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華麗なるスパイ

最終話(09/09/26)

 予想してた展開と大きく違ってビックリしました。何より全員マジに匠のスパイって。
じゃあ秘密諜報部にマジなスパイって霧山と京介しかいなかったって話じゃん!
 つーかこれだけの状況でこれまで毎回ミッション失敗していた匠って一体。

 さて総理ですが本当に撃たれていました。
 なんでだよという京介に連行されていくパトカーの中でドロシーは「京介にだってある
でしょ、どうしても許せないこと」と、お前ちゃんと理由を言えよ理由をという言葉を残した
だけでした。ほんっとなんでと聞いてるのに、京介にもあるでしょとか言われましても。

 総理の方は無意味に広い部屋へ通されまして治療の真っ最中。
 あのぅ…ミスター匠のスパイだという秘書がモロいるんですけど。

 京介は三九と基地へやってきました。
 すると、霧山が皆に取り押さえられているのがわかる。
 ジョセフィーヌがいないと思ったら、霧山に未練はないからとあっさり出て行ったそうです。
ほらなー、日頃の行いがものをいうんだよ霧山!

 さて皆は匠の、宣戦布告のメッセージを世に知らしめるらしいのですが…。
 紙芝居で説明ってどうよ匠!いやある意味分かりやすいけど!絵こまけーな!
 世界が降伏するかしないか、しなければ東京に打ち込んだミサイルを世界に打ち込むと宣言
する匠。
 リミットは明日の午後2時だそうです。
 …少なくともアメリカさんとか某K朝鮮とかあのあたりは自分達でミサイルを迎撃しそうな
気もするのですが。そういう軍事国家のことも考えているとは思えません、匠。
 下手すると発射位置を割り出されて核ミサイル撃ち込まれる可能性だってあるというのに。
皆が皆日本みたくおとなしい国だと思ったら大間違いだぞ。
 スイスなんか「戦争しかけられるもんならやってみろ。売られたケンカ全部買ったるで」って
とこですし…。

 まあともかくですね、そういうわけで京介は、地球を救わなくては、そのためにはドロシーの
力が必要だと考えるわけです。
 すると三九は「忘れなさいよあんな裏切り者のことなんて」と最悪なこと言ってます。
 なんだこいつは。
 最終回までほんっとサイテーだな。
 ドロシーに何か理由があってしたとか考えないんでしょうか。
 ある意味このドラマで一番ひどいのは三九だと思いますよ。(演技がすべってるからかも
知れませんが…)
 ともあれ京介はドロシーを救うことを決意します。

 さて幹事長の方は、秘書がスパイだとは知りませんので、うまく丸めこまれて、非常事態
宣言を出さないとか、総理のことも黙っていることになりました。これがのちのち、国民の不信感を
つのせていくことになります。
 匠はというとなんかビニールボールで遊んでました。この人こういう小物こまめに用意する
人だなぁ…。

 気温はぐんぐん上昇しまして、インドと同じくらいの50度。インドは乾燥してますからあれでも
耐えられるんですね。ちなみにこれくらいの温度になった場合は衣服を少なくするよりは、
全身を布で覆って太陽光を遮断したほうが涼しいそうです(インドや砂漠なら)。
 つーかこうまでして表をフラフラ歩いている人の気持ちがわかりませんが。

 んで編集部では三九が、テロです!記事にさせて下さいとかいってまたスルーされてました。
あんたもこりない人だねぇ。
 そこに京介から呼び出しがかかり、ドロシーを助けると言われます。
 警察署に来た2人。
 あの人のこと好きなの、とうっとうしい三九。もーなんなのこの人マジに。
 空気読めよ。
 2人は、泥棒を捕まえた刑事という設定で中に入ります。
 女性専用の留置場があるということでそちらに向かうとやはりドロシーいました。
 
 ここで京介が刑事を麻酔銃で眠らせる時に刑事が「なんじゃこりゃあー!」とか言ってんだけど
なんでもかんでも太陽にほえろのマネすりゃいいと思うなよ。つーかネタがオトメンとかぶってる
がな!
 京介はドロシーを助けて、総理を撃った理由を聞いています。

 食堂で、おっちゃん達の前でドロシーは話し始めます。
 昔双子の弟がいたんだそうです。予想はあたってたけど死んだ理由がちょっと違ってましたな。
 顔もそっくりで昔から女みたいとからかわれていた弟だったらしいのですが、ある時事故で
ケガをして救急搬送されたものの、病院をたらい回しにされ、弟は死んでしまった。
 その当時の厚労省の大臣が総理で、彼は当時救急病院をいくつか減らし、統合しようとして
いたらしいんですね。
 そのせいで死んだと。
 そりゃ気持ちわかるわ。っていうかなんであの総理がそんなことしようとしたかがわからんの
だけど。救急病院は国から支援されこそすれ、なくしていいところじゃないでしょ。第三次病院と
いうのはもっとも戦場に近いようなとこなんだから。
 
