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Q.E.D. 証明終了

最終話(09/03/12)

 なんか燈馬君が英語説明してる。水原さんへの説明ですか。…って聞いてねぇし!
 追試かよ水原さん…。
 都合の悪いことは聞こえない耳ですね、と燈馬君も皮肉を覚えましたね。
 燈馬君がだんだん皮肉な子に…(笑)。

 水原さんは、桜が咲いたらお花見しようよ、と言ってますが燈馬君はなぜか返事を
しない。
 多分彼は、できない約束はウソでも言えないんじゃないかなって。

 模擬裁判が学校であるみたいです。
 水原父、興味津津。しかし水原さんは知らない。…いや、知らないじゃダメだぞこれ。
結構重要なシステムだから。
 エミリー・ローズを見なさい!(それは模擬裁判ではなく悪魔裁判です!)

 燈馬が裁判員に推薦されてるけど…。
 先生に日程を確認しています。
 なぜかといえば、アメリカに帰ることになったからだそうです。
 だから、模擬裁判にはギリギリ出られるけど、三学期で学校を辞めるって。
 水原さんに聞かれて珍しく焦る燈馬君。
 もっとちゃんとした形で言いたかったんだろうね。
 ショックで元気なくなっちゃったな、水原さん。
 でも、あとを追いかけて燈馬君ちゃんと説明してあげているんですね。
 そこは前と変わったなって思う。
 昔なら黙って帰ってただろうから。人が自分のことをどう思うか、なんて興味なかった
だろうし、それをとがめられても何故なのかが理解できなかっただろうしね。

 水原さんに説明しています。
 どうしても自分が必要なプロジェクトがあって帰らなければならないって。
 それテレビカメラとかじゃダメなんですかね。…ダメなんだろうなぁ。
 でも燈馬君なら金もってそうだし、週末だけアメリカへとか無理ですかね。金が
もったいないかー。飛行機って定期ないしな!(あったらこぇぇよ)
 水原さんは、燈馬君の人生なんだからって言うけど、本心じゃないのは明らかだね。

 いろんなことが頭をよぎるよね。アメリカはちょっと遠いもんね。
 まあメールしたりとか電話したりとかさ。
 友達からも、そんなに気になるなら言えばいいじゃん、と指摘されてるしね。
 とめる権利なんかないっていうけどさ。
 それならついていっちゃうっていうのは。休学して。無理か。

 友達、裁判員係に立候補しなと言っています。
 自分の頭で結論を出さなくてはいけない係だから、燈馬君と同じ結論に達したら
彼を引き留める権利が神様から与えられるとか!
 ムチャなこと言ってんじゃねぇぇぇぇぇ!

 弁護士と裁判官は現職の人だそうです。犯人、証人は役者。
 裁判員の中になんか見覚えある奴が出てきたぞ…けいおん部のあいつか。
 懐かしいなぁおい!
 実際にあった事件を元にするらしいです。
 人を裁く責任かぁ…出来ればそういうのは背負いたくないですよね。

 ルール1は推定無罪の件ですね。
 ルール2、立証責任は検察が負う。
 ルール3、合理的疑いを挟まぬ証明、つまりゆるぎない証明があればいい。
 要するに物的証拠とか動かぬ証拠みたいな感じですね。

 そうして開廷。
 被告人名前がつねおって。それキイナが犯人じゃないって言いましたよね。(それは
別のドラマです)
 罪名は強盗致傷か。これはきついな。有罪なら執行猶予なしの実刑ですから。

 被告人は、やってない、無実であると主張。

 被告人は金に困っての犯行である、と検察は主張。被害者を殴って現金を奪い逃走したが、
通報を受けた警察官が公園で、似通った格好の被告人を見つけたため声をかけたら逃走。これを
取り押さえて所持品を改めたら、同じ銀行の封筒及び同じ額のお金が出てきたので逮捕されたと。

