多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ヴォイス〜命なき者の声〜


ヴォイス
〜命なき者の声〜

第5話(09/02/09)

 今回はもっとこう、ドラマ性のある展開でも良かったのではないかと思います。
頭から血を流して倒れているカメラマンが見つかった、警察はそのカメラマンが
追っていた事件からして殺害されたのではないかと推測、捜査を始めようとしていたら
実はそうではなかったことがわかる、みたいな展開の方が良かったんじゃないのかなと。
 なんか、いい話ではあるんだけど「そうかな〜?」と思った部分が結構あったので…。

 さて石末君が何やらしているとまたうしろからどちてぼうやが「どーして!?」とか言って
ます。もう名物になりつつあるなこれ。
 加地君には、どうして茶柱が立ったからといって携帯で写真を撮るのかが理解できない
ようです。撮るだろそれは。

 発見された遺体は岡原さんというカメラマン。ゴシップ専門。鶏小屋の前で倒れていた
らしいです。
 頭から出血していたので刑事は殴られた可能性もあるとか言ってますが、これはのちのち、
倒れた時に頭を打ったものだとわかります。
 死因はエコノミークラス症候群。折りたたみ椅子にずっと座って同じ姿勢でいたことから
なったらしいですが、それ自体はここで発生したとは限らないようです。
 彼はなぜこんなところにいたのか?

 鶏小屋の前で悩む加地君。
 岡原さんのカメラには、めんつゆをアップで写した写真が残っており、それが余計に謎を
呼びます。もしかしたら次のテーマがめんつゆだったのかも知れんぞ!政治家の汚職を
めんつゆで暴く!とか。…無理だろ。
 ブログにアップするためか?とかいろいろ話してますね。

 蕪木さんは、岡原がヘビースモーカーだったことから、長時間同じ姿勢でいれば余計に
エコノミークラス症候群になりやすかっただろうなと指摘。一方で桐畑君は、岡原の髪の毛に
からまっていた葉っぱを調べています。
 この子本当いい仕事する人だわー。そのうち、彼のコツコツとやってる努力がもとで、
事件の真相がひっくり返るような話があれば面白いと思います。

 加地君らは、岡原の元奥さんを訪ねていってます。
 3年前に別れたらしいです。
 最後に会ったのは3ヶ月前で、奥さんは再婚を予定している相手がいたことから、
息子の実君とももう会わないでと岡原さんに言ったようですね。
 うーん、それもなんかかわいそうな気もしますが。だって岡原さんにとってはいつまでも
大切な息子なんだし。自分が再婚するから会わないでっていうのは子供の事情も無視してると
思うよこの奥さん。

 ともかく加地君は実君に話しかけてみますが、彼は携帯を握りしめたまま。
 岡原さんの死はしってるようですが、私はこれ見てて、多分メールが来るのを待ってるん
じゃないのかなぁと思いました。死んだとわかってて、こないはずのメールを待ってる。

 桐畑君の活躍で、岡原さんの髪の毛についていた葉っぱは「そよご」というものだと
わかりました。
 で。
 羽井君が作った親子丼を皆で食べようとしてるのですが…。
「鶏肉と卵は別々に食べた方がうまいって」by加地
 うわっ、秋ちゃんじゃないけどこの人ほんっとめんどくさい!
 誰か口の中に親子丼を突っ込め!
 つーか親子丼は日本の料理の中でも傑作ですよ。どんぶりものでピカイチですよ。
親子どんがうまい店は大抵何食べてもうまいですよ。(偏見)

 さて。結局それを食べたのか知りませんが食後。
 加地君らは、岡原さんの最後の声を届けよう、といっています。

 彼の事務所にいっていろいろ調べてますね。
 彼はフィルムにこだわるカメラマンで、デジカメに切り替わりつつあるこの世の中でも
ずっとフィルムでとってたらしいです。
 あーでも実際、こういうカメラマンは多いって聞いたことあります。なんていうのかな、
デジカメだと誰がとっても同じなんだけど、フィルムは撮ってる人の感情が出るみたいな
こと聞いたことあるです。

