多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート


リモート

最終話(02/12/14)

 最終回の裏番組が「リング0〜バースディ」、山村貞子の誕生秘話をぶつけてくる
とは。どちらも狭いところに閉じ込められた(閉じこもった)のは共通していますが、流石に
氷室警視はテレビをどこでもドア代わりに出来ないと思われます。

 くるみちゃんは、ゆかさんを解剖したという女性医師に会いに行きます。女医さんも
特殊な事件だったので覚えているとのこと。
 それは、榊直美さんのことでした。目の前でお姉さんが射殺されてしまったために、
事件の一部始終とお姉さんのことを忘れてしまったのだと。逆行健忘という病気で、
珍しくないのだそうです。
 そうでしょうか?
 現場は暗闇で、氷室警視ですらどこに誰がいるか分からなかったのです。用心深い
スネイルが、ゆかさんや直美さんを自由にしておくでしょうか?2人ともどこかに縛り
つけられていたと見るのが普通ではないでしょうか。とすれば十中八九、ゆかさんは
警視に撃たれてはおらず、さらにそのことも直美さんが目撃しているはずはないと思う
のですが。もちろん、もし仮にスネイルか警視のどちらかの弾が縛られていたお姉さん
にあたったとしても、暗闇で何があったか直美さんにわかるのでしょうか?
 というかゆかさんはなして警視のそばにいたんですか。
 とりあえず、この疑問はおいておきましょう。

 くるみちゃん、1年前の事件を調べています。その熱心さに、大田黒警部が事件の
資料を持ってきてくれました。なんだこいつ性格はもう矯正不可能なほどにねじ切れる
までゆがんでるけど、結構いい奴じゃん。
 その資料の中に、氷室警視が入院している間のうわごとが書かれていました。
(こんなん残しておくんですか…?)
「よせ、ゆか、やめろ」
 こんな言葉でした。
 これがエロゲーとかだったらウハウハな展開が待っていると思うのですが(失礼)、
もしかしたらゆかさんは二重人格だったとか催眠術をかけられていたとかあったのかも
しれません。まあ二重人格は銀狼怪奇ファイルでやっていることですし、そんなことに
なったら氷室警視が「俺に不可能はない」とか言い出しそうなので、このネタは使わない
と思います。

 警視は1年前の記憶を手繰り寄せながら、くるみちゃんに現場へ行ってもらうことに
しました。なにやらこっぱずかしい場面が続いていますが。
 思い出の中で警視、キャリア入庁して捜査一課希望して現場に出るとかゆーてますが
あーた、キャリアってのは(明智警視は別として)現場はほとんどウロチョロしないもん
ですが。ノンキャリが嫌がるのと、理論でモノをいうからです。まあ研修期間が短くて
出てるヒマないですけど。
 さて問題の工事現場につきました。ここでお化け屋敷やったら大繁盛間違いなしと
いう場所です。

 警視、状況を思い出したようです。
 警視が1年前部屋に入った時そこは暗く、「光三郎!」と声をかけてきたのは直美さん
であり、ゆかさんはまだ気を失っていたのです。電気をつけた警視は近づこうとしましたが
電球を打ち抜いたスネイルによって再び部屋は真っ暗に。
 その銃声で目を覚ましたゆかさんは、暗順応で暗闇でも目が見えました。そして、
警視の後ろにスネイルがいるのを発見し「光三郎、後ろよ!」と叫んだのです。振り向き
ざま発砲した警視は、スネイルの手首の刺青を見ました。そして、自分の銃をスネイル
が握っていたことも。
 格闘の最中銃を取り落とした時、お互いの銃を間違えて持っていたわけです。
 ということは、ゆかさんが何故氷室警視の銃で撃たれていたか、氷室警視がなぜ
気を失った後自分の銃を握っていたか、わかってきましたね。
(実は氷室警視には夢遊病の気があって、気を失った後立ち上がって銃を探して手に
もって安心してまた眠ったとか言うな)

 そして警視は、誰が犯人だったか理解したのです。

 というか、スネイルという人物はちゃんといて、直美が今回の犯人だったというのは
えらいつまらんというか…いや…まあいいですが…。

 えーショックのあまり話を忘れかけましたが、つまりスネイルと警視が撃ち合った時、
ゆかさんは警視をかばって撃たれたのです。「あなたのために死ねるなら後悔しない」と
いう言葉を残して。
 その後気絶した2人を見て嫉妬から直美は銃を摩り替えた、と。言っちゃあ悪いですが、
つまらん女の嫉妬で一人の人生を台無しにし、一人の命を奪ったわけですか直美さん。
それじゃあ笑いはとれませんぜ(とるな)。
 直美は、ここに警視がきたら自分を撃って、ゆかさんのように警視を庇ったようにして
死ぬつもりだったといいます。
 硝煙反応バリバリ手から出てくると思うのですが、用意周到なクセに肝心な部分で
抜けているというのはどういうことなんでしょうか。
 指を自分で用意していたというその執念は認めますけども。
 どーでもいいですが電話で「直美よ」と名乗るのは、ナオミキャンベルを絶対意識して
いると思います。
 ちなみに私は、くるみちゃんの婚約者と直美がつるんでいたと思っていたのですが、
スネイルはまったく関係ない人間だったのでハズれました。スネイルのいた意味がわかり
ませんなぁ。(直美に射殺されるようなへっぽこにあんな事件が起こせたのかと)

 警視の言葉を聴いた直美は、くるみちゃんと一緒に脱出を図ります。が、携帯を落として
しまったと火事現場に逆戻り。…あの…火事の死亡原因で一番多いのは、大事なものを
忘れてきたと現場に戻り、火にまかれてしまう、というのを知らないんですか。
 そこへ携帯片手に飛び込んできた人影は。
 それは、くるみちゃんの見た幻だったのでしょうか。

 最終回ですので、突っ込みどころがなくてあまり楽しくないのですが、しいて挙げる
なら、警視がくるみちゃん救出に間に合ったのは何故かというところなんですが。
 直美と会話していた時は既に現場へ向かっていたのでしょうか。いやまさか工場の
裏に井戸があってそこから出てきたんじゃあるまいな。

 警視はそれから連絡がつかなくなってしまったそうです。
 そして結婚式当日。

 「幸せになろうね♪」と手を取り合おうとした途端、くるみちゃんの携帯がなりました。
「事件だ」
 今日もくるみちゃんは楽しそうにA別館へ走っていきます。
 そしてその後ろからは「そげなー!!!!」という叫び声がこだまするのでした。


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート