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黄金の豚
-会計検査庁 特別調査課-

最終話(10/12/15)

 うーん、面白くはあったんだけど、最後社会風刺にいっちゃったなーみたいな。
 もちろんその目的があったのはわかるのですが、ちょっとスッキリしない部分がありました。
 ともかく最終回です。

 お札を燃やそうとしている工藤。
 あーすいません工藤君。
 よく考えたら日本の法律では、貨幣や紙幣を故意に汚損破損すると罰せられます。
(今そんなこと言ってる場合か!)
 燃やすのにためらう工藤。
 必要なのは力だけとかほざいてます。
 つーか!
 なんか知らんけどいきなり第一話からのあらすじ始まっちゃったよ!
 工藤の走馬灯か!銀魂のネタなのかどっちだ!
 と、うだうだやってるから後ろから強烈なツッコミ入っただろうが!
(ツッコミではなく工藤が暴漢に襲われたんじゃボケェ)

 一方明珍が病院で「違う違うそうじゃ、そうじゃなーい♪」と言ってて。(歌みたいじゃん)
 それを何が総理じゃないのかね、と尋ねる死神が。
 うぉぉぉ明珍にお迎えがー!と思ったら、死神じゃなくて久留米だった。←コラ
 
 工藤が目覚めた時には紙幣はもう燃やされていました。
 あれ…こいつ全然役に立ってなくね?
 でもって前回の終わり、かっこよく工藤を探しに出かけたシンコらは思い切り空振り。
 普通のドラマだとここで工藤を見つけたりして落ち合うのがセオリーだと思うのですが、特に
そういうことはありませんでした。

 工藤が一応紙幣を燃やしたと総理に報告していると、久留米が乗り込んできます。
 なんとここで衝撃の事実発覚。
 工藤が燃やした(と思っていた)のは偽札で、あの金は久留米が預かっているという。
 つまりこのドラマのラスボスは久留米でした。
 宇津井さんがまさか悪役やるとは思わなかったのでこれは意外でしたねー。久留米かなとは
思っていたけどまださらに何かあるのでは、と勘繰ってたよチクショウ。
 久留米は、この「出所の足がつくお金」と、これまでの不正に抜いた金の記録をもとに、
総理をゆすってくるわけですな。
 明珍を左遷させたのも実は総理を調べる手筈だったのだけれども、明珍は実は久留米こそが
黒幕だと気づいたんでしょうね。それで茶々に資料を渡そうとするのを、久留米がかっさらった
わけですか…。とんだ悪党でしたね。

 シンコは、自分たちは謹慎の後どうなるのか、と角松に尋ねるのですが、シンコは間違いなくクビ、
自分らは地方行きだろう、と答える角松。
 その上で彼はシンコに、もう工藤にはかかわるな、とクギをさす。
 納得いかないシンコですが、角松はシンコのためを思って言ってるんですね。
 仮釈放中の人間が公務員になるのは犯罪だから、って。
 下手にまた首突っ込んでこの件が明るみに出たら、仮釈放取り消しになる、って。
 納得いかない様子のシンコ。
 まあ彼女は彼女なりの正義というものがあって、それはわかるんだけど、シンコのことを
真面目に心配している角松の気持ちもわかるから、モヤモヤするって感じなんでしょうね。

 明珍のところにシンコが来てると、茶々がやってきて、これを娘に渡してやって欲しい、と明珍の
日記を渡します。
 あんたが渡しにいかねーのかよ!
 明珍の荷物は全部盗まれていたが、これだけは犯人が置いていったようだ、と。
 なんだ、持ち物持ってこさせたの茶々じゃなかったのかー。
 
 総理は総理で、工藤のせいで久留米に弱み握られた、責任とれみたいなこと言ってます。
 工藤も自分の責任だから始末つけるみたいな。
 あんた…すっかり洗脳されてるなぁ。
 つーかこの展開、シャレならないんですけど大丈夫かな、とかちょっと思ったり。
(いや、現実面でいろいろと)

 工藤は、裏金の件は自分がやったこと、総理は一切関係ありませんという遺書を書いて
います。
 おいおい…それで死んだところで何の役に立つんだよ。
 総理は被害者ヅラして終わり、タマリアの子供たちは救われず、総理の利ザヤを増やすのに
利用されるだけ、何一つ変わらんけど。
 そんなこともわからないくらいこいつ、落ちぶれたんですかね。
 自分の死が何かを変えられると思ったら大間違いだ。

 シンコ、明珍の日記を読んでます。
 やるだろうと思ったけどそんなことしたらダメだろうが!
 彼女は、飼育小屋のブタは検査終わった?エサは外に出しましょう、という最後のところを読んで
いるのですが…。
 気づいてシンコ!それ結構重要なメッセージ!

