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天才柳沢教授の生活

第1話(02/10/16)

あなたは、世の中のルールを守る方ですか?どちらかというと無視する方ですか?

私はあまり世の中のルールを守らないほうだと思います。
しかし人に迷惑が及ぶと考えうるルールについては厳守しています。

さて。

きっちり交通ルールを守っているために、本当なら15分で目的地に行けるはずが
45分かかるとします。
それについてどう思いますか。
私は本人が納得していればいいと思います。
15分の道のりも、45分の道のりも、それぞれ発見があることに違いはありませんし、
45分の道のりの中に、15分の道のりでは発見できないものがあるかも知れません。

このドラマは、その30分の違いから日々新しい発見をしている教授の生活を描いた
ドラマともいえます。

何だか硬い文章になりましたが、そういうドラマなんです(笑)。

「このタコ!」と娘に罵られた父親に対し、何故タコという言葉が用いられたのか、
考えたことはありますか?タコと父親のどこかに共通点があるかもしれない、娘は
タコに詳しくて、父親をタコになぞらえて言うことにより何らかのメッセージを託したの
かも知れない。
ここまで考える人はこの教授をおいていないでしょう。
柳沢教授とは「ノーベル賞をもらえない」天才なのです。(新聞のタイトルからもらいました)

物事を追求するということはとても素晴らしいことです。しかし私達には残念ながら
そんなヒマはありません。タコと罵られようと、スーパーに邪魔な自転車がとまって
いようと見過ごしてしまう。
でもそれは新しい発見のチャンスを自分から逃していることでもあります。

とはいえスーパーに邪魔な自転車がとまっていたら、よけてとめるか蹴っ飛ばすか
どっちかですが。まああれですよ、入る際にたまたまなぜか腕がひっかかっちまって
自転車が勝手に倒れる分には罪はねぇってんで(悪党)。
真面目に話をしますと、そういう自転車を放置していることは消防法に抵触します。
まースーパーで火が出て避難せにゃならんってことになったらアレですよ、出入り口に
人が殺到するのは目に見えてるんで、トイレ周辺に行った方が無難ですね。
あの辺りに非常口があることが多いですからね。まあそんなおばあちゃんの知恵袋は
どうでもいいんですが。

スーパーにいたジベタリアン(じかに地面に座っている人たち。こういう人達とは接触
しない方がいいです。地面に座り込んだことによって、どんな菌を持っているか分かり
ません)を交通法規に接触するとして注意した教授。交通法規以前に道徳の問題かと
思いますがまあいいでしょう。
ついでに自転車も邪魔な止め方をしていたので注意しますが、出てきたスーパーの
店長にも「お前も違反者」とばかりに、道路にはみ出しているガシャポンを撤去させよう
とします。
でもって営業妨害で店側は警察を呼んだもんだから話がややこしくなってくる。
警察は呼ばれたもんだから教授を連れて行こうとしますがどっこい、正論をはいてるのは
教授。ジベタリアンはともかく、自転車とガシャポンはいかん。なのに店は営業妨害で
ひっぱれという。
そんなこんなで結局悪いやつを連れて行けということになるのですが、そーすっとジベタリ
アンは「座ってて何が悪いのか」と言い出す、店長はだから教授だけを営業妨害でつれてけ
と言い出す、んでもって教授を連行しようとするとジベタリアンが「なんでそいつだけ連れて
いかれるんだ、おかしい」と言い出す…。
まるで自分の尾っぽを捕まえようとぐるぐる回っている頭の悪い犬を見ているようです。
どうでもいいからとりあえず自転車は撤去しとけってんで、未成年の主張ならぬ商店街の
主張が始まっちまいまして、なぜか教授は満足げに輪の外から眺めているわけであります。
この辺、野球で乱闘になったハズなのに、当事者はいつの間にか外にいるのと同じこと
ですな。

まあその結果何をもたらしたかというと、タコと言った子はルールを守るのもなかなか
楽しいと思ったわけで、教授も地べたに座ってみると目線が変わってなかなか面白いと
思ったわけで、見ている私らは明日からちょっとばかし公衆道徳ってやつを守ってみようかと
思ったわけで、三方収まりましてどっとはらい。

次回はアンパンマン離婚する、の巻でしたかねぇ。


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