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リモート

第5話(02/11/9)

あーいかん。なんかこのドラマ見てると最終回あたり、胃に穴が開いて入院しそう
です。
てなわけで第5話、はじまりはじまりー。

今回は、フラパローンという金融会社の金庫を連続で荒らしている窃盗団を逮捕
する話です。
どっかで聞いたような社名ですが、「リモート」の掲載誌が「フラッパー」だというの
とは多分関係ないでしょう。
しかしどうでもいいですが、犯人の素性が分かっているのに、黒幕を突き止める
ためだけに潜入捜査をしろという意味が不明です。彼らを尾行して、侵入したところ
を逮捕するのが一番だと思うのですが。
第一日本では麻薬関係以外の囮捜査及び潜入捜査は禁止されています。それで
犯人を検挙できたとしても、違法性が限りなく高い証拠入手とみなされるので、
検察官に窓から捜査書類を投げ捨てられることになります。
氷室警視ともあろう方がそんなことを知らないとは…。

まあとりあえず、ハラハラドキドキ潜入捜査ってことで、窃盗団の入団テストを受ける
ことになったくるみちゃん。氷室警視の誘導で無事成功し「ゴエ子」というあだ名を
もらいます。いやコードネームか。
ちなみに名前の由来は、ルパン一味に例えてのことだそうですが、ルパンというより
次元似のルパン、次元というよりお前はバトロワの山本太郎だろうっていう次元、
不二子っていうかただのケバいおばちゃんな不二子というメンバーでは、ゴエ子が
唯一まともだと思います。
ちなみに何故かボブが知っていたのでくるみちゃんは警視に「バラしたでしょ!」と
詰め寄りますが「知らん」と言われてしまいました。
会話は筒抜けなはずですからボブも聞いていたととるべきでは、くるみちゃん…。

さて窃盗団に潜入成功し、泥棒の手助けをするくるみちゃんですが、ハッキリいって
これは職務でもなんでもなく、立派な加担行為です。これで犯人検挙したとしても、
くるみちゃん自体も同罪で取り調べを受けるのですが、どう始末をつけるつもりなのか
気になるところです。
それはさておき、くるみちゃんは、窃盗団メンバーが、本当は悪い人ではないこと、
借金を背負っていてそれを帳消しにするために犯行をしていることを知ります。
やはり黒幕がして、それが何かしらかかわっているのは事実のようですが、氷室警視
はあることに気づきます。
苦労して金庫のロックを解除しているハズが、偶然くるみちゃんが操作を間違えても
開いた。これは一体どういうことなのか。

ところが事態は急変。昨夜金を奪ったところから、フラパーローンの社長が殺害されて
いるのが見つかったのです。窃盗団は殺人容疑がかかってしまいます。
一緒に行動をともにしていて、彼らが無実であることをしっているくるみは、何とかしたい
のですが、氷室警視からは手を引けと言われてしまいます。
しかし「説得したい」とゆずらないくるみちゃん。
とりあえず警察官なら上の話は聞け。そして独断で潜入してしまうなら警察手帳と手錠は
置いていけ。警察組織とはそんなもんです。
あと、説得するといっても具体的に何も決まらないのなら動くべきではありません。
こいつほんっっっとうに警察学校で何を学んできましたか。

結局、新しい任務が入ってそこでくるみちゃんは氷室警視に力を借りるのですが(かり
んなよ)、何故かそこに警察の包囲網が。誰かが通報したのです。しかしこんなに早い
通報ということは、最初から襲撃を知っていたとしか考えられません。つまり、この会社の
中に、窃盗団の襲撃を知っていた人物、つまり黒幕がいる可能性があるのです。
しかし何故警察に通報があったのでしょうか。
何かありそうです。

警察に取り囲まれたことを知り、焦る窃盗団。
向こう側では、九州の人質立てこもり事件の時でさえ出動しなかった、ライフル銃を
構えた警察官がいます。なんていうか、段階というものがありまして、いきなりこんな
もので取り囲ませると問題になるのですが、流石は見栄と無謀だけが友達さっ♪の
バカ刑事。胸を張って、犯人を射殺する気まんまんです。
何としても彼らを助けたいくるみちゃん。氷室警視に働いてもらわなければなりませんが、
何をとち狂ったのか、いきなり警察手帳を振りかざして身分を明かすという暴挙に出ます。
まあここで「ドッキリカメラでしたー」とやっても受けそうにないので、ここは警察手帳で
アライブとしておきましょう(ばーい危機一発SOS)。

その頃氷室警視は、金庫の鍵が開いていた事や、通報が異常に早いことなどから、
内部内通者がいると見て、殺害された社長のみが閲覧できた会社のお金を調べ始めます。
そして、ある結論に達しました。
くるみちゃんの口から語られた真実とは。
フラパローンは内情が火の車で、もうすでに資金は残っておらず、倒産を待つばかりでした。
そこで社長は、適当に、フラパーローンで金を借りている人間を見繕って声をかけ、金を
盗まれたと見せかけてその分のお金を資金繰りに回していたのでした。つまり、彼らが
一生懸命盗んだケースは空だったのです。
そしてそれだけではまかないきれなくなったため、社長は窃盗団に「ここの警報機を
壊しておけ」と指示していたブラックボックスに入り、窃盗団は知らずにそこに発砲。
社長は殺害されたことになり、その保険金で会社を立て直そうとしたのでした。
その受け取り人は、社長と仲が悪かったはずのおっさん(名前忘れました)。警察に、
早く窃盗団を捕まえに来て欲しい、と言っていた人でした。

すべての謎が解き明かされて、窃盗団はおとなしくくるみちゃんに逮捕されました。
いえ、不二子が逮捕されたというべきでしょうか。彼女が警察に通報した人物だった
からです。
しかし彼らは金を盗んでいないので、そう重い罪にはならないはずです。いい弁護士が
つけば、不能犯…になるのかなぁ。
ともあれ事件は解決。
警視に絶縁状をつきつけたハズのくるみちゃんもどさくさにまぎれて復帰しました。
どうでもいいですが、なんつーか今回はなんとなーくすっきりしないものが残りました。
ええ、てんぷらうどんを食べ終わった後に、後のせサクサクてんぷらを忘れていることに
気づいたような…。


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