多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート


リモート

第4話(02/11/2)

 爆弾の仕掛けられた校舎に閉じ込められた生徒達。
 爆弾を仕掛けた犯人であるリグレットは、沢村けいすけという生徒を捕まえ、殺せば
全員無事に校舎から出られると言います。
 自分達が生き残るために血眼になって沢村を探す生徒達。

 その一方で氷室警視は、リグレットからかかってくる電話を逆探知しその場所を
割り出していました。この辺りは警察の特権使いまくりですね。
 ボブが向かうとそこは、倒産したばかりの会社で、ぽつーんとパソコンが置かれて
いました。
 倒産したんだから電気もきてるはずないし、第一そのパソコン盗まれてもおかしく
ないと思うんですが。倒産するとすべての物件が押さえられますからね。妙に建物の
中がきれいだったので、何かのセットでしょう。(身も蓋もない)
 どうやらリグレットはそこに電話をかけて爆弾を捜査しているようです。ということは、
電話線にもつながれていないといけませんが、倒産した会社に何故(以下略)。

 さて学校では大騒ぎです。いつの間にか逃げた沢村を探せと、もう魔女狩りの
模様を呈しています。
 あれですよ、闇雲に探し回るよりは、1階から3階まで手分けして、両ハジから探して
いけば必ずどこかで見つかるというのに、皆でドタドタ校舎駆けずり回って、頭悪い
ですねこいつら。
 しかも沢村の方も頭悪いんだかなんだか、保健室のベッドの下に隠れるという、
今時小学生もやらないような場所に隠れてました。

 それはちょっとおいといて、くるみちゃんは自殺した中川茜の遺書を手に入れ、
それをコピーされたものと比べます。折り目も同じであり、どうやら何か細工したような
様子はなく、本当に遺書のようです。
 ところがそこで、手紙の入っていた封筒が、何かの形に切り抜かれていることに
くるみちゃんは気づきました。カップルがちゅーしているような、確か私の記憶が正し
ければ、80年代のりぼんというマンガによく描いてあったようなデザインです。
一体このドラマの脚本家はどーゆーセンスをしているのでしょうか。
 まあいいや。
「ここが切り抜いてあったら手紙の中が丸見えだわ」
 文字の書いてある方を中にして折ってあるから、どう考えてもそんなことはありえない
のですが、くるみちゃんは頭悪そうだからそうつぶやきます。
 その言葉に反応した氷室警視は、手紙とともにその封筒も送るように指示。
 何か意味がありそうです。

 そして、建物の構造から仕掛けられている爆弾の位置を推測した警視は、くるみ
ちゃんにボイラー室へ向かうよう指示します。そこに、一番大きい爆弾が仕掛けてある
からです。
 工具箱を持ってボイラー室へ向かうくるみちゃん。何故かドアを開けるのをためらい
ます。
 氷室警視が「どうした」と聞くと、「ゾンビが出てくるんじゃないかって…」と言い出し
ます。
 大体こんなところにゾンビがいたら爆弾でやられる前にこいつに襲われていると
思うのですが、一体くるみ巡査はどこの世界に生きているつもりなんでしょうか。
 こわごわドアを開けて入ったくるみちゃんは「警視、暗いです!」と当たり前のこと
をいい、「当たり前だ」といわれます。
 とりあえずここは笑っておくことにしましょう。
 爆弾はやはりボイラー室に仕掛けてありました。くるみちゃんは、あなたが女王蜂ね
といきなりわけの分からんことを言い出します。氷室警視の独り言がうつってきたようです。
 指示通り前側をあけたところ、いろいろリード線が出ています。くるみちゃん、はりきって
それを切ろうとします。
 もちろん警視にあわてて制止されるのですが、くるみちゃんは学習能力というものが
なさすぎだと思います。最終話あたりには氷室警視、病気が治るより先に、胃に穴が
空いていそうです。

