多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→リセット


リセット

第11話(09/03/26)

 最近「お前の人生リセットしろよ!」が突っ込みワードに加わったわたくしです。
 あと以前、陣内さんが警察官役で出演しておられましたが、次回があればぜひとも
芸人役で出演していただき、結婚のリセットを考えるという展開になっていただきたいものです。


 アンリがいきなり真っ赤なスーツきて、ハートのエース手に持って立っています。ラッキーカラーが
赤だったんですよーって言ってるけど今どき赤のジャケット着てるのはルパンかシャアくらいの
ものです。
 何もいいことがないとか言ってたらカナダライ落ちてきたし。
 いやいやいや!日常においてそういう状況がねぇだろ!ドリフか!
 カナダライの裏には紙幣が張り付いていて、「お金ゲット!…でもこれ人生ゲームで使う
お金なんですよねー」
 お前が何をしたいのかわからないよ、アンリ。

 今回の主役はあかねという女性。
 浩介という彼氏からいよいよプロポーズされました。
 あかねには心臓疾患があるんだけれども、学生の頃からよく知ってるから大丈夫、とすべてを
受け入れるつもりの浩介。
 気をつけろあかね!こいつは三國家に入り込んで社長の座を手にするつもりだぞ!
(それあかね違いだし、銭ゲバネタやったって知らない人が見たらわかんねーだろ)

 まあこっちのあかねちゃんは耳をふさいで「この家だけが目当てなんだよ」と言われることも
なく、婚約指輪を指にはめてもらっています。
 そうして2人がルンルンで夜の街を歩いていると、占い師に呼び止められました。目が見えない
らしい彼女は2人を「今日婚約したばかりでしょう」とピタリと言いあて、不思議なカードを出して
占っています。
 ところが、相性がいいと言われてホクホクしていたのもつかの間、今週事故運が出ていると
言われてしまいます。
「最悪の場合、あなたは彼を失う」と。
 浩介は気を付けた方がいいと言われプンプン。
 こんな占いはインチキだと、とっとと席を立ちます。

 ただこれ、もう一つの展開も考えられますよね。
 事故にはあったとしても、あかねの命が失われることによって「彼を失う」という意味合いとか。
 まあこういうのは推理小説的な展開でしょうけどね。
 
 今回はブキミな始まり方だったので面白かったです。
 
 さて友達、美鈴の店を手伝っていたあかねは、ランチを持って浩介の働く現場に向かいます。
建築現場かぁー。かっこいい仕事だな!
 と、浩介に声をかけていたら鉄骨とかが倒れて来て彼はその下敷きになってしまうのです。
 今どき時代劇でも木材こんな立て掛け方しねーよってくらい見事な立て掛け方だな!
 病院に運ばれたものの脳が腫れており、かなり危険な状態とのこと。
 あかねは占い師のことを思い出し、占いを信じなかったからだ、とか言ってます。

 でもさあ、こういうことがあって盲信的に信じてしまうのも怖いよね。宗教もだけどさ。
私はいいことだけ信じておきたいです。つーか朝の占いとか「今日ヤッターマンバージョンじゃん!」
とか「今日コナンとルパンじゃん!」みたいなとこしか見てなくて、占いそのものを聞いてない
こともしばしばですけど。

 そこにアンリきました。
 赤いスーツです。
 赤い以外は珍しくまともな出方だ!
 なんかラッキーカラーでメチャクチャ赤くなったけどいいことないんですよねーとか言ってます。
 赤さはどうでもいい!
 占い信じてるんですかぁーとかあかねに、バカにしたような言い方してるけど、信じてるのは
お前だろ。
 占いを信じて私がリセット係だというのは信じないんですか、とかしつこいぞ今日のアンリは。
 信じてほしければそれなりのかっこうというものがあるだろうと、一度アンリに教えて差し上げたい。
 メイちゃんの執事終わったので戻ってきてください先代アンリ。

