多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→Q10


Q10

第6話(10/11/20)

 病室で、女の子のこんなしぐさがかわいい談義をやっている平太と久保。
 平太は、女の子が「ちょっとつめて」と言ってくるのにキュンとするとか言ってます。
 電車の中で人がそこそこ座っているとこへおばさんが無理やり尻を入れてくるのに
キュンとする、と…。(全然違うだろ!)
 久保は、目の前で派手にこけてほしい、とドS発言です。サディスティック星の王子
ですかぁコノヤロー。

 きっとこの後、この役者さんの前では、ハデに転ぶ女の子とか、「ちょっとつめて」と
いってくる女の子とか続出すると思います。

 平太は、久保の好みがわかんないとズバッと言ってて、全然空気読まないなぁと
思いました。
 久保は同意してくれたのにねー、友達づきあいで。

 このあと平太、「こういうのって浮気って言うんだろうか」と考えてましたが、そういうのは
浮気ではなくて妄想と言います。
 平太はQ10を誘ってキャッチボールを試みるのですが。
 おいおいなんですか、その、野球漫画でも見かけないような剛速球は!
 椅子に穴あいとるがな!
 わーいわーい楽しいな、とかいってるQ10。
 うん、楽しいのはキミだけで平太死にそうになってるから!
 もしこれで平太の顔面にボール直撃しようものなら「テヘッごめんね☆」じゃなくて
画面モザイクかかるから!
 
 廊下歩いてると女の子がぶつかって、恥ずかしそうにして逃げてくんだけど、Q10に平太は
あれが恥ずかしいという感情だと教え、はにかむ、をやって見せてというのですが。
 なんつーか…それはヒョットコの真似だね、Q10!これがはにかみMAXらしいです。
 かわいいけども!
 これをはにかみと思って下さいというQ10。ムチャ言うな。

 平太は、Q10を好きな気持ちにウソはないけど、なんだろうこのモヤモヤは、と
考えます。
 それはやっぱりロボットだからという気持ちがあるからじゃないですかね。
 制限された未来、みたいな。
 帰り道手をつないで帰る2人ですが、「はにかんでる」Q10を見て、これじゃただの
子連れとか考える平太。
 おいおい、おめーにはそんなでっかい子供がいるのかよ!

 どこにしまえばいい、このモヤモヤを、と考える平太。
 じゃあ寝室の棚の右側上から二番目あたりにでも。(どこだよ)

 小川宅では、お母さんが同窓会に出かけるとかいってウキウキしています。
 Q10はラジオから聞こえてくる歌に反応。
「幸せすぎたのに 気付かない2人だった」とか流れてます。
 ああ、あれだ、マチャアキの歌。ザ・タイガースだっけ?
 ともあれ、ひとりで食事するのもわびしいなぁと考えたらしい小川、柳を誘います。
 久しぶりに家ご飯とか喜んでる柳。あんたいつもどこでメシ食ってんだよ…。

 クラスでは、皆で歌う歌を決めている最中なんだけど、小川がたまたま口ずさんで
いた、マチャアキの歌がいいってことで歌うことに。
 そんな暗い歌を皆で歌うんかい!いいけども!
 さらば恋人というタイトルらしいです。
 高校生が歌う歌じゃねーよこれ。
 もっと明るい歌を!

 影山は影山で、河合と別れようかと悩んでいるらしいです。
 進路が違ったらわかれないといけないんかい。若いのぅ。
 まあ若いからそういうまっすぐな考え方になるってのは否定しませんけどね。
 で、そんなこんながありまして、平太の前にまた富士野が現れて、あるカードをくれます。
Q10のおでこにかざしてごらん、的な。
 ちなみに使い捨てらしいです。
 すごい技術がムダにもったいない使われ方!

 中尾の方は藤丘の弟とぶつかってました。
 例の、グッズ売ってた少年か。
 何やら急いでいる様子。
 どうやら、どうしても欲しいという欲求に勝てず、チョコを万引きしたらしいです。
 昔は貧しさから万引きをする人間が多かったらしいですが、今は買える金があるのに
スリル求めてとか、心の隙間を埋めるためにとかいうつまらん理由で万引きする奴が
増えましたな。
 閑話休題。
 中尾は弟に、自分は責められる立場じゃない、というんですね。
 悪いことをした人間だから、と。
 確かに、Q10の件で屋上から飛び降りるとかいって、代わりに止めた朝田が落ちてましたもんね。
(途中から医龍になってる!)

 平太の方は柳を訪ねてきたのですがいないので、とりあえず一人でカードを試してみる
ことにしてました。
 誰かいた方がいいと思うんだけどなぁ。
 カードをかざされたQ10は人間の女の子のようになって、「どこ行く?私はどこでもいいよ」
とか「カレンって呼んで」とか言います。そんな初期の話すぎて皆忘れていたような名前を…。
 んでこの後Q10はダウンしてしまうのですが、富士野がやってきて、充電が切れただけ、と。
 そしてさっきのカードを大量にくれます。
 何者なんだと尋ねる平太に、知らない方がいい、知るとややこしいと言い出す富士野。
 私のこと誰にも言わないで、言ったらQ10を撤収するからね、とか言ってます。
 何のためにQ10はここにきた、という問いにも知らない方がいい、と。
 つーか富士野が神出鬼没すぎて怖いんですけど。この人こそ学校に住んでるんじゃないのか。
トイレの花子さんはお前だろう!

 富士野がくれたカードは、Q10に人間らしい行動をさせるためのものだと思いますが、
所詮それはプログラミングされたものであり、Q10の学習の結果ではないので、私が平太
だったら多分使わないと思う。
 つまらないから。

 中尾は藤丘弟をつれてお店に戻ったらしくて、自分も一緒に謝ってるのがいいなと思いました。
Q10との騒動で何かをちゃんと学んでいたみたいですね。
 そこに藤丘が駆けつけて来て、ハジかかせんなと怒るわけですが。
 お前その怒り方はねぇよ。
 どうしてこんなことをしたのか、を聞きもせずに真っ向否定したらいかん。

 帰りながら弟は、自分は何かになれるのかな、と言い出します。
 そして、前みたいな家族になれるか、と。
 キミは立派なグッズ職人になれるよ!(客が中尾限定じゃねーか!)

 またパンケーキが食べられるかな、という弟に、ムキになって藤丘が、お店に連れて行って
食べさせようとするのはよかったなぁ。
 彼は彼なりに必死で生きてる。
 …っていうかあの、乗りこんだエレベーターがいきなり停電したんですけど。
 藤丘と中尾が助けを呼んでいる最中、「このまま死んでも誰も悲しまない」とかいきなり
達観したことを言いだす弟。
 それはいいけどお前、隅っこで膝抱えてうずくまってたら、呪怨の「あ゛あ゛あ゛あ゛」って
でてくる少年の幽霊みたいで怖いから立っててくれ!
 
 鍋の支度をしている柳がネギを刻んでいます。
 鍋なのに細かくし過ぎな気がするんですが、柳先生。
 小川はウキウキしながら鍋の火加減を見ている。
 そんな中なんと、小川母が帰宅。
 同窓会の日にちを間違えていたらしいです。
 どうして出発前に確認せんのだ。

 柳がいたことに母びっくりして、気を利かせたつもりで出て行くんだけど。
 柳がそれを追いかけるんですね。
 やってきた柳に「息子をよろしく」と頭を下げる母。
 気が早い!
 柳は、私は自分のことしか考えないからダメですよ、と言います。
 ああ、それは今までの行動見てればよーくわかります!
 母は、同じですよ、と言う。
 好きなものを選んできて、そのはてにここにいる、と。
 一方その頃小川は一人で鍋を食べてました。…帰りを待つくらいしてやれぇ!

 クラスで歌の練習が始まる中、藤丘は学校中の落書きを消して歩いていました。
 あと河合と、歌がしみたって会話してるのもよかったなぁ。
 
 久保は山本とネットの動画を見ているんだけど。
 …なんでエレベーターに閉じ込められた藤丘、中尾、藤丘弟の映像が流れてんの?
ドッキリ?
 よく事情がわからんのだけど、それを見た後、歩いてる時に山本が「昔のマンガかお前は!」
ってくらい豪快にこけまして。
 冒頭に久保が言ってた、派手に転ぶ女の子ドンピシャだったわけですな、まさに。
 この後めっちゃ動転してて、「あ、俺点滴あるから帰らなきゃ」「…点滴今もうやってる」
という会話が繰り広げられたのは面白かったです。
 なのなー。(なんだよ)

 この後やってきた平太に久保は死ぬのが怖い、と言い出します。
 それは普通の感情だと思うよ久保。
 と思ったら。
 ちょっと違うんですなぁ、久保の場合。

 何が違うのかはこの後、平太と山本との会話でわかる。
 平太は山本に、久保のために長生きしてやって、と話していました。
 山本とあって、彼女が死ぬのが怖いと久保が言いだしたって。
 大切な人が急にいなくなったら自分はどうなるだろう、と。だから一日でも長く生きていて
欲しい、と平太は言うわけです。
 なんか久保らしいなと思いました。
 
 平太はQ10に、Q10はどこから来たの?と尋ねますが、そのメモリーはない、と言われます。
 Q10は平太に、平太はどこから来たの、と言うけど彼も記憶はないという。
 おいおい困りますなぁ。
 BECKから来て、電王に行くんだよー!(なにを言っている)

 藤丘は校長室にきて、自分が切った椅子を見てました。
 そこに岸本が戻ってきて、これガラみたいで気にいってるんだ、とナイスフォロー。
 さすがスリーアミーゴスで培われたフォロー力です。こりゃあフォロ方さんも、うかうかして
られやせんぜィ。
 藤丘は、昼間の仕事を始めるんです、と報告。
 それで学校これなくなるって。
 これ休学扱いにするんですかね。
 つか、夜間の学校に切り替えることは出来ないんでしょうか、藤丘。
 岸本も、校長とは名ばかりで何もできない、と残念がります。
 いやだから、休学扱いにしたら…。

 クラスでも、藤丘が学校をやめたと騒動に。
 不自然なくらい動揺する中尾に、山本が気づきました。そりゃ気づくわ!
 で、中尾は事情を話すんだけど、弟の万引きの話はいらんだろ!
 生活に困窮していた、だけ話せばいいじゃん!
 
 中尾はパンケーキを買いに行ったときエレベーターに閉じ込められたこと、その中で藤丘弟が
藤丘に、今まで生きて来て幸せだった?と聞いてきたことを話す。
 その時藤丘は言いました。
「お前が生まれた日」

 あの日雪降ってて、父親から電話があった、弟だよって。
 俺は、大きくなったら雪合戦ができると思った。
 もういいとか言うなよ。
 俺まだお前と雪合戦してねーじゃん。

 その後狙ったかのようにエレベーターが回復しまして、藤丘は「ここでたらさ、まだ
してないこと全部やろう」と語りかけるのです。
 高校生でこの落ち付きっぷりときたら!

 クラスメイトはその話を聞いて、自分達は何もできない、と残念そうです。
 まあそれなりに皆友達思いってことですね。
 Q10が藤丘のために歌いましょう、と。
 河合らも、皆の心を届けようとか家の前で歌おうとか。
 いや、家の前はちょっと迷惑じゃ…。
 Q10も、伝えられなかった皆の心はどうなるのですか、と言いだして。
 ロボットなのに言うことは深いですね。

 そして山本はというと、100円いっぱい積み上げて神社で何してるかと思ったら。
 いいおみくじを探してたんですね。
 もちろん、久保のために。
 こういう隠れた努力するから山本ってやっぱいいなと思います。
 神様もこういう目的のためなら目をつぶっててくれると思うのですが。
 そうして山本は久保に「長寿のおみくじ」とかいって渡してました。自分と、久保用に
探してたわけですね。

 藤丘はパン屋みたいなとこで働きだして。
 パンケーキのためかな?
 ともかく、家で片づけをしている時にも、弟の落書き用のおもちゃでSOSって書いて
みたりして、それを消して。なんか切ないなーと思いました。
 と、どこからか歌が聞こえてくる。
 外に出て見ると、みんながそろって藤丘のために歌ってくれていたんですね。
 普通のドラマだったらここで盛り上がって、通行人とかも暖かいまなざしで見守ると
思うのですが。
 どうやらこのドラマの他の住人は心のさもしい方々だったようで、「うるさい!」とか
「警察呼ぶぞ!」と通報したり。
 渡る世間は鬼ばかりのようです…。
 空気読めや住人ども!

 結局警察沙汰になって、岸本が謝罪しているわけですが、それでも生徒らを責める
わけでもなく、常識を破らないと伝わらないこともあるよな、と言ってて、いい校長だと
思いました。
 校長は謝るのが仕事っていうのもいいね。
 でもペコリーヌ岸本って名前はどうかと思う!

 あと河合の方は影山に別れようかとかいってて、ドラマみたいだねとか言ってますよ。
 うん、ドラマだよこれ。
 なんかこのカップルだけ、昼ドラに出てきそうなドロドロっぷりになってんだけども!
 こぇぇよ君達は!

 平太が帰宅しますと。
 父と姉が悪い時に帰ってきたなとか言ってます。
 母が日本舞踊の腕前を見せたいらしい。
 うわぁ…。
 ま、父いわく、若い時母は、やりたいことを我慢していたからこれくらい、ってことらしい。
 そうだねぇ、親ってのは子供を育てる時は自分のことは後回し、子供のことが先って
感じだから、子供が手が離れる年になったら、やりたいことやってもいいんじゃないかなと
思います…って母、これから第二部が始まりますってどういうことだコラ。

 平太は富士野にカードを返しました。
 思い通りになるようなものはいらない、って。
 ムリしちゃって、という富士野に平太は、「Q10のこと何でも知ってる?はにかんだ顔も?」
と言います。
 富士野は、Q10の構成ではできないというんだけど、平太は、Q10ははにかんだ顔するよ、って。
 この反撃がなんかいいなぁ。
 
 平太に「あんたのものじゃないからね、Q10(キューイチゼロ)は私達のもの」と言う富士野。
 キューイチゼロはあんたらのものかもしんないけど、Q10は平太のものだよ。

 つーかQ10をよろしく、くらい言えよ。
 大塚さん!大塚さんを呼んできて!あの声で言ってもらって!
「侑斗、侑斗をよろしく〜」
「デーネーブ!!!!」
 しまった、これだと侑斗が富士野に回収されてしまう!


 鉄塔の近くにいたQ10は平太に気づくと、「虹です、わーい」と言ってきます。
 かわいいですね。
 このあとQ10が、私に望むことはありますかと聞いてきて。
 平太が答えたのは、Q10が泣いたりしないこと、でした。
 了解したQ10はなんと、涙のもとを取り出して平太に渡します。
 え?それってそんな取り出せるしくみになってんのコレ。
 まあともかく、これでもう一生泣かない、というQ10。
 その一生は250年らしいです。
 …どう見ても平太が先に死ぬ!
 
「泣きたくなったら?」
「平太を思い出して代わりに笑います」
 この会話はいいなと思いました。
 
 このあと恥ずかしいという平太に「では、はにかんで」というQ10。
 2人でQ10のはにかみ顔してるのが面白かった。
 でもって平太、そのままQ10にチューしてるのがほのぼのしててさらに可愛かったです。
 夕焼けになった空を見て「空もはにかんでいるのですか」と聞くQ10。
 平太がはにかみ顔(ヒョットコ)のまま「パフッ」って言うのもいいですね。
 
 涙を抜いた後Q10のどこかに出来た空洞、Q10は250年空洞を抱えて生きていく。
 空洞は満たされないけど、大切な人がいた証拠。
 大切な人のため生きていく証拠。

 そのモノローグすごいよかったんですが、富士野が、あのカードで平太って並べたあと
バラバラーッて落してんですけど。
 なんかこいつ企んでそうで怖いんですけど。
 しっかし平太って単純な名前でよかったですね!影山とかだったらカードで字を作るの
大変そうだもんな!

 このドラマの結末がどこに着地するかはわかりませんが、藤丘と久保にはやっぱり
学校に戻ってきてもらいたいです。



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