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ヴォイス
〜命なき者の声〜

第9話(09/03/09)

 高校生の男の子っぽい子らがだらだらと帰宅していると、背後のビルから人が降って
きます。まあ上に飛び上がったりしてれば間違いなくスーパーマンかバットマンなので、
普通の人なら落ちるしかないと思われます。

 音にビックリして振り返った彼らは、人が倒れているのを見て「おい救急車呼べ!」とか
言ってますが、お前がしろよ。さりげない流れの中に人に命令してんじゃねーよ。
 ともかく、姉さん、事件です!(「ホテル」風)

 石末君が読んでいた本を伏せたのを見てまたあのどちてぼーやが「どーして!?どーして
本をそんな風に置いてるの!?本がいたむじゃん!」と質問してます。
 おおっ今回は割と普通の聞き方だ!
 でも本がむささびになって返ってくるんだよとかわかんねーよ。なんでむささびだよ。

 加地 の レベルがあがった
 加地 は むささびどーして を おぼえた!
 仲間 は こんらんしている!

 まあでもね、今回は加地の言うことわかりますよ。私も本を伏せておくのは大嫌いで、
必ず何かはさむものを使います。しおりがまともにあることはほとんどないので、本に
挟まってるチラシとかが大体しおりがわりですね。あとは箸とか…(ご飯食べながら本を
読むダメな子)。
 それと心が狭いと言われようが、人に本を貸すのが大嫌いです。同じ読み方をするとは
限らないから。子供のころ貸すと、お菓子のかすが入って返ってきたり、それこそ背表紙に
筋入って返ってきたり(伏せておくとこうなる)、ひどいのになるとページに折り目ついてたり
しましたからね。人の本でなぜそれをするとも思うのですが、そゆのがあるので私は人に
本は貸しません。
 石末君は借りた本にはそんなことしません、って言ってるけどね。

 ともかく、本についているしおりを使ったらとか秋ちゃん言ってますが、ないのも多いん
ですよー。最近は出版業界もいろいろ不振でねー、できるだけ経費削減の方向に動いて
るんですねー。(誰がそんな裏の話までしろと)
 ちなみにあのしおりは、しおり紐とかスピンとか言われてます。でもあれもはさまってると結構
本に跡ついてるよねぇ。

加地君「え、あのヒモみたいなやつ?」
秋ちゃん「ヒモみたいなやつって…」
加地君「あ、バカにされた」
石末君「え?あれしおりっていうの」
秋ちゃん「じゃあなんていうの」
加地・石末「本のヒモ」
 …間違っちゃいないけどさ、間違っちゃ…。
 ともかく加地君は一度パタンと閉じて、石末に文句言われたら、「あんな開き方してるから
くせがついてるって、ほい」と元のページを開いて得意げ。…石末にページ違うって言われ
てるぞおい!
 お前らはアホだ。

 一方石末父も同じ本の伏せ方をしてました。やめなさい!

 石末父、回診で桜井さんという男性を診察しています。はっこれはこの後の展開で息子が
駆けつけてきて「俺の名は桜井侑斗!最初に言っておく!俺はかーなーり強い!」とか言う
伏線だな。(仮面ライダーは出ません)
 この桜井さんは、石末父がさっきまで読んでいた本の作者さんらしいです。
 なんかいろいろ会話してますが桜井さん、この人あなたの本をむささびにしてますよ!

 冒頭で落ちてきた人は宇野さんという人で、清掃会社の社長。作業中に転落したと見られて
おり、即死状態であったと。
 命綱であるところのストッパーが外れての落下らしいですが…。
 加地君は宇野さんの手首の、白い跡に注目しています。腕時計をしてたらつくような跡
ですね。つーことはこの人は普段は時計をしていたのに、この日に限っては外していたという
ことになります。

