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チーム・バチスタ2
ジェネラル・ルージュの凱旋

2011SP(11/01/02)

 ………あれぇ………。
「こんなこともあろうかと準備していた」救急セットババーンは?
「僕の権限でドクターヘリ飛ばしたよ」バビューンは?
「事務長も手伝ってください!」ドビーンは?
 速水の活躍が見られると思ってたのでちょっと残念でした…。ドラマで盛り上がりなかったのが
ここで見られるかと思ったのに…シクシク。

 ともあれ物語は、前回のバスガス爆発…じゃなくてどっかの工場の爆発から始まります。
 速水がすべての救急車の受け入れを要請し、白鳥はドクターヘリを飛ばせ、責任はボクがとるよ!って
かっこいいことを言っておりまして。
 やっぱりこの二人が組むと救助活動早いなぁとつくづく感心。

 というわけで数日後。
 カッコイイ救助のシーン終了してしまいました…。
 みんなに休めと声をかけて回る速水にチームが、先生こそまた倒れたらみたいなことチクリと言い返して
いるのが笑えます。
 ここで速水は、もうじきここ出てくから俺別にどうでもいいし、と。
 みんながビックリするのも無理はないし、速水だって送別会とかしんみりが嫌いだからこういうところで
あっけらかんというのは気持ちわかる気がする。
 そんな中、二人の患者が新しく事故現場から救出されたとの報告があり、また救命は忙しくなります。
 そのあと自室に戻った速水は封筒を見つける。
 …B5をたたんで入れる封筒にA4入れるんじゃねぇよ。長3号使えよ。
 気をつけろ、この犯人結構面倒くさがりだぞ!
 この後田口が、掃除の人とぶつかるシーンがあったけど、これちょっとあからさますぎて、この人が犯人か
何かだろうなぁと思いながら見てました。
 もう少し何とかできなかったのかなぁ。

 で、白鳥がまたやってきました。
 自分にとって恩のある人が運ばれてきたらしいですよ!
 雪でも降るんじゃなかろうか!…あ、心配しなくてもすでに豪雪だ…。
 運ばれてきた人は神宮寺というのですが、例の爆発事故に巻き込まれた人で、白鳥は最悪の教え子
だったらしい。大学教授ですか。
 えてしてそういう教え子ほど覚えてたりするもんですね…って今「君らは」って言ったね。
 速水も含まれてんのかぁぁぁぁ!!!
 どうも、教授のオペを見学中、その教授にダメ出しして退学させられそうになったらしい。
 つーか生徒にダメ出しされてる時点でその教授がしょうもないということでは…。
 速水と白鳥らしいエピソードだと思います。

 後が大変だったよ、という神宮寺に、真顔で「わかります」って言う田口が笑えます。で、うんざりした
顔で白鳥が「いいよわからなくても」と。
 さらに速水が「お楽しみのところ悪いんだが」とややこしい絡み方をしてきました。
 全員ボケばっかりか!ツッコミはおらんのか!

 速水は怪文書を持ってきたのでありました。
 イタズラだろうという速水ですが、白鳥は本気かもしれないと。

 えーと内容は、昼過ぎに速水の患者が死ぬって。
 速水へ警告、みたいな感じで書き出されていました。
 普通ならここで恨みからと考えるところですが、白鳥がもう一つ、速水をここにとどめたい人間が
やっている可能性もある、と指摘しているのがさすがだと思いました。
 この時点でもう大体犯人の想像ついてしまうのが残念ですが、今回のドラマはそっちというより
それに隠れたある存在がメインだからなぁ。

 この後の映像が、チーム一人一人を見せていく表現で面白かったです。
 カメラが進んでいくと、一人ひとり移動して、その奥に別の一人が立ってるみたいな。
 こういうのはいいですね。
 殿!久しぶりでございまする!

 さて予告時間に、岡本という患者の具合が悪くなります。
 病名解明であーだこーだ言っているチーム。
 ファイヤー呼んで来いファイヤー!(懐かしいな!)
 
 予告があたったと言っている白鳥。
 おいおい患者を勝手に死なせるな!死ぬって書いてあったけど死んでねぇよ!
 誰も突っ込んでないけどこいつ結構ひどいこと言ったよ!

 岡本の症状は感染症だったらしいのですが、予告通りにする方法としては、感染症にあらかじめ
気づいていたけど黙っていて予告を出す、もしくは患者の体内に細菌を入れる、と。
 どう考えても後者の気がしますが。
 
 すると花房が、今速水のところにいったらまた怪文書が届いていたと持ってきました。
 速水へ警告、明日の夕方患者がこん睡状態になる、というようなものでした。
 だからー…B5用の封筒にA4入れるなよ犯人!
 封筒の口がしまらなくてイライラする!

 で、岡本のベッドの映像を調べてみるのだけど、カメラからはちょうど死角になっていて
チェックすることはできませんでした。
 あの事故の患者がたくさん運び込まれてきてますからね。
 犯人はカメラの死角をチェックするだけの余裕があったということになります。
 
 三船のおっさんは、モメゴト勘弁してよーみたいな感じです。
 またトラブル起きたらやばい、と。
 あんたはいつもそればっかりだな!
 よく考えたらこれ、医龍から野口連れてきて、ここの経営立て直してもらえばいいんじゃね!?
 
 田口は神宮寺のところにいって話をしています。
 あの白鳥が恩のある人っていうくらいなんだからすごい人だとわかる、っていう言い方も
どうかなみたいな感じですが。
 神宮寺は、二人とも医者になると思ってたのに、一人は役人になり、もう一人はクビになった
上に脅迫状、何があったんだと聞いてます。
 いや白鳥のことは田口に聞かれても困るんですけど。
 田口は速水のことを、命を救うために手段を選ばないだけです、と言います。
 そのやり方が誤解を招くこともある、と。
 …微妙にフォローになってない気がっていうかここから総集編に入るのかよ!
 すごい自然な入り方だったよ!
 この春戻ってくるアニメ銀魂も第一話はこの方法でこれまでのあらすじ振り返ったら1話分
浮くんじゃなかろうか!

 で、過去の総集編第一部が終わったところで田口は、そういうことだから誤解や恨みはあるかも
知れない、と言います。
 しかし全部説明してあげる田口君はやさしいですね!
 詳しくは発売中のDVDを見て下さい!とは言わないんですね!(ムチャ言うな)
 そんで田口は呼ばれて出ていくんだけど。
 神宮寺は自分の身に異変が起きたのに気づきます。
 これはまあ後でわかる。

 でもって犯人の予告通り具合が悪くなったのは、高飛車な患者の高木でした。
 ………彼女は外科に移ったので正しくは速水の患者ではないと思うのですが…。
 これからしても犯人は犯行以外の点においてかなりずさんな人間じゃないかなと思いました。
 なんだろうなぁ、細かいことは気にしない犯人像だなぁ。
 速水はたちどころにインスリンを投与された可能性に気づきます。さすがです。
 白鳥は、用意されていた点滴に入れられていた可能性があると見抜く。
 つまりさぁ、医療従事者以外にも「堂々と」出入りできる人間の可能性を考えないと
いけないと思うのですが。

 点滴からインスリンは見つかったのですが、高木本人は不審人物を見ていないということで、
やっぱり用意された時点で入れられた可能性があると白鳥。
 その時間救命チームはICUに全員いたので入れられるわけがない、ということで嫌疑は晴れた
わけです。
 つーかまあ真っ先にチーム疑うのもすごいっちゃすごいですが、これが白鳥の仕事でもあります
からねぇ。あれだけ一緒に過ごしておいてあっさり疑えるのもすごいですけども。

 白鳥は今日たまたま速水がらみの患者が定期健診にきていたから、彼らの中に犯人が
いるかもしれない、と指摘。
 いやあのぅ…。たまたま今日来ていた人間がどうやって昨日怪文書置いたり、昨日患者に
細工したりできるんだ。
 白鳥ィィィィ!しっかりせんか!推理そのものが矛盾してきてんぞ!

 患者を疑っているのか、と聞く速水。ニヤニヤしすぎです。
 ああっこれが堺さんだったら「新撰組の山南かっ!」と突っ込めたのに!
 つーか元の患者が来てたのって、過去の回想総集編第二部のフラグですよね?(ばらすな)
 
 そういうわけで白鳥と田口は、外科入り口の防犯カメラ映像をチェックすることに。
 過去の患者が出入りする様子が映っていたらそれが犯人の可能性アリです。
 で、田口の方はというと患者リストを見ながら過去の回想に。
 さあ総集編第二部はっじまっるよー!

 というか過去の回想の中で速水がカッコよくアメを食うシーンいりましたかね。

 グッチは、一通りの回想が終わったところで、患者が犯人だとは思えないと言います。
 白鳥はジッとモニターを見ているのですが…。

 そんな中、速水のところにまた怪文書が。
 でもこれ、文章が違うんですよね。
 警告。速水へと書き出してあったから。
 ともあれ中身は、3日以内に神宮寺が死ぬというものでした。
 これは…言ったらいかんけどあまりにもチープなトリックだなぁ。
 ともあれ白鳥は速水のところにいって、患者は出入りしてなかったことを知らせ、絶対に神宮寺を
助けろと速水に。
 速水も、「当然だ。あの人がいなかったら今の俺はいない」と言ったのがかっこよかった。

 二人が退学寸前になった時に、神宮寺だけがかばってくれたらしいです。
 この二人の未来を奪うことは、下手なオペより罪深い、と。
 …二人を褒めるか教授けなすかどっちかにしてもらえませんかね…。

 田口に話をした後白鳥が、僕は役人になったから恩を返せていないっていったのが良かったですね。
 でもこうして最前線で頑張ってることからしても、十分返せてるような気がします。

 ICUの個室に入った神宮寺は白鳥に、役人になって後悔していないのか、と尋ねる。
 すぐには答えられない白鳥。
 しかしその時神宮寺が急変しました。
 人に話を振っといて意識不明になるなー!(そんな場合じゃない)

 なんかまた感染症らしいんですが、いったいいつ感染したのかと不思議がる田口。
 それで二人はてこてこと歩いてエレベーターに向かうのですが。
 おおっとまたエレベーターの中での会話か!?とか思ったらさすが安易に他のドラマをマネしたり
しません!(待て)
 白鳥は、ゴミ掃除の兄ちゃんがエレベーターのボタンを異常に連打してるのに気づきます。
 そんな押しても早く来ませんから!壊れるからやめなさい!

 ついでにどうでもいいけど、エレベーターのボタン押すときに、車いす用のボタン押す人がいますが、
あれ押すと、車いす対応のエレベーター優先で呼ぶことになるので逆に来るのが遅くなりますよ。
 普通に早くエレベーター呼びたいなら、通常のボタン押すのが一番です。(そこにあるエレベーター
すべてが車いす対応なら問題ないですが)

 で、白鳥はあることに気づいてエレベーターに乗らず飛び出していきます。
 あわてて田口も後を追うことに。
 残った掃除の兄ちゃんは、今度は閉まるボタンを連打していました。お前は高橋名人か!

 そういうわけで映像を再びチェックしなおした白鳥は、白衣を着た掃除の兄ちゃんが出入りしている
映像を発見。特徴的なボタンの押し方から気づいたんですな。
 やっぱりこいつが犯人でしたか。
 途中まで清掃の服装していけば怪しまれないしねぇ。
 
 んで速水、白鳥、田口の三人は掃除の兄ちゃん、吉原を呼び出します。
 ロッカーからはいろいろな薬や白衣が見つかったようで。
 速水が「恨みかった覚えはないが」とさらっと言っててそれもかっこよかったんですが。
 吉原は、速水をリスペクトしている、と言いました。
 
 病院で清掃の仕事していると、医療知識もある程度身に付くし、ネットで調べたりして、そこらの
医者には負けないよ、という吉原。
 アホかおめーは。
 医学書通りの病例なんざ一つもねぇわ!(by医龍の朝田)
 お前はドラマ医龍にいって修業しなおしてこい!…あ、あれ終わっちゃったなこの前。

 吉原は、そういう知識をもってて、プライドもあったようですが、それでも速水のことだけは
すごいと思っていて、ここを去ると聞いてゲームを仕掛けたっていうんですね。
 それで速水は見事にミッションクリアしてくれたと。
 速水が無言で殴ろうとするの、かっこいいなぁ。
 それを「殴る前にやることがある」と適当に止める白鳥。
 彼は神宮寺に何をした、と聞きます。
 でもこの時の吉原の反応からして(というか怪文書の時点でわかりますけど)、神宮寺の件は
こいつが犯人じゃないですね。
 白鳥もそれがわかったんでしょう。
 何をしたかは言えないという吉原に、キミの知識スゴイネーとほめた後、神宮寺にはヘパリン
かぁーつーてカマをかけるわけですよ。
 田口はわかってなかったけど、おそらく速水には白鳥の目的がわかったんだと思います。
 後は警察の仕事だな、と白鳥にいって自分は出て行こうとするんですよ。
 言葉交わさなくてもそういう芝居ができるのはかっこいいですね。
 あ、「俺のゲームどうでした」という吉原には「レベルが低すぎる。殴る価値もなかったな」と
最高の皮肉を言ったと思います。
 速水にとって心から軽蔑する人間の一人になったんじゃないかなーと。

 さて神宮寺の方ですが。
 白鳥と田口は老人ホームみたいなところにいってます。
 奥さんを亡くしてから彼はここに住んでいたようですね。
 なんか気持ちとしてはわかる気がする。
 で、神宮寺のパソコンから二人は、神宮寺夫妻があるウィルスの研究をしていたことを知ります。
 
 ここで田口はどうしてこれまでの犯行と神宮寺の件は違うとわかったのか、と白鳥に尋ねます。
 白鳥はあっさり、警告文が違ってたからと。
 だから吉原にカマかけてみたんだと言います。
 つーか田口くん!それくらいは気づこうよ!今までいくつも事件解決してきたんだから!

