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ゴッドハンド輝

第2話(09/04/18)

 全6回というふざけた回数の時点でやる気ねーなスタッフ、みたいな感じですが、文句
言ってても仕方ないので残り5回張り切ってまいりましょう。
 
 ナレーションは結構わかりやすかったです。少なくともメイちゃんの執事みたいな「おいおい
第1話以前のあらすじを最終回でもやるんですかい」的なものよりは。わかりやすかったが
2分も稼ぐな。
 安田いんちょが「ドジ輝がゴッドハンド輝へと変わっていく」とか言ってるけどだからそれじゃ
変身じゃねーかよ。しかも映像もそんな感じだし。
 最終回絶対スーパーゴッドハンド輝とかになるな。
「みんな、オラにちょっとだけ元気をわけてくれ!」それは孫悟空だろう。

 そういうわけで皆を驚かせたのもつかの間、道具を持って勢いよくスッ転んでぶちまけて、
別の意味で周囲を驚かせているドジ輝。
 ここに「サザエさん」のマスオさんがいたら「えぇー!?」って驚きそうなくらいのコケっぷりだ。

 注射も下手だけど、これは笑えない医者もいるはずだぞ!下手な医者さんも多いからな!
 なんかの番組でやってたけど、患部を30秒くらい直前まで押さえておいて、それからささっと
消毒、注射すると痛くないらしいぞ!
 看護師さんはさすが慣れてるだけあってうまいらしいですが、輝の練習台はやっぱり逃げ
ました。目があったあやのさんも逃げてて笑える。というか自分の腕でしろよ、輝。
 
 北見はオペしてますが、前に見たあの奇跡的なメスさばきはなんだったのか、と考えて
ますよ。
 というか呼び名、「輝」にもうきまっちゃったんだね。
 それはともかくとして。
 安田に「病院の評判、アメリカの株価みたいになりますよ」と言ってます。
 大丈夫!もう下がりようがないから!(そっちじゃねぇ)
 いんちょは「患者がこなくなると皆もっと休みがとれるようになっていいねぇ」っていって
北見ににらまれていますな。

 北見、前回はちょっとアレだったけど今回は、北見役としてなんかすごいイメージに合ってて
びっくりしました。見なれただけではないと思うんだけど。役者さんの努力のたまものじゃないかと
思います。
 この調子でこれからもがんばってほしいです。

 そこに四宮が入ってきた。指導医を変えて下さいと直訴してる。
 うむ、全体の話数少ないから展開早いな。
 いんちょは、四宮の指導医は片岡先生、輝の指導医は北見と、これを変えるつもりはないと
言ってます。
 輝を否定する四宮に、あの手術はまぐれではできないし、お前はお前で片岡先生から学ぶ
ことはたくさんある、といういんちょ。
 そこに北見が「上には逆らうな」って言ったら四宮からしてみれば、不本意でも従わざるを
得ないでしょうなぁ。
 っていうかなんかドラマの北見はもっと挑戦的な態度が足りないというか…四宮を認めて
ない感じがあるような気がする。いやこまごまと、技術を受け入れてるシーンは出てくるん
だけど、原作のような「技術は素晴らしいが人間的にはどうか。もっと育ってほしい」という
感情の部分があまり見られないなぁ。
 ま、そこまで表現しろってのはちょっと酷な話ですかねぇ…。

 さてロビーではおばあちゃんが財布がないと騒いでおりました。
 それとすれ違いにエスカレーターで降りて行く男。
 何の気なしに上りエスカレーターですれ違った輝はその男の首にあるほくろを見て
声をかけるんですが、とたんに男はダッシュ。
 ああ、財布を奪取してダッシュ…山田くーん!!!!

 ヘロヘロになりながら輝追いかけまして。
 男は自分が財布を盗んだから追いかけられてるんだと思い、財布を返すのですが、そんなこと
気づいてない輝はなんのこっちゃって感じです。
 彼は男の首のホクロだけを気にしていた。
 病院に引きずって戻ってきて片岡先生が診察を受けさせてるんですね。

 片岡先生の診断はほくろガンだと。
 命には別状ないけれども、輝に、よくわかったなとビックリです。
 すれ違った時に彼は気づいたらしいんですが、それでも普通の医者では気づかない
ことですからね。
 そりゃビックリするわ。

 なんだろうなぁ、輝は天性の目を持ってるってことなんでしょうね。
 よく骨董なんかでも目利きって言いますが、真贋見て来て培われるものじゃなくて
生まれつき見分ける目。あれですねー。

