多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→示談交渉人 ゴタ消し


示談交渉人 ゴタ消し

第5話(11/02/03)

 キャバクラで働いている、ミカという女性が店長に辞めさせて欲しい、と頼んでいるのですが、
客に無理やりキスされている写真をばらまくぞと脅されています。
 …どう見ても表情的にミカの方が嫌がっているので、ばらまかれたところで問題になるのは
こういう行為を無理強いした男性の方だと思うのですが…。あとは「飲み会で」とでもごまかせるし。
 この店長、結構アホだぞ!

 彩乃が公園で子供と遊んでいます。
 わあ、頭のレベルが同じだからとっても楽しそうですね!
 そこに白虎がやってきて驚いたように声をかけるのですが、依頼人がこのガ…子供らしい。
 名前を草太。今時の草食系男子っぽくていいですね!(コラ)
 ママの帰りがいつも遅いから、早く帰ってきてくれるようにして欲しいらしいです。
 で、そのママとはミカのことでした。
 つーかキャバクラって私的には子供が寝た後が営業時間だと思ってたけど違うんだ…。
 こちらには越してきたばかりで、草太がぜんそくを再発してしまったりして何かと物入りで、
キャバクラで働いているというミカ。
 夫のDVで離婚しようとしてるんだけど、草太の親権係争中で水商売をしていると不利だから
別の仕事につこうと考えているらしい。
 まあ草太の年だったら水商売でも100%親権は取れますよ。一応職業に貴賤はないという
考え方しないとあかんし、年齢的にも小さいから母親が必要、と裁判所は考えますから。
 ともかく、来週の調停までには仕事を変わっていなければならない、という彼女に、
白虎は今回のゴタ消しを受けることにします。

 というわけで白虎、「彩乃、ちょっといってきてくれ」と。
 ちょっとどころじゃねーよ!潜入捜査だろうが!
 つかこのレベルで潜入できるのかホントに!(お前が一番失礼!)

 彩乃が新人として入ってきて驚くミカ。
 彩乃は何の緊張感もなく、楽しそうとかはしゃいでます。よかったね…。
 で、何をすればいいんですかとか聞いてるし。
 なんかブルブル震える手で酒作ってるけど、新人なら最初はヘルプから入るとかさぁ…。
 ミカがオロオロしていると、VIP客が来たからと彼女はそちらに行くことになってしまいます。
 一人取り残される彩乃。
 お前さっきまで楽しそうとか言ってただろうが!
 何とかごまかしとけ!
 アフター誘ってきた客に、できません!とキッパリ言った彩乃。
 お客さん、言いました。
「チェーンジ!!!!」
 月詠見てダメ出しする銀さんか!

 というわけで待機の部屋にやってきた彩乃。
 一人の女性からホクロ取りたいんだけど保険証貸してくんない?と言われます。
 私最初、化粧品貸してって聞こえたよ。コンシーラーで隠すんかと思って。

 彩乃はそのあと、ミカを指名してきたVIP客に店長がこっそりお金を渡しているのを
目撃します。
 白虎に報告する彩乃。
 藤井が、「店のオーナーでは」と言ってきて彩乃が即座に「違います」と否定、「違うよな」と
同調するのが面白かったです。
 お前は自分の意見をちゃんともてェ!
 ただ、オーナーが仁科という人間だと聞いた白虎。
 藤井は、仁科はヤクザまがいのことを裏ではしていると言います。
 ヤクザまがいってことでしょ。
 本物のヤクザの方が怖いと思うけど。
 ともあれ白虎は情報は手に入ったみたいなんで、彩乃にもう店を辞めるように電話しろ、
と言います。
 ただ彩乃がここで、保険証を借りようとしている子がいた、と気になることを言い出す。
 そういうのは、違法入国している人間か、未成年かですね。
 
 翌日ミカは草太の具合が悪化したとかで店を休むんですが、そこに白虎がVIP客の
ことについて聞きたいとやってくる。
 ミカも、自分のことはあまり話さないから知らないと言いつつも、しつこく食事に誘ってくる
と言います。…あんまり情報にならねぇなぁ…。
 そこへ、店長とマネージャーがやってくる。
 休むといったから、こいつそのまま辞める気じゃ、とか思ったんでしょうね。

