多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート


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第8話(02/11/30)

 婚約者と旅行の話をしているくるみちゃん。上司に不満があるのはやむを得ませんが、
目をつぶったまま発砲したり、タメ口きいたり、任務を正確に果たさない君の勤務
態度を先に何とかした方がいいと思います。
 ちなみに警察官が旅行することについてはなかなか許可が下りないので、氷室警視
の言う「要待機」命令は正しいです。
 くるみちゃん、君は本当に警察学校を卒業したんですか…?

 その頃。
 ある民家で殺人事件が発生していました。

 さてくるみちゃんが勤務している部署では今日ものんびりわいわいやっています。
過去発生した不可思議な事件のコピーを氷室警視にファックスしているみたいです。
その事件とは、「ハングリーマン」事件。何故か金には手をつけず、冷蔵庫の食料を
あさり、人を殺した殺人鬼です。
 どーでもいいですがそのネーミングセンスのなさには疑問を感じざるを得ません。

 その頃車がエンストして歩くハメになるというベタな事態に陥ったくるみちゃん達は、
ある女の人と出会います。やたらつんけんしていることといい、「別に疲れてなんか
ない」というセリフといい、女版氷室警視にクリソツですが、別に伏線でも何でもない
のでなかったことにしていいと思います。
 そこで氷室警視からの連絡を受けたくるみちゃん。なんとそこに殺人鬼が出没した
という話を聞き、あわてて避難することになります。
 …というか。
 携帯がつながるところなのですから、氷室警視にヘリを要請してもらえばいいのでは
ないかと思うのですが。何のために警察はヘリを常備しているんだか。
 そこへ千曲川警部もやってきて、いろいろ面倒なことに。
 仕方がないのでそこから少し離れたロッジに避難することになります。
 さあかまいたちの夜の始まりです。
 まあこういうのは大抵、そこに居合わせた人物の中に犯人がいると決まっている
ものですが。

 ロッジの中には3人の人物がいました。ワンさんという中国人、まさみというおかま、
山田という高校生。えーこいつら全員まとめてしょっぴいていいと思います。
 今時「〜あるよ」という中国人はいないんじゃないでしょうか。この「〜あるよ」という
言葉づかいになったのは、日本語で例えば「そこにエンピツがあります」という文章が
あったとすると、中国語では並び的に「そこにありますエンピツが」という並び順になる
ので、日本語を話す時には動詞があとにくるので「ある」をくっつけとけ、ということになり、
で、「ここにすんでいるある」という風な使われ方をしたのが、マンガなどでデフォルメ
されて伝わったということになっています。まあこんなこと知っていたところで何の役にも
立たないのは確かですが。

 えーそうこうしている間に話は進みまして、気の強い女氷室警視は、千曲川警部の
娘、かれんであることが判明します。かれんってーと金田一に出てくる双子の妹さんを
思い出しますが、大体カレンなんてこっぱずかしい名前を娘に平気でつけやがる親は
きっと親ばかに違いありません、ええ。
 かれんさんは、うだつのあがらない父親が気に入らないようです。自分は検察官に
なってあごで使ってやるといきまいています。
 頭でっかちのおばかさんの方がよっぽど恥ずかしいのですが。
 千曲川警部の年齢から考えて、この年齢で警部というのはなかなか頑張っています。
そうバカにしたものでもありません。
 
 ちなみにかれんさんは、割られた窓を見て外から犯人つまりハングリーマンが侵入
したと見抜き鼻高々ですが、氷室警視はくるみちゃんにそれを試させ、偽装であること
を見抜きます。
 まあ普通ハングリーマンぐらい頭の回る奴ならもっとばれない方法で侵入すると思います。
というか普通侵入するのに窓の真ん中を割ったりしません。どっちがバカなんだかって
感じです、かれんさん。
 
 さて、一堂を集めて氷室警視の謎解きが始まりますが、だいたいおかまはいいにしても、
山田君は外見的にどう見ても高校生というのは無理があると思うのですが。お前30は
超えてるだろうって感じです。ふけて見えるという高校生でも、目や肌など何かしら
若さを感じさせる部分はあるものです。
 ここでかれんさん、謎解きを始めたくるみちゃんに食って掛かります。
「ハングリーマンは外にいるのよ!」と。
 お前さっき窓から侵入したって言っただろうとか思うのですが、この人は若年性健忘症
でも患っておられるのでょうか?こんなことだとすぐに「異議あり!」と突っ込まれて終わり
です。
 
 そんなこんなでもー突っ込むのも段々面倒くさくなってまいりましたが、そこへ男が
乱入。この男性はハングリーマンに孫を殺された人物でした。ところが乱闘が始まり、
皆てんでバラバラになってしまいます。なんつーか、もうこれは推理ドラマというよりは
13日の金曜日モノになってきていると思うのですが。
 ロッジに戻ったくるみちゃんは、殺されている男性と、ダイイングメッセージを発見します。
そこには「ワン」と書いてありました。
 氷室警視は驚きます。さて何に驚いたのでしょうか。
 種明かしをしてしまいますが、大体あれですね、なんで老人が、ハングリーマンが変装
している男の名を知っているかという問題だと思うのですが。
 くるみちゃん、そろそろ君も気づくようになってください。

 さて今度こそ氷室警視の謎解きが始まりました。
 犯人は山田君だと指摘します。
 そうか、長年座布団運びの座に甘んじていたため、ついにこらえきれなくなってメンバー
抹殺に動いたというわけですね!まあこれは山田違いなわけですが。(おーい山田君!)
 つまり、孫を殺した後その学生服を着てここに紛れ込み、浅草…もといどさくさにまぎれて
逃げようとしたわけですね。
 別にどさくさにまぎれなくとも、そのままバスに乗って帰れやとか思ったんですが…。
自分自身が犯人なわけですから、とっとと山を降りたところで誰にも殺される心配は
ないと思います。
 変なところで律儀ですね、ハングリーマン。

 正体を暴かれたハングリーマンは飛び出していきますが、千曲川警部がかれんちゃん
がいないことに気づき飛び出していってしまいます。それを追ってくるみちゃんも。
 それを止めようとした氷室警視。何かがフラッシュバックして座り込んでしまいます。
彼の過去、何か同じようなことがあったようです。
 かれんちゃんを見つけたくるみちゃん。どーでもいいですが、大声出しながら追って
いったら、ハングリーマンに先に見つかるかもとは思わないんでしょうか。かといって
静かに探し回るとかれんちゃんがくるみちゃんの足音をハングリーマンと聞き間違える
かも知れないので、どないせーっちゅーんじゃって感じですが。
 前と後ろから響いてくる足音。
 氷室警視は前に進めといいますが、二人は何を思ったか後ろに進みます。何故
警視の命令を無視したのでしょうか。

 かれんちゃんは、鈴の音を聞き分けていたのです。
 父親がネクタイにつけていた、自分が贈った鈴の音を。
 こうしてハングリーマンは無事逮捕。
 ところが氷室警視は命令違反をしたくるみちゃんを叱責します。それについて、
「結果オーライだからいいじゃないですか。氷室警視だって間違いはしますよ」と
言うくるみちゃん。
 彼女は、警視の心の傷をえぐってしまったことに気づいていませんでした。
 というか服務規定違反です、くるみちゃん。

 ちなみにくるみちゃんと婚約者の結婚式の日取りが12/21に決まったそうです。
 ちょうど最終回の日ですね。
 どうせあっと驚く最終回、みたいな感じなのでしょうが、くるみちゃんが氷室警視と
くっついた日には警視は胃潰瘍で入院しそうなのでやめておいた方がいいと思います。


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