 北見は一応褒めるんですよ。
 早期発見でよかったなと。
 珍しく笑顔だったのに!
 でも次の瞬間ものすごい厳しい顔になって、どういうつもりだと。
 この後ヘルニアのオペがあるのに体力消耗してどうすると。
 北見は北見で、怒ってるっていうんじゃなくて医者としての自覚を促してるつもり
なんでしょうね。
 輝はただ単に叱られたとしか受け止めてないようだけど。

 言うことが聞けないならとっとと出ていけ、という北見。
 ベンチで怒ってる輝のとこにいんちょがきて、北見の言うことは正しいぞぉーと
言ってます。俺も多分全力疾走はしないな、と。
 その反面、結局のところ何が正しいかはわからないと。
 北見の言うことも正解だけど、だからといって輝がしたことも間違いではないという
ことですよね。
 いざその時になったら何が正しいかなんてわからないし、まあ輝のオペは四宮が
変わりにやったわけだから。
 皆の協力あってのことではありますけどね。

 つーか今気がついたけど、ここの白衣オリジナルデザインじゃねーかよ。
 そういうとこにいんちょはムダにお金かけないと思うので、こういう演出はいらないと
思う。
 白衣特注してる金があったらラテックスフリーの手袋入れる人だろうしね。

 輝よ、ここには名医は沢山いるんだから、全部一人で背負っちゃだめなんだよ。
自分が発見したことを他の医者に伝えることで、自分が何とかしようとしなくても
解決できることがあるってことスよ。

 というわけでオープニング。
 なんか前回より文字が見えやすくなってる気がしました。「死なせたくない」とか
「絶対的な天運」みたいなの。気のせいかもしれないけど。

 子供にまでドジ輝と呼ばれる輝。おい誰だ広めたのは。
 前回登場した、歯磨き粉のみかちゃん(おいなんか呼び方おかしいぞ)が、ものが
食べられるようになったから、ドジ輝と言われたくなかったらお菓子持ってきてとか。
 こいつ…!子供のうちから賄賂を知ってやがる!

 輝は結紮っていうんだっけ、練習してます。
 それはいいけど、代理でオペしてくれた四宮が「オペは無事に終わった」って言ってる
のに「そスか」ってお前…。「迷惑掛けてすみません」くらいは言えよ、人として。
 四宮は気にしてないらしく、輝の手元を見て不器用だと言ってます。
 なのにどうしてあんなオペができたのか、と。

 もう嫉妬というかなんでこんな奴がみたいな対抗心バシバシですね、四宮。
 でも片岡先生のことを「(北見とは)比べ物にならない」とか言うなよ。そう思ってる
ってことは片岡先生の技術に気付けない未熟者ってことでしょうが。
 見下してる限りいんちょは指導医絶対変えないだろうな。
 上から話を通してもらうつもり、とか…。そういう権力の使い方をする限り今の
四宮はいい医者にはなれませんね。
 北見が望む患者第一の医者じゃなく、上に行くこと第一の医者にしかなれない。
そゆのはヴァルハラいらないから。
 あと四宮、ヴァルハラの発音おかしいから。バルハラになってるから。他の人の
発音ちゃんと聞いてみ?結構違うぞ。

 さて輝は北見監視のもとオペに臨むのですが…。
 麻酔医が心配そうにのぞきこんで首ふってたのは面白かった。
 むっちゃ手元がぎこちなくて、皆ハラハラしている雰囲気が伝わってくる。
 2時間もかかったこと自体は北見は、「患者さんの体に負担がかかり過ぎるのは
よくない」としながらも、初めてだから仕方ないか的な部分もあったように思います。
 ただし、体調を整える重要性はわかったか、とそこだけはきちんと聞いてましたね。
 そしてオペは慎重に、迅速に。決して運任せでやるもんじゃないとも。

 輝自身もあの時はうまくいったのにどうして今回は手間取ってしまったんだろう、
という思いがあるようで。
 命の危機に瀕した時に開花する才能ってのも確かに困りますねぇ。普段の医者の
レベルとしては並み以下じゃあねぇ。そこを平均して、いい医者になってもらいたい
ものです。

 そういうわけで輝、思い立って北見のオペのDVDを半分以上床にぶちまけつつ、
鞄に入れて持ち帰りました。家で練習するらしい。
 見てた皆の方がアワアワしてただろうが!
 しかも皆を見たから「お疲れ様でした」とか「お先に失礼します」とか言うのかと思ったら
黙って帰った。
 なんか言えよそこは!
 時計見て「いかんこんなことしてる場合じゃない!」とか言ってガタガタ帰って行く
とか。それで、それを聞いた周囲がコケるとか。
 今一番おいしいシチュエーションだったのに!(そういうドラマではありません)

 オペ見ながらコンニャクだか寒天で練習してる輝はえらいが、終わったらそれちゃんと
食うとかしろよ?食べ物無駄にすんなよ?

 北見の手の動きがすごい、とわかるなら輝にもそこまでいける力はあるかと思います。
 つーか疲れてきてるけど、そんなに一日に根詰めてみなくても。
 彼の欠点の一つは、一度で全部マスターしようとしてしまうことですかねぇ。
 北見が言った学習を忘れるな、練習を怠るんじゃないぞというのはそういう意味では
なくて、日々の積み重ねが大事だと思いますが。

 そういうわけで寝坊して、カンファレンスに遅れた輝。
 自転車を全力でこいで疲れ切っている彼を北見が許すはずもない。
 北見に出ていけと言われて「たかがカンファレンスに遅れたくらいで」と、輝は
言ってはならないことを言ってしまう。そらなー。
 いんちょでなくても「ドア閉めてってね、ちゃんとね」と言いたくなるわな。

 輝も、たかがって言ってしまったこと後悔するくらいならいいなさんな。
 きっぱり謝罪して立ち去るくらいの根性は持て。
 この病院全体が「患者さん」第一なんだから。

 さてそんなところに、交通事故にあった高校生が運ばれてきます。
 俺の手をよく見ておけアマチュア、と北見は輝に言ってます。
 え?手をずーっと見ておけばいいんですか?(違)
 まあ言いたいことはわかりますが。
 四宮も立ち会いたいとか言うんですが、これは片岡が「他にすることあるだろう」
と言いました。
 確かにねぇ。
 ここの四宮はちょっと。

 というか2話目を見て思ったんですが、ちょっと原作の四宮とずれてるなーという感じが
しました。
 原作の四宮は北見のオペが見たければ自分のすべきことはすべてきちんと、完璧に
済ませた上で立ち会いを申し出たと思うんですよ。
 こんなドラマみたいに、自分の患者投げ出すような人じゃない。
 ちょっとそこがおかしいなぁと思いました。まあ、技術しか見てないというところを
強調したいのかも知れないけどね。話数少ないしね!

 しっかり見ていろと怒られる輝でしたが、彼には付き添いの子が気になって仕方がない。
 ここで輝のモノローグがあるんですが。
 むしろこれは不必要だったかな。
 映像を交互に入れて、輝の顔の表情が変化していく、くらいの見せ方はして欲しかった。
何から何まで説明されると逆にしつこいかなって気はします。

 あと飛び出していく時に当然北見が「お前は首だ」と言うけども。
 やっぱり輝には北見をキッと睨んで欲しかったなぁ。
 自分の首よりも大事なことがある、という感情をこめて。

 片岡の方はオペしてるんですが、抜けた輝の代わりにと四宮を行かせています。
 四宮が輝に言った「片岡先生は普通の腕」というのを聞いてて、気を利かせて北見の
オペ見に行かせてあげてるんですね。片岡先生もいい先生なのにねぇ。
 
 輝は付き添いの子を見つけて声をかけてるけど。
 診察させて、と言ったところで彼を探しにきた他の医師に取り押さえられ、引きずられて
いきます。
 この医師らもちょっとどうかなと思いますね。
 輝がどうしてこんなことをしているのか、くらい考える頭を持とうや。
 命令されたから連れ戻す、だけじゃヴァルハラの医師とは思えない。
 そんな彼らの目の前で、付き添いの高校生が倒れて苦しみ始めます。
 
 輝が執刀することになりますが…。
 まだゴッドハンド輝に変身する前なのでドキドキしています。
 つーか盛り上がって音楽流れてるのにそこぶったぎってCMとか!ぶったぎり良すぎ
ですから!もう少し考えようよ!
 ヤッターマンが勝利のポーズ、で「ヤッ」でCMいっちゃうようなもんだよ!

 おなかを開けてみると血の混じった膿が大量にあり、洗い出す作業からです。
あまりの量に驚くメンバー。
 あわただしく看護師が走り回っていると、いんちょが来ました。
 いやそこでさ、オペの監視ルームに入るんじゃなくてさ、輝を手伝うとかそういう
発想はないのかテメー。
 こういうとこでもなんかちょっと違うんだよなぁ、ドラマのキャラ作りが。
 せめて「手が離せない」設定を作れよと。
 こんな人じゃないよ、いんちょは。

 しかも片岡も入ってきて見てるし。
 いやだからどちらか手伝えよ!大丈夫なんですかとか心配してるくらいだったら!
また片岡先生の髪の毛の生え際が後退するだろうが!

