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華麗なるスパイ

第7話(09/09/05)

 これまでのあらすじ:前フリ一切なしで三九さらわれる。

 食堂の2人は京介が出て行ったことと、三九が行方不明なことが何か関係あるのでは、
ということで。
 ロッカーに栗栖が入って「あ゛あ゛あ゛ー!」ってなっててこの二人もなってるから何かの
いじめかと思ったら、秘密基地を訪ねてやってきただけだった。つーか外部からの来訪者には
もっとマシな出入口用意しろよ!心臓の弱いお年寄りだったら死ぬぞ!

 食堂のおっさんは以前霧山に捕まった詐欺師で、それからは協力者だったということが
わかります。
 だからこそ京介も住まわせていたのでしょう。
 というか三九は知らないみたいですけど、だったら余計に三九が京介のこと嗅ぎまわるの
やめさせてやれよとか思うのですが。
 霧山は三九がテロリストに連れ去られたかも、なぜなら総理にミスター匠が連絡をとって
きたとき、「京介の大切な人が悲しんでいる」といったからと伝えます。
 京介は別に三九のことを大切な人といったことはないと思うのですが、中学生のクラスで
「京介ーお前三九のこと好きなんだってなー。ヒューヒュー」とはやし立てるクソガキのごとく、
周囲からはもうすでに大切な人としてロックオンされているようです。
 というかさらわれた以前にその本人は知らないわけですから、匠ももうちょっと状況
調べておけよって感じです。
 この後霧山がうまく京介を見つけ出してくれたからよかったものの、ミッション失敗して
いたら月単位で三九、匠のところにいることになったと思うのですがそのあたりはどう
考えていたのでしょうか。

 で、匠のところに連れてこられた三九。
 匠の素性もわからないのにっていうか船の中でさんざん暴れて殴られたりしたくせに
いきなり匠にケンカ腰なのがすごいです。身に危険が加えられたらとか思わない、想像力に
乏しい方なのでしょうか。
 匠はそこらへんをさくっと無視して京介は三九を救うためにきっと来る!と、リングの主題歌
みたいなこと言ってました。(くーるーきっとくるーって始まってた)

 基地の方では、匠の動きが傍受出来なくなったとオサム。
 新しい別の通信方法を開発したに違いない、とか言ってますが、むしろ今までの傍受
し放題だった頃の方がどうかって話なんですが。

 そういうわけで霧山、ドロシーに京介をつれ戻せと、「お前もちょっとは働けよ」的な
ムチャ振りをします。

 まあそんなムチャ振りにはなれているのかドロシーの作戦も見事なもの。
 三九の姿をして歩いて、そこをオサム扮するなぞの中国人が射殺するというシーンを
演じたわけですね。オサムの中国人像がどう考えてもマンガの中でしか見たことないとか、
そもそもこの後ニュースサイトをハッキングしてニセのニュース流すくらいなら、最初から
それだけやっとけばとか思うのですが。
 ともかくこのニュースを、町をさまよっていてたまたま見た京介は食堂に戻ってきました。
早いです。出ていく時の決意はなんだったのかってくらいあっさり戻ってきました。
 食堂のおっちゃんに実は三九は死んでなくて、テロリストに誘拐されたんだという、「それは
結局、遅かれ早かれ死ぬってことじゃね?」的なことを知らされ、彼らは秘密基地へ。

 ちなみに食堂のおっちゃん、「三九はあんたのことを"兄"のように慕ってるんだ!」と
牽制球を投げておくことも忘れてませんでした。兄か!

 今回はロッカーシーンなしで部屋に入ってきました京介達。
 調べていると突然電気がおちます。
 オサムはハッキングされているとか言ってますが、なんでハッキングするのに電気が
落ちる必要があるのかよくわかりませんが、匠が仕掛けてきたらしいです。
 三九の映像が映って、「京介きちゃだめー」と言ってて、部下に口をふさがれて映像終わり
ました。
 挑発だというのはわかりますが、来ちゃダメ以前に場所の手がかりがないので、誰も
たどり着けないと思うのですが、匠はそこのところをどう考えているのでしょうか。
 数日くらい待ってみて誰もこないようならまた同じような手で映像送るつもりなんで
しょうか。もうちょっと場所のヒントくらい出した方がいいと思われますが。
 待ってたら「ヒントは××という名産で必要な県にあります」とか「去年●●で有名に
なりました」的なヒントを出してきてくれそうです。(ご当地クイズか!)
 
