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チーム・バチスタ2
ジェネラル・ルージュの凱旋

第1話(10/04/06)

 先日友達からメールもらいました。
「あれ見る?ジェネラルルージュの冒険」
 うん、なんかいろいろ間違ってる。


 うーんと。
 失礼なのですが正直なところ、映画の速水を堺さんがやっていたがために、ドラマの速水は
迫力不足の感が否めません。西島さんにはもっと頑張っていただければと思います。
 映画の速水が強烈な印象だったからなぁ…。

 ただ、ドラマの方では映画にはできなかった、本当の筋とは別にいろいろな患者のケースが
展開していくという感じなので、これは前回から改善されて面白くなっていると思います。やっぱり
一つの疑惑をずーっと引きずっていくのは大変だからなぁ…。

 えー物語はCAのシーンから。
 沙希という人が今回の主役っぽいのですがなんか書いてる間に倒れたー!早いな展開!
 えーとここのシーンからわかるのは、機長と付き合っててそれが別れたっぽいことと、最近
沙希さんが痩せたのではということです。
 さりげないですが結構な伏線。

 一方田口君がいる病院の救命センターではけが人が運び込まれてきていて、それの
治療に当たっていた医師が、もう一人、沙希の受け入れ要請を受けて、今は満床だからと
断ろうとするのですね。
 そこに現れた速水が受けろと指示。
 一人の患者の容体が安定しているからそれを動かせばいいと。
 これは一人一人の状態を把握してないとできないことだよなぁ…。

 他の救命医師らは、こんなムチャな受け入れとかしてるとそのうちここパンクするぞ、
と思っているのですが…。
 その医師の中に和泉という人がいるのですが腕はかなりのものっぽい。でも性格
きつそうな感じです。

 田口君の方はまたグチ外来でおばあさんの話を聞いていました。
 まあこっちはこっちで相変わらずっていうかここの外来がまだ生き残れていたのが
すげぇ。結構人気あるんですかね。
 
 そんな彼が救急センターに呼ばれて行くと。
 同期の和泉が、診察記録にグチ外来があったから呼んだ、何かこの患者さんのこと
知ってる?とか聞くわけですよ。
 …お前らは医者をいちいち呼ぶ前にカルテを見るとかせんのか…。
 田口は沙希の顔を見て、2年前一度来て次の予約をすっぽかされた人だ、と言うんだけど
和泉は「なら覚えてることもないね」と一蹴。
 いやいやいや!普通の医者はそんなすらっと2年前来たとか予約すっぽかされたとか
覚えてないからね!?なにこの伏線つぶしの医者!

 その後も田口は続けて、病歴はなし、父は健在で母は他界、気分がすぐれないとグチ外来に
きた、スチュワーデス目指してたはず、とすらすら。
 皆が感心する中で和泉だけが「情報が古い、今はCAになってる」と。
 すいませんがこの和泉さんは芸人のボケつぶしの趣味でもある人なんですか?
 ドラマ界の黒柳徹子?
 口を突っ込むポイントが思い切りちげぇー!

 えーとそんな中またあの男がやってきました。
 厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長の白鳥。なお、
肩書きが増えて「保険局特別監査室室長代理」も加わりました。
 田口が「肩書き増えた!?」と気づいてるのもすげぇ!
 なんかそのうち名刺が、肩書きだけで片面埋まるんじゃないかという気がしてきました。

 彼がやってきたのは、抜き打ち監査のためであり、それがたまたまここ、救命センターに
なったと。
 彼がくるところに事件ありですからなぁ。
 
 目を覚ました沙希はついていた和泉に、今夜はどうしても行かなければならないところが
あるから、異常がないんなら退院させてほしいといって無理に退院してしまうんですね。
 和泉の方は心配だから入院してた方がいいっつーんですが。
 つか、その用事がすんだら病院に戻ってくるとか…病院側が迷惑か。

 で、彼女が退院するところに田口と白鳥も居合わせて、明日必ず診察受けに来てね、と
和泉は言うのですが…。
 あれ?結局田口呼ばれたの大して意味なくね?

 グチ外来に戻った田口は藤原から、速水のあだ名「ジェネラル・ルージュ」の話を聞きます。
つーかこんな言いにくいあだ名をつけた奴を突き止めて海外追放してやりたい。(いやいやいや)
 白鳥もなんで知らないのとか田口のことを呆れてますが…。
 まあそういう、人のことには興味ない人間だっていうのは前回パートナー組んだとき理解
したはずじゃないのか、白鳥。

 速水の方は院内のモニターの前にいますが。
 さすがにチュッパチャプスの包装紙そのまま出すのはまずかったんでしょうか?(スポンサーに
ついてないから?)独自の包み紙になってました。

 沙希の方は、あの元カレの結婚式に出てたんですね。
 なんでそう未練がましいことをって思うんだけど…。普通は顔も見たくないって感じじゃないの?
 で、花嫁のおなかに赤ちゃんがいる、と聞いた途端沙希はまた倒れます。
 ここはうまいこと演出してあるなぁ。
 最初私はこれ見て、ストレス性による呼吸困難とか、そっちを考えてたから。

 運ばれてきた沙希を見て速水はどうして退院させたと怒ってます。
 救命医の長谷川は「受け入れすぎなんだよ」とか文句言ってるけど今それ関係ないし。
 で、治療をしている間に、沙希の前に運び込まれていた人が暴れているという連絡が
入ったんですね。
 手が足りないから何とかしろといってると、田口が自分が行くという。
 あ、いたんだ田口君…(失礼だろ)。

 この暴れているおっさんは目黒といって、建設現場を取材していたら足を滑らせて転落
し、気がついたらここにいたのでパニックに陥ったということらしい。なるほど、そういうのが
あるんですねぇ。
 ところで目黒さん、あなたお知り合いに目白さんはいませんか。(落語やってる場合か)

 しっかし流石はグッチ。あっという間に薬なしで目黒を大人しくさせました。

 その頃白鳥は、勝手速水の部屋に入ってあれこれ物色中。いいのかこれ。
 そこで、メディカル・アソートという会社の書類をなんか見つけましたよ。

 沙希の失神の原因がわからないということで皆は会議中なんですが。
 和泉は、花嫁が妊娠中と聞いて倒れたなら、ヒステリーが原因と考えられると指摘。
 そんな簡単に結論出していいものか、と思いますが。
 ともかく明日検査をすることになりました。

 で、会議を終えて帰って来ると白鳥がいた。
 でも速水そんなに怒ってない。ということは2人はプリキュア(そのネタそろそろやめなさい)
ではなくて2人は顔見知りってことですよね。
 そんな二人のところに三船という、事務長が来て、速水が申請していた予算は出せない、
認めてほしかったら救急センターの収益を上げろとかムチャなことを言うわけですよ。
 採算とれてる救命センターがあったら見てみたいわ。
 腹立つなぁ。
 採算が取れないけど必要だからこそ、他の科が頑張ってフォローしていくってのが大事
なんじゃないですかねぇ。

 田口は沙希のとこにいってました。
 出された食事にもあまり手をつけない沙希に和泉は、そんなに大変なら仕事やめちゃえばー
とか言うわけですよ。
 そりゃあんた、やめればって簡単に言うけど次の仕事が見つかるもんなら誰だって
やめとるわ。それが出来ないから皆文句言いつつも頑張ってんだよ。
 沙希は、自分から仕事を取ったら何も残らない、と言います。

 田口は会社を訪ねて沙希のロッカーを見ているのですが、ただの医者にそんな権限があるのか
という細かいツッコミはさておき、入っていたものは流動食とかそんなものが多いんですね。
 最近ダイエットしてるのか知らないけど、そういうものばかり食べてるって。
 10秒チャージのアレがありましたが沙希さんもやっぱりあの踊りをやりながら飲んでるんでしょうか?
(CM見てないとわからないようなネタをふらないように)

 田口はそれらの結果から、胃潰瘍の可能性を指摘。
 スキルスの可能性もあると。
 母親が胃がんで亡くなっていることから、遺伝子を受け継いでいるかもって言うんですね。
 これは実際あるらしいですよ。
 必ずなるっつーんじゃないですが、がんの家系というように、受け継いでいる場合がある
らしいです。(なので、がんの検査項目とかで身内にがんで亡くなった人がいるかどうか、の
質問がある。※気をつけて健診をきちんと受けていれば必要以上に恐れなくても大丈夫だと
思います)

 沙希が豆腐を細かくしているのは、母が胃がんになった時にこういう風にすれば少しは
食べてくれたから、らしいです。今まさか自分のためにすることになるとは思わなかった、
という沙希。
 これは…心配ですねぇ。
 田口が気付いてるのかないのか知らんけど、沙希本人は自分がガンになったと思いこんで
いるんじゃないのかなと。

 白鳥の方は、知らない人間と話している速水を見つけるのですが、それを花房が見つけて、
この人頭いいんですねぇ、さりげに速水へ声をかけて白鳥の存在に気付かせました。
 男の名は佐々木。まだ肩書は出ず正体不明ですが、まあ大体誰かは想像つくと思います。

 あと、和泉が速水の部屋に書類届けにきて、何かの書類に気づいたらしいんだけど、
そこに入ってきた花房にとがめられて、花火飛び散っててマジ怖いです。
 花房のこと女房気取りとか言ってるし。
 いやそれこそあんたも速水のなんなのさって感じだよ和泉さん!

 田口は、沙希がスキルスだというのはしっくりこない様子ですが、悩む彼をしり目に白鳥、
すでに寝る態勢。
 お前抜き打ち監査終わっても帰らないのかよ!何しにきてんだよ!

 と、悲鳴が上がりまして皆が駆け付けると、沙希が割った鏡の破片で自殺を図ろうとして
いました。
 こないで!とか叫んでるけどさ。
 よく考えたらここ救急センターなんですよね。
 急患が来たとたん、みんな彼女を放置していきそうな気がするんですが、そういう風に
なったらどうするんでしょうか?(これ真面目なドラマだからならないだろうけど…)
 人がやってくるから「今から死んでやる」とか言えるわけで。
 誰もいないところでやってても仕方ないもんなぁ…。

 そんな中速水がやってきて、そこじゃ死ねない、もっと左だとか言ってます。
 お前は浜辺でスイカ割りの人にダメだしでもしてろ!

 ここは救命医師がそろってるからちょっとやそっとじゃ死ねないぞ、という速水。
 でも急患来たら確実に行きますよね?繰り返しますけど。

 そんな彼に田口珍しく「てめぇは黙ってろ!」的なことを言って、2年前グチ外来にきたよね、
と沙希に話しかけます。
 あの時の先生?と言う沙希。
 …なんということでしょう。これまで40分、普通に会話していながら沙希はまったく田口の
ことを覚えていませんでした!
 知ってて話していたわけじゃなかったのかよ!
 田口の記憶力台無しだよ!

 田口は、まだガンと決まったわけじゃないよ、絶望するのはもっと先でいい、と言います。
 あれ?絶望するの前提?(言葉のアヤでしょうが)
 
 そんな二人のやりとりを黙って見ていた速水(黙ってろと言われたことですし…)、ふと沙希に
「前にも自殺しようとしたことがあったのか?」と聞きました。
 沙希はいいえと言いますが。
 これは…速水多分失神の原因を突き止めたんじゃないかと思いますね。

 そういうわけで検査のため胃カメラを沙希飲むことになるのですが。
 その最中急変して心停止状態に陥ります。
 恥ずかしながらここまで見てやっと彼女の失神の原因がわかりました。
 嚥下にありますよね、これ。
 嚥下の際の刺激が元になってると思った。

 でもって、おそらく知っていて待機していたであろう速水が素早い措置を行って彼女は
無事蘇生。
 白鳥だけが不審な目を向けていまし…後頭部にネグセがあるんだけどそれはさっきまで
寝ていた設定だから?
 まあいいや、沙希の胸に不審なあざがついているのを見た田口は、グチ外来にきていた
おばあちゃんが、足にアザをこしらえていたこと、痛いのは膝だと言っていたことを思い出します。

 その頃白鳥は速水に、知っててやったなと問い詰めていました。
 
 田口も沙希と話をしていて、前に自殺未遂をやったことがあるね、と聞いてました。
 彼女自身大して関係あるとは思っていなかったようですが。
 そういうことでも医者には話さんと。
 まさに、何が原因になるかわからんのだから。
 あれだ、推理小説で言えば「大したことないと思って話さなかったこと」が実は事件解決の
大きなカギだったりする、それと同じことですよ。

 沙希は元カレにふられた時に実は首つり自殺を図ろうとしていたのです。
 しかしロープがぶっつり切れて落下。
 よかったなぁ沙希さん、電灯ごと落下しなくて!(ブラッディ・マンディ2では八木君がやってくれました)

 そこに何も知らない友達から電話がかかってきて、「国際線に乗れることになったよ!」と
喜んでいて、それで自分には仕事しかない、と思ったわけですか。

 ところが体の方はそれでは済まなかった。
 この時のことがもとで、食べると体調が悪くなって失神するようになったと。

 実はこの時に、頸動脈に動脈瘤ができており、それが、食べ物が食道を通って降りてくる
時にひっかかって迷走神経を刺激し、その刺激が心臓に伝わって失神になっていたと。
頸動脈洞反射、と言うらしいです。まあよくない状態であるのは確かですね。

 白鳥はそれに気づき、速水が胃カメラの検査をとめなかったのを「わざとやったな」と
怒ります。
 速水はけろっとしたもので、本人がウソをつくから体に聞いたと答えるんだけど。
 白鳥が怒るのもわかります。
 もしそれで心臓の鼓動が戻らなかったら、っていうのがあるから。
 速水は絶対に生き返らせる自信があったし、結果として蘇生したって言うけども、
だからといってそれでよかった、にはならないと思うよ。
 そりゃ白鳥だって「医者の傲慢だ」って言うわ。

 速水は白鳥が気がつかなかったのをその程度かーとか言って去って行くけど。
 なんかなぁ…ちょっと速水の印象が違うっていうか。
 まあ第一話ですからこんなものかも知れませんけども。

 そういうわけで原因がわかったので治療ができる、と田口から聞かされて安心
する沙希。
 足の血管からカテーテル入れて治療するから傷も目立たない、血管内治療は俺の
専門だ、と速水が言うなら安心ですね。

 その頃白鳥は院長に、ここの救急は問題だらけだと指摘。
 確かに治療した後のことまで対応できるスペシャリストを集めているのはレベル高い
けれども、精神面のフォローが足りないと。
 …何やら嫌な予感がしてまいりました。

 白鳥はその後目黒のところにたまたまいたのですが、目黒は、またきていた佐々木を
見て、あれはメディカル・アソートの人間だ、と言うんですね。
 こっちも何やらきな臭くなってまいりました。

 速水に問い詰めても、メディカル・アソートのカテーテルが優秀だから使ってるだけで
他意はないとかわされてしまいます。
 白鳥は速水とメディカル・アソートの癒着を予想してるのかな?
 でも大学時代一緒だったのなら、彼がそんなことをしそうな人間か、くらいわかると
思うんですけども。白鳥だから余計に。

 んでそこに田口がやってきて、案の定救急センターの、メディカルケア担当になったと
言いにきました。やっぱりかー…。

 さあいよいよ幕が上がりました。
 この先どういう展開になっていくか楽しみ…っていうかCMの後エピソード2やるよって
出たんですが。
 あれですかー、銀魂みたいにちょっと尺が余ったから少しだけ先にやっちゃうよっていう
あれですかーってワクワクしながら待ってたら、ただの予告でした。
 おいおい、どこのやるやる詐欺ですかコノヤロー…。
 



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