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キイナ -不可能犯罪捜査官-

第2話(09/01/28)

冒頭からいきなり事件です。
 寝ていた少女が襲われたらしいです。しかも現場の壁には「死ね」との落書きが。
というかそれを書いていれば間違いなく家人に目撃されると思うので、自作自演の
可能性も疑わないと。

 お父さん曰く、この家に引っ越してきてから変なことばかり起きるとか。
 ラップ音とか。
 で、その被害者の雪乃は寝ている間にひどくうなされるようになったらしい。
 どっちかってーと幽霊よりは悪魔憑きの領分なような気がしますがね…。
 キイナは雪乃と話をしてますよ。
 マグカップの水玉をあっという間に数えて88だ、とか言ってますけどこれ、
瞬間記憶能力とあまり関係ないよね。なんか前回も見てて思ったけど記憶力とそういう
全体把握能力はまた違うんでは…?

 ちなみにこういうポルターガイスト現象が起きるのは、思春期の女の子がいる
家庭ではたまにあることらしいって海外のなんか症例で読んだことがある。皿が
飛んだり家具がガタガタいったりラップ音が起きたりあるらしいですよ。
 それをすぎるとピタリと収まるって。
 科学的な説明は知りませんけども。

 これでなけりゃ鉄塔に囲まれてないかどうかっスね。
 強い電磁波が発生する地域内ではこういうのはたまにあるっぽいので。

 キイナとザッキーは目の前でティーカップが落ちるのを見て愕然とします。
 捜査員達は外部からの侵入の痕跡がないことから、両親のどちらかが危害を加えたか
自作自演を疑います。
 キイナは冷静にカメラを用意してまた向かいましたよ。
 夜寝ている雪乃をカメラで撮影、キイナらは別室で待機。
 っていうか恋バナしてるばーいか!キイナめっちゃ吹いてまんじゅう飛び散らかして
ますがな!ザッキー言葉に容赦ないな!さすが死の呪文を操る男、ザッキー!
 キイナさん、来週からはザオリクさんって名前の人とコンビ組んだ方がいいですよ。

 とかいってたら室内がいきなり揺れ始めた。実はびびってるザッキー。
 お前あれか、花瓶に頭突っ込んで、「いや、マヨネーズ王国の入口が」とか言っちゃうのか。
 …とか思ったんですが、雪乃が目を覚まして部屋の中で大暴れしてました。まったく人が
違った様子に驚くキイナ。
 これ多重人格か夢遊病じゃないの?
 雪乃は自分のことを「サトシ」と名乗ります。おおあれか、ポケモンゲットだぜ!とか言いながら
10年くらい町をさまよいあるいてる自称ポケモンマスターの少年か。(任●堂さんに怒られるので
やめなさい)
 サトシというのは8年前に水死した雪乃の兄なのですが、サトシは母に「お前がボクを殺した」
とか言ってます。

 なんか見当つきましたよ。
 多分雪乃は、サトシが死んだことについて何か誤解してるんだと思う。
 それで強く思うあまりに、サトシという人格を作り上げてしまったのではないかと思います。
 実際に霊が乗り移ったんじゃなくてなんていうの、強烈な思い込みじゃないかなって。
 こういうのは誤解が解けるときれいに消滅するパターンが多いはず。

 桟橋の上で雪乃と遊んでいたらサトシが転落。発見した母親が駆け付けたけれども、その
時すでにサトシは心肺停止状態だったらしいですが…。
 ザッキーが調べたところ当時捜査担当した人も、母親の供述は不自然だったみたいなことを
言ってるとわかりました。けどそれは、取り乱したからだと考えられなくもないし…。
 キイナはもう一つ不自然な点を指摘します。
 サトシの思い出が家の中には何もなかったことです。
 写真とかも。
 これは…雪乃のせいでサトシが死んだんじゃないでしょうか。それを思い出させないために
母親はサトシの写真とかを全部処分もしくはしまいこんでしまった。これを雪乃が無意識のうちに
問題としてとらえていたら…。

 雪乃にキイナとザッキー、会いにいってます。
 雪乃は眠っている間の記憶がないらしいです。本当かなぁ。カマをかけようとしてるんじゃ
ないかなってちょっと思ったりしてるのですが。
 で、雪乃は眠っている間にサトシのことを何か話したか?と聞いてます。家族にこの話を
すると皆が嫌がるからって。
 彼女自身も桟橋にいた時の記憶があいまいとのこと。
 さて真実はどこにあるんでしょうね。

 ってまた家揺れてるし。
 うわあこの家欠陥住宅だぞ!(違います)
 屋根裏の入口みたいなんがパカッと開いたもんだからキイナ、見にいってます。
 そこはサトシの思い出がたくさんある部屋でした。
 おいおい雪乃がなんか思い出したらしく「あああああ」とか言ってるよ。
 いやあなたがデスノートのミサのマネしなくても(違います)。

 雪乃は自分がサトシを突き落としてしまったことを思い出したらしいです。
 あの夜お前だと指さしたのは母親ではなくドレッサーの鏡に映った自分自身だ、と。
 うーん…。
 まあ、母親が何かを知っていて写真を隠していたというのは正解しましたが…。
 やっぱりこれ、サトシが乗り移ったのではなくて、無意識下の自分自身が罪の意識で
作りだしたサトシですよ。だって本当のお兄ちゃんなら確かに殺したことは腹が立つかも
知れないけど妹まで殺そうとするかなっていうのがありますし。

 ただ事件自体はもうどうにもなりませんから捜査陣は手を引こうとするのですが、キイナは
彼女を助けてあげたいと言います。
 ザッキーも、妹がいるので何となく雪乃のことが自分の妹と重なるみたいですね。
 いいとこあるじゃん。
 おいなんか後でいきなり20世紀少年始まってるぞ。(BGMが)

 んーと?
 キイナの服に何かくっついてました。
 屋根裏の本に貼ってあったあいうえおシール。
 それがくっついちゃったと。
 何かありそうなんですけどここに。

 で、雪乃がいなくなったという連絡を受けてあわててキイナは彼女の家に向かいました。
 自責の念から失踪ですか。
 これは大変ですね。
 すると橋の上にたたずむ雪乃が。
 身を投げようとした雪乃を救ったのは雅でした。おいしいとこ持ってくなぁ下ネタ大好きマン。
 雅は、お前が守るって言ったんじゃないのか、できもしないのに安いセリフはいてんじゃ
ねーよと言って帰っていきます。そりゃそうだよなぁ…。

 8年前。
 湖で雪乃が帽子を湖に落としてしまい、それを拾ってあげようとしてサトシが足を滑らせた。
雪乃は自分のせいで兄が死んだとひどくショックを受けてしまったと。
 それで記憶のすり替えが起きてしまったんでしょうか?あとそれとその記憶の消去。これは
医学的にもあることらしいです。精神的に受け止められない出来事があった時に忘却して
しまうと。大人より子供に起きやすいようです。
 ともかく、それならなおさら雪乃の中にいるサトシは、彼女の罪の意識だと思います。
 これを何とかしない限り解決は難しいなぁ。
 恨んでる、と思いこんでしまってるわけだから。
 催眠術とか無理ですかね…。

 どうして家が揺れるのとか言ってますよ。
 外をダンプが通ってないか確認するんだ!あとお相撲さんが壁ではりての稽古してないか
確認するんだ!(ねぇよ)
 っていうかなんか地下に原因があって遠く離れたところの震動が伝わるっていうの、
どっかで見たことあるんだけど。
 
 キイナの友人が見つけてきた現象は、決まった時間に区民センターが揺れるというの
なのですが、近所のエアロビ教室の時間と重なった現象というものでした。
 こういうのあるよなぁ確か。

 工藤さん今回も出番ですよー。
 彼は共振現象ではと言ってます。
 なるほど。
 要するに振動の周期が重なると離れていて、伝わってしまうというやつですね。
 ということは雪乃の家もこれが起きていると考えられると。
 あれ工藤さん出番こんだけっスか?

 キイナの調べ物時間が始まりましたよー。
 今回の手がかり、見つかったらしいです。

 おおっ、岐阜のマンションの事件もこれだったんですか。昔なんか変な音がしたり電気器具が
飛んだりするマンションがあって話題になってたんですが、それもこれだったとは…。
 で、雪乃の家の場合は近くのパルプ工場と共振してたらしいです。
 ラップ音は気温の変化によって天井とか柱が鳴るんだって。…え、これは当たり前のことだろう
っていうか、よく知られたことでは…。

 んで、雪乃自身のこともやはり人格変化らしいです。
 ポルターガイスト現象が起き、母親が幽霊の仕業ではないかと言ったことで、自分を恨んで
いるサトシを作り上げてしまったと。人の精神ってすごいですね。
 ザッキーを突き飛ばしたのはそういう人格交代による筋肉のリミッターが外れたものだった
から、と。
 これにてQ.E.D.ですかね。

 雅は何の意味がある、と言います。死んだ兄に恨まれているという思いが理屈じゃ
消えないだろと指摘。口は悪いけど言ってることは確かに間違ってないと思います。
 ポルターガイスト現象が収まったらどうなりますかね?
 キイナ、大事なこと忘れてるって言ってますが。
 あのあいうえおシールは?
 おっとシール思いだしました。
 記憶の中に何が…?

 キイナ飛び出していきましたよー。
 雪乃の家へやってきたキイナ。
 屋根裏の部屋にいきました。
 今度こそ本当のQ.E.D.を見られるでしょうか?
 
 キイナは、雪乃にサトシのことを説明し始めましたよー。
 亡くなったお兄さんの気持ちはわからないけど、その答えを見つけたと。
 シールのついている本にサトシの絵が描いてあるって。
 14冊あったその本を並び替えてみると…?

 「ゆきのとさとしのだいぼうけん」
 中にパラパラマンガが書いてあるそうですよ!
 マンガは、生まれてきた雪乃とサトシ君の出会いなどが描かれていました。
 こんなマンガをかけるお兄ちゃんが雪乃のことを恨むわけなんてないじゃないですか。
 …つーかパラパラマンガって最初から最後にめくっていくものだと思ってたんですが
書き順逆じゃないですか?

 ともあれ、こんなに妹のことを大切にしてくれるお兄ちゃんっていないですよ。
毎日頑張ってパラパラマンガを一生懸命書いていたんですから。
「あなたは昔も今も愛されている。それはただ一つの真実です」
 この絵本は一生の宝ものですね。
 今回の話は前回のような、なんていうかさらっと終わったのと違ってちょっと味があって
よかったかなと思いました。最後にサトシの(本当の)霊が雪乃の頭をなでて消えていく
なんてちょっとミステリーな落ちがあるとさらによかったかも、とか思うんですけどね。
少しばかり不思議なことがあってもいいじゃない。

 管理官が味噌汁のお椀が動いたーとか言ってます。
 水気があると動きますよ。
 …あ、キイナにあっさり説明されて管理官固まった。
 室井さん、味噌汁封鎖出来ません!

 次回は死者が蘇るらしいです。
 双子か整形した奴か保険金詐欺の偽装か仮死からの蘇生か、どれでしょうか。



 今週のちょこっとキイナ。
 魔の海域と言われる「バミューダ・トライアングル」。飛行機が突然消失したり船が連絡を断つ
など多くの伝説を持つが、ハリケーンや霧による操作ミスの事故がほとんどであり、他の海域・
地域より特に事故が多いというデータはない。



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