかわからんのに飾るほうも飾る方だな。でも二人が「目玉の
親父って誰だろうね」「お父さんが会社の人のいたずらじゃないかって言ってたよ」
と会話していたので、ひょっとしたらお父さんだけは事実を知っていたのかも知れない
ですね。
 記憶をなくした二人に声をかける鬼太郎がちょっとだけ寂しかったです。

 あと、ネズミ男の新たな儲け話に「詳しく聞こうか」っていってる鬼太郎は笑えた。
こんなもんですよ鬼太郎って。
 それと忘れていた輪入道との約束も果たしてめでたしめでたし。
 最後の妖怪の踊りはメチャクチャかっこよかったですよ。
 あとエンドロールで流れるネズミ男のその後とか(笑)。

 んー、遊び心満載の映画に仕上がっていて面白かったんじゃないでしょうか。
妖怪大戦争も好きだけどあれは最後結構悲しかったからなぁ。オチは好きなんですが。
 なんか第2弾とか作られそうな勢いがありますな。あれば是非ぬらりひょんとの対決
とかやって欲しいんですが。
 ま、妖怪の方が「俺達のことはそっとしといてくれ」と嫌がりまさぁな。



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