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華麗なるスパイ

第8話(09/09/12)

 話がどんどんドシリアスになってきて面白くないです。いや話の内容は面白いけど、
初回からずーっとみているとギャグなしで進むのがつらい。

 さて。
 京介にいきなり「総理を殺して」と言う三九。
 あまりにも人が違いすぎます。
 エリスの発明した変装用ゴムマスクをかぶっているのでなければ、操られているのか
のどちらかと思うのですが。
 基地の方ではオサム達が連絡とれなくなってあせっていました。エリス、あの武器を使う
ことにならなければいいけど…と。おいおいどんな危険な武器なんだよそれは。
 というかドロシーがその目薬に模した武器を隠し持っている時点で、「捕まえた時点で武器
検査してねーのかてめーら」と言いたくもなるのですが。匠の部下達に。

 京介は牢屋に戻ってきて総理の言葉を考えています。
 まあ私も総理がウソを言っているようには見えないですけどね。
 
 その総理の方も、野党に秘密諜報部の存在がばれたそうで、あれこれ言われています。
うるせーなー。秘密諜報部はあやしいとこじゃねーよ。CIAとFBIを足して2で割ってそこに
KGBかけたようなもんだよ。(なんか混ざっちゃいけないのが混ざった!)
 総理、幹事長達に「リークしたのはあんたたちだろう」と珍しく怒ってます。
 結局彼らもまたつぶしたくて仕方がないから敵に情報流したって感じらしいですね。
 そんなだから選挙で大敗するんだよ。(そのネタはもういいです)

 それでオサムは、マイコプラズマとかなんとかいう物質が発見されたと騒いでいます。日本についた
飛行機から発見された、細菌テロだと。
 つまり匠は同時にいくつもの計画を進めていたようですね。あのおっさんにそんな甲斐性が
あったとは!

 京介の方はまたミスター匠に呼び出されてました。行ったり戻ったり忙しいなおい!
 二重スパイになるという契約書が作ってあって、そこに拇印をおしなさいということでした。
 おいおい、これ特記事項とか契約外の条件とかその他が足りんぞ!そこらへんの保障はどう
なってるんだミスター匠!
 京介もそこ突っ込めば、作りなおすとかいって時間稼げたかも知れんのに。あのおっさん変な
ところで真面目だし。

 京介が拇印を押さないと見てとったミスター匠、唐突にロシアンルーレットを持ちかけます。
二重スパイになれば降りてもいいよと。
 京介がこれを、自分を撃つふりをして匠を撃ったらとか全然考えてないっぽいところが
素晴らしいです。あと、死んだら契約もクソもありませんがな。
 多分そこまでの勇気がないだろうと計算してのことではないかと思いますけどね。

 京介は無事生き延びまして次匠の番。彼は割とあっさり引き金を引きました。
 バラエティ番組とかだと「空気読め」と言われる早さです。
 あと匠さんへ。
「どうして死を恐れる母に捨てられたお前が」って全部続けて言うのやめてください。
最初何言ってるかわかりませんでした。
 Lか!お前は映画のL目指してんのか!
 しかもその後のセリフが「お前はすでに死んでいるも同然だ」
 …ミスター匠からジャンプ取り上げた方がいいと思います。

 そんなわけでガシガシ母のことでゆさぶりをかけてくるミスター匠。
 ここら辺は流石柄本明といった感じです。
 ギャグキャラだったミスター匠が一気にラスボスとなる、迫力あるシーンです。だからこそ
ギャグの時との落差が面白いんですけどね。やはりこういう役は柄本さんにしかできません。

 で。
 京介もミスター匠もお互い引きまして、残り1/2の確率です。
 京介に「お前に宿ってる死神が見えるぞぉぉぉ」と最後の脅しをかけるミスター匠。
 ぜひギンちゃんか白哉さんでお願いしたいところです。
(恐い顔のデスノート持ったリンゴ大好きな奴が来る可能性もある)

 京介、インクのふたをあけて拇印を押しかけるのですが…というかインクが黒ってどうなのよ
って感じですが。

 京介、それをチョビヒゲにしました。そのためにインク黒だったのはわかるけど、ならミスター匠の
方のやつも印鑑じゃなくてサインにしておくべきだったね。ちょっと伏線のために不自然な演出に
なっちゃった。

 ともかく、京介の変化が始まりました。
 彼はミスター匠になったのです。
「本当に死を恐れないのか。ワシは死が怖いぞ」と言って彼はあっさり引き金をひいた。
 おっとー京介生き残りました。
 しかもこの後京介が差し出した拳銃を部下が手にとってミスター匠に握らせてるんですよ。
おおい、さりげなく部下裏切ってる!そこは拳銃を取らせないようにしてでも助けるとこだろ!
なにボスに拳銃突き付けちゃってんだよ!

 京介はミスター匠に、小学生のころから総理に助けられてきた、お前はコンプレックスの
塊だった、と告げます。
 それで激高したミスター匠が銃を突き付けるのですが、この時点で勝敗は決したも同然、
霧山も隙をついて部下の銃を蹴りあげ、二人は銃を周囲につきつけてます。
 まあロシアンルーレットしてた方の銃は必ず最後1発が入っているからという計算なので
しょうが、ミスター匠が心理的プレッシャーをかけるために全弾空砲にしていた可能性とか
考えないあたりがすばらしいです。

 霧山はこんな時にも関わらず京介に「あと11のミッションをクリアしろ。そうすれば自由の
身だ」と言っています。
 ミッションクリアで自由の前にここから自由の身になるほうが先決だと思うのですが。
 京介は霧山に言いました。「自由のためじゃなく、仲間のために戦ってるんだ」と。
 もう仲間認定されています。
 自分からさんざん突き放しておいて今更これです。

 まあともかくそんな感じで、京介は三九を助けにいきました。
 様子が変なので一緒に来たドロシーに見せたら催眠誘導シールがついてる、と言われ
それをはがしたら元の三九に戻りました。
 つーことは匠の方にも有能な発明者がついてるってことですね。

 んで逃走中ドロシーは目薬を入れてました。念のためって感じなんでしょうがこれぞ
スパイの動きですね。…行動の見かけはアレな感じですが。

 霧山は拘束した匠を一緒に連れて行こうとするのですが、私を殺せば間もなく東京で
テロが起きるぞと言われてびっくりです。
 細菌兵器がばらまかれるそうです。
 総理を殺したらテロ中止するよ?とか言われていますが、ということは京介は一旦帰らないと
いけないわけで、そうして帰った後に設置した細菌兵器が撤去されるかもとか考えないん
でしょうか、ミスター匠は。
 あとこんな皆のいる前で二重スパイになる約束をしたところで、今度は帰ったら京介が
霧山らに拘束されるだけだと思います。
 どっちに転んでも負けが見えていると思うのですが、ミスター匠。

 オサムがスキャンしたところ、都内4か所に設置されていることが判明。
 場所調べるには時間がかかるようです。
 仕方無く京介は、二重スパイになると約束。皆が会話を聞いているわけですが、それは
意味があるのでしょうか?
 そして匠は京介に、仲間になった証としてドロシーを撃てと言っています。
 まあ拳銃を持っているのは京介なので、匠を撃ったりしたら全部終わるような気がしなくも
ないのですが。

 ここでドロシーのあの武器が炸裂。
「愛してた」「俺もだドロシー」とくっさいセリフが交わされているその時、ドロシーが流した
涙が床に落ちるや、それからすごい煙が立ち上がり、あたりは真っ白に。
 京介が撃った弾は確かに匠に当たりかけたのですが、かばった部下がやられてました。
つかロボットだったんかいこれ!

 そういうわけで混乱の中逃げてるんですが、また雷鳴にびびってる霧山。
 ボォォォォス!
 で、ドアが閉じられそうになってて、どう見てもまだ余裕あるじゃん的な閉じ方だったん
ですけど、京介とドロシーが間に合わず取り残されてしまいました。
 それでもあきらめずにコードを探してきてあっちとこっちの電源をつないでドアを開けよう、
という作戦に。
 しかしあとちょっとのところでコードの長さが足りないんですね。
 で。
 たまたま来栖から持たされていたバナナに気づく京介。
 これにコードを刺して電気がつながり、ドアが開きました。
 でんじろう先生の実験に出てきそうな展開です。

 そんで皆はヘリに…って京介だけいねーよ!
 何で皆普通に会話してんのよ!気づけよ!
 三九は三九でドロシーに、さっきの本当にお芝居?息がぴったりだったとか言ってるし。
どうでもいいよ今は!
 それでやっと皆、京介がいないことに気付きます。

 ミスター匠の方はどっかに電話してテロの準備を確認、リモコンを発動させようとしますが…。
それを撃ち落としたのは京介だった。
 確か暴風域に入るまで残り10分もないと言われたのが脱出する時点の話だったと思うの
ですが、ずいぶんと皆さん動きが速いようで。
 ミスター匠は情に訴える作戦に出ました。
 自分の息子だとカミングアウト。
 お父さんを許してくれ、親を殺せるのか、とか言っています。
 自分の方が先に息子を殺そうとしたクセに随分と都合のいい言い訳です。
 「そんな言い訳していいわけ?」とオヤジギャグのひとつも飛ばしたくなるってもんです。

 そんな間に停電し、ライトがついてみればもう匠はいない。
 まんまと逃げられてんじゃねーか!

 一方ヘリ。
 もう退避しなければやばいのに京介の居場所がわからない。
 京介は京介でどうしようもないって感じですが。
 つーかスパイなのに君達感情はさみすぎです。

 で。
 さらにまたあのバナナが活躍。
 GPS発信装置が組み込まれていたんですね。栗栖何してんだバナナに!
 京介の位置が分かってヘリはそちらに移動。こうして無事に皆生還しました。
 これで京介にもバナナは命の恩人ということになるんでしょうか?

 一方で細菌装置の方も、わりとあっさりと場所を特定され、装置撤去されてました。

 そんで食堂に京介と三九戻ってきて、おっちゃんたちは京介をここにいたらいい、と
引き止めます。
 三九も、「京介のバディになれるよう頑張る」って言いました。
 おっちゃんが「兄のように慕っている」と先週言っていたような気がしますが、その牽制は
無意味だったっぽいです。
 でも私的には三九とくっつくより、ドロシーとの三角のままで終わってくれた方が面白いと
思うのですが。

 そうして霧山は総理に報告をしていました。
 京介が変わったことを聞いて総理も嬉しそうですが、テロと戦う時間が少なくなってきた、
とも言っています。諜報部のことがばれたと。
 …残り話数も少ないんですが。

 基地の方では皆が生還を喜んでいます。
 ドロシーの武器で助かった、という皆に「女の涙は武器なのよ」と言ってみせるドロシー。
 京介が「え、ドロシーお前、昔は女…」と言いかけましたが強制的に遮られました。

 そんな中、公衆電話から小銭を使って電話をかけるミスター匠の姿が。テレホンカードは
持っていらっしゃらない様子ですっていうか携帯電話もないんか。
 彼は最後の計画を始める、と言っていました。
 そしてダブルスパイの正体が判明します。それはオサムでした。
 …つーことはこれまで計画が全部ばれて阻止されてきたのは計算のうちということになりますが、
どう見てもマジにやられてたようにしか見えないのですが。
 ともかく、これで総理が総理の座を下されてもオサム君は再就職の道があるということです。
 あとミスター匠は高笑いしながら横断歩道を渡って行くと、警察官に呼び止められるので気を付けた
方がいいです。



◎知っててもスパイになれないお話◎
 テキサス州にてある男性が、友人宅でふざけてロシアンルーレットを持ちかけた。
 使われたのは45口径の半自動式拳銃であった。
 回転式拳銃と違い半自動式拳銃は、撃鉄を起こせば自動点に弾薬が薬室に入る。
したがって半自動式拳銃でのロシアンルーレットには「勝ち」は存在しない。




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