 で、加地君らは佐川先生が男の人と会っているのを目撃します。
 おそらく保険会社の人ではないか、と鋭い指摘の桐畑君。
 保険金目的の自殺や殺人は、契約にもよるが加入から2〜3年内の場合は支払われない、
っつーのがありますから調査でしょうね。
 銭ゲバの食堂の人たちに貸金業の人が生命保険のパンフレット持ってきてましたが、まさに
このことです。
 例えば1億円の生命保険をかけたとしますよね。そうすると月々の保険金額は相当なものに
なります。だから昔は、かけたらすぐ殺す、もしくはすぐ自殺ってのがありましたが、そんなことを
やられたら保険会社は自分達が首くくらにゃならなくなりますから、さっとすぐに対応して、こういう
のを防ぐようになりました。つまり、高額の保険金かけて殺しても/自殺しても無駄だよっていう
意味では抑止力になるっちゃなる…かもしれないですが。
 まあだからイヤな話、自殺する時には保険を確認しときましょうって話だな。

 加地君は生命保険って誰が考えたんだろうって言ってますが確かイギリスの人です。
 羽井君は、人が死ぬことに値段ついてると否定的ですが、秋ちゃんは、残された人たちの
生活にはお金が欠かせない、と現実的。私もそう思います。命には値段付けられないけど、
でも生活していけないもんね。だからこその保険だし。
 ちなみに保険といえば同じくイギリスの「ロイズ」は面白いですよ。
 簡単に言うと、加入している人達が、引き受けたいと思う保険を分担して引き受けるってな
もんですね。リスクもあるがリターンもある。普通の保険と違うのは、保険金を負担するのが
個人ってとこですかね。

 話がずれましたが、ドラマの方でも羽井君の母が、遺産相続の話で、5000万相当の梅干しの
話とかしてるからまあいいわ。こういうのはあの世まですっとんでって、残した奴を締め上げたく
なりますね。金で残せと。骨董とかならともかく梅干して。食ったら終わりだぞこら!
 加地君は加地君で梅干しの気持ちにもなって下さいとか言ってるし。お前はあれか、Dr.スランプ
アラレちゃんのスッパマンでも目指してるのか。

 さて捜査は進んでおりまして刑事がやってきて、宇野さんは精神科に通院歴があり、多額の
負債を抱えていたといいます。
 精神的に追い込まれていた可能性があると。

 そうして加地君と秋ちゃんは現場にいって様子を見てるのですが、加地君は変だなと窓を
見上げてつぶやいてます。
 こちら側は途中まで窓がふいてある。宇野さんが倒れていた側はもうきれいに拭かれて
いるのに、どうして戻ってきたのか。
 拭き残しが気になったのではって秋ちゃんは指摘してるけど、プロならそういうのはしない
と思う。というか最後の確認に回すと思う。その方が効率的だし。もっと別の理由があるん
じゃないかな。

 加地君らは宇野さんの家を訪ねています。大学生がいきなり会いに行くのはおかしいと
突っ込みが入ったのか知りませんが、最近はちゃんと「大学から連絡がいってると思いますが」
ってやってるんですね。それはそれでいいかと。
 そこに息子らしい高校生の子がいるのですが、すごいそっけないです。
 お前はあれか、反抗期なのかこら。
 宇野さんの奥さんのところにも行ってますがなんかパートか何かの帰りかな。
 奥さんは宇野さんのことを人が良すぎたって評価みたいです。
 困っている人がいたら、一緒にしょいこんでしまう人だって。
 けれどもその死を悲しんでいるヒマはない、借金と子供の養育費が必要だから働かないと
って言ってます。
 母子家庭用の生活手当とか、奨学金その他いろいろやった方がいいですよ申請を。
 あと借金があるなら、遺産放棄することで、借金をロハに出来ますが、家の名義とかも
変えられるのでやった方がいいと思うんですがねぇ。何もバカ正直に借金返す必要は
ないですよ。
 この借金が宇野さん名義なのか会社名義なのかがハッキリしないけど、とにかく逃げ道は
結構あるので、きちんとそういうとこは知っておかないとね。

 蕪木さんも桐畑君と話してて、借金してると今まで見えていたものがどんどん見えなくなる、
お前たちも気をつけろ、と言ってますが桐畑君は「ぼくは大丈夫ですよー」って返してる。
 蕪木さんは、そういう奴があやしいんだ、と。確かにねぇ。
 ただ、データを見た蕪木さんの表情が変わった。被害者の血液をもう一度検査してもらえって。