 んでそんなところに工藤が歩いてきて、シンコに待ち伏せですか?と声をかけます。
 …シンコが外にいたらあんたが勝手にやってきて、それを待ち伏せとはこれいかに?
 キミぃちょっと自意識過剰すぎるんじゃないのかね?
 工藤は、もう総理にかかわらない方がいい、と言った後、もともとシンコを守ろうとして秘書官になったん
ですよとか言ってます。
 なのに心配されてるのは、僕がまだ舎弟だからですよねーとか。
 あんた…ほんっとひねくれたな。
 恩着せがましい言い方といい、被害妄想といい。
 あれか、天パーをストパーにしたらその性格も戻るんか!?
 銀さんはストパーになっても相変わらずだったけどお前は戻るんか!?

 総理の礎になれるのが喜びです、最後くらい決めますよ、と去っていく工藤。
 これが角松とか金田だったらすぐパッと気づいたのでしょうが。
 ああ、何ということでしょう。(快適ビフォアーアフターのナレーション風に)
 シンコは「礎」という言葉がわからなかったのです!
 うぉぉぉぉぉぉぉい!!!!!!
 今めっちゃ死亡フラグ立った!シンコ、工藤が死亡フラグ立てていったからぁぁぁぁぁ!!!!

 金田と角松は屋台で飲みながら、昔飛ばされる原因になった、防衛庁の時と同じで、
また何もできなかった、と悔しがっています。
 下が騒いでもこの国は変わらん、という角松。
 おい、お前らは龍馬伝で何を学んできたんだ!
 下士が国を動かしたんだろうが!
 がんばれ、話途中で死んだコンビ!(コラ)

 ちなみにここの会話で、金田の実家は豆腐屋だということがわかります。
 なるほどねぇ、四角四面の豆腐屋娘、色は白いが水臭い、みてぇな。いや娘じゃないけども。
 金田の生真面目な性格はこっからか。

 それでも悔しいことには変わりない二人。ザブングル呼んできて「悔しいです!」て3人で言ってたら
いいと思う。
 で、角松も悔しいんだけど、傷つく誰かを作らないために黙って手を引く、と。
 それはシンコのことなんですけども、初めて金田に胸の内を言う角松がよかったです。
 
 久留米の方は余裕綽々で総理に電話するのですが、総理の方は、不正は何のことですか、工藤が
勝手にやったことですよ、とこっちも余裕っぷり。
 やられましたねー。
 つーか久留米もその可能性は考えてなかったんでしょうか。甘いな。

 家にいるシンコに母が、工藤を探してこい、と言い出します。
 ここでまだ「礎って何」と言ってるシンコにみぞれが、犠牲になるってことだよ、と教えてやる。
 母も、クビになろうが胸張って工藤を探しに行け、と言ってて。
 自分がいいと思うことをすればいい、人様になんと言われようと私は信じる、という言葉は
すごい力強いと思いました。
 その当の工藤はフラフラ街中さまよってました。
 つーか金田も工藤もみんなさまよってんだが大丈夫か!
 これみんな死なないよな!?

 検査庁にやってきたシンコは、工藤なら、検査庁を見下ろせるビルにいるかもしれない、
と考えてそちらに向かいます。
 すごい推理力です。
 来年あたりコナンにシンコが出てくるかもしれません。
 
 ビル屋上でフェンスを乗り越える工藤。
 Q10、受け止めスタンバイして!
 と思ったらシンコがきました。
 Q10さん、お帰り下さい。(忙しいな!)
 シンコは遺書をパッととって丸めて捨てて、総理に振られたくらいで死ぬな、と彼女なりの
励ましをしてます。
 簡単に命を捨てるやつが人の役に立てるわけがない、と。

 おいおい、それスペックの瀬文にもいってやれよ!今度最終回だから!
(黄金の豚も最終回!)

 まあとかく、責任とって自殺とかいうのは日本では結構ありがちなことだけど、それで何が
変わるかって、罪を押し付けた方はなんも意識変わらんのですよね。ああ、あいつが責任
とったからいいや、みたいな意識しか持ってない。
 今ここで工藤が死んだところで誰の不正が正せるわけでもない。
 シンコはそれが嫌なんだと思います。

 この後シンコは、そんなに死にたいなら一回死んでみな、と工藤のネクタイつかんで押してます。
 お前は助けたいのか死なせたいのかどっちだ!

 シンコは、タマリアで飢えて死んでいく子はもっと怖い、命を捨てるなんてあんたどんだけ
贅沢なんだよ、と。
 あの総理じゃ人は救えない、愛を持ってないからね。
 正義はすぐ腐るけど、愛は腐んない。

 いいこと言いますねー。冷え切った夫婦の愛は間違いなく腐ってんじゃないかと思いますけど、
シンコの言葉が工藤に届いてよかったです。(なんか途中に余計な言葉が挟まってたぞ!)

 シンコが、私はあんたのこと信じるよ、と工藤を抱きしめてあげていて、やっとこれで工藤は
すくわれたんじゃないかなと思いましたね。
 というわけでシンコの家に戻ってごはん食べる工藤。
 その料理に「ソーメンカボチャ」が出るわけですが。
 初めて見たという工藤。
 そのあと、「似てる」と。
 おい………誰にだ。

 金田さんすいません、と謝る工藤。
 なんかおかしい!謝る対象がおかしい!

 そういうわけで工藤が戻ってきました。
 なんだかんだ言いながらも角松と金田うれしそうです。っていうか工藤は金田にソーメンカボチャの
件も謝っとけ!
 ともあれ一同は、総理の不正を暴きたいというのですが、工藤は、それを利用しようとしている、
もっと狡猾なやつがいる、と。
 
 今回タマリアへの資金送金で抜いた18億は、まだ官邸に入っていない、という工藤。
 実際この4人で何ができるか、と考える角松ですが、シンコが5人だよ、と明珍の日記を出して
きます。
 お前…まだ娘さんに返してやってなかったのかよ!
 返してやれよ!

 角松が、お前刑務所に戻ることになってもいいのか、みたいなこと言うけど。
 そんな「ちっちぇえこと」、シンコは気にしちゃいませんよ。

 総理の方は新聞を見てて、何かを探してるようです。
 秘書官自殺の記事でも探してんのか?ああ?
 と、久留米から電話がかかってきて、責任押し付けを失敗したと感じたらしい総理は、久留米の
提案に乗った方が得策だ、と考えます。
 
 角松らの方は茶々に報告していて、久留米が総理の不正を盾に、この国の実権を握ろうとして
いると話します。
 シンコも明珍も工藤も、すべて久留米が利用したんだと。
 で、明珍の日記をシンコは見せて、ここにブタのことが書いてあるけど、明珍の娘さんの小学校では
ブタは飼育していない、と言う。
 金田らも、追われている間に自分たちに連絡が取れなかった明珍が、証拠を取られた時のために
この日記を書いたんじゃないか、と言います。
 つまり、金の行先を調べろってことか、と。
 銀行に預けることのできない、これまでに得たお金は必ずどこかにあるはず、ということなわけですね。
 でも茶々は、明珍の二の舞になると止めますが、シンコは、あんただって思ってんじゃないのか、明珍の
敵をとって真実を暴きたいって、と指摘。
 この後茶々が、「困るな、人の気持ちを勝手に読まれては」と言ってたのがなんか妙にかっこよかった。
 つーか最終回にいいやつになりやがって点数稼ぎですかぁコノヤロー。
 そんなこと言っても最終回は最終回ですからー!(なんで口調が、やさぐれた銀さんみたいになってんだよ!)

 そういうわけで一同は再びブタのコンテナがある倉庫に。
 ゴミ箱が清掃業者によって運び出されていくので、それを車で尾行していくと、ある24時間営業の
駐車場に入っていく。
 行くよ!と指示するシンコ。
 ところが中に入ってみると、清掃業者の車は消えていました。
 降りよう!というシンコ。
 角松が、なんで俺より先に言うんだよって怒ってたのが笑えた。
 つーかお前ら見つかるかもしれないんだから静かにしろォ!

