多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍3


医龍3

第1話(10/10/14)

 いよいよ戻ってまいりました。流石ただの医療もので終わらないドラマ。人気が高いです。
子泣きジジイ野口はいつになったら鬼太郎世界に戻ってくれるのでしょうか。(妖怪じゃねぇぇぇ!)

 冒頭でいきなりオバマが出てきたので特番でも始まったのかとびびりましたか、アメリカの
医療保険が変わるとかなんとか言ってるらしいです。
 これ気になって調べたら本当にそういう改革がおこなわれてました。知らんかった…。
無知って怖いな(汗)。
 簡単に言うと日本みたいな、保険加入が義務付けられるということです。まあそれは悪くない
ことだと思う。システムをしっかりしておけば。
 ともあれ、この記者会見でメガネ拭いてるおっさんがいます。小指には豪華な指輪が。
 どうしましょう。この時点で野口以外にいねーよこんな奴!

 さて、えーと、荒瀬がいきなりヨタヨタしながら雨の中ぶっ倒れたんですが。
 え?これはどういうリアクションすればいいの?
 誰かに刺されたの!?
 某特撮戦隊もののように昼ドラなみのドロドロとした三角関係に巻き込まれて、チンピラに
刺されて死んじゃうの!?
 ナレーションが「この時は思いもよらなかった。まさかこんな形で仲間の一人を失うことに
なるとは」と嫌な感じでかぶせてきます。
 まあ多分失うというより戦力外通告みたいな形になると思うのですが、「お前は銀魂の新八か!」
といいたくなるようなナレーションです。(どんなナレーション!?)

 えーと、ここ何病院だったっけ…?明真か。
 ともかく、朝田とか加藤が去った明真はもう最悪な状況になってました。
 なんで伊集院残ってるの?と思わなくもないけど、器械出しの看護師はアレだし、他の医師も
全然ダメだし、みたいな感じで。
 麻酔医が寝てるのは気持ちわかる。かけもちしてて疲れきってんだと思うけど。
 もうレベルとしては最悪な状況ですね。
 鬼頭は自分もこの病院を去ろうと決意したらしく、辞表を出すのですが、院長に引きとめられて
ある要求を出す。
 改革が必要だ、と。

 さてさて出ました!もう私は元の名前カケラも覚えてません、カッパハゲ!
 また訴えられたとかいってます。
 今年4件目の医療ミスだそうです。
 そんな事態になったらまず政府が乗り出してくると思うのですが。
 なんかもう死ぬために来るような病院になっちゃってんなぁ…。
 良い人材はどんどん辞めていってる、というのがカッパハゲと伊集院との会話でわかります。
 救急車も明真を避けて行ってしまうようです。
 一時期は第三次ならここ、ってな感じだったのにねぇ。
 そうか、今は隣町の、チーム・ジェネラルのとこにいっちゃうのかぁ…。もしくはチーム・ファイヤー
かもしれんな!

 そして荒瀬もこの病院に残っていたのですが、最近仕事をしていないらしい。
 つーかお前、仕事しないでよく雇ってもらえてるな…。

 あと鬼頭がかっこつけて登場したのですが、医者として白衣を投げるのはどうかと思います。
 やいこら新院長め。
 侍が刀の鞘を投げ捨てるのと同じことだぞ!
 私にはもう必要ないって言ってるけど、あんたほどの人がもう現場に行かないなんてそれも
もったいないと思いますが。

 明真が重大発表をするということで集まった記者、そして病院のメンバーは驚きます。
 鬼頭が新院長になり、明真を変えていくと発表しました。
 良い研修医に集まってもらうためにはまず良い指導者を集めること、臨床として外科の強化を
アピール、そして研究に力を入れる、と。
 いいことだと思います。
 良い指導者を育てるというのは、どんなことでも同じです。料理でも、家屋でも、雑貨でも、
どんなに良い材料がそろっていたって、それを生かしきれる人がいなくちゃ話にならないって
ことです。

 というわけで加藤と朝田が呼び戻されました。
 つーか朝田の方は戦場でオペしてるんだけど、砲撃があっても黙々とオペに集中するのは
構いませんが、粉じんで清潔もなにもあったもんじゃねーなとちょっと思いました。
 というか朝田先生、オーバーアクションし過ぎです。早く手を進めて下さい!
 あと戦場だというのに白衣、さっき新しいのを出してきたようにピカピカですね!