 で。
 岡原はネタになるなら結構やばいことにも手を出しており、とある建物の写真が何枚も
あることに加地君らは気づきます。また、鶏小屋にも再々訪れていたとも。
 いったい何があるのでしょうか?
 写真に撮られてたぎょうざのあるお店にも行ってみたけれど手がかりえられず。しかし
食べたぎょうざはおいしかったらしいです。ぎょうざがおいしい店は大抵何食べても(以下略)。

 みんなは、「おいしいものを写真に撮っていたのでは?」と考えるのですが、めんつゆは
簡単に手に入るものでした。
 ということは、これまでのことから考えると、意味はまだわからないけど、実君にこれらの
写真を送っていたのではないかな、と思うのですが。
 脈絡なくそういう、仕事と関係ない写真を撮るということはプライベートに関係があるという
ことだから。となれば、携帯を見ていたことからも、実君に送っていたとしか考えられない
のですが。
 どうでしょうかね。

 このあと石末君と夏井川さんが会話するシーンがありましたが、このあたりはまあ特に
話とは関係なさげです。

 加地君は佐川先生と話しながらルービックキューブやってます。ああこれ一度ばらすと
ほんっとマジにどうやってもそろえられないんですよね。
 うちの家族は全部ばらしてはめ込むという、それやったら意味ないじゃんという戻し方
してましたけど。
 ともかく佐川はルービックキューブを例にあげ、おこしたアクションは周囲にどう影響を
及ぼすか、それに気づけるか気付けないかだみたいな話をしています。
 
 その一方で皆に蕪木さんから課題が出ました。
 簡単に言うと、防寒具なしだと人間は雪山で2時間も生きられないけど、この遺体は
10時間生き延びていたことがわかっている。それはなぜかと。
 ヒントとしていろいろデータがあるからそれを分析して割り出しなさい、というものでした。
 これは…まあ本来の意図もわかるのですが、法医学より心理学だな。
 んでそんな中加地君がぼーっと帰ってくるのですが、岡原が起こしたアクションについて
考えていますね。
 それを冷静に「この人面倒くささ増してない?」と突っ込む秋ちゃん。
 しかも加地君、課題をものともせず調べにいきました。
 お前…。いや調べることも大事だけどちゃんと課題やれよ…。

 鶏小屋に来ると、ヒヨコが生まれていました。かわいかったです。
 ただし加地君、いつから鶏になるのとか言ってます。成長したら鶏ですよそんなもん。
 正確には、巣立ちしたら成鳥と野生ではみなされるかと思います。だから、「成長したら」。

 で、写真が何枚もとられていた、とある建物の聞き込みをして加地君は、雑木林の中で
撮影されたと思われるポジションを見つけました。
 そこには「そよご」の木があるんですね。つまり岡原がここに何度もいたのは間違いない。
 では何をしていたか。
 加地君寝袋持ち込んでそこで夜明かしするらしいですよ。
 あの…課題の前に授業は…?

 ちなみにここで、羽井の母が、自分も河原で寝袋で寝ていたら、川の中に落ちて死にかけた
みたいな話をしています。
 普通は河原でキャンプする時はそれくらい気をつけてください…。前にも、河川敷でキャンプ
してたら夜中の大雨で車が流されたという人をニュースでやってましたけど…。

 朝になり、秋ちゃんが朝食を持ってきてくれたのですが、ちゃんと鳥のからあげにゆでたまごと、
面倒くさいといいつつも分けているあたり優しいですね。
 しかし、今度はたまごに塩がない、って加地君文句言ってます。
 ほんっとめんどくさい!
 秋ちゃんが怒ったのでついているマヨネーズでしぶしぶ食べてますが…「意外とおいしい!」。
 誰かこの人雑木林に埋めて来て!

 しかも秋ちゃんに自分が半分食べたたまごを差し出してるし…おいぃぃぃ!ここに新八いたら
30か所くらい突っ込まれてるぞ、加地君!
 で、そんなことがありましてさらに加地君一人で見張っていると、後ろから変な人が来ました。
おおおカッパハゲさんじゃないですか!あの医龍の!(いい加減名前覚えなさいよ)
 その人は岡原がずっとここにいて写真を撮っていたことを知っていたみたいですね。