 結局この話の中で総理はテロと戦う総理として描かれていますが、私は事情が明らかになるに
つれ、この人自身にも問題があるような気がします。
 つーか一度ドロシーにきちんと謝った方がいいのではって思うんだけど。

 それでドロシーは匠と手を組み、この7年間恨みを募らせてきていたようです。
 気持ちはわかるな。

 さて、総理の身を案じている京介は、救急患者を装って病院に潜入。
 どこから出血してるんですか!?って看護師に聞かれて「何となく全体的に」ってわからんわー!
 一方総理にも危険が迫っていました。
 秘書がナイフを持って入ってきたのです。
 総理なのにSPがまったくついてないとか、そういうところは一応突っ込んでおいた方がいいので
しょうか?
 で、ナイフで刺そうとしたらなんと京介と入れ替わっていた。
 早い変わり身で。

 そういうわけでストレッチャーに乗って追いかけ、点滴ロープでトッ捕まえるということをしている
京介ですが、一応病院の備品ですので大事に扱って下さい!
 この秘書は匠の場所は言わずに毒を飲んで死にました。
 そこまでするほどのことか!?つーか死んだのお前だけだぞ、秘書!

 都内の気温は60度になっていました。
 こんな状況下でも特に目的もなく外出して倒れている人たちはドMなんだと思いました。

 京介は意識の戻った総理と話をしています。
 総理は「改革には痛みを伴うものだ」とどっかで聞いたようなセリフをはいています。
 んで総理は「許すのだ」とか言い出し始めましたよ。
 母に会って許してあげなさいとか。
 …その母を許さず離婚したのはどこのどなたでしたか?

 ともかくドロシーを許すということで総理、人と人との信頼は相手を許すことから始まる、と
言いました。
 そんで京介は食堂に戻ってきて、ドロシーと話します。
 自分も母を恨んできたことを話し、誰かを憎み続けることに何の意味があるのかと思えて
きた、何も生まれねー。俺は母を許そうと思っている、と。
 
 人を許すということは自分を許すことかもしれない。そうすりゃ一歩前に進める気がする、
と言う言葉はなかなか深くてよかったですね。
 そういうわけで何が言いたかったかというと総理を許してくれってことなんですが。
 
 さて基地にやってきたドロシーと京介。
 彼らはエリスらの説得にかかります。

 彼らが裏切ったのは実は金のためではなくて、強い劣等感のためだったんですね。
基地で自分達は役に立ってないのではないか、そんな自分達を匠は認めてくれたから
裏切った、みたいな「おいおいお前ら今までさんざん見せ場あったじゃん」的な展開に
なってます。

 京介は十字架を投げ捨てて、これがなければ俺も普通の人間だ、といって話すわけです。

 エリスは寝る間も惜しんで武器を開発してくれた。俺達がいつも無事に帰ってこれる
のは武器のおかげ。
 オサムがいなければ今までのミッションクリアできなかった。
 来栖はバナナで俺の命救ってくれた。
 …あれ?それ役に立ったのバナナじゃね?
 
「諜報部にはお前とバナナが必要なんだ!」ってやっぱそれ、銀魂の長谷川さんはグラサン
だから長谷川さんであって、むしろグラサンあれば長谷川さんいらなくね?的なことじゃない
ですか?

 ともかくそういうわけで彼らは、自分達も大切な存在だと京介は理解していた、ということが
わかって、再びメンバーとして働くことを決意するのです。わりとあっさり考えを改めましたね。

 んで皆配置につくんだけど、相変わらず霧山は椅子にしばりつけられたままで、俺のも
解除しろっていうんだけど京介が「だまっとけよボス。今いいとこなんだよ」って。…あんたが
一番ボスをないがしろにしてないか、京介。

 ちなみに投げ捨てた十字架とは別にもう1つありました。
 総理からもらってたものらしいです。
 捨てたとみせかけてもう1個持ってた。詐欺師の本領発揮ですなぁ。
 んでさっきの説得もウソッパチというところが京介らしくていいです。

 さてミサイルはスタンバイされており、総理のいる病院に異常事態発生したと聞かされて
焦る京介。
 病院の方には匠が潜入していましたが、関係者一人一人に麻酔薬をかけてまわるという、
極めて効率の悪いことをしています。通気口から送りこめば一発だとかいうのがわからんので
しょうか。
 あと、「よーしざーわくーん あーそびーましょー」って20世紀少年のマネをするのはやめて
下さい。見てきたんか!絶対これ仲間うちで遊んでるな、ミスター匠。

