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示談交渉人 ゴタ消し

第4話(11/01/27)

 道端で占いをしている人がいるんですが、人気のようで行列になってます。
 料金を多めに出したお客さんへ、三千円でいいんですよ、と返してます。
 私ならもらっておきますがね。(コラ)

 そこに女性客がやってきて、不機嫌な様子で1時間も待たされた、早く見てよ、みたいな
ことを。
 いや客だからさぁ、待たされたことへの文句はあれだけど、だからって偉そうにしていいと
いうわけでもないんじゃないかなぁ。
 占い師は女性のことを占って、このままでは大きな災いが女性とその家族を襲う、と言います。
 高額なものを売りつける常套手段ですね。

 一方白虎。
 例のマークを見ていると彩乃がやってきて、バイトの面接に行くのに、ラッキーカラーが
雑誌ごとに違っててどうしたらいいか迷うーとか言ってます。
 …両方身に着けていったらええやん!
 白虎は、占いというものは自己暗示にすぎない、と言う。
 彩乃は意地悪ですね、と怒りますが。
 毎回そういう風に受け止めるキミもある意味ひねくれとるよ?

 そこに女性がやってきます。
 彼女の名は和美。
 占い師に占ってもらってた人です。
 100万円をだまし取られたから取り戻してほしい、という和美。
 なんでも、身を守る幸運の石だと言われて買ったらしいです。
 もともと占いを信じていなかったんだけど、いろいろ言い当てられて不安になって買ったらしい。
 なぜ騙されたと思ったかというと、同じ石が1個100円で売られているのを見たからです。
 こういうのは祈祷料とかそんなんじゃないですかね?

 返品しようとしたけれど断られたという和美に藤井は、御託を並べて返金しないつもりだな、
と指摘。
 そういうわけで白虎と彩乃は占い師の様子を見にいきます。
 すぐ交渉に行かないのか、という彩乃に、交渉は情報収集が大事だという白虎。
 初歩の初歩ですよ彩乃さん…。
 さらに白虎は、様子を見る限り評判もいいし人気もある、和美がだまし取られたと思って
いるだけかも、と言います。
 つまりまだ判定材料がない以上、中立の立場で分析してるわけですね。
 彩乃はそういわれて、自分が実際に占ってもらう、と乗り込んでいきます。
 世の中単純でいいですのー、彩乃さんは!
 白虎が笑っているところを見ると、これも計算のうちですねぇ。

 占い師のところにいって手を出す彩乃。
 何かと思ったら手相見る人と勘違いしてんのかよ。
 それくらいは確認していこうよ!
 んで占ってもらう彩乃でしたが…。

 喫茶店で白虎がまたゲームにいそしんでいると、彩乃が、あの占い師は本物、といいながら
やってきます。
 あなた前回も同じような手で丸め込まれてましたよね。
 白虎は彩乃の話を聞いて、最初に飼いたいペットと理由を聞いたのは、簡単な心理学の応用だと
指摘。
 それはつまり、認められたい自分の部分、みたいなところだそうです。
 ………「ペンギン」、フリッパーが痛そうだから、と考えた私の立場って一体…。
(つーかそれ飼いたい理由になってませんよね!?)
 
 ともかく、性格などを言い当てたのも、誰もが共通する性格を並べているに過ぎないと言います。
 あれだ、血液型判断みたいなやつで、当てはまるものもあれば当てはまらないものもあるのに
なんとなくこういう性格だ、で納得してしまうみたいな?
 あとは占い師がよく使う手口だと言う白虎。
 で、それに気づいてたのに教えてくれなかったという彩乃に、白虎はこれも情報収集のうち、
お前は見事騙されてくれた、と言います。
 怒る彩乃ですが、その前になんにでもコロコロ騙される自分に怒っとけ!

 でも彩乃は、自分は石を売りつけられなかった、と言います。
 売りつける相手をどうやって決めているのか。
 それで白虎は和美のところに行くのですが、和美はこないだとはうって変わって、すごい、
ツンケンした態度なんですね。
 白虎は、初対面でいくらなんでも100万のものを買わせるのは無理だ、何か心当たりを聞きに
きた、というんだけども。
 和美は、それじゃ私が悪いみたいな言い方じゃない、と言います。
 どこをどう聞いたらそう聞こえるんですか…。
 和美はそうやって交渉を長引かせて報酬を吊り上げようとするつもりでしょ、と言う。
 白虎はもういい、と帰って行きます。
 俺を信じられないなら他を当たれと。
 まあここで食い下がったところでますます疑うだけだし、話しても無駄だからあっさり
ひいたんでしょうね、白虎。

 残った彩乃は和美に、白虎は一度引き受けたゴタは必ずやり遂げる、と言います。
 信じてあげて下さい、と。
 占い師にコロッと騙されたあなたが言うと逆にうさん臭い気もします。

 帰り道、アイス買ってる白虎。
 誰が買うんだよとか言いながら買うなよ!おめーが買ってんじゃねーかよ!

 と、和美がやってきて、さっきのことを詫びます。
 人をすぐ見下して疑う、悪い癖だって。
 自覚してるのなら控えるようにするとかさぁ…。
 ともあれ和美はあの100万は何かあった時のための貯金で、大切なものだから取り返してほしい、
と言います。
 そんな彼女に白虎は、それほど大切ならどうして脅されたくらいで石を買った、と尋ねる。
 ここで新たな事実が判明します。
 最初和美は、1万の石を買ったそうです。
 100万は無理と言っていたら、その石を砕いたかけらというものを出してきて、小さな災難なら
守れる、と言われたので1万出して買ったと。
 その日の帰りに暴走してきた車に轢かれそうになったところを、通りすがりの男性に助けられた
ようです。
 で、すっかり信じ込んでしまった、と…。
 いや災難をよけるなら、もともと轢かれそうにすらならんでしょ!
 石の力で母の病気も治ると思ったらしいんですね。
 白虎はそのトラブルは本当に偶然か、と言う。
 なるほどー。
 カラクリが見えてきましたね!

 問題の占い師はまた新たなターゲットに石を売りつけようとしています。
 1万円の石をとりあえず買うことにした女性。
 その間に何気なく占い師は、女性が持っていた雑誌を読む。
 そこにはあるヤクザの娘が首つり自殺したという記事がありました。
 ここに相談にきていたら救えたのに…という占い師。

 ここのとこ説明が特になったんだけども、この女性は白虎が仕掛けた人間だったん
じゃないか、と思ったのですが。
 だってまったく関係ない人からたまたま雑誌受け取って読むというのはあまりにも
出来すぎてるし。
 わざと心配事を持ちかけさせて、その間に本を読むように仕向けた、と考えるのが
アリかなーと思いました。

 その女性は夜道歩いているとチンピラに襲われます。
 危ないところで通行人が助けてくれたのですが。
 あなたこないだも和美さんの危機を助けてましたね。
 ひょっとしてグリーン・ホーネットさんですか?(映画見てないとわからないネタはよせ)
 それを白虎と彩乃、しっかり陰から撮影。
 んで和美に確認してもらおうと呼ぶんですが、やってきた彼女は足をケガしていました。
 階段から誰かに突き落とされたらしいです。
 その場で警察を呼んだらひょっとして、付近をうろついている男が捕まったかもしれないのに…。
 白虎らは、返金を迫る客にはこうして、災いがもたらされたかのように思わせるんだろう、と
手口を見抜く。
 そんで映像を見せると、女性を助けていた男に和美は確かに見覚えがあると言いました。
 藤井が調べてきたところによると、この男は佐川といって、警察のブラックリストにも
のっているような、プロの詐欺師だそうです。
 失礼ですがプロの詐欺師にしては安っぽい仕事しておられますなぁ。
 この後女性もあわてて100万の石を買いにいったらしいです。
 なんだ、白虎が仕掛けた人じゃないのか。
 偶然あの記事が載った雑誌を読むなんてすごいな…。

 彩乃は、これは詐欺です、と騒ぐけども。
 白虎としては、ほとぼりが冷めたら同じことを繰り返すだけだから、単に詐欺として
とっちめても意味がない、と考え、二度とこんな真似ができないよう恐怖を叩き込む、と
言います。
 占い師と同じ手を使う、と。

 その占い師、白虎らが動きだしたとも知らず、石を買いに行くと、いつもの石がない。
 店員曰く、ヤクザみたいな男がやってきて店長に、この石をよく買っていた男を
教えろ、と言ってきたので、トラブルはいやだと仕入れを辞めたらしいです。
 首をかしげながら占い師がいつもの場所に向かおうとしていると、別の占い師がこわもての
男に問い詰められていて、「あの男です」と自分を指さしているところに遭遇する。
 こわもての男(藤井ですが)はわざとらしく、占い師に見せつけるようにどこかに電話
するんですね。
 これで準備はOKというところでしょうか。

 占い師のところにいざやってきた白虎。
 100万を返せと言います。
 当然のことながら突っぱねる占い師。
 白虎は占い師の動作から、これがなんも加工されてないただの石と見抜きます。
 しかし占い師は、自分の霊気がこめられてないことを証明してみせろ、とゆずらない。
 ここらへんまでは白虎も計算してると思うのですが。
 白虎はここらあたりがある暴力団の縄張りであることを話し始めます。
 みかじめ料はちゃんと払っているという占い師ですが、白虎は、彼がみかじめ料を払って
いたというチンピラは、その暴力団の人間じゃない、という。
 さらに、ある女性が死んだのだけれども、死ぬ前に、100万をだまし取られたと友人に
泣きついており、その机の上にこれと同じ石があった。
 その女の父は、ここらを仕切っている暴力団の組長だ、と。
 組長は激怒して、石を売ったやつの首に賞金を懸け、血眼で探している。
 それでもひるまない占い師に白虎は、石を売っている店を突き止めたそうだぞ、と言う。 
 さあこれで白虎は不安の種をまきました。
 こないだ何気なく見た記事、石を売っていた店員の話、ちょっと前の光景、あとは占い師が
勝手に最悪の想像をしてくれるだけです。
 そんなところに佐川から、ヤクザに捕まったという電話が。
 これは藤井が脅してかけさせたものですが、トドメとしては十分な効果があったでしょう。

 本当の、女性の自殺原因は誰も知らない。もちろん白虎も。だからこそ、利用することが
出来たわけです。
 
 白虎は、組長は拳銃も日本刀も持ち歩かない、えらく切れ味の悪いノコギリを持ち歩いて
いるそうだ、とゆさぶりをかけます。
 あれか、日曜大工が趣味か。(ヤクザは日曜大工しねぇよ)
 自分が拷問にかけられているところを想像した占い師はお金を返し、白虎に謝罪。
 ここで終わりになるはずでした。
 ところが白虎は、占い師の首の後ろに、あのマークを見つけて愕然となる。

 問いただしてみれば、飲み屋で知り合った男から今回の詐欺の手口を聞き、これはもともと
ある人間が持っていた知識で、そのカリスマへのリスペクトとして刺青として入れた、という。
 しかしその男はもうふらっとどこかにいなくなってしまったらしいです。
 またしても情報の糸が切れてしまったことにがっかりする白虎。
 つかその飲み屋とか聞きまわればいいのに…。
 そういうとこって道路に監視カメラあるだろうし。

 和美はお金を取り返したことに安堵します。
 白虎は、騙されたのはあなたがバカだからじゃない、誰しも心が弱っている時には
何かにすがりたくなるからだ、と言います。
 それでも、苦しい時に信じられるのは、まだ頑張れるという自分自身だ、と。
 ただまあ、心のよりどころとして何かはあってもいいと思いますけどね。
 それが趣味であったり、食べ物であったり、宗教であったりしても。
 そこに付け込む人間がいけないだけで。
 そうやって和美を励ました白虎に、いいこと言う〜とか言う彩乃。
 照れてるとか言われて即座に否定する白虎ちょっとかわいいです。
 彩乃さん早く気づいて!
 依頼人には優しいのにキミいつも毒を吐かれてるんだよ!

 あと、プレゼント告知で噛んだのそのまま流すな。白虎のかっこいいとこ台無し!

 だんだん白虎の演技もこなれてきたと思いますし、少しずつドラマとして盛り上がって
きて、いい感じだと思います。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→示談交渉人 ゴタ消し