 輝のオペの方は患部が思いのほか癒着していて難しい設定らしいんですが、
それはわかるんだけど、ここは変に引き延ばすんじゃなくて、最初の、目覚めてテンション
あげた状態のまんまぱぱーっと進めてほしかったですね。
 二話目にして輝、二段階変身とかさぁ…。(変身じゃねーよ)

 輝が活躍!となったら山と谷の部分の落差をもっとつくらないと、どっちだかわからない
ようなテンションでだらだらいってて突然雰囲気が変わったけどやっぱ無理そう、みたいな
展開の仕方だと見てて感情がついていけないですよ。一つ山越えたらもっと深い谷があった!
くらいにしてもらわんと。
 最初から、できそうかなー、でもやるしかないんだー、一応やってみる、あっ、やばい、
ゴッドハンド輝の登場だ!でしょ。ちょっとダラダラしすぎだな。
 
 血圧が下がってきていよいよ危険な状態とわかった時!
 輝の中のゴッドハンドが目覚めた!チャラッチャララ〜♪
 服が飛んで裸になるとか…やっぱり変身じゃねーかコラ。
 来週あたり発明好きな博士が秘密道具持ってくるな、これは。
 
 えーっと名前わかんないけど、林さんってキャラなのかな?
 輝の手さばきの早さについていけず呆然。
 いんちょはそれを見ながら片岡に「父親が乗り移ってんだよ」と得意げに説明しています。
あんた先週は北見に話してたよね。
 毎回誰かに同じこと話すつもりですかコラ。

 そんでなんかさらに胃のどこかからも出血していたのをぴたっと止めまして。
 難しい手術なんとか終了。
 北見の方も無事終わりました。
 四宮、なんかじーっと見てたけど、まさかこのドラマで2人を恋愛関係に持って行くとか
そんなつもりはないですよね…多分…。

 輝のオペの時に患部がCGで出たのは良かったけど、早すぎて何がどこなんだか全然
理解できなかったので、もう少し落ち着いて、字幕とともにでるといいと思いました。
 あとマスクしてることを考えて、音声後でアテレコするとかしてくれないと、モゴモゴ
何言ってるかわからんとこもしばしばあったです。

 そういうわけで北見は怒ってて、輝はどこいったー!と言ってますが、いんちょが呑気に
「輝すごかったぜー」とか言いながら出てきました。
 そこに寝てる輝を、もう少し寝かせておいてやってくれや、と。
 輝、口閉じて寝ろ。
 四宮はまったく理解できないという顔でした。

 私はここ、いんちょが北見に「すごかったぜー」と言った後に、いんちょの制止も聞かずに
北見が輝を叩き起こして、寝ボケまなこの彼に「どうして(あの高校生が)イレウスだとわかった」
と問い詰めるくらいの展開でもよかったんじゃないかなと。
 それで輝を放り出して北見は出て行ってしまう。廊下を歩きながら「認めねぇ、あんなカン
だけに頼った診断は…!」とかいうモノローグとともに、ほくろガンの一件とか、今回の
件がフラッシュバック、というのが、より輝の異質性が強調されていいと思うんですよ。

 でないと、次週に持ちこしてしまうと勢いがそがれるというか、もっとこう、北見とか四宮の
「なんなんだこいつは」という思いが出てきにくいなぁと思いました。

 さて、看護師さんの指導もあってすっかり注射がうまくなった輝です。
 あと、ものすんごい甘そうな飲み物飲んでた。これは原作に出てきた、彼の大好物の
やつですねぇ。
 で、四宮はそんな彼に、北見には自分がふさわしい、指導医交換しろとかたわけた
こと言ってます。
 寝言は寝て言え。

 そんでそこに患者が運ばれてきて、なんとショットガンの弾が体中に入ってしまった
患者さんで、弾を取り除かなければいけない。
 他の先生たちは手が離せないので四宮と輝でやることになるのですが。
 どちらがより多く弾を取り出せるか競争しようという四宮に怒る輝。
 当たり前だ。
 「俺は患者さんの体をかけの対象にするつもりはない」という彼に「うまい言い訳
だねぇ」ということを四宮言いますが。
 お前それ同じことを北見に言ってみろ。
「この病院を今すぐ出ていけ」って絶対言われるから。
 四宮が北見の前で猫かぶってるのもムカつきますねぇ。

 四宮、カンに頼ったオペなんて絶対に認めないと言ってますが…。
 お前の、技術さえよければ患者は二の次ってやり方も絶対認めないよ。

 次回も面白そうですね。



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