 彼らは、行き止まりになっている扉を見つけますが、最近のタイヤの跡がその向こうに消えて
いることを不審に思う。
 そこは、昔使われていた、通信用の地下道なわけですね。
 地上で何かあっても行き来できるように作られたけど、今は閉鎖されているという。
 一旦みんなは引き返して、地下道のことを調べるんですが。
 地下道は縦横無尽に張り巡らされていて、それが国会議事堂などにもつながっていることがわかります。
 これらの地下道は埋める予算は割り当てられていないが不思議に、崩れたりしないようにという
補佐などはされているようで。

 ここで工藤が、「官邸にも地下道はありましたよ」と言っててみんなが「あったの!?」と驚いている
のが面白い。
 つーか早く言えって話ですよね。
 みんながあれこれ言ってんだから。
 で、シンコは、地下道をあれこれずーっとたどっていくと、官邸に出る可能性がある、これでいける
かも、と考えます。
 後は実行あるのみですね。
 つーわけで一同、例の場所にいくのですが。
 何があるかわからないのでチャリっていうのが笑えました。
 車だと道が細くなってたらバックで戻るの大変っていうけど、それ以前にバイクで行けばよろしい
のでは…。

 角松が「俺は痔なんだぞ」というんだけど金田が「笑かすー」って言ってて。
 もうちょっと真剣に取り合ってあげて!

 というわけで苦労してやってきた一同、やっぱり官邸にたどり着きました。
 防火扉を上がった先には金庫があり。
 鍵がかかってましたがそれはシンコがパッとあけまして、中に入るとやっぱり札束がありました。
 どう見ても100億はあるぞ、と驚く角松。
 工藤は、総理がもうそろそろ来るかもみたいなこと言ってましたが、何とそこに久留米登場。
 まあ金田も言ってたけど、総理の予定は抑えていても久留米の動きはわからんわなぁ…。

 角松はそんなに金が欲しかったのか、と久留米に怒りますが、シンコはそんなことじゃないと
見抜いてた。
 久留米が欲しかったのはこんなはした金ではなく、日本予算92兆円だ、と。

 久留米は、カメラを渡さなければ警察に突き出す、というんだけど、簡単に角松がカメラを
渡してるので何かありそうだなーとは思ったんですけどね。
 だってこの少し前のシーンで金田も携帯持ってたし、工藤のカメラだけ久留米が取り上げるのは
おかしいと思って。

 久留米はそこから官邸内に入っていくのですが。
 最初に秘書官室に出た時に、皆はここにつながっていたとはと驚くんだけど、使ってたハズの
工藤までもが「非常ドアかと思ってた」と。
 お前の目は節穴か!!!!!
 なんでそんなところだけ天然のままなんだ!

 総理執務室で久留米が椅子に座って踏ん反りかえってると、総理が入ってきましたよ!
 もはや何の威厳も感じられないな。
 シンコは、税金を取り戻しにきた、と言います。

 工藤も自分が間違ってた、誰かの犠牲の上に成り立つ正義はない、と言う。
 まあでも久留米なんかは余裕ですから、4人は私の下で働くのがいいと思うよ、みたいなことを
言い出してくるわけですが。

 シンコ、もう送っちゃったーと言います。
 ネットで動画公開しちゃったと。
 つまり久留米がカメラを取り上げた時点で、一同が携帯とかで撮影してた動画をネットにアップ
しちゃったと。
 なるほど、それがあの尖閣諸島動画流出事件に…つながるかぁぁぁぁ!!!!
 やけにあっさりカメラ渡したと思ってましたがそういうことだったんですね。
 さっきの総理との会話も全部ネットに上がっているといわれて、やられた、という久留米。
 あなたがもう少しネットに詳しかったらねぇ…。

 久留米としては、今この日本は沈没しかかっている船のようなもので、官僚たちはそれを知らずに
ぱーてー(ホントにこう言った)を繰り返している、と。
 だから強い国にしたかった、とそういうわけです。
 要するにあんたは龍馬のなりそこねってわけだ。
 力で持ってこの国を押さえつければ変えていける、と錯覚してた。

 このままでは日本は負けるみたいなこと言ってましたが。
 国民の税金をムダ使いしたあげく、国内の困ってる人に目を向けようともしないで海外にODAを
ばらまき、財源もないのにあの手当を増やす、この金を支給するとやってる今の政権に原因が
あるのは明白だと思いますよ。まあこれは現実の話だけれども。
 
 シンコは、それは大きなお世話だ、と言う。
 若い世代に日本を渡せ、と。
 角松も、失敗したって立ち上がる、それが俺たちだよなぁ、と心強いことも言ってくれます。

 さてシンコの計算、始まるよー!
 つかシングルパーって工藤に言ったけど、それでよくわかったな工藤。
 
「総理が今まで不正に得た金158億、きっちり黄金のブタにお返しいただきます」
久留米には、「あんたが人質にとった92兆円、きっちり黄金のブタにお返しいただきます」