 弁護士は、このお金は道に落ちていたお金を拾っただけだと主張。
 ………それは苦しい言い訳ですね………。

 これからは証拠によってのみ有罪無罪を判断するそうです。難しいね。
 木ノ下という男性の証言です。
 部屋にいたところ階下で犯行が行われるのを目撃。
 顔は直接見たわけではないんですね。ただし、方言の「はなせってゆうちょっとが」という
鹿児島なまりというのは重要証言だと思います。
 弁護人は、声の似た人は多いから、被告人の声と断言はできないと。
 あと悲鳴が聞こえたはず、とか突っ込まれてます。
 確かにこの証言は少し矛盾があるといやありますね。

 もう一人証人がいて、銀行の前で待つ被告人を見たそうです。様子がおかしかったとか。
 銀行の防犯カメラに被害者が映っていることから、検察は、被害者がお金をおろしてくるのを
待って犯行に及んだ、計画的なものであると主張。
 弁護人によると、外からはATMコーナーは見えないと。被告人は中に入ってないから
被害者が中で何をしていたかはわからない。だから検察の主張はおかしいと。

 白熱してまいりましたね。
 で、被害者の持ち物から指紋は出てないんでしょうか。争っていたなら、どこかひっかかれて
いるかもしれないし。
 そういう方面は調べられてないんでしょうかね。

 検察は、お金を拾ったというのならなぜ逃げようとしたのか、を突っ込んでいますが、以前
捕まったことがあり、信じてもらえないと思ったから、と被告人は言ってますが…。
 つーかそもそもお前は夜の公園で体育座りをして何をしてたんだ。
 物思いにふけってたとか言うなよ?

 水原さんは迷っています。
 つーか燈馬の出発明日って早すぎじゃないですか。
 ともかく、これが2人で解く最後の事件なんだね、と水原さんは寂しそうです。

 評議が始まりました。
 有罪か無罪かが決まります。
 裁判官も加わるそうですが、確か裁判員制度では、裁判官の誰か一人が含まれて
いないと結論出ないんじゃなかったっけ。例えば有罪って裁判員が全員言ってても
裁判官が無罪って言ってたらやり直し、みたいな。

 おい状況証拠で有罪とか言ってる奴がいるな。物的証拠はどうした。

 クィーンは無罪だと思うって。
 有力な証拠といえるのは警察官から逃げたこと、お金を持っていたこと。でも状況
証拠だけでは決められないと。結構するどいとこいくな。

 さて水原さんは…無罪だと思います、と。
 被告人の気持ちを考えていたらそうなりましたって。
 夢を持って上京してきてこれからって時に強盗なんかしないって。
 いやいやいや、これ裁判ですから!そういう、何々しないだろうから無罪とか…。
お前は人情裁きの大岡越前か!
 燈馬君は?
 とてもきわどい立証だ、と言いました。答えはぁぁぁぁぁ!?

 有罪か無罪かの採決で、燈馬君は有罪に手をあげませんでした。
 4人が有罪と判断し無罪は5人。
 水原さん、やりましたね。燈馬君と一致しました。
 被告人は無罪となりました。
 模擬裁判とはいえ、結構大変だなぁと思いました。
 つーか、判決を決めかねるから放棄するっていうのはできないんでしょうか。なんか
そういうのもないのかなーとか思ったりして。

 水原さんは燈馬君に言えるかな…?

 裁判官が燈馬君を呼び出していました。
 気になることがあったみたいです。
 この事件の実際の判決は有罪が確定していて、それはこの裁判官が本当に下しており、
今まで3度模擬裁判をやったけれども今まではすべて有罪の答えが出た。今回初めて
無罪判決が出てビックリしているらしいです。
 でも心証ではこの被告人は有罪だと。

 燈馬は、この裁判官がどちらの判断を下すかにとても興味を持っていたように見え、
裁判官はそれが気になったみたいです。

 無罪に手を挙げたのは検察が大事な立証をしていないからだ、と燈馬君は答えました。
 何故事件の目撃者は被害者の悲鳴を聞いていないのか、なぜ被告人は銀行の中に
入らなかったのか、なぜ犯人は被害者をババアと呼んだのか。
 検察はあることを見落としていた。
 被告人と被害者が顔見知りであるということを、と燈馬は指摘。
 だから近づいても被害者は悲鳴を上げなかった。ホスト時代に知り合った、表沙汰に
出来ない関係だったと指摘。