 加藤の方はアメリカかな、いるんだけど、日本から心臓移植を望んでやってきた子供が
順番待ちしてる間に亡くなってしまったことにショックを受けています。
 こういうことはありうる現実ですけど、たまらんですよね…。
 だからこそ日本国内でも移植が普通の意識として受け入れられるようになるといいんだけど。
これは文化や宗教観の違いもあるから、浸透していくのにはかなり時間がかかると思う。
 例えば日本人はご遺体が五体満足でないとあの世で不便だから、という考えが多いですね。
だから、義手義足を作ってお棺に入れることも普通にあります。また、遺体であってもメスを
いれられることを非常に嫌がります。
 しかしアメリカでは、人は死んだらもうその肉体はただの抜けがらみたいな考え方なので、
エンバーミング技術はありますが、腕がないから天国に行けない、と考えることはほとんどない
ですし、臓器を提供したりすることは日常的に行われています。
 日本が悪い、アメリカはすごいではなくて、考え方の違いだから仕方ない部分があります。根強く
周知していくしかないでしょうね。

 さてこの後藤吉が出てきました。
 大奥から帰ってこられたようです。(待て)
 彼は、何度もオペを断られて救いを求めてやってきた女の子、その家族と話していました。

 そんな中、川に落ちてショック状態になってる患者が明真に運ばれてきます。
 明真しかなかったらしいです。
 行くしかないということでカッパハゲと伊集院が駆けつけましたが。
 手術の最中にチェックした医師のミスで頭部にも問題あることがわかるんですな。
 それでどうしようもない状態になって困り果てているところに。
 やってきました朝田。
 手術室に入るのには必ずこのポーズだから仕方ないんだけど、いつもこの、両手挙げて入って
くるのが「オーケィ任せろ」みたいな陽気なアメリカンに見えて仕方ありません。

 朝田がやったオペの方法は、物資が少ない戦地での経験を生かしたもので、見ていた鬼頭も
思わず目を見張るほどでした。
 …あれ…あんたいたんなら伊集院最初から手伝ってやればよかったんじゃね?呑気に
見てる場合か!
 まあ、朝田が来るのわかってたからかもしれないけど…。
 そこに駆けつけてきた加藤。
 なんとこの人はオペ室に入らず、鬼頭と二人して解説に回ってしまいました。
 貴重な人材ィィィィ!!!!

 んで、鬼頭は学長室に2人を呼んでこれからのプランを話します。
 要するに話したことがこれから先のドラマのあらすじ、と…。(コラコラ)
 臓器法が改正されて、国内でも臓器移植ができるようになったけど、まだまだドナーの数が
足りないということで、ドナーが現れるまで患者を生かすよう全力を尽くしたい、それができる
のはチームドラゴンだ、と。
 朝田はそれにはメンバーが足りない、と言います。

 一方カッパハゲと伊集院、すごい医者がくる、と話していました。
 霧島ではないらしいです。
 おぉっとスケジュール合わなかったのか、今回霧島の出番はなさそうだー!はい消えた!(ひどい)
 つーか医局で雑誌読んでる奴が。
 研修医らしいんですけど何この態度のでかさ。
 お前は大人しくルチア様のところにいろよ!(今頃メイちゃんの執事ネタをやって覚えてる人が
いるかどうか…)
 というわけでやる気ない研修医の冬実です。
 やる気がないなら帰れェェェ!!お前みたいな医者に診てもらう患者が気の毒だわ!
 最終回にはやる気ある医者になってくれるとは思うのですが、多分流れの中でどつきまわしたい
くらい腹立つこともあるんだろうなぁ…。
 カッパハゲ、すごい医者って研修医!?とか言ってるけどそれはないだろう…。

 藤吉のところに鬼頭がやってきて、ここの会話で藤吉の娘が亡くなったことがわかります。
 亡くなっちゃったのかー、可哀想ですね。
 ホントに一人一人ちゃんと現状説明してもらってどうもって感じです、鬼頭。
 あんた本当に今回は解説者でいくつもりか!

