多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ごくせん


ごくせん

卒業スペシャル(03/03/26)

 大好評ドラマが卒業スペシャルとして帰ってきた!というか卒業スペシャルというと
おニャン子クラブのようなのですが、今時の10代は知らないのでまあいいか。

 なんや冒頭お涙頂戴の口上な上に何故かヤンクミがハカマをはいていておかしい
なぁと思ったら夢かよ。いきなり飛ばしてますなぁ、我らがヤンクミ。というかハカマに
ブーツはやめなされ。

 ちなみに3年D組の武田翔君。他の皆が普通に大学進学したり就職したりしている
、正義の味方への就職おめでとうございます。毎週日曜朝8時、よい子のみんなの
声援を受けながらアバレブルーとして活躍する姿をヤンクミが見たら本当に喜ぶ
ことでしょう。カリスマ整体師といううさんくさい副業はおいといて1年間は未来が
約束されたわけですな。そのせいか、ずっこける時もベンチから転がり落ちたりと
かなり気合入ってます。ずっこけすぎて人生からも転落しないように気をつけましょう。

 さてD組の皆は卒業旅行を計画しています。ヤンクミは誘わないみたいですね。
ハメを外すので内緒だそうで。絶対何かありそうですな。
 しかし沢田は何か変わったように思えます。いい感じに変わりましたね。これからは
親しみをこめて「しんちゃん」と(やめとけ)。
 ヤンクミも先生方で温泉に行くことに。しかしヤンクミよ。温泉は自宅おフロでは
ないので、ジェット式水鉄砲やら玩具やらうきわやら持って行くのはどうかと。

 温泉についても何かとハブにされるヤンクミ。女ってのはそんなもんです。まあ
相手が悪かったね。
 と、ヤンクミ、熊とばったり遭遇。でもって悪事発覚。悪いことは出来ないものですね。
しかし沢田は楽しそうです。確かに、卒業してしまえば皆バラバラ。今この時が一番
楽しいのは間違いないかもしれませんね。
 ちなみに教頭は退学をちらつかせていますが、就職、進学が決まっているこの
時期で退学処分にした場合学校自体の評価がかなり悪くなりますので、よっぽど犯罪
沙汰にでもならない限りは退学処分はありえません。教頭おーぼー!!つーか
卒業してからいけよ、卒業旅行。(それでも一応、3月末日までは高校所属となるのですが)

 何とかハメをはずさないように監視するものの、ヤンクミ不興買いまくり。というか
高校生の卒業旅行として温泉にきている時点で若さが終了しているような気がします。
ディズニーランドとかUSJとかあるだろ…。
 まあそれなりに楽しんでいるようですけどね。沢田君えらいはじけようです。ここまで
来ると何かあるっぽいですけどね。

 ところが旅館のおねーさんとよろしくやってたうっちぃが男の子らに絡まれてしまい
ました。つかこういういかにも頭悪そうなガキどもも旅行しているかと思うと笑えます。
何クソマジメに休みを満喫してやがるんでしょうか。不良って、「お前この制服規則
違反だろうが(そのクセ自分のはもっとド派手)。ああん?」と人にアヤつけたりする
クセに何故か自分が一番校則に詳しかったり、リゾート地に仲間とでツアー申し込んで
やってきていたりと、行動とポリシーがちぐはぐで笑えるものです。
 ともあれ、卒業のためにと黙ってぼこられていたうっちぃと沢田らのためにヤンクミが
一発撃退。まずはめでたしです。
 でもヤンクミさん。相手をステゴロで殴る時に髪の毛をほどくと不利になるだけなので
やめておいた方がいいと思います。もっと、怒ってることをアピールするなら、CGで
髪の毛をパツキンにして逆立ててもらって「クリリンのことかー!」と叫びながら近づいて
いくと効果バツグンでしょう。(ドラゴンボール見てないとわからんし)

 そんなさなか。野田君を始めとする3人が大学受験に失敗してしまいました。何とか
彼らを慰めようとクラスメイトは励ますものの、何故かギクシャク。なぐさめの言葉が
何の役にも立たない時もあります。つらいですね。
 ただ、大学を出たとか浪人したとか就職したとか。
 そんなものはその人を語る上で何の意味もないわけで。
 エリートコースを進んでいるからうらやんでいるのだとしたら、うらやましがってる人は
よほど不幸な人生しか送ってこなかったのだろうなと思います。彼らにはまだ、学歴とか
肩書きなんて友達同士であることに何の影響も持たないってことが分からないようですね。
それが若さというものなのかも知れません。