 双方に金、返せと言ってたのがかっこよかったですシンコ。

 最後にシンコはどうして自分を選んだのか、と久留米に聞く。
 泥棒には泥棒ってのはわかる、でも同じ無法者でももっとマシなやついたろう、って。

 久留米には理由がありました。
 その昔、まさに工藤と同じような理由で「責任をとる」ため自殺しようとしていたことが
あったようです。
 そんな時に中学生の少女から「命捨てるような贅沢すんな」と叱られたとか。

 多分久留米はそのあと、この少女のことを調べたんでしょうね。
 それでシンコなら何とかしてくれる、そう思ったんじゃないでしょうか。
 もちろんそこには、久留米がこんな手を使って総理を脅せば、当然シンコは自分のことも
追及してくるのはわかっていたでしょう。
 なんかそういう、シンコならまっすぐに良い悪いを言うはずだ、ということも久留米には
あったんじゃないかなと思います。

 君とのよもやま話は尽きないとか言い出す久留米。
 いやいやいや!ドラマの時間が尽きるがな!

 シンコは、私は話したいことは何もない、といって帰っていきました。
 あ、電卓はおいていきました。
 支給品だから戻すのはいいとしてデコも外しとけっちゅーねん。

 角松に、私は自首するというシンコ。
 自分がいいと思ったことをする、だからこれでいい、と。
 久留米の力なら最後に彼女のことをもみ消すくらいはできたでしょうが、それをしなかった
のもやっぱり、シンコが望まないからでしょうね。

 そういうわけで2係は復帰。 
 茶々も、自分らはいろいろなことから目をそらしてきた、でも一緒に変わってみようや、と
言っててやっぱこいつ最後おいしいとこ持っていきやがった…とちょっと思いました。
 チャチャ入れてやがったのがかっさらわれた感じ。
 こうして茶々以下一同は総理の調査に乗り出していきます。
 あと、3人幹部のうちの最後の一人は、留守番役でした。あんた最後まで結局脇役か!くそぅ…。
 それと検査に向かう人たちは一列に並んで歩かないでください。
 二人三脚の豪華版でもやってんのかおめーらは。
 
 そういうわけで総理逮捕のニュースが紙面を飾ったわけですけども、その新聞のすみっこに
小さく乗っている、女詐欺師逮捕の事件と、総理のことがかかわりあることは、誰も思わない
だろうなとしみじみしている金田。
 この後「しっかし角松もやっぱ騙されてたんだね」みたいなことを言ってて、角松が二度と
言うなと怒ってたのが笑えます。

 あと、明珍なんですが。
 シンコの母とみぞれが見舞いに来ているのはいいとして。
 いきなり額のマメを押したいと言い出す母。
 何をやってんだお前は!
 …押しちゃったよ!
 なんかいきなり後光が差したよ!?
 明珍、天に召されるのか!?(縁起でもない!)

 さてさて。
 一年が過ぎまして、出所してきたシンコ。
 みぞれらが迎えに来てくれて、彼女は角松と工藤が待つところにいくんだけど。
 金田が「ダブルパーがお待ちだぞ」って言ってて、せめてお前くらいは名前ちゃんと言って
やれよ!とちょっと思いました。
 
 ダブルパーは、どっちに最初にシンコが声をかけるか、というのでカケをしているみたいです。
 恋のライバルでしたね、すっかり忘れてましたけど。
 で、シンコは、久しぶりで後姿だけじゃどっちかわからんとか言ってます。割と失礼!

 で、金返すよと工藤に声をかけるのですが。
 角松、逆だぁぁぁ!と怒ってる。
 つまりシンコは角松に金を返すつもりで工藤に間違って声をかけたわけですか。
 この勝負…ドロー!

 でも角松ここで勇気を出しましたよ!
「俺はお前がす…す…」
 シンコ、ミカンを角松の口に入れてあげる。
「すっぱい!」
 お前の告白がすっぱい(失敗)だよ!←寒い。

 みんなが改めてお帰り、と言ってて、立ち直ったらしい角松が「お帰り」と言おうとしたところに
「ただいま」とセリフを被せるシンコ。
 最後くらいまともに角松に言わせてあげて!

 そんなところに明珍が復帰してきました。
 みんなの視線は明珍へ。
 角松のセリフゥゥゥゥ!!!
 ともあれ、明珍が戻ってきてよかったです。
 この調子だと、シンコも雇われて働くことになりそうですね。


 最後にまた出ました。
 このドラマはフィクションですが実際に起きた事件をベースにしています、って。
 最近このパターン多いね。いいですけど。
 会計検査院が、国民のために活躍することを願ってやまないそうです。



「あんたらが無駄に使った国民の血税、きっちり黄金のブタにお返しいただきます」




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