 部屋に入って、「吉澤君はここかなー」とプリンター覗いたりパソコンいじったりして妙にハイ
テンションなミスター匠。拾い食いでもしたんでしょうか。
 ベッドのシーツをはぐと総理いませんでした。
 吉澤どこいったぁぁぁぁ!とすごいことになってる匠。あんた本当そんな極端なテンションの入れ替え
してると血管ブチ切れるぞ。煮干し食え、煮干しを。

 床に落ちていた血を見て一舐めし、「あらいいお味」とかいってその後を追っていく匠。
 どう見ても誘導されてます。
 屋上にやってきた匠。血の跡を追っていくと、向こうのビルの屋上に「右を見ろ」の文字がある。
そちらを見ると今度はビルに「左を見ろ」と。次の飛行船には「後ろを見ろ」と書いてあり、振り向くと
京介が銃を構えてたっていた。
 …病院の異常に気づいてから用意したにしては随分とおおがかりだなおい。
 そういうわけで追い詰められた匠ですが、ミサイルのスイッチ押しちゃうぞーとか言ってます。
 それは、京介が匠を撃って阻止すればいいことで、なんの牽制にもならないのですが、匠さんは
そこのところを理解しておられるんでしょうか。
 どうも理解してない感じですが。
 
 で、リモコンは離れた場所から狙撃した霧山によって壊されました。
 おおっボス!珍しく働いてる!
 霧山、張り切って連絡です。
「匠を拘束しました、団長!あ、総理!」
 …こんなところで西部警察ネタを使わない!今どきの子にはわかんないよ!
(え?このネタがわかるってことは…という突っ込みは個人的に禁止いたします)

 うらやましかったんだよーと言いながら連行されていくミスター匠。
 こうして彼の「コドモか!」的なテロ計画は阻止されたのでした。

 一方で暑さはまだおさまらないので対策が大切です。
 オサムによると、CO2の排出量を抑えることによって60年かけて気温が下がるそうです!
 …しんでしまうわー!
 霧山は「こっちもミサイル撃っちゃえば?水素ミサイルとか」って、お前は地球を滅亡させる
気かみたいな発言かましています。
 そんなアホみたいな会話の中で何か思いついたオサムは…。

 政府の方は記者会見して、テロリスト、ミスター匠を拘束したと発表していました。
 そして総理は病院から国民にメッセージを伝えます。
 テロと戦うために皆さんにお願いしたいことがあると。
 それは、打ち水をすることでした。
 午後3時に一斉にやってもらいたいと。

 すごいですねー。いい案ですよこれ。
 本当に気温下がりますからね。

 皆が出て来て打ち水をしていて、京介らも感動してる中、霧山は恋人と楽しげに打ち水をして
いるジョセを見つけてがっくり。あれ?この人だけ改心してなくね?まあいいけど。
 そうして都内の温度はぐんぐん下がり始めました。
「テロを防ぐのに武器はいらなかった。皆が力を合わせればいいんだ」
 打ち水でテロが防げたら警察いらんわー!という無粋な突っ込みはやめておきましょうか。

 霧山は京介にミッション終了、これで自由の身になったと言います。
 まだ罪状残ってるんじゃ…という京介。
 まあこれで最終回ですし…。

 それで皆は、また新たなテロリストの犯行計画のために動いてるんですね。
 ドロシーと来栖が現場に向かおうとするのですがそこに京介が立ちはだかって言った。
「ドロシー、相手が違うんじゃねーか」って。

 京介とドロシーはそれぞれ変装して爆弾が仕掛けられたとかいうライブ会場に
のりこんでいくわけですが、その胸元にそれぞれ十字架が光っていたのはよかった
です。
 というかドロシーとくっついてくれてよかったなという気持ちが。
 
 そして最後に京介は母に会いにいきます。
 母は海岸に車いすに乗っていたんですが。
 砂浜でそゆの乗ってると車輪が砂に埋まって動けなくなりますよ?
 京介は総理が過去から自分を救いだしてくれたことを話して、母さんと呼びかけてます。
最後まで母が後姿だけっていう演出はなかなかよかったです。

 難を言うなら、新しいテロリストが、写真だけでも志村けんさんとかだったりすると、
シャレが効いててなお面白かったかなとかは思いますけどね。
 
 
◎知っててもスパイになれないお話◎
 生死にかかわるような手術の場合、10時間以上の執刀ということもザラである。
担当する医師らは前日からしっかりと水分を控え、手術前にもちろんトイレを済ませておく。
 そしていざ手術が始まるとすごい集中力を発揮する。ほとんどの医師や看護師が、
手術が終わるまでその場を離れることもなく、交代することもなく仕事をこなすのである。



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