 と、くだらない話をしていたら天から砲丸が!アンリは当たらなくてラッキーとか言ってる
けども。
 で、リセットしますかーとか聞きながら砲丸をお手玉すんなアンリ。
 あかねがリセットした瞬間、カナダライがアンリの頭を直撃、その拍子に砲丸が足を直撃した
のは笑いました。ほら、いわんこっちゃない。

 結局こういうのって考え方ですよね。
 砲丸が普通飛んでくるなんてありえない!私は誰かに狙われている!←推理小説的発想。
この後何者かによって殺害される率高し
 砲丸避けられてラッキー!難を逃れてよかった。←前向き的発想。ただしこの後カナダライ落ちて
くる確率高し。

 さて占ってもらっているあの晩に戻りましたが、逃れる方法を聞いているあかねを、無理やり
連れて帰ろうとする浩介がちょっとなんだかなーとは思った。
 信じなくてもお金をとろうとしているわけではなし、聞いておくだけでもいいと思うんですけどね。

 その翌朝、どうしても気になったあかねは、心臓の発作が起きたとウソをついて浩介を
呼び出し、病院に付き添ってもらいます。それがきっかけで浩介はあの事故を逃れることが
出来たんですが…。
 あかねは、あの占い師にお礼を言おうとあの場所に行っていますがその姿はなく、そこには
あのカードが残されていた。
 お礼を言いに来たまではいい子だなと思ったんですが、なんとあかね、このカードをねこばば
してしまうんですね。信じられん。
 いや確かに、次の災難も逃れられればって気持ちはわかるよ。だけど、占いはすべての未来が
見えるわけじゃなし、そういう頼り方しはじめるのも怖いと思うんですけど。
 というかその前に自分で占えるのか、とか思うんだけど。

 帰宅して自己流で占ってみると、占い師が手にしていた時には何も見えなかった真っ黒の
カードに、模様が浮かび上がって見えます。
 方角を示すカードと、死神を示すカードが現れ、彼女はまた浩介の身に危険が迫っている
ことを知るのです。
 出張に行くという彼をまた仮病つかって引きとめてるんですが、店さきでやってたから、心配
して声をかけてきた美鈴に彼女はケロッとして「大丈夫」とか言ってるんですね。
 なんかこういうのむかつくなぁ。狼少年みたいな感じで。

 そんであかねの家でテレビをつけた浩介は、自分が行くはずだった出張の、通るはずだった
高速道路で事故が起きているのを知るんですが、あかねはこれでますます、占いにはまって
いってしまうんですね。こうなるともうドツボですわな。
 浩介は浩介で美鈴から、あかねが仮病を使って彼をやってこさせていたことを聞いてしまった。
 そうなるともう、こっちもこっちで不信感つのるだけですよね。
 今の2人に必要なのは腹を割って話すことだろうけども、あかねは自分が命をすくって「あげた」
という思いがあるから聞きゃしないだろうし。
 
 それからもう毎日毎日あかねから、今日の運勢というメールが入るようになった浩介。
うっわここまでされたらうぜーわ。というかあかね、これ商売にすればいいのにね。そしたら
お小遣いでも儲かるのに。まあ彼女がみたいのは浩介の未来だけだから無理かも知れません
けど。
 
 ある時などは会社に乗り込んできて、この人と仕事をすると浩介が不幸になる、とまで言って
警備員呼ばれたりする始末。
 浩介の命以前に未来そのものが危なくなってきてますがな。
 怒る浩介に対しても、命をすくってあげたんだから、とあかね言ってます。

 うーんどう言ったらいいのかなぁ。
 ヒーロー・ヒロインみたく、やばいところを救われた!っていうんじゃなくて、あかねによって
危険を回避できたということは、それは浩介本人には理解できないことだと思う。
 例えば道を歩いていたらいきなり、とうっっ!って女性に体当たりされたとして、「私のおかげで
今あなたは死ぬところだった運命が変わりました。私に感謝して下さい」と唐突に言われたら
信じられますかって話ですよ。言うのはタダだからってお礼の一つくらいはワケわからず言う
人はいるかも知れませんが、それで金を要求されたら証拠出せってなりますよね。
 だからあかねは、恩を着せるような言い方をしちゃダメだと思うし、そもそも助けたいって思いで
やったことなら、お礼を言われなくても満足すべきだと思う。
 ここでなんか歯車がずれてきちゃったんでしょうね。

