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獣医ドリトル

第6話(10/11/28)

 何やら物を刻みながら、こないだの瞳の言葉を思い返しているあすか。
 いろいろ気になるのはわかりますがあすかさん、なんだかその手つきと音が、物を包丁で
切っている感じではないのですが…。この料理本当に大丈夫なんだろうな!
 ドリトルがやってきてさすがに異変を感じたらしく(失礼)何をしている、と聞くとあすかは、昼食を
作ってるというんですね。 
 カレーらしき物体を見て、食っても人体に問題ないのかとかいうドリトルが面白かったです。
 失礼な!お妙さんの卵焼きとかビアンキのポイズンクッキングよりは多分マシですよ!
(比較する対象が明らかに毒物!)

 ドリトルが診療していると電話がかかってくるのですが、なぜか出ないあすか。
 え…ずっと料理につきっきり…?
 助手の意味ねぇぇぇ!
 仕方なくドリトルが電話に出ると、それは富沢先生でした。
 イノシシの捕獲を頼まれたんだけど、自分は学会に行かないといけないので、ドリトルに頼みたい
という先生。
 ドリトルもいつもなら二つ返事でしょうが週末だったので、土日は獣医師にとってかき入れ時ですよ、
というのですが、マイペースな富沢先生は、獣医師がいないと麻酔も打てないんだから、と言うだけ
言って切りやがりました。ジジィてめぇ!

 そういうわけであすかがやっと出来上がったらしいカレー持ってきましたが、ドリトルはすぐに出かけて
しまうのです。
 食べなくて済んだとホッとしてませんかドリトル先生。
 あすかが、アスカミライいるから行きたいといったけど留守番を言われました。
 当たり前だ。
 獣医不在でもちゃんと電話対応するやついないと困るだろ!
 ドリトルが用意した麻酔は吹き矢…というか飛んだ勢いからして空気で飛ばすやつかな。あれでした。

 で、彼が現地に到着すると、ガキどもがいるんですけど。
 え?なんでこんな危険な場所にいるの?
 普通は遠ざけるもんだろ。
 ドリトルが役場の人と装備を調べていると、猟銃を見た教師が、生きて捕獲するのにどうして猟銃が
いるの、とか文句つけてきます。
 うぜぇ…。
 こういう中途半端に「動物に優しく」とかいうのが一番うざい。
 彼女は畠山と言って、学校で子供たちに命の大切さを教えている、おセンセイだそうですよ。
 命の大切さを教えているのなら、食べ物を残さず食べることの大切さと、捕鯨問題は違うってことくらい
説明してんだろうな。

 ドリトルは、人間が襲われた時のために猟銃がある、イノシシに突撃されたら下手すると死ぬぞ、と
いうのですが。
 あ…だめだ…こいつらの顔、「それでも殺すことないでしょ」みたいな顔してる…。全然わかってない。
 ドリトルはもう相手するのやめたらしくて、役場の人に、俺の報酬は、と尋ねると、また畠山が、役場の
人たちや猟師は無償で集まってるのにどうして金とるのか、と。
 えー役場の人たちはこれが仕事だから、猟師さんは猟銃会から、ドリトルは仕事で来てる、これでいいですか
センセイさんや。
 と、ドリトルが麻酔を取り出してみると、パイプがバッキリおられてるんですね。
 誰がやった、というドリトルに、私の生徒を疑うんですか、という畠山。
 別にあなたに対していったわけではないですが、そういうということは、やる心当たりがあるって
ことですよね?
 なんだこの教師!
 なんかモロに今の時事ネタとかぶりますね。

 以前に老人介護施設にクマが現れて看護師が襲われ重傷を負い、クマが建物にたてこもったために
射殺されたというニュースがありました。覚えておられる方も多いと思います。
 この、射殺に関してなんと全国から、「老人をケアする施設でありながらクマを射殺するとは何事だ」
「クマがかわいそうだ」「山に帰してやればいい」という何とも頭の悪い苦情が寄せられたらしいですよ。
 それだったら人間を襲うクマをどうぞ飼ってやってください。誰も止めませんから。檻も餌も全部自己負担で
お願いしますよ。
 こういうのを聞くと、やたらなんでも保護を叫ぶだけの頭悪い人間ってどうしようもないなぁ、と思いますね。

