多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート


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第6話(02/11/16)

今回はガードウーマンをするお話です。どーでもいいですが、特別捜査課というよりは、
何でもやる課という気がします。

依頼があったのは、不動グループというお金持ちの一人息子である、不動真一のガード。
工藤と聞き間違え、「おいおい同じ局内番組にケンカ売っとんのかい」と思ったのは
内緒です。
くるみちゃん、写真を見て「ウッソー、この人が婚約?」と言ってます。彼は確かに顔に
やや難ありかもしれませんが、くるみちゃんは人間的に難ありだと思います。
ガードウーマンとして役に立たないのは分かりますが、警視総監からの命令だと
言われてんだから早く行け。
なんつーか、このドラマを見ていると世の中の女性警察官が誤解されそうで気の毒
です。こんなに上司にはむかう人はいませんので。念のため。

そうして屋敷にやってきたくるみちゃんは、大田黒警部らと鉢合わせ。彼はくるみちゃん
がガードと聞いて大笑い。しかしそこで真一が「ああいうごつい人たちじゃいやだから
キミのようなかわいい女の子に変わってもらったんだ。警視総監ルートで」と
言ったことから一堂シーン。警視総監の機嫌を損ねたが最後、翌日には離島の
駐在所勤務に飛ばされることもあるという昨今、うかつなことは言えません。
しかも大田黒警部、空元気で「警視総監のバカヤロー!」と叫んだものの、直後かかって
きた電話に「警視総監すみません!」と謝っています。威厳もクソもあったもんじゃあり
ません。更に最悪なことにそれは氷室警視からの電話でした。
電話を切った大田黒警部と、誰も目を合わせようとしませんでした。

さて。
なにやらプレゼントが届いたとのことであけてみると、花束の中からなんとサンゴヘビが!
アメリカ大陸に棲む、コブラ属の猛毒を持つヘビです。もちろん非常に毒性が高いので、
噛まれたら血清を打たなくてはなりません。
がしかし画面を見る限りこれはメキシコミルクヘビという無毒のヘビです。縞模様が
微妙に違います。犯人は真一を殺したいのか脅かしたいのかどっちなんだ。
(まあ撮影のため、本物のサンゴヘビを使うわけにはいかないのでしょうが)

氷室警視から捜査のためヘビを捕まえてくるように言われたくるみちゃんは、ついでに
と花も持って帰ってきます。花瓶を出して飾ろうとしますが、警視に跳ね除けられて
しまいます。ショックを隠しつつ花を飾って出て行くくるみちゃん。これはさすがに傷ついた
ようです。
んーまあどっちもどっちですね。
秘密主義で、何故花がイヤなのかということをきちんと話さない警視も悪いですし、
地下室から出られなくなったほどのトラウマに対して気を遣うことの出来ない(大抵の
人はそうなので仕方がないですが)くるみちゃんも悪いでしょう。病気で入院している
人が必ずしもお見舞いの花を喜ばないように、自分が好きだからといって他の人が
好きだとは限らない、ということをくるみちゃんはそろそろ学習すべきですね。
それから警視も、もう少し言葉を選ぶべきでしょう。ストレートに物を言うことは時と
場合を選ぶべきです。

職場で雑務をこなしているくるみちゃんのところへ真一がやってきて、月50万で
愛人にならない?とかセクハラ全開バリバリでせまってきます。くるみちゃんはつき
飛ばして逃げたのですが、真一に対し「逮捕しちゃうぞ!」と言って課の時を止めた
おねーちゃん2人組はひょっとして某マンガをパロったつもりでしょうか。寒い、寒すぎ
です。

んでもってくるみちゃんがどこに行ったかというと警視のもとです。婚約者に連絡を
とって愚痴を言わないあたり、なんというか忘れ去られているかあれなのですが、
(冒頭でも、恋愛映画一緒に見ていて、くるみちゃんに電話がかかってきた拍子に
リモコンを踏んだかでアダルトビデオに変わってしまいあわてている、というだらし
なさっぷりでした)なんかふたつのことを同時に考えられないようなので仕方がない
んでしょう。
「歩く変質者を何とかして下さい!」というくるみちゃん。
「変質者だって歩くだろう」とアホな突っ込みをかます警視。おーい山田君。
まあどうでもいいんですが、とりあえずくるみちゃんは任務続行。
ホントに止めるといったりやるといったり忙しい人です。

さあパーティ当日。厳重な警護の中メイドさんの衣装でくるみちゃんもガードに
当たります。
警視は内部に共犯者がいると考えており、不審な動きを見張れと言ってきます。
くるみちゃんはくるみちゃんで真一の行動を逐一チェックして(鼻をほじったとかあくびをした
とか)怒られています。…頼むから警察官の仕事して下さい…。
しかもメイドの若菜さんが包丁持ってる!とあわててかけつけてみれば物を切り分けて
いるところだったり。
というかですねぇ、ガードなんだしメイドの格好してるんだから、世話をするふりして
真一のそばにいればいいのでは?
若菜さんに駆け寄る際突き飛ばした大田黒にからまれてるうちに、真一を見失った
くるみちゃんは、若菜さんから、トイレにいったまま戻ってこないと聞かされます。
落ちて割れている皿を発見し、銃を構えて突入するくるみちゃん。
しかし誰もいません。
ところがそこで今度は若菜さんがフック船長の着ぐるみにナイフを突きつけられて
いるのを発見します。
が…氷室警視の注意を聞かず突進したため取り逃がしてしまいます。

裏へ回るとそこに縛られた真一が。あわてて救助しようとして注意をおろそかにした
くるみちゃんはフック船長につかまり、真一とさらわれてしまいます。
しかし氷室警視は何故か心配していない様子。目が覚めたくるみちゃんに「よく眠れたか」
と声をかける余裕さえあります。
どうやら、謎が解けてきたようです。
ところが真一は犯人に連れ出され射殺されてしまいました。くるみちゃんの目の前で。
ボブが助けにきましたが間に合いませんでした。
まああれですね、どーみても方法がわざとらしいので、そろそろここまでくれば
視聴者も気がついていると思うのですが、一人くるみちゃんはワーワーキャーキャー
騒ぎまくっています。
ところが警視から事の次第を聞いたくるみちゃん。さあ解決は目の前です。

真一を撃った犯人は山中の小屋へ。
変装を解いたところにくるみちゃんが入ってきました。
その小屋の中には何故か、撃たれたハズの真一が。
そうつまりこれは、真一が仕組んだ狂言だったのでした。
若菜すずと駆け落ちするために彼が、自分は死んだことにしようと思い立ったのです。
フック船長は真一と若菜が入れ替わり立ち代わり演じていたのでした。
2人を逮捕しろという氷室警視に対し、「警察が騒ぐほどのことではない」というくるみ
ちゃん。
こうして事件は解決したのでした。
そういえばたった一つ。
氷室警視は自分から花に触ろうとします。
お手伝いの人が入ってきたためそれは叶わなかったのですが、警視の中で何かが
変わりつつあるようですね。


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