 一方石末父。
 桜井さんの状態が安定していて、一時帰宅もできるんじゃないかって話してます。
 ところがそれから少しして、容体が一変、桜井さんの心臓が止まったりして、主治医が懸命に
電気ショック与えたりしてますが、心臓は再鼓動しませんでした。この中に犯人がいる!
(チームバチスタの栄光じゃねーよ)
 というか映画「感染列島」の時もそうだったけど、患者に追いすがる人を押しのけながら
治療するくらいなら、さっさとその人を外に連れ出しなさいよ…。画面的に盛り上げたいというのは
わかるけど、奥さんの顔が怖くてそれどころじゃなかったよ。(失礼です)
 あと主治医、心臓マッサージあきらめるの早すぎです。
 ともあれ、一時は帰宅できるかもというくらい安定していた患者さんが突然の急変。おいおい
誰か踏んじゃいけないコード踏んでたんじゃあるまいな!

 そーいやブラックジョークなんですが、とある病院で、とある曜日、とある、人工呼吸器をつけている
患者さん専用の病室でだけ、入っている患者さんの死が連続したんですね。
 病院もこれはおかしいと思い本格的に調査に入った。
 すると、その曜日は毎週、病院へ掃除婦が入っていることがわかり、問題の病室においても、
死亡などの異常が起きる直前に掃除婦が入っていたことが分かった。
 病院は彼女を呼んで何か不審な点がなかったかなど聞いた。
 彼女は「何もおかしいことはなかった」と言った。
「いつもどおり、掃除機をかけるために、機械のプラグを抜いて掃除機のプラグをさし、掃除が
終わったら元通りにしておきました。掃除は丁寧にやっています」
 これの落ちがわからない人は落語家の方にでも聞いてみてください。

 さて宇野さんの会社にやってきた加地君は、会社の窓が汚れているのに気付きます。
 そこはわざとそのままにしてあるそうです。
 窓を拭きたい、きれいにしたいという気持ちを仕事にぶつけるためだって。
 宇野さんは車の窓も汚いままでしたって。…いや車の窓は拭こうよ。安全のためにさ。

 社長はこの不景気であっても、リストラも給与カットもしないいい人だったらしいです。
会社の運営としてはちょっと正直すぎてアレかも知れませんが、職人としてならピカイチの
ような気がします、私は。
 そして社長はいつも腕時計をしていたけれども、時間を聞いてもそれを見ることがなかった、とも。
その腕時計はとまってしまっていたらしいです。それを大切につけていた。
 加地君が宇野さんの車を見るとそのつけていたであろう時計が載っていました。
 
 ここでひとつ疑問が生じます。
 それほど大切にしていた時計をなぜあの日つけてなかったのか。あの日死ぬことがわかって
いたからではないのか、と。
 となると事故の線は薄くなってきますね。

 一方で石末君ですが、病院にいったら桜井さんの奥さんが、父に詰め寄っているところを
目撃します。
 最善の治療をした、という父に、「あんなに元気だったのに」という桜井さん。
 こっちも絶対何かありますね。

 加地君が部屋に戻ってくると、秋ちゃんを中心に何かもめてます。
 アメリカ留学が決まったのに黙ってたのが水臭いらしい。
 秋ちゃんにしてみれば、たった1ヶ月だし、一応言うつもりではあったらしいんだけど、「こじま
よしこ」から「みずくさこ」に名を変えろとか加地君言ってます。
 いやその突っ込みはわからん。
 つーかお前も加地からどちてぼーやに名前変えろ。

 そんな中で羽井が石末君に、父がニュースに出てたよって話してます。
 もうそんな広まってるんだね。
 石末は改めて、命を預かるって大変なことなんだなぁと言ってます。でも、死者の言葉を聞く
ことも、わかってはいるだろうけど大変なことだと思いますよ。

 帰宅時に雨降ってきたんだけど、加地君はポッケからサッと折りたたみ傘を出して
秋ちゃんにあげてます。
 宇野さんの会社の人に、雨が降るって言われたらしいです。宇野さんも天気当てすご
かったらしい。
 1週間の天気予報どころか明日の天気すらあたらないようなどっかの機関に教えて
あげたいくらいですな。
 しかし「みずくさこー」って言い逃げはどうなんだ加地君。秋ちゃん、その傘で加地を
撃つんだ!(どこのマンガの中国人娘が持ってる傘だよ)
 
 再検査した宇野さんの血液からは、ベンゾジアセピンという、これ命名した奴は早口言葉が
得意です、みたいな薬品が検出されました。
 つまり、睡眠薬を服用してたってことですね。

 さて石末君は何やら書類を書いていますが、そこに桜井さんの主治医が入ってきて、
カルテがないとか言っている。
 探すといって出て行ったんですが、そのころ父がカルテを改ざんしてたんですね。書き変えて、
シスとかいう薬の投薬をなかったことにしていた。
 おいおい。息子に胸を張れる父親でいなさいな。最終回間際でこんなことせんでもー。
 主治医はそのままそれを受取って、CT室に置き忘れてた、とかいって返すのですが…。
石末は何となく違和感を覚えてそのカルテを見ました。
 そして、筆跡が違うことに気付きました。
 つーか電子カルテじゃないのかここは。あとパソコンで作ったりせんのか。
 まあいいけど。
 で、仲良しの看護師が入ってきてそれを見て、シス投薬の記録がない、と指摘。
 石末は別の患者さんにしたんじゃないかって言ってるけど、彼の中ではある疑惑が
湧き上がったんでしょうね。
 つまり、父はとても字が汚い!あと結構バカだ!(そっちか)

 桜井さんの奥さんがやってきて石末父と話してるんですが、父はミスを認めず。
通りすがった看護師が、「ヒステリー起こしてやーね」みたいなこと言ってるけど、他の
患者さんとかがいる前でそんなこと言っちゃいけないと思う。不安になるでしょ。
 さてその光景を目撃した石末はどうするでしょうか。

 ゼミの方では夏井川さんが、睡眠薬が宇野さんから検出されたこと、保険金目当ての
自殺だと判断したことなどを報告しています。
 免責期間(自殺や保険金目当て殺人を防ぐため、これらが原因での死亡は保険金が
下りない期間)の自殺だから今回保険金は下りないでしょう、と。

 加地君は、自殺しようとしてる人が拭き残しを気にするかなぁとか考えてます。
 すると外でものすごいノック音が。
 最初、あまりにもすごいノック音だったんで、外で季節はずれのキツツキでもいるの
かと思ってました。(いたところでその後の展開をどうするつもりだ)
 佐川の部屋を宇野さんの奥さんがものすごい勢いでノックしてたんですね。すげぇわ。
ノックのギネスとれるんじゃね?

 奥さんは、自殺ってどういうことですか、と言ってるのですね。
 佐川は落ちついて、睡眠薬を量からして死ぬ直前に服用したと思われる。普通仕事前に
飲むとは考えられないと説明。
 あと、手の平が無傷だったということも。
 普通人は転落したら、ものを無意識につかもうとして、手の平が傷つくことも多い
けれども、無きずだったので、それから総合して自殺であると判断したと。
 …つか睡眠薬飲んで意識失ってたら、ものつかめないでしょ。

 この件はこれで落ち着いてしまったのであれですが、もっとうがった考え方を
するならば、精神科に通院するほど追いつめられていたのならば、神経衰弱で
判断力が鈍って、間違って睡眠薬を飲んでしまったとも考えられます。病院で処方されて
いた薬と間違えてとかね。某N川元大臣のようなもうろうとした状態になったと。もちろん量と
してごまかせるものではないかも知れませんが。
 で、意識が混濁して転落したという結果も考えられなくはないわけです。そうなれば
手のひらが無傷でも不自然ではない。だから自殺とも断定しかねる状況ですよ。
遺書がないというのも(後で理由はわかりますが)、事故と判断できる決め手になるしね。
 そういうわけで、民事で争おうと思えばやれます。保険会社と。
 そこら辺の可能性も、ちょっと掘り下げてほしかったなぁ。

 奥さんは、こちらの事情なんて関係ないんだから、なんで事故死じゃだめなのか、
そう書類にかけないのかって言ってます。
 それは公文書偽造になるのでダメです。
 保険金が出ないんです、借金残してどうして生活すればいいのかってすがられるけど、
今の奥さんに必要なのは法医学じゃない、弁護士じゃないかと…。

 奥さんは、覚悟の死はムダですか、何のために死んだのですかって言ってるけどなぁ。
 秋ちゃんはその言葉にショックを受けたようで、死がムダって言われるとねぇ、って
言ってます。確かにね。

 はい、こっからいきなりこれまでのお話まとめムードになりました。
 加地君がこれまでいろいろあったよねって話してます。
 なんだその今回が最終回ですみたいなノリは。ジャンプで打ち切りが決まっていきなり
主人公が強くなって敵の幹部を1コマで撃破する、みたいなノリ。先の展開が気になるぅー!

 ともかく、真実と向き合わないでいいなんてどうしても思えない、今までやってきたことが
間違ってるなんてどうしても思えないということを、これまでの5人のエピソードを丁寧に
振りかえって時間を稼いだあと、加地君は言いまして。
 あのビルに皆で行きます。
 高校生の息子もきて、借金だけ残して逃げたんだと宇野さんのこと言いますが、羽井君が
「お前は何もわかっちゃいねーな、親父さんはさいこーにかっこいいんだぞ」って絶妙のフォロー。
 こういう仕事は命はってやってるわけですもんね。

 あと加地君も時計のことについて、とても大切にしていたはずと指摘。
 息子があげたものらしいです。
 だから、この時計は壊したくなかったから置いて行ったんだって。
 それともう一つわからないのは、どうしてここに戻ってきて自殺したのかってことで。

 理由は息子の思い出の中にありました。
 ここから見える先の駅ビル最上階で昔、親子で食事したらしいです。多分料金も高いとこなんで
しょうね。…最上階なだけに。(山田くーん!!!!!)
 ともかく、1回きりの食事で終わってしまったけれども、それは宇野さんにとっても、大切な思い出
だったんでしょうね。だからこそ最後の光景にここを選んだのかも知れません。そうして、いろいろ
思い出しながら最後の仕事についたんでしょうね。

 どんな事情があったとしても自殺は良くない。生きていることにまさる支えはないと思うから。
 でも、お父さんが最後にどれだけ2人の幸せを祈っていたか、最後に言いたいことは沢山
あったと思う、遺書くらい残したいと。
 でもお金を残そうと思って幸せを願って、黙ったまま静かに亡くなった。
 その気持ちの強さはすごい。
 事故死のままなら生活は確かに楽になったかも知れないけど、お父さんの本当の思いは
伝わらなかったよね。
 これからの生活は苦しいかもしれないけれど、お父さんの思いを知った上で人生、生きていく
ことに意味があると思う。
 お父さんの死を無駄にするかしないかは、これからのキミにかかってるよ。

 加地君すんごいいいこと言いました。
 すんごいいい雰囲気のところ申し訳ありませんが宇野さん、死ぬ前に生命保険の契約書
読み返しなさい。

 さて石末君の方です。
 受付にいた桜井さんの奥さんに声をかけて、自分が同じように桜井さんの死に疑問を持って
いること、逃げてはだめだと思っていることなどを話して、解剖しませんか、と言っています。
 
 次回、石松父「俺の屍を越えてゆけ」乞うご期待!(予告内容と放送内容は一部変更される
ことがあります)


 さて今回のお話ですが、加地君がいつもの「わかった」をやらなかったこと、すっきりしない
展開だったことなど、いつもと違っていた部分がありました。
 私はこれでもいいんじゃないかと思います。真実の方が残酷だったなんてことも珍しくないと
思うし、家族のためを思ってやったことが裏目に出たなんてことも実際あるわけだし、なんていう
のかな、法医学をやたら美化しすぎない構成なのはよかったです。

 ただそれならば、上にも書きましたが、事故死の可能性がないような状況には少し、して
おいて欲しかったかなと思いますね。
 事故死と判定できる余地は結構あると思うので。
 睡眠薬が出てきたから自殺っていうのは確かにありえないけれども、いろいろなことを考えると
ちょっと安易かなとは思いました。
 石末君のエピソードと並行してやったから、時間の関係でちょっと流れが強引だったかなと
いう気がします。
 ともあれ、残された親子には強く生きてほしいですね。



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