 さて、花菱先生がルミと登場ですよ。
 一瞬CMかと思った。
 花菱は、捨てられた犬猫などの里親を探す活動もしてるみたいです。
 こういうのは花菱のいいところですね。
 名声のためにやってるんじゃなくて多分彼自身本当にやりたかったことだと思うので。
 と、そこに土門登場。
 もうこいつ出るとき、ダースベーダーの曲かけとけ!
 彼は原という、医療センターの土地を探してくれたシャッチョサンを伴っていました。
 原は息子が花菱のファンで、これからもどうぞよろしく、と握手を求めてきます。
 ここで「花菱先生は協力しないって」と余計な口を出してくるルミ。
 たとえそうであってもあんたが言うことじゃないだろ!空気読めよ!
 社長同士の話し合いの場で一社員がこんなこと言ったら大問題だよ!
 花菱は、医療発展を願う思いは一緒です、と言葉を濁すのですが…。
 土門が拍手して強引に盛り上げてたのがむかつく。
 土門はほんと失脚してほしいです。
 動物の方を向いてない獣医師なんていらん。

 ドリトルの方はイノシシの被害を調べて回ってました。
 つーか危ないのにどうして畠山と子供らはついてくるんですか?
 悪いけど一度イノシシに襲われてみればいいのに。ひとたまりもないですよ?
 車ですら体当たりされたら大きくへこむんだから。
 ドリトルも帰らせろというのですが、イノシシが心配なの、とトンチンカンなことを言い出す畠山。
 そうですか、一緒についてきて子供が襲われてケガしてもイノシシが心配、と…。
 イノシシが里に下りてくるのは人間が山を開発したせいなんだから!と自信満々の畠山。
 ドリトルはそんな話を聞いちゃいなくて、子供らが不自然に何かを隠してるのに気づきます。
 それは、ぬた場でした。
 イノシシが体についた寄生虫とかを取るために転がる場があって、それをぬた場というらしいです。
 イノシシがぬたうつ、から、のたうつという言葉ができたと、なかなかの豆知識を披露してくれる
ドリトル先生。やはり、まめしばには負けてはいられないようです。

 ここは何度もイノシシがぬたうっている場所だ、ここを張っていれば必ずイノシシは来る、という
ドリトルですが。
 これを知られたくなくてかくしてたのか、というドリトルに、子供がそんなことするわけないという畠山。
 おーい誰かー!
 このセンセイを眠らせるための麻酔用意してー!

 一方あすかの方は、入る電話にてんてこまい。
 付箋の数が20枚くらいありましたけど、これを見るとやっぱりドリトルってたくさんの客がいて、
知ってる人には頼りにされてるんでしょうね。
 と、そこに犬が迷い込んできます。
 ドアくらい閉めとけよあすか!
 ボルザックという、どこぞの戦隊ものに出てきそうな名前のようです。
 なんかケガして、自主的に病院にきたらしい。
 その飼い主は…仮面ライダーWか。それじゃあボルザックという名前も仕方ないね、フィリップ!
 獣医がいないというあすかに、器具を貸してほしいと頼むフィリップ。
 あれぇ…このドラマでの名前なんだったっけ?ジュンペイ君か。息子Bでもいいんだけど。(かわいそうだろ!)
 そのジュンペイ君が手当をしまして。
 彼はあすかに、ボルザックが家族以外になつくのは珍しい、今の仕事はあすかさんにあってるんだよ、
と言います。
 動物が心を許してくれないと治療はできないって。
 まあ獣医師さんは心許してくれなくても治療するんですけどね!(コラ)
 この二人なんかいい感じの友達になれそうですね。
 ジュンペイ君もドリトルを通して、本物の獣医師になってくれるといいなぁと思う。

 富沢が出ている学会に花菱、きてたんですが、そこでたまたま、富沢の研究の予算と、土門のセンターの
予算について国がどちらに配分するか、という例のうわさを聞いてビックリ。
 去っていきました。
 何かする気なんですかね、彼なりに。

 翌朝、罠を確認して回るドリトルですが、餌が人間の手によって取り外されていることに気づきます。
 畠山もやっと気づいたようで。
 そこにまた子供らが来ていて、「モモコを捕まえないで!」と言います。
 ちびまるこちゃん?(そっちじゃねぇ!)
 