 んで加地君、またあのラーメン屋にいって、岡原さんがいつもはビールとしゅーまいだったこと、
ぎょうざはあの日たまたま頼んで写真を撮っていたということを突き止めてきましたよ!
 戻ってきた加地君、課題がわからないと悩む皆にあっさり「一人じゃなかったんだよ」と言ってます。
問題にはどこにも、ひとりだったなんて書かれてないって。
 つまり誰かと励まし合い、温め合っていたからこそ10時間も生き延びることができたんだ、と
いうことですよ。
 皆ダッシュして飛び出していきました(笑)。

 そして加地君、新聞の記事に例の建物が載っていることを見つけます。
 巨大政党が誕生したとかなんとかでそこが映ってるんだけど、彼はふと思いついて写真を
あれこれ並び替えています。
 で。
 「もう一人いたんだ」と。加地君は皆に、餃子おごるから手伝えと言ってます。
 さあ事件の核心が見えてきましたよー!

 元奥さんに会いに行った加地君は、本来ならあのスクープは岡原さんが撮るはずだったんだ、
といってます。
 ずっと待っててそれでエコノミークラス症候群になってしまったと。
 けれどもそこまでなるまでに辛抱するには、よほどの心の支えがないと無理だと。
 つまり、もう一人の存在があったからだと。
 そこに同席していたわけではなくて、心の支えになっていた人なんですね。
 元奥さんはそんなわけないとかさりげなくひどい否定してますが、岡原さんはゴシップを
やめて変わろうとしていたんだと、加地君は指摘。
 それはつまり、実君だと。

 あの中華料理屋で岡原さんは店主に嬉しそうに言っていたそうです。
 息子に、父みたいなカメラマンになりたいと言われたって。
 そりゃどんなお父さんでも頑張りますよね。自分が目標だって言われたら。だから頑張れた。

 そして加地君、実君のところにいって、うさぎかうなぎの写真撮らなかった?と聞いています。
ああ、そこまで聞けばわかるな。
 うなぎ→ぎょうざ→ここはわかりませんがめんつゆ→ゆうひ→ひよこ(岡原が狙っていた写真)と
なるんでしょうね。
 つまりずっと実君とメールでしりとりしてたんですね。
 そうして、20年来の大スクープを狙っていて、合間にひよこを撮りに行って倒れたというのが真相
なのでしょう。

 加地君は奥さんに断って実君を連れだしました。
 大学にやってくると、岡原さんの写真を皆が飾ってくれているんですね。
 小さな、携帯の画面でしか見られなかった、お父さんの素敵な写真がたくさんあった。
 これは一生の宝ものになるでしょうね。
 実君は言います。
「お父さんは死んでどこにいっちゃったの?」
加地君は言いました。
「どこにも行ってないよ。実君はお父さんのこと思い出すだろ?そうすると頭の中とか心の
中にちゃんときてくれるんだよ。だから、あんまりしょっちゅう思い出しちゃダメだよ。いったり
きたりでお父さん、息切れしちゃうから」
 いや気持ちはわかるがなんか息切れしてる岡原さんとかギャグになっちゃうだろ。
 というか思い出してもいいじゃん。そこは肯定してやれよ。多分、いつまでもメソメソしてちゃ
ダメだよと言いたかったんだとは思うけども。

 ともかく、実君はお父さんの遺志を継いで立派なカメラマンになってくれるでしょう。
 岡原さんのカメラで実君が撮った写真はなかなかよく撮れてました。
 あと課題も、これまでで初めて解かれたらしいです。
 なるほど皆、状況にばっかり目が行くんでしょうね。
 ただしこれは、何度もデータを解析させることによって、基本を押さえるという役目もあるので
解かれたとしてもムダではないらしいです。蕪木さんの優しさですよねー。

 というわけで、きっちり六面揃えたルービックキューブを佐川せんせの部屋において、加地君は
携帯で写真とってます。後から石末に「どーして!?」と突っ込まれてて笑えます。
 そろそろ加地君はどーしてと思う前に、ヤフーの知恵袋とかで聞いた方がいいと思う。

 次回はミュンヒハウゼン病。これも結構有名なものですね。
 ただ傾向が変わってて面白いなと思ったのは、生きている人の話になるみたいです。


 今回はなんかちょっと「えー」って感じだったので、話題のものを取り上げるのもいいけど、
少し話を作り込むことにも注目してほしいなと。
 後半に差し掛かるので、これからはちょっと5人の盛り上がりというか成長を重要視して
欲しいなと思いました。




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