 京介は総理のところにいって、知っていることを全部教えろとか言ってます。
 ドロシーも、以前ミスター匠を匠沢と呼んだことがありますね、と言う。

 総理言いました。
「初めてお前に会った時…」
 いや、その「知ってること」じゃなくて!ミスター匠について知ってることだよおっさん。
わざとやってるだろおっさん。
 「今のお前は人のために戦ってる」とかいいから!
 どうも政治家は回りくどくていけねーや。

 前振りがかなり長かったですが、ミスター匠の本名は匠沢長一、匠沢財閥の三男らしい
です。三男なのに長一て。ネーミングセンスおかしいだろ。
 以前総理の秘書をしていたけれど逮捕されて、99年以降はまったく何をしているかわからない
状態であるとのことです。
 兄がある老人ホームにいるとわかり、京介とドロシーは潜入することに。

 久々出ました。ほっとしますねー、京介の変身。
 夫婦漫才師として潜入したんですけど。
 …よく考えたらアルバイト職員として入ればよかったんでは?
 ともかく彼らはミスター匠の兄に接触しますがなんかボケてた。
 弟は鳥になったまま帰ってこん、と兄は言ってました。
 「よだかの星」か!

 帰る途中ホームの庭で外を眺めている女性を京介、見るのですがそのまま通りすぎました。
思わせぶりに出て来てますが、多分京介の母だと思うのですがこれが関係ない人間だったら
ぶっ飛ばすぞ。

 三九の方はミスター匠と顔付き合わせて食事中。こんなんじゃ食欲も失せるというものです。
 匠の胸ポケットにはゲバラの言葉、「ある日の真実が永遠の真実ではない」という言葉が
刻まれています。
 チェ・ゲバラは去年映画化されてますね。「アメリカがもっとも恐れた男」というフレーズ付き
だったと思うのですが。キューバの英雄です。ちなみに「チェ」はやあという意味なので、チェ・ゲバラは
向こうの国では通用しないことが多いので、ゲバラと言っておいた方がいいかと…。
 うーん、まあ匠がこの言葉を用いるほどの人物であるかはさておき、結構こういう細かいとこは
こだわってるんですね、このドラマ。

 それで匠、京介は役者でしょとか言う三九に、お前はなーんもしらない、京介は秘密諜報員だ
と言います。
 それで三九がシーンとしたので「ひーみーつー」って言いかけて部下に「聞こえてますから」って
言われてたのは面白かった。匠はこうでなくちゃなぁ。

 一方で基地の方では割とあっさりと、ミスター匠の部下をトッ捕まえてエリスが自白剤を打って
ました。
 アジトの場所を吐かせようとしてるんですが、部下は話さない。
 自白剤が効いてるのに話さないってことは、その場所を具体的に知らないか、名称が使われて
いないということだと思うのですがこいつらときたら…!
 栗栖に打って効果確かめとる場合かー!
 つか栗栖も自衛隊員ではなくて自衛隊の食堂でコックしてましたとかどうでもええし!

 そんな中、海上保安庁が、不審な信号を見つけたと報告。こっちの方がよっぽど役に立つやないか!
 調べてみると、「とりしま」「みなみとりしま」というものがある。
 ドロシーと京介はあの兄が「弟は鳥になってしまった」と言っていたのを思い出し、それだと
いうんだけど、どちらにも人が住んでいて、アジトなんか作れるはずがないと言われてしまいます。
 もしかしたら地下に巨大要塞とかあるかも知れないじゃん!

 と、オサムが古い地図に幻の島があった!と言う。
 名前を中ノ鳥島。
 再調査の結果島が発見できなかったので、地図から消されたらしいです。なるほどね。
 そんなもん見つける匠もすごいですが。

 で、総理は秘書達の反対を押し切って自衛隊を使うとか言います。
 決断力はすごいですね。
 実際の総理とは似ても似つかない決断っぷりです。
 総理は言います。
 これまではテロに対して防衛するだけだったが、今こそ逆襲する時、制圧行動をとる。
 目的は人質救出と匠の拘束だと。

 …まあそのすごい目的の割には乗り込んだのがたった3人とかどういうことだと思うん
ですけどね。
 どうせ秘密裏に動かすなら自衛隊の一個隊くらい借りてくればいいのに…。

 昔匠と総理は小学生時代の同級生であり、総理が政治家になってからは、匠沢家の
資金で支えられてきた、ということがわかります。
 しかしいつのころか2人は決裂してしまい、こんなことになったと。

 エリスの発明した麻酔銃と、ドロシーには目薬みたいなものを持って彼らは乗り込みます。
今回は時間がなかったのかお金のことは後回しのようです。
 栗栖も、「いい知らせがある。自衛隊のヘリが出せることになった。悪い知らせは、台風が
アジトに近づいていることだ」とやってきます。
 3時間後にアジトは暴風圏に入るらしいです。
 …そうなるとミスター匠らも外に出られないのだから、いったん潜伏してやり過ごすという
手もあるのではないかと思うのですが…。ともかく最終回まで話数もないことですし、3時間
内でミッションクリアして引き上げる予定のようです。

 ちなみに自衛隊のヘリの中が、MWで見たヘリの中にかなり似てました。

 で。
 ドロシー、京介、霧山の三人が潜入しました。これでなんとかなると思ってるあたりが
すごいと思うのですが。
 あと栗栖がバナナへの恩を語ってましたが、かなりどうでもいい話でした。

 森の中を警備してるザコを倒すのにドロシーがクマのぬいぐるみを着る必要があったの
かとか、そもそもどうやってそれを持ちこんだのかとか、身ぐるみはいで縛りつけたのはいいけど
3時間後台風来たらこいつら死ぬんじゃね?という突っ込みどころを残しつつ、彼らはアジトの
方へ。

 アジトに入ろうとすると、合い言葉を言えと言われてしまう霧山とドロシー。アホです。
 そこに京介が「不審者発見!応援頼む!」といってやってきて、あっさり見張り達は全員
行ってしまいました。
 京介の方が何倍も役に立ってます。

 そういうわけでやっと中に潜入した三人。最初から秘密裏に潜入出来てないわけですが、
見張り達が戻ってきた場合彼らはどうするつもりなのでしょうか。

 中に入ったものの、さらに沢山兵士たちがいるわけで。
 京介、名案を思いつきました。
 そこにあったロッカーの中に入り、足を出してちょこちょこ移動。これで兵士たちが振り返っても
「なんだ、ロッカーか」となるわけです。…なるか!
 ちょっとー!京介も使えねーよ!思い切り「誰だ!」って言われてんじゃねーか!なんだよ
ロッカーで移動するって!目立たないと考えるお前の思考がわかんねーよ!

 で、ドロシーが麻酔銃打って解決。
 …最初からそうすればよかったんじゃね?

 次は赤外線です。
 以前練習でやったような感じです。
 ドロシーが得意だったはずなのになぜか京介が行かされることに。
 例の、MPが吸い取られそうな踊りで進んでいく京介。
 苦労してスイッチを押して、赤外線を消去したのですが、振り向いたら霧山とドロシーの
後ろに大量の兵士がいました。ボスゥゥゥゥゥゥ!
 というわけで10分間の格闘むなしく3人は捕まりました。
 潜入した意味もクソもありませんがな。
 まだ正面突破したほうが、混乱の中最深部まで入れたような気がする。

 京介らは牢屋に入れられて、ミスター匠が見に来てます。
 匠、会いたかったぞ京介、ワシはお前の…とか言うのですが京介聞いちゃいません。
 三九はどこだ!って言ってます。
 今匠のターン!匠がめっちゃ重要なことしゃべろうとしてた!
 まあそりゃいいんだけど匠も上にあがって、「京介を連れて来い」って言ってたから、
あんたが見に来るより最初から京介だけ連れてこさせればよかったんじゃね?的な感じで
どっちもどっちです。

 京介を連れて来て、彼が「三九はどこだ」と聞くのへ、「何故若者に嫉妬するか」を話し
始めました匠。総理と同じで人の質問に答える気はないようですっていうかうっとうしい!
会話のキャッチボール出来てなくて鬱陶しい!

 匠は京介に、ダブルスパイになれ、というんですね。お前が一人目じゃないって。
 意味深なこと言いますねぇ。
 京介が断ればお友達が苦しむぞって言ってますよ。
 ドロシーが捕まって拷問を受けるかと思いきや。
 部下がナイフでガラスをキーってやってんですよ。ああこりゃ確かにきくわ。
 
 そのドロシーがあげたすごい悲鳴を、拷問を受けていると勘違いする京介。いや確かに
ある意味拷問なんですけど。
 今度はドロシー、写真を見せられました。さらにすごい悲鳴あげたところを見ると、多分
男だった時のドロシーなんでしょうねー。一切の説明なしでわかるのがすごいですね。
伏線ばらまいてたおかげですな。
 で。
 めっちゃ動揺する京介。断ればドロシーの命ないかも、と考えているんでしょう。まあ
精神的にボロボロなのは間違っちゃいませんが…。

 そこに三九がやってきて、総理はウソをついている、日本を破滅させようとしているのは
総理だったのよ、と、お前寝ぼけてんのか?みたいなことを言います。

 つまり、総理の目的は日本を軍事大国にすることであり、自分が各国のテロリストと契約
してわざとテロを起こさせ、軍事力の必要性をアピールすることだったと。
 ミスター匠は総理の暴走を止めるためにこんなことをしていたのよとか。

 まあここで次回に続くのですが。
 私なら総理も匠もどちらも信用しませんけどね。
 総理が何か隠してることがあるのは確かでしょう。けれども匠も信用できませんよ。
 本当に総理を止めようとしてるなら、なぜ三九を拉致した時に暴力をふるっていたかという
問題もあるし。そんな必要ないでしょう。三九壮絶に騙されてねーかこいつ。
 
 次回はあのエリスが発明した、ドロシーが持ってた目薬みたいな薬品が役に立ちそう
ですね。気になるところです。
 

◎知っててもスパイになれないお話◎
 台風の番号の付け方は日本へやってくる順番ではない。その年の一月一日以降、
太平洋上で発生した順にナンパリングされる。
 そのため発生が早くても、日本列島に近付くのが遅い台風があるため、たとえば1号より
先に2号がやってくるということもある。時折その現象は起きている。
 


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