 なんでも、一年前に学校に迷い込んできたイノシシの子を子供たちはエサやって可愛がってたらしいです。
 けども、畠山は、この時点で山に返さなければ自分でエサをとれなくなるし、生きていくことができなくなる、と
説明してました。ああ、このころはまともだったんだ、割と。
 でも子供は、いいじゃん飼いたいみたいなアホなことを言います。
 全然教育がちゃんとできてないじゃんよ!
 結局ガキどもは、それからも隠れてずーっとエサをやっていたらしいです。
 お前らはアホか。
 イノシシの子がずっと小さいままじゃないんだぞ。子牛以上のでかさになるんだぞ。そんなに飼いたいなら
ちゃんと死ぬまで面倒見るんだろうな。
 畠山はそれを言わないといけなかったですね。かわいいから、だけで飼えないんだから無責任なことを
言うべきじゃない、って。
 
 そのエサ場はどこだ、というドリトルですが、ガキどもは教えないという。
 捕まえないと危険だ、お前らが襲われるぞ、とドリトルは言うんだけど、ガキどもはそんなわけないと
言ってます。
 ドリトルも言ってるけど、人間側が友達だと思っていても、動物側はそうじゃないなんてこと山ほどある。
 慣れてるペンギンだって、よくなついてる飼育員さんが名前呼んで、走って近づいてきたから「よーしよし」って
触ろうとしたら、いきなりガブッとかまれたなんてこともあるんだぞ!(実話)

 と、ドリトルが子供たちを叱っているときに、イノシシが出た、という声がする。
 撃たないで!と走っていく子供たち。
 いやあのさ…あんたらがケガしたら誰が責任とるのって話なんだけど。
 何かに気づいたドリトルは、子供たちがエサをやっていたレジ袋を持って近づいていく。
 彼が抱えて連れてきたイノシシはまだほんの子供でした。めっちゃかわいいー!
 まあ飼いたくなる気持ちもわからんでもないですが、こんな可愛い姿はせいぜい数ヶ月ですよ…。
 ドリトルはこのウリボウを保護しようというわけですが、普通はイノシシは人間を警戒するはずなのに、
と周囲の疑問に、一度でも人間にエサをもらったことがあれば人間を警戒しない、というドリトル。
 そうなんですよね、こういうことがあるから、何も考えない人間が山とかでサルにかわいいーとかいって
エサをやったりすると悲劇が生まれるわけで。
 しかしこの周辺には小さな足跡しかついておらず、母親がいないということは、こられなくなっている
可能性がある、とドリトルは指摘します。
 ケガか病気だ、と。
 そこに富沢もやってきましたよー。おせーよおっさん!

 で、ガキどもにエサ場に案内してもらうというドリトルですが、この期に及んでまだいやだとかいう
ガキども。
 ドリトルは、見殺しにするつもりか、と怒ります。
 このまま放置しておけばお前らが殺したことになるぞ、と。
 富沢も、早く捕まえて治してやらないといけない、モモコを救えるのは君たちだけだ、とフォロー。
 なんか刑事のコンビみたいだな…一人が厳しくして一人がやさしくする、的な。

 で、子供たちは理解してエサ場に連れていこうとするんだけど一人だけ、くそ生意気な顔してる
ガキ、耕太が「約束が違うぞ」とか怒ります。
 じゃ、モモコが死んだら耕太のせいということで。

 エサ場近くにきてみんなはモモコを探すのだけど、一人やさぐれてる耕太にドリトルは、モモコを
守りたいならちゃんと探せと叱る。
 こいつは心がひねくれてるから理解してないけど、ドリトルは動物のことに関しては一つとして
間違ったことは言ってませんよ。
 そんな中でモモコ、横たわってるとこを発見されました。
 子供たちが駆け寄ってるのを離れてろと遠ざけるドリトル。
 で、診察してみるとかなり危険な状態でした。
 助けてほしいという子供らにドリトルは、助けたとしても保護区に運ばれることになる、二度と会えなくなる
と言いますが、ここで畠山が、治療費は自分が出すから何とか助けて欲しいといいます。
 そういうわけで富沢と協力して車に乗せるドリトル。
 一方で富沢は花菱に電話して、イノシシをあずかれる施設をキミのツテで探してほしい、と言うん
ですな。
 あんたなんでも弟子任せか!
 
