多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リモート


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第9話(02/12/7)

 さあ、最終回にむけてシリアスモード突入です。

 何の用か、アポなしで訪ねてきた榊直美さん。
 氷室警視に「会いたい」と申し出ますが会ってもらえません。「どうして?」とかしつこく
食い下がっていますが、榊さん。
 あなたもヒロミツ君と同じく、人の家を訪ねる時のマナーというものを身につける
べきです。ええ年こいた大人がアポなしでいきなり訪問したあげく一方的に「会ってくれ」
と言われて断られたとしても、「なんで?」というのはかなり失礼だと思いますが。
 しかし氷室警視は突然意味不明なことを言います。
「ゆかのことを覚えていないのか…?」
 榊さんは、「誰?私の次の彼女?」 すげえ自信だなぁオイ。婚約者とか言われたら
どうするつもりなんだ。
 えーとにかく。何かおかしいです。

 がっかりして帰る榊さん、やってきたくるみちゃんを見つけてお茶に誘います。
 そこで「あなたとつきあっていたというのはウソです。あなたのお姉さんとつきあって
いたそうですよ」と聞かされますが、「私に姉なんていないわよ。嫉妬してるの?」とか笑顔
でかましてます。その自信は一体どこから来るのかうかがいたいものです。
 まあ大体想像はつくのですが、姉の記憶がなくなっていたとしても、大体家には位牌
とか仏壇があるのが普通の日本の家なので、えらい不自然だと思うのですが。
 そんな榊さん。
 お酒をそそいでくれたウェイターの手首を見てぎょっとします。クソへったくそな何か
の刺青がそこにあり、それに反応したようです。
 そして彼女は誘拐されてしまいました。なんか…最初から最後までお荷物な方ですな。

 翌日。
 榊さんを誘拐したという電話が、氷室警視のもとにかかってきます。
 スネイル。彼はそう名乗りました。
 スネイルは氷室警視を憎んでおり、そのために彼女を誘拐したというのです。一体
何があったのでしょうか。
 警視は防犯カメラの映像から、誘拐した犯人の手首にカタツムリの刺青を見つけ出し、
男がスネイルであることを確認しました。彼は名前どおりの刺青をしているからです。
 ここで、ハリーポッターが何か関係あるかと思ったのですが、よく考えたら、あの性格
悪くてブツブツ言っている自閉症気味の先生は(失礼だな)スネイプであることを思い出した
ので、まったく関係ないようです。

 何故かこの事件に関しては様子がおかしい氷室警視。これまでなら大田黒警部の
皮肉にも動じるどころか二倍にも三倍にもして返していたのが元気がありません。
 犯人が接触してきました。榊さんの声を聞かせます。「氷室君、私を助けて」と。
 なんというか、お前いつも自分のことばかりなのなとか思うのですが、もともとそういう
キャラみたいなので仕方がないでしょう。まあ私がもしも誘拐されたとして同じ立場に
立たされたとしたら、「早く助けにこいやワレ!私が殺されるんじゃボケ!分かったら
とっとと金用意せんかいダアホ!」ぐらいは頑張って言いたいと思います。(頑張るな)

 さあ身代金の受け渡しです。くるみちゃんが代わりに行くことになります。なんつーか…
激しく人選ミスをしているような気がするのは私だけでしょうか。
 10回ベルが鳴るまでに電話にでなければならないのに、「どこかでベルが鳴って
います!2回、3回…」と数えているような人はイヤです。
 おっと。
 この交渉の電話でスネイルはいくつか変なことを口走りました。
 まず、相手が氷室警視でないことについて、あっさりOKしています。あんなに用心
深く執念深く慎重なスネイルが(ただし刺青のセンス最悪)、代理人が受け渡しと聞いて
あっさり納得するのでしょうか。これは、くるみちゃんという人間を知っていたからあっさり
OKしたのではないでしょうか?
 次に、「頑張れよ、マラソンガール」という言葉。5分で走ってギリギリ間に合う公園と
いう言い方のあとの言葉ですが、普通こんな言い方をするでしょうか?「頑張っていけよ、
にわかランナーさん」とかは言いますが、マラソンというのは長距離を走る体力勝負走者
であり、この場合、なるべく速くたどり着かなければならないのにこんな言い方はおかしい
のではないでしょうか?
 となると、スネイルはくるみちゃんをよく知っている人物ではないか?という疑惑が
生じるのですが…。
 どうでもいいですがこのスネイルの声が、えなりかずきに聞こえて仕方がありません。

 その公園を探し当て、普通に走るよりわざわざ抵抗の激しい池を突っ切ったくるみ
ちゃんはなんとか間に合ってぬいぐるみに取り付けられた携帯電話で犯人と話をします。
(なんか天然にしてもここまでくると、くるみちゃんも犯人とぐるじゃないか!?とか思えて
きて仕方がないのですが)
 次は地下鉄のロッカーを探さなければなりません。追跡班はヘトヘトです。普通は
もっと広範囲で配備を敷くんじゃないのかとか思うのですが。
 警視の指示で銃を構えたくるみちゃん。ロッカーの鍵を開けるためらしいです。すると
スネイルは、わざわざ鍵のかかっていないロッカーはお金を払って鍵を全部閉めて歩いた
のでしょうか。フェイク用の目覚まし時計といい、結構こやつ支出激しいのではないで
しょうか。100円ショップとかで「このタイプの目覚まし時計50個下さい」とかゆーてた
のかと思うと笑えます。

 氷室警視は過去の記憶がフラッシュバックしてしまい戦線離脱。くるみちゃん、指示を
とかゆーてる暇があったら片っ端から音を聞いていけばいいとか思うのですが。あと、
千曲川警部とかもやってきて撃ちはじめますが、弾丸の数を考えると2人では10個しか
あけられないのですが。
 そうこうしているうちに時間は過ぎ、ゲームオーバーとなってしまいました。
 しかし大田黒警部は、氷室警視の様子に不審を抱きます。何かおかしいと。
 というかですねぇ、榊さんを殺してしまうと、スネイプは氷室警視へのカードがこれ
以上なくなってしまうわけで。殺しはしないと思いますが。

 くるみちゃんはお手伝いさんに氷室警視の過去を尋ねます。
 いや…なんていうか…この作品、何気に人のプライバシーほじくり返したがる人
多いですね。その人の生活が変わってしまったような過去は特に、しつこく聞くものでは
ありません。
 まーそうでもしないと視聴者には何が何だかわからないので過去話は始まるわけ
です。

 過去氷室警視は、榊さんのお姉さん、ゆかさんとつきあっていました。
 ところが彼を恨むスネイルなる人物に、恋人と勘違いされた榊直美が誘拐されて
しまい、彼は身代金受け渡しに失敗。スネイルに撃たれて大怪我を負ってしまった
のでした。病院から戻った彼はあの地下室に引きこもり、仕事を続けて今に至るという
わけです。(大事な部分がはしょられているような…)
 ここで疑問なのですが、なして彼は一人で片をつけようとしていたんでしょうか。
普通はいくら何でも逆探知しようとする警察の人とか張り込んでる人とかいると思う
のですが…。

 警視に会いにいったくるみちゃんは、警視の口から直接過去の事件をことを聞き
ました。
 ゆかさんがスネイルからの電話に出てしまい、スネイルは氷室警視が騙したと思って
逆切れ、ゆかさんと榊さんを取り替えることを要求してきます。あー、ポケモンでもあり
ましたね、とりかえっこプリーズ。あの歌あまりヒットしないうちに代わってしまいましたが
覚えている人はいるのでしょうか。
 えーそれで結局、ゆかさんも捕らえられてしまい、氷室警視はスネイルを追い詰める
ことに成功します。しかし撃ち合いになったすえに警視は重傷を負って失神。目覚めた
時は病院でした。
 ところが彼が撃ったと思っていたのは人質だったゆかさんでした。
 ゆかさんの遺体から、警視の使っていた銃の弾が発見されたからです。
 警視。失神している間にスネイルがゆかさんをその拳銃で撃ち、手に握らせたとか
思わないんでしょうか。トリックの初歩の初歩ですが。
 まあ来週の最終回はスネイルが、「お前はゆかを殺しちゃいない、俺があーたら
こーたらで」と謎ときをしてくれるんではと思っていたりするんですが。もし仮に警視が
撃ってしまっていたのだとしても、榊さんを助けたことによってトラウマがなくなって
地上に出てこれるでしょう。

 そんな警視に、さらに挑戦状が叩きつけられました。
 切断された指が送られてきたのです。くるみちゃんは榊さんのものだといいますが
(榊さんの指にはまっていた指輪があったから)、くるみちゃんの観察力はあまり信用
しない方がいいので、うまく精巧につくられた人形の指であるとか、どっかの死体の
指であったりするのではと思います。
 ちなみにラストシーンでくるみちゃんは警視に「今は休んでください」といい、ベッドに
横たわる2人のシーンで終わるのですが、くるみちゃんはブーツくらいぬいだ方がいいと
思います。
 あと、毎日あんな格好で寝ているのだとしたら、さぞや毎夜悪夢にうなされているの
だろうと思うのですが。
 そんなこんなで、来週最終回です。
 (前回、再来週が最終回と書きましたが幻だったようです)

 ちなみにワタクシは、奴と彼女がスネイルではないかと思っているのですが、はてさて
真相やいかに…。


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