 卒業式を前に分裂してしまったD組。なかなか厳しいですね。暴れて店に迷惑をかけた
野田達は教頭から自宅謹慎を言い渡されてしまいました。退学にしない代わりに
自宅謹慎。卒業式にも出してもらえません。
 彼らにヤンクミは、南が大学進学をあきらめたことを告げます。父親の会社が倒産し
それどころではなくなったためです。
 希望通りの人生を進めない人は沢山います。それでも人は努力して、頑張って生きて
います。たかだか18歳のガキがたった1回失敗したからって人生終わりと思うなんざ
100年早いわ。

 ところで肝心なことに気がついたのですが、卒業間近になって殆ど学校に出なくて
いい沢田君たちはいいとしても、何故かしょっちゅう自宅にいるように見えるヤンクミは
一体何をしているんでしょうか。
 学校の先生は生徒が休みだからといって学校に来なくていいわけではなく、ほかの
雑務をしたり、組合関係のことがあったり会議があったりとそれなりに忙しいハズなの
ですが。ヤンクミ、生徒を心配するフリをしてさりげなくさぼっているようにしか見えません。

 そして更に、沢田が大学進学を拒否。皆のことがうらやましかったみたいです。アフリカ
に小学校を作ったり井戸を掘ったりとかの仕事があるので、そういうのをやりたいみたい
です。というか君は小雪さんにペットとして飼われるという就職先がありますな。さりげなく
次のドラマへの伏線があるような気がしてなりません(ないよ)。
 おじいさんに励まされてヤンクミはヤンクミなりのやり方で野田らを説得。多分、その気持ち
はちゃんと届いていると思います。
 ところでこのドラマの間に、ソニーのCMに使われている曲のアルバム発売について
宣伝が流れたのですが、最近ああいうCMソング集とかがはやりのようでバンバン出て
ます。それはともかく、そういうものを出している暇があったら自社製品をもっと売る
努力をした方がよくないですか?


 野田達を説得する沢田。が、彼らはまったく言うことを聞こうとしません。素直に
なれないんでしょうね。
 そこまで突っ張るんだったら私は出なくてもいいと思うんですが。そんで10年後
くらいに「あん時卒業式出ときゃよかったな」で後悔すればいいですよ。家族に、
「パパはどうして昔の写真がないの?」とか言われればいいですよ。ただし「おやおや
パパにはちゃんと見えるぞー。この写真は悪い子には見えないんだよー?」と
言い訳しないこと。

 そして無事迎えられると思った卒業式当日。あることが発覚しました。いや、
ヤンクミがジャージで来たことじゃなくて。
 何故か突然、うっちぃの内定が取り消されてしまったのです。それは、野田らが
暴れまわっていた夜のこと。たまたま蹴飛ばした看板がうっちぃの内定先の取引先
だったとのことで、そういう人間と同じ高校の人間は雇えないと。
 因果は巡るといいますが皮肉なものではあります。
 あわててヤンクミらが駆けつけた先で。
 野田達がわびをいれていました。一生懸命、内定取り消しを取り消して下さいと、
サンジに向かって「俺はお前が(仲間になるのを)断るのを断る」といったルフィのような
感じです。ええ話や。(そ、そうか…?)
 さあ卒業式だ!
 ちなみに校長。彼らを待ってあげるつもりなら校内の時計を全部30分くらい遅らせて
おく、もしくは不自然に電気配線がショートするくらいの細工は欲しいところです。
 つかお前ら全員走るのかよ…タクシーに分乗したら27人ですから8台も手配すれば
すぐいけますがな。

 答辞はやはり沢田慎。てかあれって壇上あがってやるもんでしたっけ…?私らの
頃にゃ校長に向かってしゃべってた記憶があるんですが。まあいいか。ちなみに
答辞の締めくくりとして「これからも一生懸命生きていきます。…ジッちゃんの名に
かけて!」とは言ってくれませんでした。チッ。

 ともあれおめーら卒業おめでとう。
 あと新校長の髪型変。


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