 花菱のところには犬を連れたガキがやってきて、花菱先生の大ファンですとか目をキラキラさせて
言うのです。
 その犬は、花菱がオペ中に死なせてしまったのと同じ、ゴールデンレトリバーでした。
 何とかなるオペだと判断し、自分一人で勇気を出してやる、という花菱。
 つかここでまたルミが、「でも先生はオペできないの」みたいなことをばらそうとしやがってうっとうしいです。
 なんかルミって、土門が送り込んでる刺客じゃないのかって気がしてきた…。
 なんでそう、いつもいつも、花菱を追い込むような発言ばかりするのか…。

 花菱も、トラウマを乗り越えるためにやるっていうのはわかるんだけど、せめてドリトルに立ち会いを頼めば
いいのに。なんでそう、一気に頑張ろうとしちゃうかなー。
 
 あすかの方はドリトルよろしく野菜かじりながら本を読んでいたのですが、そこに物音がして、出てみると、
手紙が置いてあった。
 それはジュンペイからで、こないだ手持ちがなくて治療費を払えなかったからと、高校生にしては割と
高額だと思うのですが、万札が同封してありました。
 あと、あすかは理想ですとも書いてありました。舞い上がるあすか。
 フィリップ!現実を見て!(失礼だろ)

 そこにドリトルがイノシシを連れて戻ってくる。
 台車もってこい!とか言われてるのに「なんですかそれ」とか言ってるあすか。
 いいから台車もってこいよコノヤロー!
 で、モモコを診察してみると、異物を飲み込んでいるということがわかる。
 富沢は見ただけで予想ついてたと言います。周囲にフンがなかったかららしいです。
 短時間でそれだけのことを観察しているとは…さすが富沢。

 そこにガキどもがやってきました。
 …遊びじゃないんだから帰れよ…。
 できることがあれば手伝いたい、というガキ。オペと聞いて立ち会いたいとか言い出すし。
 よーし、じゃあオペが終わるまでそこに座って一切動くな。口も開くな。
 これでいいじゃん。

 ドリトルは、お前たちができることがある、と言います。
 なぜこうなったのか、どうしたらいいのか、これからどうすべきかを考えろ、と。
 厳しいですがやさしいと思います。
 何でもかんでもこうしろ、ああだ、と言うんではなくて子供に考えさせるっていうのが。
 まあドリトルの場合単にめんどくさかっただけかもしれませんが…。

 で、オペが始まります。
 花菱の方もオペしてたんだけど。
 ここガラス張りなんですか?
 動物といってもオペなんか見て気持ちのいいものじゃないと思うんだけど…。ガラスの向こうでは
ガキが目を輝かせながら見守っています。
 ところが、体内の出血を見て花菱、倒れてしまいました。
 だから言ったのに…。
 朝田を呼べ!(そんな重傷とかじゃないから!)
 しかも倒れたのを心配するのはわかるけど、ルミとかガキ入ってきてるし、オペ室に。
 雑菌が入るだろうがボケ!

 土門の方は、ジュンペイの成績を見て、トップを維持し続けないといけないぞーとか言ってました。
 私があんたの子供だったら右ストレートでブン殴ってますよ。
 学校の成績が一位だったからなんだっつーんだよボケ親父が。
 と、そこに花菱の病院からオペの引き継ぎ要請がきた、という連絡が。
 それで、土門は息子を引き連れて花菱の病院にやってくるのですが、ガキが差し出した親からの
委任状を見て顔色を変えます。
 なんとこのガキ…もとい、おガキ様(敬語が変!)は、あの原の息子でした。
 まぁー、どうしようもない子供さんをお持ちですね!(ほめてない、ほめてない!)

 土門は、自分がオペをすると言い出します。
 絶対に失敗は許されないから、と。
 もうこの発言だけで、院長にしても息子Aを全然信用してないのがわかりますね。
 そりゃあ息子Aもいい気せんわ。(名前で呼んでやれよ)
 それをたまたまジュンペイ見てました。
 息子Aはジュンペイに、本当に獣医になりたいか、だったら考え直した方がいいぞ、と言うのでありました。
 うん、それはあなた見てると本当にそう思います!