 明日は名古屋に墓参りし、母に話をしてくるという浩介。
 あかねは「ちょっと待って私が占ってあげるから」とか言ってますが、ついに浩介も怒りました。
先のことなんか知りたくないって。
 私には見えるのよ、とかあかねは言うんだけど、浩介は「お前いつから神になったんだ!」と。
 ま、人間には過ぎた道具でしょうな、これ。
 そういうわけで浩介はカードを破り捨てて立ち去りました。
 これが一番いいと思うけどなぁ、私は。

 お店で、破られたのを修復したカードを持ってぼけーっとしているあかねですが。
 浩介の携帯にかけたらつながらなかったので会社にかけたところ、病欠していると聞かされます。
 あ、これケンカから数日経過したって設定なんですかね?
 明日名古屋に行くって言ってたのに変な休み方してるなぁとか思っちゃったよ。
 んで病院に行くと、浩介に美鈴が付き添っている。
 結局あかねが「このあかね様が占ってあげる!」とかなってた間に、相談しているうちに浩介と
美鈴はくっついちゃったみたいですね。
 皮肉な結果といやそうですな。

 ここであかねの豹変ぶりが怖い。
 裏切りものとか恩知らずとかいって浩介を殴りましたよ。お前かなり元気だな!
 つーかだから浩介は助かったのがわからないんだから、そういってののしったところで
ますます引かれるだけだと思いますけど。
 そういうわけで2人は立ち去ってしまいましたが、あかねは「あんたたちを絶対に許さない」
とか怖いです。

 そこにアンリ登場。
 今度は筮竹での占い師コスプレです。
 ってかこのシーンちょっと変なんですけど。意識的にしたのか知らんけど、コマ数が少ないのか、
動きがカクカクしてる。何があったんでしょう。
 で、アンリ、筮竹をゆらして「だーっ!」と言ったあと、「…この棒は一体何なんですかね」
 占いに使うんだよ!
 印がつけてあって、それを見て占うんだよ!
 んでまた「だーっ!」と言って、あかねにうざがられてます。当たり前だ。

 そういうわけでもう一度リセットすることになります。
 ただし、浩介が事故にあったあの夜にのみ。
 なんでここであかねが、アンリが座っていたところに座っているのかよくわかりませんが、
ともかくリセットです。

 浩介は植物状態になってしまっており、3ヶ月ほどは様子をみる必要があると言われています。失礼
だけど大変だよねぇ、この状態になると。
 もらった指輪を彼の枕元において、婚約を破棄するつもりでいるらしいです、あかね。そりゃまあ
あんなことになれば気持ちわからんでもないけどねぇ。
 浩介のお母さんにも進められているとか。

 美鈴と「人って変わるものだよ」とか話してるところに、浩介の母がきました。
 彼は事故の前日にも母と話し合っていたそうです。
 もし自分に何かあれば、最優先であかねに心臓をあげてほしいと。
 ずっと相談されていたことなんだそうです。
 リセットして、あかねが占いに固執するようになってた頃に浩介言ってましたよね。
母とも話があるって。
 …血液型合うんでしょうかね?まあ合うからそういうこと言ってるんでしょうが。

 浩介の枕もとで詫びるあかね。
 あれこれ何とかしようとしなくても、大切なものはずっとここにあった。ただそれを
あかねが信じていなかっただけなんですね。

 そうして今夜もまた、あの占い師はどこかで人を占っていました。
 この占い師は天使か悪魔か、ひょっとしたらアンリだったのかも知れません。

 今回の話は久々にブラックというか、リセットを2度とも無意味に使ってしまった最悪な
ケースといってもいいかも知れません。
 本当にあかねが浩介を信じていれば、1回目のリセットでうまくいっていたかも知れない。
 怖いものですね。



 さあ本日のリセット、選ぶとしたらどちら?



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