 白虎は外に出て、二人と話をするのですが、店長は白虎の揺さぶりにも動じない。
 たいした相手ですね。
 ただ白虎、ミカを辞めさせないということはあのVIP客をつなぎとめておきたいという
ことだろう、何かあるんじゃないか、と聞く。
 で、店長は明日こなかたら写真ばらまくぞ、と言って帰っていくのでありました。
 白虎としてはまず第一段階で様子を見た、って感じでしょうか。
 ただここで、白虎は二人をいいコンビだというけれども、ミカは、以前店の金がなくなった
時に、店長がマネージャーのせいにしてたから罪着せられたことを根に持ってるっぽい
ことを言ってます。
 つまり、共通の敵に対してはいいコンビになるが、それ以外はわからないってこと
ですよね。
 これは白虎に対してはいい情報だったと思いますよ。

 彩乃は草太と折り紙で遊んで…病人を大きな音の出る仕掛けで脅かしちゃいかん!
お前はオニかぁー!節分の放送だから鬼なんですかぁー!!!
 帰り道彩乃は自分も父親がいなかったことを思い出して、絶対解決しましょう、と誓うので
ありました。

 この後二人は、彩乃に保険証云々言ってきた女の子の尾行をすることにします。
 尾行しながら、突突破口はそこにある、という白虎。
 漫画喫茶に入って出てきた子は…制服を着ていました。
 驚く彩乃。
 つまり、高校生だったわけです。
 もちろん未成年がキャバクラなどで働くのは風営法違反です。こういったことは(のちに
白虎も指摘するけど)警察は厳しく取り締まります。風紀の問題ですね。ヤクザに資金源
つながってることも多いし。
 彼は、保険証を借りようとしていた時点から、未成年だからホクロを取るために保険証を
使うと親にばれる、だから年恰好が似ている彩乃に成りすまそうとした、と考えていた
らしいです。
 さすがですね。

 で、白虎は単身店に乗り込んでいって、未成年を働かせている、風営法違反だ、と
指摘します。
 それで訴えようと思う、という白虎に余裕綽々の店長とマネージャー。
 好きに警察に行ってくださいよ、という店長の言葉に白虎、確信します。
 あのVIP客は署長であったと。
 だからその客のお気に入りであるミカは手放せない、ということですね。
 お目こぼししてもらえなくなるから。
 店長の動作を見逃さない白虎やっぱりすごいです。
 白虎は、要求を聞いてもらえば用はない、というのですが店長は白虎の手の甲に
タバコを押し付けてくる。
 おいおいここは灰皿じゃねーんですよコノヤロー。お前の額で消しとけ!

 白虎が熱がってると思ってニヤニヤしてる店長ですが、そんなもの白虎に効きゃ
しねぇ。
 決まりだな、と言う白虎。
 ここまで強気に出られるのは署長と組んでいる証拠だ、ミカを辞めさせるには
あんたらをムショにぶち込むしかなさそうだなという白虎は、俺が訴えるのは検察だ
と言う。
 店長、何いってんだ?とか言ってる。
 いやいやお前が何言ってんだ。
 検察知らないの?小学生でも今時知ってるよ?
 警察に不正があった場合、介入できるのが検察だ、と言ってますが、ほかにも、
警察が明らかに犯罪が起きているのに捜査しないような場合でも、検察に告訴状
出すことによって一般人が捜査してもらうことは可能です。
 検察も捜査権持ってますから。

 癒着が明るみに出れば営業停止、あんたらは逮捕だという白虎の言葉に、
店長らの顔色が変わる。
 そういうわけでミカは無事に店を辞められた、と喜んで報告してきます。
 …うーん、あのしつこい連中にしては簡単に手を引いたのがちょっとおかしい
気がしますね。
 あと20分くらい放送時間も残ってるし!(コラ)

 案の定、白虎にお礼を言って帰る途中で、ミカ拉致されました。
 喫茶店に報告にくる草太。
 白虎はミカに取り付けておいたGPSから位置を割り出します。
 つーか彩乃が後を追いかけようとしてるけど、あんたが行ってどうにもなるもんじゃ
ないんだからそうやって考えなしに飛び出そうとするのやめとけ!
 白虎、やはり、店長らがあのまま引き下がるとは思わなかったから発信機をつけて
おいたらしいです。
 つーかこれ後になってわかるけど、正しくは、店長が、自分らがやったことをミカに
なすりつけた、ってことですね。

 仁科のところに拉致されてきたミカ。
 すでに殴られたっぽい店長とマネージャーがいます。
 なんでも、店の売り上げが盗まれて、二人はミカが持って逃げたんだと言ってるらしい。
 それを真に受けて拉致してくる方も方だな…。
 ちょっと考えればわかることだと思うけど。

