多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新参者


新参者

第6話(10/05/23)

 このドラマ、ことごとく予想が外れますね。こんなにすごい伏線ばっか張られてる
ドラマは久々でおもしろいです。

 えーのっけから誰かが悪夢を見ています。
 死んだと思ってた峯子と親しく話してる、親友であり第一発見者の多美子でしょうか。
 死んだと思ってたーとか言ってたら死体で転がってたので悲鳴あげて起きてます。
 それはそれで仕方無いと思いますが絵的に、悲鳴あげて飛び起きた顔の方が
恐かったです。(失礼だから!)
 っていうか龍馬のお母さん、ここで何をしておられるんですか?
(違います、お登勢さんです!←重ねてボケないように)

 えーと、次のシーンがお登勢さんとヅラ、という、龍馬伝を見てからこのドラマ見ている
人にとってはある意味、「え?これ突っ込むところ?」的な2人が出てきました。
 
 多美子の家に松宮と加賀がやってくるんだけど、多美子がなんていうかものすごいテンション
低いっていうか、加賀が手土産にクアトロのゼリー出すんだけど、めちゃくちゃそっけないです。

 この人が、最初6時半に峯子のマンションで会う約束をしていたけれども、予定が入って
約束を7時半にした人でした。そして死体を発見した。
 それは、婚約者のヅラことコウジと会う約束が急に入ったからだそうで、コウジが公衆電話
から、ケータイなくしたとかいいながらかけてきたらしい。
 で、6時半に待ち合わせをした時に、指輪をもらって正式なプロポーズとともに、ロンドンに
一緒に来てほしいと誘われたとか。

 多美子は、指輪をもらった時が人生で一番幸せな瞬間だったけれども、その時峯子は
殺されていたのだ、と言う。
 絶対零度にも出てきた、サバイバーズギルトっていうやつですね。
 あの時自分がこうしていれば助かったかもしれない、ああしていれば…と、自分を責める
罪悪感のことです。
 でも、わざと時間をずらしたわけではなし、それは仕方ないとは思うんだけど、多美子は
どうも真面目な人のようだから、自分自身納得いかなくて、そこで止まっちゃってるんでしょうね。

 加賀は多美子の携帯を見せてもらいます。
 桜の花のストラップがついてました。
 あれ?本当に見るだけ?中身とかは見ないんだ。
 いやまあいいですけど。

 加賀は、峯子の周りで携帯をなくした人はいないか、と言う。
 先週やってた、6時10分に「公衆電話」から電話がかかってきて、そのために峯子は
クアトロで買い物をせずに帰ったというあれですね。
 敬語を使って話していなかったことから、相手は親しい人だという加賀。

 多美子に、峯子と会うことを誰かに話したか、というけれども、コウジには話しましたが…
という感じ。
 つまり、この時点で、会う予定だったことを知っているのは、コウジ、コウジが誰かに話して
いればその誰か、峯子が誰かに話した可能性があればその誰か、ということになります。
 でも、会うことは知っていても、コウジが割り込んできて予定変更するということまでは
知らなかったから、あの6時10分に電話をかけてたまたま峯子の予定が開いたことを知った
のか、それとも予定があいたというのを確認できるくらい、峯子の行動を見張っていた人か…。
 まったく犯人が見えてこないっていうのもすごいですね。
 
 コウジは、映像作家をしてる人らしくて、いまいちその仕事がよくわかんないんだけど、
とても売れっ子の人らしいです。
 おっとそこに…新撰組御用改めである!
(いや、ヅラやってる人だし、加賀達は警察だからある意味あってはいるんだけども!)

 松宮と加賀は、当日の行動を改めて確認しています。
 6時半に多美子と会ったこと、それ前後はここのスタジオにいたことをコウジは話します。

 そして、峯子とも面識があったことを言う。
 以前、彼女のマンションで3人で食事したこともあるらしい。
 どういう話をしたんですか、と聞かれましたがコウジは、プライベートなことですよ、と言う。
どうやって多美子と出会ったのか、ということとか。
 加賀はどうやって出会ったんですかって聞くけど、それは、コウジはプライベートだからと
話しませんでした。
 俺ルールらしいよ!
 え?ヅラルール!?←今俺ルールって言ったじゃん!
 
 加賀は続けて、携帯を持っているかと尋ねる。
 「見せて下さい、あなたのルールで禁止されていなければ」っていう言い方はなかなか
面白かったな。

 その携帯が新しいので尋ねたところ、4月半ばに変えた、と言うんですね。
 遺失物届は出してるけど見つからないという。
 携帯とかってなくすと個人情報いっぱい入ってるから大変ですよね。最近ではそういう
データに関しては別途ロックをかけられたり、遠隔操作でロックできるシステムとかあったり
するけど、大半の人はそういうことやってないと思います。

 で。
 トイレにいる加賀と松宮。
 このドラマやたらとトイレ描写多いんですけど!
 あれか!?
 最終回手前の話では、トイレで紙がなくなって4週間くらい主人公不在だったりするのか!?

 そのトイレに「便所のルール」っていうのがあって、小便は一歩前へって書いてあってちょっと
笑った。

 松宮は、携帯をなくしたこと、峯子と親しいということから、コウジが怪しいと言います。
 ここ、さりげない会話のシーンだけど、松宮が、自動で出る水のとこ手をバババと連打
してて面白かった。何話かの時に、影が薄くてセンサーに認識されないとかやってたのから
進化してるなぁ、と。

 んで個室から出てきた小嶋、俺には108個のルールがある、という。
 つかそれ煩悩の数だろうが!
 かみさんが作った、というのを聞いて松宮、奥さんに縛られているんだ…という。
 よかったな、小嶋!しんちゃんも「ママクとのお約束条項」があるぞ!
 
 捜査本部では、多美子はシロだろう、と言ってます。
 ただ、コウジを何かかばってる可能性はなきにしもあらず、的な。

 コウジの方は、宝石店に4/13の6時半来店したということがわかっています。
 しかし、4/5の時点で来店は事前に予約していたんですね。
 なのになぜか多美子と会う約束は、その4/13当日、会う時間の直前に連絡している。
 事前に予約していたはずなのに、どうして多美子には直前になって知らせたのか。

 峯子の死亡推定時刻は、6時15分から30分と推定されるので、例えば急いで峯子の
マンションにいって犯行に及び、それから何食わぬ顔をして多美子と会った可能性もある。
 捜査本部はそう睨んでいるようです。

 コウジがほてほて歩いていると、加賀がやってきました。
 コウジは、街並みをロンドンに帰る前にいろいろ見たかった、という。
 加賀はまた例のタイ焼きを買うために来たのですが。
 コウジは、そんなもののために並ぶのか、って言う。
 そういえばこういう行列好きなのって日本人だけなんだっけ。
 海外ではスーパーのレジに行列出来ることはあるらしいけど。(会計が遅いから)

 興味を持ったらしいコウジは、よし僕も並ぶ、と言ったのですが、そんな二人を見て松宮が
「この2人気が合いそう」って言って、二人からジロッと睨まれてて笑いました。
 いつも君はそんな役ばかりだな!

 で、タイ焼きの列に並ぼうとしたとたん。
「はい、ここまで!」と売り切れました。
 今回は買える買えない以前の問題だった加賀ー!
 ヅラはそのまま帰って行きました。
 あっヅラじゃないや、コウジだ。

 コウジは多美子のところに来ていて、顔色が悪い、食事はしてるかい、と心配し、
何か作ろうというんですね。
 多美子、冷蔵庫には何もないのよ、っていうんだけど、コウジは「何もないところから
作り出すのがボクの仕事だよ」と冷蔵庫開ける。
 中には、加賀が持ってきたクアトロのゼリーが。
 …本当にそれ以外何もねーじゃねーか!もう少し何か入ってるもんだろ!

 コウジ、それを食べたらと、差し出しました。
 ま、他に何も入ってなければそうするしかないですよね…。
 おいしい、と喜ぶ多美子。
 コウジは、久しぶりに笑顔を見た、と喜ぶのでした。

 多美子は自分だけ幸せになるのは許されない気がする、と言います。
 でも、幸せになるのは、生きている者にしかできないことだから、死んだ方からすれば、
いつまでも自分のことにこだわっていないで、もっと幸せに、前を向いて生きていって欲しい
と思うんじゃないかな。

 ロンドンに自分が行くことが、峯子にとってどれだけ不安だったか、という多美子。
 コウジは、自分の道は自分で開くのがヅラルールだよ、君に頼りきりの峯子は、ハッキリ
言って僕は嫌いだった、そして、死んでからも君を苦しめる峯子が憎いよ、と言う。

 翌日、多美子の携帯に公衆電話からかかってくる。
 びっくりしながら多美子が出ると、加賀からでした。
 近くに来ているので話を聞いてもいいですか、と。

 やってきた加賀は、峯子が受けた公衆電話の相手は、犯人の可能性が高い、と話す。
 1時間遅らせてと多美子が峯子に連絡したことで、峯子を訪ねる時間が犯人には出来た。
つまり、犯人が峯子に連絡したのは、多美子より後だ、と言う。
 心当たりはないですか、と聞くけれども多美子は知らないという。
 そして、コウジが携帯をなくした件は知っていましたかと尋ねた加賀に、それは知っている
と言った多美子。

 なぜ先日知らせなかったのか、と聞かれて、言う必要はないと思った、というけれども、
それは、かばってると疑われても仕方ない行動ではありますね。

 加賀は、峯子の携帯に履歴を残さないために犯人がわざと公衆電話から電話をかけて
可能性も指摘。
 犯人は親しい人間だった可能性があると。
 敬語使わなかったからって、コウジさんも使ってませんよね、と加賀は言うけど、多美子は
コウジは苦手だからと言う。
 ビジネスマンとして問題だぞそれって一瞬思ったけど、ヅラは日系イギリス人という設定らしい
から、まあそれ考えれば仕方がないのか。
 敬語使おうと頑張りすぎて「○○さんのおちちはありますか?(○○さんの父上はいらっしゃい
ますか)」って言った外国人もいるし…。

 加賀は、もし電話の相手が突然部屋を訪ねたいといったら普通どうしますか、と聞く。
 普通なら断るが峯子は断らなかった。
 さっき加賀がやってみせたように、マンションのすぐ近くの公衆電話から電話してきて
いればどうですか、と言う。
 犯人は、家族ですら知らなかった峯子の引っ越し先を知っていて、突然訪ねていける仲
だったと。
 つか携帯の電話番号も知ってないとダメだろ、それ。
 それから考えたら、携帯をなくしていたコウジにはムリな話だと思う。
 多美子の電話番号はアドレス帳とかで控えていたにしても、峯子のまでは控えてたか
どうか…。
 多美子は、加賀が、コウジを疑ってるのではないか、と危機感を持ったかも知れませんね。

 一方。
 コウジのところに松宮と加賀は行って、店を予約していたのに、多美子に連絡したのが
4/13当日の直前だったのはどうしてか、と聞く。
 コウジは連絡したつもりで忘れてた、と言うんですね。

 加賀は話題を変えて、峯子のマンションを知っているかと聞く。
 コウジは、多美子と一緒にいった場所は忘れない、と言いましたが、すかさず加賀が、でも
指輪の件は忘れていたんですね、と。
 これは加賀に一本!ですなぁ。

 コウジ、多美子はゼリーもらったらしいけど、僕には何もないの?とか言い始める。
 だまってろヅラ。んまい棒で殴られるぞ!

 加賀は、今度は何か持ってきます、というけども、コウジ「ボク疑ってないなら今度は
ないよね」
 おおっとー、これは痛み分け状態だー!

 上杉の方は、元夫にはりついていました。
 峯子が敬語使わない相手はあなたもですね、みたいな感じで。
 つかそれ話してる時に秘書がなんかドスッて音立てたけど何してんのあんた。
 え?重りでも落ちたんですか?天下一武闘会とか出る人?
 
 コウキの方は、仲直りした青山チャンと、母親の遺影に手を合わせていました。
…ここはどこだ…。

 なんかおばちゃんみたいな人がコウキに、2ヶ月くらい前に弁護士が、自分の
主人に電話してきたとか言ってましたが、これはどうせ来週以降にならないと明らかに
ならないでしょうなぁ。

 多美子の方はコウジから、そろそろ返事くれよんというメールを受け取ってました。
 加賀は上杉に、多美子がまだショックから立ち直っていないようだ、ということを話した
上で、事件発見時、多美子は指に指輪をしていましたか?と尋ねました。
 すげぇ加賀!刑事みたいだよ!(刑事ですよ!)
 上杉によると、その時指輪はしていなかったらしいです。

 多美子が仕事をしていると、何やら視線を感じます。
 外に目をやると…墓場の前に加賀が佇んでいました。
 なんだこの真昼間の幽霊みたいな構図はー!!!

 加賀は、あの時峯子を訪ねるのに、もらったばかりのに指輪をはずしていったのは
理由があるのですか、と尋ねます。
 事情聴取の時に、峯子を裏切ったとおっしゃっていたようですが、と。

 多美子は、時間を遅らせただけじゃなく、その前から裏切っていたと言い出しました。
 2人は学生の頃から親友で、峯子が結婚した後疎遠になったものの、息子が中学生に
なってからは、グチの電話がよくかかってきたらしい。
 自分は翻訳の仕事がしたかった、妊娠は誤算だったわ、と話す峯子。
 なるほど、あの電話の相手は多美子でしたか。
 あの元夫は、妻が働くのを許さないタイプの人だったらしい。
 古いなー!明治時代が服着て歩いてるような奴だよ!
 
 それで、息子が家出したあと峯子は、離婚を考え始めたと。
 その時に多美子は軽い気持ちで、翻訳の仕事をするなら一人立ちできるまで自分が
面倒みるよ、と約束してしまったらしい。
 しかしすぐに自分がコウジと交際するようになり、事情が変わってロンドンに行くことに
なったため、峯子はどうやって自分が仕事すればいいのか、と多美子に文句言ってた
らしいです。
 それは…多美子責められることなのかなぁ。
 ロンドンに行ってもメールでやりとりするとか、多美子の担当の人を紹介するとか、
いろいろあったと思うんだけどなぁ。

 その時に峯子は、無責任なこと言わないで、プロポーズされて友達の約束はどうでも
よくなったのね、とか言って帰って行ったらしい。
 この人も結構勝手な人だな…。
 それが峯子の姿を見た最後だったとのこと。

 多美子は、あの日もっと話し合えばよかった、と後悔してたんですね。
 それで久しぶりに会うことになった時に、時間を延期した上、発見したのは死体だったと。

 多美子は自分のことばかり考えて、峯子の人生を狂わせてしまった、自分が峯子を
死なせたんです、と言う。
 これは根が深いですね…。もうカウンセリングが必要な域に来てると思うんだけど。

 出版社を訪ねた加賀。
 編集長が出てきます。
 つーかそのメガネなんかすげぇな!南海キャンディーズの山ちゃんみてぇ!

 編集長は、コウジとはルールの話で盛り上がった、コウジは自分が有名にしたような
もの、と話す。
 編集長のルールは、やりたいようにやる、だそうです。
 それは…ゴーイングマイウェイじゃねーか!
 まあいいけど。

 加賀はうまいことおだてて、コウジと多美子の馴れ初めの話を聞き出すんですね。
 2人は一年前、花見のイベントで出会ったらしい。
 もらったチラシに、夜桜パーティ、4/13の18:30〜ってありますね。
 これで謎は解けたぞ!
 つまり、あの時間に急に割り込んできたのはこの記念ってことですよね。
 違いますか、ヅラさん!(コウジィィィィ!!)

 講義にてコウジ、サプライズは忘れるな、と言っています。
 世の中、記念日どころか結婚記念日すら忘れて、奥さんに翌朝の弁当を日の丸にされる
という旦那さんもいる中、いい心がけです。
 と、そこに加賀もいました。
 だからいちいち佇んでる姿がこぇぇよ!フランケンか!

 えーと、松宮達は、コウジが多美子にプロポーズしたけれども、多美子自身、峯子を置いて
ロンドンにはいけない、約束があるとためらっていたから、コウジにとっては峯子は邪魔だった
はず、とか言ってます。
 それはいいけど、だからといってコウジが、今の地位を脅かしてまで殺人に及ぶかどうか、
というのはちょっと考えた方がいいぞ松宮。
 今まで全部犯人と睨んだ奴外れてんじゃん!←人のこと言えないだろ。

 コウジ、加賀に、講義聞くんだったらちゃんと入学申込して、ってちょっぴり怒ってます。
 加賀は、「受けられなくなる前に一度講義聞いてみたかったので」と意味深な発言を。
 コウジはどゆこと、と聞きますが、加賀的には「ロンドンに行くから受けられなくなる前に」
ということだった。
 ま、それなりに心当たりある人間が聞けば別の意味にとれなくもないですけどね。

 加賀、差し入れを持ってきたといいますが。
 おい…なんで卵焼きなんだ…もっと違う差し入れがあるだろ!
 しかも切ってない!これ切ってなくて丸ごと入ってるよ!ちょっとした嫌がらせじゃねーか!

 加賀は箸、フォーク、スプーンを出すのですが、コウジがとったのは箸でした。
 器用に食べています。
 普通の人よりは箸うまいよ、というコウジに加賀は満足したように「いろいろ確かめましたから」と
言い、卵焼きをそのまま置いて帰っていくのでありました。これどうすんだよ!

 松宮の方は、状況的にコウジが有力な被疑者であると判断。
 任意同行かけるために刑事らと出て行きました。
 勇み足になるぞまたー。

 一方加賀は、マキから、例のものが入荷しました、というメールを受け取っていました。
 ここであの塗箸だというのは見当ついたんだけど、それが誰のものか、というのは大きく
外れたなぁ…。

 加賀、あの、花見の場所にいっていろいろ考えています。
 松宮らの方は、コウジを訪ねて行くのだけど、予定がすべてキャンセルされている、と
聞いて慌てるのでありました。
 コウジにしたら別の予定でキャンセルしただけなんだけど、まさかこんな、刑事が大挙
して押し寄せてるとは思わなかったでしょうね。

 コウジは多美子に、もう待てないからロンドンに行こう、と言ってたのでした。
 なおも、自分だけ幸せになれないという多美子に「僕の幸せは?」って言ってたけど、確かに
そのとおりだと思う。
 流石にここまでくると、悲劇のヒロイン演じられてるようでちょっとイラッとする。

 しかも多美子は、あの時、コウジが時間変更の連絡をしてこなければ峯子は死ななかった
とか言い出すんですよ。
 あんた、自分がどれだけコウジ傷つけてるかわかってんのか。
 
 そこに加賀、絶妙なタイミングでやってきました。
 そしてコウジに、あなた嘘をついてますね、とズバッと言いました。
 
 多美子にはあの日、たまたま仕事が空いたからと連絡していたけれども、加賀が調べて
きたところによれば、大学の講義は臨時休講になっていた。
 どうしてそんなウソをつくんですか、という加賀にコウジは、サプライズのためだと
言います。
 もっとも、多美子には伝わってなかったようだけれど、と。

 加賀、あの夜桜パーティのチラシを取り出して見せます。
 つか多美子さん、忘れてたんですか?
 それはそれでひどいんだけど。

 コウジは、多美子の反応からして気づいていないのはわかっていた。
 でも、自分から記念日だというのはヅラルールに反する、と言う。
 ロンドン行きを多美子がためらっていたから、どうしても出会った時の気持ちを思い出して
欲しかったと。
 けれども気持ちは届かなかった、

 多美子は、峯子のことがあるから行けない、彼女は結婚を祝福してくれなかった、だから
行けないと。
 ほんっっっとにいじけると長いですねこの人…。

 加賀はここで、マキから受け取ってきたものを渡します。
 あの塗り箸でした。
 加賀は、これは二人のものだという。
 柄に桜が入っていたんですね。
 峯子は、3人でご飯を食べた時に、二人から聞いた出会いの馴れ初めをちゃーんと覚えていた。
だから、マキのお店でこれを注文していた。

 あれ…?
 この話結局、多美子が一番ひどいって話ですよね…?

 峯子は2人を祝福しようとしていたんです、と加賀は言う。
 最初に多美子の携帯を見せてもらった時に、桜のストラップがついていた。
 それであの塗り箸のプレゼント相手に気づいた。
 そして、コウジにも失礼な確認をしてしまった、申し訳ないという加賀。
 あの卵焼きの件ですね。箸が使えるかどうか。
 この人の観察力、ハンパないですね。
 
 お詫びにとあのゼリーを2人分差し出す加賀。
 多美子は、このゼリー美味しかったです、とお礼を言うんだけど。
 加賀は、実はこれも峯子が選んだものだ、と言う。
 あの事件前に峯子が買おうとしていて、結局買わずに出たもの。それがこれでした。
 すげぇ伏線だー!

 コウジは加賀にお礼を言いました。
 本当の峯子を知ることができた、と。
 加賀は、あのプレゼントがだれ宛か知りたかっただけです、と言う。

 事件の捜査は、という2人に、刑事の仕事はそれだけではありません、事件で心が
傷ついた人がいれば、捜査をしていやすことも仕事です、と。

 コウジは言いました。
「それが加賀さんのルールなんですね」と。

 結局加賀は、犯人探しではなく、なぜ峯子があんな行動をしたのか、ということに着目
して捜査していたわけですね。
 だからコウジが犯人かもとかそういうのではなくて、まったく別の視点から観察していたと。

 松宮、コウジを疑ったことを詫びています。
 多美子の顔は晴れやかになってました。その指にはちゃんと指輪がはまってました。

 多美子は一つ思い出したことがある、と言います。
 離婚する時にもっとお金もらっておけばよかった、と峯子が言ってたらしい。
 なんかそれがどういうことになるのかよくわかりませんが…。



 次回はなんと、刑事さんがウソをついちゃう!?
 みんなで幸せゲットだよ!




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新参者