多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍3


医龍3

第10話(10/12/16)

 前日の番組(グータン)で飲んだくれて下ネタ全開だった朝田、伊集院、黒木の活躍も今回で
見納めです。(その前ふり必要でした!?)

 野口は厚労省にナターリアのオペを見せる予定のつもりらしいです。
 明真が医療特区になるためには、お上に納得してもらうのが一番、ということでしょうか。
 加藤がそれぞれのオペを説明していますが、高瀬の奥さんもナターリアも難しいオペで、
野口が得意の口八丁手八丁で日にちずらしてくれていたら同日にぶつかることにはならなかった
のでしょうが。ま、野口としては朝田が入るんだろうと思っていたから、ナターリアのスケジュールに
合わせたんでしょうけども。
 最高水準のチームが二ついる、という加藤に「大丈夫だ、そのためのメンバーを呼んである」と。
 前回も言いましたよねそのセリフ。どんだけ言うねん。

 やってきましたのは外山と野村。あーそうそう、そういう名前でした!
 野村が加藤を目の前にしてきょどってて、外山に突っ込まれてるのが笑えます。
 みんな気をつけろ!こいつら最初からボケとツッコミが完成したチームだぞ!
 対するチームドラゴンでツッコミ役は伊集院だけだ!

 この後、憎まれ口は治ってないなと外山が言われていて、野村が「一生治りませんよ」と
言ってまた突っ込まれてました。やべえこいつら銀魂に出演されても違和感ない!(ありまくりだろ)

 外山がこのあと朝田に声をかけて、ケガのことを心配し、万が一の時は言ってくれ、俺が
フォローするといっててかっこよかったです。ただ、私の耳が悪いのかなんなのかしらんけど
「俺が殺す」って聞こえて「え、野口を?」とか思った。(殺しちゃダメぇぇぇぇ!!!)

 黒木の方はベッドに寝かされてました。
 あ…二人のオペに運ばれてくるの、この人じゃなかったんだ…。とっくに助けられてた…。
 話の筋に入れてあげようよ黒木をさぁ!
 たまたま荒瀬が発見して、伊集院とともに助けてくれたらしいです。
 なるほど、あちこちフラフラしていた荒瀬のおかげというわけですね!つかチームドラゴンって
朝田といい荒瀬といい、いつも院内ウロウロしている気がするのですが。

 黒木の白血病の症状はもう末期に及んでいて、手の施しようがないようです。
 急展開したのはアメリカに来る前で、急展開したら余命は3ヶ月半から半年。この病院に
来て半年だ、という黒木。つまり彼の命のリミットはもうとっくに終了しているわけで。
 彼は、高瀬には言わないでくれといって、ヨロヨロと病室を出ていきます。
 白衣をもっていきましたけどこれから低燃費ッピッピー♪のCMに出るんですね?
(そんな余裕ねぇよ)

 っていうか黒木、朝田に心を開いてから急にフランクになったような気がします。

 野口の方はナターリアを出迎えてましたよ!
 マトリョーショカのネクタイとか見せんでいいから!
 よくそういうの見つけてくるなぁ。
 ところが上機嫌だった野口は、朝田が執刀医でないことを聞かされ驚きます。
 つか秘書も普通に野口の下で仕事してるけど、お前変わり身早いな!

 野口は朝田にオペに入れと言いに行くけど、朝田は自分らのベストな選択をした、現場が
決めることだから口を出すなと言う。
 自分らにとってはただの主婦もロシアの有名人も同じ患者だ、ということです。
 それでも失敗したら誰が責任をとるんだ、という野口のところに現れたのは、外山・野村コンピ!
 俺たちがオペに入る、これ以上の保証はなーい、と自信満々です。
 まあ最終回だから大した失敗はせんだろう、うん。
 つーか外山、お前ポケットに手を突っ込んで顔を右斜め45度の角度にして「俺に不可能はない」とか
いってみろよ!(そんな銀狼ネタなんてもう誰も忘れてるよ!spec当麻の口調で)

 おかしなことになったら首くらいじゃ済まないよ、と脅す野口ですが、本当に何かあったら首が
飛ぶのはあんたの方ですから。

 高瀬の奥さんは朝田に成功する確率はどれくらいなんでしょうか、と聞いてます。
 家族にメモ渡してほしいと。
 それは、薬の場所とか印鑑の場所その他いろいろなことをメモしたものでした。
 なんか気持ちわかるなぁ。自分に何かあっても明日から家族が普通に生活していけるように、
っていう覚悟が。
 でも朝田は、その必要はない、と言います。
 難しい手術だけど、ベストメンバーで臨む、成功させます、と。

 そこに高瀬娘がやってくるのですが、こいつ車いすだったんで何かと思ったら、近くの外科に入院
してるのだけど、サッカーで骨折したらしい。
 高瀬にとっては心配の種が二つってとこですなぁ。
 で、高瀬は、子供は前の奥さんの連れ子で血のつながりはないんだけど、親子とても仲が
いいことを話します。そういう素敵な奥さんとあえてよかったですねぇ。

 こっちの方はこれでよかったんですが、ナターリアの方が、人工弁を使いたくない、と言い出しました。
 これだと薬を一生飲まないといけないからいやだと。
 野口は何とかするのが医者の仕事でしょーとか言ってます。
 じゃあうちではオペできない、と言われたらどうするつもりなんだこいつは。
 外山は自分に考えがある、と自信満々のようですが…。

 加藤は冬実にもオペに入るように言います。
 こないだのミスを克服するなら早い方がいい、って。
 まだ気にしてたんか…。
 
 朝田はすれ違った鬼頭に、明日オペ見に来い、あんたが連れ戻したチームだろ、最高のオペを
見せてやる、と言いましたが、鬼頭は特にリアクションしないで階段下りていきました。
 何とか言えよォォォォ!!!朝田が一人取り残されただろうが!

 さてオペ当日です。
 まだ時間にしてドラマ始まって15分しかたってないので絶対何か起きると思います。(コラ)
 みんながオペ室に入っていくのに名前が出るのがよかったです。
 器械だしの人、北川っていうんだ…最終回にして初めて知った。(あんたが加藤の紹介聞き逃してただけ!)

 ちなみに黒木は名前出ませんでした。当たり前なんだけど。
 彼は高瀬のところにいました。
 そういうわけでオペが始まるのですが。
 ナターリアの心臓の弁が、石灰化が激しいということで、丁寧な処理が必要というのを、外山は
ガリガリ削っていってしまいます。
 野口も上で飛ばしすぎだ、と焦っているのですが。
 みんなが見守る中、弁に穴が開いて一同「あー」って感じなんだけど。
 実は外山、これこそも計算のうちでした。

 石灰化が激しいのでどうやっても穴はあく、だったらさくっと早めに作業して、その穴をパッチ
して、さっさと弁形成した方がいい、という考え方らしい。
 野口、すばらしい、と拍手してます。
 まるで熱帯夜にうつ寝返りのように早い変わり身ですね!
 そういうわけでこっちは何とかなりそうだと思った藤吉とカッパハゲ、移動してるので何かと
思ったら、上のオペ室見られるとこ、加藤と朝田のオペが隣り合った部屋でやってるので同時に
見られるらしいです。
 すごいご都合設定だな。
 野口の方は当然といやそうですが、高瀬奥さんには興味ないので、ナターリアの方をずっと見てました。
 カッパハゲが「わっかりやっすーい」と言ってたのちょっと笑えました。

 高瀬はオペ室の外で、娘が、編みあがったひざ掛け持ってくるって、と黒木に言ってるのですが。
 …嫌な予感がしますねぇ…。
 大体丁寧に、娘さんが入ってくるのをカメラワークで見せてる時なんか絶対何か起きるからなぁ。
 徹事件の話で朝田が他の病院行ってくるつーてた時に、ずーっと映ってたように。

 高瀬は黒木に、黒木がいなくなった後、教授はミスを隠すためにみんなを昇進させようとした
という話をします。
 前に、みんな去ったという話を高瀬がしていたことからしても、黒木のことについて後ろめたい
気持ちがあったからその話を全員が断ったんでしょうね。
 高瀬自身も、自分の娘の目がまっすぐ見られなくなるのが怖かった、と言う。
 今の奥さんと娘のおかげで少しは真人間に戻れたのかなと。

 と、中で連絡を受けたカッパハゲが高瀬のところに「高瀬さんですよね!?」とやってくる。
 察しが早い高瀬、妻に何かあったのかとあわてるのですが、カッパハゲは娘さんです、と言う。
 なんとやってきた娘さん、落ちたひざ掛けを拾おうと立ち上がった時に倒れたらしいんですな。
 それで運ばれてきたらしいです。
 要するにエコノミークラス症候群みたいな感じですかね。
 血栓が静脈につまって危険な状態になっているらしい。
 カテーテルは無理だということで外科のオペが必要だけれども、その処置に必要な人工心肺は
今両方とも使っている、急いで近隣から借りるにしても、セットアップに1時間はかかる、それではもう
間に合わないというわけなんですな。
 これは大変な事態になってきました。
 朝田はとりあえず娘を奥さんの隣に連れてこい、と言います。
 今奥さんの方は仮死状態に入っているから、その間に娘さんの処置を何とかしよう、ということ
ですか。
 なるほど。
 でも奥さんも、処置が終わる30分後に人工心肺を装着しないと脳死状態になってしまうらしい。
 つまり、最終的にはどちらをとるか選択しなければならない事態になるようです。
 これは大変なことになりましたね。

 伊集院が血栓を取り除くオペにかかります。
 話を聞かされた野口はビックリ、どちらも救うのは不可能だと言ってます。
 だったらお前のコネ利用していますぐ人工心肺手配させるくらいしろやダメガネ!
 
 そういうわけでオペが始まりました。
 高瀬がもう見てられない感じで気持ちわかるなと思いますね。
 母子両方が命の危険なわけですから。
 
 朝田が伊集院チラチラ見ながらオペしてるのがよかったですね。
 と、黒木が入ってきて伊集院を手伝います。
 人工心肺装着するのに伊集院は心臓マッサージで手が離せなくて、なかなかつなげないでいたのを
黒木がやる、というわけです。
 具合悪くてフラフラになりながらも黒木は、高瀬親子のことを思い浮かべてぐっとこらえるのがよかった。
 さらに、心マでゆれている体の静脈にチューブつなぐのは黒木くらいの腕がないと無理でしょう。
 そういうわけで後は血栓を取り除くだけです。
 ところが。
 一つ取り除いてやれやれと思っていた伊集院の手が止まる。
 なんと、別の部分にも血栓があったのです

 残り時間は9分。
 全部取り除くには時間が足りない。
 朝田が手伝うといってきます。
 でも奥さんの方も全部済んだわけでなし、このままだと奥さんは脳死を免れません。
 は!そうだ!
 誰か、SPECから急いでニノマエを呼んでくるんだ!彼の時間を止める能力で止まってる間に
娘さんの処置を!(ニノマエ今最終決戦で忙しい!)

 えー…。
 ナターリアのオペは全然様子がわかりませんが、野口がこっちの問題でアワアワしてるところを
見る限り、特に問題はないようです。

 で、荒瀬も、奥さんか娘かどっちか選択しないと両方死ぬ、と言います。
 まあ奥さんの意識があったら当然娘をっていうでしょうね。

 みんなが「朝田」「朝田先生」「朝田」とか言ってきます。
 はーいあわてないあわてない。ひとやすみひとやすみ。←朝田は一休さんか!

 朝田は落ち着いて、ダブルサーキュレーシュンだ、と言う。
 ………ダブルパー?(聞き取れてない!聞き取れてないよ!)
 つまり、人工心肺1台で二人の心肺を維持するシステムらしいです。
 なんだそんなものがあるなら最初からと思ったけど、野口がますますアタフタしてるのを見ると、
どうやらこれはやってはいけないらしいです。
 全員医師免許はく奪だよーと言う野口。
 おめーは黙ってマトリョーショカあけ続けてろ!

 そこで黒木が言うのです。
 これは俺のアイディアだと。
 俺がお前たちに無理に指示してやらせた。
 全責任は俺がとる、と。

 かつてチームの責任を押し付けられて、チームを憎み、孤独に生きてきた黒木が、自分が
このチームの全責任を引き受けたわけです。
 それもこれもすべて、目の前の救える命を救うため。
 
 しかし、ダブルサーキュレーシュンをするにはなみのMEじゃ無理ということで黒木はそれが
できるMEを知っている、といって飛び出していく。 
 それは高瀬でした。
 …このドラマ、使える設定は何でも使うな!(最初からそういう伏線だったのでしょうが)
 高瀬を励まし黒木は、一人じゃない、あのオペ室には最高のチームが待っている、と言います。
 そういうわけでやってきた高瀬と黒木でしたが。

 チャラララララーンチャッチャッチャッチャッ…♪←ドラクエで、フィールド上でモンスターと遭遇した時の音楽。

 のぐち が あらわれた!
 のぐち は いかりくるっている!
 くろき と たかせ は にげだした!
 ミス!
 のぐち に まわりこまれてしまった!
 のぐち は ふたり を いかくした!
 ふたり は おどろきすくみあがっている!

 きとう が あらわれた!
 きとう は アバカム を となえた!
 オペしつ の ドア が あいた!

 というわけでですね、さっそうと現れた鬼頭がドアを開け、二人を通すのです。
 今彼らを止めたら患者が死ぬ、という鬼頭に、こんなことは認められないという野口。
 けれども鬼頭は、このスキャンダルを黙っててあげてもいい、そのかわり身を引きなさい、と
言うわけなんですな。
 現場の情熱にあなたも負けたのよ、と。

 そういうわけで高瀬を送り込んだ黒木。死にそうですがな。
 やってきた高瀬は数年のブランクをものともせず、テキパキと機械を操ります。
 メチャクチャかっこよかったです。
 そして外山もオペはほぼ終わったということで入ってきて、もうこれで大丈夫だなみたいな
感じですね。
 つーか加藤先生の活躍がカットなわけですが…。
 
 黒木は暗い別のオペ室みたいなとこで一人モニターをつけてました。
 最期の瞬間までオペを心配してるのが彼らしいですね。

 そういうわけでみんなのオペが無事終了しました。
 見ていた医者もみんなが喜んでいて。
 まあさすがにあの、チームドラゴンが階段下りていって、両サイドにいる医者が拍手てシーンは
ありませんでしたけども。
 お礼を言う高瀬でしたがみんなはここで黒木がいないことに気づく。
 朝田が駆けつけてくると、黒木は床に倒れておりました。
 モニターは誰が消したんだ?(いいから!)

 朝田は黒木を抱えおこし、オペはうまくいった、と伝えます。
 お前のおかげだ、という朝田に黒木は、自分もこのチームに入れてくれ、と言う。

 朝田は言いました。
 お前はとっくにチームの一員だ。俺たちの仲間だ。

 いいチームだなという黒木。
 そうだな、ボケとツッコミがちゃんといるからね!(そういうチームではなくて…)
 もう少し早くこのチームに入りたかった、ありがとう、という言葉を残して黒木は目を閉じました。
 うぉぉぉい!死ぬな低燃費ッピッピー!TNP27死ぬな!(いいシーンが台無しだ!)

 この後藤吉の、第一話のナレーション、まさかこんな形でチームの一員を失うとは、というのが
繰り返されるわけですが。
 それでも黒木は最後幸せだったと思うのです。
 闇の中から出ることが出来て。どうしても救いたかった人を救うことが出来て。

 高瀬母子が退院ということで、高瀬はいそいで荷物整理をしているんだけど。
 写真たてに入っていた写真に、黒木も入っていたのがよかったです。
 黒木がオペ室で思い返していたのはこの写真の撮影シーンでしたか。
 きっと、俺はいいっていうのを高瀬が無理やり入れたんでしょうね。

 そして徹も退院…てお前最後まで出るんだな!
 冬実がやってきて、ルービックキューブ完成したって言ってました。
 また別のゲームで遊ぼ、と。

 研修が終わってもいるの?と聞く徹に冬実は言います。
「いるよ。多分、ずっと」

 野口の方は珍しく、潔くやめたと思ったら、転職して医療評論家になってました。
 ま、こいつのことだからうまくやっていくでしょう。
 鬼頭も変わり身の早さには恐れ入るとか言ってます。
 鬼頭も鬼頭で何かやりたいことがあるみたいですね。
 それはいいんだけど今日の眉毛がちょっと短いのが気になります鬼頭先生。

 外山と野村は、病院同士が提携してからこき使いすぎ、みたいなこと言ってますが、そんなに
不満でもないようです。
 朝田はまた旅立つらしいのですが、皆忙しいから見送りはいいと断ったみたいですね。
 しんみりしたのが嫌いな朝田らしい。
 このあとみんなが頑張ってる様子が出てきます。

 そして朝田は墓参りにいってました。
 黒木と、その隣のフィアンセの分。
 そのあと外国だか知りませんが、原っぱに座り込んで空を見てるシーンで終わったのですが、
なんだか天に召されそうでヒヤヒヤしました。

 今回の話も面白かったけどやっぱりシーズン2の、ダメ医者が立ち直っていく話が好きです。
 あと朝田が真面目キャラになりすぎてきたなーって気がしなくもない。
 原作の、フラフラしてる朝田好きなんで。
「死ぬかと思った!」見たかったなぁ…。




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→医龍3