 そういえば5時からやっていたおじゃマンボウで、2人のストレス度をチェックして
いました。
 危険な目に合わされ、いつ呼び出しを食らうかわからない上に、一人でピエロと対峙
したりするハメになったくるみ巡査。おまけに氷室警視に「お疲れ様です!」と挨拶
しても「疲れてなどいない」と返されてストレスたまりまくりです。
 しかし警視の方も、発砲するなといったそばからパンパン撃ちまくりやがる上に、
文句を言わず任務に向かってもらえたことはなく、捜査中に歌い出したり、電話を
かければ必ず「お疲れ様です」とバカの一つ覚えのように言われるので、言いこそ
しないもののかなり血圧上がっているでしょう。
 まあどっちもどっちですね。楽太郎と歌丸さんを見ているようです。

 さて見つかってしまった沢村は逃亡をはかりますが、爆弾の爆発に巻き込まれてケガを
負ってしまいます。一緒に巻き込まれた生徒らの怒りは頂点。危なくなったところに、
湯浅君という生徒が助けに入ります。くるみちゃんらは一時避難します。
 そこで沢村が重要な証言を始めました。
 中川茜を自殺に追いやったのは自分である、と言い出したのです。
 沢村と中川茜は交際しており、しかし沢村の家が厳しく、受験生であったために自然
と2人は会えなくなり、茜は沢村のロッカーに毎日手紙を入れてくれるようになりました。
ところがある朝手紙が入っておらず、その翌日、茜は自殺してしまったのです。
 そんな話を屋上でして、沢村は、ここから自分が飛び降りればすべて解決する、と
言います。
 しかしくるみちゃんはその様子を見て、沢村は犯人ではないと判断します。氷室警視も
もちろんそうでした。
 そしてそこで、茜が実は転入生だったことが判明します。
 急いでその事実を調べる警視。
 茜のデータの中に気になる記述を見つけ、氷室警視はそれを調べます。
 そして、ある人物のデータとの共通点を見つけ出しました。

 氷室警視が犯人を見つけた時、リグレットによって生徒らが屋上へやってきます。
絶体絶命です。
 くるみちゃんはとうとう警察手帳を出して、生徒らを静かにさせました。
 さあ華麗なる推理の始まりです。
 とまあここまで来ましたが、くるみちゃん、せっかくなんだからもう少しゆっくりしゃべって
欲しいなと思います。
 犯人を指差し「あなたですよね」というシーンは特に、ゆっくり言わないともったいない
です。そして何故そのような犯行に至ったかを指摘するのも、一番いいシーンなんで
あごを引いて、一言一言ゆっくりしゃべると迫力が出てかっこいいのになぁと思います。
普段のしゃべり方とメリハリをつけて欲しかったですね、是非とも。
 さてその犯人とは、絵馬先生でした。
 中川茜は、絵馬先生の離婚した妻が引き取った子供であり、家庭内で彼女が孤立して
いることを知った先生が、転校させて目の届くところにおいておこうとしたのです。
 そしてこのようなことになったのは、ある誰かが摩り替えてしまった中川茜の手紙が
発端でした。

 沢村に暴行され自殺を図ったというのは間違いでした。沢村が、交際していた茜に
そんなことをするはずがないのです。
 それを説明しますが絵馬先生はくるみちゃんの言葉を聞き入れようとしません。
 まあ犯人というものは自分の考えが正しいと思うから行動するんであって、人のいう
ことを聞いていたら犯行に及ばないわけで。
 そんな時、何故か気になる視線を送ってはアピールしていた湯浅君が、本物の手紙は
これだ、とポケットから取り出します。
 つまり、湯浅君は中川茜が好きで、その手紙をとって書き換えやがったわけですね。
その手紙が自殺した茜のそばに置いてあり、勘違いした絵馬先生が犯行を計画した、と。
沢村君はいい迷惑です。
 その手紙にはちゅーしているカップルの絵が描いてあり、封筒に入れるとあの切抜き
から絵が覗くようになっていたわけです。氷室警視はそれを見破ったのでした。
 まあレターセットをシュミで集めている人ならわかると思うのですが、封筒が切り抜いて
あって、セットの便箋をきちんとたたんで入れるとそこに絵柄が来るようになっていたり、
切り抜いたものが帽子やシャツだと便箋がちゃんと柄になったりと、なかなか楽しい趣向
が凝らしてあります。
 ところが、ただ単に模様として切り抜いてある場合もあるわけで。ファンシー封筒に多い
のですが。そーゆーものであった場合は入っていた手紙が一概には偽物と言えないわけ
ですが、そんなこと言っててもしょーがないんでまあいいでしょう。
 ただ私思うのですが、なにかっちゅーと下駄箱に物を突っ込む輩がいますが(手紙なり
チョコレートなり)、下駄箱というのは靴をいれる場所であり、その靴はいろいろなところを
通っているので、汚い雑菌が付着しています。衛生上。そんなところにものを入れるのは
よした方がいいと思います。

 さてまあ誤解がとけたところですが、絵馬先生は人の話を聞いていなかったのか、
爆弾のスイッチを入れてやがりました。先生というものは生徒に「人の話はちゃんと聞け」
というくせに、どうして自分は話を聞かないのでしょうか。
 とりあえず爆弾を解除しないと危険です。
 エマアカネ、というパスワードでパソコンのデータを見たボブから、爆弾の解除方法に
ついての連絡が入ります。それにしたがって指示をする氷室警視。
 最初はオレンジ、次は茶色、と切っていくうちに恐怖で開き直ったのか、「ミドレンジャー!」
「カレー大好きキレンジャー!」と言い出し、くるみちゃんは氷室警視にやけになるな、と
たしなめられます。それ以前にくるみてめぇ年齢ごまかしてやがるだろとか思うのですが、
そんなことは気にしていられないので解除を続けましょう。
 ところが「白が残ってるな?」と言った警視に対して「シロレンジャー!」と切ろうとする
くるみちゃん。シロレンジャーなんていねーよ!ってーか人の話を聞け!
 白はきるな!といわれてあわてて手を止めるくるみちゃん。ギリギリリード線は残って
います。
 007が爆弾を解除する時、残り007秒で止めて仲間にニヤリとするシーンがあるの
ですが、それとは大違いです。

 赤か青かのリード線を切れば止まるのですが、ボブからの連絡がきません。
 やっとボブから電話があり、青と判明。
 それを伝える警視。
 ところが。
 電話はバッテリー切れで通じなくなっていました。
 くるみちゃん、携帯はちゃんと充電しましょう。
 爆弾の前でパニックに陥るくるみちゃん。爆弾相手に一人漫才しているヒマがあったら
お前とっとと逃げろやとか思うんですけど。
 仕方がないので赤を切ろうとしている時、榊先生が飛び込んできました。
「青を切るのよ!」
 急いで青を切るくるみちゃん。
 爆弾は、001秒のところで止まりました。
 何故榊先生から電話があったのか。

 氷室警視がしまっていた引き出しの中に昔使っていた携帯には、榊先生の電話番号
が入っていました。
 お前はそんな昔の、もう使わない携帯まで電話料金支払っとるんかいとか、電話番号
代わっていたらどうするつもりだったんだとか、充電してんのかよとか突っ込みどころは
いろいろあるのですが、見せ所でもあるのでおいておきましょう。

 そして無事事件を解決したくるみちゃん。
 ぶるまの件でとっつかまった恋人を引き取りにいって、中川茜の自殺現場にやってきます。
そこで茜ちゃんはあることに気づきました。
 中川茜は、沢村と一緒に見たかった東京タワーの消える瞬間を見ようとして、誤って
転落しただけではないのかと。
 あれは決して遺書や別れの手紙ではなかったのだと。
 連絡を受けた氷室警視は断定は出来ないとして否定しますが、沢村と湯浅、絵馬に
このことを伝えることを許可しました。

 壁を白く塗りつぶしていた警視にボブから電話がかかってきます。
「くるみちゃんに言った「俺が守ってやる」っていう言葉、本気?」
 なにを聞いてやがるんだこの男はって感じですが警視は「演技に決まっている」と
答えました。
 ということで多分最終回あたりはくるみちゃんは婚約解消になると思います。
 なんつーか、つり橋現象を氷室警視が知らんはずはないと思うのですがまあいいでしょう。


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート