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空から降る一億の星

第7話(02/05/27)

 さて第7話です。涼が殺人事件に関わっていたのでは?という疑惑に迫る回です。
美羽さんからの電話に涼はさしておどろいた風も見せませんでした。それは、前にも同じ
ことをしたことがある余裕からなのでしょうか。気になるところです。
 今回は冒頭から私の好きな曲を流してくれて嬉しい限りだなぁ。これがかかる時は
事件の核心に迫っている時なんですよね。(多分)

 涼が駆けつけてきました。美羽さんは既にパニック。そんな美羽さんに涼は、向かい側
にあるホテルに行ってシャワーを浴びること、と言います。でなければ硝煙反応が消せない
から、と。やはり妙に偽装工作に慣れていますね。普通過去に同じことしてなければ、
こんなことパッパと考えつかんでしょう。とすると俄然、例の殺人事件にも関わっていた
可能性が高くなってくるところです。
 涼は自分が撃ったことにするために(硝煙反応を残す)、食器棚を撃ちました。…けど
あれってその高さから、座って撃ったことがバレバレでは…?かなり不自然ですよ。
一発目をそうやって座って撃ったことにしたとしても、それで当然相手は背中を見せて
逃げます。とすると正面から撃つことは出来ないですよね。
 まあいいか。多分犯人じゃないとすぐにバレるかと。
 しかし撃った瞬間彼は、何か記憶の断片を思い出します。遠い過去にも誰かが
こうして発砲したことがある、と。拳銃のタイプから言って刑事さんの…といいたい
のかな?怪しいですねぇ。

 やはり偽装工作はすぐに見抜かれたようです。というよりも。
 あんな偽装工作をすぐに思いつく涼が、「弾の入射角が違う」ということに気付かない
わけがないと思うのですが。つまり、そこで偽装をしたことを見抜かれれば、誰を
庇っているのか、ということになりますよね。そこで美羽さんの名前があがれば、
美羽さんは過失致死ではなく、偽装工作まで行ったということになってしまい、つまり
罪状が殺人に変わってしまうのではないかと思うのですが。そこを狙っていたのだと
したら本当に悪質ですな。

 再び涼は記憶を思い出しています。音楽のかかった部屋、中央にダルマストーブが
ついていてヤカンがのっています。涼が部屋に入ると、誰かが拳銃を向けていて、
その先には倒れた父親が。多分この時に涼は火傷を負ったのでしょうねぇ。ヤカンが
それっぽいものな。
 問題はこの拳銃を持っていたのが誰か、ということです。多分それは…なのでしょう。

 美羽さんは遺書を残して逃亡。自殺を図るようです。なんにせよ涼はまた一つ、利害
に関わらず二人の人間を抹殺すことが出来たわけです。まったく手を汚さずに。つーか
被害者という立場を手に入れて。この殺人(正確には殺人じゃないけど)は何か、
意図的なものを感じるのですが。だって美羽さんをたきつけて婚約者を殺させたとして
も、美羽さんが死んでしまえばお金は手に入らない。美羽さんの性格なら罪の重さに
耐え切れず自殺を図るのは予測できます。そして涼ほどの頭脳を持っているなら、
何らかの方法で、美羽さんの自殺を防ぐことは出来たでしょう。
 それをわざと自殺させたというのは…この二人、というか美羽さんがいなくなること
によって何か意味があったのではと思うのですが。
 例えば、誰かへの牽制とか。自分に深入りするとこんなことになるよ、って。

 刑事さんは釈放されてきた涼に、疑問をぶつけます。お前が美羽さんをたきつけて
撃たせたのだろう、偽装工作も、バレるというのは計算づく。美羽さんが罪の重さ、
涼がかばってくれたということに耐え切れず死んだのも計算づくだろう、と。
 しかし涼は顔色ひとつ変えません。腹立つくらいに冷静です。
 「ツメが甘い」と言います。どこら辺がー?気になりますわー。
 刑事さんは言います。涼のために誰かが犯罪をやらかしたとしても、涼自身は罪に
問われないと。確かにそうですが刑事さん、大変なことを忘れてますですよぅ。
 損得勘定じゃないところで何か犯罪を起こすこともあるんじゃないですかね。例えば
過去の恨みとかなんとか。
 「神さんはいつまでもお前の味方してくれんぞ」と刑事さんは言い残して立ち去りました。

 妹さん、涼のもとにやってきました。刑事さんと同じように質問しています。
 「柏木さんも美羽も、あなたなの…?」
 つーか妹さん、かなりやばいですね。涼に浸透してきている感じ。
 小鳥を野に放すと言われて、あわてて引き止めています。涼もどっかいくらしい
ですねぇ。いや、行った方がいいかと…。あからさまに妹さんを口説き落とそうとして
いるのがミエミエですが。
 美羽さんの後は妹さんか。忙しい人だね。

 刑事さんの同僚が推理しています。筋道通ってていいと思いますね。金目当てで
付き合ってたのが、美羽さんが家を捨てたために婚約者もろとも片付けた、ってな
トコろ。でもって、女子大生殺人事件にも絡めています。つまり今回と同じように殺害
させたと、女が実行犯だったと言いますが、刑事さんは女はかかわってない、と否定
します。ただ、それも分かりませんね。涼に言われて間接的に何か関わったかも
しれません。殺人じゃなくて、殺人に至る行為とか。

 そして涼はどっか行くみたいです。妹さんと別れました。すぁてこの行動は、
いろいろ探られる前に逃げようってことなのでしょうか。
 女はその頃、涼がよくいたカジノ…ってかバー?で飲んでます。デロンデロンに
酔っ払ってしまってるみたいです。ダメだこりゃ。
 女は刑事さんの仕事帰りに現れました。かわいいなぁ。受け答えが素直で。
 涼が何も言わずおいていったということはやっぱり、女は涼にとって都合のいい、
利用できる存在でしかなかったということではないでしょうか。もうどうでもよくなった
からおいていったのね、と。
 迷う女に刑事さんは、過去の話を始めます。やっぱり正当防衛ででも、過去に
犯人を射殺していたみたいです。ミスリードでない限りそれは、涼の過去に関係が
あるんでしょうねぇ。
 でもそれでも生きている、という刑事さんの言葉に励まされて女は、これから
頑張って生きていくことを決心したみたいです。本当にこの子、孤独で生きてきた
んだなぁ。
 そこに涼がつけこんで利用していたのだとしたら、ひどい話だな。

 おおっとここで大変な発言が。刑事さんは女を励まそうとして、「妹を2歳の時から
男手一つで育ててきた」と言ってます。普通に考えれば親がその時死んだと思える
けど、それは妹が2才の時に引き取った、という考え方も出来ますよね。うーむ。

 刑事さんの同僚、女のところへ押し掛けて殺人事件の、関与を問いただしています。
なんかこの同僚…悪役くさい。いくら何でもいきなりそんなこと聞きに行ったりしない
でしょう。仕事とは関係ない、っていってるけど、「かんちゃん(刑事さん)を傷つけない
であげてね」とか「かんちゃんの前でも同じこと言える?」と牽制しているように聞こえ
ます。女は関与を否定したんですが。つーかどうしてこいつ、女の家を知ってるんだ?
何だかにわかにこの同僚刑事、怪しくなってきました…行動が。

 涼は汽車でどっか田舎にきたようです。景色のいいところやねぇ。キムタクファンは
きっとそれがどこか、必死になって探すんだろうなぁ(笑)。
 ここでは涼の独白がありますが、かなり寂しい幼少時代を送ったみたいです。
自分自身で欲しいと思ったものはどんな手段でも手に入れる、と。涼の目の前に
施設が見えてきます。やはりそこで涼は過ごしたようです。随分昔に書いてた私の
推理は当たったみたいですねぇ。まあ誰でも思いつくか。
 涼はシスターに、自分の父は何故死んだのか尋ねました。

 刑事兄妹は寒い会話を…。
 「この小鳥誰から預かったん?いくらぐらいすんのかなぁ」
 「あ、お兄ちゃん電話」
 「こういう時は『かなりや』って言うねん」
 おいおい。

 しかし刑事さんにかかってきた電話、かなり様子が変です。
 女から。
 嘘ついてごめんね、と謝ってます。人を殺してるの、と。
 薬を飲んで服毒自殺図ったみたいです。
 …まあ普通あんなんじゃ死にませんけどね。ドラマだからわからんなぁ。
 胃の洗浄したらコロッと回復しまっせ。つーか10錠足らずで死ねる薬っていったい
どこら辺のドラッグだよ。(いかん、ドラマの演出なのにマジに突っ込んでしまった…
はずかしい)

 しかしこれでハッキリしました。
 前の録音の話といい、同僚は明らかに事件の真相を知らせない方向に動いている
といえます。そうでなければわざわざ女に、勝手に接触するはずがないです。いくら
なんでもタイミングよすぎ。おかしいですよ。
 もしかして涼に利用されていたのは、女だけではない、ということになりますね…。
 女は助かるかそれとも…。
 この結果によって、物語の進展が変わってくると思います。
 本当の黒幕は一体誰なのでしょうか。

 予告を見る限り、女は死んでしまうようですね…ふざけんなよ涼。
 しかも妹さんはもう涼の側についてしまいました。なんか…妹さんももうダメっぽい。
 たとえ涼が本当に殺人犯だったとしても、妹さんは庇うでしょうね。
 同僚は、刑事さんが引き取った妹さんは幸せではなかった、みたいなこと言ってるし。
 刑事さん、四面楚歌に追い込まれそうです。かなーり同僚刑事、きな臭いな。
 というわけで大波乱の次回が待ち遠しいです。


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