 ホストとして働いていた時に年配の客を陰で婆と読んでおり、だから犯行の時離せババアと
いった。銀行に入らなかったのは、その日が給料日と知っていたから。
 判決は間違っていませんでした。結果的には。でも僕は有罪とはいえない、以上、証明終了ですと。

 お見事って感じですよね。
 証言だけで推理とはいえそこまで見抜いてしまうとは。

 なぜその話を評議の時にしなかった、と裁判官は言っています。
 立証責任はすべて検察だけにある、裁判官らは提出された証拠だけで判断する。裁判の
鉄則だからと燈馬君はいいました。
 見事なまでに彼は、裁判員としての立場を守ったんですね。だからきわどい立証だ、と。
 
 これは、裁判官だけでなく、裁判にかかわる人すべてが胸にもっておかなくてはならない
ことではないか、と思いました。
 テレビとか雑誌で得た情報で判断するのではなくて、提出された情報で判断することが
どれだけ難しいかということ。
 燈馬君は、推理すれば被告人の犯行であるのは明確だけれども、提出された証拠だけでは
犯人と断定できない、裏付けが足りない、ということを示したわけですから。
 難しいですよこれは。

 水原さんは言いたかった言葉を飲み込んで、アメリカに帰っても頑張ってね、と言います。
 その言葉を言うのにどれだけの勇気がいっただろうかと思います。
 無罪の時に手をあげるよりも、はるかに。

 燈馬君、いつぞやに書いたスケッチブックを広げていますね。
 
 落ち込んでいる水原さんを父いろいろ誘ってますがダメみたい。燈馬君の見送りにもいかなかった
くらいだしね。
 よし、アメリカ行くか、ならのったと思うぞ、水原父!

 部活にもいかない、ゆうべから何も食べない、レストランも花見も行かない、燈馬君と仲が
よかった、燈馬君の見送りに行かなかった。
 これだけ状況証拠が積み重なれば合理的証拠を挟まない証明がなされている、とか…。
 さすが刑事だな!…ってみればわかるか。
 父、どんな気持ちで水原さんを見送ったでしょうね。
 
 屋上にやってきた水原さんは、何かが書かれているのを発見します。
 英文だから読めないのか、水原さん!
 何言ってっかわかんねーよ。つかこれ昨日やってたとこだろうが!
 おっと解説してくれる人が…って燈馬じゃん!
 
 誕生日おめでとうございます、とか言ってるけど。航空チケット?にQEDって書いてあるし、
焼きそばパン取り出して水原さんに渡しとるし。焼きそばパンね、ふたつに割ると中の具が
食べてる時にぽろっぽろ落ちるので2つ買ってこんかい!
 水原さんといると毎日がお花見みたいです。水原さんは頭の中が毎日お花見です。

 この学校でお花見することに決めました。卒業するまでずっとって。
 …もうすぐ卒業ですよね?あと一年あるんだっけ。
 ともかく、焼きそばパンがきれいに真っ二つになったことにびっくりです。

 …ってバスケットボールで窓ガラス割れましたけど。
 誰がやったの?
 事件よ燈馬君とか言われてます。おい焼きそばパンくらいゆっくりく食わせてやれよ。
 

 10話まで見て来て、はっきりいってドラマ化した意味なかったなと思います。
 厳しいかも知れませんが。
 原作の持つ魅力が何一つ伝わってこない。謎解きだとか、テーマの楽しさがまったく
表現されてない。ほとんどが学校の中で起きることばかりで、世界の広がりが感じられない。
 このドラマを見てはたして「原作面白そう!」と思ってくれる人がいるかどうかすごく
残念に思います。
 原作はドラマと違ってとても面白いので一読をお勧めいたします。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→Q.E.D. 証明終了