 神宮寺の件でカマをかけたら吉原は乗ってきた。普通ああいう犯人なら、本当に心当たりが
あれば、自分がやったのと違う症状であればキッパリと否定してくる。それがなかったのは本当に
知らないからだ、と。
 ま、短時間であれだけの小芝居をやってのける白鳥もすごいですね。

 そして白鳥は、肝炎ウィルスのワクチン開発研究を神宮寺がしていたことから、これに感染した
可能性があると見抜きます。奥さんも劇症肝炎で死亡していたらしいです。
 速水のところに知らせる二人。
 入院前の事前検査では陰性だったのですが、今回検査してみると陽性反応が。
 でもこれはミスでもなんでもなくて、しょうがないことだったのです。
 神宮寺が研究していたのは、ウィルスを変異させるものだったので、変異前のウィルスが持っている
部分で陽性陰性を調べる検査では、変異後のウィルスはその反応する部分をもっていなかった
ため、陰性の結果が出ても仕方がない、という状況らしい。
 だからウィルスは神宮寺の体内でどんどん増えていったわけですね。

 意識を取り戻した神宮寺が、25年前実験中にビーカーが割れたという話をするんですね。
 その時に奥さんが指先をケガして、神宮寺も触ったらしい。
 その時は大したことと思ってなかったという神宮寺。
 いやふつうこういうレベル2くらい?のやつでも、ケガしたらただちに施設を出て消毒とか
しないといけないと思うのですが…。研究者としての安全意識が薄すぎる。
 ともあれ奥さんはそうして3年前にいきなり劇症を発症して三日でこの世を去った、と神宮寺は
言います。
 運び込まれてきてから劇症の症状が出たらしいです。
 つか血液から感染する可能性があるんだから点滴変えてた花房とかやばかった気がするんですが。
 そういうの告げないとダメでしょ。
 さすがにここらへんはちょっとどうかと思うけど。

 吉原の挑戦で患者救うのを見ていて、自分の症状を見抜けるかテストしてみたくなった、という
神宮寺。
 気持ちはわかりますが…っていうかお前あの警告文、自分で置きにいったんか?

 神宮寺は、二人とも合格だ、もうこれ以上の治療はいらない、何も残らない人生だったと
言います。
 でも田口が、こんなにすごい二人を残している、とナイスフォローです。
 最悪の教え子が今じゃ最高の二人になってる、と。
 確かにねぇ。

 それでも神宮寺は、劇症化したらもう助からない、というのですが。
 この後の二人のセリフがよかった。
 これだから年よりは、と言い出す白鳥。
「3年も経過している、医学の3年がどれほどの時間かもう忘れちゃいましたか!」
 微妙に敬語なのが笑えます。
 速水も言いました。
「肝炎の治療は進んでいます。3年前救えなかった命も今なら救える可能性が高い!」
 あ、こっちは微妙な敬語だ。

 というわけで最後は田口が「先生は二人に未来を与えました。今度は先生が受け取る
番ですよ」ときれいにまとめました。

 まあこれで速水も心置きなくやめていけるんじゃないですかね。
 この後速水は自室で白衣を脱いでいますが。
 テーブルにまたなんかのってます。
 それはチーム一同からのアメでした。彼ららしいですのぅ。
 でも一人くらい、「当たり入れとく」とかいってワサビ味のアメとか混ぜてそうな気がします!

 屋上で、役人になって後悔していないか聞かれた、という白鳥。
 すぐには答えられなかった、と言います。
 やりたいこととやれることは違うんだよと珍しく殊勝なこと言ってますなー。
 事故調査委員会設置も思うように進んでないって。
 田口は、簡単じゃないからやろうとしてるんじゃないですか、と励まします。
 白鳥も「失敗を恐れる人間に新しいものは生み出せない、か」と考えを改めて歩いていきます。
 もう会うこともないですかね、と田口は言ってましたけど。
 まあきっとまた会うでしょう。
 というか田口のフォローっぷりをぜひ銀魂に!(無理)

 今年公開される映画はこの二人出てこなさそうでちょっと残念です。





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