 今全国で臓器移植を待っている子は50人以上いる、やるべきことは子供の手を握ること
じゃない、救うことだ、と藤吉を説得する鬼頭。
 つまり、研究させてやるから明真に戻って来い、と。
 自分の細胞を使う再生医療を藤吉研究していたんですか。これもすごい研究盛んですよね。

 中学・高校の生物とかで習うと思うのですが、臓器移植や皮膚移植などには、拒否反応という
免疫機能独特の症状が伴います。最悪の場合体になじまず臓器がダメになってしまいます。
(だからこそ、体に合う人を探さなくてはならないので、何年も移植を待つことになるわけです)
 しかし自分の体の細胞などを使えばまず拒否反応は起きることはありません。
 これを利用して例えば細胞を取ってそっから必要な臓器を作ったりしようというのが藤吉が
している研究ですね。これが完成すれば、他人の臓器をもらうのを待たなくても、細胞培養で
治療できるわけですから。
 ちなみに自己免疫疾患という、自分の体なのに免疫機能によって拒否反応が起きてしまうと
いう病気もあります。
 
 伊集院は朝田らとともに、新しい部屋にやってきました。
 ミキはドイツから戻ってこないと話してます。チッ…別の番組で忙しいのか!?
 朝田はそれよりも荒瀬のことが気になるようです。
 患者を殺した、という話が。

 一年前16歳少年のオペがあったそうです。
 荒瀬とその少年は仲が良くて、「キンパツ」「小僧」と呼び合う仲だったらしいです。
 …仲が良い……?(いいから)

 ともかくオペ前に、大したオペじゃない、俺が保証する、と荒瀬は励ましたらしいんだけども。
 オペ自体は難しくなくて、荒瀬はその日麻酔をいくつかかけもちしており、無事にオペが済んで
胸を閉じるだけの段階になり、あとを任せて別のオペにいったらしいんですね。
 ところがその後、執刀医がミスをして少年は出血死してしまった。
 ミスが起きた時点で荒瀬を呼びにいってれば何とか助かったはずなのに、プライドだけは
高くて無能な執刀医が自分でなんとかしようとした揚句に死なせてしまったと。
 それを執刀医は、現場にいなかった荒瀬のせいで死んだとか言いやがったらしいんですね。
 朝田がその場にいたらこの執刀医殴り飛ばしてたでしょうに…。

 さらに、荒瀬が「自分が保証する」と言ったのを少年が親にも伝えてたから、それで裁判起こした
らしいです。
 なんだかなぁ…。
 荒瀬は多分自分がその場を離れなければという罪悪感にさいなまれたのだと思います。
 何も言わずすべての罪を引き受けて、その日からオペに入らなくなったと。
 病院としてもいろいろあるから荒瀬が仕事しなくても辞めさせないんでしょうね。内部調査でも
荒瀬に過失がないと分かったそうだし。
 別のところにいってしゃべられたらたまらん、みたいな。荒瀬の性格上しゃべることはないでしょうけど。

 つーか荒瀬、あんたシリーズ1でもそんな逆境なかったか…?
 大変だなぁホントに。
 この人の人生の方が朝田よりすごいような気がしてきました。
 
 ラグビーボールを眺めている荒瀬。
 そこには、「金髪!今度試合を見に来いよ!」と書いてありました。
 ボールが長細いんだから、縦に書けよ。日本人なんだし…。なんで無理して横に書くんだ。
ぐるっと回さないとメッセージ全部読めないだろうが!

 えーと。
 藤吉の方はまだ鬼頭と交渉してました。
 患者のための研究をさせてもらうことと、一人患者を転院させたい、と。
 ああ、あの少女ですね。ゆきなちゃん。…ユッキーナ!?(そのゆきなじゃねぇよ!)
 先月突然倒れて心疾患が見つかったんだけど、そのオペはチームドラゴンしかできる人は
いない、と。
 パラガングリオーマという、今までにも100人しか症例のない、非常に難しい手術らしい
です。
 どうでもいいですが、いつも難しいのしかこないですよね。いやまあ普通のオペだったら
ドラマ成立しないんですけど、たまにはそういう、肩の力抜けるのも見てみたいです。

 その腫瘍は心臓のど真ん中にあり、どれだけ食い込んでいるかもわからない。
 さらに、この腫瘍を摘出しないとやばいし、全部取り切らなければ全身に転移する可能性も
ある、と。
 うわぁ、むしろ最終回に持ってきて欲しいような大変な手術ですねっていうか新シリーズ始まる
たびに難易度上がり過ぎだろう!
 こりゃシーズン4がもし始まるようなことがあったら、宇宙でオペしなきゃならなくなるんじゃ
ないのか!火星人相手に!

 オペが始まったら後戻りできない、できるか朝田、と聞かれて流石の朝田も厳しい、という。
 状態をコントロールできる麻酔医は荒瀬しかいない、と。
 だったら荒瀬にやらせるしかないという加藤ですが。
 どうするんだ、皆でジャンピング土下座でもしにいくのか。
 
 屋上で話す荒瀬と加藤。
 荒瀬、「ムダだ」のセリフ早すぎです。まだ加藤何もしゃべってないよ!
(説明し終えたシーンです!)
 自分は仲間を持ってはいけない人間だったんだ、と立ち去ろうとした荒瀬に加藤は自分も
そうだった、という。あのチームが私を変えてくれた、と。
 まあ荒瀬もまだ白衣を着ているから大丈夫だと思う。
 ただ自分の殻を破れてないだけで。
 ほら、胸押さえてるから罪悪感が…ってなんか胸の病気だこの人!罪悪感とか言ってる
場合じゃねぇぇぇぇ!!!

 伊集院は冬実の指導医になったらしいですが。
 うわぁ、並んでいるとどっちが研修医かわからないデスネー!
 伊集院はゆきなのとこに行くからよく見ておくといい、とか言うのですが、冬実は
「早く帰りたいんですけど、この後予定あるんで」と。
 もういいから帰って二度とここに戻ってくるな。

 ゆきなは治るよね、と聞いてくるけど伊集院は頑張る、と。
 かなり難しい手術ですから朝田なら別のいい方をしたかもしれないけど、伊集院としては
訴訟のことも考えてハッキリしたことが言えないんですね。
 藤吉としては、今までいろいろな病院を転々としてきた、そんな彼女にここでもムリだと
いうのか、と言う。
 伊集院は無理だというのは言った方がいい、いたずらに希望を持たせたくない、という
考えのようです。
 でもなぁ…。
 ちなみにこの熱い会話の最中、冬実はシラーっとしてました。
 おい、誰だこいつに医師免許与えた奴は!

 カッパハゲもすごい症例に興奮を隠しきれない様子ですが、冬実は、もし術中死したら
一生台無しだし、訴訟になっても病院は助けてくれない、下手なことを言って言質とられ
ないようにする伊集院の方がまとも、みたいなことを言うんですね。
 あの…すいませんがこのドラマから出て、GMとかゴッドハンド輝の方へいってもらえません
かね。ああ、ゴッドハンド輝ならミキが先生の役で出てるから。(どっちも終わったドラマ!!!)

 荒瀬は暗闇の中でレントゲン写真見てんだけど…。
 なんでこんなコソコソしてるんだろう。
 患者を本当は救いたいんだろ?と思ったけどなんかちょっと違うようで。

 ゆきなは伊集院に、手術終わったら、あるアイドルユニットの握手会についてきてね、と言います。
 言葉を濁す伊集院。
 ゆきなはもうそれから手術が成功しないかも知れない、みたいなの読みとったんじゃないでしょうか。
 伊集院しっかりしろ、とここは思いました。

 この後手術の同意書にサインすることになるんですが。
 あの…朝田が列席してるのはいいとして、足組んでなんでお前一人だけ偉そうなんだ?

 朝田はズバリ、難しい手術だ、成功率は70%くらいだ、と言います。
 最初心配そうだったけど、70%なら…と安心するゆきな達。
 自室に引き揚げてから伊集院は、そんなに成功率高くないし、下手なこと言うと訴訟になったら
やばい、と言うんだけど、朝田はしれっと自分は確証あって言った、と。
 医療には絶対はない、責任を負うのは医者でなければいけない、患者に背負わせてはいけない。
 この言葉、かっこよかったです。
 
 そういうわけで例の、手術前夜にかかるBGM流れました。
 屋上でポーズしてる朝田。
 銀魂の、竜宮城に行く最中遭難して、こっそりかめはめ波の練習をしているのを見つかった銀さんを
見て以来、どう見てもかめはめ波の練習をしているようにしか見えません。(なげぇ)
 皆もそれぞれ勉強したりしてて、やっぱ偉いなぁと思いました。
 この後朝田の背中にある龍が光ってたのはかっこよかったです。あそこから神龍が出現
するわけだな!
神龍「さぁ、願いを言え。どんな願いもかなえてやろう」
伊集院「すべての患者さんの命を助けて下さい。ここにリストがあります!」
神龍「残念ながらそれは難しい。他の願いならかなえてやろう」
伊集院「じゃあ野口を、患者のためを考えて病院経営するような人にして下さい!」
神龍「…さっきのリスト見せて」
 以上世界のジョークパロでお届けいたしました。(どんなドラマかわからなくなってきた!)

 さてオペ当日です。
 成功するかな?と聞いてくるゆきな。
 伊集院がこたえないので、「成功したら握手会ね。それなら大丈夫でしょ」と言ってくる
ゆきななんだけど、それでも伊集院はだんまり。
 何とか言えよぉぉぉ!
 と思っていたら。
 ストレッチャーをがしっと掴んで伊集院いいました。
「大丈夫。成功する。僕が保証する」
 そうだね、そう言ってかなわなかった荒瀬のかたきをとってほしいです。かたきといったら
ヘンな感じだけども。
 ゆきなが、「下っぱに保証されても嬉しくないけど」とやり返すのはよかった。
 失礼だな!
 今は冬実がいるから下から二番目だ!(殆ど変わってねぇぇぇ!)

 さてチームドラゴンがオペ室に入ります。
 ところがオペを始めて流石の朝田もビックリ。
 自室でモニター見ていた荒瀬も異変に気づくのは流石。
 腫瘍は心臓のかなりの部分に食い込んでいたのです。
 さぁここで解説者の鬼頭さんを呼んでみましょう!

「心臓の左房がほぼ腫瘍に侵されている。このままでは心臓が機能しない」
 分かりやすい説明ありがとうございました!

 つまり腫瘍をすべて取り除くと心臓が機能しなくなり、移植手術しない限り無理だと
言うんですね。
 さしもの朝田にも手がないと思われたのですが…。
 朝田は腫瘍を取り除くことにします。
 おそらく彼はこんな事態さえも予想していたのだと思います。
 その上でどうすれば心臓を形成できるか、それを考えてたんだろうと。

 鬼頭も朝田がやろうとしていることに気づいたらしくて驚いています。
 心臓を形成するなら最初から明白なイメージがないと無理って。
 でも鬼頭がそれを言うなら多分朝田はやれると思います。
 ここで伊集院、「いける!」と確信。
 いや…あんたがそういうこと言うとトラブル起きるフラグがたっちゃうからやめて!

 と、荒瀬が何かに気づきました。
 麻酔医が気づいていない患者の異常に。
 ここ良かったなぁ。
 さらにオペの様子をぼへーっとみていた冬実が、患者の体温が高いことに気づく。
 この人…もしかしたらこの先、使える研修医になるかも知れませんね。
 まあ朝田としても遊ばせておくつもりはないでしょうけど。

 この後荒瀬、ラグビーボール見て立ち上がるのがかっこいい。
 そうこなくちゃなぁ。
 麻酔医は体温が高い理由を、朝田が腫瘍に触ったからとかふざけたことを言いますが、
加藤は一度も朝田は腫瘍に触れてない、という。
 そこに荒瀬登場しました。
 オペを中止するしかないぞ、という荒瀬に、続行するという朝田。
 1時間以内にオペを終了させるしか方法がない、と言ってて、荒瀬は朝田に「出来るか」と
聞くんだけど、朝田が「誰に言ってんだ」と。
 文句なしにかっこいいです。
 出ました、「お立ちだーい!」。
 荒瀬が入ればもう問題ないと思う。
 荒瀬がゆきなに「必ず俺が、俺達が救いだす」って話しかけてるのもよかったです。
 やっぱり荒瀬はこうでなくちゃ。
 胸が痛むのを気力で奮い立たせるシーンとかもあってすごい。

 というわけで朝田も時間短縮できる縫合とかやって、オペを進めていくのですが…。
 んで、医者ほぼ全員が注目しすぎて誰もいなくなった病院のロビーになんかトラックが
きたんですけど。
 すっげぇイヤな予感するんですけど。

 そういうわけでオペ終了です。
 朝田先生は皆が注目してる中でタメないで「オペ終了」を言って下さい。
 最後の最後に何か起きたかと思っただろうが!
 
 皆が拍手して歓喜する中。
 冬実は「なんか(オペって)たいへーん」と。
 えーっと、メスありますかね。
 赤屍さんがニコニコしながらメスを投げつけたらよろしいのにと思います。

 荒瀬が「ハラハラさせんじゃねーよ75キロ」って朝田に言ってましたが。
 むしろハラハラさせてるのは胸を押さえてるあんたですからー!残念!
(今頃ギター侍!?龍馬伝高杉の影響か…。)

 荒瀬が自室で「お前のおかげだ。ありがとう、小僧」って呟いてたの良かったです。
 
 そして階段の両端に並んで、歩いてくる朝田らに拍手を送る医師たち。
 おめーら仕事しろ。
 あと朝田達はどこまで歩いてくんだ。このコースだと病院の外に出るぞ。
 と、ロビーまできたところで朝田達は止まりました。
 よかった、このまま外に出てくかと思った。
 そこには、アロワナの入った水槽がででーんと。
 おい…誰だこんなロビーど真ん中にこれ放置した奴は!

 んで、その野口ですよ。
 水槽がそんなところに放置されてたとも知らんと、鬼頭と話しています。
 3年前私は上座だった、今はあなたがその場所にいる、とか。
 まあ十三人の刺客でもあなた下座だったからいいじゃないですか。

 野口はアメリカで、医療保険改革のメンバーに加わり、それなりの地位を築いてきた
らしいです。
 どこまでもしぶとい奴め!
 日本の医療は世界一ではない、むしろ医療の産業化は遅れている、という野口。
 つまり彼の提案としては、最近やってくるようになった、中国、韓国、ロシアの富裕層に
向けて、メディカルツーリズムをやるべきだというわけなんですね。
 少し前にテレビでもやってましたが、日本で人間ドックを受けたり診察を受けたりすること
自体が目的の旅行というものです。
 GMでも最終回の院内感染のネタにもなってましたね。
 まあ、そういう技術を使うのはいいことだと思いますが、立ちはだかるのが言葉の壁
なんですなぁ。テレビ番組でも、通訳が全然うまく伝えられてないのをやってましたが…。
 野口は、朝田達のチームはあっという間に必要なくなるでしょうとか言ってます。
 いやどう考えても優秀な医者は多い方がいいと思いますけど。

 伊集院達も野口のことを気にしているようですが…。
 そんな中、また新たな患者が搬送されてきて、荒瀬を呼べということになります。
 ところがその荒瀬は別の病院で、手術受けるなら早い方がいい、なんて言われていました。
 
 あれだけすごいオペを見たというのにやる気のない研修医・冬実は、落ちていたレントゲンを
見つけて藤吉に見せてます。
 お前…これを見て危険な症状と気づけないとか呑気すぎるだろ…。
 藤吉はさすが一発でした。

 走ってく朝田の後ろ姿に野口が「グッバーイ、チームドラゴン」とかヘンテコなポーズしてたん
だけど、それが妙にハマっててなんかむかつく!
 十三人の刺客の小弥太さーん!小弥太さーん!(呼ぶな!)←見た人にしかわかんないネタじゃねーか!

 荒瀬、帰り路で倒れてましたが、これがあの冒頭のシーンですねぇ…。
 救急車で収容された時にはきわめて危険な状態になっていました。
 朝田らがオペに入ってて出払ってる中、荒瀬が明真に運ばれてくるという一方が入る。
 誰が受けたんだ、と怒るカッパハゲ。
 やったのは野口でした。
 この状態を知っててやったらしい。
 なんでこの人、人をイラつかせることに関してはこんなに天才的かなあもう。
 藤吉は誰か荒瀬のオペに入れないか、というけれども、朝田はオペの最中、伊集院は
別の病院にいっていて、鬼頭、加藤は学会でいない。
 大ピンチです。
 今思えば野口はまさにこの状態を狙っていたとしか思えない。

 朝田も荒瀬の状態を知りながら、目の前の患者を捨ててはいけない、と言います。
 今オペをしている患者も荒瀬と同じ症状で、極めて危険な状態にあったからです。
 でもここからフルスピードで、2時間かかるオペを1時間で終わらせたのは朝田の執念だと
思う。
 野口の方は鬼頭に「もう一つ手土産あったの忘れてましたー。こっちが本命ですー」と電話を
していたのですが。

 朝田が駆け付けた時には藤吉、外でがっくり。
 ええ!?まさかのまさか!?と思ったのですが。
 おおーい、下で荒瀬がストレッチャーで運ばれとるがな!
 助かったんだろうが!びっくりさせるな!
 伊集院も到着しました。
 
 カテーテルで荒瀬を救ったらしいです。
 朝田らでも3時間かかるオペを45分で終わらせた医師がいたらしい。
 その医者が登場。
 おおっと、これはヅラじゃねーか!
 ヅラじゃない、桂だ!あっ違った、黒木だ!
 野口の手土産とはこのヅラ…この黒木でした。
 あの、かっこ良く登場されたところ申し訳ないのですが。
 地震速報で顔がほとんど見えませんでした…。

 野口としては黒木によって朝田らは必要なくなる、ということらしいけども、黒木が別に
24時間働けるわけではなし、さらに一度に運ばれてきた患者を全員さばけるわけでなし、
共存できると思うんですが…。
 どうなっていくんでしょうね。
 黒木のヅラとともに気になるところです。

 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍3