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JIN -仁-

※今回の背景は特殊効果を用いていますので、IE以外のブラウザでご覧の場合、正しく
表示されない可能性があります。あらかじめご了承ください。

第1話(09/10/11)

 どうでもいいんですが日記で「仁楽しみー!」とか書いておきながら漢字とアルファベットの
今関係が間違っていたことに今気づきました。(仁って書いてた。JINの方が正しい)
 …まあ何事もなかったかのように訂正しておきます。

 さてこのドラマ確かに面白かったんですけど、冒頭の15分くらいまでが死ぬほどつまらな
かったので、この間にチャンネル変えられてしまったような気がする。もし私が、原作を知ら
ないで見てたら「なんだこれ、つまらん」って変えてしまったかも知れない。このあと面白く
なるって分かってたから我慢して見てたけど。

 製作側は、仁にはこんな背景があるんですよ、というのを見せてから過去にタイムスリップ
する展開にしたかったんだろうけど、まだこんな早くからじゃ、キャラに感情移入してるヒマは
ないから、ヘラヘラしていた仁がいきなり危機に立たされて、そこで自分の過去を振り返るという
展開の方がより仁に同調しやすくなったかなぁと思いますよ。
 もしくはドラマでよくある展開、いきなり危機から始めて、どうしてこうなったか、を振り返る
のもいいし。とにかく、ドラマ冒頭がすごい退屈な展開だったのはもったいないなと思いましたね。
映画じゃないんだから、つまらなかったらさっさとチャンネル変えられてしまうですよ。
 裏が行列番組だから、前半はそちらを見ている視聴者もいるだろう、って計算なのかも知れ
ませんが。
 
 さて。
 物語はおっさんが草原に寝転がっているところから始まります。
 ナレーションが「人はある日突然便利な環境を失ってしまったらどうなるだろうか」的なことを
言ってました。
 なんか仁が死んでるみたいな内容はよせ。
 JIN -仁- ご声援ありがとうございました。(まだ始まって1分!)

 ただ、私は江戸時代が決して不便とは思いませんが。(その当時の人たちには)
 どちらが幸せかっていうのは簡単に計れるものではない、とだけ申しておきます。

 この物語の主人公、仁は脳外科医なのですが、患者のオペを他の先生に任せているので、
助手だか研修医だか知りませんが、野口に言いたい放題されています。
 野口、お前も幕末へ帰れ。(野口は以前新撰組!で土方役をやった山本さん)

 そこに緊急の患者が運ばれてきて、他の先生が手がふさがっているので、仁がやるしか
なくなってしまいます。
 しぶしぶながら引き受けた仁は、患者の脳に胎児のような腫瘍があるのを見つけます。
 珍しい例だそうです。
 
 そんで野口は看護師から、仁が手術をしない本当の理由を聞きます。
 恋人だった未来という同じ脳外科の医者がいたんですが、彼女の脳に腫瘍が見つかり、
仁が自分で執刀を申し出るんですね。
 ただその位置が悪かった。
 脳幹にがっちり食い込んでいる状態だったらしいです。
 ナイチンゲールの沈黙見てるとどれだけ危険かってのがわかりますなぁ。
 それで、他の医者は危険すぎると反対したんだけれども、仁は、成功すれば多くの患者に
希望を与えること、万が一失敗したとしても、これからのオペの礎になれると主張。
 オペをやったわけです。
 なんつか…まあいいけどねぇ。未来も納得してたっていうけど、ちょっと仁は自分に自信を
持ち過ぎだなって思いましたね。

 そうしていざオペをやっていると予想以上に難しくて、腫瘍は取り除けたんだけど血管を傷つけて
しまって大出血となり、未来は植物状態になってしまった。
 それ以後、仁は難しいオペはしなくなってしまったそうです。
 ただしその代わりに他の医師の夜勤を変わったりしているので、周囲としては助かってる形らしいの
ですが。

 未来の病室にいって「起きてみないか」とか語りかけている仁の姿はよかったですね。
 人前ではヘラヘラしているのが、未来の前でだけ本音を見せるって感じで。
 最終回はぜひ、戻ってきた仁が未来に「起きてみないか」語りかけていたら、「実はずっと
起きていてこれまでの話はきかせてもらった!」とかいって起き上がっていただきたいです。
(太陽にほえろの山さんか!)
 