 ドリトルの方はオペ終わりました。
 子供たちの前にドリトルは、モモコから摘出したものを見せます。
 それは、子供らがエサを入れていたレジ袋でした。
 動物は人間の文明が作ったものを理解できない。だから、食べていいもの、ダメなものが分からない。
 ビニール袋をクラゲだと思って食って死ぬウミガメもいる。
 ドリトルはそう言います。

 ガキどももようやく理解したようです。
 自分たちのせいである、と。
 別れたくないからエサをやった、それが結果的にモモコを死なせかけることになったと。
 畠山は子供たちに、自分たちを責めなくていいのよ、と言ってますが、いやここはしっかり反省
してもらわないと…。そういうフォローの仕方は反省もできない子供に育つだけだからよくない。
 やったことはやったこととして、これからどうすればいいかを考えるのが教師でしょ。

 富沢も、難しい問題だよねぇ、と言います。
 人間と動物の間には犯してはいけないラインというものがあって、それは親切心から出た行為で
あっても、ラインをおかすと動物を滅ぼすことになる。

 これからどうすればいいの、動物は何をしてほしい?一生懸命考えたけどわからない。
 子供たちはドリトルにそう聞きました。
 でもドリトルも、俺にもわからん、と。
 本当のところは誰にもわからない、だからみんなで考えないといけない。
 いい答えですね。
 富沢も、私はこんな子供たちが頼もしいと思う、と言います。
 そうですね、今回は失敗したけれど、それから得たものはたくさんあったと思います。
 かわいそうだからとエサをやることが動物のためにならないこと、野生のものを「飼う」ことは
できないこと…。
 子供たちはドリトルにもう一つだけお願いをします。

 それは、先に保護されていたウリボウをモモコのそばに連れてきてやることでした。
 これならモモコのストレスも軽減されますね。
 喜んで見ている子供たちを、陰からそっと見ていたドリトルが印象的でした。
 さて後は、いなかった間にたまってた仕事ですね!(ウンザリ)

 花菱の方は、土門が引き継いでオペをやった、と聞いて悔しそうな感じです。
 そこに土門が来て、オペは無事終了した、犬はうちで預かっていきますね、と帰っていきました。
 これで花菱は土門に大きな借りを作ったことになりますね。
 だからドリトルに立ち会ってもらえばよかったのに…。

 富沢とドリトルは治療を終えて酒を酌み交わしていました。
 あんたらCMでも飲んでただろ!(あれは役者さんとしてです!)
 富沢は成長がうれしい、とニコニコしてます。
 そこに花菱もやってきて、なんか久々の時間って感じでしたね。
 ドリトルも懐かしかったんじゃないでしょうか。

 ここで花菱は突然、土門のことについて話を聞きます。
 富沢は、優秀な研究者だったけど、教授になるのは自分が待ったをかけた、と言う。
 動物の診療を名声の手段としてしか考えていないところがあったから、その意識が変わってからでも
教授になるのは遅くないと思っていた、と。
 したら土門は大学やめて開業しちゃった、と。
 まあ富沢の気持ちを知っていたとしても、土門にとってはプライド傷つけられただけ、としか感じなかった
でしょうねぇ。
 
 さてそんな中、土門の病院では思わぬ事件が起きていました。
 あの例の犬のチューブが外れてて危篤に陥ったらしいです。
 様子的に息子Aが土門への腹いせにやったっぽいんですが、あんたな、仕返しにしても、動物に
罪はないだろ。
 もっと土門がしてきたことをバラすくらいにしとけよ…。犠牲にされる犬がかわいそうだよ。

 ドリトルの方は、あすかが作ったカレーを食べてました。
 まずいと文句言いながらも食べてるんだからやさしいですね。
 で、世の中には奇特な男がいるもんだな、と言い出すから何かと思ったら。
 ジュンペイの手紙を拾って読んだらしいです。
 しまっとけよあすか!
 そこに花菱から電話がかかってくる。
 イノシシの保護施設が見つかったというんだけど。
 いつものドリトルの、さすがカリスマ医師だな、という軽口に対して花菱は、「そんなんじゃない、最低な
獣医だ」といって電話を切ります。
 何か異変を感じたらしいドリトル。
 やっぱ友達ですねぇ。
 次回は事態が大きく急変しそうです。


☆☆☆☆☆☆酒の肴に動物の話☆☆☆☆☆☆
イノシシの肩から頭にかけての毛は怒り毛と呼ばれるくらい硬く、縫い針の代用にもされるほど。
イノシシのぬた打ちは、田んぼでもやることがあり、この剛毛でぬた打ちを田んぼでされると
稲はメチャクチャになる。そのためイノシシは嫌われている。
また、ぬた打ちをした後、松の木の皮をはがし、そこに体をこすりつけることで、ダニなどを落とし、その後
松脂を毛につけて、さらに毛を硬くする。
昔の鉄砲玉くらいならはじいてしまうほどの強度があるらしい。



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