 そこに白虎が来て、こいつらを検察に訴えるといったから、店をたたんで逃げるところ
だったんだろう、店の金は逃走資金に使うつもりだったに違いない、といいます。
 さらに、彼女は二日間出勤していないし、カギも持ってないから、店に忍び込んで
盗むことは不可能だ、と冷静に説明。
 ただ仁科は、ミカが取った証拠はないが、店長が取ったという証拠もない、となかなか
鋭いところをついてきます。
 さすが金のことになると死滅した脳細胞が働きだすらしい!(コラ)

 3分くれたら自白させてみせる、という白虎。
 こっから白虎の真骨頂(と言ったら言い過ぎだけど)の、交渉術が展開されます。
 ここは見ていて面白かった。

 椅子に、背中合わせに括り付けられた二人。
 白虎は、条件として、先に自白した方は許すこと、そのかわり最後まで黙っていた
方は制裁を加えてもいい、そして両方話さなかった場合はミカも含めて3人共犯として
金を返させる、という案を出してきます。
 面白そうだからと乗る仁科。
 仁科は、その時は自白させられなくなったことになるから、白虎もどうなるかわかって
るんだろうなと言ってきます。
 まあ自白させる自信があるからこそこんなこと言ってるんでしょうけどね。
 つーか店長やマネージャーも、もしお互いにきちんと信頼関係が成り立っていれば、
白虎が出した、3分だんまりならミカとともに連帯責任、というのを聞いて、黙ってれば
いいだけだ、と安心したのでしょうが。

 白虎はまず、店長はどうせまただんまりだろうな、と言ってマネージャーに話しかけます。
 店の金が以前にもなくなったことを持ち出し、揺さぶりをかける白虎。
 店長は、俺らパートナーだとか言ってますけど、都合のいい時だけパートナー強調して
責任は押しつける、じゃ部下はついてきやせんぜい、土方さーん!(土方ちがーう!!!)
 白虎は、店長は怒鳴るばかりであんたのことを信用してない、と言う。
 もし店長が金を払うのが嫌で先に自白した場合、あんた殺されるな、と。
 まあここまで言われたら動揺しますよね。
 自分が見捨てられる確率は高い、とわかってるわけですし。
 
 店長があれこれ叫んでる最中に白虎はそれをまったく無視してマネージャーに、ん、なんか
今言いかけたね、と言う。
 これは店長にとってのゆさぶりですね。
 びびったマネージャーが自分より先に自白するかもしれない、そうなったら自分は殺される、
という。
 
 あと10秒、という時間になった時、少し離れていた白虎がわざと椅子を倒す。
 その瞬間二人は立ち上がって同時に、相手が金を盗んだ、と言います。
 いやー愉快愉快。
 白虎が椅子を倒したことによって、緊張のバランスが崩れ、結果的に二人は行動した、
というわけですね。
 白虎がわざとらしく、いやーすいません椅子倒しちゃって、と言ってるのが面白い。
 というわけで白虎は二人のことを「囚人のジレンマ」とネタばらし。
 私囚人のジレンマって、各々が隔離された状況でなければ使えないかと思っていましたが、
今回は信頼関係がくそほどにもなかったのでうまくいったって感じなんでしょうね。
 要するに、お互いを信じられるかのテストです。
 絶対相手が裏切るはずがないと思っていれば沈黙を貫けた。
 けれども彼らはお互いに信用してないから結局しゃべってしまった、そういうわけです。

 二人でだまそうとしていたわけか、という仁科に、自分の方が早く自白した、と醜い
争いを繰り広げる二人。
 ケーサツに守ってもらったらどうスかねぇー。署長さんとお友達なわけですしー?

 というわけで白虎はミカを連れ帰りました。
 その後店長とマネージャーの姿を見た者はいない…(嘘)。

 ミカは新しく就職が決まった、と白虎に会いにきました。
 草太に、約束守ったぞ、という白虎。
 お礼金の方はどうなったんでしょうかね?(シッ)

 というわけで今回はいつもの感じに戻っててよかったと思います。
 組織の話とか連ちゃんで続くとちょっと疲れるしね。
 あと、白虎の髪の毛の色がいい感じに落ち着いてきたと思います。
 白髪交じり、というのがよくあらわされてるなと。
 次回も楽しみですね。




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