 で。
 この後ですわ。
 オペ前の未来と仁が語り合うシーン。
 これが長くてだらだらになってました。
 「神は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉だけ覚えておけばいいです。

 さてそういうわけで、ホルマリンに入れた胎児の腫瘍を仁が眺めていると、野口がやってきて
暴言を謝るのですが。
 でも「先生は自分の代わりに他人に傷ついてもらっているだけです」と、オペをしないことを
責めているあたり、謝りにきたのかさらに暴言を重ねにきたのか判断に苦しむところです。

 そんな中警察がやってきて、運び込まれた患者のことを聞いているのですが、警察に
わからないことが仁にわかるわけがありません。
 患者はなんかいきなり襲われてぼこぼこに殴られたらしいのですが、どうしてそう
なったかも、身元もまったくわからないんだそうです。
 …トモエちゃんフィギュアを買い求めてウキウキで帰っていたら「土方死ねぇー」と叫ぶ
童顔の青年にバズーカぶっぱなされた某トッシーとかじゃないですかね?

 仁は、脳に胎児の腫瘍があったと話しますが。
 …外見の特徴ならまだしもそういう、脳を開いてみないとわからない特徴というもので
警察にどう探せというのでしょうか。

 仁は、同僚の杉田医師から、オペ前に映した写真をもらっています。未来と自分が映ってる
写真なのですが…。これをよーく覚えておきましょう。

 また仁がホルマリンを見ていると、いきなり胎児の目がカッと開くのですね。マジでびびったわ!
恐いからやめろ。
 その時野口が、あの運びこまれた患者が逃げたとやってきます。
 逃げた患者を仁が見つけるのですが。
 患者はあのホルマリンの胎児といろいろな薬品が入ったバックを持っていた。
 仁は転がったホルマリンをとろうとして非常階段から転げ落ちました。
「戻るぜよ、あん世界へ」という声は一体誰の声だったのでしょうか。

 はい、ここから面白くなります。(ひどい)

 ここを見て気づいたことがあるのですが、この患者は仁が飛ばされた世界から来た、ある
程度医療の知識がある人間ではないかと思いました。もっと言えば、過去に仁と出会っていて
薬が必要なことを知っていた人物ではないのかと。だからこの時代に来た時に変な行動を
して殴られたか、それともケガをすることによって病院に運び込まれることを知っていたか…。
 だからこそ、必要な薬をかき集めて「どこかへ行こうとしていた」、時代に戻ろうとしていた、
というのではないかなと思うのですが。あの胎児についてはまだわかりませんが、不思議な
力のもとなんではないかと思います。
 最終回どういう決着をするか楽しみですね。

 さて雑木林に飛ばされて仁はペンライトであたりを確認中。
 そんな折、侍同士の斬り合いが始まって、仁は「時代劇の撮影か」と思うのですが、飛んだ
血が本物だったことから、これは本当の出来事なのだと確信。
 よかったなぁおい新撰組の切り合いの中にいかなくて。あちらは「邪魔するやーつは指先
ひとつでーダウンさー」だから殺されてるぞ。(何故北斗の拳)

 で、仁をかばった恭太郎が斬られてしまい、そこにたまたま人がやってきて助かったのですが、
恭太郎のケガを早く治さなければ危険な事態になります。
 御子柴!君もここに飛ばされてきていたとは!(ルーキーズのネタわかりにくい!)

 急ぎ、恭太郎の家に運び込んで仁は夢中で手術の用意をします。
 つーても道具なんか何もありません。
 ただこの運び込んだ時に、当然なんですが、恭太郎の母、栄と妹咲に「オペです!…手術
です!」っていっても通用しなくて「話は後にして下さい!」って言ってたのが面白かった。
 30分以内に手当しないといけないといってもわからないしなぁ。
 確か四半時だったと思います。
(ちなみに江戸時代とその前の時代では時間の区切りが少し変わる。ややこしい)

 んで大工道具が使えそうだと、咲に頼んでこれらを煮てもらいます。煮沸消毒ですね。
これが結構バカにできない。
 で、包帯などの代わりにさらしを発見。
 20cm角に切れって言ってもだから通じてないんだってば。
 仁、「これくらい」と手で示しました。このあたりは機転がきくなぁって思って見てました。
 そんで他人さまの家を勝手にあさって清潔な、そこらの着物に着替えています。
 消毒液の代わりには焼酎。
 ここらあたりのシーンはテンポもいいし、どうなるんだろうってハラハラして面白かったです。
このスピード感はとてもいい。

 さて問題は照明です。
 行燈しかないんですね。
 ドラマだととても明るいように見えますが、実際の行燈は非常に暗く、文字が読めるなんて
ものではなかったと記憶しています。ろうそくに火をつけて紙でかこってもらうとわかるかと。
 まー昔は、暗くなったら寝る生活でしたから、そこまで明るさが夜必要ではなかった、って
感じなんでしょうね。

 そんで栄を追い出して仁はペンライトの光をつけてオペに挑みます。
 あの患者が持ち出していた道具を全部確認してて、何があって何がないのかを冷静に
分析してるのは流石って感じだと思いました。
 仁は一通りの道具がそろっているのに驚きながらもオペの準備をしてます。
 神は乗り越えられる試練しか与えない、という言葉を思い出すのですが…。
 栄がなんかいきり立ってふすまスッパーン!と閉めて入ってきました。
 うん、ふすま、めっちゃ両端あいてる。ちゃんと閉めんか!
 しかも恭太郎を殺す気かー!とか怒ってます。
 あんた、そんなおいしい突っ込みはもっと別のところで使え!(突っ込みとか)
 あと怖いので眉毛もうちょっとクッキリ書いて下さい栄さん。下から光があたって、今ここで
テレビ見始めた人は即座にチャンネル変えること間違いなしな怖さです。

 しょうがないので仁は栄をスルーすることに決めたようです。
 そのままオペを始めました。
 栄も、いるっていったくせに「ひょえー」とか「いやー」とかうるせぇよ、武士の妻!
 それでしまいにゃ仁に刀を抜いて切りかかっていくのですよ。
 オペどころじゃねぇよこれ!
 清潔なかんきょぉぉぉぉぉ!!!!

 で。
 なんとか納得させまして、二人に油皿持たせて再度オペです。
 無事終わりまして、3日間何事もなければ大丈夫と仁は言うのですが、栄は「3日は
わからぬということではないですか!」と。
 …オペしなかったら恭太郎の命はここまでだったわけですが、それについて何か思う
ところはないのでしょうかこの人は。

 咲によると4年前父は、今でいうコレラ、コロリにかかって死んだらしいです。
 それで蘭方医のわけわからない治療で治らずに死んだと。
 だから栄は医療不信になっているらしい。
 そんなあんた、この時代コロラにかかったら大体死にましたがな。

 ここでちょっと感心したのが、咲が「コロリにかかって…」と言うのですが、仁が「それは
コレラのことですか」と聞いてるんですね。で、咲が「コレラとも言うのですか?」と聞き返す。
なんてことない会話ですが、コレラのことだとわかりやすくてよかったと思います。

 で、咲が振り返ると、スイッチ切れたように仁は寝てました。
 お前は寝る直前までしゃべってる明石家さんまか!

 夢で自分の脳腫瘍を未来が直した、という内容を見ていた仁。
 当然ですが目覚めるとまだ江戸時代!
 というか改めて見るとこの橘の家きれいだけどなんか床の間が変。いや床の間があって
その隣に明かりとりの窓があるのが。いやまあいいんですが。

 そして改めて咲に今の時代を聞いています。
 文久2年。1862年だということがわかります。
 
 ここで時代聞いたりするのに、「江戸時代ですか?」「ここは江戸ですが」「あーっと上様の名は?」
「え?」「あ、ちょっ、待って、黒船はきました?」「ええ、10年くらい前に」って言ってるのが面白
かった。
 上様の名前を聞くことをやめたのは多分自分が覚えてないからではないかと…(笑)。
 この時代だと篤姫でも出てきた、家茂の時代でしたっけかね。

 ともかく、朝餉らしいので行くと…。
 ごはんの盛り方に驚いてます。
 米は結構皆食べるんだよね、この時代。
 うまいと感心してますが、この時代はかまど炊きだからねぇ、そりゃうまいだろうねぇ。
 現代は便利になった代わりにこのうまさを失ってしまいましたから。釜炊きを再現できる
ジャーもあるようですが、高いしねぇ。
 ま、ともかくとして、それで栄は遠まわしに、用が済んだんだからとっとと帰んな的な
ことを言うのですが、帰れと言われても場所がない。
 栄と咲がびしばしやり合っているのに遠慮して、仁は出ていくんですね。

 というか書き置きを残して出ていくのはいいんですが、普通に読めている咲さんがすごいです。

 あの胎児がいれば戻れるんじゃないか、と雑木林に向かった仁。
 見つからないので今度は、同じ場所から飛び降りれば戻れるんじゃないか?と考えています。
それを静止したのが坂本龍馬でした。
 でもここではまだ名乗られません。
 変なおっさんです。(変なおっさんて)
 つーかお前が勢いつけて抱きつくからそれで落ちたらどうするんだ龍馬!
 ギャグマンガだったら100%一緒に落ちてるパターンだぞ!

 そういうわけで仁は、彼の声が、ずっと現代で聞こえていたものだと気づき、名前を聞こうと
するのですが…。
 仲間に声をかけられて龍馬は名乗らずに行ってしまいます。
 いやいやいや!名前言うのに数秒もかからんだろ!言っていかんか!

 仁、慌てて後を追うのですが、流石昔の人たちは健脚、もう姿が見えません。
 さまよっているうちに街中へ出てしまった仁。
 龍馬をようやく発見して声をかけようとした矢先に、侍が乗っていた馬が子供をはねそうに
なり、かばった母親が大けがをしてしまうんですね。
 110番しろ!ひき逃げだ!(この時代に110番ねぇよ)
 ちなみに現代ですと馬は軽車両扱いですので、人にけがをさせると立派な違反行為です。

 丁度龍馬が「わしゃ土佐の…」と言いかけたのですが仁、これを見てほっておけない。
 ちょっと待って下さいといって駆け寄りました。
 母親の方は、医者であるところの佐分利という、おめー一発で変換できないような苗字
名のってんじゃねーよという人が見ていますが、彼はさじをなげます。ええ、医者だけに。
 でも仁はこれなら、自分なら助けられる!と言う。
 そこに龍馬が戸板を持ってきて、番所に運ぼうと言ってくれます。
 さすが龍馬、行動力あるな。

 番所っつーのは今でいうと、交番と役所が一緒になったような感じのとこです。

 そんで龍馬に仁は、橘の家を告げて、手術道具を受け取りに行ってくれるよう頼みます。
カゴを見つけて龍馬は一緒に走るんだけど。
「この方が早いじゃろ!ゴー!!!」
 ゴー!!!てあんた…。まあこの時代英語も多少知ってたようだからいいっちゃいい
ですけど。
 お前は水戸黄門のガヤ(エキストラ)でメインキャラのセリフにかぶせて「おっ、サンキュサンキュ」
と言ってしまったために消せなくなったおっちゃんか!
 仁は「頼んだぞ土佐の人」って言ってました。
 なんか紫のバラの人みたいな雰囲気になっとるぅー!

 というわけで龍馬、咲にたまたま出会って道具が必要なことを言うのですが。
 咲も、そのまま道具を持っていけばいいものを、全部風呂敷に詰め替えちゃってるから
麻酔薬を忘れていくハメになっちゃうんですよー…。

 ここで龍馬がしゅじゅちゅどうぐもってきてくれーって言ってたのがかわいかった。
 ちなみにこの後のCMが「だいわはうちゅ」でした。嫌がらせか!
 でもこのドラマ、CMが微妙にリンクしてて面白いんですよ。次は何のCMかとついつい
見入ってしまいますね。

 そういうわけで咲、かごにのって、その後を龍馬がヒイヒイ言いながら走っていくのですが、
なんと大名行列に遭遇してしまう。
 龍馬は「産婆じゃったら通してもらえる!」と言いました。

 行列に遭遇した場合必ず平民はひれ伏して待たなければいけませんでした。しかし唯一の
例外として、産婆は横切っても良かったのです。これはこの時代の、命にかかわる仕事をして
いるのだから優先、という認識によります。夜になると町の門が閉められ、行き来ができなく
なるところでも、産婆と医者は通行が可能でした。
 「大名を胴切りにする子安婆」なんて句もあります。
 龍馬の機転、流石です。
 
 雨が降り、泥だらけになりながらも咲は向かいます。
 で、番所のある場所をたまたま聞いたのが勝海舟だったのですが、この時はまだちょいと
でてきただけでした。なんつーか…小日向さんかぁ…いやいいんだけども。

 そんで、えーと誰だっけ。
 喜市か、そのお母さんは、仁に、助けてもらっても治療費が払えないからと治療を拒否しようと
するのですが、仁はそんなものいらないという。
 代金として枝豆をいただこうかなという仁に喜市は「おいら一生でも届けるよ!」と言う。
 お前は一生枝豆を売って暮らすつもりか!(どういう突っ込みどころだ)

 咲が到着しまして、道具持ってきたんですが。
 よりによって麻酔薬がない。
 咲さん、清潔な着物に着替えます、っていう高い学習能力持ってるだけに、この凡ミスは
痛いところです。
 で、取りに帰るのに一刻もあればっていうんだけど、今度は仁がわからないんですね。

 一刻は2時間です。十二支の名で時間を割り振って、子の刻、丑の刻という風にして、聞いた
だけでいつかわかるようにしてあったのですが、江戸時代誰が考え出したかバカ野郎が、
九つ八つという数呼びを入れやがってややこしいのですよ。
 仁は、一刻が今でいう何時間なのかを割り出すために「一日は何刻ですか」って聞くけど
さらに咲が今度はわからない。(計算上はもちろん12刻となりますが、午前と午後で何々の刻が
呼び方が変わるので多分すぐに足すことはできないと思う)
 ええい言葉のキャッチボールができねー!

 喜市のお母さんは、どうせここで死ぬ運命だったんだし、辛抱だけは得意ですから、それが
ないとオペができないってわけじゃないならこのままやってくださいと言うのです。
 確かに昔の人は我慢強かったけどこれはきついぞー。
 っていうかなんか口にくわえさせるものがあるだけでも違うと思いますけど。

 そういうわけでオペ続行です。
 ここは見ててリアルすぎて怖かった。
 そんな時喜市が「ちちんぷいぷい御代の御宝」って唱えるんですね。
 有名な痛み避けのおまじないです。
 正確には「智仁武勇御代の御宝」というらしいですよ。
 昔の人はえらかった!

 そういうわけで無事成功するのですが。
 仁はつくづく思い知るのです。
 現代なら失敗なんて考えられない簡単なことでも、この時代では青息吐息だ、これまでやって
きたオペが成功したのは、今まで誰かが作ってきた設備や薬、集めた情報などのおかげだったのだと。
 なんていうか、ここにきて仁も、人を救うということに対して薄眼が開いた感じなのではないかなと
思いました。
 まあこの後のモノローグはちょっと余計かなって気もしますが。

 そういうわけでぼんやりと夕陽を見ていると、咲がやってきて一緒にかえりましょーと言って
くれるんですね。
 戻れば栄もちゃんと仁を迎え入れてくれてよかったです。
 
 なんとか居場所を確保しました仁ですが。
 写真を見て変なことに気づくんですね。
 未来の、ピースしている手が逆だと。
 もしかして仁がこの時代に来たことによって、これからの未来が変わっていくと、そういう
可能性があるということでしょうか。
 それもなかなか面白そうな話ですね。

 そのころ吉原では。
 野風という花魁が、医者の話を聞かされていました。
 つか仁のことなんですが。
 人の口コミ力、ハンパねーな!

 このあとおいらん道中でてきましたけど、これものすっごい時間かかるんだよねぇー。
 あと野風の顔、もうちょっとおしろいで白くしてはどうでしょうか…。こんなに日焼けしてる花魁
見たことねぇよ!

 そして街中ではまたコロリが流行り始めていたのです。
 多分次週はその話になりますね。
 この話も結構好きです。
 あと、のちのち仁と深くかかわりあっていくことになる…おっさん誰だっけ?
 洪庵か、医者たちがしていた仁の話を聞きつけて「なんばしょっとねー」とやってきました。

 それと仁、やっとこさ龍馬を発見して、今度こそ名前を聞いていました。
 彼は名乗ります。
 土佐の坂本龍馬だと。


 この第一話は最初こそもったいなかったですが、あとはテンポもよくて面白かったです。
 何より、喜市母が死なないでいてくれたのがうれしい。
(原作だと、お礼を届けに来て辻斬りで死んでしまうのです)
 出来ればそういう風に、原作で残念だなぁと思っている部分が、ドラマでは良い方向に
なってるといいなと思うのですが。
 賛否両論あるでしょうが、ドラマの仁の性格も、原作とは変えられていて面白いなと思います。
この方が、より医療に向かって熱心になっていく雰囲気が出ていいかもです。
 期待大です。



※江戸時代ウソホント※
 幕末にはJINでもあったように、馬と人との事故が増加したらしい。
 動乱の時代、礼儀作法に構う余裕がなくなったため、伝統形式が次々簡略化され、
武士のお供が省略されたりして、馬を引く人間や雑用がいなくなった。
 そのため、侍単独で馬を駆って登城する際に、狭い道で人とぶつかることが増えた。
 しかしこの時代は当然道路交通法なんてない。
 武士側に手落ちがあって庶民がケガをしても、悪いのは庶民がわとされた。



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